JPH11284676A - シンボル識別点検出装置及び方法並びに該装置を備えた移動無線装置 - Google Patents

シンボル識別点検出装置及び方法並びに該装置を備えた移動無線装置

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JPH11284676A
JPH11284676A JP10065698A JP10065698A JPH11284676A JP H11284676 A JPH11284676 A JP H11284676A JP 10065698 A JP10065698 A JP 10065698A JP 10065698 A JP10065698 A JP 10065698A JP H11284676 A JPH11284676 A JP H11284676A
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和司 高梨
Kazuyuki Aota
一幸 青田
Takeshi Akiyama
健 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信電界レベルが低くなる場合でも性能よく
シンボル識別点の検出を行うことが可能となり、且つ変
調波と非変調波の混在するシステムにおいても、性能よ
くシンボル識別点の検出を行うことが可能となること。 【解決手段】 仮のシンボル識別点検出手段5は、A/
D変換器3,4でオーバーサンプリングされた受信ベー
スバンド信号のLシンボル分のサンプリング列から仮の
シンボル識別点を検出する。記憶手段6は、仮のシンボ
ル識別点検出手段5により仮のシンボル識別点が連続し
てN回検出されたときこのシンボル識別点のサンプル位
置番号を記憶する。真のシンボル識別点検出手段7は、
記憶手段6に記憶されたN個の仮のシンボル識別点のサ
ンプル位置番号ごとの度数を集計処理し、度数の最も大
きいサンプル位置番号を真のシンボル識別点のサンプル
位置番号として決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、簡易型
携帯電話、業務用デジタル通信電話等の移動無線装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図21及び図2〜図5を参照して
従来のシンボル識別点検出装置について説明する。
【0003】図21は、従来の移動無線装置のシンボル
識別点検出装置の構成図である。
【0004】図21において、無線部のI側直交検波結
果の入力101、Q側直交検波結果の入力102は、そ
れぞれA/D変換器103及び104に入力される。
【0005】A/D変換器103,104から入力され
るサンプリングデータにより、シンボル識別点検出手段
105はシンボル識別点を検出する。
【0006】次に、図21に示すように構成された従来
のシンボル識別点検出装置の動作を説明する。
【0007】I側直交検波結果101及びQ側直交検波
結果102は、それぞれ図2及び図3に示すような、時
刻tに関して連続する所定波形を有する。I側直交検波
結果101は、A/D変換器103に入力され、入力さ
れた波形はシンボルレートのM倍でオーバーサンプリン
グされ、図4に示すような離散的なサンプリングデータ
に変換される。図4においてTはシンボル間隔、Tsは
サンプリング間隔、Sn(n=0,1,…,Mー1)
は、サンプル位置番号nにおけるサンプルであり、図4
ではオーバーサンプリングレートがM=8の例である。
【0008】一方、Q側直交検波結果102は、A/D
変換器104に入力され、入力された波形はシンボルレ
ートのM倍でオーバーサンプリングされ、図5に示すよ
うな離散的なサンプリングデータに変換される。図5に
おいてTはシンボル間隔、Tsはサンプリング間隔、S
n(n=0,1,…,Mー1)は、サンプル位置番号n
におけるサンプルであり、図5ではオーバーサンプリン
グレートがM=8の例である。
【0009】次に、A/D変換器103及びA/D変換
器104から出力されるI側のサンプリングデータ及び
Q側のサンプリングデータのLシンボル分、即ちI側と
Q側それぞれL×Mサンプルのデータがシンボル識別点
検出手段105に入力され、シンボル識別点検出手段1
05によってシンボル識別点が検出され、シンボル識別
点のサンプル位置番号、即ちSnのnの番号がシンボル
識別点情報として得られる。
【0010】ここで、従来のシンボル識別点検出装置の
動作について、具体例を用いて更に詳しく説明する。
【0011】いま、例として移動無線装置が図22に示
すような無線フォーマットを受信する場合の、シンボル
識別点検出を考える。図22において、黒色で塗りつぶ
した部分は変調が施されていない非変調波であって、基
地局等の送信側のトレーニング等に使用される区間であ
り、且つ帯域制限された任意の波形が送出される区間で
ある。ところで、任意の非変調波ではシンボル識別点の
検出は出来ない。
【0012】また、図22において、黒色で塗りつぶし
た部分以外の部分は変調波であって、なんらかの変調が
施されている波形が送出される区間であり、シンボル識
別点の検出はこの区間における変調波の性質を用いて行
われる。また、だ円で囲んだ部分は、サービスエリア内
外の境界線近傍、低速フェージングあるいはシャドーウ
ィング等によって受信電界レベルが小さくなっている区
間と仮定し、その他の部分の受信電界レベルは十分に大
きいものと仮定する。
【0013】また、図22において、A,B,C及びD
と示す区間はそれぞれ、以下で説明する従来のシンボル
識別点検出装置の動作の第1の例、第2の例、第3の例
及びに第4の例に対応しており、シンボル識別点検出に
用いるサンプリングデータの区間を示している。ここ
で、各区間は、無線フォーマットのフレームタイミング
と同期していないが、これはシンボル識別点検出の際に
は、移動無線装置はフレームタイミングを知り得ないた
めであり、任意の時刻からのLシンボル分のサンプリン
グデータによってシンボル識別点が検出される。
【0014】まず、第1の例として、1フレーム時間の
1/4の時間のサンプリングデータ、即ち、1フレーム
が4Lシンボルであるときにシンボル識別点検出にLシ
ンボル分のサンプリングデータが用いられ、図22のA
で示される区間にてシンボル識別点検出が行われる場合
の従来のシンボル識別点検出装置の動作を説明する。
【0015】この場合のシンボル識別点検出では、区間
Aの受信電界レベルが十分大きい区間が用いられ、且つ
変調波の区間が用いられているため、シンボル識別点検
出手段105によって、シンボル識別点検出は良い性能
で行われる。
【0016】次に、第2の例として、1フレーム時間の
1/4の時間のサンプリングデータ、即ち1フレームが
4Lシンボルであるときにシンボル識別点検出にLシン
ボル分のサンプリングデータが用いられ、図22のBで
示される区間にてシンボル識別点検出が行われる場合の
従来のシンボル識別点検出装置の動作を説明する。
【0017】この場合のシンボル識別点検出では、区間
Bの受信電界レベルが小さい区間が用いられているた
め、この区間Bは変調波であるにもかかわらず、シンボ
ル識別点検出手段105が正常に動作する可能性が低く
なり、シンボル識別点検出の性能は劣化する。
【0018】次に、第3の例として、1フレーム時間の
1/4の時間のサンプリングデータ、即ち1フレームが
4Lシンボルであるときにシンボル識別点検出にLシン
ボル分のサンプリングデータが用いられ、図22のCで
示される区間にてシンボル識別点検出が行われる場合の
従来のシンボル識別点検出装置の動作を説明する。
【0019】この場合のシンボル識別点検出では、区間
Cの受信電界レベルが十分大きい区間が用いられている
が、この区間Cには変調波と非変調波が混在するため、
非変調波によってシンボル識別点検出手段105が正常
に動作する可能性が低くなり、シンボル識別点検出の性
能は著しく劣化する。
【0020】次に、第4の例として、1フレーム時間の
3/4の時間のサンプリングデータ、即ち1フレームが
4L/3シンボルであるときにシンボル識別点検出にL
シンボル分のサンプリングデータが用いられ、図22の
Dで示される区間にてシンボル識別点検出が行われる場
合の、従来のシンボル識別点検出装置の動作を説明す
る。
【0021】この場合のシンボル識別点検出では、区間
Dには変調波と非変調波が混在しているため、区間Dで
は変調波が含まれる時間が非変調波が含まれる時間と比
較して長いにもかかわらず、この場合にも前記第3の例
と同様に、非変調波によってシンボル識別点検出手段1
05が正常に動作する可能性が低くなり、シンボル識別
点検出の性能は劣化する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ンボル識別点検出装置では、Lシンボル分のサンプリン
グデータを用いたシンボル識別点の検出を1回しか行わ
ないため、前記の従来のシンボル識別点検出装置の第2
の例に示した通り、サービスエリア内外の境界線近傍、
低速フェージングあるいはシャドーウィング等によって
受信電界レベルが小さくなっている場合には、シンボル
識別点検出の性能は劣化する。
【0023】また、シンボル識別点検出は、変調のかけ
られていない任意の非変調波に対しては行えないため、
前記の従来のシンボル識別点検出装置の第3の例に示し
た通り、シンボル識別点検出に用いられたサンプリング
データの中に変調波と非変調波が混在する場合には、非
変調波によってシンボル識別点検出手段105が正常に
動作する可能性が低くなり、シンボル識別点検出の性能
は著しく劣化する。
【0024】また、前記の従来のシンボル識別点検出装
置の第4の例に示した通り、シンボル識別点検出に変調
波が用いられている時間が非変調波が用いられている時
間と比較して長い場合には、前記の従来のシンボル識別
点検出装置の第3の例と比較して性能の劣化は少ない
が、非変調波のパターンによっては、いくら大きなLを
用いても誤ったシンボル識別点検出しか出来なくなる可
能性がある。
【0025】本発明は上記課題を解決し、受信電界レベ
ルが低くなる場合について、従来と比較してより性能よ
くシンボル識別点の検出を行うことが可能となり、且つ
変調波と非変調波の混在するシステムにおいても、性能
よくシンボル識別点の検出を行うことが可能となるよう
な、シンボル識別点検出装置を提供することを目的とす
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、従来の技術によるLシンボル分のサンプリ
ング列から検出されるシンボル識別点は仮の識別点と
し、これを連続してN回繰り返し、これによって得られ
るN個の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号の度数
分布等より、真のシンボル識別点を選択する。また、1
回目のサンプル位置番号の度数分布から、真のシンボル
識別点を選択するのが困難な場合には、1回目の連続し
たN回の仮のシンボル識別点検出で想定していたフレー
ムタイミングとずらした時間帯で2回目の連続したN回
の仮のシンボル識別点検出を行い、これにより得られた
新たなN個の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号の
度数分布等より、真のシンボル識別点を選択する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、M倍(M:自然数)でオーバーサンプリングされた
受信ベースバンド信号のLシンボル分(L:自然数)の
サンプリング列から仮のシンボル識別点を検出する仮の
シンボル識別点検出手段と、前記仮のシンボル識別点検
出手段により仮のシンボル識別点が連続してN回(N:
自然数)検出されたときこのシンボル識別点のサンプル
位置番号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れたN個の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号ごと
の度数を集計処理し、度数の最も大きいサンプル位置番
号を真のシンボル識別点のサンプル位置番号として決定
する真のシンボル識別点検出手段とを備えたことを特徴
とする。
【0028】上記構成によれば、真のシンボル識別点検
出手段は、Lシンボル分のサンプリング列から検出した
シンボル識別点を仮の識別点とし、これをN回繰り返し
て得られたN個の仮のシンボル識別点のサンプル位置番
号の度数が最大のものを真のシンボル識別点と判断す
る。これにより、受信電界レベルが小さい区間を用いた
場合のシンボル識別点検出性能の劣化を抑制し、シンボ
ル識別点検出性能を向上させる。
【0029】また、請求項2記載のように、前記真のシ
ンボル識別点検出手段は、最も大きいサンプル位置番号
が複数存在する場合には、1回目の連続したN回(N:
自然数)の仮のシンボル識別点検出で想定していたフレ
ームタイミングとずらした時間帯で2回目の連続したN
回の仮のシンボル識別点を検出し、これにより記憶され
た新たなN個の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号
ごとの度数を集計処理し、度数の最も大きいサンプル位
置番号を真のシンボル識別点のサンプル位置番号として
決定する構成としてもよい。
【0030】上記構成によれば、1回目のシンボル識別
点の各サンプル位置番号の度数から、真のシンボル識別
点を識別することが困難な場合が生じても、2回目の連
続したN回の仮のシンボル識別点検出を行い、これによ
り得られた新たなN個の仮のシンボル識別点のサンプル
位置番号の度数分布からシンボル識別点を決定する。こ
れにより、変調波と非変調波の混在する通信において
も、性能よくシンボル識別点を検出できるようになる。
【0031】また、請求項3記載のように、請求項2の
真のシンボル識別点検出手段は、最も大きいサンプル位
置番号が複数存在する場合には、予め指定した回数だけ
同請求項2記載の処理を繰り返して真のシンボル識別点
のサンプル位置番号として決定してもよい。このように
シンボル識別点の決定が困難な場合には、複数回にわた
る連続したN回の仮のシンボル識別点検出によりシンボ
ル識別点を検出できるようになる。
【0032】本発明の請求項4は、M倍(M:自然数)
でオーバーサンプリングされた受信ベースバンド信号の
Lシンボル分(L:自然数)のサンプリング列から仮の
シンボル識別点を検出する仮のシンボル識別点検出手段
と、前記仮のシンボル識別点検出手段により仮のシンボ
ル識別点が連続してN回(N:自然数)検出されたとき
このシンボル識別点のサンプル位置番号を記憶する記憶
手段と、前記記憶手段に記憶されたN個の仮のシンボル
識別点のサンプル位置番号の度数分布を作成処理し、特
定の連続するサンプル位置番号付近での分布の偏りに基
づき最適なサンプル位置番号を選択して真のシンボル識
別点のサンプル位置番号として決定する真のシンボル識
別点検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】上記構成によれば、仮のシンボル識別点検
出手段は、真のシンボル識別点のサンプル位置番号だけ
でなく、真のシンボル識別点のサンプル位置番号から僅
かにずれたサンプル位置番号が算出される可能性が高
い。しかし、この性質を利用し、得られたN個の仮のシ
ンボル識別点のサンプル位置番号の度数分布が偏ってい
る付近で最も尤もらしいシンボル識別点のサンプル位置
番号を決定するため、シンボル識別点の検出をより性能
よく行えるようになる。
【0034】請求項5記載のシンボル識別点検出装置に
よれば、前記真のシンボル識別点検出手段は、複数の連
続するサンプル位置番号付近に分布が偏っている場合に
は、1回目の連続したN回(N:自然数)の仮のシンボ
ル識別点検出で想定していたフレームタイミングとずら
した時間帯で2回目の連続したN回の仮のシンボル識別
点を検出し、これにより記憶された新たなN個の仮のシ
ンボル識別点のサンプル位置番号の度数分布を作成処理
し、特定の連続するサンプル位置番号付近での分布の偏
りに基づき最適なサンプル位置番号を選択して真のシン
ボル識別点のサンプル位置番号として決定する。
【0035】上記構成によれば、1回目のシンボル識別
点の各サンプル位置番号の度数分布の偏りから、真のシ
ンボル識別点を選択するのが困難な場合であっても、1
回目の連続したN回の仮のシンボル識別点検出で想定し
ていたフレームタイミングとずらした時間帯で2回目の
連続したN回の仮のシンボル識別点の検出を行い、これ
により得られた新たなN個の仮のシンボル識別点の各サ
ンプル位置番号の度数分布の偏りからシンボル識別点の
検出を行うことができる。また、度数ではなく度数分布
の偏りからシンボル識別点を決定するため、変調波と非
変調波の混在する通信においても、より性能よくシンボ
ル識別点の検出を行うことができる。
【0036】また、請求項6記載のように、前記請求項
5記載の真のシンボル識別点検出手段は、複数の連続す
るサンプル位置番号付近に分布が偏っている場合には、
予め指定した回数だけ同請求項5記載の処理を繰り返し
て真のシンボル識別点のサンプル位置番号として決定し
てもよい。このようにシンボル識別点の決定が困難な場
合には、複数回にわたる連続したN回の仮のシンボル識
別点検出によりシンボル識別点を検出できるようにな
る。
【0037】また、請求項7記載の移動無線装置は、I
側及びQ側直交検波入力端子と、前記I側及びQ側直交
検波結果をシンボルレートのM倍(M:自然数)でオー
バーサンプリングし、サンプリングデータを出力するA
/D変換器と、前記A/D変換器の変換出力に基づきシ
ンボル識別点を検出する処理手段とを備え、前記処理手
段は、前記請求項1乃至6記載のシンボル識別点検出装
置で構成されていることを特徴とする。このような構成
によれば、移動無線装置の基本構成に、上記シンボル識
別点検出手段を追加するだけの簡単な構成を付加するだ
けでシンボル識別点を正確に検出できるようになる。そ
して、無線受信の際の受信電界レベルが低くなる場合で
も性能よくシンボル識別点の検出を行うことが可能とな
る。
【0038】また、本発明のシンボル識別点検出方法
は、請求項8記載のようにM倍(M:自然数)でオーバ
ーサンプリングされた受信ベースバンド信号のLシンボ
ル分(L:自然数)のサンプリング列から仮のシンボル
識別点を検出し、前記仮のシンボル識別点が連続してN
回(N:自然数)検出されたときこのシンボル識別点の
サンプル位置番号を記憶し、前記記憶したN個の仮のシ
ンボル識別点のサンプル位置番号ごとの度数を集計処理
し、前記度数の最も大きいサンプル位置番号を真のシン
ボル識別点のサンプル位置番号として決定することを特
徴とする。
【0039】このような構成によれば、簡単な手順でシ
ンボル識別点を正確に検出できるようになり、装置の構
成を簡素化できるようになる。
【0040】また、請求項9記載の方法は、M倍(M:
自然数)でオーバーサンプリングされた受信ベースバン
ド信号のLシンボル分(L:自然数)のサンプリング列
から仮のシンボル識別点を検出し、前記仮のシンボル識
別点が連続してN回(N:自然数)検出されたときこの
シンボル識別点のサンプル位置番号を記憶し、前記記憶
したN個の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号の度
数分布を作成処理し、前記特定の連続するサンプル位置
番号付近での分布の偏り状態に基づき、該付近で最も尤
もらしいサンプル位置番号を選択して真のシンボル識別
点のサンプル位置番号として決定することを特徴とす
る。
【0041】上記構成によれば、簡単な手順でシンボル
識別点をより正確に検出できるようになり、装置の構成
を大幅に変更せずとも簡単な構成でシンボル識別点を検
出できるようになる。
【0042】(実施の形態)以下、本発明の実施の形態
について、図1〜図20を用いて説明する。
【0043】まず、図1〜図5を参照して本発明のシン
ボル識別点検出装置について説明する。
【0044】図1は、本発明の移動無線装置のシンボル
識別点検出装置の構成図である。
【0045】図1において、無線部のI側直交検波結果
の入力1、Q側直交検波結果の入力2は、それぞれA/
D変換器3,4に入力される。
【0046】仮のシンボル識別点検出手段5は、A/D
変換器3及び4から入力されるサンプリングデータから
仮のシンボル識別点を検出する。
【0047】記憶手段6は、連続してN回検出されたN
個の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号を記憶す
る。
【0048】真のシンボル識別点選択手段7は、以下の
実施の形態1から実施の形態4に記述する方法によっ
て、仮のシンボル識別点検出手段5で検出されたN個の
仮のシンボル識別点のサンプル位置番号の中から、真の
シンボル識別点のサンプル位置番号を選択し決定する。
【0049】次に、図1に示すように構成された本発明
のシンボル識別点検出装置の動作について、まず、各実
施形態にわたって共通な動作について説明する。
【0050】I側直交検波結果1及びQ側直交検波結果
2は、それぞれ図2及び図3に示すような、時刻tに関
して連続な波形である。I側直交検波結果はA/D変換
器3に入力され、入力された波形はシンボルレートのM
倍でオーバーサンプリングされ、図4に示すような離散
的なサンプリングデータに変換される。
【0051】図4においてTはシンボル間隔、Tsはサ
ンプリング間隔、Sn(n=0,1,…,M−1)はサ
ンプル位置番号nにおけるサンプルであり、図4はオー
バーサンプリングレートがM=8の例である。
【0052】一方、Q側直交検波結果2はA/D変換器
4に入力され、入力された波形はシンボルレートのM倍
でオーバーサンプリングされ、図5に示すような離散的
なサンプリングデータに変換される。
【0053】図5においてTはシンボル間隔、Tsはサ
ンプリング間隔、Sn(n=0,1,…,M−1)はサ
ンプル位置番号nにおけるサンプルであり、図5はオー
バーサンプリングレートがM=8の例である。
【0054】次に、A/D変換器3及びA/D変換器4
から出力されるI側のサンプリングデータ及びQ側のサ
ンプリングデータのLシンボル分、即ちI側とQ側それ
ぞれL×Mサンプルのデータが仮のシンボル識別点検出
手段5に入力され、このデータに基づき1回の仮のシン
ボル識別点検出手段5が動作する。
【0055】これより以後は、実施形態1から実施形態
4でそれぞれ動作が異なるので、各実施別に詳細に説明
する。
【0056】(実施の形態1)まず、本発明の実施形態
1のシンボル識別点検出装置の動作を、図6のフロ−チ
ャ−トを用いて説明する。
【0057】図6において、ステップS102は、図1
における仮のシンボル識別点検出手段5の動作に相当
し、ステップS103は、図1における記憶手段6の動
作に相当する。また、ステップS105からステップS
108までは、図1における真のシンボル識別点選択手
段7の動作に相当する。
【0058】まず、ステップS101でi=1の場合、
A/D変換器3及びA/D変換器4から出力されるI側
のサンプリングデータ及びQ側のサンプリングデータの
Lシンボル分が、仮の識別点検出手段5に入力され、1
回目の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号が0から
M−1の中から1つ選択される(ステップS102)。
選択された仮のシンボル識別点のサンプル位置番号は、
記憶手段6に入力され、Sp〔1〕に格納され(ステッ
プS103)、第1回目の仮のシンボル識別点の検出が
終了する(ステップS104)。
【0059】さらに、i=2からi=Nについて、ステ
ップS101からステップS104までの動作が前記と
同様に行われ、最終的に、N個の仮のシンボル識別点の
サンプル位置番号がSp〔1〕からSp〔N〕に格納さ
れる。
【0060】次に、N個の仮のシンボル識別点のサンプ
ル位置番号Sp〔1〕からSp〔N〕は、真のシンボル
識別点選択手段7に入力され、Sp〔1〕からSp
〔N〕に記憶されているサンプル位置番号0からM−1
のうち、度数が最大であるものが探される(ステップS
105)。
【0061】ステップS106において、度数が最大で
あるサンプル位置番号が1つであるかどうか確認され、
もし1つであるならばステップS107に移行する。も
し複数であるならばステップS108に移行する。
【0062】ステップS107では、度数が最大であっ
た、ただ1つのサンプル位置番号が、シンボル識別点情
報として出力される。
【0063】ステップS108では、度数が最大であっ
た複数のサンプル位置番号のなかから、真のシンボル識
別点がランダムに選択され、シンボル識別点情報として
用いられる。
【0064】次に、実施の形態1の動作例を具体的な数
値を用いて説明する。
【0065】いま、移動無線装置は図7に示すような無
線フォーマットを受信するとする。図7において、すべ
ての受信波は変調波であって、何らかの変調が施されて
いる波形が送出されている。また、だ円で囲んだ部分
は、サービスエリア内外の境界線近傍、低速フェージン
グあるいはシャドーウィング等によって受信電界レベル
が小さくなっている区間と仮定し、その他の部分は受信
電界レベルは十分に大きいものと仮定する。
【0066】また、A/D変換器3及び4のオーバーサ
ンプリングレートはM=8とし、このときの真のシンボ
ル識別点のサンプル位置番号は4であると仮定する。
【0067】このとき、1フレーム時間の1/4の時間
のサンプリングデータ、即ち、1フレームが4Lシンボ
ルであるときに1回の仮のシンボル識別点検出にLシン
ボル分のサンプリングデータが用いられ、まず図7の区
間A1から区間A4の4回(N=4)にわたって、仮の
シンボル識別点検出が行われるとする(ステップS10
1からステップS104)。
【0068】もし、この場合の4回の仮のシンボル識別
点のサンプル位置番号Sp〔1〕からSp〔4〕が、仮
のシンボル識別点検出手段5によって図8のように得ら
れた場合、サンプル位置番号4の度数がただ1つ最大で
あるため、真のシンボル識別点選択手段7によって、サ
ンプル位置番号4がシンボル識別点情報として出力され
る(ステップS105からステップS107)。
【0069】また、もし、この場合の4回の仮のシンボ
ル識別点のサンプル位置番号Sp〔1〕からSp〔4〕
が、仮のシンボル識別点検出手段5によって図9のよう
に得られた場合、度数が最大であるサンプル位置番号が
複数(0と4)存在するため、真のシンボル識別点選択
手段7によって、サンプル位置番号0または4がシンボ
ル識別点情報として出力される。(ステップS105,
ステップS106及びステップS108)。
【0070】いま、真のシンボル識別点のサンプル位置
番号は4であるが、前記の具体的数値例において説明に
用いた図8では、Sp〔1〕からSp〔4〕のうち、S
p〔1〕のみが誤ったサンプル位置番号(0)となって
いる。これは、1回目の仮のシンボル識別点検出が、図
7の区間A1の受信電界レベルの小さい区間を用いて行
われるためである。
【0071】しかしながら、上記実施の形態1によれ
ば、仮のシンボル識別点検出を4回行い、度数のもっと
も大きくなるサンプル位置番号を以て真のシンボル識別
点とするため、最終的に正しいシンボル識別点のサンプ
ル位置番号(4)が選択されることになる。
【0072】なお、従来のシンボル識別点検出装置で
は、Lシンボル分のサンプリングデータを用いたシンボ
ル識別点の検出を1回しか行わないが、もし従来のシン
ボル識別点検出装置で、シンボル識別点検出に図7の区
間A1の受信電界レベルの小さい区間が用いられた場合
には、誤ったサンプル位置番号(0)が検出されること
になる。
【0073】(実施の形態2)次に、本発明のシンボル
識別点検出装置の実施の形態2の動作を、図10のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0074】図10において、ステップS202は、図
1における仮のシンボル識別点検出手段5の動作に相当
し、ステップS203は、図1における記憶手段6の動
作に相当する。また、ステップS205からステップS
210までは、図1における真のシンボル識別点選択手
段7の動作に相当する。
【0075】まず、ステップS201でi=1の場合、
A/D変換器3及びA/D変換器4から出力されるI側
のサンプリングデータ及びQ側のサンプリングデータの
Lシンボル分が、仮の識別点検出手段5に入力され、1
回目の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号が0から
M−1の中から1つ選択される(ステップS202)。
選択された仮のシンボル識別点のサンプル位置番号は、
記憶手段6に入力され、Sp〔1〕に格納され(ステッ
プS203)、第1回目の仮のシンボル識別点の検出が
終了する(ステップS204)。
【0076】さらに、i=2からi=Nについて、ステ
ップS201からステップS204までの動作が前記と
同様に行われ、最終的に、N個の仮のシンボル識別点の
サンプル位置番号がSp〔1〕からSp〔N〕に格納さ
れる。
【0077】次に、N個の仮のシンボル識別点のサンプ
ル位置番号Sp〔1〕からSp〔N〕は、真のシンボル
識別点選択手段7に入力され、Sp〔1〕からSp
〔N〕に記憶されているサンプル位置番号0からM−1
のうち、度数が最大であるものが探される(ステップS
205)。
【0078】ステップS206において、度数が最大で
あるサンプル位置番号が1つであるかどうか確認され、
もし1つであるならばステップS207に移行する。も
し複数であるならばステップS208に移行する。
【0079】ステップS207では、度数が最大であっ
た、ただ1つのサンプル位置番号が、シンボル識別点情
報として出力される。
【0080】ステップS208は、度数が最大であった
サンプル位置番号が複数あった場合に、もう一度ステッ
プS201からステップS205をやり直すか否かを判
定する処理であり、既に予め指定した回数が終了してい
ればステップS209に、予め指定した回数が終了して
いなければステップS201に移行する。
【0081】ステップS209では、度数が最大であっ
た複数のサンプル位置番号の中から、真のシンボル識別
点がランダムに選択され、シンボル識別点情報として出
力される。
【0082】ステップS210では、次回の連続N回の
仮のシンボル識別点検出の開始時刻の調整が行われる。
開始時刻は、これまでの連続N回の仮のシンボル識別点
検出で想定されたフレームタイミングとずらされた開始
時刻が選ばれる。選ばれた開始時刻情報は、仮のシンボ
ル識別点検出手段5に渡される。
【0083】ステップS210から移行されたS201
においては、ステップS210にて選ばれた開始時刻情
報に基づき、N回連続の仮のシンボル識別点検出が再度
行われ(ステップS201からステップS204)、以
後ステップS205以降が繰り返される。
【0084】次に、実施の形態2の動作例を具体的な数
値を用いて説明する。
【0085】いま、移動無線装置は図11に示すような
無線フォーマットを受信するとする。図11において、
黒色で塗りつぶした部分は変調が施されていない非変調
波であって、基地局等の送信側トレーニング等に使用さ
れる区間であり、且つ帯域制限された任意の波形が送出
される区間である。
【0086】また、図11において、黒色で塗りつぶし
た部分以外の部分は変調波であって、何らかの変調が施
されている波形が送出される区間である。
【0087】このとき、1フレーム時間の1/4の時間
のサンプリングデータ、即ち1フレームが4Lシンボル
であるときに1回の仮のシンボル識別点検出にLシンボ
ル分のサンプリングデータが用いられ、まず図11の区
間B1から区間B4の4回(N=4)にわたって、仮の
シンボル識別点検出が行われるとする。また、度数が最
大であったサンプル位置番号が複数あった場合の、N回
連続の仮のシンボル識別点検出の繰り返し回数として、
予め指定する回数(ステップS208で使用)は2回と
する。
【0088】また、A/D変換器3及び4のオーバーサ
ンプリングレートはM=8とし、このときの真のシンボ
ル識別点のサンプル位置番号は4であると仮定する。
【0089】もし、この場合の4回の仮のシンボル識別
点のサンプル位置番号Sp〔1〕からSp〔4〕が、仮
のシンボル識別点検出手段5によって図12のように得
られた場合(ステップS201からステップS20
4)、度数が最大であるサンプル位置番号が複数(0と
4)存在するため、ステップS206からステップS2
08へ移行する。
【0090】ステップS208において、予め指定した
回数は2であるので、現在のところ連続4回での仮のシ
ンボル識別点は1回しか行われていないため、ステップ
S210へ移行する。
【0091】ステップS210において、シンボル識別
点検出を行う上で想定されるフレームタイミングがずら
され、ステップS201に移行する。
【0092】ステップS201からステップ205の結
果として、この2回目の連続4回の仮のシンボル識別点
検出によるサンプル位置番号Sp〔1〕からSp〔4〕
が、シンボル識別点検出手段5によって図13のように
得られたとする。この場合、サンプル位置番号4の度数
が最も大きいため、サンプル位置番号4がシンボル識別
点情報として出力される(ステップS207)。
【0093】前述の具体的な数値例では、仮のシンボル
識別点のサンプル位置番号Sp〔1〕からSp〔4〕
は、1回目の連続4回の仮のシンボル識別点検出と2回
目それとで異なるが、これは、1回目は図11における
B1からB4の区間のうち、B3及びB4が変調波と非
変調波が混在する区間で仮のシンボル識別点を行ってい
るため、この2区間における仮のシンボル識別点は誤っ
ている可能性が高く、残りの2区間は正しい可能性が高
い。これに対して、2回目は図11におけるC1からC
4の区間のうち、区間C3のみが変調波と非変調波が混
在する区間で仮のシンボル識別点検出を行っているた
め、この1区間のみの仮のシンボル識別点は誤っている
可能性が高く、残りの3区間は正しい可能性が高いため
である。
【0094】たとえば、上述した実施の形態1の動作が
図11の無線フォーマットに適用される場合、1回目に
図12のようになった場合には、誤ったサンプル位置番
号0または正しいサンプル位置番号4が選択されるのに
対し、本実施の形態2では、前記のように正しいサンプ
ル位置番号4が選択されるため、請求項1と比較してシ
ンボル識別点検出性能が向上する。
【0095】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3に記載のシンボル識別点検出装置の動作を、図14
のフローチャートを用いて説明する。
【0096】図14において、ステップS302は、図
1における仮のシンボル識別点検出手段5の動作に相当
し、ステップS303は、図1における記憶手段6の動
作に相当する。また、ステップS305からステップS
308までは、図1における真のシンボル識別点選択手
段7の動作に相当する。
【0097】まず、ステップS301でi=1の場合、
A/D変換器3及びA/D変換器4から出力されるI側
のサンプリングデータ及びQ側のサンプリングデータの
Lシンボル分が、仮の識別点検出手段5に入力され、1
回目の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号が0から
M−1の中から1つ選択される(ステップS302)。
選択された仮のシンボル識別点のサンプル位置番号は、
記憶手段6に入力され、Sp〔1〕に格納され(ステッ
プS303)、第1回目の仮のシンボル識別点の検出が
終了する(ステップS304)。
【0098】さらに、i=2からi=Nについて、ステ
ップS301からステップS304までの動作が前記と
同様に行われ、最終的に、N個の仮のシンボル識別点の
サンプル位置番号がSp〔1〕からSp〔N〕に格納さ
れる。
【0099】次に、N個の仮のシンボル識別点のサンプ
ル位置番号Sp〔1〕からSp〔N〕は、真のシンボル
識別点選択手段7に入力され、Sp〔1〕からSp
〔N〕に記憶されているサンプル位置番号0からM−1
の度数分布が作成される。さらに或る連続するサンプル
位置番号付近に度数分布が偏っているかどうかが探され
る(ステップS305)。
【0100】ステップS306において、度数分布が偏
っている箇所が1つであるかどうかがが確認され、もし
1つであるならばステップS307に移行する。もし複
数であるならばステップS308に移行する。
【0101】ステップS307では、1つの度数分布が
偏っていたサンプル位置番号付近から、最も尤もらしい
サンプル位置番号が、シンボル識別点情報として出力さ
れる。
【0102】ステップS308では、複数の度数分布が
偏っていたサンプル位置番号付近の各々から、最も尤も
らしいサンプル位置番号が選択され、さらにこれらのサ
ンプル位置番号の中から、真のシンボル識別点がランダ
ムに選択され、シンボル識別点情報として出力される。
【0103】次に、実施の形態3における真のシンボル
識別点選択手段7の動作について具体的な数値を用いる
ことによって説明する。
【0104】いま、A/D変換器3及び4のオーバーサ
ンプリングレートはM=8とし、このときの真のシンボ
ル識別点のサンプル位置番号は4であると仮定する。
【0105】このとき、Lシンボル分のサンプリングデ
ータから1回の仮のシンボル識別点検出が行われ、これ
が連続して10回(N=10)行われて得られた10個
の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号の度数分布
が、図15のようになったとする。
【0106】この場合には、仮のシンボル識別点のサン
プル位置番号の度数分布が、明らかにサンプル位置番号
4と5の付近に偏っている。サンプル位置番号4と5の
度数を比較すると、サンプル位置番号4の度数の方が大
きいので、最も尤もらしいサンプル位置番号は4であ
り、サンプル位置番号4がシンボル識別点情報として出
力される。
【0107】また、前記同条件で、10個の仮のシンボ
ル識別点のサンプル位置番号の度数分布が、図16のよ
うになったとする。この場合には、仮のシンボル識別点
のサンプル位置番号の度数分布が、サンプル位置番号3
から5の付近に偏っている。サンプル位置番号3から5
の度数を比較すると、サンプル位置番号4の度数が最も
大きいので、最も尤もらしいサンプル位置番号は4であ
り、サンプル位置番号4がシンボル識別点情報として出
力される。
【0108】また、前記同条件で、10個の仮のシンボ
ル識別点のサンプル位置番号の度数分布が、図17のよ
うになったとする。
【0109】この場合には、仮のシンボル識別点のサン
プル位置番号の度数分布が、サンプル位置番号0と1の
付近、及びサンプル位置番号4と5の付近に偏ってい
る。サンプル位置番号0と1の度数を比較すると、サン
プル位置番号0の度数の方が大きいので、サンプル位置
番号0と1の付近から選択される最も尤もらしいサンプ
ル位置番号は0である。
【0110】一方、サンプル位置番号4と5の度数を比
較すると、サンプル位置番号4の度数の方が大きいの
で、サンプル位置番号4と5の付近から選択される最も
尤もらしいサンプル位置番号は4である。従って、サン
プル位置番号0または4がランダムに選択され、シンボ
ル識別点情報として出力される。
【0111】ところで、仮に実施の形態1の方法が図1
6に適用された場合、度数が最大であるサンプル位置番
号が選択されるため、誤ったサンプル位置番号0または
正しいサンプル位置番号4がランダムに選択されてしま
うことになる。ところが請求項3の本実施の形態によれ
ば、正しいサンプル位置番号4が選択されることにな
る。
【0112】これは、真のシンボル識別点のサンプル位
置番号(この場合4)から少しずれたサンプル位置番号
(この場合3または5)を用いて受信信号の復調を行っ
た場合にも受信性能はそれほど劣化せず、また、実際、
仮のシンボル識別点検出手段5では、真のシンボル識別
点のサンプル位置番号から僅かにずれたサンプル位置番
号が算出される可能性も高いという性質を利用したもの
であり、これによって実施の形態1に記載のシンボル識
別点検出装置よりも更に性能のよいシンボル識別点検出
が可能となる。
【0113】(実施の形態4)次に、本発明のシンボル
識別点検出装置の実施の形態4の動作を、図18のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0114】図18において、ステップS402は、図
1における仮のシンボル識別点検出手段5の動作に相当
し、ステップS403は、図1における記憶手段6の動
作に相当する。また、ステップS405からステップS
410までは、図1における真のシンボル識別点選択手
段7の動作に相当する。
【0115】まず、ステップS401でi=1の場合、
A/D変換器3及びA/D変換器4から出力されるI側
のサンプリングデータ及びQ側のサンプリングデータの
Lシンボル分が、仮の識別点検出手段5に入力され、1
回目の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号が0から
M−1の中から1つ選択される(ステップS402)。
選択された仮のシンボル識別点のサンプル位置番号は、
記憶手段6に入力され、Sp〔1〕に格納され(ステッ
プS403)、第1回目の仮のシンボル識別点の検出が
終了する(ステップS404)。
【0116】さらに、i=2からi=Nについて、ステ
ップS401からステップS404までの動作が前記と
同様に行われ、最終的に、N個の仮のシンボル識別点の
サンプル位置番号がSp〔1〕からSp〔N〕に格納さ
れる。
【0117】次に、N個の仮のシンボル識別点のサンプ
ル位置番号Sp〔1〕からSp〔N〕は、真のシンボル
識別点選択手段7に入力され、Sp〔1〕からSp
〔N〕に記憶されているサンプル位置番号0からM−1
の度数分布が作成される。さらに或る連続するサンプル
位置番号付近に度数分布が偏っているかどうかが探され
る(ステップS405)。
【0118】ステップS406において、度数分布が偏
っている箇所が1つであるかどうかがが確認され、もし
1つであるならばステップS407に移行する。もし複
数であるならばステップS408に移行する。
【0119】ステップS407では、1つの度数分布が
偏っていたサンプル位置番号付近から、最も尤もらしい
サンプル位置番号が、シンボル識別点情報として出力さ
れる。
【0120】ステップS408は、度数分布が偏ってい
る箇所が複数あった場合に、もう一度ステップS401
からステップS405をやり直すか否かを判定する処理
であり、既に予め指定した回数が終了していればステッ
プS409に、予め指定した回数が終了していなければ
ステップS410に移行する。
【0121】ステップ409では、複数の度数分布が偏
っていたサンプル位置番号付近の各々から、最も尤もら
しいサンプル位置番号が選択され、さらにこれらのサン
プル位置番号の中から、真のシンボル識別点がランダム
に選択され、シンボル識別点情報として出力される。
【0122】ステップS410では、次回の連続N回の
仮のシンボル識別点検出の開始時刻の調整が行われる。
開始時刻は、これまでの連続N回の仮のシンボル識別点
検出で想定されたフレームタイミングとずらされた開始
時刻が選ばれる。選ばれた開始時刻情報は、仮のシンボ
ル識別点検出手段5に渡される。
【0123】ステップS410から移行されたS401
においては、ステップS410にて選ばれた開始時刻情
報に基づき、N回連続の仮のシンボル識別点検出が再度
行われステップS401からステップS404)、以後
ステップS405以降が繰り返される。
【0124】次に、実施の形態4における真のシンボル
識別点選択手段7の動作について具体的な数値を用いる
ことによって説明する。
【0125】いま、A/D変換器3及び4のオーバーサ
ンプリングレートはM=8とし、このときの真のシンボ
ル識別点のサンプル位置番号は4であると仮定する。ま
た、度数分布が偏っている箇所が複数あった場合の、N
回連続の仮のシンボル識別点検出の繰り返し回数とし
て、予め指定する回数(ステップS408で使用)は2
回とする。
【0126】このとき、Lシンボル分のサンプリングデ
ータから1回の仮のシンボル識別点検出が行われ、これ
が連続して10回(N=10)行われて得られた10個
の仮のシンボル識別点のサンプル位置番号の度数分布
が、図19のようになったとする。
【0127】この場合には、仮のシンボル識別点のサン
プル位置番号の度数分布が、サンプル位置番号0と1の
付近、及びサンプル位置番号4と5の付近に偏ってい
る。即ち、度数分布が偏っている箇所が複数あるため、
ステップS406からステップS408へ移行する。
【0128】ステップS408において、予め指定した
回数は2であるので、現在のところ連続10回の仮のシ
ンボル識別点検出は1回しか行われていないため、ステ
ップS410へ移行する。
【0129】ステップS410において、シンボル識別
点検出を行う上で想定されるフレームタイミングがずら
され、ステップS401に移行する。
【0130】ステップS401からステップS405の
結果として、この2回目の連続10回の仮のシンボル識
別点検出によるサンプル位置番号の度数分布が、図20
のようになったとする。この場合(実施の形態3)の図
16の説明と同様の理由により、サンプル位置番号4が
シンボル識別点情報として出力される(ステップS40
7)。
【0131】
【発明の効果】本発明の請求項1によるシンボル識別点
検出装置によれば、Lシンボル分のサンプリング列から
検出したシンボル識別点を仮の識別点とし、これをN回
繰り返して得られたN個の仮のシンボル識別点のサンプ
ル位置番号の度数が最大のものを真のシンボル識別点と
判断するため、従来問題とされた受信電界レベルが小さ
い区間を用いた場合のシンボル識別点検出性能の劣化を
抑制し、シンボル識別点検出性能を向上できるという効
果がある。
【0132】請求項2記載のシンボル識別点検出装置に
よれば、1回目のシンボル識別点の各サンプル位置番号
の度数から、真のシンボル識別点を識別することが困難
な場合が生じても、2回目の連続したN回の仮のシンボ
ル識別点検出を行い、これにより得られた新たなN個の
仮のシンボル識別点のサンプル位置番号の度数分布から
シンボル識別点を決定するため、変調波と非変調波の混
在する通信においても、性能よくシンボル識別点を検出
できるようになる。
【0133】請求項4記載のシンボル識別点検出装置に
よれば、真のシンボル識別点のサンプル位置番号の前後
のサンプル位置番号を用いて受信信号の復調を行った場
合にも受信性能が劣化せず、また、仮のシンボル識別点
検出手段は、真のシンボル識別点のサンプル位置番号だ
けでなく、真のシンボル識別点のサンプル位置番号から
僅かにずれたサンプル位置番号が算出される可能性が高
いという性質を利用し、得られたN個の仮のシンボル識
別点のサンプル位置番号の度数分布が偏っている付近で
最も尤もらしいシンボル識別点のサンプル位置番号を決
定するため、シンボル識別点の検出をより性能よく行え
るようになる。
【0134】請求項5記載のシンボル識別点検出装置に
よれば、1回目のシンボル識別点の各サンプル位置番号
の度数分布の偏りから、真のシンボル識別点を選択する
のが困難な場合であっても、1回目の連続したN回の仮
のシンボル識別点検出で想定していたフレームタイミン
グとずらした時間帯で2回目の連続したN回の仮のシン
ボル識別点の検出を行い、これにより得られた新たなN
個の仮のシンボル識別点の各サンプル位置番号の度数分
布の偏りからシンボル識別点の検出を行うことができ
る。また、度数ではなく度数分布の偏りからシンボル識
別点を決定するため、変調波と非変調波の混在する通信
においても、より性能よくシンボル識別点の検出を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシンボル識別点検出装置の構成図
【図2】I側直交検波出力
【図3】Q側直交検波出力
【図4】シンボル識別点検出手段の入力サンプリングデ
ータI
【図5】シンボル識別点検出手段の入力サンプリングデ
ータQ
【図6】実施の形態1による動作フローチャート
【図7】実施の形態1の動作を説明するための無線フォ
ーマット
【図8】実施の形態1の仮のシンボル識別点のサンプル
位置番号の度数例(1)
【図9】実施の形態1の仮のシンボル識別点のサンプル
位置番号の度数例(2)
【図10】実施の形態2による動作フローチャート
【図11】実施の形態2の動作を説明するための無線フ
ォーマット
【図12】実施の形態2の1回目の仮のシンボル識別点
のサンプル位置番号の度数例
【図13】実施の形態2の2回目の仮のシンボル識別点
のサンプル位置番号の度数例
【図14】実施の形態3による動作フローチャート
【図15】実施の形態3の仮のシンボル識別点のサンプ
ル位置番号の度数分布例(1)
【図16】実施の形態3の仮のシンボル識別点のサンプ
ル位置番号の度数分布例(2)
【図17】実施の形態3の仮のシンボル識別点のサンプ
ル位置番号の度数分布例(3)
【図18】実施の形態4による動作フローチャート
【図19】実施の形態4による1回目の仮のシンボル識
別点のサンプル位置番号の度数分布例
【図20】実施の形態4による2回目の仮のシンボル識
別点のサンプル位置番号の度数分布例
【図21】従来のシンボル識別点検出装置の構成図
【図22】従来の技術を説明するための無線フォーマッ
【符号の説明】
1 I側直交検波出力 2 Q側直交検波出力 3,4 A/D変換器 5 仮のシンボル識別点検出手段 6 記憶手段 7 真のシンボル識別点検出手段 101 I側直交検波結果 102 Q側直交検波結果 103,104 A/D変換器 105 シンボル識別点検出手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M倍(M:自然数)でオーバーサンプリ
    ングされた受信ベースバンド信号のLシンボル分(L:
    自然数)のサンプリング列から仮のシンボル識別点を検
    出する仮のシンボル識別点検出手段と、 前記仮のシンボル識別点検出手段により仮のシンボル識
    別点が連続してN回(N:自然数)検出されたときこの
    シンボル識別点のサンプル位置番号を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶されたN個の仮のシンボル識別点の
    サンプル位置番号ごとの度数を集計処理し、度数の最も
    大きいサンプル位置番号を真のシンボル識別点のサンプ
    ル位置番号として決定する真のシンボル識別点検出手段
    と、を備えたことを特徴とするシンボル識別点検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記真のシンボル識別点検出手段は、最
    も大きいサンプル位置番号が複数存在する場合には、1
    回目の連続したN回(N:自然数)の仮のシンボル識別
    点検出で想定していたフレームタイミングとずらした時
    間帯で2回目の連続したN回の仮のシンボル識別点を検
    出し、これにより記憶された新たなN個の仮のシンボル
    識別点のサンプル位置番号ごとの度数を集計処理し、度
    数の最も大きいサンプル位置番号を真のシンボル識別点
    のサンプル位置番号として決定することを特徴とする請
    求項1に記載のシンボル識別点検出装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の真のシンボル識別点
    検出手段は、最も大きいサンプル位置番号が複数存在す
    る場合には、予め指定した回数だけ同請求項2記載の処
    理を繰り返して真のシンボル識別点のサンプル位置番号
    として決定するシンボル識別点検出装置。
  4. 【請求項4】 M倍(M:自然数)でオーバーサンプリ
    ングされた受信ベースバンド信号のLシンボル分(L:
    自然数)のサンプリング列から仮のシンボル識別点を検
    出する仮のシンボル識別点検出手段と、 前記仮のシンボル識別点検出手段により仮のシンボル識
    別点が連続してN回(N:自然数)検出されたときこの
    シンボル識別点のサンプル位置番号を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶されたN個の仮のシンボル識別点の
    サンプル位置番号の度数分布を作成処理し、特定の連続
    するサンプル位置番号付近での分布の偏りに基づき最適
    なサンプル位置番号を選択して真のシンボル識別点のサ
    ンプル位置番号として決定する真のシンボル識別点検出
    手段と、を備えたことを特徴とするシンボル識別点検出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記真のシンボル識別点検出手段は、複
    数の連続するサンプル位置番号付近に分布が偏っている
    場合には、1回目の連続したN回(N:自然数)の仮の
    シンボル識別点検出で想定していたフレームタイミング
    とずらした時間帯で2回目の連続したN回の仮のシンボ
    ル識別点を検出し、これにより記憶された新たなN個の
    仮のシンボル識別点のサンプル位置番号の度数分布を作
    成処理し、特定の連続するサンプル位置番号付近での分
    布の偏りに基づき最適なサンプル位置番号を選択して真
    のシンボル識別点のサンプル位置番号として決定するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のシンボル識別点検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記請求項5記載の真のシンボル識別点
    検出手段は、複数の連続するサンプル位置番号付近に分
    布が偏っている場合には、予め指定した回数だけ同請求
    項5記載の処理を繰り返して真のシンボル識別点のサン
    プル位置番号として決定するシンボル識別点検出装置。
  7. 【請求項7】 I側及びQ側直交検波入力端子と、 前記I側及びQ側直交検波結果をシンボルレートのM倍
    (M:自然数)でオーバーサンプリングし、サンプリン
    グデータを出力するA/D変換器と、 前記A/D変換器の変換出力に基づきシンボル識別点を
    検出する処理手段とを備え、 前記処理手段は、前記請求項1乃至6記載のシンボル識
    別点検出装置で構成されていることを特徴とする移動無
    線装置。
  8. 【請求項8】 M倍(M:自然数)でオーバーサンプリ
    ングされた受信ベースバンド信号のLシンボル分(L:
    自然数)のサンプリング列から仮のシンボル識別点を検
    出し、 前記仮のシンボル識別点が連続してN回(N:自然数)
    検出されたときこのシンボル識別点のサンプル位置番号
    を記憶し、 前記記憶したN個の仮のシンボル識別点のサンプル位置
    番号ごとの度数を集計処理し、 前記度数の最も大きいサンプル位置番号を真のシンボル
    識別点のサンプル位置番号として決定することを特徴と
    するシンボル識別点検出方法。
  9. 【請求項9】 M倍(M:自然数)でオーバーサンプリ
    ングされた受信ベースバンド信号のLシンボル分(L:
    自然数)のサンプリング列から仮のシンボル識別点を検
    出し、 前記仮のシンボル識別点が連続してN回(N:自然数)
    検出されたときこのシンボル識別点のサンプル位置番号
    を記憶し、 前記記憶したN個の仮のシンボル識別点のサンプル位置
    番号の度数分布を作成処理し、 前記特定の連続するサンプル位置番号付近での分布の偏
    り状態に基づき、該付近で最も尤もらしいサンプル位置
    番号を選択して真のシンボル識別点のサンプル位置番号
    として決定することを特徴とするシンボル識別点検出方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100435494B1 (ko) * 2001-11-21 2004-06-09 한국전자통신연구원 디지털 통신에서의 동기 수행 시스템 및 그 방법
WO2006062050A1 (ja) * 2004-12-07 2006-06-15 Furuno Electric Co., Ltd. 多値qamシンボルタイミング検出回路および多値qam通信信号受信機

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