JPH11290070A - 水透過性シートからなる微生物坦持体およびこれを用いて排水を生物処理する方法 - Google Patents
水透過性シートからなる微生物坦持体およびこれを用いて排水を生物処理する方法Info
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- JPH11290070A JPH11290070A JP10111548A JP11154898A JPH11290070A JP H11290070 A JPH11290070 A JP H11290070A JP 10111548 A JP10111548 A JP 10111548A JP 11154898 A JP11154898 A JP 11154898A JP H11290070 A JPH11290070 A JP H11290070A
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】新規な微生物坦持体の開発およびこれを用いて
特別の設備変更をすることなく、排水処理能力を高める
排水処理方法の開発。 【解決手段】頂点を含む一部が切り取られた曲げられた
錐の形を有し、該頂点側および該錐の底面側に開口部を
有する水透過性シートからなる微生物坦持体およびこれ
を活性汚泥処理の曝気槽内に設置することにより嫌気性
及び好気性環境による異なる汚泥機能を発現させる排水
処理方法。。
特別の設備変更をすることなく、排水処理能力を高める
排水処理方法の開発。 【解決手段】頂点を含む一部が切り取られた曲げられた
錐の形を有し、該頂点側および該錐の底面側に開口部を
有する水透過性シートからなる微生物坦持体およびこれ
を活性汚泥処理の曝気槽内に設置することにより嫌気性
及び好気性環境による異なる汚泥機能を発現させる排水
処理方法。。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物坦持体およ
びその利用に関する。特に食品産業排水、屠畜場排水、
汚濁の増した下水、し尿、河川水等での菌類の働きを活
かした生物処理に用いる微生物坦持体及び該微生物担持
体に定着した微生物の利用に関する。
びその利用に関する。特に食品産業排水、屠畜場排水、
汚濁の増した下水、し尿、河川水等での菌類の働きを活
かした生物処理に用いる微生物坦持体及び該微生物担持
体に定着した微生物の利用に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、有機化合物を含有する原水の処
理には活性汚泥法が知られており、活性汚泥処理装置で
は汚水や返送汚泥は曝気槽に流入される。通常、曝気槽
から沈澱槽へ送られた汚泥混合液は、沈降分離処理後、
処理水として放流される。これらの処理においては、曝
気槽の酸素要求量を制御する為に、ステップエアレーシ
ョン等の工夫が実施されている。一方、排水中の窒素分
を除去するには、アンモニア性窒素を亜硝酸細菌および
/または硝酸細菌によって亜硝酸性窒素または硝酸性窒
素に変えた後、嫌気槽の嫌気性汚泥下で脱窒細菌を作用
させ窒素ガスに変えて、除くことが知られている。好気
性活性汚泥処理槽と嫌気性汚泥槽をそれぞれ独立に設置
し、汚泥の移送をポンプ等によって行う嫌気/好気性活
性汚泥処理方法も知られている。
理には活性汚泥法が知られており、活性汚泥処理装置で
は汚水や返送汚泥は曝気槽に流入される。通常、曝気槽
から沈澱槽へ送られた汚泥混合液は、沈降分離処理後、
処理水として放流される。これらの処理においては、曝
気槽の酸素要求量を制御する為に、ステップエアレーシ
ョン等の工夫が実施されている。一方、排水中の窒素分
を除去するには、アンモニア性窒素を亜硝酸細菌および
/または硝酸細菌によって亜硝酸性窒素または硝酸性窒
素に変えた後、嫌気槽の嫌気性汚泥下で脱窒細菌を作用
させ窒素ガスに変えて、除くことが知られている。好気
性活性汚泥処理槽と嫌気性汚泥槽をそれぞれ独立に設置
し、汚泥の移送をポンプ等によって行う嫌気/好気性活
性汚泥処理方法も知られている。
【0003】これらの処理槽または室の安定で効率的な
運転等の為に、微生物坦持体を用いることについても従
来から検討されており、坦持体として、砕石、安定多孔
性セラミック、化学繊維および不織布等の種々の材料お
よび形状を持つものの使用が検討されている。
運転等の為に、微生物坦持体を用いることについても従
来から検討されており、坦持体として、砕石、安定多孔
性セラミック、化学繊維および不織布等の種々の材料お
よび形状を持つものの使用が検討されている。
【0004】例えば、特開昭63−209789号公報
には複数のマット状の不織布または立体網状スポンジか
らなる微生物坦持体モジュールを処理槽に設置する方法
が記載されている。該モジュ−ルは好気槽または嫌気槽
で用いることができ、特に嫌気槽において有用であると
の記載がある。特公平3−75237号公報には上向流
を形成する循環手段を備えるメタン発酵槽を使用する処
理方法において、プラスチック繊維よりなる不織布担体
を微生物坦持体としてメタン発酵槽に使用する例が記載
してある。該微生物坦持体は槽中で分散して用いる場合
と固定して用いる場合が記載されており、形状として円
柱、角筒型、中空円柱、球、立方体及び板状のものが記
載されている。特開平5−169097号公報には、B
OD負荷変動があっても安定して機能し、かつコンパク
トである処理方法として、不織布を微生物坦持体として
用い生物処理を行った排水を内圧型中空糸膜による分離
操作にかける方法により提供できるとの記載がされてい
る。さらに、該微生物坦持体としてポリプロピレン繊維
からなる円筒形のものが好ましいとの記載がある。該円
筒形の微生物坦持体は槽中で分散しても固定しても用い
ることができるとの記載がある。上記の例はいずれも同
一の槽または微生物坦持体において積極的に好気菌また
は嫌気菌の共存を行わないものである。
には複数のマット状の不織布または立体網状スポンジか
らなる微生物坦持体モジュールを処理槽に設置する方法
が記載されている。該モジュ−ルは好気槽または嫌気槽
で用いることができ、特に嫌気槽において有用であると
の記載がある。特公平3−75237号公報には上向流
を形成する循環手段を備えるメタン発酵槽を使用する処
理方法において、プラスチック繊維よりなる不織布担体
を微生物坦持体としてメタン発酵槽に使用する例が記載
してある。該微生物坦持体は槽中で分散して用いる場合
と固定して用いる場合が記載されており、形状として円
柱、角筒型、中空円柱、球、立方体及び板状のものが記
載されている。特開平5−169097号公報には、B
OD負荷変動があっても安定して機能し、かつコンパク
トである処理方法として、不織布を微生物坦持体として
用い生物処理を行った排水を内圧型中空糸膜による分離
操作にかける方法により提供できるとの記載がされてい
る。さらに、該微生物坦持体としてポリプロピレン繊維
からなる円筒形のものが好ましいとの記載がある。該円
筒形の微生物坦持体は槽中で分散しても固定しても用い
ることができるとの記載がある。上記の例はいずれも同
一の槽または微生物坦持体において積極的に好気菌また
は嫌気菌の共存を行わないものである。
【0005】特公平7−63716号公報には原水の沈
殿分離槽と、散気管および生物分解剤注入装置を備えた
攪拌槽と、不織布濾材と散気管とを備えた反応槽と、汚
泥水を処理水と汚泥とに分離する沈殿池とからなること
を特徴とする生物処理式浄化槽が記載されている。該浄
化槽において、濾材が複数の不織布を積層したものから
なり、各不織布の四隅を接着剤で集束したものである場
合には、濾過材の中心部では嫌気性微生物が生息し、濾
過材表面に近づくと好気性微生物が生息することが記載
されている。特開平7−185589号公報には、BO
D負荷変動があっても対応できる処理方法として、同一
の槽内を仕切ることにより好気性領域と嫌気性領域とを
設け、該好気性領域に微生物を固定化する接触材を分散
型個体として充填したのち曝気することにより、安定し
た排水処理を行うことができるとの記載がある。さら
に、該微生物坦持体が中空型不織布担体を用いた分散型
担体の例が開示されている。
殿分離槽と、散気管および生物分解剤注入装置を備えた
攪拌槽と、不織布濾材と散気管とを備えた反応槽と、汚
泥水を処理水と汚泥とに分離する沈殿池とからなること
を特徴とする生物処理式浄化槽が記載されている。該浄
化槽において、濾材が複数の不織布を積層したものから
なり、各不織布の四隅を接着剤で集束したものである場
合には、濾過材の中心部では嫌気性微生物が生息し、濾
過材表面に近づくと好気性微生物が生息することが記載
されている。特開平7−185589号公報には、BO
D負荷変動があっても対応できる処理方法として、同一
の槽内を仕切ることにより好気性領域と嫌気性領域とを
設け、該好気性領域に微生物を固定化する接触材を分散
型個体として充填したのち曝気することにより、安定し
た排水処理を行うことができるとの記載がある。さら
に、該微生物坦持体が中空型不織布担体を用いた分散型
担体の例が開示されている。
【0006】しかし、これらの従来の技術は既存の処理
設備の能力を高めようとした場合、新たに処理設備の改
造等を要求するものであった。従来の技術は嫌気性汚泥
処理や好気性活性汚泥処理設備を設置した当初の排水排
出基準には適合する技術であっても、環境基準の変更や
排水の質及び量の変化によって排出基準を達成できなく
なれば、排水処理設備の新規設置や改造工事を要するも
のであった。従って、設備改造の施工中は排水処理の中
断をせざるを得ず、期間中の屠畜営業や食品加工等の営
業活動を停止せねばならない状況も生じる場合があっ
た。
設備の能力を高めようとした場合、新たに処理設備の改
造等を要求するものであった。従来の技術は嫌気性汚泥
処理や好気性活性汚泥処理設備を設置した当初の排水排
出基準には適合する技術であっても、環境基準の変更や
排水の質及び量の変化によって排出基準を達成できなく
なれば、排水処理設備の新規設置や改造工事を要するも
のであった。従って、設備改造の施工中は排水処理の中
断をせざるを得ず、期間中の屠畜営業や食品加工等の営
業活動を停止せねばならない状況も生じる場合があっ
た。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】新たな微生物坦持体
を提供することおよび、該坦持体を用いることにより活
性汚泥処理装置全体を停止して改造工事せずに、活性汚
泥処理を続けながらも排水処理能力を高める方法を提供
すること。
を提供することおよび、該坦持体を用いることにより活
性汚泥処理装置全体を停止して改造工事せずに、活性汚
泥処理を続けながらも排水処理能力を高める方法を提供
すること。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成を
有する。 (1)曲げられたのち頂点を含む一部が除かれた中空の
錐の形を有し、該頂点側および該錐の底面側に開口部を
有する水透過性シートからなる微生物坦持体。 (2)前記の錐の曲がりの角度が10度以上150度以
下である前記1項記載の微生物坦持体。 (3)前記頂点側および底面側にある開口部の面積A1
およびA2の比であるA2/A1が95より小さく1よ
り大きい前記1または2項記載の微生物坦持体。 (4)前記水透過性シートが不織布である前記1〜3項
記載の微生物坦持体。 (5)前記不織布が多層構造を有することを特徴とする
前記4項記載の微生物坦持体。 (6)薬剤用のパイプラインが組み込まれている前記1
〜5項のいずれかに記載の微生物坦持体。 (7)前記微生物担体に発熱体が組み込まれている前記
1〜6項のいず微生物坦持体。 (8)前記微生物坦持体に発泡または中空糸からなる散
気パイプラインが組み込まれている前記1〜7項のいず
れかに記載の微生物坦持体。 (9)前記1〜8項記載の微生物坦持体を用いて有機化
合物を含む排水を生物処理する方法。 (10)前記1〜9項記載の排水処理用微生物坦持体を
用いて、嫌気性および/または好気性および/または土
壌性偏性嫌気性細菌群と、フェノールおよび/またはフ
ェノール露出基のある化合物を含む代謝産物を産出する
ように訓養された土壌性通性嫌気性細菌群または該訓養
された土壌性通性嫌気性細菌と土壌性好気性細菌からな
る細菌群とを共存させ、有機化合物を含む排水を生物処
理する方法。
有する。 (1)曲げられたのち頂点を含む一部が除かれた中空の
錐の形を有し、該頂点側および該錐の底面側に開口部を
有する水透過性シートからなる微生物坦持体。 (2)前記の錐の曲がりの角度が10度以上150度以
下である前記1項記載の微生物坦持体。 (3)前記頂点側および底面側にある開口部の面積A1
およびA2の比であるA2/A1が95より小さく1よ
り大きい前記1または2項記載の微生物坦持体。 (4)前記水透過性シートが不織布である前記1〜3項
記載の微生物坦持体。 (5)前記不織布が多層構造を有することを特徴とする
前記4項記載の微生物坦持体。 (6)薬剤用のパイプラインが組み込まれている前記1
〜5項のいずれかに記載の微生物坦持体。 (7)前記微生物担体に発熱体が組み込まれている前記
1〜6項のいず微生物坦持体。 (8)前記微生物坦持体に発泡または中空糸からなる散
気パイプラインが組み込まれている前記1〜7項のいず
れかに記載の微生物坦持体。 (9)前記1〜8項記載の微生物坦持体を用いて有機化
合物を含む排水を生物処理する方法。 (10)前記1〜9項記載の排水処理用微生物坦持体を
用いて、嫌気性および/または好気性および/または土
壌性偏性嫌気性細菌群と、フェノールおよび/またはフ
ェノール露出基のある化合物を含む代謝産物を産出する
ように訓養された土壌性通性嫌気性細菌群または該訓養
された土壌性通性嫌気性細菌と土壌性好気性細菌からな
る細菌群とを共存させ、有機化合物を含む排水を生物処
理する方法。
【0009】本発明の微生物坦持体は、余剰汚泥発生率
が低い嫌気性汚泥の特徴を活かすために、曲がり部を有
する円錐または楕円錐であることが好ましい。該曲がり
部は錐の一部にあってもよく、また全体に及んでいても
よい。微生物の流入を良くし、排水処理効果を向上させ
る為に、頂点側及び底面側に開口部を有し、底面側を槽
の上部に向ける事が好ましい。さらに、頂点側および底
面側の両方共に開口部を有し、底面側の大開口部を槽の
上部に向けることが、微生物の流入を良くするので、排
水処理効果上好ましい。
が低い嫌気性汚泥の特徴を活かすために、曲がり部を有
する円錐または楕円錐であることが好ましい。該曲がり
部は錐の一部にあってもよく、また全体に及んでいても
よい。微生物の流入を良くし、排水処理効果を向上させ
る為に、頂点側及び底面側に開口部を有し、底面側を槽
の上部に向ける事が好ましい。さらに、頂点側および底
面側の両方共に開口部を有し、底面側の大開口部を槽の
上部に向けることが、微生物の流入を良くするので、排
水処理効果上好ましい。
【0010】本発明でいう錐の底面とは錐の導線でかこ
まれる平面を意味し、底面側とは該底面を含む側を意味
する。頂点側とは、錐の頂点を含む一部が切り取られた
側を意味する。また、本発明でいう曲がりの角度とは錐
を曲げることに応じて曲がった動直線の曲がりの角度を
意味する。該曲がりの角度は曲げられた動直線の導線上
と頂点側の切り口での接線のなす角度である。該曲がり
部の角度は槽の運転の状況等に応じて決定することがで
きるが、好ましくは10から150度、より好ましくは
10度から120度さらに好ましくは15度から90度
である。該曲がりの角度は全ての点で一定である必要は
ない。該曲がりの角度が10度以下の場合は微生物の堆
積が生じにくくなり、150度以上の場合は本発明の微
生物坦持体内外の排水及び菌移動が損なわれ、微生物分
布状態が排水処理に効率的な分布ではなくなる場合があ
る。 本発明の微生物坦持体内外での排水及び菌移動を
効果的に行い、微生物の分布状態を排水処理に効率的な
分布にするためには曲がりの該角度は150度以下であ
ることが好ましい。ただし、曲がりの角度が大きいと本
発明の微生物坦持体の他の形状及び槽の運転条件によっ
ては効果的な排水及び菌の移動が行われない恐れもある
ので、さらに好ましくは120度以下である。さらに該
曲がりの角度を15度以上90度以下にすることによ
り、本発明の微生物坦持体の内外での排水及び菌移動が
最も効果的に行われると同時に形状の安定性も増加す
る。導線の形はどのようなものでも用いることができる
が、作りやすさ等からの円または楕円が好ましい。この
場合正確な円、または楕円である必要はなく、おおよ
そ、そのような形をしていればよい。
まれる平面を意味し、底面側とは該底面を含む側を意味
する。頂点側とは、錐の頂点を含む一部が切り取られた
側を意味する。また、本発明でいう曲がりの角度とは錐
を曲げることに応じて曲がった動直線の曲がりの角度を
意味する。該曲がりの角度は曲げられた動直線の導線上
と頂点側の切り口での接線のなす角度である。該曲がり
部の角度は槽の運転の状況等に応じて決定することがで
きるが、好ましくは10から150度、より好ましくは
10度から120度さらに好ましくは15度から90度
である。該曲がりの角度は全ての点で一定である必要は
ない。該曲がりの角度が10度以下の場合は微生物の堆
積が生じにくくなり、150度以上の場合は本発明の微
生物坦持体内外の排水及び菌移動が損なわれ、微生物分
布状態が排水処理に効率的な分布ではなくなる場合があ
る。 本発明の微生物坦持体内外での排水及び菌移動を
効果的に行い、微生物の分布状態を排水処理に効率的な
分布にするためには曲がりの該角度は150度以下であ
ることが好ましい。ただし、曲がりの角度が大きいと本
発明の微生物坦持体の他の形状及び槽の運転条件によっ
ては効果的な排水及び菌の移動が行われない恐れもある
ので、さらに好ましくは120度以下である。さらに該
曲がりの角度を15度以上90度以下にすることによ
り、本発明の微生物坦持体の内外での排水及び菌移動が
最も効果的に行われると同時に形状の安定性も増加す
る。導線の形はどのようなものでも用いることができる
が、作りやすさ等からの円または楕円が好ましい。この
場合正確な円、または楕円である必要はなく、おおよ
そ、そのような形をしていればよい。
【0011】また、導線は平らな平面上にあってもよい
し、平らではない平面にあってもよい。本発明の微生物
坦持体の頂点側および底面側の開口部は平らな平面で
も、うねりのある平面でもかまわない。底面側の開口部
を導線のある平面とすることが作成上容易である。本発
明で頂点側の切り取られた面は平らな面でもよいし、平
らでなくてもよい。頂点側の開口部を切り取られた平面
とすることが作成上容易である。本発明における頂点側
および底面側の開口部の面積は、開口部が平らでない場
合、開口部を平らな平面に投影した場合の最大面積を意
味する。上記本願発明の微生物坦持体を表す定義のうち
のいくつかについて、図1および図2記載した。本発明
の微生物坦持体は微生物の培養等を含む微生物の坦持体
として使用することができるが、排水を生物処理する方
法において特に有効に用いることができる。
し、平らではない平面にあってもよい。本発明の微生物
坦持体の頂点側および底面側の開口部は平らな平面で
も、うねりのある平面でもかまわない。底面側の開口部
を導線のある平面とすることが作成上容易である。本発
明で頂点側の切り取られた面は平らな面でもよいし、平
らでなくてもよい。頂点側の開口部を切り取られた平面
とすることが作成上容易である。本発明における頂点側
および底面側の開口部の面積は、開口部が平らでない場
合、開口部を平らな平面に投影した場合の最大面積を意
味する。上記本願発明の微生物坦持体を表す定義のうち
のいくつかについて、図1および図2記載した。本発明
の微生物坦持体は微生物の培養等を含む微生物の坦持体
として使用することができるが、排水を生物処理する方
法において特に有効に用いることができる。
【0012】本願発明の微生物坦持体は単独処理、合併
処理の浄化室または槽のいずれにも有効に使用すること
ができる。単独処理の場合に本願発明の微生物坦持体を
用いることにより処理能力を著しく高めることができ、
場合によっては合併処理に匹敵する効果を得ることがで
きる。
処理の浄化室または槽のいずれにも有効に使用すること
ができる。単独処理の場合に本願発明の微生物坦持体を
用いることにより処理能力を著しく高めることができ、
場合によっては合併処理に匹敵する効果を得ることがで
きる。
【0013】以下本発明を詳細に説明する。本発明は、
好気性活性汚泥曝気槽や嫌気性汚泥処理槽において、エ
アレーションを停止させたり再び作動した時に変化す
る、好気性の汚泥や嫌気性の汚泥の作用を鋭意研究し、
活性汚泥処理装置全体を停止して改造工事せずに、不織
布からなる微生物担持体を曝気槽内へ設置する事によ
り、担持した微生物を活用して能力増強させる、微生物
の複合利用に関する。
好気性活性汚泥曝気槽や嫌気性汚泥処理槽において、エ
アレーションを停止させたり再び作動した時に変化す
る、好気性の汚泥や嫌気性の汚泥の作用を鋭意研究し、
活性汚泥処理装置全体を停止して改造工事せずに、不織
布からなる微生物担持体を曝気槽内へ設置する事によ
り、担持した微生物を活用して能力増強させる、微生物
の複合利用に関する。
【0014】本発明に使用する微生物担持体は、プラス
チックスの溶融特性を利用した熱可塑性樹脂からなる不
織布である事に特に特徴があり、生物処理における腐食
や変質を受けない材質として、ビニルポリマー、ポリス
チレン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポ
リメタアクリレート、ポリアセタール、熱可塑性重縮合
物、ポリアリールエーテル、熱可塑性ポリイミド、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレンコポ
リマー、エチレン/プロピレン/ブテンコポリマー、プ
ロピレン/ブテンコポリマー、ポリイソブチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアルキレン
テレフタレート、アルキレン/ビニルエステルコポリマ
ー、アルキレン/アクリレートまたはメタクリレートコ
ポリマー、ABSコポリマー、スチレン/アクリロニト
リルコポリマー、アミドエーテル、アミドエステルのブ
ロックコポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマー
(EVA)、エチレン/アクリル酸コポリマー(EA
A)、エチレン/エチルアクリレートコポリマー(EE
A)、エチレン/メタクリレートコポリマー(EM
A)、スチレン/アクリレートニトリルコポリマー(S
AN)、エチレン/無水マレイン酸コポリマー、アミド
エーテル、アミドエステルのブロックコポリマー、ウレ
タンエーテル、ウレタンエステルのブロックコポリマー
などを例示できる。
チックスの溶融特性を利用した熱可塑性樹脂からなる不
織布である事に特に特徴があり、生物処理における腐食
や変質を受けない材質として、ビニルポリマー、ポリス
チレン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポ
リメタアクリレート、ポリアセタール、熱可塑性重縮合
物、ポリアリールエーテル、熱可塑性ポリイミド、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレンコポ
リマー、エチレン/プロピレン/ブテンコポリマー、プ
ロピレン/ブテンコポリマー、ポリイソブチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアルキレン
テレフタレート、アルキレン/ビニルエステルコポリマ
ー、アルキレン/アクリレートまたはメタクリレートコ
ポリマー、ABSコポリマー、スチレン/アクリロニト
リルコポリマー、アミドエーテル、アミドエステルのブ
ロックコポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマー
(EVA)、エチレン/アクリル酸コポリマー(EA
A)、エチレン/エチルアクリレートコポリマー(EE
A)、エチレン/メタクリレートコポリマー(EM
A)、スチレン/アクリレートニトリルコポリマー(S
AN)、エチレン/無水マレイン酸コポリマー、アミド
エーテル、アミドエステルのブロックコポリマー、ウレ
タンエーテル、ウレタンエステルのブロックコポリマー
などを例示できる。
【0015】これらのうちでも特に比重、耐薬品性およ
び耐久性の点でポリプロピレンが好ましい。二層構造と
する場合は特に熱融着性加工の容易性の点で外側にポリ
エチレン及び内側にポリプロピレンを用いることが好ま
しい。またこの構造は強度の点でも好ましい。
び耐久性の点でポリプロピレンが好ましい。二層構造と
する場合は特に熱融着性加工の容易性の点で外側にポリ
エチレン及び内側にポリプロピレンを用いることが好ま
しい。またこの構造は強度の点でも好ましい。
【0016】本発明の微生物担持体は、熱可塑性樹脂の
溶融温度を利用して不織布とする事が工業的に優れてお
り、単に部分的な溶融接着効果を得るのみならず、繊維
状とする工程にてスパイラル状となる事も利点として活
用でき、この効果は空隙率に寄与し、90から98vo
l%の高い空隙率の不織布が得られる。また、アルミナ
等の無機フィラー添加によって微生物の担持性が良くな
る。
溶融温度を利用して不織布とする事が工業的に優れてお
り、単に部分的な溶融接着効果を得るのみならず、繊維
状とする工程にてスパイラル状となる事も利点として活
用でき、この効果は空隙率に寄与し、90から98vo
l%の高い空隙率の不織布が得られる。また、アルミナ
等の無機フィラー添加によって微生物の担持性が良くな
る。
【0017】本発明の微生物坦持体としてはチッソポリ
プロ繊維(株)製のポリプロピレン不織布であるRM−
82およびRM−110のような二層構造を有するもの
が特に好ましい。二層構造とすることにより、例えば一
方に、特に外側に、形状保持に優れた層を用い、もう一
方に坦持体として優れた性質を有する層を用いることに
より、好ましい強度と微生物坦持能を併せ持つ微生物坦
持体とすることができる等、一層構造と比較するとより
目的に応じた機能を持たせることができるようになる。
三層以上の構造を有する不織布を用いることもできる
が、本発明の微生物坦持体を作成する際の容易さ、コス
ト等の点で二層構造がより好ましい。
プロ繊維(株)製のポリプロピレン不織布であるRM−
82およびRM−110のような二層構造を有するもの
が特に好ましい。二層構造とすることにより、例えば一
方に、特に外側に、形状保持に優れた層を用い、もう一
方に坦持体として優れた性質を有する層を用いることに
より、好ましい強度と微生物坦持能を併せ持つ微生物坦
持体とすることができる等、一層構造と比較するとより
目的に応じた機能を持たせることができるようになる。
三層以上の構造を有する不織布を用いることもできる
が、本発明の微生物坦持体を作成する際の容易さ、コス
ト等の点で二層構造がより好ましい。
【0018】本発明の微生物担持体には、冬期の低温化
による微生物活性低下を防止する為の発熱体を不織布に
組み込む事ができる。発熱体としてはニクロム線を利用
した通電発熱体や、ポリエチレングリコールと25wt
%グラファイトカーボンの混合物を利用した通電発熱体
等を例示できる。特にポリエチレングリコールとグラフ
ァイトカーボンの混合物からなる発熱体は、自己温度制
御を保持し、336.5Kを越える事は無く、撹拌機構
部や温度検出機構部ならびに温度制御機構部を設置せず
とも通電のみにて自己制御でき、利用に適する。
による微生物活性低下を防止する為の発熱体を不織布に
組み込む事ができる。発熱体としてはニクロム線を利用
した通電発熱体や、ポリエチレングリコールと25wt
%グラファイトカーボンの混合物を利用した通電発熱体
等を例示できる。特にポリエチレングリコールとグラフ
ァイトカーボンの混合物からなる発熱体は、自己温度制
御を保持し、336.5Kを越える事は無く、撹拌機構
部や温度検出機構部ならびに温度制御機構部を設置せず
とも通電のみにて自己制御でき、利用に適する。
【0019】本発明の微生物担持体の特徴の一つは形状
であり、この形状により好気性活性微生物が担持体の曲
がり部の効果で堆積し、積もり積もって嫌気性環境とな
り、好気性処理槽と同一処理槽でありながら、微生物担
持体内面は嫌気性環境となる。
であり、この形状により好気性活性微生物が担持体の曲
がり部の効果で堆積し、積もり積もって嫌気性環境とな
り、好気性処理槽と同一処理槽でありながら、微生物担
持体内面は嫌気性環境となる。
【0020】特開昭63−209789号公報、特公平
3−75237号公報および特開平5−169097号
公報に開示された微生物坦持体は、本願発明の好気性処
理槽と同一処理槽でありながら、微生物坦持体内面を積
極的に嫌気性環境とすることは考慮されておらず、従っ
て本願発明の効果を生じることができない。また負荷変
動に対処できることが考慮も例示もされていない。さら
に、特公平3−75237号公報に開示された内容はメ
タン発酵槽を有する処理方法に限られ、特開平5−16
9097号公報に開示された技術では内圧型の中空糸モ
ジュールを用いた膜分離装置が必要である。
3−75237号公報および特開平5−169097号
公報に開示された微生物坦持体は、本願発明の好気性処
理槽と同一処理槽でありながら、微生物坦持体内面を積
極的に嫌気性環境とすることは考慮されておらず、従っ
て本願発明の効果を生じることができない。また負荷変
動に対処できることが考慮も例示もされていない。さら
に、特公平3−75237号公報に開示された内容はメ
タン発酵槽を有する処理方法に限られ、特開平5−16
9097号公報に開示された技術では内圧型の中空糸モ
ジュールを用いた膜分離装置が必要である。
【0021】特公平7−63716号公報には微生物坦
持体中に好気性菌および嫌気性菌が分布して存在するこ
とおよびこの混在による効果が記載されているが、原水
の沈殿分離槽と、散気管および生物分解注入装置を備え
た攪拌槽と、不織布濾材と散気管とを備えた反応槽と汚
泥水を処理水と汚泥とに分離する沈殿池とからなること
を特徴とするものに限定されるものであった。また、好
気性菌と嫌気性菌が分布して存在する例として、濾材が
複数の不織布を積層したものからなり、各不織布の四隅
を接着剤で集束したものが開示されているのみである。
特開平7−185589号公報ではBOD負荷変動に対
処することを目的の一つとし、同一槽内に好気性領域と
嫌気性領域とを設けている。しかし、同一の槽であって
も仕切りを設ける必要がある点で本願発明と異なる。ま
た、微生物坦持体に好気性及び嫌気性菌を分布させて混
在させていない点でも本願発明とは異なるものである。
持体中に好気性菌および嫌気性菌が分布して存在するこ
とおよびこの混在による効果が記載されているが、原水
の沈殿分離槽と、散気管および生物分解注入装置を備え
た攪拌槽と、不織布濾材と散気管とを備えた反応槽と汚
泥水を処理水と汚泥とに分離する沈殿池とからなること
を特徴とするものに限定されるものであった。また、好
気性菌と嫌気性菌が分布して存在する例として、濾材が
複数の不織布を積層したものからなり、各不織布の四隅
を接着剤で集束したものが開示されているのみである。
特開平7−185589号公報ではBOD負荷変動に対
処することを目的の一つとし、同一槽内に好気性領域と
嫌気性領域とを設けている。しかし、同一の槽であって
も仕切りを設ける必要がある点で本願発明と異なる。ま
た、微生物坦持体に好気性及び嫌気性菌を分布させて混
在させていない点でも本願発明とは異なるものである。
【0022】余剰汚泥発生率が低い嫌気性汚泥の特徴を
活かす形状として、この形状は角度15から90度の曲
がり部を有するかまたは全体が曲がっている錐形であり
ことが最も好ましい。さらに、頂点側および底面側の両
方共に開口部を有し、底面側の大開口部を槽の上部に向
ける事が、微生物の流入を良くし、小開口部側へ微生物
が移動するとともに高密度化し嫌気状態となり易くな
り、排水処理効果に好ましい。
活かす形状として、この形状は角度15から90度の曲
がり部を有するかまたは全体が曲がっている錐形であり
ことが最も好ましい。さらに、頂点側および底面側の両
方共に開口部を有し、底面側の大開口部を槽の上部に向
ける事が、微生物の流入を良くし、小開口部側へ微生物
が移動するとともに高密度化し嫌気状態となり易くな
り、排水処理効果に好ましい。
【0023】好気性活性微生物担持体での優れた形状効
果を得る場合には、頂点側の小開口部を上とする事が、
接触性を良くして高い溶存酸素濃度が得られるので好ま
しい。また、曲がり部を有しながらも、上部と下部とも
に開口部がある事は、液体が止まらずに微生物と良好な
接触が得られ、また余剰汚泥洗浄作業時に注水洗浄除去
作業が容易となる。
果を得る場合には、頂点側の小開口部を上とする事が、
接触性を良くして高い溶存酸素濃度が得られるので好ま
しい。また、曲がり部を有しながらも、上部と下部とも
に開口部がある事は、液体が止まらずに微生物と良好な
接触が得られ、また余剰汚泥洗浄作業時に注水洗浄除去
作業が容易となる。
【0024】また、単に繊維状態の不織布からなる微生
物担持体でも良いが、有機発泡剤を添加した多孔性の不
織布からなる微生物担持体であれば微生物の定着により
好ましい。
物担持体でも良いが、有機発泡剤を添加した多孔性の不
織布からなる微生物担持体であれば微生物の定着により
好ましい。
【0025】本発明の微生物担持体には、必要に応じて
コンクリート製等の重りや防食鉄製またはプラスチック
ス製の支柱を設け、固定化する事がある。固定化により
酸素との接触効率向上、設備のコンパクト化、返送汚泥
の少量化、利用できる微生物の種類の増加、原水負荷の
変動に強い等の好ましい効果を得ることができる。ま
た、微生物坦持体内外での効率的な好気性菌および嫌気
性菌の分布を得ることができる。
コンクリート製等の重りや防食鉄製またはプラスチック
ス製の支柱を設け、固定化する事がある。固定化により
酸素との接触効率向上、設備のコンパクト化、返送汚泥
の少量化、利用できる微生物の種類の増加、原水負荷の
変動に強い等の好ましい効果を得ることができる。ま
た、微生物坦持体内外での効率的な好気性菌および嫌気
性菌の分布を得ることができる。
【0026】本発明の微生物担持体には、外面にスパイ
ラル状に防食鉄製針金またはプラスチックスの紐を巻き
付けて、形状を固定化する事がある。
ラル状に防食鉄製針金またはプラスチックスの紐を巻き
付けて、形状を固定化する事がある。
【0027】本発明に係る微生物担持体への微生物流入
は、曝気槽のエアレーションによる撹拌効果を利用した
ものであり、流入の効果を高める為に、上部開口部は液
面よりも沈めて設置する。
は、曝気槽のエアレーションによる撹拌効果を利用した
ものであり、流入の効果を高める為に、上部開口部は液
面よりも沈めて設置する。
【0028】水の比重よりわずかに軽い比重を有する水
透過性シートまたは不織布を用いることにより、本発明
の微生物坦持体を容易に水中に保持しやすくなり、また
微生物坦持体が浮力により液中で変形することを防ぐこ
とができ、安全性が高い。
透過性シートまたは不織布を用いることにより、本発明
の微生物坦持体を容易に水中に保持しやすくなり、また
微生物坦持体が浮力により液中で変形することを防ぐこ
とができ、安全性が高い。
【0029】熱可塑性樹脂を微生物担体として用いる場
合には、熱可塑性樹脂中に無機フィラー等を混入したも
のを用いること及び/または無機担体を抱え込み保持す
ることにより、微生物の坦持性が良くなる。
合には、熱可塑性樹脂中に無機フィラー等を混入したも
のを用いること及び/または無機担体を抱え込み保持す
ることにより、微生物の坦持性が良くなる。
【0030】以下に本発明を実施例によって説明する
が、一部の例を示すものであり、本発明はこれらになん
ら限定されるものではない。
が、一部の例を示すものであり、本発明はこれらになん
ら限定されるものではない。
【0031】(実施例 1)食肉共同組合の屠畜場は曝
気槽と沈澱槽からなる好気性の活性汚泥処理装置であ
り、豚と牛の屠畜を月、水、金曜日に営業しており、負
荷変動で排水処理に苦慮していた。好気性活性汚泥曝気
槽の中へ、上部開口部からの投影によって下部開口部が
見えなくなる角度80度の曲がり部を有し、空隙率9
3.4vol%のチッソポリプロ繊維(株)製のポリプ
ロピレン不織布RM−82から作られた、底面側の径
0.207m、頂点側の径0.111m、底面側および
頂点側は全て開口している全長2mの円錐筒形の本発明
の微生物坦持体を頂点側が槽の下側を向くようにして8
基設置した。(該微生物坦持体の図3に概念図を示し
た。)
気槽と沈澱槽からなる好気性の活性汚泥処理装置であ
り、豚と牛の屠畜を月、水、金曜日に営業しており、負
荷変動で排水処理に苦慮していた。好気性活性汚泥曝気
槽の中へ、上部開口部からの投影によって下部開口部が
見えなくなる角度80度の曲がり部を有し、空隙率9
3.4vol%のチッソポリプロ繊維(株)製のポリプ
ロピレン不織布RM−82から作られた、底面側の径
0.207m、頂点側の径0.111m、底面側および
頂点側は全て開口している全長2mの円錐筒形の本発明
の微生物坦持体を頂点側が槽の下側を向くようにして8
基設置した。(該微生物坦持体の図3に概念図を示し
た。)
【0032】効果は先ず汚泥の30分間の沈降性能に現
れ、SV30が60%から38%へ変化した。排水原液の
BODの平均値は800mg/L,T−N(全窒素)の
平均値は120mg/Lであり、通常の好気性活性汚泥
処理の運転では、BOD40mg/L,T−N85mg
/Lの処理水が得られた。本発明の方法で運転した結
果、4ヶ月後からBOD18mg/L,T−N9mg/
Lである処理水が安定して得られた。微生物定着床の外
面にはツリガネムシが生息し、内面上部には体内に黒粒
子を保有するベギアトア硫黄細菌が生息し、また、内面
下部にはType021N(Eikelboom)類が
生息していた。6ヶ月が経過すると、余剰汚泥の発生量
が25%減少し処理費用が減少した。
れ、SV30が60%から38%へ変化した。排水原液の
BODの平均値は800mg/L,T−N(全窒素)の
平均値は120mg/Lであり、通常の好気性活性汚泥
処理の運転では、BOD40mg/L,T−N85mg
/Lの処理水が得られた。本発明の方法で運転した結
果、4ヶ月後からBOD18mg/L,T−N9mg/
Lである処理水が安定して得られた。微生物定着床の外
面にはツリガネムシが生息し、内面上部には体内に黒粒
子を保有するベギアトア硫黄細菌が生息し、また、内面
下部にはType021N(Eikelboom)類が
生息していた。6ヶ月が経過すると、余剰汚泥の発生量
が25%減少し処理費用が減少した。
【0033】(実施例 2)食肉共同組合の屠畜場は曝
気槽と沈澱槽からなる好気性の活性汚泥処理装置であ
り、豚と牛の屠畜を月、水、金曜日に営業しており、負
荷の大幅変動で排水処理に苦慮していた。屠畜場の廃水
処理設備の好気性活性汚泥曝気槽へ、下部開口部からの
投影によって上部開口部が見えなくなる角度60度の曲
がり部を有し、空隙率97.8vol%のチッソポリプ
ロ繊維(株)製のポリプロピレン不織布RM−110か
ら作られ、底面側の径0.207m、頂点側の径0.1
11m、底面側および頂点側は全て開口している全長3
mの円錐筒形の本発明の微生物坦持体を底面側が槽の下
を向くようにして6基設置した。
気槽と沈澱槽からなる好気性の活性汚泥処理装置であ
り、豚と牛の屠畜を月、水、金曜日に営業しており、負
荷の大幅変動で排水処理に苦慮していた。屠畜場の廃水
処理設備の好気性活性汚泥曝気槽へ、下部開口部からの
投影によって上部開口部が見えなくなる角度60度の曲
がり部を有し、空隙率97.8vol%のチッソポリプ
ロ繊維(株)製のポリプロピレン不織布RM−110か
ら作られ、底面側の径0.207m、頂点側の径0.1
11m、底面側および頂点側は全て開口している全長3
mの円錐筒形の本発明の微生物坦持体を底面側が槽の下
を向くようにして6基設置した。
【0034】プラスチックス製散気ラインとして、ポリ
プロピレン樹脂にアルミナ粉を5wt%と有機発泡剤ア
ゾビスホルムアミド8wt%をドライブレンドし、中空
ダイス付きの山口製作所製40ミリ紡糸機にて得た直径
4ミリの中空発泡繊維へ、空気を圧送したものを用い
た。この中空発泡繊維は予め不織布の汚泥定着床へ組み
込み、万遍なく散気が行き渡るように配置した。加圧空
気を導入する事によって繊維から空気が吹き出し、曝気
槽内で散気作用が得られ、優れた溶存酸素効果を発揮す
るとともに、優れた撹拌効果が得られた。プラスチック
ス製の散気ラインを組み込まない微生物担持体は、曝気
室槽の散気管からのエアーが微生物担持体の内部へ散気
する位置に配置した。
プロピレン樹脂にアルミナ粉を5wt%と有機発泡剤ア
ゾビスホルムアミド8wt%をドライブレンドし、中空
ダイス付きの山口製作所製40ミリ紡糸機にて得た直径
4ミリの中空発泡繊維へ、空気を圧送したものを用い
た。この中空発泡繊維は予め不織布の汚泥定着床へ組み
込み、万遍なく散気が行き渡るように配置した。加圧空
気を導入する事によって繊維から空気が吹き出し、曝気
槽内で散気作用が得られ、優れた溶存酸素効果を発揮す
るとともに、優れた撹拌効果が得られた。プラスチック
ス製の散気ラインを組み込まない微生物担持体は、曝気
室槽の散気管からのエアーが微生物担持体の内部へ散気
する位置に配置した。
【0035】効果は先ず汚泥の30分間の沈降性能に現
れ、SV30が50%から40%へ変化した。排水原液の
BODの平均値は800mg/L,T−N(全窒素)の
平均値は120mg/Lであり、通常の好気性活性汚泥
処理の運転では、BOD40mg/L,T−N85mg
/Lの処理水が得られた。本発明の方法で運転した結
果、1ヶ月後からBOD10mg/L,T−N70mg
/Lである処理水が安定して得られた。汚泥定着床の外
面にはモノスティラが生息し、内面上部にはボルティケ
ラが生息し、また、内面下部にはエピスティリスが生息
していた。屠畜休日の負荷変動に対する活性汚泥の変化
が緩慢となり、安定した排水処理結果が得られた。
れ、SV30が50%から40%へ変化した。排水原液の
BODの平均値は800mg/L,T−N(全窒素)の
平均値は120mg/Lであり、通常の好気性活性汚泥
処理の運転では、BOD40mg/L,T−N85mg
/Lの処理水が得られた。本発明の方法で運転した結
果、1ヶ月後からBOD10mg/L,T−N70mg
/Lである処理水が安定して得られた。汚泥定着床の外
面にはモノスティラが生息し、内面上部にはボルティケ
ラが生息し、また、内面下部にはエピスティリスが生息
していた。屠畜休日の負荷変動に対する活性汚泥の変化
が緩慢となり、安定した排水処理結果が得られた。
【0036】(実施例 3)養豚場の活性汚泥処理装置
は曝気槽と沈澱槽と土壌菌反応槽からなり、豚糞尿の負
荷変動があり、排水処理対策で苦慮していた。養豚場の
排水処理設備の好気性活性汚泥曝気槽へ、上部開口部か
らの投影によって下部開口部が見えなくなる角度60度
の曲がり部を有し、空隙率95.5vol%のチッソポ
リプロ繊維(株)製のポリプロピレン不織布RM−11
0から作られ、底面側の径0.414m、頂点側の径
0.222m、全長3mの本発明の円錐筒形微生物坦持
体6基を頂点側を槽の下側を向くようにして設置した。
は曝気槽と沈澱槽と土壌菌反応槽からなり、豚糞尿の負
荷変動があり、排水処理対策で苦慮していた。養豚場の
排水処理設備の好気性活性汚泥曝気槽へ、上部開口部か
らの投影によって下部開口部が見えなくなる角度60度
の曲がり部を有し、空隙率95.5vol%のチッソポ
リプロ繊維(株)製のポリプロピレン不織布RM−11
0から作られ、底面側の径0.414m、頂点側の径
0.222m、全長3mの本発明の円錐筒形微生物坦持
体6基を頂点側を槽の下側を向くようにして設置した。
【0037】微生物担持体及び土壌菌組み込み担持体に
は、冬期の280.5K以下の処理槽低温化を防止する
為の発熱体を組み込み、291.5K以上の温度を確保
する事で、優れた生物処理効果が得られた。
は、冬期の280.5K以下の処理槽低温化を防止する
為の発熱体を組み込み、291.5K以上の温度を確保
する事で、優れた生物処理効果が得られた。
【0038】効果は先ず汚泥の30分間の沈降性能に現
れ、SV30が64%から35%へ変化した。排水原液の
BODの平均値は14000mg/L,T−N(全窒
素)の平均値は4300mg/Lであり、通常の好気性
活性汚泥処理の運転では、BOD130mg/L,T−
N340mg/Lの処理水が得られた。本発明の方法で
運転した結果は、6ヶ月後からBOD18mg/L,T
−N94mg/Lである処理水が安定して得られた。微
生物定着床の外面にはオペルクラリアが生息し、内面上
部には体内に黒粒子を保有するベギアトア硫黄細菌が生
息し、また、内面下部にはアスピディスカが生息してい
た。8ヶ月が経過すると、余剰汚泥の発生量が30%減
少し処理費用が減少した。
れ、SV30が64%から35%へ変化した。排水原液の
BODの平均値は14000mg/L,T−N(全窒
素)の平均値は4300mg/Lであり、通常の好気性
活性汚泥処理の運転では、BOD130mg/L,T−
N340mg/Lの処理水が得られた。本発明の方法で
運転した結果は、6ヶ月後からBOD18mg/L,T
−N94mg/Lである処理水が安定して得られた。微
生物定着床の外面にはオペルクラリアが生息し、内面上
部には体内に黒粒子を保有するベギアトア硫黄細菌が生
息し、また、内面下部にはアスピディスカが生息してい
た。8ヶ月が経過すると、余剰汚泥の発生量が30%減
少し処理費用が減少した。
【0039】
【発明の効果】本発明は、生物学的処理において嫌気又
および/または好気活性汚泥処理槽内での不織布からな
る微生物担持体による微生物の複合利用によって、環境
保全に役立つのみならず、設備施工を最少としながらも
排水処理能力の大きな増加が得られる工業的に優れる効
果が得られる。更に、余剰汚泥の発生量が約2割減少す
る事で、排水処理装置の運転費用を減少させる優れた効
果が得られる。
および/または好気活性汚泥処理槽内での不織布からな
る微生物担持体による微生物の複合利用によって、環境
保全に役立つのみならず、設備施工を最少としながらも
排水処理能力の大きな増加が得られる工業的に優れる効
果が得られる。更に、余剰汚泥の発生量が約2割減少す
る事で、排水処理装置の運転費用を減少させる優れた効
果が得られる。
【図1】円錐の斜視図。
【図2】図1の円錐1を曲げ、頂点を含む一部を切り取
ることにより得られる本発明の微生物坦持体の一例の概
観斜視図。
ることにより得られる本発明の微生物坦持体の一例の概
観斜視図。
【図3】実施例1に用いた本発明の1例の微生物坦持体
の概略図。
の概略図。
(a) 頂点 (b) 導線 (c) 動直線 (d) 切り口 (e) 底面 (f) 除かれる部分 (g) 曲げられた動直線に導線の位置でひいた接線 (h) 曲げられた動直線に切り口の位置でひいた接線 (i) 曲がりの角度 (j) 底面側開口部 (k) 頂点側開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12N 1/00 C12N 1/00 S
Claims (10)
- 【請求項1】曲げられたのち頂点を含む一部分が除かれ
た中空の錐の形を有し、該頂点側および該錐の底面側に
開口部を有する水透過性シートからなる微生物坦持体。 - 【請求項2】前記の錐の曲がりが10度以上150度以
下である請求項1記載の微生物坦持体。 - 【請求項3】前記頂点側および底面側の開口部の面積A
1およびA2の比であるA2/A1が95より小さく1
より大きい請求項1または2に記載の微生物坦持体。 - 【請求項4】前記水透過性シートが不織布である請求項
1〜3のいずれかに記載の微生物坦持体。 - 【請求項5】前記不織布が多層構造を有することを特徴
とする請求項5記載の微生物坦持体。 - 【請求項6】薬剤散布用のパイプラインが組み込まれて
いる請求項1〜5のいずれかに記載の微生物坦持体。 - 【請求項7】前記微生物担体に発熱体が組み込まれてい
る請求項1〜6のいず微生物坦持体。 - 【請求項8】前記微生物坦持体に発泡または中空糸から
なる散気パイプラインが組み込まれている請求項1〜7
のいずれかに記載の微生物坦持体。 - 【請求項9】請求項1〜8記載の微生物坦持体を用いて
有機化合物を含む排水を生物処理する方法。 - 【請求項10】嫌気性および/または好気性および/ま
たは土壌性偏性嫌気性細菌群と、フェノールおよび/ま
たはフェノール露出基のある化合物を含む代謝産物を産
出するように訓養された土壌性通性嫌気性細菌群または
該訓養された土壌性通性嫌気性細菌と土壌性好気性細菌
からなる細菌群とを共存させることを特徴とする請求項
9記載の有機化合物を含む排水を生物処理する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111548A JPH11290070A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 水透過性シートからなる微生物坦持体およびこれを用いて排水を生物処理する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111548A JPH11290070A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 水透過性シートからなる微生物坦持体およびこれを用いて排水を生物処理する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11290070A true JPH11290070A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14564184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10111548A Pending JPH11290070A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 水透過性シートからなる微生物坦持体およびこれを用いて排水を生物処理する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11290070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012232292A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-29 | Ihi Corp | 吸収塔及びそれを用いた生物脱臭装置 |
JP2013039536A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 微生物付着用担体 |
JP2018001134A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社 | 微生物付着用担体及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-04-07 JP JP10111548A patent/JPH11290070A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012232292A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-29 | Ihi Corp | 吸収塔及びそれを用いた生物脱臭装置 |
JP2013039536A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 微生物付着用担体 |
JP2018001134A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社 | 微生物付着用担体及びその製造方法 |
WO2018008723A1 (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社 | 微生物付着用担体及びその製造方法 |
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