JPH11290245A - 暖房便座 - Google Patents

暖房便座

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JPH11290245A
JPH11290245A JP11625198A JP11625198A JPH11290245A JP H11290245 A JPH11290245 A JP H11290245A JP 11625198 A JP11625198 A JP 11625198A JP 11625198 A JP11625198 A JP 11625198A JP H11290245 A JPH11290245 A JP H11290245A
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JP
Japan
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heater
toilet seat
heaters
per unit
power supply
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Application number
JP11625198A
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English (en)
Inventor
Shinya Tamura
信也 田村
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータの配設パターンを複雑にすることな
く、接触領域と非接触領域との間で加熱強度を差別化す
る。 【解決手段】 接触領域12a及び12cの裏側には単
位長さ当たりの電気抵抗が大きいヒータ14a及び14
cを配設し、非接触領域12b及び12dの裏側には単
位長さ当たりの電気抵抗が小さいヒータ14b及び14
dを配設する。これらのヒータに電源回路16から電流
を供給すると、接触領域では発熱量が大きく、非接触領
域では発熱量が小さくなる。このような構成により便座
の着座面の領域に応じて発熱量を差別すれば、ヒータの
配設密度の変化による従来の構成に比べて、ヒータの配
設パターンが単純化され、ヒータの総延長も短くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座面を暖房する
機能を有する便座(暖房便座)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な暖房便座は、腰掛け式便器の上
面に設置される便座、前記便座の着座面を加熱するため
に該便座に内蔵された電熱ヒータ(以下、「ヒータ」と
略す)、商用電源を利用して前記ヒータへ電流を供給す
るための電源回路、前記ヒータの温度を検出するための
温度検出素子(サーミスタ等)、前記温度検出素子の出
力信号に応じて前記電源回路の動作を制御することによ
り前記便座の着座面の温度を所定の温度に維持する制御
回路、等から構成されている。
【0003】暖房便座におけるヒータの配設パターンの
例を図3及び図4に示す。図3に示した暖房便座30の
ヒータ32は線的なパターンで配設されているが、この
ようにしたのでは着座面の広い範囲を短時間で加熱する
ことは困難である。一方、図4に示した暖房便座40の
ヒータ42は、着座面を広くカバーするような面的なパ
ターンで配設されている。このように、暖房便座のヒー
タは着座面の内側に面的なパターンで配設されるのが一
般的である。
【0004】ところで、使用者が便座に着座したとき
に、該便座の着座面は、主としてその左右部分(図4の
斜線で示した部分)で使用者の身体(通常は大腿部や臀
部)と接触する一方、その先端部や後端部においては身
体とあまり接触することがない。着座面を加熱する場
合、身体と接触しない領域(以下、「非接触領域」とす
る)を、身体と接触する領域(以下、「接触領域」とす
る)を加熱する強度と同程度の強度で加熱するのは、エ
ネルギーの有効利用(消費電力の低減)という要請に反
する。このことに鑑み、接触領域における単位面積当た
りのヒータの分布密度(ヒータの配線密度)が、非接触
領域におけるそれよりも大きくなるように、すなわち、
接触領域においてはヒータの配線密度が高くなるよう
に、ヒータの配設パターンを適宜変化させた暖房便座も
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように加熱強度
を着座面内の領域に応じて変化させるためにヒータの配
設パターンを変化させると、そのパターンが複雑化する
ため、加工に時間と費用がかかるだけでなく、使用され
るヒータの総延長が長くなるため、材料費や部品代もか
かる。その結果、暖房便座の製造コストが増大するとい
う問題が生じる。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、着座面
を加熱する強度を領域に応じて変化させるように構成さ
れた暖房便座を、従来よりも安価に提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る暖房便座は、着座面を有する便
座と、前記着座面を加熱するために前記便座に内蔵され
たヒータと、前記ヒータを発熱させるための電流を該ヒ
ータへ供給するための電源とを有する暖房便座におい
て、前記着座面の接触領域の内側に配設されたヒータの
単位部分当たりの発熱量が、前記着座面の非接触領域の
内側に配設されたヒータの単位部分当たりの発熱量より
も大きいこと、を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、「ヒータの単位
部分当たりの発熱量」という語の意味するところはヒー
タの形状により異なる。すなわち、「単位部分当たりの
発熱量」は、ヒータが線状である場合は該ヒータの単位
長さ当たりの発熱量を意味し、ヒータが面状である場合
は該ヒータの単位面積当たりの発熱量を意味する。な
お、高い熱伝導性を有する材料から成る面状部材の内部
に線状のヒータを面的なパターンで配設して成る面状発
熱体は面状ヒータの一形態とみなされる。従って、その
単位部分あたりの発熱量は、単位面積当たりの発熱量を
意味することになる。
【0009】本発明の実施形態としては、例えば次のよ
うなものが挙げられる。
【0010】(1)接触領域の内側には単位部分当たり
の電気抵抗が大きいヒータを配設し、非接触領域の内側
には単位部分当たりの電気抵抗が小さいヒータを配設す
る。そして、全てのヒータを直列に接続し、これに電源
から電流を供給する。このようにすると、電流の大きさ
はどのヒータにおいても同じであるが、ヒータの単位部
分当たりの発熱量は接触領域においては大きく、非接触
領域においては小さくなる。このような形態では、電源
は一つ備えるのみでよい。
【0011】(2)高い電圧を供給する電源と、低い電
圧を供給する電源を用意する。そして、接触領域の内側
に配設されたヒータを、高い電圧を供給する電源に接続
し、非接触領域の内側に配設されたヒータを、低い電圧
を供給する電源に接続する。前記高い電圧と低い電圧と
の差を十分に大きくすれば、ヒータの単位部分当たりの
発熱量は接触領域においては大きく、非接触領域におい
ては小さくなる。なお、電源の電圧を調節するための電
圧調節手段を備えるようにすれば、各領域の温度を個別
に調節できるようになる。なお、このような形態におい
ては、単位部分当たりの電気抵抗が同じヒータのみを用
いることも可能である。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ヒータ
の配設パターンを複雑にすることなく、接触領域と非接
触領域との間で加熱強度を差別化することができる。す
なわち、本発明によれば、ヒータの総延長を従来よりも
短くすることにより製造コストを低減させるという効果
と、非接触領域における無駄な発熱を抑制することによ
りランニングコストを抑えるという効果を同時に得るこ
とができるのである。
【0013】
【実施例】本発明に係る暖房便座の実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1は本発明の一実施
例である暖房便座10の概略的構成を示す図である。図
1から分かるように、暖房便座10の着座面12は、A
−A線、B−B線、C−C線及びD−D線の4つの線に
より分割された4つの領域12a〜12dから成る。こ
れらの領域のうち、領域12a及び12cは、使用者が
着座面12に着座したときに該使用者の大腿部や臀部が
接触する主な領域(接触領域)に相当する。また、着座
面12の先端部及び後端部を成す領域12b及び12d
は、着座した使用者の身体と接触することがあまりない
領域(非接触領域)に相当する。
【0014】符号14a〜14dは暖房便座10に内蔵
された4本のヒータを示す。これら4本のヒータ14a
〜14dは前記4つの領域12a〜12dの裏側にそれ
ぞれ配設されている。これらのヒータのうち、接触領域
12a及び12cの裏側に配設されたヒータ14a及び
14cには単位長さ当たりの電気抵抗の大きいヒータが
用いられており、非接触領域12b及び12dの裏側に
配設されたヒータ14b及び14dには単位長さ当たり
の電気抵抗の小さいヒータが用いられている。これら4
本のヒータ14a〜14dは電源回路16に直列に接続
されている。
【0015】ヒータの単位長さ当たりの電気抵抗に差を
つけるには、導電性の異なる材料でヒータを構成すると
いう方法や、ヒータの断面積を変えるという方法等、従
来より知られている方法によればよい。また、コイル状
の発熱体をチューブ状の耐熱性部材に納めて成るヒータ
(いわゆるシーズ形ヒータ)を用いる場合は、単位長さ
当たりのコイルの巻き数を変えるという方法も利用でき
る。
【0016】ヒータの配設パターンに着目すると、接触
領域12a及び12cの裏側に配設されたヒータ14a
及び14cは、接触領域12a及び12cの全体をカバ
ーするような大きな振幅の波状パターンを成している。
これに対し、非接触領域12b及び12dの裏側に配設
されたヒータ14b及び14dは、振幅の小さな波状パ
ターンを成している。
【0017】以上のように構成された暖房便座10にお
いて、ヒータ14a〜14dに電流を供給すると、ヒー
タ14a及び14cの単位長さ当たりの発熱量は、ヒー
タ14b及び14dの単位長さ当たりの発熱量よりも大
きくなる。
【0018】図2は、本発明の別の実施例である暖房便
座20の概略的構成を示す図である。この暖房便座20
の着座面22も、図1の暖房便座10の着座面12と同
様に、4つの領域(接触領域22a及び22c、非接触
領域22b及び22d)に分割されている。各領域に
は、単位長さ当たりの電気抵抗が等しい4本のヒータ2
4a〜24dがそれぞれ配設されている。これらヒータ
24a〜24dのうち、接触領域22a及び22cの内
側に配設されたヒータ24a及び24cは第一の電源回
路26aに直列に接続され、非接触領域22b及び22
dの内側に配設されたヒータ24b及び24dは第二の
電源回路26bに直列に接続されている。
【0019】以上のような暖房便座20において、第一
の電源回路26aにより供給される電圧を第二の電源回
路26bにより供給される電圧よりも十分に高くする
と、ヒータ24a及び24cの単位長さ当たりの発熱量
は、ヒータ24b及び24dの単位長さ当たりの発熱量
よりも大きくなる。
【0020】なお、上記各実施例では便座の着座面を接
触領域と非接触領域に分割するようにしたが、人が便座
に着座したときにその身体から着座面にかかる圧力(以
下、座圧と呼ぶ)の分布に基づいて接触領域を更に分割
してもよい。すなわち、着座面内のある領域で座圧が高
いということは、その領域で身体が着座面に強く密着し
ているということを意味する。このような領域では、座
圧が低い領域に比べて、着座した人の感じる体感温度が
より高くなる。従って、接触領域において人が感じる体
感温度を均一にするという条件を満たすことを便座暖房
の目的とする場合、座圧の高い領域では、座圧の低い領
域に比べて発熱量をより少なくすることが可能である。
そこで、着座面の接触領域を座圧分布に応じて適宜分割
し、上記各実施例において説明したような方法により、
座圧の高い領域では発熱量が少なくなり、座圧の低い領
域では発熱量が多くなるようにすれば、無駄な発熱を抑
制しつつ、接触領域全体で適度な体感温度を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である暖房便座の概略的構
成を示す図。
【図2】 本発明の別の実施例である暖房便座の概略的
構成を示す図。
【図3】 ヒータが線的なパターンで配設された暖房便
座の例を示す図。
【図4】 ヒータが面的なパターンで配設された暖房便
座の例を示す図。
【符号の説明】
10、20、30、40…暖房便座 12、22…着座面 12a、12c、22a、22c…接触領域 12b、12d、22b、22d…非接触領域 14a〜14d、24a〜24d、32、42…ヒータ 16、26a、26b…電源回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座面を有する便座と、前記着座面を加
    熱するために前記便座に内蔵されたヒータと、前記ヒー
    タを発熱させるための電流を該ヒータへ供給するための
    電源とを有する暖房便座において、 前記着座面の接触領域の内側に配設されたヒータの単位
    部分当たりの発熱量が、前記着座面の非接触領域の内側
    に配設されたヒータの単位部分当たりの発熱量よりも大
    きいこと、を特徴とする暖房便座。
  2. 【請求項2】 前記接触領域の内側には単位部分当たり
    の電気抵抗が大きいヒータが配設され、前記非接触領域
    の内側には単位部分当たりの電気抵抗が小さいヒータが
    配設され、前記ヒータの全ては前記電源に直列に接続さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の暖房便座。
  3. 【請求項3】 前記電源は高い電圧を供給する電源と低
    い電圧を供給する電源とを含み、前記接触領域の内側に
    配設されたヒータは前記高い電圧を供給する電源に接続
    され、前記非接触領域の内側に配設されたヒータは前記
    低い電圧を供給する電源に接続されたことを特徴とする
    請求項1に記載の暖房便座。
JP11625198A 1998-04-10 1998-04-10 暖房便座 Pending JPH11290245A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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