JPH11283326A - コンテンツ情報伝達方法および装置 - Google Patents

コンテンツ情報伝達方法および装置

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JPH11283326A
JPH11283326A JP10100436A JP10043698A JPH11283326A JP H11283326 A JPH11283326 A JP H11283326A JP 10100436 A JP10100436 A JP 10100436A JP 10043698 A JP10043698 A JP 10043698A JP H11283326 A JPH11283326 A JP H11283326A
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JP
Japan
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disk
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JP10100436A
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Shinu Ko
振宇 高
Atsumi Hirata
渥美 平田
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KOKUSAI JOHO KAGAKU KENKYUSHO
KOKUSAI JOHO KAGAKU KENKYUSHO KK
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
KOKUSAI JOHO KAGAKU KENKYUSHO
KOKUSAI JOHO KAGAKU KENKYUSHO KK
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号化されたコンテンツ情報を含む1以上複
数種の情報記録媒体、および前記暗号化されたコンテン
ツ情報を復号化する復号化キー情報を含む1以上複数種
の情報記録媒体をユーザーに伝達するコンテンツ情報伝
達方法において、再生手段を簡易化するとともに暗号の
強度を高める。 【解決手段】復号化を特定の方法で行うとともに、暗号
・復号化処理を2種類のキーで2段階に暗号・復号化す
る。暗号方法としてはカオス暗号法が有効。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報伝送におけるコ
ンテンツ情報およびコンテンツ情報を暗号化するキーの
暗号化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンテンツ情報などを伝えるにあ
たって、伝達手段としてディスクやテープなどのパッケ
ージ媒体、ネットワークなどの有線通信媒体、地上放
送、衛星放送・通信などの無線放送・通信媒体)が用い
られている。これらの媒体を使って送られるコンテンツ
情報は、それぞれの媒体に応じて固有の暗号化処理(ス
クランブル処理)が行われている。
【0003】例えば、ディスクに記録されたコンテンツ
情報が映像情報が暗号化されたデータであれば、その記
録されたデータを読み出したり、コピーしても、データ
を復号化するキーがない限り再生できない。このような
暗号化によってディスクの不正コピーや著作権者の意図
しない使用方法が阻止される。
【0004】暗号解除処理は通常、専用LSIを使って行
われることが多いが、汎用コンピュータによってソフト
ウェアで行うことも可能である。しかし、いずれの方法
を採るにしても、デバッガやアセンブル・ツールなどを
使って解析できないようにすることが必要である。この
ような内部解析を防ぐ「耐性」を備えたソフトウェアは
タンパーレジストソフトウェア(Tamper Resistant Sof
tware)と呼ばれている。
【0005】ディスクにおけるコンテンツ情報暗号化の
一例の概略を図1に示す。中立的立場にある鍵管理者が
保持するマスターキーと、著作権者などが定めるディス
クキーおよび著作権者が管理するタイトルキーを階層的
に組み合わせてコンテンツ情報を暗号化する。
【0006】マスターキーは、例えば暗号解除用LSIや
復号化ソフトウェアメーカーごとに異なる暗号化キーで
ある。鍵管理者はこれらのマスターキーを一括して管理
する。ディスクキーは映画会社や音楽会社などの著作権
管理者が管理し、タイトルキーは著作権者や著作権者に
代わって著作権管理者が管理する。ディスクキーはディ
スク1枚に一つ設定され、タイトルキーはタイトル毎
や、著作権者に合わせて複数設定されても良い。ディス
クキーはマスターキーを使って暗号化する。専用LSIで
復号化する場合、キーデータやアルゴリズムなどはLSI
の内部構造によって隠蔽される。
【0007】ディスクキーを暗号化するときはLSIメー
カー毎の異なったマスターキーでも復号化できるような
ディスクキーセットを作ってディスクに記録しておく。
暗号化されたマスターキーによって暗号化されたディス
クキーとディスクキーによって暗号化されたタイトルキ
ーはタイトルキーによって暗号化されたコンテンツ情報
と共にディスクに記録される。いずれのキーも暗号化さ
れているので、コンテンツ情報の復号化に必要なタイト
ルキーを知ることはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コンテンツ情報がディ
スク、暗号キーが通信で送られてくるような場合は、そ
れぞれ独自の方式で暗号化がなされていることが多く、
復号化処理は複数種類用意しなければならない。このた
め、再生装置は複数種の復号化手段を備えるために、装
置が複雑化し、コストが上昇する。また、装置を簡易化
すると、暗号の安全性の面で問題が出てくる。
【0009】図1に示したように、従来のディスクの暗
号化方式では、コンテンツ情報をタイトルキーで、タイ
トルキーをディスクキーで、ディスクキーをマスターキ
ーでそれぞれ暗号化するという直列的なパターンであ
る。暗号の不正解読者が、タイトルキーだけに「全数キ
ー探索」の方法で攻撃すれば、特に鍵の長さが制限があ
る場合、有限の時間内で解読できるので、安全強度が全
然足りない。例えば、暗号キーが40 bitならば、数時間
内で解読できるので、著作権を有効に守ることができな
い。また、従来の暗号化方式では、マスターキーをその
ままプレイヤーの中に格納することになるので、解読者
に探される可能性があり、非常に危険である。
【0010】ディスクシステムで用いられる暗号化方式
は三つの暗号化キーデータやこれらの復号化アルゴリズ
ム、パス認証のアルゴリズムなどの情報を持っている。
これらの秘密情報をリバースエンジニアリングから守る
ために、ソフトウェアやデバッガや、スナップショット
解析、ブレークポイントの設定などに対処する必要があ
る。
【0011】また、伝送媒体システムに合わせて固有の
方式で暗号化されるコンテンツ情報は、伝送媒体が異な
れば異なった暗号化がされることになるので、それに合
わせた再生装置が必要である。例えばネットワークを通
して得たコンテンツ情報とディスクから得たコンテンツ
情報が異なった方式で暗号化されているので、再生装置
の共通化が阻害される。
【0012】さらに、いずれの伝送媒体を使用する場合
でも解読されにくい暗号方式が要求されている。一般
に、伝送媒体として広く頒布されるディスクの場合の暗
号化処理はきわめて安全性の高いものが要求される。一
方、動画の再生のためには復号化において一定以上の処
理速度が要求される。本発明は、コストの低い再生装置
を実現する新たなコンテンツ伝達方法および装置を得る
こと、および高度の安全性と処理速度が早く、媒体間で
共通に使用できる(インターオペラビリティのある)暗
号化システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、暗号化されたコンテンツ情報を含む1以上
複数種の情報記録媒体、および前記暗号化されたコンテ
ンツ情報を復号化する復号化キー情報を含む1以上複数
種の情報記録媒体をユーザーに伝達するコンテンツ情報
伝達方法において、前記暗号化された情報の復号化が特
定の方法で行う。暗号化されたコンテンツ情報を含む1
以上複数種の情報記録媒体、前記暗号化されたコンテン
ツ情報を復号化する復号化キーを他の暗号化キーでさら
に暗号化された復号化キーを含む1以上複数種の情報記
録媒体、および前記暗号化された復号化キーを復号化す
るユーザーキーを含む1以上複数種の情報記録媒体を伝
達するコンテンツ情報伝達方法において、前記暗号化さ
れた情報の復号化が単一の方法で行う。さらに、暗号の
安全性を高めるために、前記暗号化のうち少なくとも一
つが2種類のキーで2段階に暗号化され、前記復号化の
うち少なくとも一つが2種類のキーで2段階に復号化さ
れる暗号化処理速度を考慮した場合は、前記暗号化のう
ち少なくとも一つがカオス暗号法を用いることが行われ
る。
【0014】本発明をより詳細にディスクの例を挙げて
説明する。マスターキー、タイトルキー、ディスクキ
ー、プレーヤワークキー、ユーザーキーを用いるコンテ
ンツ情報伝達システムにおいて、2重暗号化の方法で上
記課題を、マスターキーを直接にプレーヤの中に格納し
ない方法で解決する。また、新たなキー転送方法および
より高速な暗号方式を使うことで問題を解決する。以下
図にしたがって説明する
【0015】図2は本発明のシステムの説明図である。
著作権者や著作権管理者が定めるタイトルキー(TK)、
ディスクキー(DK)は鍵管理者によってマスターキーK
a、Kbにより、 EKa,Kb(TK,DK) と暗号化されると共にディスク製造業者別に定められた
ディスク製造用マスターキー(以下準マスターキーと云
う)Kp,Kqにより、 EKp,Kq(TK,DK) へと暗号化される。
【0016】ディスク製造業者は鍵管理者から供給され
るブラックボックスにより、暗号化されたキーデータ、 EKp,Kq(TK,DK) を復号化してタイトルキーとディスクキーを得て、この
2つのキーでコンテンツ情報を2段階に暗号化してディ
スクに記録する。
【0017】併せて、鍵管理者から供給されるマスター
キーKa、Kbにより暗号化された復号化用のタイトルキー
とディスクキー、 EKa,Kb(TK,DK) もディスクに記録する。
【0018】またタイトルキーとディスクキーを復号化
するためのマスターキーKa,Kbを、復号化する電子回路
(LSIなど)と/あるいはソフトを製造するメーカーを
特定するためのキーすなわちメーカーIDキーによって
暗号化し、複数の上記メーカー分を集めたキー群すなわ
ちプレーヤワークキーセット(PWK1-nset)をユーザーID
キー(UID0)で暗号化した、 EUID(PWK1-nset) を合わせてディスクに記録する。
【0019】以上、述べた方法は一般的には不特定多数
に対してディスクのみでコンテンツ情報を配信する場合
に適している。
【0020】ネットワークを補助手段として使用し、デ
ィスクに記録されている暗号化されたコンテンツ情報を
復号化するための情報をネットワークで特定のユーザー
に対してのみに提供する場合は以下のように行う。
【0021】上記マスターキーKa,KbをメーカーIDキー
によって暗号化し、複数集めたキー群すなわちプレーヤ
ワークキーセット(PWK1-nset)を固定のユーザーIDキー
(UID0)で暗号化した、 EUID(PWK1-nset) をディスク上には記録せず、代わりに固有のユーザーID
キー(UIDj)で暗号化したプレーヤワークキーセット、 EUIDj(PWK1-nset) をネットワークを介してユーザーに配信することによっ
て特定ユーザーのみがコンテンツ情報を復号化できるよ
うになり、セキュリティの向上が図れると共に暗号化さ
れたコンテンツ情報の共用化等効率的な運用が図れる。
【0022】上記ディスクは放送やネットワーク媒体で
置き換えても同様に有効であるが、ネットワークの場合
にはディスクと異なり容量に限界がないのでユーザー毎
のIDキー(UIDj)で暗号化されたプレーヤワークキーセッ
ト、 EUIDj(PWK1-nset) を同時に伝送することも可能になる。また、上記ネット
ワークの代わりに放送をはじめとした無線通信で置き換
えることも可能である。
【0023】本発明システムにおける再生の手段を図3
に示す。ディスクから再生された、マスターキーKa、
KbをメーカーIDキーによって暗号化し複数集めたキー
群すなわちプレーヤワークキーセット(PWK1-nset)を固
定のユーザーIDキー(UID0)で暗号化した、 EUID0(PWK1-nset) はあらかじめプレーヤに記録されているシステムキーで
復号化された後、LSI等に埋め込まれたメーカーIDキー
によってマスターキーKa,Kbが復号される。
【0024】また同じくディスクから再生されたマスタ
ーキーによって暗号化されたタイトルキー、ディスクキ
ー、 EKa,Kb(TK,DK) は、上記復号化されたマスターキーによって復号され、
ディスクキーとタイトルキーをえることができる。こう
して取り出されたディスクキーとタイトルキーによって
2重に暗号化処理をされたコンテンツ情報を2段階復号
化して映像や音楽などのコンテンツ情報を再生する。
【0025】また、特定ユーザーに対してネットワーク
を介してユーザー毎のIDキー(UIDj)で暗号化されたプ
レーヤワークキーセット、 EUIDj(PWK1-n) はネットワーク端末からプレーヤにネットワーク端末固
有のユーザーIDキー(UIDj)と共にプレーヤに転送され、
固定のユーザーIDキーの代わりに使用される。この場合
ディスクには固定のユーザーIDキーで暗号化した、 EUID0(PWK1-nset) が記録されていないので再生されないが、ネットワーク
端末から転送されたユーザー毎のIDキー(UIDj)で暗号
化されたプレーヤワークキーセット、 EUIDj(PWK1-nset) が供給されて以下上記と同様の手順でコンテンツが再生
される。
【0026】本発明のシステムにおける鍵管理者システ
ムを図4に示す。著作権管理者からディスクキー、著作
権者からタイトルキーを受け取った鍵管理者は2種類の
ディスクメーカー用別ブラックボックス用マスターキー
(準マスターキー)で2段階に暗号化されたキーデータ EKp,Kq(TK,DK) およびディスクに記録するための暗号化された復号化用
キーデータ EKa,Kb(TK,DK) をディスク製造業者に渡す。
【0027】また、ユーザーIDキーで暗号化されたプレ
ーヤワークキーセット EUID0(PWK1-nset) をディスク製造業者に渡すかあるいはプレーヤワークキ
ーセット(PWK1-nset)をネットワーク業者に渡す。
【0028】本発明では上記のように、ディスク製造業
者に渡すタイトルキー及びディスクキーを2種類のキー
で2段階に暗号・復号化する。さらに、コンテンツ情報
をタイトルキー及びディスクキーで2段階に暗号・復号
化する。本発明のシステムではこのように、2重に暗号
処理を行っているため、暗号方式としては速度の速いも
のが要求される。また、グラフィックデータを扱えるこ
とも要求される。このような要求を満足する暗号方法の
一つとしてはカオス暗号法がある。
【0029】
【発明の実施の形態】著作権者および著作権管理者から
ディスクキーとタイトルキーは、鍵管理機構により、復
号化用キーKa、Kbにより EKa,Kb(TK,DK) ディスク製造業者用のキー、Kp、Kqにより EKp,Kq(TK,DK) とそれぞれ暗号化される。
【0030】ディスク製造業者はディスク管理機構から
供給されるブラックボックスにより、暗号化された鍵デ
ータ、 EKp,Kq(TK,DK) を復号化してタイトルキーTKとディスクキーDKを得て、
この2つのキーでコンテンツ情報を2段階に暗号化して
ディスクに書き込む。ディスクキーとタイトルキーにつ
いては、鍵管理機構から渡された暗号化された復号化用
キーデータ、 EKa,Kb(TK,DK) をディスクに書き込む。この他に、復号化用キーKa、Kb
情報を含む暗号化されたディスクキーセット情報、 EUID0(PWKl-nset) がディスクに書き込まれる。
【0031】本発明のシステムにおけるディスクの再生
を図3に示す。ディスクから読み出された暗号化された
ディスクキーセット情報 EUID0(PWKl-nset) から、復号化用キーKa、Kbが復号され、このキーを用い
て、暗号化されたキーデータ、 EKa,Kb(TK,DK) を2段階に復号化し、タイトルキーとディスクキーを取
り出す。
【0032】こうして取り出された、タイトルキーとデ
ィスクキーを用いて、2重に暗号化処理されたコンテン
ツデータを2段階に復号化して映像、オーディオなどの
データを再生する。
【0033】本発明のシステムにおける鍵管理システム
を図4に示す。著作権管理者からディスクキー、著作権
者からタイトルキーを受け取った管理機構は、2種類の
ディスクメーカー別ブラックボックス用マスターキーで
2段階に暗号化された鍵データ、 EKp,Kq(TK,DK) および、復号化用キーデータ、 EKa,Kb(TK,DK) がディスク製造業者に渡る。
【0034】復号化用キーKa、Kb情報を含む暗号化され
たディスクキーセット情報、 EUID0(PWKl-nset) はLSIメーカー別IDキーを用いて暗号化され、ディスク
製造業者に渡る。
【0035】本発明の一部あるいは全部で用いることが
できる暗号化方式の一つとしてカオス暗号化方式があ
る。以下カオス暗号方の手順を図5に示す。本発明のシ
ステムで用いられるカオス暗号法の手順を図5に示す。
使用者の指定された鍵とデジタル信号からなる平文(元
の情報)をカオス暗号システムに伝送して、本システム
の内部ではその鍵によって発生されたカオス信号を平文
に文字単位でストリームに付加することで、暗号化信号
文を得る。復号するとき、同様な鍵と暗号化信号文をカ
オス暗号システムに伝送すれば、同様の原理で平文を得
られる。
【0036】カオス(Chaos) は混沌を意味するギリシャ
語であり、空気の流れの乱流のように不規則、予測不可
能に見える現象である。ランダム現象とは違い、簡単な
規則の下での複雑さといえる。「初期値に敏感に依存す
る」、「予測不可能」、「一刻でも停止しない」などの
特性を有する。図6はロジスティック写像と呼ばれるカ
オス関数の時系列波形を示すグラフである。
【0037】カオス暗号法の原理について説明する。入
力データとなる平文をP(i)、信号文をC(i)、鍵をK
(j)、カオス信号をChv (i)とする。
【0038】P()とC()をバイト単位で処理するもの、
その長さはnバイトとして、K()をアスキーコードから
なる文字列(例えば、a〜z,0〜9)、その長さはmとす
る。即ち、 0<i≦n、0<j≦m とする。本発明の暗号化手続きを図7に、復号化手続き
を図8に示す。
【0039】デジタルカオス信号発生関数Chv()につい
ては、各種のカオス関数で入れ替えることが可能であ
る。例えば、ロジスティック写像と呼ばれるカオス関数
を次のように定義できる。 Ch1( n, p) begin Xn+1=p*Xn(1.0-Xn) return (Xn+1) end
【0040】また、繰り返し公式によるカオス関数なら
ば次のように定義できる。 Ch2( n, p ) begin Xn+1= Xn 2 -p return ((Xn+1 +2.0)/4.0) end
【0041】キー処理モジュールでは下記のf()に示す
ように、ユーザの入力された任意長の文字列を暗号キー
Kとしてレジスタに置き、このKを用い、準備しておく複
数のカオス関数の中から使用しようとするカオス関数の
番号vを決め、また、そのカオス関数の初期値init、カ
オス信号の遅れdelay、及びカオス関数のパラメータp
(複数も可能)を同時に決める。
【0042】 f(K) begin job =(double)(K)/L init =job−(long int) (job) delay = (long int)(job) mod B p =delay/L−(long int)(delay/L) v =(int)(delay/L) mod D end ただし、Lはある無理数(例えば、L=πなどの値も用い
られる)、Dは準備しておくカオス関数の個数、Bは >
Dの正整数である。
【0043】上述したアルゴリズムを基本部品とすれ
ば、図9に示すように直列に利用することによって、多
鍵多重カオスを用いたシステムを構成することができ
る。本発明のシステムではこの手法を利用することで、
より安全なシステムとなる。図10に 平文のサンプ
ル、図11にカオス暗号法による暗号文のサンプル、図
12に復号された平文のサンプルを示す。
【0044】現在使われている暗号解読手法では、鍵が
分からないとカオス暗号を解読することが不可能であ
る。また、本発明のように、多鍵多重カオスを用いたシ
ステムを採用すれば、より安全になる。さらにカオス関
数は入れ換えることができるので暗号化処理のルールは
いつでも更新できる。さらに、可変長鍵であるから、鍵
の空間(組み合わせ個数)はより多くなる。
【0045】即ち、同様の n桁m進数値の鍵には、 固定長鍵の場合: mn 可変長鍵の場合:
【0046】
【数1】
【0047】の組み合わせがある。カオス信号の発生は
速く、かつ、ストリーム的な処理であるから、信号の暗
号化と復号の処理は、ブロック単位ではなく、信号のバ
イトずつにカオス信号を付加するというような信号単位
でストリーム的に行うから、連続的に送受信できる。カ
オス暗号法によれば高速な光伝送方式にも対応すること
ができる。
【0048】デジタル式であるから、暗号化鍵だけを使
用すれば済み、復号器側のカオス信号の参照信号はいら
ないし、情報伝送中のノイズには影響されず、鍵の長短
は自由にすることができるので、ユーザはその便利さと
安全のバランスを簡単に取ることができる。
【0049】カオス暗号方式では機密保護の対象とする
平文の長短は自由であり、テキスト、バイナリイ、グラ
フィックなどのどんな種類の平文にも対応できるので、
主にグラフィックデータを使うシステムにおいても問題
なく使用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ディスク、ネットワー
ク、放送媒体などの各種情報伝達手段を融合して効率的
なコンテンツ情報の配信がはかれるので、配信に係わる
コストを軽減でき、統一されたコンテンツ情報スクラン
ブリングシステムの採用によりユーザーの再生装置に対
する負担も軽減できるなどの効果がある。
【0051】また、本発明のシステムによれば、ディス
クキー及びタイトルキーは2重に暗号化処理されている
ので、解読は実質上不可能となる。また、コンテンツも
二重に暗号処理されているのでさらに安全性が高まって
いる。とくに、高速でかつ安全性の高いカオス暗号法の
利用により、ハードウエアへの負担が小さくなる。その
ほかに、鍵の管理システムにも二重に暗号化する処理を
取り入れることにより安全性がさらに高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクにおけるコンテンツ情報暗号化の概略
説明図である。
【図2】本発明のシステムにおけるディスクの作成の概
略説明図である。
【図3】本発明のシステムにおけるディスクの再生を概
略説明図である。
【図4】本発明のシステムにおける鍵管理システムの概
略説明図である。
【図5】カオス暗号化方式の概念図である。
【図6】ロジスティック写像カオスの時系列波形であ
る。
【図7】カオス暗号法の暗号化手続きのフロー・ダイヤ
グラムである。
【図8】カオス暗号法の復号化手続きのフロー・ダイヤ
グラムである。
【図9】カオス暗号法の多鍵多重カオス暗号化システム
の概念図である。
【図10】平文のサンプルである。
【図11】カオス暗号法による暗号文のサンプルであ
る。
【図12】復号された平文のサンプルである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】暗号化されたコンテンツ情報を含む1以上
    複数種の情報記録媒体、および前記暗号化されたコンテ
    ンツ情報を復号化する復号化キー情報を含む1以上複数
    種の情報記録媒体をユーザーに伝達するコンテンツ情報
    伝達方法において、前記暗号化された情報の復号化が単
    一の方法で行われることを特徴とするコンテンツ情報伝
    達方法。
  2. 【請求項2】暗号化されたコンテンツ情報を含む1以上
    複数種の情報記録媒体、前記暗号化されたコンテンツ情
    報を復号化する復号化キーを他の暗号化キーでさらに暗
    号化された復号化キーを含む1以上複数種の情報記録媒
    体、および前記暗号化された復号化キーを復号化するユ
    ーザーIDキーを含む1以上複数種の情報記録媒体を伝達
    するコンテンツ情報伝達方法において、前記暗号化され
    た情報の復号化が単一の方法で行われることを特徴とす
    るコンテンツ情報伝達方法。
  3. 【請求項3】前記暗号化のうち少なくとも一つが2種類
    のキーで2段階に暗号化され、前記復号化のうち少なく
    とも一つが2種類のキーで2段階に復号化されることを
    特徴とする請求項1または2記載のコンテンツ情報伝達
    方法。
  4. 【請求項4】前記暗号化のうち少なくとも一つがカオス
    暗号法を用いて、2種類のキーで2段階に暗号化され、
    前記復号化が2種類のキーで2段階に復号化されること
    を特徴とする請求項1または2記載のコンテンツ情報伝
    達方法。
  5. 【請求項5】暗号化されたコンテンツ情報を含む1以上
    複数種の情報記録伝達手段、および前記暗号化されたコ
    ンテンツ情報を復号化する復号化キー情報を含む1以上
    複数種の情報記録伝達手段を備えたコンテンツ情報伝達
    システムにおいて、前記暗号化された情報の復号化が特
    定の手段で行われることを特徴とするコンテンツ情報伝
    達システム。
  6. 【請求項6】暗号化されたコンテンツ情報を含む1以上
    複数種の情報記録伝達手段、前記暗号化されたコンテン
    ツ情報を復号化する復号化キーを他の暗号化キーでさら
    に暗号化された復号化キーを含む1以上複数種の情報記
    録伝達手段、および前記暗号化された復号化キーを復号
    化するユーザーIDキーを含む複数種の1以上複数種の情
    報記録伝達手段を備えたコンテンツ情報伝達システムに
    おいて、前記暗号化された情報の復号化が特定の手段で
    行われることを特徴とするコンテンツ情報伝達システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記暗号化のうち少なくとも一つが2種類
    のキーで2段階に暗号化される手段、前記復号化のうち
    少なくとも一つが2種類のキーで2段階に復号化される
    手段を備えたことを特徴とする請求項5または6記載の
    コンテンツ情報伝達システム。
  8. 【請求項8】前記暗号化のうち少なくとも一つがカオス
    暗号法を用いて、2種類のキーで2段階に暗号化される
    手段、前記復号化が2種類のキーで2段階に復号化され
    る手段を備えたことを特徴とする請求項5または6記載
    のコンテンツ情報伝達システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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