JPH11297494A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JPH11297494A
JPH11297494A JP10119974A JP11997498A JPH11297494A JP H11297494 A JPH11297494 A JP H11297494A JP 10119974 A JP10119974 A JP 10119974A JP 11997498 A JP11997498 A JP 11997498A JP H11297494 A JPH11297494 A JP H11297494A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調整が容易に行うことができ、プラズマ生成
中にプラズマ生成用アンテナ内での大気放電を抑制した
プラズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 アンテナ容器10内に複数のロッド22が一
定間隔で放射状にかつ同一平面状に配置され、アンテナ
容器の上面とロッドの間で容量を形成しかつ共振状態を
作るスタブ21がアンテナ容器の上面に配置され、アンテ
ナ容器の上面の一部を貫通してロッドに高周波電力を供
給する電力供給機構30,34 が設けられたプラズマ生成用
アンテナを備え、このプラズマ生成用アンテナから真空
窓13を通して真空容器11内へ高周波電力を供給してプラ
ズマを発生するように構成され、さらにロッドにおける
少なくともスタブに対向する部分が平坦面22a となるよ
うに構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ処理装置に
関し、特に、プラズマCVDおよびプラズマエッチング
に応用されるプラズマ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ処理装置の一例は特開平
7−307200号公報に開示される。このプラズマ処
理装置で使用される従来のプラズマ生成用アンテナを図
20〜図26を参照して説明する。
【0003】図20は従来のプラズマ生成用アンテナの
作用を説明する図である。プラズマ生成用アンテナ10
1には、高周波電力を供給するための高周波電力供給系
102が付設されている。高周波電力供給系102は、
高周波電源103とスタブチューナ104と電力供給用
同軸コネクタ105から構成されている。プラズマ生成
用アンテナ101は、放電容器106において大気側に
設置され、真空窓107を介して放電容器106内に高
周波電力を放射する。なお高周波電源103は、プラズ
マ生成用アンテナ101の共振周波数とほぼ等しい周波
数の高周波電力を発生し、500MHzのUHF波を発
生できるものが好適である。高周波電源103の出力電
力は例えば1000W程度である。
【0004】上記装置を動作させるには、一度、真空容
器108に配置された排気系109により、真空容器1
08と真空窓107を載置した放電容器106とからな
る真空槽内を所定の真空状態にする。その後、ガス導入
系110により反応ガスを放電容器106内に導入し、
同時に真空排気して、100Pa以下の所定の減圧状態
を保つ。そして、高周波電力供給系102によってプラ
ズマ生成用アンテナ101に高周波電力を導入し、放電
容器106内でプラズマを生成して反応ガスの粒子を活
性化させる。放電容器106内に設置された基板保持機
構112に保持された被処理基板113の表面は、放電
容器106内で生成されたプラズマ中の活性種により処
理される。
【0005】図21は上記プラズマ生成用アンテナ10
1の下面図、図22はプラズマ生成用アンテナ101の
拡大縦断面図を示す。プラズマ生成用アンテナ101
は、6本のロッド121を、上面部を有する内径350
mm程度の円筒状アンテナ容器101aの内壁から中心
に向かい60度間隔で放射状に設置し、さらに各ロッド
121の先端を導電性のリング122で接続して構成し
ている。プラズマ生成用アンテナ101において、隣り
合う2本のロッド121とそれを結合するリング122
とにより構成される伝送路の長さが、供給される高周波
電力の波長の1/2とほぼ等しくなるような構造であ
る。
【0006】また、上記の電力供給用同軸コネクタ10
5をプラズマ生成用アンテナ101の上面に1ヶ所設
け、高周波電力供給系102からプラズマ生成用アンテ
ナ101に高周波電力を供給して、放電容器106の内
部空間にプラズマを発生させる。ここで、同軸コネクタ
105は外部導体123と内部導体124から構成され
ており、外部導体123はアンテナ容器101aに、内
部導体124は6本の内の1本のロッド121に接続さ
れている。ロッド121は、それぞれが外径15mm、
長さ120mm程度の金属製の棒または筒状の部材であ
る。またリング122は直径100mm、幅10mm、
厚さ1mm程度の金属製の円環である。ロッド121お
よびリング122の材質としては、アルミニウムまたは
銅等の金属または合金が用いられる。ロッド121とア
ンテナ容器101a、ロッド121とリング122との
接続は、溶接、ハンダ付け、ロー付けまたはネジ止め等
の方法により行われ、電気的に接続されている。
【0007】さらにプラズマ生成用アンテナ101に
は、スタブ125がプラズマ生成用アンテナの上面板
(アンテナ容器101aの上面部)から配置され、各ロ
ッド121との間で容量を形成している。ここでスタブ
125の材質としては、アルミニウムまたは銅等の金属
または合金が用いられ、プラズマ生成用アンテナ101
の上面と電気的に接続されている。プラズマ生成用アン
テナ101の調整は、主としてスタブ125とロッド1
21の間隔を調整して容量を変更することによって、各
ロッド121およびプラズマ生成用アンテナ101の全
体での共振条件が満たされるように、行われる。この状
態でスタブ125は固定される。通常、この調整は、真
空窓107の真空側にプラズマを想定した導電性のダミ
ーを配置して行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来例に示したプラズ
マ生成用アンテナ101は、特定の周波数に対して共振
条件を満たすようにスタブ125とロッド121の間隔
で容量調整が行うことにより用いられる。実際に調整さ
れたプラズマ生成用アンテナ101の周波数特性を図2
3に示す。横軸は周波数、縦軸はリターンロスを示して
いる。この調整は、真空窓107の真空側にプラズマを
想定した導電性のダミーを配置し、プラズマ生成用アン
テナ101が500MHzで共振条件を満たすように行
われた例である。この調整においては、プラズマ生成用
アンテナ101に高周波電力が供給されたとき、ロッド
121の先端には高電圧が誘起される。そこで、大気放
電の発生を難しくするため、ロッド121には、鋭角な
部分を排除した例えば円筒形状のものが用いられる。
【0009】図24と図25はそれぞれロッド121の
正面図と端面図を示し、併せてロッドとスタブの位置関
係を示している。スタブ125とロッド121の間の容
量は、ほぼスタブ125から光学的に見ることができる
(光学的可視の)ロッド121の表面で決まる。スタブ
125とロッド121の距離が狭くなると、スタブ12
5から光学的可視であるロッド表面からスタブまでの距
離は、最短距離と最遠距離の間での相対的な差が大きく
なる。その結果、スタブ125とロッド121の間の領
域で形成される単位面当たりの容量の分布状態の不均一
性は、大きくなる方向に向かい、電界の集中が発生して
大気放電が発生する。
【0010】図26はスタブ125とロッド121の最
短距離に対する容量の計算結果を示す。ここで、従来例
で示したロッド121の直径は15mmである。従っ
て、図26に示した計算結果では、スタブとロッドの最
短距離での容量から、その最短距離から概ね7.5mm
遠くなった位置での容量までが、スタブとロッドの空間
で連続的に存在する。スタブとロッドの最短距離が10
mmの場合には容量の差は約170%程度であるが、ス
タブとロッドの最短距離が2mmの場合には約500%
程度となる。従ってスタブ125とロッド121の距離
が狭い場合には、スタブとロッドの距離が最短となる領
域に電界が集中するため大気放電が発生する。
【0011】またスタブ125とロッド121の容量調
整によっては、スタブとロッドの距離が狭い状態、すな
わち大きな容量が必要となる場合がある。例えば、図2
6において、スタブ125とロッド121の最短距離が
3mm以下となる領域である。この領域を使用する場
合、スタブとロッドの距離に対する容量の変化量が大き
いため、微調整が難しいという問題がある。
【0012】本発明の目的は、上記の問題を解決するも
ので、調整が容易に行え、プラズマ生成中にプラズマ生
成用アンテナ内での大気放電を抑制したプラズマ処理装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
プラズマ処理装置は、上記目的を達成するため、次のよ
うに構成される。
【0014】第1のプラズマ処理装置(請求項1に対
応)は、アンテナ容器内に複数のロッドが一定間隔でア
ンテナ容器の中心に向かい放射状にかつ同一平面状に配
置され、アンテナ容器の上面とロッドとの間で容量を形
成しかつ共振状態を作るスタブがアンテナ容器の上面に
配置され、アンテナ容器の上面の一部を貫通してロッド
に高周波電力を供給する電力供給機構が設けられたプラ
ズマ生成用アンテナを備え、このプラズマ生成用アンテ
ナから真空窓を通して真空容器内へ高周波電力を供給し
てプラズマを発生するように構成され、さらにロッドに
おける少なくともスタブに対向する部分が平坦面となる
ように構成される。スタブに対向するロッドの部分を平
坦面の形状に形成したので、スタブとロッドが互いに平
面で対向し、両者の間で距離が最短となる領域が比較的
に広い領域となるため、スタブとロッドの間の空間で最
大となる電界密度を低下させ、スタブとロッドの間の大
気放電が抑制され、同時にスタブとロッドの距離調整の
感度を落とすことができる。これによってプラズマ生成
用アンテナの調整を容易にする。
【0015】第2のプラズマ処理装置(請求項2に対
応)は、上記第1の発明構成において、好ましくは上記
ロッドは円筒形状であってその先端部のスタブに対向す
る部分が切り欠かれ、この切欠き部分が上記平坦面を形
成することを特徴とする。この構成では従来のロッド形
状に変形を加えるだけで作ることが可能である。
【0016】第3のプラズマ処理装置(請求項3に対
応)は、上記第1の発明構成において、好ましくは、上
記ロッドは棒状であって、そのスタブ対向面が、スタブ
におけるロッドに対向する面と平行であり、平坦面を形
成することを特徴とする。
【0017】第4のプラズマ処理装置(請求項4に対
応)は、上記第1の発明構成において、好ましくは、上
記ロッドは三角筒形状であって、その断面で、底辺に相
当する部分が平坦面を形成しかつ頂部に相当する部分が
真空窓に対する最近接部となることを特徴とする。
【0018】第5のプラズマ処理装置(請求項5に対
応)は、上記の各発明構成において、好ましくは、プラ
ズマ生成用アンテナ内に形成される伝送路の共振周波数
が、高周波電力の周波数と実質的に等しくなるように構
成される。
【0019】第6のプラズマ処理装置(請求項6に対
応)は、上記の各発明構成において、好ましくは、複数
のロッドの先端部が導電性リングに結合され、隣り合う
2本のロッドとリングとにより構成される伝送路の長さ
が、高周波電力の波長の1/2と実質的に等しくなるよ
うに構成される。
【0020】第7のプラズマ処理装置(請求項7に対
応)は、上記の各発明構成において、好ましくは、複数
のロッドの先端部が導電性円盤状部材に結合されること
を特徴とする。
【0021】第8のプラズマ処理装置(請求項8に対
応)は、上記の各発明構成において、好ましくは、高周
波電力の周波数は100MHzから1000MHzの範
囲に含まれる周波数であることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0023】図1〜図8を参照して本発明の第1実施形
態に係るプラズマ処理装置を説明する。図1は本実施形
態によるプラズマ生成用アンテナを備えたプラズマ処理
装置の構成図である。プラズマ生成用アンテナ20は、
誘電体で作られた真空窓13を介して放電容器12の上
部の開口面に取り付けられている。このプラズマ生成用
アンテナ20には、当該プラズマ生成用アンテナに高周
波電力を供給するための高周波電力供給系30が付設さ
れている。高周波電力供給系30は、高周波電源31と
スタブチューナ32と電力供給用同軸コネクタ34から
構成されている。なお高周波電力供給系30における高
周波電源31は、プラズマ生成用アンテナ20の共振周
波数とほぼ等しい周波数の高周波電力を発生させるもの
である。本実施形態では、例えば500MHzのUHF
波を発生できるものが使用される。高周波電源31の出
力電力は例えば1000W程度である。
【0024】上記プラズマ処理装置の動作は次の通りで
ある。一度真空容器11に設けた排気系16によって、
真空容器11と真空窓13を配置した放電容器12とか
らなる真空槽内を所定の真空状態にした後、ガス導入系
17により反応ガスを放電容器12内に導入し、同時に
真空排気して100Pa以下の所定の減圧状態を保つ。
そして高周波電力供給系30により、プラズマ生成用ア
ンテナ20に高周波電力を導入する。放電容器12内で
プラズマを生成し、反応ガスの粒子を活性化させ、プラ
ズマを維持する。真空槽内に設置された基板保持機構1
4に保持された被処理基板15の表面は、放電容器12
内で生成されたプラズマ中の活性種により処理される。
【0025】本発明では、プラズマ処理装置の構成要素
の1つであるプラズマ生成用アンテナの構成と調整法に
特徴がある。プラズマ生成用アンテナ20は、図1に示
されるように、放電容器12に設置され、この放電容器
内へ高周波電力を放射する目的で使用される。以下の実
施形態の説明では主にプラズマ生成用アンテナの構成の
特徴に関して説明される。
【0026】図2は第1実施形態によるプラズマ生成用
アンテナ20の縦断面図を示し、図3はプラズマ生成用
アンテナ20の下面図を示す。
【0027】プラズマ生成用アンテナ20で、アンテナ
容器10に配置されるスタブ21および電力供給用コネ
クタ34の寸法、部材、構成は、以下に説明する通り、
従来技術で示したプラズマ生成用アンテナ20の場合と
実質的に同一である。このことは他の実施形態でも同じ
である。
【0028】本実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナ20は、例えば6本のロッド22を、例えば一端が閉
じられた上面部を有する内径350mm程度の円筒状の
アンテナ容器10の内壁からアンテナ容器の中心に向か
い60度間隔で放射状にかつ同一平面内に設置し、さら
にそれらの先端下部を導電性のリング23で接続して結
合している。また電力供給用同軸コネクタ34を1ヶ所
設け、高周波電力供給系30から高周波電力を供給し
て、放電容器12の内部空間にプラズマを発生させる。
同軸コネクタ34は外部導体34aと内部導体34bか
ら構成されており、外部導体34aはアンテナ容器10
に、内部導体34bはロッド22に接続されている。6
本のロッド22のそれぞれは、例えば、直径15mm、
長さ120mm程度の金属製の円筒状の部材である。ロ
ッド22の詳細は図4〜図6を参照して後述される。ま
たリング23は例えば直径100mm、幅10mm、厚
さ1mm程度の金属製の円環である。ロッド22および
リング23の材質としては、アルミニウムまたは銅等の
金属または合金が用いられる。ロッド22とアンテナ容
器10の接続、およびロッド22とリング23の接続
は、溶接、ハンダ付け、ロー付けまたはネジ止め等の方
法により行われ、電気的に接続されている。さらにスタ
ブ21がアンテナ容器10の上面から配置されている。
スタブ21の材質としては、アルミニウムまたは銅等の
金属または合金が用いられ、電気的にアンテナ容器10
に接続されている。
【0029】図4〜図6はそれぞれロッド22の正面
図、平面図、端面図を示す。ロッド22は全体形状がほ
ぼ円筒形状であり、その寸法は好ましくは直径15m
m、長さ120mm程度である。ロッド22の先端部
(図4および図5の左端)におけるスタブ21に対向す
る部分とその周辺部分は平坦となっており(以下「平坦
面22a」という)、かつ当該平坦面22aがスタブ2
1の対向面21aに平行となるように切り欠いて形成さ
れている。図ではスタブ21は破線にて示されている。
平坦面22aは、ロッド22の中心軸に平行で、好まし
くは2mmの幅で形成されている。
【0030】次にプラズマ生成用アンテナ20の調整例
を示す。図7は、導電性ダミーを真空窓13の真空側に
配置しプラズマ生成時を想定して調整を行った場合のプ
ラズマ生成用アンテナ20の周波数特性である。横軸は
周波数、縦軸はリターンロスを示している。図7に示す
ように、プラズマ生成用アンテナ20は、スタブ21の
位置を調整することにより、プラズマ生成状態で500
MHzでの共振条件を満たすことができる。
【0031】図8にスタブ21とロッド22の最短距離
に対する容量の計算結果35を示す。また比較を行うた
め、従来技術で説明したロッド121の場合の計算結果
36も併せて示した。ロッド121を用いた場合に、共
振条件を満たすスタブ125とロッド121の間の最短
距離は約2mmである。ロッド22を用いて高周波電力
周波数500MHzで共振条件を満たす容量を得るスタ
ブ21とロッド22の距離近傍での容量変化率は、スタ
ブ125とロッド121の距離に対する容量変化率に比
して小さくなっている。従ってロッド22を用いた場合
に共振条件を満たすためのスタブ21の位置調整は、ロ
ッド121を用いた場合に比較して感度を落とすことが
可能である。このとき、ロッド121の場合にはスタブ
とロッドの最短距離が2mm前後であったが、ロッド2
2の場合にはスタブとロッドの切り欠いた平坦面22a
との最短距離は6mm前後であった。図8に示した計算
結果と、実際のスタブ21とロッド22の距離との間に
は若干の差があったが、周辺構造の影響であると考えら
れる。またロッド22を上記の構造とすることで、スタ
ブ21とロッド22の間の最短距離となるロッド22の
面積を増加させることも可能である。これにより、スタ
ブ21とロッド22の間の空間において最大となる電界
密度を低下させることが可能となり、スタブ21とロッ
ド22の間の電界が集中するのを抑制し、大気放電の発
生を抑制することもできる。
【0032】以上により、本実施形態によるロッド22
を用いたプラズマ生成用アンテナ20によれば、スタブ
21とロッド22の間の空間で最大となる電界密度を低
下させ、スタブ21とロッド22の間の大気放電が抑制
でき、同時にスタブ21とロッド22の距離調整の感度
を落とすことができる。これによって、プラズマ生成用
アンテナ20の調整を容易に行える。
【0033】次に図9〜図11を参照して本発明の第2
実施形態を説明する。この実施形態によるプラズマ処理
装置では、第1実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナでロッド部分のみが異なり、それ故にロッドの構成の
みについて説明する。その他の構成は前述の第1実施形
態と同じである。図9〜図11はそれぞれロッド41の
正面図、平面図、端面図を示す。本実施形態によるロッ
ド41では、スタブ21が対向する部分41aが全面的
に平坦となっており、第1実施形態に比較して電界が集
中する部分すなわち角部を少なくすることで、大気放電
発生の可能性をさらに抑制することができる。
【0034】次に図12〜図14を参照して本発明の第
3実施形態を説明する。この実施形態によるプラズマ処
理装置では、第1実施形態におけるプラズマ生成用アン
テナでロッド部分のみが異なり、それ故にロッドの構成
のみについて説明する。その他の構成は前述の第1実施
形態と同じである。図12〜図14はそれぞれロッド4
2の正面図、平面図、端面図を示す。本実施形態による
ロッド42では、断面形状が矩形(図示例では縦長の長
方形)である角柱棒状部材とした。ロッド42の寸法
は、例えば、長さ120mm、断面は長軸が15mm、
短軸が5mmの矩形である。ロッド42は、その矩形断
面で短軸となる1つの面42aがスタブ21に対向する
ように配置されている。
【0035】本実施形態によるロッド42では、スタブ
21が対向する面42aが全面的に平坦であり、電界が
集中する部分すなわち角部を少なくすることでき、大気
放電発生の可能性をさらに抑制することが可能である。
このとき、スタブ21と対向する面の両端の角をR1程
度の小さな曲面とすると、さらに大気放電を抑制するこ
とが可能となる。以上によれば、本実施形態のロッド4
2を備えたプラズマ生成用アンテナ20を用いること
で、前述の各実施形態と同様の効果を達成可能であると
同時に、スタブとロッド間の大気放電をさらに抑制する
ことができる。
【0036】次に図15〜図19を参照して本発明の第
4実施形態を説明する。本実施形態では、前述の実施形
態と比較してロッドとリングの形状が異なる。その他の
構成は前述の実施形態と同じである。図15に本実施形
態の特徴部の構成のみを示し、プラズマ生成用アンテナ
50の縦断面図である。図15において上記実施形態で
説明した要素と同一要素には同一の符号を付している。
プラズマ生成用アンテナ50において、ロッド51の配
置は第1実施形態で示した配置と同一である。ロッド5
1の中心部側の先端部にリング52が接続されている。
【0037】図16〜図18はそれぞれロッド51の正
面図、平面図、端面図である。ロッド51は棒状または
筒形状であって、その断面形状は、直径15mmの外接
円53に接する正三角形であり、ロッド51の長さは前
述の実施形態のロッドの長さと同一である。ロッド51
の断面において三角形頂点の1つの頂点51aが真空窓
13に向かい、その頂点51aと対向する一辺に対応す
る部分51bがスタブ21の面21aと平行に対向する
配置となっている。ロッド51ではスタブ21が対向す
る面51bが全面的に平坦であり、電界が集中する部分
すなわち角部を少なくすることで、大気放電発生の可能
性を抑えることができる。ここで、スタブ21と対向す
る面51bの両端の角をR3程度の小さな曲面とする
と、さらに大気放電を抑制することができる。本実施形
態によれば、ロッド51の断面形状を正三角形とした
が、ロッド51の断面形状を二等辺三角形とし、等辺と
なる2辺の頂点が真空窓13に向かう最近接部とするこ
とも可能である。
【0038】また本実施形態によれば、ロッド51の形
態上、その先部下端に上記各実施形態のリング23を接
続することが難しい。ロッド51をリング23で接続す
るためには、ロッド51の先部上端で接続することも可
能である。しかし、従来例と同一の調整を行っても、生
成されるプラズマの安定性が悪い問題があった。この原
因として、プラズマ生成用アンテナ内の電気経路の内、
各ロッド間の電気的接続はリング23で行われている
が、プラズマが生成された場合にはさらにロッド間でプ
ラズマを経由する電気的経路も無視することができない
ことが挙げられる。そしてプラズマを経由する電気的経
路では、プラズマ振動等の不安定性に起因するインピー
ダンスの変化が発生し、プラズマ生成用アンテナ全体の
共振状態に影響を与えるため、プラズマを安定に維持不
可能となったと考えられる。従って、ロッド51の中心
側先部は、その下端がリングに接続される必要がある。
そこで、本実施形態では、図19に拡大して示された前
述のリング52が用いられる。
【0039】図19において、リング52の寸法は、例
えば直径100mm、幅1mm、厚さ9mm程度となっ
ている。従って、リング52は、その中心軸に対して垂
直な面の寸法が、当該中心軸に平行な面の寸法に比して
小さくなっている。リング52の中心軸方向の寸法は、
ロッド51が接続される先端面の同方向の寸法と同一と
なっており、ロッド51の先端面に接合されている。こ
こでリング52の材質としてはアルミニウムまたは銅等
の金属または合金が用いられ、リング52はロッド51
と電気的に接続されている。これにより、ロッド51の
先部下端もリング52で接続されることとなり、プラズ
マを経由する電気的経路の影響を小さくすることが可能
となる。
【0040】さらに本実施形態によるリング52を用い
た場合には、プラズマ生成効率を向上させることができ
る。通常、上記実施形態で示したプラズマ生成用アンテ
ナではロッドの先端に高電圧が印加される。そしてリン
グがロッドの先端に接続されていることから、リングも
高電圧が印加された状態となる。従って、放電容器12
内に生成されるプラズマとロッドの間で容量による電力
結合が発生すると考えられる。ここで、容量による電力
結合は、プラズマ生成効率を低くし、さらには、真空窓
13の真空側に負シースを形成し、真空窓13のスパッ
タリングを発生させ、汚染源となる。容量による電力結
合は、概ねプラズマに投影されるリングの面積とプラズ
マまでの距離との積の積分に比例していると考えられ
る。従って、本実施形態のリング52を用いた場合、プ
ラズマに投影されるリングの面積を小さくできる。同時
に、ロッド51の形状は、プラズマから光学的可視とな
るロッド52の表面とプラズマとの平均的距離を長くで
きるため、プラズマとの間で形成される容量を小さくす
ることが可能である。従って、従来例および前述の各実
施形態に比較して、放電容器12内で生成されるプラズ
マとの容量による電力結合を小さくすることが可能であ
り、プラズマ生成効率の向上と真空窓13のスパッタリ
ングを小さくすることができる。
【0041】以上により、本実施形態のロッド51を用
いたプラズマ生成用アンテナを用いることで、上記各実
施形態と同様の効果を達成でき、同時にプラズマ生成効
率の向上と真空窓13のスパッタリングを抑制すること
もできる。本実施形態で示したリング52は、前述の各
実施形態においても適用可能である。
【0042】上記の実施形態では、6本のロッドを具備
したプラズマ生成用アンテナの例を示したが、本発明は
ロッドの数には依らず適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、プラズマ処理装置のプラズマ生成用アンテナに
おいてスラブとロッドの対向する部分の空間が多くなる
ように特定の形態を有するロッドを用いたため、容易に
調整が行え、プラズマ生成中にプラズマ生成用アンテナ
内での大気放電を抑制することができ、スタブとロッド
の距離調整の感度を落とすことができ、これによってプ
ラズマ生成用アンテナの調整を容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のプラズマ生成用ア
ンテナを備えたプラズマ処理装置の構成図である。
【図2】第1実施形態におけるプラズマ生成用アンテナ
の拡大縦断面図である。
【図3】第1実施形態におけるプラズマ生成用アンテナ
の下面図である。
【図4】第1実施形態におけるプラズマ生成用アンテナ
のロッドの正面図である。
【図5】第1実施形態におけるプラズマ生成用アンテナ
のロッドの平面図である。
【図6】第1実施形態におけるプラズマ生成用アンテナ
のロッドの端面図である。
【図7】第1実施形態において、プラズマ生成中を想定
した導電性のダミーを用いて調整を行ったプラズマ生成
用アンテナの周波数特性を示す図である。
【図8】第1実施形態と従来例によるプラズマ生成用ア
ンテナのロッドとスタブの最短距離に対する容量の変化
を示す図である
【図9】本発明の第2実施形態におけるプラズマ生成用
アンテナのロッドの正面図である。
【図10】第2実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナのロッドの平面図である。
【図11】第2実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナのロッドの端面図である。
【図12】本発明の第3実施形態におけるプラズマ生成
用アンテナのロッドの正面図である。
【図13】第3実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナのロッドの平面図である。
【図14】第3実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナのロッドの端面図である。
【図15】本発明の第4実施形態によるプラズマ生成用
アンテナの縦断面図である。
【図16】第4実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナのロッドの正面図である。
【図17】第4実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナのロッドの平面図である。
【図18】第4実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナのロッドの端面図である。
【図19】第4実施形態によるプラズマ生成用アンテナ
に用いたリングの外観斜視図である。
【図20】従来例のプラズマ処理装置の構成図である。
【図21】従来例のプラズマ生成用アンテナの下面図で
ある。
【図22】従来例のプラズマ生成用アンテナの縦断面図
である。
【図23】従来例において、導電性のダミーを真空窓の
真空側に配置してプラズマ生成時を想定して調整を行っ
た場合のプラズマ生成用アンテナの周波数特性を示す図
である。
【図24】従来例のプラズマ生成用アンテナに用いたロ
ッドの正面図である。
【図25】従来例のプラズマ生成用アンテナに用いたロ
ッドの端面図である。
【図26】従来例のプラズマ生成用アンテナのロッドと
スタブの最短距離に対する容量の変化を示す図である。
【符号の説明】
10 アンテナ容器 11 真空容器 12 放電容器 13 真空窓 14 基板保持機構 15 被処理基板 16 排気系 17 ガス導入部 20 プラズマ生成用アンテナ 21 スタブ 22 ロッド 23 リング 34a 外部導体 34b 内部導体 51 ロッド 52 リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/3065 H01L 21/302 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ容器内に複数のロッドが一定間
    隔で前記アンテナ容器の中心に向かい放射状にかつ同一
    平面状に配置され、前記アンテナ容器の上面と前記ロッ
    ドとの間で容量を形成しかつ共振状態を作るスタブが前
    記アンテナ容器の上面に配置され、前記アンテナ容器の
    上面の一部を貫通して前記ロッドに高周波電力を供給す
    る電力供給機構が設けられたプラズマ生成用アンテナを
    備え、このプラズマ生成用アンテナから真空窓を通して
    真空容器内へ前記高周波電力を供給してプラズマを発生
    するようにしたプラズマ処理装置において、 前記ロッドにおける少なくとも前記スタブに対向する部
    分が平坦面となっていることを特徴とするプラズマ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ロッドは円筒形状であって、その先
    端部の前記スタブに対向する部分が切り欠かれ、この切
    欠き部分が前記平坦面を形成することを特徴とする請求
    項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ロッドは棒状であって、そのスタブ
    対向面が、前記スタブにおける前記ロッドに対向する面
    と平行であり、前記平坦面を形成することを特徴とする
    請求項1記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ロッドは三角筒形状であって、その
    断面で、底辺に相当する部分が前記平坦面を形成しかつ
    頂部に相当する部分が前記真空窓に対する最近接部とな
    ることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記プラズマ生成用アンテナ内に形成さ
    れる伝送路の共振周波数が、前記高周波電力の周波数と
    実質的に等しくなるように構成されていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラズマ処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のロッドの先端部が導電性リン
    グに結合され、隣り合う2本の前記ロッドと前記リング
    とにより構成される伝送路の長さが、前記高周波電力の
    波長の1/2と実質的に等しくなるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のロッドの先端部が導電性円盤
    状部材に結合されることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記高周波電力の周波数は100MHz
    から1000MHzであることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
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