JPH11287899A - 放射線源材料および放射線源体の製造方法 - Google Patents
放射線源材料および放射線源体の製造方法Info
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- JPH11287899A JPH11287899A JP10129431A JP12943198A JPH11287899A JP H11287899 A JPH11287899 A JP H11287899A JP 10129431 A JP10129431 A JP 10129431A JP 12943198 A JP12943198 A JP 12943198A JP H11287899 A JPH11287899 A JP H11287899A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】空気・水の浄化、改質、動物(人間を含む)の
健康に貢献する放射性源材料および放射線源体を提供す
る。 【構成】1.放射性核種を含む、鉱物1種以上に遷移元
素2種以上、両性元素1種以上を可塑性原料と混練、1
200°Cで焼成して、放射線源材料を得る。2.放射
線源材料に低火度用釉薬を粘結剤とともに混練して、放
射線源釉薬を得る。3.放射線源材料に多孔性原料であ
る可燃性気孔造成材、可塑性材を混練、成形、施釉後、
1000°Cで焼成し、水、空気の浄化、改質用放射線
源体を得る。4.放射線源材料、遠赤外線放射材料、可
燃性気孔造成材、可塑性材を混練、成形、施釉後、10
00°Cで焼成し、動物(人間を含む)の健康に貢献す
る放射線源体を得る。5.放射線源材料と合成樹脂等を
含む組成物から、所望の成形をなした、放射線源体を得
る。
健康に貢献する放射性源材料および放射線源体を提供す
る。 【構成】1.放射性核種を含む、鉱物1種以上に遷移元
素2種以上、両性元素1種以上を可塑性原料と混練、1
200°Cで焼成して、放射線源材料を得る。2.放射
線源材料に低火度用釉薬を粘結剤とともに混練して、放
射線源釉薬を得る。3.放射線源材料に多孔性原料であ
る可燃性気孔造成材、可塑性材を混練、成形、施釉後、
1000°Cで焼成し、水、空気の浄化、改質用放射線
源体を得る。4.放射線源材料、遠赤外線放射材料、可
燃性気孔造成材、可塑性材を混練、成形、施釉後、10
00°Cで焼成し、動物(人間を含む)の健康に貢献す
る放射線源体を得る。5.放射線源材料と合成樹脂等を
含む組成物から、所望の成形をなした、放射線源体を得
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線源材料から放射
される微量の放射線を利用して、空気や一般用水の改
質、動物(人間を含む)の会合水の改質、人の健康保持
等に関する放射線源材料の製造および同材料を基礎原料
とした放射線源体に関するものである。
される微量の放射線を利用して、空気や一般用水の改
質、動物(人間を含む)の会合水の改質、人の健康保持
等に関する放射線源材料の製造および同材料を基礎原料
とした放射線源体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】微量な放射線による治療(療養)は、古
代から温泉療法として、ラジウム温泉、トロン温泉等の
放射能泉が利用されている。近年、放射線の産業への平
和利用は、目覚ましいものがあり、原子力発電を始めと
して、工業、農林業、水産業、医療等、あらゆる分野で
利用されている。本申請に係る関係のものでも、昭54
−126897、昭61−283900、昭61−21
1599、平1−188478、特開平7−1645
0、特開平8−299424等が特許出願公開されてい
る。これ等の出願公開されている特許申請のものを詳細
に検討すると、α線を利用の対象としたものが大部分で
ある。
代から温泉療法として、ラジウム温泉、トロン温泉等の
放射能泉が利用されている。近年、放射線の産業への平
和利用は、目覚ましいものがあり、原子力発電を始めと
して、工業、農林業、水産業、医療等、あらゆる分野で
利用されている。本申請に係る関係のものでも、昭54
−126897、昭61−283900、昭61−21
1599、平1−188478、特開平7−1645
0、特開平8−299424等が特許出願公開されてい
る。これ等の出願公開されている特許申請のものを詳細
に検討すると、α線を利用の対象としたものが大部分で
ある。
【0003】α線はα崩壊によって起こり、ヘリウム
(He)の核に相当する粒子が高速で放射される。β崩
壊は高速の電子とそれに伴ってニュートリノ(中間微
子)が放射され、γ線は励起状態にある核から波長の短
い光子(電磁波)が放射される。α線、β線、γ線、X
線、加速電子線等は光の10万倍も大きいエネルギーを
もっているので、これ等放射線に照射された物質は、励
起されるだけでなく、必ずイオン化される。また、放射
線の透過力はα線<β線<γ線の順序であり、電離作用
(イオン化)の強さは、α線>β線>γ線の順序であ
る。いずれの放射性核種も、全てα線、β線、γ線を放
射して崩壊を起こしている。また、α線の透過力は、上
述のとおり最も弱くて、アルミ箔1〜2枚を被せるだけ
で、その透過は阻止されて、α線によるイオン化作用が
阻まれる欠点がある。
(He)の核に相当する粒子が高速で放射される。β崩
壊は高速の電子とそれに伴ってニュートリノ(中間微
子)が放射され、γ線は励起状態にある核から波長の短
い光子(電磁波)が放射される。α線、β線、γ線、X
線、加速電子線等は光の10万倍も大きいエネルギーを
もっているので、これ等放射線に照射された物質は、励
起されるだけでなく、必ずイオン化される。また、放射
線の透過力はα線<β線<γ線の順序であり、電離作用
(イオン化)の強さは、α線>β線>γ線の順序であ
る。いずれの放射性核種も、全てα線、β線、γ線を放
射して崩壊を起こしている。また、α線の透過力は、上
述のとおり最も弱くて、アルミ箔1〜2枚を被せるだけ
で、その透過は阻止されて、α線によるイオン化作用が
阻まれる欠点がある。
【0004】本件申請に係る従来の技術に関しては(前
述の特許出願公開の6件を含む)、 1.放射線源体(放射性核種鉱物粉体)と陶磁器製造用
原料(粘土等)を混合し、焼成してセラミック化したも
の。 2.1の工法に微小な可燃物を混入して、気孔性のある
セラミックにしたもの。 3.1の工法による網目構造のセラミックにしたもの。 4.50μm程度の厚さの樹脂で被覆したもの。 5.30μm程度の厚さの紙にコーティングしたもの。 等々であるが、いずれも法の許容限度内で最大量の放射
線を有効に照射するための研究と努力に励んでいること
が伺われる。これ等のものは、その用途によって、それ
ぞれ決められるものであり、一概には言えないが、既存
のものよりも更に効率的に放射量を増してイオン化効率
を上げる手法を考えるべきである。
述の特許出願公開の6件を含む)、 1.放射線源体(放射性核種鉱物粉体)と陶磁器製造用
原料(粘土等)を混合し、焼成してセラミック化したも
の。 2.1の工法に微小な可燃物を混入して、気孔性のある
セラミックにしたもの。 3.1の工法による網目構造のセラミックにしたもの。 4.50μm程度の厚さの樹脂で被覆したもの。 5.30μm程度の厚さの紙にコーティングしたもの。 等々であるが、いずれも法の許容限度内で最大量の放射
線を有効に照射するための研究と努力に励んでいること
が伺われる。これ等のものは、その用途によって、それ
ぞれ決められるものであり、一概には言えないが、既存
のものよりも更に効率的に放射量を増してイオン化効率
を上げる手法を考えるべきである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】放射線の発生に関して
は、「原子力基本法」に以下のとおり定められている。 1.原子力の研究開発および利用は、平和の目的に限り
安全の確保を旨として、その成果を公開し、学術の進歩
と産業の振興を図り、もって、人類社会の福祉と国民生
活の水準向上に寄与することを目的としている。 2.「原子力」とは、原子核変換の過程において、原子
核から放出されるすべての種類のエネルギーを言い、
「放射線」とは、電磁波または粒子線のうち直接または
間接に空気を電離する能力をもつもので、政令で定める
ものを言うと定義されている。「核原料物質、核燃料物
質および原子炉の規制に関する法律」によれば、法第6
1条の2により、同施行令19条に「使用の届出を要し
ない核原料物質の放射能濃度等」の限度が以下のように
示されている。 1.放射能濃度については、74Bq/g(固体状の核
原料物質にあっては370Bq/g)。 2.ウランまたはトリウムの数量については、ウランの
量に3を乗じて得られる数量、若しくはトリウムの量ま
たはこれを合計した数量で900gとする。
は、「原子力基本法」に以下のとおり定められている。 1.原子力の研究開発および利用は、平和の目的に限り
安全の確保を旨として、その成果を公開し、学術の進歩
と産業の振興を図り、もって、人類社会の福祉と国民生
活の水準向上に寄与することを目的としている。 2.「原子力」とは、原子核変換の過程において、原子
核から放出されるすべての種類のエネルギーを言い、
「放射線」とは、電磁波または粒子線のうち直接または
間接に空気を電離する能力をもつもので、政令で定める
ものを言うと定義されている。「核原料物質、核燃料物
質および原子炉の規制に関する法律」によれば、法第6
1条の2により、同施行令19条に「使用の届出を要し
ない核原料物質の放射能濃度等」の限度が以下のように
示されている。 1.放射能濃度については、74Bq/g(固体状の核
原料物質にあっては370Bq/g)。 2.ウランまたはトリウムの数量については、ウランの
量に3を乗じて得られる数量、若しくはトリウムの量ま
たはこれを合計した数量で900gとする。
【0006】以上の諸法令によって、放射能濃度の最大
取扱数量が、制約された範囲以内で、いかに高効率に放
射線を放射させるかを考えるとき、 (1)放射線源体と非放射物質(物体)との接触面積を
大にする。 (2)放射線を増幅させる。 (3)放射線源材料を放射体表面に透設(施工)する。 (4)放射線源材料と放射性核種をもたない他物質材料
を化合させて、高効率にする。等に着目し、前記(1)
に対処する方法として、放射線源体を、(a)微小粒子
にする。(b)粒子内に気孔(空隙)を設ける。(c)
粗面にする。(d)は、(a)(b)(c)を複合した
ものにすることとし、前記(2)に対処する方法とし
て、放射線源体を、(a)円形にし、放射線を中央に集
中させる。(b)凹面形にし、放射線を凹面中央に集中
させる。(c)は、(a)(b)を複合した形状にす
る。前記(3)に対処する方法として、放射線源体を、
(a)放射線源材料をベースにした放射線源釉薬を作
り、施釉後焼成して一体化する。(b)樹脂等に混練し
て、表面にコーティングする。(c)被覆体に無数の微
小な孔を空ける。前記(4)に対処する方法として、放
射線源体に、(a)例えば高効率遠赤外線放射材料と混
合、または化合さす。(b)例えば水質浄化材料と混
合、または化合さす。(c)例えば空気浄化材料と混
合、または化合さす。
取扱数量が、制約された範囲以内で、いかに高効率に放
射線を放射させるかを考えるとき、 (1)放射線源体と非放射物質(物体)との接触面積を
大にする。 (2)放射線を増幅させる。 (3)放射線源材料を放射体表面に透設(施工)する。 (4)放射線源材料と放射性核種をもたない他物質材料
を化合させて、高効率にする。等に着目し、前記(1)
に対処する方法として、放射線源体を、(a)微小粒子
にする。(b)粒子内に気孔(空隙)を設ける。(c)
粗面にする。(d)は、(a)(b)(c)を複合した
ものにすることとし、前記(2)に対処する方法とし
て、放射線源体を、(a)円形にし、放射線を中央に集
中させる。(b)凹面形にし、放射線を凹面中央に集中
させる。(c)は、(a)(b)を複合した形状にす
る。前記(3)に対処する方法として、放射線源体を、
(a)放射線源材料をベースにした放射線源釉薬を作
り、施釉後焼成して一体化する。(b)樹脂等に混練し
て、表面にコーティングする。(c)被覆体に無数の微
小な孔を空ける。前記(4)に対処する方法として、放
射線源体に、(a)例えば高効率遠赤外線放射材料と混
合、または化合さす。(b)例えば水質浄化材料と混
合、または化合さす。(c)例えば空気浄化材料と混
合、または化合さす。
【0007】等々が考えられるが、従来の技術では放射
線核種鉱物原料(以下放射線源材料と言う)を、単に、
陶磁器製造用原材料と混合または化合したものを、或る
いは当該原料に可燃性微粒子を加えて、気孔性を有する
セラミックに化合させたもの、または、樹脂で被覆・コ
ーティングしたもの、並びに紙類中にコーティングした
もの等であって、放射線源材料のもつ特性と、これを混
合または化合させる。他物質の特性を無視したものが大
部分であった。(陶磁器原材料に微小な可燃性原材料を
混入して、気孔性、すなわち、空隙を作る有孔セラミッ
クは、古くから耐火レンガの製造やセラミックボールの
製造に使われている技術で、公知・公用のものである)
本発明は、放射線源材料とこれに添加する他物質の物理
的・化学的特性を充分加味し、また、その形状における
物理的特性も考慮に入れ、さらに、被放射物である、空
気・水(生体の会合水を含む)・動物(人間を含む)の
健康等に及ぼす影響を充分に研究して、放射線源材料の
製造方法、該放射線源材料を用いた放射線源体の製造方
法に関しての新技術を提供せんとするものである。
線核種鉱物原料(以下放射線源材料と言う)を、単に、
陶磁器製造用原材料と混合または化合したものを、或る
いは当該原料に可燃性微粒子を加えて、気孔性を有する
セラミックに化合させたもの、または、樹脂で被覆・コ
ーティングしたもの、並びに紙類中にコーティングした
もの等であって、放射線源材料のもつ特性と、これを混
合または化合させる。他物質の特性を無視したものが大
部分であった。(陶磁器原材料に微小な可燃性原材料を
混入して、気孔性、すなわち、空隙を作る有孔セラミッ
クは、古くから耐火レンガの製造やセラミックボールの
製造に使われている技術で、公知・公用のものである)
本発明は、放射線源材料とこれに添加する他物質の物理
的・化学的特性を充分加味し、また、その形状における
物理的特性も考慮に入れ、さらに、被放射物である、空
気・水(生体の会合水を含む)・動物(人間を含む)の
健康等に及ぼす影響を充分に研究して、放射線源材料の
製造方法、該放射線源材料を用いた放射線源体の製造方
法に関しての新技術を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】放射線の放射効率は、そ
の原料の配合比率によって、大きく変化するが、本発明
によるセラミックス放射線源材料としては、基材にモナ
ザイト鉱石(鉱砂)、ラジウム鉱石(鉱砂)および瀝青
ウラン(ピッチブレンド)、鉱石(鉱砂)の内1種類以
上を用い、可塑性原料には粘土(組成基本式 Al2O
3・2SiO2・2H2O)15%以上を用いるが、当
該粘土の含有成分はアルミナ分(Al2O 3)30%以
上、珪酸分(SiO2)50%、以上、酸化鉄分(Fe
2O3)10%以上が望ましい。以上の原料は全て粉体
であり、しかも、粒経が5μm以下のものが望ましい。
以上の原料を、所定の配合に基づいて加水、混練した後
にケーキとし、真空土練機で押出した坏土を匣鉢に入
れ、約1200°Cで乾燥、焼成して、後にこれをクラ
ッシャーで粗砕し、ボールミルで摩砕して、微粉末の放
射線源材料を得る。以上が
の原料の配合比率によって、大きく変化するが、本発明
によるセラミックス放射線源材料としては、基材にモナ
ザイト鉱石(鉱砂)、ラジウム鉱石(鉱砂)および瀝青
ウラン(ピッチブレンド)、鉱石(鉱砂)の内1種類以
上を用い、可塑性原料には粘土(組成基本式 Al2O
3・2SiO2・2H2O)15%以上を用いるが、当
該粘土の含有成分はアルミナ分(Al2O 3)30%以
上、珪酸分(SiO2)50%、以上、酸化鉄分(Fe
2O3)10%以上が望ましい。以上の原料は全て粉体
であり、しかも、粒経が5μm以下のものが望ましい。
以上の原料を、所定の配合に基づいて加水、混練した後
にケーキとし、真空土練機で押出した坏土を匣鉢に入
れ、約1200°Cで乾燥、焼成して、後にこれをクラ
ッシャーで粗砕し、ボールミルで摩砕して、微粉末の放
射線源材料を得る。以上が
【請求項1】に記載の放射線源材料製造の大要である。
【請求項2】に記載の放射線源体を得るには、予じめ用
意した被覆体に上記放射線源材料を圧入し、上部蓋を密
着すれば足りる。
意した被覆体に上記放射線源材料を圧入し、上部蓋を密
着すれば足りる。
【請求項3】の放射線源体を得るには、上記放射線源材
料に、他の物質(例えば水質浄化剤粉末等)を所定の割
合で混合または混練し、これを樹脂等で接着若しくは、
練込み、成形後に所定の温度で熔着すれば足りるが、気
孔(空隙)を得るには、当該樹脂よりも融点の低い可燃
性原料を(例えばセルロイド細粒)添加する。
料に、他の物質(例えば水質浄化剤粉末等)を所定の割
合で混合または混練し、これを樹脂等で接着若しくは、
練込み、成形後に所定の温度で熔着すれば足りるが、気
孔(空隙)を得るには、当該樹脂よりも融点の低い可燃
性原料を(例えばセルロイド細粒)添加する。
【請求項4】の放射線源体を得るには、上記放射線源材
料に、他の物質(例えば遠赤外線放射材料と可燃性微細
物および若干の可塑性原料)を混合または混練して、所
望の形状に成形し、乾燥後に、所定の温度(一般には1
000°C〜1300°C位)で焼成して得る。放射線
源釉薬を施釉の場合は、乾燥後の成形体に施釉し、乾燥
させ、焼成して、一体化する場合と、焼締後に上絵付を
施し、再焼成して完成品とする等、一般陶磁器製造方法
に準拠して行うものとする。
料に、他の物質(例えば遠赤外線放射材料と可燃性微細
物および若干の可塑性原料)を混合または混練して、所
望の形状に成形し、乾燥後に、所定の温度(一般には1
000°C〜1300°C位)で焼成して得る。放射線
源釉薬を施釉の場合は、乾燥後の成形体に施釉し、乾燥
させ、焼成して、一体化する場合と、焼締後に上絵付を
施し、再焼成して完成品とする等、一般陶磁器製造方法
に準拠して行うものとする。
【0009】
【作用】鋭意研究の結果、水や動物(人間を含む)の電
磁波(粒子も含む)吸収特性は、水の場合は、短波長域
(3μm〜5.1μm。9μm〜10μm)側にスペク
トル吸収のピークがあり、人の皮膚の吸収特性は、3μ
m、6μm付近にスペクトル吸収のピークがあり、人体
透過のピークは2μm、4μm、11.5μm付近にあ
る。米国航空宇宙局(NASA)の研究では、人体に有
効な電磁波は、8μm〜14μmの電磁波が良いとされ
ている。人体の温熱機構は、体内細胞の分子運動に依存
するからであるが、放射波長と吸収波長との差によっ
て、表面反射、浸透力、内部吸収発熱等、種々影響する
ものと思われる。また、空気の電離(−イオン化)は、
370Bq/gでは放射体周囲10cm位である。従っ
て、放射線源材料に他物質を添加して、上述の吸収スペ
クトルに適合する新材料を提供し、放射線源体において
も、利用目的に適合した新放射線源体を提供して、空
気、水(生体の会合水を含む)の浄化、改質、生物(人
間を含む)の健康に寄与するものである。
磁波(粒子も含む)吸収特性は、水の場合は、短波長域
(3μm〜5.1μm。9μm〜10μm)側にスペク
トル吸収のピークがあり、人の皮膚の吸収特性は、3μ
m、6μm付近にスペクトル吸収のピークがあり、人体
透過のピークは2μm、4μm、11.5μm付近にあ
る。米国航空宇宙局(NASA)の研究では、人体に有
効な電磁波は、8μm〜14μmの電磁波が良いとされ
ている。人体の温熱機構は、体内細胞の分子運動に依存
するからであるが、放射波長と吸収波長との差によっ
て、表面反射、浸透力、内部吸収発熱等、種々影響する
ものと思われる。また、空気の電離(−イオン化)は、
370Bq/gでは放射体周囲10cm位である。従っ
て、放射線源材料に他物質を添加して、上述の吸収スペ
クトルに適合する新材料を提供し、放射線源体において
も、利用目的に適合した新放射線源体を提供して、空
気、水(生体の会合水を含む)の浄化、改質、生物(人
間を含む)の健康に寄与するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る、放射線源材料
および放射線源体の製造方法について、具体的に説明す
る。
および放射線源体の製造方法について、具体的に説明す
る。
【0011】本発明に係る放射線源材料および放射線源
体は、次の7種類に大別され、各種類毎に、その製造方
法が異なるが、その理由は、材料と配合と処理条件を種
々変えて、試作および試験を繰り返しながら、法令の規
制内における、最大限度の放射性能をもつ新製品を、発
明するに至ったものである。
体は、次の7種類に大別され、各種類毎に、その製造方
法が異なるが、その理由は、材料と配合と処理条件を種
々変えて、試作および試験を繰り返しながら、法令の規
制内における、最大限度の放射性能をもつ新製品を、発
明するに至ったものである。
【0012】水(一般用水、一般悪水、生体の会合
水)、空気のイオン化、動物(人間を含む)の健康に寄
与する、放射線源材料の製造方法。最も好ましい原料の
配合は、下記のとおりである。 1.モナザイト鉱石粉{(組成元素%)ThO2−5.90、 全希土類−59.65、CeO2−28.33、 U2O3−0.24、P2O5−25.70。一般式} 47重量% 2.ラジウム鉱石粉(Ra含有率5%程度) 20重量% 3.四三酸化鉄(Fe3O4) 10重量% 4.二酸化マンガン(MnO2) 3重量% 5.蛙目粘土(組成、SiO2−50%、Al2O3−36%、 Fe2O3−11%、CaO−0.02%、TiO2−0.5%) 15重量% 6.酸化ゲルマニウム(GeO2) 5重量% 1〜6の原料を湿式混合した後に、ミル(ボールミル)
にて、摩砕混合したゾル状原料を、圧口機(フィルター
プレス)で脱水して、ケーキとし、さらに、真空土練機
(混練押出機)で押し出した杯土を粗砕し、匣鉢に入れ
て、酸化雰囲気内で、温度約1200°C、時間約7時
間で焼成完了し、窯出し後、クラッシャーで粗砕し、さ
らに、ミル(ボールミル)で摩砕して、微細な粉末の放
射線源材料を得た。
水)、空気のイオン化、動物(人間を含む)の健康に寄
与する、放射線源材料の製造方法。最も好ましい原料の
配合は、下記のとおりである。 1.モナザイト鉱石粉{(組成元素%)ThO2−5.90、 全希土類−59.65、CeO2−28.33、 U2O3−0.24、P2O5−25.70。一般式} 47重量% 2.ラジウム鉱石粉(Ra含有率5%程度) 20重量% 3.四三酸化鉄(Fe3O4) 10重量% 4.二酸化マンガン(MnO2) 3重量% 5.蛙目粘土(組成、SiO2−50%、Al2O3−36%、 Fe2O3−11%、CaO−0.02%、TiO2−0.5%) 15重量% 6.酸化ゲルマニウム(GeO2) 5重量% 1〜6の原料を湿式混合した後に、ミル(ボールミル)
にて、摩砕混合したゾル状原料を、圧口機(フィルター
プレス)で脱水して、ケーキとし、さらに、真空土練機
(混練押出機)で押し出した杯土を粗砕し、匣鉢に入れ
て、酸化雰囲気内で、温度約1200°C、時間約7時
間で焼成完了し、窯出し後、クラッシャーで粗砕し、さ
らに、ミル(ボールミル)で摩砕して、微細な粉末の放
射線源材料を得た。
【0013】 水・空気の浄化および改質(活性化)に、利用の放射線源体の製造方法。 配合 1.上記放射線源材料 65重量% 2.珪藻土{組成(%)、SiO2−64.22、Al2O3−36.08、 Fe2O3−4.36、CaO−0.64、MgO−1.25、 IgLos−12.6、比重0.31〜0.35} 12重量% 3.低火度用せっ器粘土(基本組成式、Al2O3・2SiO2・ 2H2O) 20重量% 4.可燃性気孔造成材(米ヌカを使用) 3重量% を上述の方法で杯土を作り、その杯土を直径10mm前
後の球型の形状にし、2〜3日間自然乾燥を行った後、
これを匣鉢に入れて、温度1000°C、時間4時間
で、酸化焔焼成を行って、空気、水浄化、改質用の放射
線源放射体を得た。
後の球型の形状にし、2〜3日間自然乾燥を行った後、
これを匣鉢に入れて、温度1000°C、時間4時間
で、酸化焔焼成を行って、空気、水浄化、改質用の放射
線源放射体を得た。
【0014】 放射線源釉薬の製造方法 配合 1.上記放射線源材料 62重量% 2.低火度用フリット(無鉛のもの) 10重量% 3.石灰 10重量% 4.長石 10重量% 5.珪石 8重量% をCMC10〜15%液で混練して透明釉を得た。着色
を必要とする場合は、着色剤として、重金属を添加すれ
ば所望の色彩が得られる。これ等は釉の化学組成を表す
釉式(ゼーゲル式)RO・χR2O3・yRO2で表
し、概略所望の色彩と融点温度を求めることができる。
を必要とする場合は、着色剤として、重金属を添加すれ
ば所望の色彩が得られる。これ等は釉の化学組成を表す
釉式(ゼーゲル式)RO・χR2O3・yRO2で表
し、概略所望の色彩と融点温度を求めることができる。
【0015】人の健康に寄与する、放射線源体の製造方
法。最も好ましい配合は、下記のとおりである。 1.放射線源材料 52重量% 2.高効率赤外線放射材料 30重量% 3.可燃性気孔造成材(米ヌカを使用) 2重量% 4.可塑性材(せっ器粘土を使用) 16重量% 1〜4の材料を、湿式混合した後に、ミル(ボールミ
ル)にて、摩砕混合したゾル状原料を圧口機(フィルタ
ープレス)で脱水して、ケーキとし、さらに、真空土練
機で押し出した杯土を、所望の形状に成形し、乾燥後
に、温度1000°C、時間4時間で、酸化焔焼成を行
って、セラミック遠赤外線放射線源体を得た。以上は
法。最も好ましい配合は、下記のとおりである。 1.放射線源材料 52重量% 2.高効率赤外線放射材料 30重量% 3.可燃性気孔造成材(米ヌカを使用) 2重量% 4.可塑性材(せっ器粘土を使用) 16重量% 1〜4の材料を、湿式混合した後に、ミル(ボールミ
ル)にて、摩砕混合したゾル状原料を圧口機(フィルタ
ープレス)で脱水して、ケーキとし、さらに、真空土練
機で押し出した杯土を、所望の形状に成形し、乾燥後
に、温度1000°C、時間4時間で、酸化焔焼成を行
って、セラミック遠赤外線放射線源体を得た。以上は
【請求項1】と
【請求項4】の実施例である。
【0016】
【請求項2】に記載の放射線源体を得るため、直径4c
mφ、厚さ6mmの金属(銅)の表裏面に無数の細孔
(孔経0.3mmφ)を設け、当該金属容器中に、放射
線源材料をガーゼ布で包み、圧入して、蓋を被せ、圧着
して、「放射線源体メタル」を得た。
mφ、厚さ6mmの金属(銅)の表裏面に無数の細孔
(孔経0.3mmφ)を設け、当該金属容器中に、放射
線源材料をガーゼ布で包み、圧入して、蓋を被せ、圧着
して、「放射線源体メタル」を得た。
【0017】
【請求項3】に記載の放射線源体として、人体用ブレス
レットと水質浄化、改質用剤を次のとおり製造した。 1.放射線源材料1を、樹脂4の割合で混練して熔着
し、「放射線源体ブレスレット」を得た。 2.放射線源材料5、ゼオライト粉末1、ポルトランド
セメント2の割合で混練し、さらに、可燃性気孔造成材
として、セルロイド粒(粒経1mmφ)を、前記合計1
0に対し2の割合(いずれも容積比)で、再度混練し、
乾燥後、これを200°Cで焼成して、気孔(空隙)を
作り、「放射線源体水質活性剤」を得た。
レットと水質浄化、改質用剤を次のとおり製造した。 1.放射線源材料1を、樹脂4の割合で混練して熔着
し、「放射線源体ブレスレット」を得た。 2.放射線源材料5、ゼオライト粉末1、ポルトランド
セメント2の割合で混練し、さらに、可燃性気孔造成材
として、セルロイド粒(粒経1mmφ)を、前記合計1
0に対し2の割合(いずれも容積比)で、再度混練し、
乾燥後、これを200°Cで焼成して、気孔(空隙)を
作り、「放射線源体水質活性剤」を得た。
【0018】物理的特性のある形状として、現在考案し
ているものは、図1〜図8であり、これ等は、いずれも
凸レンズ、凹レンズの光特性を利用してものである。
(粒子、光子ともに電磁波の一種であり、その特性は光
と概略同じである。
ているものは、図1〜図8であり、これ等は、いずれも
凸レンズ、凹レンズの光特性を利用してものである。
(粒子、光子ともに電磁波の一種であり、その特性は光
と概略同じである。
【0019】
【発明の効果】従来の技術に比べて、 1.多孔体のため、被放射物および被放射気体に対する
接触面積が大となり、したがって、放射効率は良くな
る。 2.物理的理論により、放射能を増幅させることがで
き、放射効率は良くなる。 3.理論的な配合により、被放射物および被放射気体の
放射線吸収スペクトルに合致させることが可能となり、
放射効率は良くなる。 4.遠赤外線放射材料中の原子・分子を励起させて、常
温であっても、常温以上の遠赤外線を照射することがで
きる。 したがって、既存の製品よりも、効率の良い放射線源材
料および放射線源体を提供するものである。
接触面積が大となり、したがって、放射効率は良くな
る。 2.物理的理論により、放射能を増幅させることがで
き、放射効率は良くなる。 3.理論的な配合により、被放射物および被放射気体の
放射線吸収スペクトルに合致させることが可能となり、
放射効率は良くなる。 4.遠赤外線放射材料中の原子・分子を励起させて、常
温であっても、常温以上の遠赤外線を照射することがで
きる。 したがって、既存の製品よりも、効率の良い放射線源材
料および放射線源体を提供するものである。
【図1】本発明の放射線源材料により製造した、多孔体
リング型放射線源体の斜視図。
リング型放射線源体の斜視図。
【図2】図1の断面図。
【図3】本発明の放射線源材料により製造した、多孔体
凹型放射線源体の斜視図。
凹型放射線源体の斜視図。
【図4】図3の断面図。
【図5】本発明の放射線源材料により製造した、多孔体
球型放射線源体の斜視図。
球型放射線源体の斜視図。
【図6】本発明の放射線源材料により製造した、連続式
多孔体リング型放射線源体および連続式多孔体凹型放射
線源体の斜視図。
多孔体リング型放射線源体および連続式多孔体凹型放射
線源体の斜視図。
【図7】図6の連続式多孔体凹型放射線源体の断面図。
【図8】図6の連続式多孔体リング型放射線源体の断面
図。
図。
1.多孔体リング型放射線源体の本体。 2.微細孔。 3.中空。 4.多孔体凹型放射線源体の本体。 5.多孔体球型放射線源体の本体。
Claims (4)
- 【請求項1】1種以上の放射性同位元素と他原料物質を
混合、溶融して、複合化したものを粗砕、摩砕して粉体
としたことを特徴とする放射線源材料。 - 【請求項2】前記放射線源材料を基礎原料とし、それを
所望の形状に被覆して成る放射線源体。 - 【請求項3】前記放射線源材料に他の物質を混合し、所
望の形状に結合して成る放射線源体。 - 【請求項4】前記放射線源材料に他の物質を混合し、所
望の形状に成形すると共に焼成して化合物とする放射線
源体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10129431A JPH11287899A (ja) | 1998-04-05 | 1998-04-05 | 放射線源材料および放射線源体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10129431A JPH11287899A (ja) | 1998-04-05 | 1998-04-05 | 放射線源材料および放射線源体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11287899A true JPH11287899A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=15009329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10129431A Pending JPH11287899A (ja) | 1998-04-05 | 1998-04-05 | 放射線源材料および放射線源体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11287899A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007101439A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | National Institutes Of Natural Sciences | 固体放射線源体 |
JP5337288B1 (ja) * | 2012-09-25 | 2013-11-06 | 有限会社品川通信計装サービス | 食品についての放射能測定時放射能測定器測定精度確保確認取得方法および食品についての放射能測定時放射能測定器測定精度確保確認取得装置 |
-
1998
- 1998-04-05 JP JP10129431A patent/JPH11287899A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007101439A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | National Institutes Of Natural Sciences | 固体放射線源体 |
JP5337288B1 (ja) * | 2012-09-25 | 2013-11-06 | 有限会社品川通信計装サービス | 食品についての放射能測定時放射能測定器測定精度確保確認取得方法および食品についての放射能測定時放射能測定器測定精度確保確認取得装置 |
JP2014066535A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Sinagawa Tsushin Keisou Service Ltd | 食品についての放射能測定時放射能測定器測定精度確保確認取得方法および食品についての放射能測定時放射能測定器測定精度確保確認取得装置 |
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