JPH11296879A - 光ディスク装置とその制御方法 - Google Patents
光ディスク装置とその制御方法Info
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- JPH11296879A JPH11296879A JP9040998A JP9040998A JPH11296879A JP H11296879 A JPH11296879 A JP H11296879A JP 9040998 A JP9040998 A JP 9040998A JP 9040998 A JP9040998 A JP 9040998A JP H11296879 A JPH11296879 A JP H11296879A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ゾーンドCLVのディスクでは、正しいアドレ
スエリア信号が得られず、トラッキングエラー信号やフ
ォーカスエラー信号などに乱れを生じる。 【解決手段】光ディスク媒体80からの反射光を光検出
器17で受光し、トラッキングエラー信号TE、クロス
トラック信号CTSおよびサム信号を生成し、A/D変
換器21〜23でA/D変換し、正規化処理部31,3
2でトラッキングエラー信号,クロストラック信号をサ
ム信号を用いて正規化する。正規化されたそれらの信号
に基づいて、アドレスエリア信号生成部40で信号電力
TE2 +CTS2 を算出し、その値が所定の参照値より
小さい場合はアドレスエリア、大きい場合はデータエリ
アとしてアドレスエリア信号を生成する。そのアドレス
エリア信号に基づいてミュート処理部51,52でトラ
ッキングエラー信号,クロストラック信号にミュート処
理を行う。
スエリア信号が得られず、トラッキングエラー信号やフ
ォーカスエラー信号などに乱れを生じる。 【解決手段】光ディスク媒体80からの反射光を光検出
器17で受光し、トラッキングエラー信号TE、クロス
トラック信号CTSおよびサム信号を生成し、A/D変
換器21〜23でA/D変換し、正規化処理部31,3
2でトラッキングエラー信号,クロストラック信号をサ
ム信号を用いて正規化する。正規化されたそれらの信号
に基づいて、アドレスエリア信号生成部40で信号電力
TE2 +CTS2 を算出し、その値が所定の参照値より
小さい場合はアドレスエリア、大きい場合はデータエリ
アとしてアドレスエリア信号を生成する。そのアドレス
エリア信号に基づいてミュート処理部51,52でトラ
ッキングエラー信号,クロストラック信号にミュート処
理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適切にアドレスエ
リア信号を抽出し、これによりトラッキングサーボおよ
びフォーカスサーボなどの制御を適切にかけることがで
きる光ディスク装置と、その制御方法に関する。
リア信号を抽出し、これによりトラッキングサーボおよ
びフォーカスサーボなどの制御を適切にかけることがで
きる光ディスク装置と、その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置において、これまで通常
行われているサンプル制御を用いたトラッキングサーボ
について図13および図14を参照して説明する。図1
3は、従来の光ディスク装置における、トラッキングサ
ーボに係わる構成部を示すブロック図である。光ディス
ク装置9は、光ディスク媒体80に照射する光を発する
レーザ11および受光素子17を有する光学系10、光
ディスク媒体80を回転駆動させるスピンドルモータ7
2およびヘッドをトラッキングさせるトラッキングコイ
ル71を有する駆動系70、および、信号処理部90を
有する。
行われているサンプル制御を用いたトラッキングサーボ
について図13および図14を参照して説明する。図1
3は、従来の光ディスク装置における、トラッキングサ
ーボに係わる構成部を示すブロック図である。光ディス
ク装置9は、光ディスク媒体80に照射する光を発する
レーザ11および受光素子17を有する光学系10、光
ディスク媒体80を回転駆動させるスピンドルモータ7
2およびヘッドをトラッキングさせるトラッキングコイ
ル71を有する駆動系70、および、信号処理部90を
有する。
【0003】また、信号処理部90は、第1〜第3のア
ナログ/デジタル(A/D)変換器21〜23、第1お
よび第2の正規化処理部31,32、アドレスエリア信
号生成部91、第1および第2のミュート処理部51,
52、速度・位置検出部61、切り換え判断回路62、
位相補償デジタルフィルタ63、デジタル/アナログ
(D/A)変換器64およびドライブアンプ65が図示
のごとく接続された構成である。図14は、この信号処
理部90における各部の信号波形を示す図であり、
(A)は、第1の正規化処理部31より出力されるトラ
ッキングエラー信号を示す図であり、(B)は、アドレ
スエリア信号生成部91で生成されたアドレスエリア信
号を示す図であり、(C)は、第1のミュート処理部5
1でミュート処理が行われた後にトラッキングエラー信
号を示す図である。
ナログ/デジタル(A/D)変換器21〜23、第1お
よび第2の正規化処理部31,32、アドレスエリア信
号生成部91、第1および第2のミュート処理部51,
52、速度・位置検出部61、切り換え判断回路62、
位相補償デジタルフィルタ63、デジタル/アナログ
(D/A)変換器64およびドライブアンプ65が図示
のごとく接続された構成である。図14は、この信号処
理部90における各部の信号波形を示す図であり、
(A)は、第1の正規化処理部31より出力されるトラ
ッキングエラー信号を示す図であり、(B)は、アドレ
スエリア信号生成部91で生成されたアドレスエリア信
号を示す図であり、(C)は、第1のミュート処理部5
1でミュート処理が行われた後にトラッキングエラー信
号を示す図である。
【0004】このような構成の光ディスク装置9におい
ては、レーザ11から光ディスク媒体80に照射された
光の戻り光を受光素子17で検出して、トラッキングず
れを表すトラッキングエラー信号、トラッキングエラー
の極性を判別するためのクロストラック信号、全戻り光
量を表すサム信号に変換する。これらの信号を、第1〜
第3のA/D変換器21〜23において、デジタル信号
に変換し、第1および第2の正規化処理部31,32に
おいて、全戻り光量によってトラッキングエラー信号、
クロストラック信号のレベルが変化しないように正規化
処理を行う。その結果、たとえば、第1の正規化処理部
31からは、図14(A)に示すようなトラッキングエ
ラー信号が出力される。
ては、レーザ11から光ディスク媒体80に照射された
光の戻り光を受光素子17で検出して、トラッキングず
れを表すトラッキングエラー信号、トラッキングエラー
の極性を判別するためのクロストラック信号、全戻り光
量を表すサム信号に変換する。これらの信号を、第1〜
第3のA/D変換器21〜23において、デジタル信号
に変換し、第1および第2の正規化処理部31,32に
おいて、全戻り光量によってトラッキングエラー信号、
クロストラック信号のレベルが変化しないように正規化
処理を行う。その結果、たとえば、第1の正規化処理部
31からは、図14(A)に示すようなトラッキングエ
ラー信号が出力される。
【0005】このトラッキングエラー信号は、図14
(A)に示すように、光ディスク媒体80のアドレスエ
リアを通過する時に乱され、アドレススパイクノイズと
呼ばれるノイズが発生する。そこで、このアドレススパ
イクノイズによってトラッキングサーボが乱れないよう
にするため、スポットがアドレスエリア上にある場合は
トラッキングエラー信号をフィードバックせずにエラー
無しの情報を位相補償フィルタに入力するミュート手法
を用いる。
(A)に示すように、光ディスク媒体80のアドレスエ
リアを通過する時に乱され、アドレススパイクノイズと
呼ばれるノイズが発生する。そこで、このアドレススパ
イクノイズによってトラッキングサーボが乱れないよう
にするため、スポットがアドレスエリア上にある場合は
トラッキングエラー信号をフィードバックせずにエラー
無しの情報を位相補償フィルタに入力するミュート手法
を用いる。
【0006】すなわち、アドレスエリア信号生成部91
において、図14(B)に示すようなアドレスエリア信
号を生成し、これを用いて第1および第2のミュート処
理部51,52においてノイズを除去するミュート処理
を行う。その結果、たとえば第1のミュート処理部51
からは、図14(C)に示すようなミュート処理され
た。トラッキングエラー信号が出力される。この信号
を、位相補償デジタルフィルタ63においてデジタルフ
ィルタで位相補償を行い、D/A変換器64でアナログ
信号に変換する。そして、生成されたドライブ信号をド
ライブアンプ65で増幅しトラッキングコイル71を駆
動する。
において、図14(B)に示すようなアドレスエリア信
号を生成し、これを用いて第1および第2のミュート処
理部51,52においてノイズを除去するミュート処理
を行う。その結果、たとえば第1のミュート処理部51
からは、図14(C)に示すようなミュート処理され
た。トラッキングエラー信号が出力される。この信号
を、位相補償デジタルフィルタ63においてデジタルフ
ィルタで位相補償を行い、D/A変換器64でアナログ
信号に変換する。そして、生成されたドライブ信号をド
ライブアンプ65で増幅しトラッキングコイル71を駆
動する。
【0007】なお、シーク時などトラックを移動する場
合には、速度・位置検出部61において、トラッキング
エラー信号及びクロストラック信号からトラック移動速
度及びトラック位置を計算し、切り換え判断回路62に
より目標のトラックにロックするように制御を行う。従
来の光ディスク装置9では、このようにして、スポット
が目標のトラックをトレースするようにサーボをかけて
いる。なお、ここではトラッキングサーボを説明した
が、フォーカスサーボも同様の方法により行うことがで
きる。この時、フォーカスエラー信号にもアドレススパ
イスノイズが発生するので、アドレスエリア信号を用い
てトラッキングサーボと同様に切り換えの処理が行われ
る。
合には、速度・位置検出部61において、トラッキング
エラー信号及びクロストラック信号からトラック移動速
度及びトラック位置を計算し、切り換え判断回路62に
より目標のトラックにロックするように制御を行う。従
来の光ディスク装置9では、このようにして、スポット
が目標のトラックをトレースするようにサーボをかけて
いる。なお、ここではトラッキングサーボを説明した
が、フォーカスサーボも同様の方法により行うことがで
きる。この時、フォーカスエラー信号にもアドレススパ
イスノイズが発生するので、アドレスエリア信号を用い
てトラッキングサーボと同様に切り換えの処理が行われ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CAV(Co
nstant Angular Velocity:角速度一定)フォーマットの
ディスクでは、ディスク上のどのトラックでもディスク
の回転数が一定で、かつアドレスエリアとデータエリア
を走査する時間が一定なので、アドレスエリア信号をR
F信号と時間に基づいた信号より比較的容易に生成する
ことができる。しかし、CAVより記憶容量の大きいゾ
ーンドCLV(Constant Linear Velocity:線速度一
定)や、ゾーンドCAVのフォーマットのディスクで
は、各ゾーンで一周ごとに存在するアドレスエリアの数
が異なり、時間に基づいた信号では正確なアドレスエリ
ア信号を生成できないという問題がある。特に、ゾーン
が切り換わった場合や、トラックを移動しているシーク
中は、正しいアドレスエリア信号が得られない。アドレ
スエリア信号が正確に検出されないと、トラッキングエ
ラー信号やフォーカスエラー信号などに乱れた生じ、所
望のデータを高速に光ディスク媒体に記録したり、再生
したりすることができなくなるという問題が生じる。
nstant Angular Velocity:角速度一定)フォーマットの
ディスクでは、ディスク上のどのトラックでもディスク
の回転数が一定で、かつアドレスエリアとデータエリア
を走査する時間が一定なので、アドレスエリア信号をR
F信号と時間に基づいた信号より比較的容易に生成する
ことができる。しかし、CAVより記憶容量の大きいゾ
ーンドCLV(Constant Linear Velocity:線速度一
定)や、ゾーンドCAVのフォーマットのディスクで
は、各ゾーンで一周ごとに存在するアドレスエリアの数
が異なり、時間に基づいた信号では正確なアドレスエリ
ア信号を生成できないという問題がある。特に、ゾーン
が切り換わった場合や、トラックを移動しているシーク
中は、正しいアドレスエリア信号が得られない。アドレ
スエリア信号が正確に検出されないと、トラッキングエ
ラー信号やフォーカスエラー信号などに乱れた生じ、所
望のデータを高速に光ディスク媒体に記録したり、再生
したりすることができなくなるという問題が生じる。
【0009】また、シーク中に移動したトラックの数を
カウントするトランバースカウンタにおいて、トラッキ
ングエラー信号のゼロクロスの回数をカウントする方法
をとっている場合には、アドレスエリアを横切る際に発
生するアドレススパイクノイズで、カウンタが誤カウン
トする場合があるという問題がある。その結果、所望の
トラックに高速にシークすることができなくなるという
問題が生じる。
カウントするトランバースカウンタにおいて、トラッキ
ングエラー信号のゼロクロスの回数をカウントする方法
をとっている場合には、アドレスエリアを横切る際に発
生するアドレススパイクノイズで、カウンタが誤カウン
トする場合があるという問題がある。その結果、所望の
トラックに高速にシークすることができなくなるという
問題が生じる。
【0010】したがって、本発明の目的は、ゾーンドC
AVやゾーンドCLVフォーマットの光ディスク媒体に
対しても、正確にアドレスエリア信号を生成することが
でき、これによりトラッキングサーボやフォーカスサー
ボなどの制御やトランバースカウンタにおける移動トラ
ック数のカウントを適切に行うことのできる光ディスク
装置を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、ゾーンドCAVやゾーンドCLVフォーマットの光
ディスク媒体に対しても、正確にアドレスエリア信号を
生成することができ、これによりトラッキングサーボや
フォーカスサーボなどの制御やトランバースカウンタに
おける移動トラック数のカウントを適切に行うことので
きる光ディスク装置の制御方法を提供することにある。
AVやゾーンドCLVフォーマットの光ディスク媒体に
対しても、正確にアドレスエリア信号を生成することが
でき、これによりトラッキングサーボやフォーカスサー
ボなどの制御やトランバースカウンタにおける移動トラ
ック数のカウントを適切に行うことのできる光ディスク
装置を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、ゾーンドCAVやゾーンドCLVフォーマットの光
ディスク媒体に対しても、正確にアドレスエリア信号を
生成することができ、これによりトラッキングサーボや
フォーカスサーボなどの制御やトランバースカウンタに
おける移動トラック数のカウントを適切に行うことので
きる光ディスク装置の制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の光ディスク装置は、トラック上に、案内溝
により規定され任意のデータが記録されるデータエリア
と、ピットによりアドレス情報が記録されているアドレ
スエリアとを有するディスク状記録媒体に対して、デー
タの記録および再生またはそのいずれかを行う装置であ
って、前記ディスク状記録媒体に照射した光の反射光に
基づいて、所定の制御対象に対する所定のエラー信号を
含む所定の信号を生成する信号生成手段と、前記生成し
た所定の信号の信号電力を検出する電力検出手段と、前
記検出した信号電力を、所定の基準値と比較する比較手
段と、前記比較の結果、前記検出した信号電力が前記基
準値以下あるいは前記基準値より小さい場合に、当該位
置がアドレスエリアである旨を示すアドレスエリア信号
を生成するアドレスエリア信号生成手段と、前記生成さ
れたアドレスエリア信号に基づいて、少なくとも前記エ
ラー信号を補正する補正手段と、前記補正されたエラー
信号に基づいて、前記所定の制御対象を制御する制御手
段とを有する。
に、本発明の光ディスク装置は、トラック上に、案内溝
により規定され任意のデータが記録されるデータエリア
と、ピットによりアドレス情報が記録されているアドレ
スエリアとを有するディスク状記録媒体に対して、デー
タの記録および再生またはそのいずれかを行う装置であ
って、前記ディスク状記録媒体に照射した光の反射光に
基づいて、所定の制御対象に対する所定のエラー信号を
含む所定の信号を生成する信号生成手段と、前記生成し
た所定の信号の信号電力を検出する電力検出手段と、前
記検出した信号電力を、所定の基準値と比較する比較手
段と、前記比較の結果、前記検出した信号電力が前記基
準値以下あるいは前記基準値より小さい場合に、当該位
置がアドレスエリアである旨を示すアドレスエリア信号
を生成するアドレスエリア信号生成手段と、前記生成さ
れたアドレスエリア信号に基づいて、少なくとも前記エ
ラー信号を補正する補正手段と、前記補正されたエラー
信号に基づいて、前記所定の制御対象を制御する制御手
段とを有する。
【0012】好適には、前記信号生成手段は、前記案内
溝に対する前記照射光の位置を表すトラッキングエラー
信号TEと、該トラッキングエラー信号に対し位相が9
0°進んだ位置を示すクロストラック信号CTSを生成
し、前記電力検出手段は、TE2 +CTS2 を前記信号
電力として算出する。特定的には、前記補正手段は、前
記生成されたアドレスエリア信号に基づいて前記生成さ
れたトラッキングエラー信号を補正し、前記制御手段
は、前記補正されたトラッキングエラー信号に基づい
て、トラッキングサーボを行う。また特定的には、前記
信号生成手段は、さらに、前記ディスク状記録媒体に対
する前記照射光のフォーカッシング状態を表すフォーカ
スエラー信号を生成し、前記補正手段は、前記生成され
たアドレスエリア信号に基づいて前記生成されたフォー
カスエラー信号を補正し、前記制御手段は、前記補正さ
れたフォーカスエラー信号に基づいて、フォーカスサー
ボを行う。
溝に対する前記照射光の位置を表すトラッキングエラー
信号TEと、該トラッキングエラー信号に対し位相が9
0°進んだ位置を示すクロストラック信号CTSを生成
し、前記電力検出手段は、TE2 +CTS2 を前記信号
電力として算出する。特定的には、前記補正手段は、前
記生成されたアドレスエリア信号に基づいて前記生成さ
れたトラッキングエラー信号を補正し、前記制御手段
は、前記補正されたトラッキングエラー信号に基づい
て、トラッキングサーボを行う。また特定的には、前記
信号生成手段は、さらに、前記ディスク状記録媒体に対
する前記照射光のフォーカッシング状態を表すフォーカ
スエラー信号を生成し、前記補正手段は、前記生成され
たアドレスエリア信号に基づいて前記生成されたフォー
カスエラー信号を補正し、前記制御手段は、前記補正さ
れたフォーカスエラー信号に基づいて、フォーカスサー
ボを行う。
【0013】特定的には、前記電力検出手段、前記比較
手段および前記アドレスエリア信号生成手段は、前記所
定の信号基づくアドレスで指定される記憶領域に、当該
所定の信号の信号電力と前記所定の基準値との比較の結
果に基づいて生成されるアドレスエリア信号のレベルを
データとして記録したたとえばROMなどのメモリによ
り構成される。好適には、シーク中に横切ったトラック
数をカウントするカウンタであって、前記アドレスエリ
ア信号に基づいて、当該位置がアドレスエリアの場合に
は、直前のトラック横断速度に基づいて所定の時間間隔
で順にカウントアップを行うトラバースカウンタをさら
に有する。
手段および前記アドレスエリア信号生成手段は、前記所
定の信号基づくアドレスで指定される記憶領域に、当該
所定の信号の信号電力と前記所定の基準値との比較の結
果に基づいて生成されるアドレスエリア信号のレベルを
データとして記録したたとえばROMなどのメモリによ
り構成される。好適には、シーク中に横切ったトラック
数をカウントするカウンタであって、前記アドレスエリ
ア信号に基づいて、当該位置がアドレスエリアの場合に
は、直前のトラック横断速度に基づいて所定の時間間隔
で順にカウントアップを行うトラバースカウンタをさら
に有する。
【0014】また、本発明の光ディスク装置の制御方法
は、トラック上に、案内溝により規定され任意のデータ
が記録されるデータエリアと、ピットによりアドレス情
報が記録されているアドレスエリアとを有するディスク
状記録媒体に対して、データの記録および再生またはそ
のいずれかを行う光ディスク装置における制御方法であ
って、前記ディスク状記録媒体に照射した光の反射光に
基づいて、所定の制御対象に対する所定のエラー信号を
含む所定の信号を生成し、前記生成した所定の信号の信
号電力を検出し、前記検出した信号電力を、所定の基準
値と比較し、前記比較の結果、前記検出した信号電力が
前記基準値以下あるいは前記基準値より小さい場合に、
当該位置がアドレスエリアである旨を示すアドレスエリ
ア信号を生成し、前記生成されたアドレスエリア信号に
基づいて、少なくとも前記エラー信号を補正し、前記補
正されたエラー信号に基づいて、前記所定の制御対象を
制御する。
は、トラック上に、案内溝により規定され任意のデータ
が記録されるデータエリアと、ピットによりアドレス情
報が記録されているアドレスエリアとを有するディスク
状記録媒体に対して、データの記録および再生またはそ
のいずれかを行う光ディスク装置における制御方法であ
って、前記ディスク状記録媒体に照射した光の反射光に
基づいて、所定の制御対象に対する所定のエラー信号を
含む所定の信号を生成し、前記生成した所定の信号の信
号電力を検出し、前記検出した信号電力を、所定の基準
値と比較し、前記比較の結果、前記検出した信号電力が
前記基準値以下あるいは前記基準値より小さい場合に、
当該位置がアドレスエリアである旨を示すアドレスエリ
ア信号を生成し、前記生成されたアドレスエリア信号に
基づいて、少なくとも前記エラー信号を補正し、前記補
正されたエラー信号に基づいて、前記所定の制御対象を
制御する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
11を参照して説明する。まず、光ディスク媒体の記録
フォーマットについて図1〜図3を参照して説明する。
記録再生が可能な光ディスク媒体の場合、ディスク上に
は、図1に示すように、情報を記録再生するためのデー
タエリアと、ディスク内の絶対位置情報を記録したアド
レスエリアとが設けられる。データエリアには、通常、
連続した案内溝(グループ)が設けられており、案内溝
に沿ってスポットを走査することによって、これにより
規定されるトラックを適切に追従することができ、デー
タを安定して記録再生できるようになっている。アドレ
スエリアではアドレス情報を記録するため、連続した案
内溝ではなく、アドレス情報を示すデータで変調された
ピットが設けられている。
11を参照して説明する。まず、光ディスク媒体の記録
フォーマットについて図1〜図3を参照して説明する。
記録再生が可能な光ディスク媒体の場合、ディスク上に
は、図1に示すように、情報を記録再生するためのデー
タエリアと、ディスク内の絶対位置情報を記録したアド
レスエリアとが設けられる。データエリアには、通常、
連続した案内溝(グループ)が設けられており、案内溝
に沿ってスポットを走査することによって、これにより
規定されるトラックを適切に追従することができ、デー
タを安定して記録再生できるようになっている。アドレ
スエリアではアドレス情報を記録するため、連続した案
内溝ではなく、アドレス情報を示すデータで変調された
ピットが設けられている。
【0016】角速度を一定にディスクを回転させるCA
Vフォーマットの場合、図2に示すように、ディスク上
に放射状にアドレスエリアとデータエリアを構成するこ
とが多い。一方で、所定のゾーンごとに線速度を一定に
ディスクを回転させるゾーンドCLVフォーマットの場
合、図3に示すように、各ゾーンごとにデータエリアを
効率よく配置するようにしており、そのゾーン内では放
射方向の同じ位置にアドレスエリアが設けられているも
のの、ゾーン間ではアドレスエリアの位置は不規則的な
配置となっている。
Vフォーマットの場合、図2に示すように、ディスク上
に放射状にアドレスエリアとデータエリアを構成するこ
とが多い。一方で、所定のゾーンごとに線速度を一定に
ディスクを回転させるゾーンドCLVフォーマットの場
合、図3に示すように、各ゾーンごとにデータエリアを
効率よく配置するようにしており、そのゾーン内では放
射方向の同じ位置にアドレスエリアが設けられているも
のの、ゾーン間ではアドレスエリアの位置は不規則的な
配置となっている。
【0017】次に、本実施の形態の光ディスク装置につ
いて、図4〜図11を参照して説明する。図4は、その
光ディスク装置1の、信号処理部のトラッキングサーボ
に係わる部分の構成、および、それに係わる光ディスク
装置1の構成を示すブロック図である。光ディスク装置
1は、光学系10、信号処理部20および駆動系70を
有し、信号処理部20は、第1〜第3のアナログ/デジ
タル(A/D)変換器21〜23、第1および第2の正
規化処理部31,32、アドレスエリア信号生成部4
0、第1および第2のミュート処理部51,52、速度
・位置検出部61、切り換え判断回路62、位相補償デ
ジタルフィルタ63、デジタル/アナログ(D/A)変
換器64およびドライブアンプ65をさらに有し、駆動
系70はトラッキングコイル71およびスピンドルモー
タ72をさらに有する。また、このような光ディスク装
置1において、スピンドルモータ72に対して光ディス
ク媒体80が装着され、この光ディスク媒体80に対し
てデータの記録/再生が行われる。
いて、図4〜図11を参照して説明する。図4は、その
光ディスク装置1の、信号処理部のトラッキングサーボ
に係わる部分の構成、および、それに係わる光ディスク
装置1の構成を示すブロック図である。光ディスク装置
1は、光学系10、信号処理部20および駆動系70を
有し、信号処理部20は、第1〜第3のアナログ/デジ
タル(A/D)変換器21〜23、第1および第2の正
規化処理部31,32、アドレスエリア信号生成部4
0、第1および第2のミュート処理部51,52、速度
・位置検出部61、切り換え判断回路62、位相補償デ
ジタルフィルタ63、デジタル/アナログ(D/A)変
換器64およびドライブアンプ65をさらに有し、駆動
系70はトラッキングコイル71およびスピンドルモー
タ72をさらに有する。また、このような光ディスク装
置1において、スピンドルモータ72に対して光ディス
ク媒体80が装着され、この光ディスク媒体80に対し
てデータの記録/再生が行われる。
【0018】まず、光ディスク装置1の各部の構成につ
いて説明する。光学系10は、光ディスク媒体80に対
してレーザ光を照射し、光ディスク媒体80からの反射
光に基づいてトラッキングエラー信号、クロストラック
信号、フォーカスエラー信号およびRF信号などを生成
する。この光学系10について、図5〜図7を参照して
説明する。図5は、差動プッシュプル法(differential
push-pull)を用いた光学系の構成を示す図である。光
学系10は、レーザ11、コリメータレンズ12、回折
格子13、ビームスプリッタ14、対物レンズ15、集
光レンズ16および光検出器17が図示のごとく配置さ
れた構成を基本構成として有する。
いて説明する。光学系10は、光ディスク媒体80に対
してレーザ光を照射し、光ディスク媒体80からの反射
光に基づいてトラッキングエラー信号、クロストラック
信号、フォーカスエラー信号およびRF信号などを生成
する。この光学系10について、図5〜図7を参照して
説明する。図5は、差動プッシュプル法(differential
push-pull)を用いた光学系の構成を示す図である。光
学系10は、レーザ11、コリメータレンズ12、回折
格子13、ビームスプリッタ14、対物レンズ15、集
光レンズ16および光検出器17が図示のごとく配置さ
れた構成を基本構成として有する。
【0019】このような光学系10においては、レーザ
11で発せられたレーザ光をコリメータレンズ12にお
いて平行光にし、これに基づいて回折格子13において
3本のビームを生成する。そして、生成された3本のビ
ームを、ビームスプリッタ14および対物レンズ15を
介して光ディスク媒体80に照射する。この3本のビー
ムは、光ディスク媒体80に照射された場合に図6に示
すように配置されるビームであり、メインスポット(S
pot M)と、光ディスク媒体の半径方向にランドピ
ッチの1/4ずらした位置のサイドスポット(Spot
S1,S2)である。なお、このサイドスポットのずら
す量は、ランドピッチの1/2より小さい量であれば、
1/4に限らず任意の量でよい。
11で発せられたレーザ光をコリメータレンズ12にお
いて平行光にし、これに基づいて回折格子13において
3本のビームを生成する。そして、生成された3本のビ
ームを、ビームスプリッタ14および対物レンズ15を
介して光ディスク媒体80に照射する。この3本のビー
ムは、光ディスク媒体80に照射された場合に図6に示
すように配置されるビームであり、メインスポット(S
pot M)と、光ディスク媒体の半径方向にランドピ
ッチの1/4ずらした位置のサイドスポット(Spot
S1,S2)である。なお、このサイドスポットのずら
す量は、ランドピッチの1/2より小さい量であれば、
1/4に限らず任意の量でよい。
【0020】このような各スポットからの反射光は、再
び対物レンズ15およびビームスプリッタ14を介して
集光レンズ16に入射され、これにより集光されて光検
出器17に照射される。光検出器17は、図6に示すよ
うに、メインスポット(Spot M)に対して4分割
されたディテクタが、サイドスポット(Spot S
1,S2)に対して各々2分割されたディテクタが設け
られており、これら各ディテクタにおいて入射された光
が光電変換され、各ディテクタに対応した電気信号A〜
Hが出力される。そして、これらの出力信号A〜Hに基
づいて、図示せぬ演算部により所定の演算が行われ、ト
ラッキングエラー信号、クロストラック信号、フォーカ
スエラー信号などが生成され、信号処理部20に入力さ
れる。
び対物レンズ15およびビームスプリッタ14を介して
集光レンズ16に入射され、これにより集光されて光検
出器17に照射される。光検出器17は、図6に示すよ
うに、メインスポット(Spot M)に対して4分割
されたディテクタが、サイドスポット(Spot S
1,S2)に対して各々2分割されたディテクタが設け
られており、これら各ディテクタにおいて入射された光
が光電変換され、各ディテクタに対応した電気信号A〜
Hが出力される。そして、これらの出力信号A〜Hに基
づいて、図示せぬ演算部により所定の演算が行われ、ト
ラッキングエラー信号、クロストラック信号、フォーカ
スエラー信号などが生成され、信号処理部20に入力さ
れる。
【0021】ここで、トラッキングエラー信号とクロス
トラック信号の生成方法について説明する。トラッキン
グエラー信号TEの生成式を(1)に示す。
トラック信号の生成方法について説明する。トラッキン
グエラー信号TEの生成式を(1)に示す。
【0022】
【数1】 TE=(A+D)−(B+C)−α((E−F)+(G−H)) …(1) ただし、αは、メインスポットとサイドスポットに対す
る光量比に基づく係数である。
る光量比に基づく係数である。
【0023】メインスポット(Spot M)のプッシ
ュプル(A+D)−(B+C)と、サイドスポット(S
pot S1,S2)のプッシュプル(E−F)、(G
−H)は、図7に示すように、トラッキング方向の位置
に対し90°位相がずれた信号となる。また、サイドプ
ッシュプル(E−F),(G−H)同士の信号位相は、
図7に示すように、180°ずれているため、((E−
F)+(G−H))は0となる。本実施の形態では、こ
のプッシュプル信号を光量比分増幅し、メインプッシュ
プル信号との差を求め、トラッキングエラー信号として
いる。なお、通常の差動プッシュプル法では、サイドプ
ッシュプルにもトラッキングエラー信号が含まれていた
ため、トラッキングエラー信号はメインプッシュプル信
号の倍の振幅になるが、この方式ではメインプッシュプ
ル信号と同じ振幅になる。
ュプル(A+D)−(B+C)と、サイドスポット(S
pot S1,S2)のプッシュプル(E−F)、(G
−H)は、図7に示すように、トラッキング方向の位置
に対し90°位相がずれた信号となる。また、サイドプ
ッシュプル(E−F),(G−H)同士の信号位相は、
図7に示すように、180°ずれているため、((E−
F)+(G−H))は0となる。本実施の形態では、こ
のプッシュプル信号を光量比分増幅し、メインプッシュ
プル信号との差を求め、トラッキングエラー信号として
いる。なお、通常の差動プッシュプル法では、サイドプ
ッシュプルにもトラッキングエラー信号が含まれていた
ため、トラッキングエラー信号はメインプッシュプル信
号の倍の振幅になるが、この方式ではメインプッシュプ
ル信号と同じ振幅になる。
【0024】クロストラック信号CTSの生成式を
(2)に示す。
(2)に示す。
【0025】
【数2】 CTS=α(E−F)−(G−H) …(2) ただし、αは、メインスポットとサイドスポットに対す
る光量比に基づく係数である。
る光量比に基づく係数である。
【0026】クロストラック信号は、(2)に示すよう
にサイドプッシュプル信号同士の差で生成する。図8に
示すように、サイドスポットS1のプッシュプル信号か
らサイドスポットS2のプッシュプル信号を引いた信号
は、メインスポットがランド上にある場合に最大、グル
ーブ上にある場合に最小になり、通常の作動プッシュプ
ル法によるクロストラック信号と同様の信号になる。さ
らに、このような生成方法であれば、トラッキングエラ
ー信号と同様に、ディテクタ上のスポット位置による信
号が打ち消され、クロストラック信号のみが得られる利
点もある。
にサイドプッシュプル信号同士の差で生成する。図8に
示すように、サイドスポットS1のプッシュプル信号か
らサイドスポットS2のプッシュプル信号を引いた信号
は、メインスポットがランド上にある場合に最大、グル
ーブ上にある場合に最小になり、通常の作動プッシュプ
ル法によるクロストラック信号と同様の信号になる。さ
らに、このような生成方法であれば、トラッキングエラ
ー信号と同様に、ディテクタ上のスポット位置による信
号が打ち消され、クロストラック信号のみが得られる利
点もある。
【0027】このようなトラッキングエラー信号TEと
クロストラック信号CTSの生成方法であれば、ランド
幅ごグルーブ幅の等しいランドグルーブ記録を行う媒体
に対しても、適切に各信号が得られる。このようにして
得られたトラッキングエラー信号TEと、クロストラッ
ク信号CTSの位相関係を図9に示す。
クロストラック信号CTSの生成方法であれば、ランド
幅ごグルーブ幅の等しいランドグルーブ記録を行う媒体
に対しても、適切に各信号が得られる。このようにして
得られたトラッキングエラー信号TEと、クロストラッ
ク信号CTSの位相関係を図9に示す。
【0028】信号処理部20の第1〜第3のA/D変換
器21〜23は、前述したように生成され光学系10よ
り入力されるトラッキングエラー信号、クロストラック
信号、および、受光全光量を示すサム信号を、各々アナ
ログ/デジタル変換し、第1の正規化処理部31おび第
2の正規化処理部32に出力する。
器21〜23は、前述したように生成され光学系10よ
り入力されるトラッキングエラー信号、クロストラック
信号、および、受光全光量を示すサム信号を、各々アナ
ログ/デジタル変換し、第1の正規化処理部31おび第
2の正規化処理部32に出力する。
【0029】第1および第2の正規化処理部31,32
は、第1のA/D変換器21より入力されるデジタル信
号に変換されたトラッキングエラー信号および第2のA
/D変換器22より入力されるデジタル信号に変換され
たクロストラック信号を、各々第3のA/D変換器23
より入力されるデジタル信号に変換されたサム信号で正
規化し、正規化後の信号をアドレスエリア信号生成部4
0、および、第1のミュート処理部51または第2のミ
ュート処理部52に各々出力する。
は、第1のA/D変換器21より入力されるデジタル信
号に変換されたトラッキングエラー信号および第2のA
/D変換器22より入力されるデジタル信号に変換され
たクロストラック信号を、各々第3のA/D変換器23
より入力されるデジタル信号に変換されたサム信号で正
規化し、正規化後の信号をアドレスエリア信号生成部4
0、および、第1のミュート処理部51または第2のミ
ュート処理部52に各々出力する。
【0030】アドレスエリア信号生成部40は、第1の
正規化処理部31より入力されるトラッキングエラー信
号および第2の正規化処理部32より入力されるクロス
トラック信号に基づいて、アドレスエリア信号を生成
し、第1のミュート処理部51および第2のミュート処
理部52に出力する。
正規化処理部31より入力されるトラッキングエラー信
号および第2の正規化処理部32より入力されるクロス
トラック信号に基づいて、アドレスエリア信号を生成
し、第1のミュート処理部51および第2のミュート処
理部52に出力する。
【0031】アドレスエリア信号生成部40におけるア
ドレスエリア信号の生成方法について説明する。図1に
示したように、光ディスク媒体80上には、案内溝であ
るグループが連続して設けられているデータエリアと、
アドレス情報を示すデータで変調されたピットが設けら
れているアドレスエリアとが設けられている。このアド
レスエリアのピット部は、非常に短い周期で断続的にグ
ループが構成されているので、出力されるトラッキング
エラー信号TEとクロストラック信号CTSは、サーボ
として使用する周波数帯域(約100KHz以下)で
は、図10(A)および(B)に示すように、振幅が小
さくなる。また、トラッキングエラー信号TEに対して
クロストラック信号CTSは90°位相がずれている。
ドレスエリア信号の生成方法について説明する。図1に
示したように、光ディスク媒体80上には、案内溝であ
るグループが連続して設けられているデータエリアと、
アドレス情報を示すデータで変調されたピットが設けら
れているアドレスエリアとが設けられている。このアド
レスエリアのピット部は、非常に短い周期で断続的にグ
ループが構成されているので、出力されるトラッキング
エラー信号TEとクロストラック信号CTSは、サーボ
として使用する周波数帯域(約100KHz以下)で
は、図10(A)および(B)に示すように、振幅が小
さくなる。また、トラッキングエラー信号TEに対して
クロストラック信号CTSは90°位相がずれている。
【0032】このことから、信号電力を表すTE2 +C
TS2 を求めると、図10(C)に示すように、データ
エリアに比べアドレスエリアでは小さくなる。たとえば
図1の点線に沿ってスポットが移動した場合、TE2 +
CTS2 は図10(C)に示すように変化し、基準値R
EFと比較することによって、図10(D)に示すよう
なアドレスエリア信号を生成できる。この方法で生成し
たアドレスエリア信号は、トラックをトレースしている
ときはもちろん、この例のようにトラックを横切ってい
るときにも正確にアドレスエリアを検出できる。また、
ゾーンの境目であったとしても正確に検出できる。
TS2 を求めると、図10(C)に示すように、データ
エリアに比べアドレスエリアでは小さくなる。たとえば
図1の点線に沿ってスポットが移動した場合、TE2 +
CTS2 は図10(C)に示すように変化し、基準値R
EFと比較することによって、図10(D)に示すよう
なアドレスエリア信号を生成できる。この方法で生成し
たアドレスエリア信号は、トラックをトレースしている
ときはもちろん、この例のようにトラックを横切ってい
るときにも正確にアドレスエリアを検出できる。また、
ゾーンの境目であったとしても正確に検出できる。
【0033】このような方法によりアドレスエリア信号
を生成するアドレスエリア信号生成部40の具体的構成
について、図11を参照して説明する。アドレスエリア
信号生成部40は、第1および第2の乗算器41,4
2、加算器43および比較器44を有する。第1の正規
化処理部31で正規化されてアドレスエリア信号生成部
40に入力された正規化トラッキングエラー信号TE
は、第1の乗算器41において二乗されてTE2 が算出
される。また、第2の正規化処理部32で正規化されて
アドレスエリア信号生成部40に入力された正規化クロ
ストラック信号CTSは、第2の乗算器42において二
乗されてCTS2 が算出される。
を生成するアドレスエリア信号生成部40の具体的構成
について、図11を参照して説明する。アドレスエリア
信号生成部40は、第1および第2の乗算器41,4
2、加算器43および比較器44を有する。第1の正規
化処理部31で正規化されてアドレスエリア信号生成部
40に入力された正規化トラッキングエラー信号TE
は、第1の乗算器41において二乗されてTE2 が算出
される。また、第2の正規化処理部32で正規化されて
アドレスエリア信号生成部40に入力された正規化クロ
ストラック信号CTSは、第2の乗算器42において二
乗されてCTS2 が算出される。
【0034】これら、第1および第2の乗算器41,4
2で算出された値を、加算器43で加算することによ
り、図10(C)に示すようなトラッキングエラー信号
TEとクロストラック信号CTSの信号電力TE2 +C
TS2 が算出される。そして比較器44において、この
信号電力TE2 +CTS2 を所定の参照値REFと比較
し、TE2 +CTS2 >REFの場合にはデータエリ
ア、信号電力TE2 +CTS2 ≦REFの場合にはアド
レスエリアであることを示す、図10(D)に示すよう
なアドレスエリア信号を生成する。
2で算出された値を、加算器43で加算することによ
り、図10(C)に示すようなトラッキングエラー信号
TEとクロストラック信号CTSの信号電力TE2 +C
TS2 が算出される。そして比較器44において、この
信号電力TE2 +CTS2 を所定の参照値REFと比較
し、TE2 +CTS2 >REFの場合にはデータエリ
ア、信号電力TE2 +CTS2 ≦REFの場合にはアド
レスエリアであることを示す、図10(D)に示すよう
なアドレスエリア信号を生成する。
【0035】第1および第2のミュート処理部51,5
2は、アドレスエリア信号生成部40から入力されるア
ドレスエリア信号に基づいて、第1および第2の正規化
処理部31,32より入力される正規化トラッキングエ
ラー信号および正規化クロストラック信号に対してミュ
ート処理を行い、処理を施したトラッキングエラー信号
を速度・位置検出部61および切り換え判断回路62
に、処理を施したクロストラック信号を速度・位置検出
部61に各々出力する。第1および第2のミュート処理
部51,52においては、入力されるアドレスエリア信
号がデータエリアを示している時、すなわち図10の例
ではハイレベルの時は、入力されるトラッキングエラー
信号およびクロストラック信号をそのま出力し、アドレ
スエリア信号がアドレスエリアを示している時は、すな
わち図10の例ではローレベルの時は、入力されるトラ
ッキングエラー信号およびクロストラック信号に対して
ミュート処理を行う。
2は、アドレスエリア信号生成部40から入力されるア
ドレスエリア信号に基づいて、第1および第2の正規化
処理部31,32より入力される正規化トラッキングエ
ラー信号および正規化クロストラック信号に対してミュ
ート処理を行い、処理を施したトラッキングエラー信号
を速度・位置検出部61および切り換え判断回路62
に、処理を施したクロストラック信号を速度・位置検出
部61に各々出力する。第1および第2のミュート処理
部51,52においては、入力されるアドレスエリア信
号がデータエリアを示している時、すなわち図10の例
ではハイレベルの時は、入力されるトラッキングエラー
信号およびクロストラック信号をそのま出力し、アドレ
スエリア信号がアドレスエリアを示している時は、すな
わち図10の例ではローレベルの時は、入力されるトラ
ッキングエラー信号およびクロストラック信号に対して
ミュート処理を行う。
【0036】速度・位置検出部61は、第1のミュート
処理部51および第2のミュート処理部52より入力さ
れるトラッキングエラー信号およびクロストラック信号
に基づいて、トラック移動速度および走査トラック位置
を検出し、それらの情報を示す信号を切り換え判断回路
62に出力する。
処理部51および第2のミュート処理部52より入力さ
れるトラッキングエラー信号およびクロストラック信号
に基づいて、トラック移動速度および走査トラック位置
を検出し、それらの情報を示す信号を切り換え判断回路
62に出力する。
【0037】切り換え判断回路62は、第1のミュート
処理部51より入力されるトラッキングエラー信号、お
よび、速度・位置検出部61より入力されるトラック移
動速度および走査トラック位置を示す信号に基づいて、
所望のトラックを適切に走査できるように、シーク動作
かトラッキング動作かなどの動作制御を含むサーボの種
々の状態を切り換え、そのためのトラッキングコイル操
作信号を生成して位相補償デジタルフィルタ63に出力
する。
処理部51より入力されるトラッキングエラー信号、お
よび、速度・位置検出部61より入力されるトラック移
動速度および走査トラック位置を示す信号に基づいて、
所望のトラックを適切に走査できるように、シーク動作
かトラッキング動作かなどの動作制御を含むサーボの種
々の状態を切り換え、そのためのトラッキングコイル操
作信号を生成して位相補償デジタルフィルタ63に出力
する。
【0038】位相補償デジタルフィルタ63は、切り換
え判断回路62より入力されるトラッキングコイル操作
信号に所定のデジタルフィルタをかけて位相補償を行
い、生成されたトラッキングコイル操作信号をD/A変
換器64に出力する。
え判断回路62より入力されるトラッキングコイル操作
信号に所定のデジタルフィルタをかけて位相補償を行
い、生成されたトラッキングコイル操作信号をD/A変
換器64に出力する。
【0039】D/A変換器64は、位相補償デジタルフ
ィルタ63より入力されたトラッキングコイル操作信号
を、アナログ信号に変換し、ドライブアンプ65に出力
する。
ィルタ63より入力されたトラッキングコイル操作信号
を、アナログ信号に変換し、ドライブアンプ65に出力
する。
【0040】ドライブアンプ65は、D/A変換器64
より入力されたトラッキングコイルドライブ信号を増幅
し、トラッキングコイル71に印加する。
より入力されたトラッキングコイルドライブ信号を増幅
し、トラッキングコイル71に印加する。
【0041】次に、このような光ディスク装置1の動作
についてまとめて説明する。まず、図5に示したような
光学系10のレーザ11で発せられたレーザ光より、3
本のビームが生成され、図6に示すように光ディスク媒
体80に照射される。その反射光が光検出器17で受光
され、トラッキングエラー信号、クロストラック信号お
よびサム信号が生成されて、各々第1〜第3のA/D変
換器21〜23に入力される。それら各信号は、第1〜
第3のA/D変換器21〜23でデジタル信号に変換さ
れ、トラッキングエラー信号とクロストラック信号が第
1および第2の正規化処理部31,32でサム信号に基
づいて正規化される。
についてまとめて説明する。まず、図5に示したような
光学系10のレーザ11で発せられたレーザ光より、3
本のビームが生成され、図6に示すように光ディスク媒
体80に照射される。その反射光が光検出器17で受光
され、トラッキングエラー信号、クロストラック信号お
よびサム信号が生成されて、各々第1〜第3のA/D変
換器21〜23に入力される。それら各信号は、第1〜
第3のA/D変換器21〜23でデジタル信号に変換さ
れ、トラッキングエラー信号とクロストラック信号が第
1および第2の正規化処理部31,32でサム信号に基
づいて正規化される。
【0042】その正規化されたトラッキングエラー信号
TEおよびクロストラック信号CTSに基づいて、アド
レスエリア信号生成部40においてそれらの信号電力T
E2+CTS2 が算出され、それに基づいてアドレスエ
リア信号が生成される。生成されたアドレスエリア信号
に基づいて、第1のミュート処理部51でトラッキング
エラー信号が、第2のミュート処理部52でクロストラ
ック信号が各々ミュート処理され、アドレスパルスノイ
ズの除去されたトラッキングエラー信号およびクロスト
ラック信号が生成される。
TEおよびクロストラック信号CTSに基づいて、アド
レスエリア信号生成部40においてそれらの信号電力T
E2+CTS2 が算出され、それに基づいてアドレスエ
リア信号が生成される。生成されたアドレスエリア信号
に基づいて、第1のミュート処理部51でトラッキング
エラー信号が、第2のミュート処理部52でクロストラ
ック信号が各々ミュート処理され、アドレスパルスノイ
ズの除去されたトラッキングエラー信号およびクロスト
ラック信号が生成される。
【0043】その、トラッキングエラー信号およびクロ
ストラック信号に基づいて、速度・位置検出部61でト
ラック移動速度および走査トラッキング位置が検出さ
れ、切り換え判断回路62において所望のトラックを追
従できるように種々の制御モードが切り換えられてトラ
ッキングコイル操作信号が生成される。生成されたトラ
ッキングコイル操作信号は、位相補償デジタルフィルタ
63でデジタルフィルタにより位相補償され、D/A変
換器64でアナログ信号に変換され、ドライブアンプ6
5で増幅されトラッキングコイル71に印加され、トラ
ッキングコイル71によりヘッドが所望の位置に移動さ
れる。
ストラック信号に基づいて、速度・位置検出部61でト
ラック移動速度および走査トラッキング位置が検出さ
れ、切り換え判断回路62において所望のトラックを追
従できるように種々の制御モードが切り換えられてトラ
ッキングコイル操作信号が生成される。生成されたトラ
ッキングコイル操作信号は、位相補償デジタルフィルタ
63でデジタルフィルタにより位相補償され、D/A変
換器64でアナログ信号に変換され、ドライブアンプ6
5で増幅されトラッキングコイル71に印加され、トラ
ッキングコイル71によりヘッドが所望の位置に移動さ
れる。
【0044】このように、本実施の形態の光ディスク装
置1においては、トラッキングエラー信号およびクロス
トラック信号の信号電力に基づいてアドレスエリア信号
を生成しているので、時間に基づいた信号を用いなくと
もアドレスエリア信号が検出でき、その結果、CAVフ
ォーマットのディスクだけでなく、ゾーンドCAV、ゾ
ーンドCLVフォーマットのディスクであっても精度の
高いアドレスエリア信号を生成することができる。
置1においては、トラッキングエラー信号およびクロス
トラック信号の信号電力に基づいてアドレスエリア信号
を生成しているので、時間に基づいた信号を用いなくと
もアドレスエリア信号が検出でき、その結果、CAVフ
ォーマットのディスクだけでなく、ゾーンドCAV、ゾ
ーンドCLVフォーマットのディスクであっても精度の
高いアドレスエリア信号を生成することができる。
【0045】また、アドレスエリア信号生成部40で得
られるアドレスエリア信号は、レーザスポットがトレー
スしている瞬間の情報であるため、トラッキングサーボ
のミュート処理に使用した場合、ゾーンの境目であって
も正しいミュートが行われ、トラッキングサーボのアド
レススパイクによる乱れを軽減することができトラッキ
ングサーボの性能を向上させることができる。また、フ
ォーカスサーボのミュート処理に使用した場合には、ゾ
ーンの境目はもちろん、トラックを移動するシーク動作
中であっても正しいミュートが行われ、フォーカスサー
ボのアドレススパイクによる乱れを軽減することがで
き、フォーカスサーボの性能を向上させることができ
る。
られるアドレスエリア信号は、レーザスポットがトレー
スしている瞬間の情報であるため、トラッキングサーボ
のミュート処理に使用した場合、ゾーンの境目であって
も正しいミュートが行われ、トラッキングサーボのアド
レススパイクによる乱れを軽減することができトラッキ
ングサーボの性能を向上させることができる。また、フ
ォーカスサーボのミュート処理に使用した場合には、ゾ
ーンの境目はもちろん、トラックを移動するシーク動作
中であっても正しいミュートが行われ、フォーカスサー
ボのアドレススパイクによる乱れを軽減することがで
き、フォーカスサーボの性能を向上させることができ
る。
【0046】さらに、このアドレスエリア信号は、トラ
ックを横切っている時も正確に生成されるので、シーク
中に移動したトラックの数をカウントするトラバースカ
ウンタに対して、アドレスエリア直前の移動速度に基づ
いてカウンタを補間することができ、誤カウントをなく
し、カウンタの精度を向上させることができる。
ックを横切っている時も正確に生成されるので、シーク
中に移動したトラックの数をカウントするトラバースカ
ウンタに対して、アドレスエリア直前の移動速度に基づ
いてカウンタを補間することができ、誤カウントをなく
し、カウンタの精度を向上させることができる。
【0047】なお、本発明は、本実施の形態にのみ限ら
れるものでなく、任意好適な種々の変更が可能である。
たとえば、本実施の形態においては、アドレスエリア信
号生成部40は、図11に示したように、2つの乗算器
と1つの加算器、1つの比較器で構成した。しかし、ア
ドレスエリア信号生成部40の構成はこれに限られるも
のではない。たとえば、図12に示すように、演算した
結果をROMなどのメモリ45に記憶させ、これにより
構成するようにしてもよい。この場合、第1の正規化処
理部31より入力される正規化トラッキングエラー信号
および第2の正規化処理部32より入力される正規化ク
ロストラック信号を、各々アドレス信号としてメモリ4
5に入力し、メモリ45からの出力をそのままアドレス
エリア信号として用いればよい。メモリ45は、トラッ
キングエラー信号およびクロストラック信号がともに6
bitの精度の場合に、4kbitと比較的小さな容量
でよく、このようにすればより簡単な構成で本発明を実
現することができる。
れるものでなく、任意好適な種々の変更が可能である。
たとえば、本実施の形態においては、アドレスエリア信
号生成部40は、図11に示したように、2つの乗算器
と1つの加算器、1つの比較器で構成した。しかし、ア
ドレスエリア信号生成部40の構成はこれに限られるも
のではない。たとえば、図12に示すように、演算した
結果をROMなどのメモリ45に記憶させ、これにより
構成するようにしてもよい。この場合、第1の正規化処
理部31より入力される正規化トラッキングエラー信号
および第2の正規化処理部32より入力される正規化ク
ロストラック信号を、各々アドレス信号としてメモリ4
5に入力し、メモリ45からの出力をそのままアドレス
エリア信号として用いればよい。メモリ45は、トラッ
キングエラー信号およびクロストラック信号がともに6
bitの精度の場合に、4kbitと比較的小さな容量
でよく、このようにすればより簡単な構成で本発明を実
現することができる。
【0048】また、本実施の形態においては、図4に示
すようにデジタル回路により本発明の信号処理回路を実
現したが、アナログ回路により構成してもよい。また、
本実施の形態はトラッキングサーボに対して本発明を適
用した場合についてのみ説明したが、フォーカスサーボ
に対しても同様に適用することができ、アドレスエリア
信号を用いる全てのサーボに適用することができる。
すようにデジタル回路により本発明の信号処理回路を実
現したが、アナログ回路により構成してもよい。また、
本実施の形態はトラッキングサーボに対して本発明を適
用した場合についてのみ説明したが、フォーカスサーボ
に対しても同様に適用することができ、アドレスエリア
信号を用いる全てのサーボに適用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゾーンドCAVやゾーンドCLVフォーマットの光ディ
スク媒体に対しても、正確にアドレスエリア信号を生成
することができ、これによりトラッキングサーボやフォ
ーカスサーボなどの制御やトランバースカウンタにおけ
る移動トラック数のカウントを適切に行うことのできる
光ディスク装置を提供することができる。また、ゾーン
ドCAVやゾーンドCLVフォーマットの光ディスク媒
体に対しても、正確にアドレスエリア信号を生成するこ
とができ、これによりトラッキングサーボやフォーカス
サーボなどの制御やトランバースカウンタにおける移動
トラック数のカウントを適切に行うことのできる光ディ
スク装置を提供することができる光ディスク装置の制御
方法を提供することができる。
ゾーンドCAVやゾーンドCLVフォーマットの光ディ
スク媒体に対しても、正確にアドレスエリア信号を生成
することができ、これによりトラッキングサーボやフォ
ーカスサーボなどの制御やトランバースカウンタにおけ
る移動トラック数のカウントを適切に行うことのできる
光ディスク装置を提供することができる。また、ゾーン
ドCAVやゾーンドCLVフォーマットの光ディスク媒
体に対しても、正確にアドレスエリア信号を生成するこ
とができ、これによりトラッキングサーボやフォーカス
サーボなどの制御やトランバースカウンタにおける移動
トラック数のカウントを適切に行うことのできる光ディ
スク装置を提供することができる光ディスク装置の制御
方法を提供することができる。
【図1】図1は、光ディスク媒体のデータエリアおよび
アドレスエリアを説明するための図である。
アドレスエリアを説明するための図である。
【図2】図2は、光ディスク媒体のCAVフォーマット
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図3】図3は、光ディスク媒体のゾーンドCLVフォ
ーマットを説明するための図である。
ーマットを説明するための図である。
【図4】図4は、本発明の一実施の形態の光ディスク装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図5】図5は、図4に示した光ディスク装置の光学系
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図6】図6は、図5に示した光学系で生成された3本
のビームが光ディスク媒体に照射されている状態と、そ
の反射光を受光する光検出器の構成を示す図である。
のビームが光ディスク媒体に照射されている状態と、そ
の反射光を受光する光検出器の構成を示す図である。
【図7】図7は、図6に示したようなビームスポット
の、メインスポットのプッシュプル信号と、サイドスポ
ットのプッシュプル信号を示す図である。
の、メインスポットのプッシュプル信号と、サイドスポ
ットのプッシュプル信号を示す図である。
【図8】図8は、図6に示したようなビームスポット
の、サイドスポットのプッシュプル信号同士の差を示す
図であり、クロストラック信号の生成方法を示す図であ
る。
の、サイドスポットのプッシュプル信号同士の差を示す
図であり、クロストラック信号の生成方法を示す図であ
る。
【図9】図9は、トラッキングエラー信号TEと、クロ
ストラック信号CTSの位相関係を示す図である。
ストラック信号CTSの位相関係を示す図である。
【図10】図10は、図4に示した光ディスク装置のア
ドレスエリア信号生成部におけるアドレスエリア信号の
生成方法を説明するための図であり、(A)はトラッキ
ングエラー信号TEを示す図であり、(B)はクロスト
ラック信号CTSを示す図であり、(C)はトラッキン
グエラー信号TEとクロストラック信号CTSの信号電
力を示す図であり、(D)は生成されたアドレスエリア
信号を示す図である。
ドレスエリア信号生成部におけるアドレスエリア信号の
生成方法を説明するための図であり、(A)はトラッキ
ングエラー信号TEを示す図であり、(B)はクロスト
ラック信号CTSを示す図であり、(C)はトラッキン
グエラー信号TEとクロストラック信号CTSの信号電
力を示す図であり、(D)は生成されたアドレスエリア
信号を示す図である。
【図11】図11は、図4に示した光ディスク装置のア
ドレスエリア信号生成部の構成を示すブロック図であ
る。
ドレスエリア信号生成部の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】図12は、図4に示した光ディスク装置のア
ドレスエリア信号生成部の他の構成を示すブロック図で
ある。
ドレスエリア信号生成部の他の構成を示すブロック図で
ある。
【図13】図13は、従来の光ディスク装置における、
トラッキングサーボに係わる構成部を示すブロック図で
ある。
トラッキングサーボに係わる構成部を示すブロック図で
ある。
【図14】図14は、図13に示した光ディスク装置の
信号処理部における各部の信号波形を示す図であり、
(A)は、第1の正規化処理部より出力されるトラッキ
ングエラー信号を示す図であり、(B)は、アドレスエ
リア信号生成部で生成されたアドレスエリア信号を示す
図であり、(C)は、第1のミュート処理部でミュート
処理が行われた後にトラッキングエラー信号を示す図で
ある。
信号処理部における各部の信号波形を示す図であり、
(A)は、第1の正規化処理部より出力されるトラッキ
ングエラー信号を示す図であり、(B)は、アドレスエ
リア信号生成部で生成されたアドレスエリア信号を示す
図であり、(C)は、第1のミュート処理部でミュート
処理が行われた後にトラッキングエラー信号を示す図で
ある。
1…光ディスク装置、10…光学系、11…レーザ、1
2…コリメータレンズ、13…回折格子、14…ビーム
スプリッタ、15…対物レンズ、16…集光レンズ、1
7…受光素子、20…信号処理部、21〜23…アナロ
グ/デジタル(A/D)変換器、31,32…正規化処
理部、40…アドレスエリア信号生成部、41,42…
乗算器、43…加算器、44…比較器、45…メモリ、
51,52…ミュート処理部、61…速度・位置検出
部、62…切り換え判断回路、63…位相補償デジタル
フィルタ、64…デジタル/アナログ(D/A)変換
器、65…ドライブアンプ、70…駆動系、71…トラ
ッキングコイル、72…スピンドルモータ、9…光ディ
スク装置、80…光ディスク媒体、90…信号処理部、
91…アドレスエリア信号生成部
2…コリメータレンズ、13…回折格子、14…ビーム
スプリッタ、15…対物レンズ、16…集光レンズ、1
7…受光素子、20…信号処理部、21〜23…アナロ
グ/デジタル(A/D)変換器、31,32…正規化処
理部、40…アドレスエリア信号生成部、41,42…
乗算器、43…加算器、44…比較器、45…メモリ、
51,52…ミュート処理部、61…速度・位置検出
部、62…切り換え判断回路、63…位相補償デジタル
フィルタ、64…デジタル/アナログ(D/A)変換
器、65…ドライブアンプ、70…駆動系、71…トラ
ッキングコイル、72…スピンドルモータ、9…光ディ
スク装置、80…光ディスク媒体、90…信号処理部、
91…アドレスエリア信号生成部
Claims (14)
- 【請求項1】トラック上に、案内溝により規定され任意
のデータが記録されるデータエリアと、ピットによりア
ドレス情報が記録されているアドレスエリアとを有する
ディスク状記録媒体に対して、データの記録および再生
またはそのいずれかを行う装置であって、 前記ディスク状記録媒体に照射した光の反射光に基づい
て、所定の制御対象に対する所定のエラー信号を含む所
定の信号を生成する信号生成手段と、 前記生成した所定の信号の信号電力を検出する電力検出
手段と、 前記検出した信号電力を、所定の基準値と比較する比較
手段と、 前記比較の結果、前記検出した信号電力が前記基準値以
下あるいは前記基準値より小さい場合に、当該位置がア
ドレスエリアである旨を示すアドレスエリア信号を生成
するアドレスエリア信号生成手段と、 前記生成されたアドレスエリア信号に基づいて、少なく
とも前記エラー信号を補正する補正手段と、 前記補正されたエラー信号に基づいて、前記所定の制御
対象を制御する制御手段とを有する光ディスク装置。 - 【請求項2】前記信号生成手段は、前記案内溝に対する
前記照射光の位置を表すトラッキングエラー信号TE
と、該トラッキングエラー信号に対し位相が90°進ん
だ位置を示すクロストラック信号CTSを生成し、 前記電力検出手段は、TE2 +CTS2 を前記信号電力
として算出し、 前記比較手段は、前記算出した信号電力を所定の基準値
と比較し、 前記アドレスエリア信号生成手段は、前記比較の結果に
基づいて前記アドレスエリア信号を生成する請求項1に
記載の光ディスク装置。 - 【請求項3】前記補正手段は、前記生成されたアドレス
エリア信号に基づいて前記生成されたトラッキングエラ
ー信号を補正し、 前記制御手段は、前記補正されたトラッキングエラー信
号に基づいて、トラッキングサーボを行う請求項2に記
載の光ディスク装置。 - 【請求項4】前記信号生成手段は、さらに、前記ディス
ク状記録媒体に対する前記照射光のフォーカッシング状
態を表すフォーカスエラー信号を生成し、 前記補正手段は、前記生成されたアドレスエリア信号に
基づいて前記生成されたフォーカスエラー信号を補正
し、 前記制御手段は、前記補正されたフォーカスエラー信号
に基づいて、フォーカスサーボを行う請求項2に記載の
光ディスク装置。 - 【請求項5】前記電力検出手段は、前記トラッキングエ
ラー信号の二乗を検出する第1の二乗器と、前記クロス
トラック信号の二乗を検出する第2の二乗器と、前記第
1の二乗器で検出された前記トラッキングエラー信号の
二乗と前記第2の二乗器で検出された前記クロストラッ
ク信号の二乗とを加算する加算器とを有する請求項2に
記載の光ディスク装置。 - 【請求項6】前記電力検出手段、前記比較手段および前
記アドレスエリア信号生成手段は、前記所定の信号基づ
くアドレスで指定される記憶領域に、当該所定の信号の
信号電力と前記所定の基準値との比較の結果に基づいて
生成されるアドレスエリア信号のレベルをデータとして
記録したメモリにより構成される請求項1に記載の光デ
ィスク装置。 - 【請求項7】前記補正手段は、前記生成されたアドレス
エリア信号に基づいて、当該位置がアドレスエリアの場
合には、前記エラー信号に対して、当該エラーを減少さ
せるように前記補正を行う請求項1に記載の光ディスク
装置。 - 【請求項8】シーク中に横切ったトラック数をカウント
するカウンタであって、前記アドレスエリア信号に基づ
いて、当該位置がアドレスエリアの場合には、直前のト
ラック横断速度に基づいて所定の時間間隔で順にカウン
トアップを行うトラバースカウンタをさらに有する請求
項1に記載の光ディスク装置。 - 【請求項9】トラック上に、案内溝により規定され任意
のデータが記録されるデータエリアと、ピットによりア
ドレス情報が記録されているアドレスエリアとを有する
ディスク状記録媒体に対して、データの記録および再生
またはそのいずれかを行う光ディスク装置における制御
方法であって、 前記ディスク状記録媒体に照射した光の反射光に基づい
て、所定の制御対象に対する所定のエラー信号を含む所
定の信号を生成し、 前記生成した所定の信号の信号電力を検出し、 前記検出した信号電力を、所定の基準値と比較し、 前記比較の結果、前記検出した信号電力が前記基準値以
下あるいは前記基準値より小さい場合に、当該位置がア
ドレスエリアである旨を示すアドレスエリア信号を生成
し、 前記生成されたアドレスエリア信号に基づいて、少なく
とも前記エラー信号を補正し、 前記補正されたエラー信号に基づいて、前記所定の制御
対象を制御する光ディスク装置の制御方法。 - 【請求項10】前記所定の信号の生成は、前記案内溝に
対する前記照射光の位置を表すトラッキングエラー信号
TEと、該トラッキングエラー信号に対し位相が90°
進んだ位置を示すクロストラック信号CTSを生成し、 前記電力の検出は、TE2 +CTS2 を前記信号電力と
して算出し、 前記算出した信号電力を所定の基準値と比較し、 前記比較の結果に基づいて前記アドレスエリア信号を生
成する請求項9に記載の光ディスク装置の制御方法。 - 【請求項11】前記補正は、前記生成されたアドレスエ
リア信号に基づいて前記生成されたトラッキングエラー
信号を補正し、 前記制御は、前記補正されたトラッキングエラー信号に
基づいて、トラッキングサーボを行う請求項10に記載
の光ディスク装置の制御方法。 - 【請求項12】前記所定の信号の生成は、さらに、前記
ディスク状記録媒体に対する前記照射光のフォーカッシ
ング状態を表すフォーカスエラー信号を生成し、 前記補正は、前記生成されたアドレスエリア信号に基づ
いて前記生成されたフォーカスエラー信号を補正し、 前記制御は、前記補正されたフォーカスエラー信号に基
づいて、フォーカッシングサーボを行う請求項10に記
載の光ディスク装置の制御方法。 - 【請求項13】前記補正は、前記生成されたアドレスエ
リア信号に基づいて、当該位置がアドレスエリアの場合
には、前記エラー信号に対して、当該エラーを減少させ
るように行う請求項9に記載の光ディスク装置の制御方
法。 - 【請求項14】前記アドレスエリア信号に基づいて、当
該位置がデータエリアの場合には、シーク中に横切った
トラック数をカウントし、当該位置がアドレスエリアの
場合には、直前のトラック横断速度に基づいて所定の時
間間隔で順にカウントアップを行い、横断トラック数を
カウントし、 前記カウント結果に基づいてシーク動作を制御する請求
項9に記載の光ディスク装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040998A JPH11296879A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 光ディスク装置とその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040998A JPH11296879A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 光ディスク装置とその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11296879A true JPH11296879A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=13997795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9040998A Pending JPH11296879A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 光ディスク装置とその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11296879A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006087843A1 (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光ピックアップ |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP9040998A patent/JPH11296879A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006087843A1 (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光ピックアップ |
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