JPH11295334A - 加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents
加速度センサ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH11295334A JPH11295334A JP10247198A JP10247198A JPH11295334A JP H11295334 A JPH11295334 A JP H11295334A JP 10247198 A JP10247198 A JP 10247198A JP 10247198 A JP10247198 A JP 10247198A JP H11295334 A JPH11295334 A JP H11295334A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reed switch
- inner housing
- magnet mass
- resin
- acceleration sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H35/00—Switches operated by change of a physical condition
- H01H35/14—Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
- H01H35/147—Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch the switch being of the reed switch type
Landscapes
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力信号の電流容量を低下させることなく小
型化することができる加速度センサを得る。 【解決手段】 セーフィングセンサ10は、増幅回路1
2を備えており、ベース抵抗16及一端がリードスイッ
チ20の一端と接続されている。リードスイッチ20
は、インナーハウジング28内に収容されており、その
外側はスプリング30が券着されたマグネットマス32
が取付けられている。マグネットマス32の外側にはア
ウタハウジング34が被せられており、インナーハウジ
ング28内は樹脂で満たされていて、増幅回路12及び
リードスイッチ20が樹脂モールドされている。急減速
時には、マグネットマス32が矢印A方向へ移動してリ
ードスイッチ20がオンし、出力信号が増幅回路12で
増幅されてOUT端子26へ出力される。
型化することができる加速度センサを得る。 【解決手段】 セーフィングセンサ10は、増幅回路1
2を備えており、ベース抵抗16及一端がリードスイッ
チ20の一端と接続されている。リードスイッチ20
は、インナーハウジング28内に収容されており、その
外側はスプリング30が券着されたマグネットマス32
が取付けられている。マグネットマス32の外側にはア
ウタハウジング34が被せられており、インナーハウジ
ング28内は樹脂で満たされていて、増幅回路12及び
リードスイッチ20が樹脂モールドされている。急減速
時には、マグネットマス32が矢印A方向へ移動してリ
ードスイッチ20がオンし、出力信号が増幅回路12で
増幅されてOUT端子26へ出力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエアバッグ
装置等の急減速状態を検知するセーフィングセンサに関
する。
装置等の急減速状態を検知するセーフィングセンサに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗用車等の車両用の運転席及
び助手席側等には、車両急減速状態時に乗員の保護を補
助するためのエアバッグシステム等の乗員保護装置が搭
載されている。このエアバッグシステムは、車両に取り
付けられた加速度センサによって所定値を越える加速度
が検出された場合には、車両急減速状態であると判断
し、インフレータを作動させ、このインフレータから噴
出されるガスによって袋体を乗員側に膨張させる。これ
によって車両急減速状態における乗員の安全性の向上を
図ることができる。
び助手席側等には、車両急減速状態時に乗員の保護を補
助するためのエアバッグシステム等の乗員保護装置が搭
載されている。このエアバッグシステムは、車両に取り
付けられた加速度センサによって所定値を越える加速度
が検出された場合には、車両急減速状態であると判断
し、インフレータを作動させ、このインフレータから噴
出されるガスによって袋体を乗員側に膨張させる。これ
によって車両急減速状態における乗員の安全性の向上を
図ることができる。
【0003】また、加速度センサは、センターエアバッ
グセンサ、及びセンターエアバッグセンサよりも小さい
減速度でオンするセーフィングセンサ、の2つのセンサ
で構成される場合があり、このような場合には、センタ
ーエアバッグセンサ及びセーフィングセンサがともにオ
ンした場合に点火装置へ電流が流れ、点火する構成とな
っている。
グセンサ、及びセンターエアバッグセンサよりも小さい
減速度でオンするセーフィングセンサ、の2つのセンサ
で構成される場合があり、このような場合には、センタ
ーエアバッグセンサ及びセーフィングセンサがともにオ
ンした場合に点火装置へ電流が流れ、点火する構成とな
っている。
【0004】このセーフィングセンサとしては、リード
スイッチ、マグネットマス、スプリング等で構成される
機械式加速度センサを用いる場合がある。このような機
械式加速度センサは、衝撃により所定の減速度が加わる
と、スプリングの張力よりも大きい慣性力が作用してマ
グネットマスが慣性移動し、このマグネットマスの慣性
移動による磁界の変化により、リードスイッチがオンし
て信号を出力する構成になっている。
スイッチ、マグネットマス、スプリング等で構成される
機械式加速度センサを用いる場合がある。このような機
械式加速度センサは、衝撃により所定の減速度が加わる
と、スプリングの張力よりも大きい慣性力が作用してマ
グネットマスが慣性移動し、このマグネットマスの慣性
移動による磁界の変化により、リードスイッチがオンし
て信号を出力する構成になっている。
【0005】従来より、このような機械式加速度センサ
では、出力信号の最大定格電流を大きくするためには、
リードスイッチ等の個々の部品を大きくしなければなら
なかったので、センサの小型化、低コスト化が困難であ
った。
では、出力信号の最大定格電流を大きくするためには、
リードスイッチ等の個々の部品を大きくしなければなら
なかったので、センサの小型化、低コスト化が困難であ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、出力信号の電流容量を低下させることなく小型化
することができる加速度センサを得ることが目的であ
る。
慮し、出力信号の電流容量を低下させることなく小型化
することができる加速度センサを得ることが目的であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、磁界変化によりオンして微
少電流の急減速検知信号を出力する出力端子を備えたリ
ードスイッチと、このリードスイッチを収容する筒型の
インナーハウジングと、前記インナーハウジングの外周
に軸線方向移動可能に配設され、急減速時に慣性移動し
て磁界変化を生じさせるマグネットマスと、前記インナ
ーハウジングの外周に取付けられ、前記マグネットマス
を前記慣性移動と反対方向に付勢し、慣性移動を制御す
るスプリングと、前記インナーハウジング及び前記マグ
ネットマスを収容するアウタハウジングと、前記急減速
検知信号を増幅する増幅回路と、を有することを特徴と
する。
に、請求項1記載の発明は、磁界変化によりオンして微
少電流の急減速検知信号を出力する出力端子を備えたリ
ードスイッチと、このリードスイッチを収容する筒型の
インナーハウジングと、前記インナーハウジングの外周
に軸線方向移動可能に配設され、急減速時に慣性移動し
て磁界変化を生じさせるマグネットマスと、前記インナ
ーハウジングの外周に取付けられ、前記マグネットマス
を前記慣性移動と反対方向に付勢し、慣性移動を制御す
るスプリングと、前記インナーハウジング及び前記マグ
ネットマスを収容するアウタハウジングと、前記急減速
検知信号を増幅する増幅回路と、を有することを特徴と
する。
【0008】請求項1記載の発明では、車両の急減速時
にマグネットマスが慣性移動することにより生じる磁界
変化によってリードスイッチがオンして急減速検知信号
が出力される場合には、この急減速検知信号を増幅回路
により増幅してから出力する。このため、リードスイッ
チの接点容量を少なくすることができ、リードスイッチ
やマグネットマスの小型化を図ることができ、加速度セ
ンサを小型化できる。さらに、低コスト化を実現するこ
とができる。
にマグネットマスが慣性移動することにより生じる磁界
変化によってリードスイッチがオンして急減速検知信号
が出力される場合には、この急減速検知信号を増幅回路
により増幅してから出力する。このため、リードスイッ
チの接点容量を少なくすることができ、リードスイッチ
やマグネットマスの小型化を図ることができ、加速度セ
ンサを小型化できる。さらに、低コスト化を実現するこ
とができる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記増幅回路及び
前記リードスイッチは、樹脂モールドされていることを
特徴とする。
前記リードスイッチは、樹脂モールドされていることを
特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明では、急減速検知信号
を増幅する増幅回路及びこの増幅回路に接続されるリー
ドスイッチを樹脂でモールドする。このため、信号ライ
ンが露出せず、湿気等の影響によるリーク等を防ぐこと
ができる。
を増幅する増幅回路及びこの増幅回路に接続されるリー
ドスイッチを樹脂でモールドする。このため、信号ライ
ンが露出せず、湿気等の影響によるリーク等を防ぐこと
ができる。
【0011】請求項3記載の発明は、前記請求項2記載
の加速度センサの製造方法であって、前記増幅回路及び
前記リードスイッチをリードフレーム上に配置して接続
し、不要な部分のリードフレームを切断する第1の工程
と、前記インナーハウジングを前記リードスイッチに被
装する第2の工程と、前記マグネットマスに前記インナ
ーハウジングが挿通するように取付ける第3の工程と、
前記アウタハウジングを前記マグネットマスに被装する
第4の工程と、前記アウタハウジング内に樹脂を充填す
る第5の工程と、で構成されることを特徴とする。
の加速度センサの製造方法であって、前記増幅回路及び
前記リードスイッチをリードフレーム上に配置して接続
し、不要な部分のリードフレームを切断する第1の工程
と、前記インナーハウジングを前記リードスイッチに被
装する第2の工程と、前記マグネットマスに前記インナ
ーハウジングが挿通するように取付ける第3の工程と、
前記アウタハウジングを前記マグネットマスに被装する
第4の工程と、前記アウタハウジング内に樹脂を充填す
る第5の工程と、で構成されることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明では、第1の工程によ
り、増幅回路及びリードスイッチをリードフレーム上に
配置して接続し、第2の工程では、インナーハウジング
をリードスイッチに被装する。第3の工程では、マグネ
ットマスにインナーハウジングが貫通するようにマグネ
ットマスを取り付け、第4の工程では、アウタハウジン
グをマグネットマスに被装する。そして、第5の工程で
はアウタハウジング内に樹脂を充填する。このように、
アウタハウジング内に樹脂を充填して増幅回路とリード
スイッチを樹脂モールドすることで、信号ラインが露出
せず、湿気等の影響によるリーク等を防ぐことができ
る。
り、増幅回路及びリードスイッチをリードフレーム上に
配置して接続し、第2の工程では、インナーハウジング
をリードスイッチに被装する。第3の工程では、マグネ
ットマスにインナーハウジングが貫通するようにマグネ
ットマスを取り付け、第4の工程では、アウタハウジン
グをマグネットマスに被装する。そして、第5の工程で
はアウタハウジング内に樹脂を充填する。このように、
アウタハウジング内に樹脂を充填して増幅回路とリード
スイッチを樹脂モールドすることで、信号ラインが露出
せず、湿気等の影響によるリーク等を防ぐことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1〜図3には、加速度センサとしてのセ
ーフィングセンサ10が示されている。セーフィングセ
ンサ10は、増幅回路12を備えており、この増幅回路
12は、図4に示すような回路構成となっている。
ーフィングセンサ10が示されている。セーフィングセ
ンサ10は、増幅回路12を備えており、この増幅回路
12は、図4に示すような回路構成となっている。
【0015】増幅回路12は、PNP型のトランジスタ
14を備えている。このトランジスタ14のベース側に
はベース抵抗16の一端が接続されており、ベース抵抗
16の他端は、プルアップ抵抗18の一端及びリードス
イッチ20の一端が接続されている。プルアップ抵抗1
8の他端はVcc端子22及びトランジスタ14のエミ
ッタ側に接続されている。リードスイッチ20の他端は
グランド端子24に接続されている。トランジスタ14
のコレクタ側は、OUT端子26に接続されている。
14を備えている。このトランジスタ14のベース側に
はベース抵抗16の一端が接続されており、ベース抵抗
16の他端は、プルアップ抵抗18の一端及びリードス
イッチ20の一端が接続されている。プルアップ抵抗1
8の他端はVcc端子22及びトランジスタ14のエミ
ッタ側に接続されている。リードスイッチ20の他端は
グランド端子24に接続されている。トランジスタ14
のコレクタ側は、OUT端子26に接続されている。
【0016】Vcc端子22は、図示しない定電圧電源
(一例として5V)に接続されており、リードスイッチ
20がオンしたときにOUT端子26に出力される電流
を増幅するための電力を供給する。また、増幅回路12
は、図1に示す2点鎖線部分の形状に一例として樹脂で
モールドされており、トランジスタコンプリート41を
形成している。
(一例として5V)に接続されており、リードスイッチ
20がオンしたときにOUT端子26に出力される電流
を増幅するための電力を供給する。また、増幅回路12
は、図1に示す2点鎖線部分の形状に一例として樹脂で
モールドされており、トランジスタコンプリート41を
形成している。
【0017】図1、2に示すように、リードスイッチ2
0は、インナーハウジング28内に収容されている。こ
のインナーハウジング28は、円盤上の基部28Aに円
筒部28Bが立設されて構成されている。インナーハウ
ジング28の基部28Aは、その外周が後述するアウタ
ハウジング34の内壁に隙間なく接触するようになって
いる。
0は、インナーハウジング28内に収容されている。こ
のインナーハウジング28は、円盤上の基部28Aに円
筒部28Bが立設されて構成されている。インナーハウ
ジング28の基部28Aは、その外周が後述するアウタ
ハウジング34の内壁に隙間なく接触するようになって
いる。
【0018】インナーハウジング28の外側には、イン
ナーハウジング28の円筒部28Bが挿通するようにス
プリング30が券着されたマグネットマス32が取付け
られている。
ナーハウジング28の円筒部28Bが挿通するようにス
プリング30が券着されたマグネットマス32が取付け
られている。
【0019】マグネットマス32は、筒体状であり、そ
の上側部分の外周の直径はスプリング30の外周の直径
よりも若干大きくなっている。また、スプリング30の
高さは、マグネットマス32の下側部分の高さよりも高
くなっている。このため、マグネットマス32はスプリ
ング30によって支持され、図2に示す矢印A方向へ移
動可能になっている。
の上側部分の外周の直径はスプリング30の外周の直径
よりも若干大きくなっている。また、スプリング30の
高さは、マグネットマス32の下側部分の高さよりも高
くなっている。このため、マグネットマス32はスプリ
ング30によって支持され、図2に示す矢印A方向へ移
動可能になっている。
【0020】マグネットマス32の外側にはアウタハウ
ジング34が被せられている。このアウタハウジング3
4の両端には、取付孔36が穿設されており、図示しな
いネジ等を用いて、車両側へセーフィングセンサ10を
螺設できるようになっている。
ジング34が被せられている。このアウタハウジング3
4の両端には、取付孔36が穿設されており、図示しな
いネジ等を用いて、車両側へセーフィングセンサ10を
螺設できるようになっている。
【0021】また、アウタハウジング34の内側で、イ
ンナーハウジング28の基部28Aの下側部分は、トラ
ンジスタコンプリート41が配置されており、さらに後
述する製造方法により、インナーハウジング28内は樹
脂40(本実施の形態では一例としてシリコンとする)
が充填されるので、リードスイッチ20は樹脂モールド
されている。このため、Vcc端子22、グランド端子
24、OUT端子26のみが外側へ突出している。
ンナーハウジング28の基部28Aの下側部分は、トラ
ンジスタコンプリート41が配置されており、さらに後
述する製造方法により、インナーハウジング28内は樹
脂40(本実施の形態では一例としてシリコンとする)
が充填されるので、リードスイッチ20は樹脂モールド
されている。このため、Vcc端子22、グランド端子
24、OUT端子26のみが外側へ突出している。
【0022】このように、リードスイッチ20のリード
片21Aが樹脂40でモールドされているので、このリ
ード片21Aからのリークがなく、トランジスタ14を
リークによりオンすることがないようになっている。
片21Aが樹脂40でモールドされているので、このリ
ード片21Aからのリークがなく、トランジスタ14を
リークによりオンすることがないようになっている。
【0023】車両が急減速していない状態では、慣性力
よりもスプリング30の張力が大きいため、マグネット
マス32は、アウタハウジング34の内壁に押し付けら
れており、矢印A方向(車両進行方向)へは移動しない
ようになっている。また、リードスイッチ20のリード
片21A、21Bは若干の隙間が空いており、リードス
イッチ20はオフ状態になっている。
よりもスプリング30の張力が大きいため、マグネット
マス32は、アウタハウジング34の内壁に押し付けら
れており、矢印A方向(車両進行方向)へは移動しない
ようになっている。また、リードスイッチ20のリード
片21A、21Bは若干の隙間が空いており、リードス
イッチ20はオフ状態になっている。
【0024】車両が急減速した場合には、スプリング3
0の張力よりも大きな慣性力が作用し、スプリング30
が矢印A方向へ撓むことにより、マグネットマス32は
矢印A方向へ移動するようになっている。
0の張力よりも大きな慣性力が作用し、スプリング30
が矢印A方向へ撓むことにより、マグネットマス32は
矢印A方向へ移動するようになっている。
【0025】この場合には、マグネットマス32の慣性
移動によりリードスイッチ20周辺の磁界が急激に変化
し、リードスイッチ20のリード片21A、21Bが互
いに吸引して接触してオン状態となり、リードスイッチ
20に電流が流れる。この電流はトランジスタ14で所
定の増幅率で増幅されてOUT端子26に出力される。
移動によりリードスイッチ20周辺の磁界が急激に変化
し、リードスイッチ20のリード片21A、21Bが互
いに吸引して接触してオン状態となり、リードスイッチ
20に電流が流れる。この電流はトランジスタ14で所
定の増幅率で増幅されてOUT端子26に出力される。
【0026】次に、セーフィングセンサ10の製造方法
について説明する。
について説明する。
【0027】まず、図5に示すように、リードフレーム
38上に、増幅回路12を構成するトランジスタ14、
ベース抵抗16、プルアップ抵抗18、及びリードスイ
ッチ20を配置し、一例としてはんだ付け等の方法によ
りリードフレーム38と各部品を接着する。その後、不
要なリードフレームを切断する。そして、図1に示す2
点鎖線の形状に樹脂モールドして、トランジスタコンプ
リート41を形成する。
38上に、増幅回路12を構成するトランジスタ14、
ベース抵抗16、プルアップ抵抗18、及びリードスイ
ッチ20を配置し、一例としてはんだ付け等の方法によ
りリードフレーム38と各部品を接着する。その後、不
要なリードフレームを切断する。そして、図1に示す2
点鎖線の形状に樹脂モールドして、トランジスタコンプ
リート41を形成する。
【0028】次に、図1に示すように、リードスイッチ
20の上方からインナーハウジング28を被せ、さらに
その上からスプリング30が券着されたマグネットマス
32を挿通させる。そして、マグネットマス32の上方
からアウタハウジング34を被せる。
20の上方からインナーハウジング28を被せ、さらに
その上からスプリング30が券着されたマグネットマス
32を挿通させる。そして、マグネットマス32の上方
からアウタハウジング34を被せる。
【0029】そして、樹脂40をアウタハウジング34
内に充填し、リードスイッチ20を樹脂モールドする。
このとき、インナーハウジング28の基部28Aは、そ
の外周がアウタハウジング34の内壁に隙間なく接触し
ているので、樹脂40がインナーハウジング28の基部
28Aの上側に流れ込むようなことはない。
内に充填し、リードスイッチ20を樹脂モールドする。
このとき、インナーハウジング28の基部28Aは、そ
の外周がアウタハウジング34の内壁に隙間なく接触し
ているので、樹脂40がインナーハウジング28の基部
28Aの上側に流れ込むようなことはない。
【0030】次に、本発明の実施の形態における作用に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0031】図2に示すように、車両が急減速していな
い状態では、慣性力よりもスプリング30の張力が大き
いため、マグネットマス32は、アウタハウジング34
の内壁に押し付けられており、矢印A方向へは移動しな
いようになっている。また、リードスイッチ20のリー
ド片21A、21Bは若干の隙間があり、オフ状態にな
っている。
い状態では、慣性力よりもスプリング30の張力が大き
いため、マグネットマス32は、アウタハウジング34
の内壁に押し付けられており、矢印A方向へは移動しな
いようになっている。また、リードスイッチ20のリー
ド片21A、21Bは若干の隙間があり、オフ状態にな
っている。
【0032】車両が急減速した場合には、スプリング3
0の張力よりも大きな慣性力が作用し、スプリング30
が矢印A方向へ撓むことにより、マグネットマス32が
矢印A方向へ移動する。
0の張力よりも大きな慣性力が作用し、スプリング30
が矢印A方向へ撓むことにより、マグネットマス32が
矢印A方向へ移動する。
【0033】このとき、マグネットマス32の慣性移動
によりリードスイッチ20周辺の磁界が急激に変化し、
リードスイッチ20のリード片21A、21Bが互いに
吸引して接触し、オン状態になる。このとき、Vcc端
子22から供給される電流がプルアップ抵抗18を介し
てリードスイッチ20に電流が流れるとともに、ベース
抵抗16を介してトランジスタ14のベース側にも電流
が流れる。このため、トランジスタ14のコレクタ側、
すなわち、OUT端子26にトランジスタ14により増
幅された電流が出力される。
によりリードスイッチ20周辺の磁界が急激に変化し、
リードスイッチ20のリード片21A、21Bが互いに
吸引して接触し、オン状態になる。このとき、Vcc端
子22から供給される電流がプルアップ抵抗18を介し
てリードスイッチ20に電流が流れるとともに、ベース
抵抗16を介してトランジスタ14のベース側にも電流
が流れる。このため、トランジスタ14のコレクタ側、
すなわち、OUT端子26にトランジスタ14により増
幅された電流が出力される。
【0034】このOUT端子26から出力される信号
と、図示しないセンターエアバッグセンサの信号がとも
にオンした場合には、図示しない点火装置が点火されて
インフレータが作動し、このインフレータから噴出され
るガスによってエアバッグが乗員側に膨張される。
と、図示しないセンターエアバッグセンサの信号がとも
にオンした場合には、図示しない点火装置が点火されて
インフレータが作動し、このインフレータから噴出され
るガスによってエアバッグが乗員側に膨張される。
【0035】このような場合において、前述したように
リードスイッチ20のリード片21Aは樹脂モールドさ
れているので、湿気等によるリード片21Aからのリー
クがない。このため、トランジスタ14をリークにより
オンすることがないので、エアバッグ及び他のシステム
が誤動作してしまうことがない。
リードスイッチ20のリード片21Aは樹脂モールドさ
れているので、湿気等によるリード片21Aからのリー
クがない。このため、トランジスタ14をリークにより
オンすることがないので、エアバッグ及び他のシステム
が誤動作してしまうことがない。
【0036】なお、本実施の形態では、増幅回路12
を、トランジスタ14、ベース抵抗16、プルアップ抵
抗18により構成したが、これに限らず、他の構成の増
幅回路を用いてもよい。
を、トランジスタ14、ベース抵抗16、プルアップ抵
抗18により構成したが、これに限らず、他の構成の増
幅回路を用いてもよい。
【0037】また、セーフィングセンサ10の製造方法
で、図1に示す2点鎖線の形状に樹脂モールドしてトラ
ンジスタコンプリート41を形成し、その後でアウタハ
ウジング34内に樹脂40を充填するとしているが、ト
ランジスタコンプリート41を形成せずに、直接アウタ
ハウジング34内に樹脂40を充填して増幅回路12及
びリードスイッチ20を樹脂モールドするようにしても
よい。
で、図1に示す2点鎖線の形状に樹脂モールドしてトラ
ンジスタコンプリート41を形成し、その後でアウタハ
ウジング34内に樹脂40を充填するとしているが、ト
ランジスタコンプリート41を形成せずに、直接アウタ
ハウジング34内に樹脂40を充填して増幅回路12及
びリードスイッチ20を樹脂モールドするようにしても
よい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明によれば、車両の急減速時にマグネットマス
が慣性移動することにより生じる磁界変化によってリー
ドスイッチがオンして急減速検知信号が出力される場合
には、この急減速検知信号を増幅回路により増幅してか
ら出力するように構成したので、リードスイッチの接点
容量を少なくすることができる。このため、リードスイ
ッチやマグネットマスの小型化を図ることができ、加速
度センサを小型化できる。さらに、低コスト化を実現す
ることができるという優れた効果を有する。
記載の発明によれば、車両の急減速時にマグネットマス
が慣性移動することにより生じる磁界変化によってリー
ドスイッチがオンして急減速検知信号が出力される場合
には、この急減速検知信号を増幅回路により増幅してか
ら出力するように構成したので、リードスイッチの接点
容量を少なくすることができる。このため、リードスイ
ッチやマグネットマスの小型化を図ることができ、加速
度センサを小型化できる。さらに、低コスト化を実現す
ることができるという優れた効果を有する。
【0039】請求項2及び請求項3記載の発明によれ
ば、アウタハウジング内に樹脂を充填し、急減速検知信
号を増幅する増幅回路及びこの増幅回路に接続されるリ
ードスイッチを樹脂でモールドするようにしたので、信
号ラインが露出せず、湿気等の影響によるリーク等を防
ぐことができるという優れた効果を有する。
ば、アウタハウジング内に樹脂を充填し、急減速検知信
号を増幅する増幅回路及びこの増幅回路に接続されるリ
ードスイッチを樹脂でモールドするようにしたので、信
号ラインが露出せず、湿気等の影響によるリーク等を防
ぐことができるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の実施の形態に係る加速度センサの概略
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図2】図1の側面断面図である。
【図3】図2を下側から見た図である。
【図4】増幅回路及びリードスイッチの接続を表す回路
図である。
図である。
【図5】増幅回路を構成する部品をリードフレーム上に
配置した状態を示す平面図である。
配置した状態を示す平面図である。
10 セーフィングセンサ 14 トランジスタ 16 ベース抵抗 18 プルアップ抵抗 20 リードスイッチ 22 Vcc端子 24 グランド端子 26 OUT端子 28 インナーハウジング 30 スプリング 32 マグネットマス 34 アウターハウジング 36 取付孔 38 リードフレーム 40 樹脂 41 トランジスタコンプリート
フロントページの続き (72)発明者 神戸 正方 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 谷口 政弘 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 磁界変化によりオンして微少電流の急減
速検知信号を出力する出力端子を備えたリードスイッチ
と、 このリードスイッチを収容する筒型のインナーハウジン
グと、 前記インナーハウジングの外周に軸線方向移動可能に配
設され、急減速時に慣性移動して磁界変化を生じさせる
マグネットマスと、 前記インナーハウジングの外周に取付けられ、前記マグ
ネットマスを前記慣性移動と反対方向に付勢し、慣性移
動を制御するスプリングと、 前記インナーハウジング及び前記マグネットマスを収容
するアウタハウジングと、 前記急減速検知信号を増幅する増幅回路と、 を有する加速度センサ。 - 【請求項2】 前記増幅回路及び前記リードスイッチ
は、樹脂モールドされていることを特徴とする請求項1
記載の加速度センサ。 - 【請求項3】 前記請求項2記載の加速度センサの製造
方法であって、 前記増幅回路及び前記リードスイッチをリードフレーム
上に配置して接続し、不要な部分のリードフレームを切
断する第1の工程と、 前記インナーハウジングを前記リードスイッチに被装す
る第2の工程と、 前記マグネットマスに前記インナーハウジングが挿通す
るように取付ける第3の工程と、 前記アウタハウジングを前記マグネットマスに被装する
第4の工程と、 前記アウタハウジング内に樹脂を充填する第5の工程
と、 で構成される加速度センサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247198A JPH11295334A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 加速度センサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247198A JPH11295334A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 加速度センサ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11295334A true JPH11295334A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14328374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10247198A Pending JPH11295334A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 加速度センサ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11295334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7030327B2 (en) | 2003-10-08 | 2006-04-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Acceleration detector |
-
1998
- 1998-04-14 JP JP10247198A patent/JPH11295334A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7030327B2 (en) | 2003-10-08 | 2006-04-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Acceleration detector |
DE102004048719B4 (de) * | 2003-10-08 | 2007-06-14 | Mitsubishi Denki K.K. | Beschleunigungsdetektor und Verfahren zur Einstellung der Empfindlichkeit eines Beschleunigungsdetektors |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2595186B2 (ja) | 車両用安全拘束システムの衝撃センサ | |
CA2027085C (en) | Velocity change sensor with double pole sensor | |
JPS5951464B2 (ja) | 緊急ロック装置 | |
JP2930729B2 (ja) | 加速度検出用のマイクロメカニクスセンサユニット | |
JP3160026B2 (ja) | 加速度センサ | |
US5011182A (en) | Velocity change sensor with contact retainer | |
JPH11295334A (ja) | 加速度センサ及びその製造方法 | |
US6142007A (en) | Shock sensor | |
US5322981A (en) | Velocity change sensor with a cylindrical magnet | |
CA2083442C (en) | Velocity change sensor with lateral shock absorber | |
US5322325A (en) | Safing velocity change sensor | |
JPH08113108A (ja) | 乗員保護装置用センサ | |
GB2236621A (en) | Velocity change sensors | |
JP2001305155A (ja) | 加速度センサ | |
JP3175557B2 (ja) | 双方向作動型衝撃センサ | |
CA2026919C (en) | Velocity change sensor with magnetic field concentrator and director | |
US5153392A (en) | Velocity change sensor with magnetic field concentrator and director | |
JPH03214531A (ja) | 加速度開閉器および乗員保護装置用始動装置 | |
JP2001289873A (ja) | 衝撃センサ | |
KR200141635Y1 (ko) | 차량용 급감가속 감지센서 | |
JPH02155862A (ja) | エアバッグ制御装置 | |
JPH0610873U (ja) | 加速度センサ | |
JPH10512093A (ja) | 機械式の加速スイッチ | |
JPH082367A (ja) | 乗員保護装置及び乗員保護装置用判断装置 | |
JP2001133480A (ja) | 衝撃センサ |