JPH11283968A - ドライエッチング方法および半導体装置 - Google Patents

ドライエッチング方法および半導体装置

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JPH11283968A
JPH11283968A JP8323798A JP8323798A JPH11283968A JP H11283968 A JPH11283968 A JP H11283968A JP 8323798 A JP8323798 A JP 8323798A JP 8323798 A JP8323798 A JP 8323798A JP H11283968 A JPH11283968 A JP H11283968A
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dry etching
etching method
gas
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plasma
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JP8323798A
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Kazunori Shinoda
和典 篠田
Junji Shigeta
淳二 重田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低損傷でかつ垂直異方性に優れたドライエッチ
ング加工を提供する。 【解決手段】炭化水素系ガスを用いた化合物半導体のド
ライエッチングにおいて、イオン衝撃を伴わずにエッチ
ングする第1の工程と、炭化水素高分子を付着させる第
2の工程と、炭化水素高分子の一部を除去する第3の工
程を複数回繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドライエッチング方
法および半導体素子に係り、特に化合物半導体を用いた
光素子の作製工程におけるエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体のエッチング加工技術は、
半導体レーザ,光変調器等、様々な化合物半導体素子の
製造に用いられている。化合物半導体のエッチングは永
らく湿式エッチングが用いられてきたが、近年、ウェハ
面内での加工寸法均一性向上への要求が高まり、ドライ
エッチング技術の研究が進められている。
【0003】従来の化合物半導体のドライエッチング技
術に関しては「集積回路プロセス技術シリーズ 半導体
ドライエッチング技術(徳山巍 編著、産業図書株式会
社)」に系統的かつ詳細に述べられている。本文献に詳
細に述べられているように、化合物半導体のドライエッ
チング方式としては炭化水素系ガスと塩素系ガスの2系
統で検討がなされている。このうち、炭化水素系ガスに
よるエッチングはInP系材料のエッチングに広く用い
られている。これは、In塩化物は脱離しにくいため、
塩素系ガスによるInP系材料のエッチングは良好な加
工形状を得ることが困難であるからである。
【0004】炭化水素系ガスのドライエッチング加工を
用いて作製した化合物半導体素子の従来例としては、例
えばエタン/水素混合ガスの反応性イオンエッチングで
回折格子を形成したInGaAsPリッジストライプ型
半導体レーザの発振特性が「1990年秋季第45回応
用物理学会学術講演会29a−R−8」に報告されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の炭化水素系
ガスのドライエッチング技術には以下の問題点がある。
【0006】炭化水素系ガスのドライエッチングにより
マスクパターン寸法を高精度に基板に転写できるのは、
イオン衝撃の効果による垂直異方性があるためである。
しかし、イオン衝撃は、同時に、エッチング面に損傷を
もたらす。高速電子素子や半導体レーザでは、電気的能
動層や光学的活性層のエッチングが中心であるため、エ
ッチング時に生じる損傷は、素子の特性や寿命に関する
信頼性に甚大な悪影響を及ぼす。
【0007】例えば、分布帰還型半導体レーザの回折格
子を炭化水素系ガスの反応性イオンエッチングで形成し
た場合、イオン衝撃により生成する照射損傷層の影響に
より、通電試験時の素子劣化の進行が速くなることが知
られている。従って、化合物半導体のドライエッチング
加工では、低損傷な加工技術を実現することが重要であ
る。
【0008】損傷を低減するには、イオン衝撃の少ない
状態でエッチングすればよいことは上記の議論から自明
であるが、イオン衝撃を低減すると、エッチングは主と
して炭化水素中性ラジカルの反応により進行するので、
垂直方向のみならず、横方向にも等方的にエッチングが
進行し、ドライエッチングの利点であった加工寸法制御
性が損なわれる。従って、加工表面の低損傷性と加工寸
法制御性はトレードオフの関係にあり、両者を同時に満
足することはできなかった。
【0009】ここで、イオン衝撃の少ない状態でのエッ
チングとは、例えばマイクロ波プラズマエッチング装置
を用いたエッチングの場合は、試料を配置する電極に印
加するRFバイアスを零あるいは低バイアスにする場合
に相当する。または、試料室から遠い場所でマイクロ波
プラズマを形成してそのガスを輸送するケミカルドライ
エッチング装置を使用する場合にも相当する。あるい
は、平行平板電極型反応性イオンエッチング装置を用い
たエッチングの場合には試料を配置する電極を陽極側と
してRFバイアスを印加する場合を例にあげることがで
きる。
【0010】本発明の第1の目的は、低損傷でかつ垂直
な加工断面形状が得られる炭化水素系ガスのドライエッ
チング方法を提供することにある。また、本発明の第2
の目的は、本発明のドライエッチング方法を用いて製造
した半導体装置を提供することにある。本発明の第3の
目的は、本発明のドライエッチング方法を用いて製造し
た半導体レーザを提供することにある。また、本発明の
第4の目的は、本発明の半導体レーザを搭載した光モジ
ュールを提供することにある。また、本発明の第5の目
的は、本発明の半導体レーザを搭載した光伝送システム
あるいは光情報処理システム等の光応用システムを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
あらかじめマスクパターンを形成した被加工物に段差を
形成するドライエッチング方法において、少なくとも炭
化水素を含むガスのプラズマにより、上記被加工物をエ
ッチングする第1の工程と、炭化水素を含むガスのプラ
ズマにより上記マスクパターンを形成した被加工物に炭
化水素高分子を堆積させる第2の工程と、少なくとも一
つ以上の酸素原子を含む分子のガスを含むガスのプラズ
マにより上記炭化水素高分子の一部を除去する第3の工
程の連続する3工程の複数回の繰り返しを含むことによ
り達成される。
【0012】また、上記第1の工程に用いるガスが水素
を含むことにより達成される。また、上記第2の工程に
用いるガスが水素を含むことにより達成される。また、
上記第3の工程に用いるガスが炭化水素を含むことによ
り達成される。また、上記第3の工程に用いるガスが水
素を含むことにより達成される。また、上記第3の工程
に用いるガスが一つ以上の酸素原子を含む分子のガスが
酸素あるいは二酸化炭素であることにより達成される。
【0013】また、上記第1ないし第3の工程を同一の
エッチング処理装置内で連続して行うことにより達成さ
れる。また、上記第1ないし第3の工程を同一のマイク
ロ波エッチング装置で行い、第1の工程および第2の工
程では高周波バイアスを印加せず、第3の工程では高周
波バイアスを印加することにより達成される。また、上
記第1ないし第3の工程を同一の平行平板電極型反応性
イオンエッチング装置で行い、第1の工程および第2の
工程は上記被加工物を配置した電極を陽極側として高周
波電力を印加し、第3の工程は上記被加工物を配置した
電極を陰極側として高周波電力を印加することにより達
成される。
【0014】また、上記第1および第2の工程が上記被
加工物へのイオン照射を伴い、上記第3の工程が上記被
加工物へのイオン照射を伴わないことにより達成され
る。また、上記被加工物がIII −V族化合物半導体を含
むことにより達成される。また、上記被加工物がIII −
V族混晶半導体を含むことにより達成される。
【0015】また、本発明の第2の目的は、上記のドラ
イエッチング方法を用いて製造した半導体装置を提供す
ることにより達成される。また、本発明の第3の目的
は、本発明のドライエッチング方法を用いて製造した半
導体レーザを提供することにより達成される。また、本
発明の第4の目的は、本発明の半導体レーザを搭載した
光モジュールを提供することにより達成される。また、
本発明の第5の目的は、本発明の半導体レーザを搭載し
た光伝送システムあるいは光情報処理システム等の光応
用システムを提供することにより達成される。
【0016】以下、本発明の作用について図1を用いて
説明する。
【0017】図1は本発明のドライエッチング方法が低
損傷・垂直加工法として作用することを説明する断面模
式図である。ここでは、平行平板型電極構造を有する反
応性イオンエッチング装置を用いてSiO2 をマスクと
しInP基板をエッチングする場合を例として説明す
る。
【0018】まず、被加工物であるInP基板1上にS
iO2 マスク2を形成する(図1(a))。この試料を相
対する平行平板電極の一方の電極上に配置し、チャンバ
ー内にメタンガスと水素ガスを導入した後、試料を配置
した電極を陽極側としてRFバイアスを印加することで
メタンと水素の混合ガスのプラズマを生成する。陽極側
に置かれた試料上には正イオンの衝撃が加わらないの
で、エッチングは主として中性ラジカルの作用で進行
し、図1(b)に示す如く、垂直方向とマスク下部の横
方向に等方的に進行する。また、この場合、イオン衝撃
がないので、照射損傷は発生しない(このエッチング工
程を第1の工程と呼ぶ)。
【0019】次に、チャンバー内にメタンガスのみを導
入し、試料を配置した電極を陽極側としてRFバイアス
を印加することでメタンのプラズマを生成する。このよ
うなメタンガス単独のプラズマの如くメタン濃度が高い
場合、炭化水素高分子の堆積が優勢となるためエッチン
グ反応は起らず、図1(c)に示す如く、試料全面に炭
化水素高分子3が付着する(この工程を第2の工程と呼
ぶ)。
【0020】次に、チャンバー内にメタン,水素,酸素
の混合ガスを導入し、試料を配置した電極を陰極側とし
てRFバイアスを印加し、通常の反応性イオンエッチン
グを行い付着した炭化水素高分子3を除去する。この混
合ガスの反応性イオンエッチングでは、反応性イオンは
試料に対し垂直方向から入射するため、図1(d)に示
す如く、マスク2の影になるメサ側壁に付着した炭化水
素高分子3は除去されずに残ることになる(この除去工
程を第3の工程と呼ぶ)。なお、本工程ではイオン衝撃
を伴うため、試料底面に損傷が発生するが、付着した高
分子を除去するに要する時間は極短いため、照射損傷量
は非常に少ない。また、この後の工程でこの損傷部位は
除去されるのでなんら問題はない。
【0021】ここまでの第1の工程,第2の工程,第3
の工程を一組として、これを複数回繰り返し、最後に第
1の工程を行う。第3の工程においてエッチング側壁に
残留した炭化水素高分子3が側壁保護膜として作用する
ため、ひとたび炭化水素高分子が付着した側壁では横方
向へのエッチングはそれ以上進行しないので、全工程を
通してみれば、エッチングは横方向には進行せず試料に
垂直な方向にのみ進行することになる(図1(e))。こ
の結果、低損傷で且つ垂直な加工形状が実現される。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施例1)まず、本発明の第1
の実施例を図2を用いて詳細に説明する。n型InP基
板1上にHe−Cdレーザ(波長325nm)を用いた
2光束干渉露光法により200nm周期の100nm厚
レジストパターン4を形成する(図2(a))。
【0023】次にこのウェハをECRプラズマエッチン
グ装置のチャンバー内に搬入し、チャンバー内にエタン
ガス10sccmと水素ガス30sccmを導入した後、ガス圧
を2mTに調整し、マイクロ波パワー1000Wにてプ
ラズマを生成する。この際、試料台にはRFバイアスを
印加しない。RFバイアスを印加しないため試料上には
正イオンの衝撃が加わらないので、エッチングは主とし
て中性ラジカルの作用で進行し、図2(b)に示す如
く、垂直方向とマスク下部の横方向に等方的に進行す
る。また、この場合、イオン衝撃がないので、照射損傷
は発生しない(このエッチング工程を第1の工程と呼
ぶ)。
【0024】次に深さ10nmまでエッチングした後、
水素ガスのチャンバー内への供給を止める。このエタン
ガス単独のプラズマのようにエタン濃度が高い場合、炭
化水素高分子の堆積が優勢となるためエッチング反応は
起らず、図1(c)に示す如く、試料全面に炭化水素高
分子3が付着する(この工程を第2の工程と呼ぶ)。
【0025】次に、チャンバー内にエタンガス10scc
m,水素ガス40sccm,酸素ガス2sccmを導入し、マイ
クロ波パワー1000Wにてプラズマを生成する。試料
台に50VのRFバイアスを印加し、通常のECRプラ
ズマエッチングを行い付着している炭化水素高分子3を
除去する。反応性イオンは試料に対し垂直方向から入射
するため、図2(d)に示す如く、マスクの影になるメ
サ側壁に付着した炭化水素高分子3は除去されずに残る
ことになる(このエッチングを第3の工程と呼ぶ)。
【0026】ここまでの第1の工程,第2の工程,第3
の工程を一組として、これを10回繰り返した後、最後
に第1の工程を一回行う。第3の工程においてエッチン
グ側壁に残留した炭化水素高分子が側壁保護膜として作
用するため、エッチングは横方向には進行せず、試料に
垂直な方向にのみ進行し、その結果、深さ100nmの
低損傷で且つ垂直な加工形状が実現された(図2
(e))。
【0027】また、本実施例ではレジストマスクを用い
た場合について説明したが、酸化珪素マスクを用いても
同様の効果が得られた。また、本実施例では第3の工程
において付着した炭化水素高分子を除去するための添加
ガスとして酸素を用いた場合について説明したが、二酸
化炭素を用いても同様の効果が得られた。また、本実施
例では、炭化水素ガスとしてエタンを用いた場合につい
て説明したが、メタンを用いた場合も同様の効果が得ら
れた。
【0028】(実施例2)次に第2の実施例を図3によ
り詳細に説明する。図3は本発明を用いて波長1.3μ
m帯の分布帰還型半導体レーザを作製した例である。
【0029】図3(a)に示すように、n型(100)In
P基板1上に有機金属気相成長法により1.0μmのn
型InPバッファ層15,0.05μmのn型InGa
AsP下側ガイド層(組成波長1.10μm)、5周期
の多重量子井戸層〔6.0nm厚の1%圧縮歪InGa
AsP(組成波長1.37μm)井戸層,10nm厚の
InGaAsP(組成波長1.10μm)障壁層〕およ
び、0.05μmのInGaAsP(組成波長1.10μ
m)上側光ガイド層からなる活性層16,0.1μmの
第1p型InPクラッド層17,0.05μmのアンド
ープInGaAsP(組成波長1.15μm)回折格子供給層1
8を順次形成する。多重量子井戸活性層16の発光波長
は約1.31μmである。
【0030】次に、電子ビーム描画法により周期241
nmで素子の中央で位相の反転した回折格子レジストパ
ターン4を形成し、実施例1に詳述した方法を用いて図
3(b)に示すように周期241nmで素子の中央で位
相の反転した回折格子20を基板全面に形成する。回折
格子の深さは約100nmとし、回折格子が回折格子供
給層18を貫通し第1p型InPクラッド層17に達す
るようにする。続いて、有機金属気相成長法により1.
7μmの第2p型InPクラッド層21,0.2μmの高
濃度p型InGaAsキャップ層22を順次形成する
(図3(c))。
【0031】続いて横幅約1.5μmの埋め込み型レー
ザ構造または横幅約2.2μmのリッジ導波路型レーザ
構造に加工形成した後、上部電極23,下部電極24を
形成する。図3(d)に示すように劈開工程により素子
長400μmの素子に切り出した後、素子の両端面には
反射率約1%の低反射膜25を公知の手法により形成す
る。
【0032】作製した1.3μm 帯の分布帰還型半導体
レーザ素子は回折格子形成時に損傷が生成しないため、
損傷があった場合に発生する非発光再結合による無効電
流成分が少ないことを反映して、室温,連続条件におい
てしきい値電流10mA,発振効率0.45W/A と低
しきい値で且つ高効率な特性が得られた。また、50
℃,5mWでの一定光出力通電試験を行った結果、損傷
層のない高品位な結晶構造を反映して、推定寿命として
20万時間が得られた。
【0033】発振しきい値以下に順バイアスを印加した
場合の、スペクトル形状を図3(e)に示した。位相シフ
ト型の回折格子を反映してストップバンドの中央に発振
主モードが現われる典型的なスペクトルが得られた。
【0034】本発明によるドライエッチング技術の優れ
た加工寸法制御性を反映して、位相シフト型回折格子作
製の再現性・単一モード選択性は極めて高く、85℃の
高温においても副モード抑圧比40dB以上の安定な単
一モード動作を95%以上の高い製造歩留まりで実現で
きた。本構造は1.3μm帯のみならず1.55μm帯や
他の波長帯の分布帰還型半導体レーザにも適用可能であ
る。
【0035】(実施例3)次に第3の実施例を図4によ
り詳細に説明する。図4は実施例2の分布帰還型半導体
レーザ26をヒートシンク27上に実装した後、光学レ
ンズ28,後端面光出力モニタ用のフォトダイオード2
9と光ファイバ30とを一体化した光送信モジュールの
構造図である。室温,連続条件においてしきい値電流1
0mA,発振効率0.20W/A であった。また、本発
明の照射損傷の少ない結晶構造を反映して推定寿命とし
て20万時間が得られた。また、85℃の高温において
もしきい値電流25mA,発振効率0.13W/Aと良
好な発振特性を得た。
【0036】また、本発明の優れた加工寸法制御性を反
映して、85℃の高温においても副モード抑圧比40d
B以上の安定な単一モード動作を95%以上の高い製造
歩留まりで実現した。本レーザでは規格化光結合係数を
2.5 以上と高く設定できるため、モジュール実装での
最大の課題であるファイバ端からの戻り光による発振特
性の劣化は全く起こらなかった。
【0037】(実施例4)次に第4の実施例を図5によ
り詳細に説明する。図5は、実施例3の送信モジュール
31を用いた幹線系光通信システムである。送信装置3
2は送信モジュール31とこのモジュール31を駆動す
るための駆動系33とを有する。モジュール31からの
光信号がファイバ34を通って受信装置35内の受光部
36で検出される。
【0038】本実施例に係る光通信システムによれば1
00km以上の無中継光伝送が容易に実現できる。これ
はチャーピングが著しく低減される結果、ファイバ34
の分散による信号劣化がやはり著しく低減されることに
基づく。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、低損傷で且つ垂直異方
性に優れた化合物半導体のドライエッチング加工を実現
できる。本発明を用いれば、化合物半導体素子の高信頼
化および製造の歩留り向上による低コスト化に効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明する試料の断面図。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する半導体装置の
断面図。
【図3】本発明の第2の実施例を説明する半導体装置の
断面図および発光特性図。
【図4】本発明の第3の実施例の光送信モジュールの構
造を示す部分断面斜視図。
【図5】本発明の第4の実施例の幹線系光通信システム
のブロック図。
【符号の説明】
1…InP基板、2…SiO2 マスク、3…炭化水素高
分子、4…レジストマスク、15…n型InPバッファ
層、16…多重量子井戸活性層、17…第1p型InP
クラッド層、18…アンドープInGaAsP回折格子
供給層、20…回折格子、21…第2p型InPクラッ
ド層、22…p型InGaAsキャップ層、23…上部
電極、24…下部電極、25…低反射膜、26…分布帰
還型半導体レーザ、27…ヒートシンク、28…光学レ
ンズ、29…フォトダイオード、30…光ファイバ、3
1…送信モジュール、32…送信装置、33…駆動系、
34…光ファイバ、35…受信装置、36…受光部。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あらかじめマスクパターンを形成した被加
    工物に段差を形成するドライエッチング方法において、
    炭化水素を含むガスのプラズマにより、上記被加工物を
    エッチングする第1の工程と、炭化水素を含むガスのプ
    ラズマにより上記マスクパターンを形成した被加工物に
    炭化水素高分子を付着させる第2の工程と、少なくとも
    一つ以上の酸素原子を含む分子のガスを含むガスのプラ
    ズマにより上記炭化水素高分子の一部分を除去する第3
    の工程の連続する3工程の複数回の繰り返しを含むこと
    を特徴とするドライエッチング方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のドライエッチング方法に
    おいて、上記第1の工程に用いるガスが水素を含むこと
    を特徴とするドライエッチング方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のドライエッチン
    グ方法において、上記第2の工程に用いるガスが水素を
    含むことを特徴とするドライエッチング方法。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のドラ
    イエッチング方法において、上記第3の工程に用いるガ
    スが炭化水素を含むことを特徴とするドライエッチング
    方法。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のドラ
    イエッチング方法において、上記第3の工程に用いるガ
    スが水素を含むことを特徴とするドライエッチング方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載のドラ
    イエッチング方法において、上記第3の工程に用いる一
    つ以上の酸素原子を含む分子のガスが酸素であることを
    特徴とするドライエッチング方法。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5のいずれかに記載のドラ
    イエッチング方法において、上記第3の工程に用いる一
    つ以上の酸素原子を含む分子のガスが二酸化炭素である
    ことを特徴とするドライエッチング方法。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載のドラ
    イエッチング方法において、上記第1ないし第3の工程
    を同一のエッチング処理装置内で連続して行うことを特
    徴とするドライエッチング方法。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかに記載のドラ
    イエッチング方法において、上記第1ないし第3の工程
    を同一のマイクロ波エッチング装置で行い、第1の工程
    および第2の工程では高周波バイアスを印加せず、第3
    の工程では高周波バイアスを印加することを特徴とする
    ドライエッチング方法。
  10. 【請求項10】請求項1ないし8のいずれかに記載のド
    ライエッチング方法において、上記第1ないし第3の工
    程を同一の平行平板電極型反応性イオンエッチング装置
    で行い、第1の工程および第2の工程は上記被加工物を
    配置した電極を陽極側として高周波電力を印加し、第3
    の工程は上記被加工物を配置した電極を陰極側として高
    周波電力を印加することを特徴とするドライエッチング
    方法。
  11. 【請求項11】請求項1ないし10のいずれかに記載の
    ドライエッチング方法において、上記第1および第2の
    工程が上記被加工物へのイオン照射を伴い、上記第3の
    工程が上記被加工物へのイオン照射を伴わないことを特
    徴とするドライエッチング方法。
  12. 【請求項12】請求項1ないし11のいずれかに記載の
    ドライエッチング方法において、上記被加工物がIII −
    V族化合物半導体を含むことを特徴とするドライエッチ
    ング方法。
  13. 【請求項13】請求項1ないし12のいずれかに記載の
    ドライエッチング方法において、上記被加工物がIII −
    V族混晶半導体を含むことを特徴とするドライエッチン
    グ方法。
  14. 【請求項14】請求項1ないし13のいずれかに記載の
    ドライエッチング方法において、上記被加工物が、I
    n,Ga,As,Pのうち少なくとも一つの元素を含む
    III −V族化合物半導体若しくはIII −V族混晶半導体
    を含むことを特徴とするドライエッチング方法。
  15. 【請求項15】請求項1ないし14のいずれかに記載の
    ドライエッチング方法を用いて製造したことを特徴とす
    る半導体装置。
  16. 【請求項16】請求項1ないし14のいずれかに記載の
    ドライエッチング方法を用いて製造したことを特徴とす
    る半導体レーザ。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の半導体レーザを搭載
    したことを特徴とする光モジュール。
  18. 【請求項18】請求項16に記載の半導体レーザを搭載
    したことを特徴とする光応用システム。
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