JPH11294483A - トルク伝達用の継手装置 - Google Patents

トルク伝達用の継手装置

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JPH11294483A
JPH11294483A JP11063439A JP6343999A JPH11294483A JP H11294483 A JPH11294483 A JP H11294483A JP 11063439 A JP11063439 A JP 11063439A JP 6343999 A JP6343999 A JP 6343999A JP H11294483 A JPH11294483 A JP H11294483A
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piston
joint
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mutually rotatable
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テオドール・ガースマン
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/28Automatic clutches actuated by fluid pressure
    • F16D43/284Automatic clutches actuated by fluid pressure controlled by angular speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手プレートの摩耗状態と設置許容差には関
係なく前記型の継手装置の均一且つ一定な反応を保証す
る単純な手段を提供すること。 【解決手段】 相互回転可能な2つの部分間でトルクを
伝達するための継手装置であって、調整ピストン21と
多重プレート継手12との間に位置決めされた圧力プレ
ート35および/または調整ピストン21が、互いに対
向する表面に、共働して半径方向外側に先細になった間
隙を形成する楔状または円錐状の面を備え、前記間隙内
に、半径方向に自由に移動可能な複数の楔要素37が遊
びの無い状態で配設されていることを特徴とする継手装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互回転可能な2
つの部分間でトルクを伝達するための継手装置であっ
て、軸線方向に交互に配設された第1および第2のプレ
ートを含む多重プレート継手にして、その第1のプレー
トがそれぞれ相互回転可能な部分の一方に回転可能にし
っかりと着接され、その第2のプレートがそれぞれ相互
回転可能な部分の他方に回転可能にしっかりと着接され
た多重プレート継手と、調整ピストンを介して多重プレ
ート継手を軸線方向に付勢する作動装置とを含み、前記
作動装置が、高粘性流体で充填されて調整ピストンによ
り画定される環状チャンバと、当該作動装置内に配設さ
れる回転部材とを含み、多重プレート継手の環状チャン
バが、相互回転可能な部分の一方に形成されると共に多
重プレート継手の回転部材が相互回転可能な部分の他方
に回転可能にしっかりと着接され、相互回転可能な部分
間の相対回転が環状チャンバ内での高粘性流体の剪断の
結果として調整ピストンを多重プレート継手側に圧力付
勢して変位させる継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記型の継手装置は、ヴィスコロック継
手の名称で本出願人により提案され、最初に独国特許出
願公開第4327519.2号公報および独国特許出願
公開第4343307.3号公報に記載された。調整ピ
ストンに圧力負荷をかけた状態で環状チャンバ内の容積
の平衡をとるために、相互回転可能な2つの部分のうち
の環状チャンバを含む部分に貯蔵チャンバが設けられ、
当該貯蔵チャンバは、環状チャンバおよび予め張力をか
けられた環状ピストンにより形成されている。特に環状
チャンバ内では、円周方向長さが画定された溝を回転部
材が覆っている。当該溝の一方の端部は貯蔵チャンバに
接続され、他方の端部は調整ピストンに直に隣接した環
状チャンバの部分に接続されている。また、相対回転方
向の反転時、環状溝の端部の、貯蔵チャンバおよび調整
ピストンに直に隣接した環状チャンバの部分との接続の
反転を生じさせる手段を設けることができる。
【0003】上述した型のヴィスコロック継手の作動装
置は、非常に大きい圧力容量を備えているが、搬送量が
限られている。第1に、これは、多重プレート継手が閉
じるまえに先ず、調整ピストンの比較的遅い調整速度に
よって継手の遊びを克服しなければならなくなるため、
反応速度が制限されるということを意味する。第2に、
摩耗により増大する継手の遊びが、多重プレート継手の
反応時間に著しく影響するということである。
【0004】ヴィスコロック継手を備えた動力伝達装置
は、自動車のABSとの適合性の観点からは、反応動作
が遅いことはしばしば望ましい。しかしながら、他の場
合には、反応時間が短いことが肝要である。また、全て
の場合において、前記反応時間が、継手プレートの摩耗
状態と設置許容差とにより事実上影響されるならば、そ
れは望ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、継手プレートの摩耗状態と設置許容差には関係なく
前記型の継手装置の均一且つ一定な反応を保証する単純
な手段を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の解決法によれば、
調整ピストンと多重プレート継手との間に位置決めされ
た圧力プレートおよび/または調整ピストンが、互いに
対向する表面に、共働して半径方向外側に先細になった
間隙を形成する楔状または円錐状の面を備え、前記間隙
内に、半径方向に自由に移動可能な楔要素が遊びの無い
状態で配設されていることが提案される。一般に本発明
の継手組立体が回転すると、相互回転可能な部分が静止
している場合でも、通常の作動条件下では、前記楔要素
は遠心力の作用により外側に向けて先細になった間隙内
に圧入される。これにより、製造または摩耗に起因する
多重プレート継手内のおよび多重プレート継手と作動組
立体との間の軸線方向遊びが、補償される。かくして、
相対回転可能な部分間で相対回転が始まると、低搬送速
度にも拘わらず、多重プレート継手の効果的な付勢およ
び継手組立体の係止作用が、遅延することなく生じる。
【0007】プレートの摩耗が増大すると、各楔は、遠
心力の作用により自動的に再調整されるので、継手の反
応動作はその寿命の間不変であり、摩耗状態に影響され
ることなく一定のままである。
【0008】有利な実施形態では、楔の半径方向内側に
複数のばね要素を設けてもよい。当該ばね要素は、予め
張力を加えて各楔を半径方向外側に向け保持することに
より、各楔が静止状態で脱落後退するのを防いでいる。
【0009】有利な実施形態では、楔要素の楔角は、い
ずれの場合でも、自縛が各楔にて生じる程度に小さい。
この結果、調整ピストンにより印加される軸線方向圧力
が各楔を半径方向後方に押し戻すことはないが、必ず多
重プレート継手に対しては直接且つ軸線方向に作用す
る。
【0010】圧力プレートおよび/または調整ピストン
の前記楔状または円錐状の各面は、好ましくは各半径方
向溝の基底部を構成することができ、当該溝の平行な壁
は横方向に画定されるので、各楔は横方向に即ち直接半
径方向に案内される。
【0011】かかる半径方向溝を機械的に形成する必要
性を除去してコストを削減するために、圧力プレートお
よび/または調整ピストンに完全に円錐面を設けること
ができる。また、半径方向スロットを有する円盤形のケ
ージ要素を調整ピストンと圧力プレートとの間に設ける
ことが可能であり、当該円盤形のケージ要素内には、楔
要素が横方向に即ち半径方向に正確に案内されるように
保持される。かかるケージ要素を単純な打ち抜き薄プレ
ート金部として製造することは、先に述べた実施形態に
かかる複数の副半径方向溝を製造するよりも相当低コス
トである。
【0012】好適な実施形態では、少なくとも3つ、好
ましくは4つ以下の楔を円周方向に均一に分布させてい
る。
【0013】第2の解決法では、調整ピストン内に、当
該調整ピストンに対して軸線方向に移動可能な少なくと
も1つの再調整ピストンが挿入され、当該再調整ピスト
ンが環状チャンバに液圧的に接続された円筒状のチャン
バを封止すると共に多重プレート継手と調整ピストンと
の間に位置決めされた圧力プレートに当接することを特
徴とする。環状チャンバ内に正の流体圧力が広がってい
る場合は、前記再調整ピストンもまた、多重プレート継
手内のまたは多重プレート継手と作動装置との間の製造
または摩耗に起因する遊びを克服する。
【0014】前記型の継手組立体が静止状態にあるとき
でも、環状チャンバ内の前記正の圧力は、環状チャンバ
に接続された貯蔵チャンバに予め張力がかかっているの
で、通常生じる。環状チャンバと再調整ピストンの円筒
チャンバとの間の接続は、好ましくは、小断面を有する
軸線方向内孔により達成され、当該軸線方向内孔は、継
手装置の反応動作に作用することができる。
【0015】調整ピストンが環状ピストンであるので、
少なくとも1つ設けられた再調整ピストンもまた、それ
ぞれ調整ピストンの環状溝と係合する環状ピストンとし
て構成することができる。しかしながら、個別に容易に
封止可能で軸線方向の再調整のために僅かな容量のみを
要する少なくとも3つの円周方向に分布した再調整ピス
トンを設けることも可能である。
【0016】上述したように、この場合も本発明に従っ
て遊びを補償することができるが、環状チャンバと再調
整ピストンの円筒チャンバとの間に適当な液圧接続経路
を選定することにより再調整ピストンを同時に移動させ
得るので、本発明による前記継手の実施形態も遅延反応
動作を得ることができる。かくして、接続内孔の構成
は、装置の動的動作を決定する。調整ピストンの速度が
遅い場合は、作動時に流体は各円筒チャンバから押し出
され、再調整ピストンが移動して係止作用が遅延と共に
増加する。調整ピストンの速度が速い場合は、各円筒チ
ャンバ内には高圧も生じ、これが初期係止作用を高め
る。高粘性流体の粘度に対する接続内孔の寸法は、装置
の動的動作を決定する。
【0017】粘度は温度の関数として変化するので、動
的動作は温度にも当然影響される。調整ピストンと圧力
プレートとの間の間隙は、設置許容差およびプレートの
摩耗量に影響されるが、緩やかな圧力増加時の遅延相の
長さを決定する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の更なる詳細を説明する。図1、図2および図4におい
て互いに対応する各部分を以下共通に説明する。本発明
による組立体11は、多重プレート継手ユニット12と
作動組立体13とを備えている。継手ハウジング14
と、この継手ハウジング14に挿入される作動装置のハ
ウジング15とは、相対回転可能にしっかりと着接さ
れ、相互回転可能な2つの部分の第1部分を形成する。
継手ハブ16および作動組立体のハブ17は、対応する
内側歯部18,19を備えると共に挿入スプライン軸を
介して相対回転可能にしっかりと着接され、相互回転可
能な2つの部分の第2部分を形成する。継手ハウジング
14には、複数の第1のプレート20が、相対回転可能
にしっかりと、且つ軸線方向に移動可能に保持されてい
る。継手ハブ16上には、相対回転可能にしっかりと且
つ軸線方向に移動可能に保持されると共に複数の第1の
プレート20と互い違いになるよう配設された複数の第
2のプレート22が設けられている。ハウジング15
は、当該ハウジング15と共働して環状チャンバ23を
形成する調整ピストン21を含む。環状チャンバ23に
対して回転する各部分は、ハウジング14と共に回転す
る。
【0019】環状チャンバ23は、内側歯部を介して回
転可能にハブ17を、更にはハブ17に結合される板状
の回転部材25を収容する。更に、環状チャンバ23
は、回転部材25により封止されて円周方向に画定され
た環状溝27を形成する溝付き部材26を収容する。
【0020】環状溝27は、内孔28および流路29を
介して、変移可能なピストン31により封止された貯蔵
チャンバ30に接続されている。ピストン31は、ハウ
ジング14内で止め環33に支持された板ばね32によ
り付勢される。多重プレート継手にかかる荷重を軽減す
る目的で、調整ピストン21は、ハウジング14に支持
された板ばね34により付勢されている。引用した従来
技術文献には、回転部材25と溝付き部材26に形成さ
れた溝27の間の相対回転の結果として相互回転可能な
部分の第1部分と第2部分との間に相対速度が存在する
ときは、作動組立体13が調整ピストン21により直接
画定される環状チャンバ23の部分で流体圧力を増加さ
せることが詳細に説明されている。
【0021】図1において、多重プレート継手側の調整
ピストン21の端面は、完全に平坦で半径方向に延びて
いる。調整ピストン21と多重プレート継手12との間
には、複数の円周方向に分布した楔形の溝36を有する
圧力プレート351が配設されている。各溝36の基部
は、調整ピストン21の前記端面と共働して、外側に向
けて先細になった間隙を形成する。
【0022】各楔形の溝36には、遠心力の作用で外側
に移動して多重プレートを互いに対して遊びの無い状態
に調整するように圧力プレート351を継手組立体に押
し付ける楔要素371が係合する。当該楔要素371は、
溝内にしっかり挟まるので遠心力が減少した場合でも後
退することがない。
【0023】図2では、調整ピストン211は、その多
重プレート継手側の端面に、円錐面38を備えている。
調整ピストン211と継手組立体12との間に位置する
圧力プレート352には、円錐面38と対称な円錐面3
9が設けられている。当該円錐面の間には、板状のケー
ジ要素40内で案内される複数の楔要素372が設けら
れている。前記円錐面38,39は、完全な回転面であ
る。
【0024】図3では、ケージ要素40は、楔要素37
2用の半径方向案内手段を構成する4つの打ち抜きスロ
ット41を備えた薄プレート金リングとして示されてい
る。図4では、調整ピストン213は、多重プレート継
手の側に、補償ピストンとしての環状ピストン52を位
置決めするための環状溝51を備えている。当該環状溝
51は、内孔53を介して環状チャンバ23に接続され
ている。環状ピストン52は、その半径方向端面を介し
て、調整ピストン21と多重プレート継手組立体12と
の間に配設された圧力プレート353の同じく半径方向
端面に当接支持されている。
【0025】図5は、2つの差速(Δn1、Δn2)お
よびそれぞれの出力トルク値(T1,T2)に対する図
4に係る継手の反応動作を示す。迅速に増加する高差速
Δn1の場合、高トルクT1は、迅速に増加した後、僅
かに減少する。より緩慢に増加する低差速Δn2の場
合、対応して低い最大値を有するトルクT2の増加が遅
延して生じる。
【0026】以下、本発明の実施の形態を要約列挙す
る。
【0027】<1> 相互回転可能な2つの部分間でト
ルクを伝達するための継手装置であって、軸線方向に交
互に配設された第1および第2のプレートを含む多重プ
レート継手にして、その第1のプレートがそれぞれ相互
回転可能な部分の一方に回転可能にしっかりと着接さ
れ、その第2のプレートがそれぞれ相互回転可能な部分
の他方に回転可能にしっかりと着接された多重プレート
継手と、調整ピストンを介して多重プレート継手を軸線
方向に付勢する作動装置とを含み、前記作動装置が、高
粘性流体で充填されて調整ピストンにより画定される環
状チャンバと、当該作動装置内に配設される回転部材と
を含み、多重プレート継手の環状チャンバが、相互回転
可能な部分の一方に形成されると共に多重プレート継手
の回転部材が相互回転可能な部分の他方に回転可能にし
っかりと着接され、相互回転可能な部分間の相対回転が
環状チャンバ内での高粘性流体の剪断の結果として調整
ピストンを多重プレート継手側に圧力付勢して変位させ
る継手装置において、調整ピストン21と多重プレート
継手12との間に位置決めされた圧力プレート35およ
び/または調整ピストン21が、互いに対向する表面
に、共働して半径方向外側に先細になった間隙を形成す
る楔状または円錐状の面を備え、前記間隙内に、半径方
向に自由に移動可能な複数の楔要素37が遊びの無い状
態で配設されている、継手装置。
【0028】<2> 楔状または円錐状の面が、半径方
向溝36の基底部を形成する、前記<1>に記載の継手
装置。
【0029】<3> 調整ピストン21と圧力プレート
35との間に、複数のスロット41を有する円盤形のケ
ージ要素40が位置決めされ、前記スロット41が特に
外側に開口すると共に当該スロット41内に前記楔要素
37が案内保持されている、前記<1>または<2>に
記載の継手装置。
【0030】<4> 楔を半径方向外側に予め張力をか
けて保持する複数のばね要素が設けられている、前記<
1>〜<3>のいずれか1つに記載の継手装置。
【0031】<5> 楔の角度が、楔要素37にて自縛
が生じる程に十分小さい、前記<1>〜<4>のいずれ
か1つに記載の継手装置。
【0032】<6> 相互回転可能な2つの部分間でト
ルクを伝達するための継手装置であって、軸線方向に交
互に配設された第1および第2のプレートを含む多重プ
レート継手にして、その第1のプレートがそれぞれ相互
回転可能な部分の一方に回転可能にしっかりと着接さ
れ、その第2のプレートがそれぞれ相互回転可能な部分
の他方に回転可能にしっかりと着接された多重プレート
継手と、調整ピストンを介して多重プレート継手を軸線
方向に付勢する作動装置とを含み、前記作動装置が、高
粘性流体で充填されて調整ピストンにより画定される環
状チャンバと、当該作動装置内に配設される回転部材と
を含み、多重プレート継手の環状チャンバが、相互回転
可能な部分の一方に形成されると共に多重プレート継手
の回転部材が相互回転可能な部分の他方に回転可能にし
っかりと着接され、相互回転可能な部分間の相対回転が
環状チャンバ内での高粘性流体の剪断の結果として調整
ピストンを多重プレート継手側に圧力付勢して変位させ
る継手装置において、調整ピストン21内に、当該調整
ピストン21に対して軸線方向に移動可能な少なくとも
1つの再調整ピストン52が挿入され、当該再調整ピス
トン52が、環状チャンバ23に液圧的に接続された円
筒状のチャンバ51を封止すると共に、多重プレート継
手12と調整ピストン21との間に位置決めされた圧力
プレート35に当接する、継手装置。
【0033】<7> 再調整ピストン52が環状ピスト
ンであり、円筒状のチャンバ51が環状チャンバであ
る、前記<6>に記載の継手装置。
【0034】<8> 少なくとも3本の円筒状の再調整
ピストンが、円周方向に分布するように調整ピストン2
1内に挿入される、前記<6>または<7>に記載の継
手装置。
【0035】
【発明の効果】本発明による継手装置は、調整ピストン
と多重プレート継手との間に位置決めされた圧力プレー
トおよび/または前記調整ピストンが、互いに対向する
表面に、共働して半径方向外側に先細になった間隙を形
成する楔状または円錐状の面を備え、前記間隙内に、半
径方向に自由に移動可能な複数の楔要素が遊びの無い状
態で配設されていること、または、調整ピストン内に、
当該調整ピストンに対して軸線方向に移動可能な少なく
とも1つの再調整ピストンが挿入され、当該再調整ピス
トンが、環状チャンバに液圧的に接続された円筒状のチ
ャンバを封止すると共に、多重プレート継手と前記調整
ピストンとの間に位置決めされた圧力プレートに当接す
ることを特徴とする。すなわち、本発明によれば、継手
プレートの摩耗状態と設置許容差には関係なく均一且つ
一定な反応を保証する単純な手段を有した継手装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】楔を楔形の溝内に案内した本発明の継手装置の
半部断面図。
【図2】楔要素をケージ内に保持した本発明の継手装置
の半部断面図。
【図3】図2に係る楔要素とケージ要素の軸線方向図。
【図4】補償ピストンを有する本発明の継手装置の半部
断面図。
【図5】図4に係る継手装置の特性曲線図。
【符号の説明】
12 多重プレート継手 21 調整ピストン 35 圧力プレート 37 楔要素

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互回転可能な2つの部分間でトルクを
    伝達するための継手装置であって、 軸線方向に交互に配設された第1および第2のプレート
    を含む多重プレート継手にして、その第1のプレートが
    それぞれ相互回転可能な部分の一方に回転可能にしっか
    りと着接され、その第2のプレートがそれぞれ相互回転
    可能な部分の他方に回転可能にしっかりと着接された多
    重プレート継手と、 調整ピストンを介して多重プレート継手を軸線方向に付
    勢する作動装置とを含み、 前記作動装置が、高粘性流体で充填されて調整ピストン
    により画定される環状チャンバと、当該作動装置内に配
    設される回転部材とを含み、 多重プレート継手の環状チャンバが、相互回転可能な部
    分の一方に形成されると共に多重プレート継手の回転部
    材が相互回転可能な部分の他方に回転可能にしっかりと
    着接され、 相互回転可能な部分間の相対回転が環状チャンバ内での
    高粘性流体の剪断の結果として調整ピストンを多重プレ
    ート継手側に圧力付勢して変位させる継手装置におい
    て、 調整ピストン(21)と多重プレート継手(12)との
    間に位置決めされた圧力プレート(35)および/また
    は調整ピストン(21)が、互いに対向する表面に、共
    働して半径方向外側に先細になった間隙を形成する楔状
    または円錐状の面を備え、 前記間隙内に、半径方向に自由に移動可能な複数の楔要
    素(37)が遊びの無い状態で配設されている、 ことを特徴とする継手装置。
  2. 【請求項2】 相互回転可能な2つの部分間でトルクを
    伝達するための継手装置であって、 軸線方向に交互に配設された第1および第2のプレート
    を含む多重プレート継手にして、その第1のプレートが
    それぞれ相互回転可能な部分の一方に回転可能にしっか
    りと着接され、その第2のプレートがそれぞれ相互回転
    可能な部分の他方に回転可能にしっかりと着接された多
    重プレート継手と、 調整ピストンを介して多重プレート継手を軸線方向に付
    勢する作動装置とを含み、 前記作動装置が、高粘性流体で充填されて調整ピストン
    により画定される環状チャンバと、当該作動装置内に配
    設される回転部材とを含み、 多重プレート継手の環状チャンバが、相互回転可能な部
    分の一方に形成されると共に多重プレート継手の回転部
    材が相互回転可能な部分の他方に回転可能にしっかりと
    着接され、 相互回転可能な部分間の相対回転が環状チャンバ内での
    高粘性流体の剪断の結果として調整ピストンを多重プレ
    ート継手側に圧力付勢して変位させる継手装置におい
    て、 調整ピストン(21)内に、当該調整ピストン(21)
    に対して軸線方向に移動可能な少なくとも1つの再調整
    ピストン(52)が挿入され、当該再調整ピストン(5
    2)が、環状チャンバ(23)に液圧的に接続された円
    筒状のチャンバ(51)を封止すると共に、多重プレー
    ト継手(12)と調整ピストン(21)との間に位置決
    めされた圧力プレート(35)に当接する、 ことを特徴とする装置。
JP11063439A 1998-03-13 1999-03-10 トルク伝達用の継手装置 Expired - Fee Related JP3096715B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19810940A DE19810940C2 (de) 1998-03-13 1998-03-13 Kupplungsvorrichtung zur Übertragung von Drehmoment
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