JPH1128846A - ドットラインプリンタのシャトル制御方式 - Google Patents

ドットラインプリンタのシャトル制御方式

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JPH1128846A
JPH1128846A JP18552797A JP18552797A JPH1128846A JP H1128846 A JPH1128846 A JP H1128846A JP 18552797 A JP18552797 A JP 18552797A JP 18552797 A JP18552797 A JP 18552797A JP H1128846 A JPH1128846 A JP H1128846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stepping motor
speed
shuttle
overrun
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18552797A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Nakahara
慎吾 中原
Satoru Hida
悟 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP18552797A priority Critical patent/JPH1128846A/ja
Publication of JPH1128846A publication Critical patent/JPH1128846A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータのロータのオーバーラン
により印刷速度の低下及びステッピングモータの脱調に
よる機器の信頼性の低下を防止する。 【解決手段】 減速時にステッピングモータが所定の速
度に達した時ステッピングモータの駆動速度をその時点
の速度を維持する様に励磁し、目標位置に到達した時点
で再び減速を再開して、ステッピングモータの脱調を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドット印字用印字ハ
ンマによりドットマトリクス形式で印刷を行うドットラ
インプリンタのシャトル制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に、ドットラインプリンタの印刷原
理を示す。
【0003】図示していない複数個の印字ハンマを搭載
したハンマバンンク10は、タイミングベルト12に結
合されている。また、ハンマバンク10とは逆位相で動
作するカウンタバランサ14も同様にタイミングベルト
12に結合されている。更に、タイミングベルト12
は、少なくとも一対のプ−リ16に取り付けられており
正逆転可能なステッピングモ−タ20によってプ−リ1
6の一方がシャトル駆動回路50によって駆動されるこ
とにより、前記ハンマバンク10及びカウンタバランサ
14は、桁方向に互いに逆位相で往復運度する。ハンマ
バンク10にはリニアセンサ60が取り付けられてお
り、ハンマバンク10が移動すると一定の間隔で信号を
出力し、この信号に基づいて、シャトル制御回路40を
介し印刷制御装置30が前記印刷用ハンマを駆動し、イ
ンクリボン100を介して印刷用紙200の所定の位置
に印刷を行う。ハンマバンク10の所定量の1ストロー
ク分の印刷が終了すると、ステッピングモータ20が、
反対方向に回転することにより、ハンマバンク10の移
動方向が反転し、次の印刷位置に移動する間に、用紙搬
送用モータ300により駆動される一対の用紙搬送用ト
ラクタ400によって、印刷用紙200が所定量搬送さ
れ、次のストロークの印刷が開始される。
【0004】図5に従来技術における1ストローク分の
ハンマバンク10の速度カーブとステッピングモータ2
0の相切り換えのタイミングの関係を示す。ハンマバン
ク10は、停止状態から等加速で加速され所定量の等速
運動の後、等加速で減速し、減速終了後すぐに加速、等
速、減速の繰り返しとなる。前記ステッピングモータ2
0は、ステータ巻線の励磁相を順次切り換えることによ
りロータを回転させるモータであり、モータの回転角度
は励磁相の切り換え回数ににより決まる。また、前記切
り換え回数は、ハンマバンク10の1ストロークの移動
量により決定される。このため、エンコーダやタコジェ
ネレータ等により常にモータの動作を監視しながら速度
制御や位置決めを行う必要がない、いわゆる開ループ制
御が可能であり、機器の構成を単純にすることができ
る。
【0005】一方で、ドットラインプリンタの印刷速度
はハンマバンク10の移動速度でほぼ決定されるため、
ハンマバンク10を可能な限り高速でかつ短周期で動作
させたい。そのためには加速減速の加速度を高くする必
要がある。反面、ロータに加わる慣性力は大きくなる。
特に加速減速区間いおいて最大の慣性力が発生し、所定
量の相切り換えが終了してもロータは所定位置に停止す
ることができずオーバーランする。ステッピングモータ
は、前記オーバーランが大きすぎると次の励磁相の切り
換え周波数にロータが追従でず脱調という現象が発生す
る。例えば2相励磁の場合、4ステップ以上オーバーラ
ンすると脱調する。また一方で、可動部であるハンマバ
ンク10とカウンタバランサ14は、タイミングベルト
12の伸びや機構部のガタ等によりロータの動きよりわ
ずかに遅れて動作するため、ロータが停止し逆方向に加
速を始めるときはまだ停止しておらず、ロータの回転方
向とは逆方向の慣性力が発生している。この慣性力が、
モータの最大出力トルクを越えたときもモータは脱調す
る。このような脱調現象は、通常のシャトル反転動作に
おいては問題なく動作しても、一時的な負荷変動や経時
的な機構部の変動によりまれに発生することがある。ま
たロータのオーバーランによりシャトルストロークが大
きくなり、印刷速度が低下するという問題を生ずる。
【0006】そこで、一般的にはドットラインプリンタ
のシャトル機構部においては、一時的な負荷変動や経時
的変動にたいしても往復動作する物体の慣性力に十分耐
えられるトルクを発生するモータを使用したり、エンコ
ーダやタコジェネレータ等で常にモータの動作を監視し
ながら回転速度の制御や位置決めを行う閉ループ制御を
行う必要があった。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】前述のように、ロー
タのオーバーランにより印刷速度の低下及びステッピン
グモータの脱調による機器の信頼性が低下する。また、
この問題の対応策として高トルク出力のステッピングモ
ータの使用やエンコーダ等による閉ループ制御を行うこ
とは、機器のコストアップになるという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、シャトル動
作によりハンマバンクやカウンタバランサの可動物体の
慣性力によるロータのオーバーランを吸収するようにス
テッピングモータの相切り換えを工夫することにより解
決される。
【0009】
【発明の実施形態】以下図1、図2、図3をもとに本発
明を詳述する。
【0010】図1に本発明によるステッピングモータ2
0駆動時のフローチャートを示す。図1において、コン
トローラからのシャトル起動命令によりシャトルの運転
モードが選択されあらかじめプログラムされたデータに
従ってステッピングモータ20の相切り換えが行われ、
ロータは、加速、等速、減速運動をする。この一連の動
作の減速運動において、ハンマバンク10部の速度が規
定値より低くなった時本発明である可動部オーバーラン
吸収動作が実施され、規定数までステッピングモータ2
0の相切り替えが進むと再び減速運動が再開される。以
下反転位置を検出すると減速運動は終了し再び、加速、
等速、減速運動が繰り返される。これにより可動部のオ
ーバーランを吸収させ、ロータを所定の位置近傍で停止
反転させることができる。これにより脱調を防ぐととも
にシャトルストロークをムダに広げることなく運転する
ことが可能となり印刷速度の低下も防ぐことが可能とな
る。また、シャトル動作を停止させるときもロータの停
止時間が早くなるため、再起動するときまでの時間を短
縮することができ、シャトルの停止を含んだ印刷条件に
おいて印刷速度の向上も可能となる。
【0011】図2は、本発明の「可動部オーバーラン吸
収動作」におけるハンマバンク10の速度カーブとステ
ッピングモータ20の相切り換えのタイミングを示す一
実施例である。図2において、ロータは、等加速で減速
され、可動部速度が規定速度Vとなった段階でその時点
の速度を維持する様に相切り換えが行われる。この等速
運動は減速開始からのステッピングモータ20の相切り
換え数が規定値Pに達するまで続けられる。相切り換え
が規定数Pに達すると再び減速運動が開始される。この
ときまでに可動部のオーバーランは吸収されているため
脱調の危険もなくまた目標の反転位置近傍で反転可能と
なる。
【0012】図3に例示するように、負荷が大きい場合
には減速時急激な速度低下となるが、この場合には早め
に規定速度に到達し等速動作を行うため可動部オーバー
ランと負荷による脱調は防止される。一方負荷が小さい
場合には目標速度到達が遅れその分等速動作時間も少な
くなる。これは減速の力が弱いため減速時間を長くする
必要があることと可動部のオーバーランはさほど大きく
ないためオーバーラン吸収も短時間ですむことによる。
このように負荷変動にたいしても最適の減速動作が行わ
れる。規定速度V及び規定相切り換え数Pはモータ、シ
ャトル部の構造等により異なるが実験により容易にその
最適値を求めることができる。
【0013】
【発明の効果】上記のように、本発明によるシャトル制
御方式は、一時的な負荷変動や経時的変動に対しても脱
調を防止できるため、部品点数削減により組立、保守性
の良い小型軽量で低価格なシャトル機構部を提供でき
る。また、多数行改行を含んだ印刷においてもレスポン
スの良いシャトル制御方式を提供でき、印刷速度の向上
を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すフローチャート。
【図2】 本発明の一実施例を示すハンマバンクの速度
波形とステッピングモータの相切り換えタイミングとを
示す特性図。
【図3】 本発明の一実施例を説明するハンマバンクの
速度波形の特性図。
【図4】 ドットラインプリンタの印刷原理を示す斜視
図。
【図5】 従来技術におけるハンマバンクの速度波形と
ステッピングモータの相切り換えタイミングとを示す特
性図。
【符号の説明】
10はハンマバンク、12はタイミングベルト、14は
カウンタバランサ、16はプーリ、20はステッピング
モータ、30は印刷制御装置、40はシャトル制御回
路、50はシャトル駆動回路、60はリニアセンサ、1
00はインクリボン、200は印刷用紙、300は用紙
搬送用モータ、400は用紙搬送用トラクタである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の印字ハンマを有するハンマバン
    クと該ハンマバンクとは逆位相で動作するカウンタバラ
    ンサを一対のプ−リとエンドレスの搬送帯に結合し、前
    記プ−リの一方に連結されたステッピングモ−タを加速
    減速の繰り返しにより正逆転駆動することにより、前記
    ハンマバンクとカウンタバランサを桁方向に配設された
    スライド軸上を往復運動しながら印刷を行うドットライ
    ンプリンタにおいて、減速時に前記ステッピングモータ
    が所定の速度に達した時ステッピングモータの駆動速度
    をその時点の速度を維持する様に励磁し目標位置に到達
    した時点で再び減速を再開して、前記ステッピングモー
    タの脱調を防止することを特徴とするシャトル制御方
    式。
JP18552797A 1997-07-10 1997-07-10 ドットラインプリンタのシャトル制御方式 Pending JPH1128846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18552797A JPH1128846A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 ドットラインプリンタのシャトル制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18552797A JPH1128846A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 ドットラインプリンタのシャトル制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1128846A true JPH1128846A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16172368

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18552797A Pending JPH1128846A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 ドットラインプリンタのシャトル制御方式

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JP (1) JPH1128846A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002273965A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Hitachi Koki Co Ltd 印刷装置のシャトル制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002273965A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Hitachi Koki Co Ltd 印刷装置のシャトル制御方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040421

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02