JPH11293772A - 木材接合金具 - Google Patents
木材接合金具Info
- Publication number
- JPH11293772A JPH11293772A JP10224498A JP10224498A JPH11293772A JP H11293772 A JPH11293772 A JP H11293772A JP 10224498 A JP10224498 A JP 10224498A JP 10224498 A JP10224498 A JP 10224498A JP H11293772 A JPH11293772 A JP H11293772A
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- JP
- Japan
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- holes
- joint
- joining
- pair
- joint plate
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- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 木材同士を角度を持たせて接合するに当り、
種々の角度に適用できる木材接合金具を提供する。 【解決手段】 木材ａ，ｂに止着する一対の接合板１，
２を軸材１０によって互いに回動可能に枢着する。接合
板１，２の互いに重合した部分には、前記軸材１０を中
心とする同一仮想円上において互いに一致する複数個の
定着杆貫通用の透孔８ａ，８ｂ，８ｃ、１１ａ，１１
ｂ，１１ｃを形成する。
種々の角度に適用できる木材接合金具を提供する。 【解決手段】 木材ａ，ｂに止着する一対の接合板１，
２を軸材１０によって互いに回動可能に枢着する。接合
板１，２の互いに重合した部分には、前記軸材１０を中
心とする同一仮想円上において互いに一致する複数個の
定着杆貫通用の透孔８ａ，８ｂ，８ｃ、１１ａ，１１
ｂ，１１ｃを形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建物におけるたる
木と軒桁或いはたる木同士等一対の木材を互いに角度を
もたせて（交差方向）接合する際に用いる木造接合金具
に関するものである。
木と軒桁或いはたる木同士等一対の木材を互いに角度を
もたせて（交差方向）接合する際に用いる木造接合金具
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、たる木と軒桁を接合するものと
して帯状片の中央をねじって上側の一半と下側の他の一
半とが互いに直角方向に交叉するようにして構成した所
謂ひねり金物がある。
して帯状片の中央をねじって上側の一半と下側の他の一
半とが互いに直角方向に交叉するようにして構成した所
謂ひねり金物がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記ひねり金物は、上
側の一半をたる木に、下側の一半を軒桁にそれぞれ釘着
して両木材を互いに接合するものであるが、該ひねり金
物は定形体であるため軒桁の勾配に合わせた複数種のひ
ねり金物を用意しておかねばならない。
側の一半をたる木に、下側の一半を軒桁にそれぞれ釘着
して両木材を互いに接合するものであるが、該ひねり金
物は定形体であるため軒桁の勾配に合わせた複数種のひ
ねり金物を用意しておかねばならない。
【０００４】本発明は、木材同士を角度を持たせて接合
するに当り、種々の角度に適用できる木材接合金具を提
供することを目的として創案したものである。
するに当り、種々の角度に適用できる木材接合金具を提
供することを目的として創案したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】木材に止着する一対の接
合板を軸材によって互いに回動可能に枢着して成り、該
接合板の互いに重合した重合部には、前記軸材を中心と
する同一仮想円上において互いに一致する複数個の定着
杆貫通内の透孔を形成した構成とする。
合板を軸材によって互いに回動可能に枢着して成り、該
接合板の互いに重合した重合部には、前記軸材を中心と
する同一仮想円上において互いに一致する複数個の定着
杆貫通内の透孔を形成した構成とする。
【０００６】
【実施例】図面は本発明に係る木材接合金具の一実施例
を示し、図１は使用状態を示す正面図、図２は図１のＸ
−Ｘ線断面図、図３は分解正面図、図４は交叉角度を変
えた状態の正面図、図５は他の交叉角度に変えた状態の
正面図である。
を示し、図１は使用状態を示す正面図、図２は図１のＸ
−Ｘ線断面図、図３は分解正面図、図４は交叉角度を変
えた状態の正面図、図５は他の交叉角度に変えた状態の
正面図である。
【０００７】実施例のものは軒桁ｂに適宜な勾配を施し
てたる木ａを接合する際に用いる接合金具Ａに本発明を
適用し、そのために軒桁ｂに固着する側の第一接合板１
を断面Ｌ字形板で構成し、前記たる木ａの勾配に沿って
配する第二接合板２を平板状にしてあるが、例えば、た
る木同士或いは屋根根太同士を接合する場合は第一接合
板を第二接合板と同様に平板状にして構成しても良い。
てたる木ａを接合する際に用いる接合金具Ａに本発明を
適用し、そのために軒桁ｂに固着する側の第一接合板１
を断面Ｌ字形板で構成し、前記たる木ａの勾配に沿って
配する第二接合板２を平板状にしてあるが、例えば、た
る木同士或いは屋根根太同士を接合する場合は第一接合
板を第二接合板と同様に平板状にして構成しても良い。
【０００８】前記第一接合板１は接合部片３と該接合部
片３に対して直角方向に配し、上端側の自由端を中央に
設けた軸孔７を中心とする半円状にした重合部片４とで
成り、接合部片３には固定ボルト５貫通用の透孔６を設
け、重合部片４には前記軸孔７と該軸孔７を中心とする
同一仮想円上にそれぞれ３個一組の第一透孔８ａ，８
ａ，８ａと第二透孔８ｂ，８ｂ，８ｂおよび第三透孔８
ｃ，８ｃ，８ｃを設けて構成し、この第一接合板１の前
記重合部片４の前記接合部片３がない側の片面に、基端
側を中央に設けた軸孔９を中心とする半円状にした第二
接合板２の基端側を重合し、各軸孔７，９に鳩目１０を
貫通させて両接合板１，２を互いに回動可能に組付けて
前記接合金具Ａとする。
片３に対して直角方向に配し、上端側の自由端を中央に
設けた軸孔７を中心とする半円状にした重合部片４とで
成り、接合部片３には固定ボルト５貫通用の透孔６を設
け、重合部片４には前記軸孔７と該軸孔７を中心とする
同一仮想円上にそれぞれ３個一組の第一透孔８ａ，８
ａ，８ａと第二透孔８ｂ，８ｂ，８ｂおよび第三透孔８
ｃ，８ｃ，８ｃを設けて構成し、この第一接合板１の前
記重合部片４の前記接合部片３がない側の片面に、基端
側を中央に設けた軸孔９を中心とする半円状にした第二
接合板２の基端側を重合し、各軸孔７，９に鳩目１０を
貫通させて両接合板１，２を互いに回動可能に組付けて
前記接合金具Ａとする。
【０００９】接合金具Ａを構成する第二接合板２の前記
重合部片４に重合する重合部２´には、前記第一透孔８
ａ、第二透孔８ｂおよび第三透孔８ｃに対応するそれぞ
れ３個一組の第一透孔１１ａ，１１ａ，１１ａと第二透
孔１１ｂ，１１ｂ，１１ｂおよび第三透孔１１ｃ，１１
ｃ，１１ｃを軸孔７（軸孔９）を中心とする前記仮想円
上に設け、第一接合板１側の第一透孔８ａ，８ａ，８ａ
と第二接合板２側の第一透孔１１ａ，１１ａ，１１ａと
が、また、第一接合板１側の第二透孔８ｂ，８ｂ，８ｂ
と第二接合板２側の第二透孔１１ｂ，１１ｂ，１１ｂ
が、さらに、第一接合板１側の第三透孔８ｃ，８ｃ，８
ｃと第二接合板２側の第三透孔１１ｃ，１１ｃ，１１ｃ
とがそれぞれ互いに一致するようにしてあり、第二接合
板２の前記重合部２´以外の適所には固定ボルト５貫通
用の透孔１２…を設けてある。
重合部片４に重合する重合部２´には、前記第一透孔８
ａ、第二透孔８ｂおよび第三透孔８ｃに対応するそれぞ
れ３個一組の第一透孔１１ａ，１１ａ，１１ａと第二透
孔１１ｂ，１１ｂ，１１ｂおよび第三透孔１１ｃ，１１
ｃ，１１ｃを軸孔７（軸孔９）を中心とする前記仮想円
上に設け、第一接合板１側の第一透孔８ａ，８ａ，８ａ
と第二接合板２側の第一透孔１１ａ，１１ａ，１１ａと
が、また、第一接合板１側の第二透孔８ｂ，８ｂ，８ｂ
と第二接合板２側の第二透孔１１ｂ，１１ｂ，１１ｂ
が、さらに、第一接合板１側の第三透孔８ｃ，８ｃ，８
ｃと第二接合板２側の第三透孔１１ｃ，１１ｃ，１１ｃ
とがそれぞれ互いに一致するようにしてあり、第二接合
板２の前記重合部２´以外の適所には固定ボルト５貫通
用の透孔１２…を設けてある。
【００１０】しかして、実施例のものは、第一透孔８
ａ，１１ａ同士を一致させて用いるときは、たる木ａを
所謂４寸勾配に配し、第二透孔８ｂ，１１ｂ同士を一致
させて用いるときはたる木ａを所謂５寸勾配に配し、ま
た、第三透孔８ｃ，１１ｃの場合は６寸勾配に配すると
きに用い、互いに一致させた透孔８ａ，１１ａ、８ｂ，
１１ｂ、８ｃ，１１ｃに定着ボルト１３を貫通させるこ
とにより前記勾配は維持される。
ａ，１１ａ同士を一致させて用いるときは、たる木ａを
所謂４寸勾配に配し、第二透孔８ｂ，１１ｂ同士を一致
させて用いるときはたる木ａを所謂５寸勾配に配し、ま
た、第三透孔８ｃ，１１ｃの場合は６寸勾配に配すると
きに用い、互いに一致させた透孔８ａ，１１ａ、８ｂ，
１１ｂ、８ｃ，１１ｃに定着ボルト１３を貫通させるこ
とにより前記勾配は維持される。
【００１１】図１および図２は、たるきａを５寸勾配に
したときの使用例を示し、たる木ａを介して一対の金具
Ａ，Ａを相対向するように配し、第二透孔８ｂ，１１ｂ
同士を一致させた一対の前記金具Ａ，Ａ間に前記定着ボ
ルト１３を貫通させ、一方の金具Ａ側より突出したボル
ト先端に定着ナット１４を螺合して締付け、第一，第二
の接合板１，２に備えた透孔６，１２に固定ボルト５を
貫通させ、固定ボルト５の先端に固定ナット１５を締付
けることにより、たる木ａと軒桁ｂは互いに接合され
る。
したときの使用例を示し、たる木ａを介して一対の金具
Ａ，Ａを相対向するように配し、第二透孔８ｂ，１１ｂ
同士を一致させた一対の前記金具Ａ，Ａ間に前記定着ボ
ルト１３を貫通させ、一方の金具Ａ側より突出したボル
ト先端に定着ナット１４を螺合して締付け、第一，第二
の接合板１，２に備えた透孔６，１２に固定ボルト５を
貫通させ、固定ボルト５の先端に固定ナット１５を締付
けることにより、たる木ａと軒桁ｂは互いに接合され
る。
【００１２】なお、前記鳩目１０にも止着杆（ボルトな
ど）を貫通させても良い。鳩目１０に代えてリベットを
用いても良い。
ど）を貫通させても良い。鳩目１０に代えてリベットを
用いても良い。
【００１３】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
一対の木材を交叉方向に接合するに際し、交叉角度の異
なる複数種の接合装置に適用できる接合金具を適用でき
る。
一対の木材を交叉方向に接合するに際し、交叉角度の異
なる複数種の接合装置に適用できる接合金具を適用でき
る。
【００１４】一対の接合板の重合部には止着杆を貫通さ
せて木材に組付けるから、耐荷重性を備え、しかも、重
合部に備えた透孔を一致させるだけで所定の交叉角度に
決められるから熟練を要せずに均一な木材の接合状態を
得られる。
せて木材に組付けるから、耐荷重性を備え、しかも、重
合部に備えた透孔を一致させるだけで所定の交叉角度に
決められるから熟練を要せずに均一な木材の接合状態を
得られる。
【図１】使用状態を示す正面図。
【図２】図１のＸ−Ｘ線断面図。
【図３】分解正面図。
【図４】交叉角度を変えた状態の正面図。
【図５】他の交叉角度に変えた状態の正面図。
１ 第一接合板 ２ 第二接合板 ８ａ 第一透孔 ８ｂ 第二透孔 ８ｃ 第三透孔 １０ 鳩目 １１ａ 第一透孔 １１ｂ 第二透孔 １１ｃ 第三透孔
Claims (1)
- 【請求項１】 木材に止着する一対の接合板を軸材によ
って互いに回動可能に枢着して成り、該接合板の互いに
重合した重合部には、前記軸材を中心とする同一仮想円
上において互いに一致する複数個の定着杆貫通内の透孔
を形成した、木材接合金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224498A JPH11293772A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 木材接合金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224498A JPH11293772A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 木材接合金具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11293772A true JPH11293772A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14322212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10224498A Pending JPH11293772A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 木材接合金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11293772A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2376960A (en) * | 2001-05-24 | 2002-12-31 | Seymour Cemoun Daniels | Bracket arrangement, e.g. for rafters of variable pitch |
| JP2022185410A (ja) * | 2021-06-02 | 2022-12-14 | 積水ハウス株式会社 | 軒先接合金物および軒先構造 |
-
1998
- 1998-04-14 JP JP10224498A patent/JPH11293772A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2376960A (en) * | 2001-05-24 | 2002-12-31 | Seymour Cemoun Daniels | Bracket arrangement, e.g. for rafters of variable pitch |
| GB2376960B (en) * | 2001-05-24 | 2005-03-30 | Seymour Cemoun Daniels | A joist connecting system with a pivot point and wrap around straps |
| JP2022185410A (ja) * | 2021-06-02 | 2022-12-14 | 積水ハウス株式会社 | 軒先接合金物および軒先構造 |
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