JPH11283151A - Ｆｐｕ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＦＰＵ装置の異常を知らせるアラーム音量を
操作者が気付くまでの間、徐々に大きくなるようにし、
静粛性が必要な場所でアラーム音を必要以上に大きくし
ないで使用できるようにする。 【解決手段】 アラーム音発生回路に時間とともに音量
を徐徐に大きくしていく回路を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＦＰＵ装置の異常
を音で知らせるアラーム機能を有するＦＰＵ装置に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のＦＰＵ装置は、その装置に異常が
発生するとその異常を検知し、それを操作者に音で知ら
せるアラーム機能を有しており、操作者がその音の発生
によりすぐに異常に気付くようになっている。

【０００３】しかし、この機能では、操作者が離れた位
置にいても聞こえるような大きな音を一定音量で出力し
ており、静粛性の必要な中継の場合等は、その音量を絞
って使用する必要がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述の従来方式では、
大きなアラーム音を出力したくない場合に、音量を絞っ
て使用している為、例えば音量を絞り過ぎたり、アラー
ム音発生源から離れ過ぎたりした場合、異常に気付くの
が遅れることが考えられる。

【０００５】本発明は、アラーム音を時間経過と供に増
大していくようにすることにより、出来る限り、静粛な
状態でも容易にＦＰＵ装置の異常に気付くことが出来る
ようにすることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成する為、時間経過と供にアラーム音の音量を徐々に
大きくするようにしたものである。

【０００７】その結果、アラーム音の音量は、操作者が
聞き取ることの出来るにまで大きくなったときに、異常
が検知され、かつ、それ以上大きくなる前に、操作者に
よりアラーム音の発生を停止させることができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下この発明に関わるＦＰＵ装置
の一実施例を図１により説明する。１はＣＰＵで、ＦＰ
Ｕ装置各部の制御を行なっている。２はアラーム音発生
回路で、ＣＰＵから出力されるアラーム制御信号を入力
し、その信号に応じてアラーム音信号を発生している。
３は、時間と供にアラーム音信号を徐々に増幅していく
増幅回路、４は、最終的に出力される音量を調整する為
のボリュームで５はスピーカアンプ、６はスピーカであ
る。

【０００９】以下この動作について説明する。図示して
いない異常検出回路で異常が検出された場合、ＣＰＵ１
の制御により、その異常検出回路から異常検出信号がＣ
ＰＵ１へ出力される。ＣＰＵ１は入力された異常検出信
号に応じてアラーム制御信号をアラーム音発生回路へ出
力する。アラーム音発生回路は入力されたアラーム制御
信号に応じてアラーム音信号を増幅回路３へ出力する。
増幅回路３はアラーム音信号を入力するとその入力した
時点から、そのアラーム音信号を増幅して出力する。そ
のときの増幅率は、時間の経過と共に徐々に増大され
る。

【００１０】増幅回路３から出力されたアラーム音信号
は、操作者の操作により所定の減衰量が設定できるボリ
ューム４により減衰され、さらにスピーカアンプ５によ
り増幅された後、スピーカ６に入力される。スピーカ６
は入力されたアラーム音信号により、徐々に音量が大き
くなるようにアラーム音を発生させる。

【００１１】操作者は、そのアラーム音の発生を確認し
た時点で、図示していないスイッチを押すことで、その
押下げられたことにより発生した信号がＣＰＵ１に入力
され、それに応じてＣＰＵ１はアラーム制御信号の出力
を停止する。そうすることでアラーム音の発生が停止さ
れる。

【００１２】

【発明の効果】本発明により、静粛性が必要な場所での
中継においてアラーム音の音量が必要以上に大きくなる
ことなしに、ＦＰＵ装置の操作者は、その異常を知るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に関わるＦＰＵ装置の一実施例のブロッ
ク構成を示す図。

【符号の説明】

１：ＣＰＵ、２：アラーム音発生回路、３：増幅回路、
４：ボリューム、５：スピーカアンプ、６：スピーカ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 アラーム音により異常を音で通知するＦ
   ＰＵ装置において、時間経過と供に徐々にアラーム音の
   音量を大きくしていくことを特徴としたＦＰＵ装置。