JPH11283112A - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JPH11283112A JPH11283112A JP8482498A JP8482498A JPH11283112A JP H11283112 A JPH11283112 A JP H11283112A JP 8482498 A JP8482498 A JP 8482498A JP 8482498 A JP8482498 A JP 8482498A JP H11283112 A JPH11283112 A JP H11283112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- vending machine
- fire extinguishing
- detecting
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放火による延焼を防止でき、スプリンクラー
を代用し得る自動販売機を提供する。 【解決手段】 商品販売口１２内を火元とする放火や透
明パネル３１に対する放火等によって火災が発生する
と、火気センサ２２Ａ，２２Ｂは、火気検出信号を制御
部に出力する。制御部は、シャワー電磁弁を制御してシ
ャワーノズル２３Ａ，２３Ｂから水道水を吐出させて火
災の消火を行う。
を代用し得る自動販売機を提供する。 【解決手段】 商品販売口１２内を火元とする放火や透
明パネル３１に対する放火等によって火災が発生する
と、火気センサ２２Ａ，２２Ｂは、火気検出信号を制御
部に出力する。制御部は、シャワー電磁弁を制御してシ
ャワーノズル２３Ａ，２３Ｂから水道水を吐出させて火
災の消火を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機に関
し、特に、放火による延焼を防止し、スプリンクラーの
代用となり得る自動販売機に関する。
し、特に、放火による延焼を防止し、スプリンクラーの
代用となり得る自動販売機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の自動販売機としては、例えば、特
開平５−１４３８５１号公報に示されるものがある。こ
の自動販売機は、商品販売口内に洗浄水を吐出させて商
品販売口内部を洗浄する洗浄部と、商品販売口内の火気
を検知する火気検知部と、この火気検知部の検知に基づ
いて商品販売口内に洗浄水を消火水として吐出させる吐
出制御部とを備えたものである。これにより、商品販売
口内に新聞紙等を差し込まれ、これに火を付けられて火
災が発生しても、その火災を自動的に消火することがで
きる。
開平５−１４３８５１号公報に示されるものがある。こ
の自動販売機は、商品販売口内に洗浄水を吐出させて商
品販売口内部を洗浄する洗浄部と、商品販売口内の火気
を検知する火気検知部と、この火気検知部の検知に基づ
いて商品販売口内に洗浄水を消火水として吐出させる吐
出制御部とを備えたものである。これにより、商品販売
口内に新聞紙等を差し込まれ、これに火を付けられて火
災が発生しても、その火災を自動的に消火することがで
きる。
【０００３】一方、自動販売機では、従来より商品展示
室の前面の透明パネルに成形容易な樹脂材料が用いられ
ている。
室の前面の透明パネルに成形容易な樹脂材料が用いられ
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の自動販
売機によると、商品展示室の透明パネルが可燃性材料か
らなる場合は、透明パネルにライター等で放火される
と、透明パネルが燃え、これが自動販売機の他の部分に
まで延焼して自動販売機の破損を招くという問題があ
る。また、ビルでは、スプリンクラー等の消火設備を備
えているが、スプリンクラーの設置には多額の費用が発
生するという問題がある。
売機によると、商品展示室の透明パネルが可燃性材料か
らなる場合は、透明パネルにライター等で放火される
と、透明パネルが燃え、これが自動販売機の他の部分に
まで延焼して自動販売機の破損を招くという問題があ
る。また、ビルでは、スプリンクラー等の消火設備を備
えているが、スプリンクラーの設置には多額の費用が発
生するという問題がある。
【０００５】従って、本発明の目的は、放火による延焼
を防止し得る自動販売機を提供することにある。また、
本発明の他の目的は、スプリンクラーの代用となり得る
自動販売機を提供することにある。
を防止し得る自動販売機を提供することにある。また、
本発明の他の目的は、スプリンクラーの代用となり得る
自動販売機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、商品展示室の前面に設けられた透明パネル
等の可燃性部材を有し、購入者の操作に基づいて商品を
販売口に放出する自動販売機において、前記可燃性部材
の火気を検出する火気検出手段と、前記可燃性部材に消
火剤を供給する消火手段と、前記火気検出手段が前記火
気を検出したとき、前記消火手段を制御して前記消火剤
を供給させる制御手段とを備えたことを特徴とする自動
販売機を提供する。本発明は、上記目的を達成するた
め、購入者の販売機本体に対する操作に基づいて商品を
販売口に放出する自動販売機において、前記販売機本体
の外部で火気を検出する火気検出手段と、前記販売機本
体の外部に消火剤を供給する消火手段と、前記火気検出
手段が前記火気を検出したとき、前記消火手段を制御し
て前記消火剤を供給させる制御手段とを備えたことを特
徴とする自動販売機を提供する。本発明は、上記目的を
達成するため、商品展示室の前面に設けられた透明パネ
ル等の可燃性部材を有し、購入者の操作に基づいて商品
を販売口に放出する自動販売機において、前記販売口内
の火気を検出する第１の火気検出手段と、前記販売口内
に消火剤を供給する第１の消火手段と、前記可燃性部材
の火気を検出する第２の火気検出手段と、前記可燃性部
材に消火剤を供給する第２の消火手段と、前記第１の火
気検出手段あるいは前記第２の火気検出手段が前記火気
を検出したとき、前記第１の消火手段および前記第２の
消火手段を制御して前記消火剤を供給させる制御手段と
を備えたことを特徴とする自動販売機を提供する。
成するため、商品展示室の前面に設けられた透明パネル
等の可燃性部材を有し、購入者の操作に基づいて商品を
販売口に放出する自動販売機において、前記可燃性部材
の火気を検出する火気検出手段と、前記可燃性部材に消
火剤を供給する消火手段と、前記火気検出手段が前記火
気を検出したとき、前記消火手段を制御して前記消火剤
を供給させる制御手段とを備えたことを特徴とする自動
販売機を提供する。本発明は、上記目的を達成するた
め、購入者の販売機本体に対する操作に基づいて商品を
販売口に放出する自動販売機において、前記販売機本体
の外部で火気を検出する火気検出手段と、前記販売機本
体の外部に消火剤を供給する消火手段と、前記火気検出
手段が前記火気を検出したとき、前記消火手段を制御し
て前記消火剤を供給させる制御手段とを備えたことを特
徴とする自動販売機を提供する。本発明は、上記目的を
達成するため、商品展示室の前面に設けられた透明パネ
ル等の可燃性部材を有し、購入者の操作に基づいて商品
を販売口に放出する自動販売機において、前記販売口内
の火気を検出する第１の火気検出手段と、前記販売口内
に消火剤を供給する第１の消火手段と、前記可燃性部材
の火気を検出する第２の火気検出手段と、前記可燃性部
材に消火剤を供給する第２の消火手段と、前記第１の火
気検出手段あるいは前記第２の火気検出手段が前記火気
を検出したとき、前記第１の消火手段および前記第２の
消火手段を制御して前記消火剤を供給させる制御手段と
を備えたことを特徴とする自動販売機を提供する。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１(a),(b) は、本発明の第１の
実施の形態に係る消火装置を適用したカップ式自動販売
機を示す。このカップ式自動販売機１は、コーヒー，コ
ーラ，ジュース，ウーロン茶等の多種類の飲料でカップ
で販売するものであり、各種飲料の原料を貯蔵するとと
もに、原料から飲料を生成する略箱型状の販売機本体２
を有し、販売機本体２の前面に開閉可能な主扉３を設け
ている。
実施の形態に係る消火装置を適用したカップ式自動販売
機を示す。このカップ式自動販売機１は、コーヒー，コ
ーラ，ジュース，ウーロン茶等の多種類の飲料でカップ
で販売するものであり、各種飲料の原料を貯蔵するとと
もに、原料から飲料を生成する略箱型状の販売機本体２
を有し、販売機本体２の前面に開閉可能な主扉３を設け
ている。
【０００８】主扉３は、後方の看板３０と前面の可燃性
樹脂からなる透明パネル３１との間に展示スペース３２
を形成し、展示スペース３２には、３段でサンプル台３
３が設けられ、各サンプル台３３上に９個のサンプルカ
ップ４を展示している。サンプル台３３の前面には、商
品の種類（ＣＯＬＤ，ＨＯＴ等）や価格等を表示したサ
ブパネル５が設けら、透明パネル３１の表面には、商品
を選択する選択ボタン６が設けられている。また、主扉
３には、紙幣を挿入する紙幣挿入口７と、硬貨を投入す
る硬貨投入口８と、挿入した紙幣や投入した硬貨を返却
する返却レバー９と、釣銭を返却する釣銭返却口１０
と、釣銭切れや投入金額等の表示を行う表示器１１と、
飲料が注入されたカップを取り出すための商品販売口１
２と、施錠により主扉３の開動作をロックするドアロッ
ク１３とが配設されている。
樹脂からなる透明パネル３１との間に展示スペース３２
を形成し、展示スペース３２には、３段でサンプル台３
３が設けられ、各サンプル台３３上に９個のサンプルカ
ップ４を展示している。サンプル台３３の前面には、商
品の種類（ＣＯＬＤ，ＨＯＴ等）や価格等を表示したサ
ブパネル５が設けら、透明パネル３１の表面には、商品
を選択する選択ボタン６が設けられている。また、主扉
３には、紙幣を挿入する紙幣挿入口７と、硬貨を投入す
る硬貨投入口８と、挿入した紙幣や投入した硬貨を返却
する返却レバー９と、釣銭を返却する釣銭返却口１０
と、釣銭切れや投入金額等の表示を行う表示器１１と、
飲料が注入されたカップを取り出すための商品販売口１
２と、施錠により主扉３の開動作をロックするドアロッ
ク１３とが配設されている。
【０００９】図２は、販売機本体２を示す。販売機本体
２の上段には、大容量の大カップＣ、中容量の中カップ
Ｃ、および小容量の小カップＣを収納するカップディス
ペンサ２０が設けられ、カップディスペンサ２０の下部
には、大カップＣを供給する大カップ供給口２０ａ、中
カップＣを供給する中カップ供給口２０ｂ、小カップＣ
を供給する小カップ供給口２０ｃを備えている。カップ
ディスペンサ２０は、制御部の制御により、大・中・小
のカップＣを対応する供給口２０ａ，２０ｂ，２０ｃか
ら商品販売口１２のカップステージ１２ａに供給するも
のである。カップディスペンサ２０の左側には、アイス
を作製するアイスメーカ２１を備え、アイスメーカ２１
の下部には、アイスメーカ２１で作製されたアイスをカ
ップステージ１２ａ上のカップＣ内に供給するアイス供
給口２１ａを備えている。
２の上段には、大容量の大カップＣ、中容量の中カップ
Ｃ、および小容量の小カップＣを収納するカップディス
ペンサ２０が設けられ、カップディスペンサ２０の下部
には、大カップＣを供給する大カップ供給口２０ａ、中
カップＣを供給する中カップ供給口２０ｂ、小カップＣ
を供給する小カップ供給口２０ｃを備えている。カップ
ディスペンサ２０は、制御部の制御により、大・中・小
のカップＣを対応する供給口２０ａ，２０ｂ，２０ｃか
ら商品販売口１２のカップステージ１２ａに供給するも
のである。カップディスペンサ２０の左側には、アイス
を作製するアイスメーカ２１を備え、アイスメーカ２１
の下部には、アイスメーカ２１で作製されたアイスをカ
ップステージ１２ａ上のカップＣ内に供給するアイス供
給口２１ａを備えている。
【００１０】商品販売口１２の上部に、火気を検出する
第１の火気センサ２２Ａを設け、カップディスペンサ２
０の上部および主扉３内の上部に、火気を検出する第２
の火気センサ２２Ｂを設けている。第１および第２の火
気センサ２２Ａ，２２Ｂは、火気を検出して火気検出信
号を制御部に出力するものであり、例えば、温度センサ
や煙センサを用いることができる。
第１の火気センサ２２Ａを設け、カップディスペンサ２
０の上部および主扉３内の上部に、火気を検出する第２
の火気センサ２２Ｂを設けている。第１および第２の火
気センサ２２Ａ，２２Ｂは、火気を検出して火気検出信
号を制御部に出力するものであり、例えば、温度センサ
や煙センサを用いることができる。
【００１１】商品販売口１２の上部に、水道水をシャワ
ー状に放出する第１のシャワーノズル２３Ａを設け、主
扉３内の上部に、水道水をシャワー状に放出する第２の
シャワーノズル２３Ｂを設けている。第１および第２の
シャワーノズル２３Ａ，２３Ｂは、制御部の制御によっ
て図示しないシスターンタンクに貯留されている水道水
をシャワー状に放出するものである。
ー状に放出する第１のシャワーノズル２３Ａを設け、主
扉３内の上部に、水道水をシャワー状に放出する第２の
シャワーノズル２３Ｂを設けている。第１および第２の
シャワーノズル２３Ａ，２３Ｂは、制御部の制御によっ
て図示しないシスターンタンクに貯留されている水道水
をシャワー状に放出するものである。
【００１２】図３は、自動販売機１の断面構造を示す。
商品販売口１２の上部には、各種のノズル、例えば、希
釈水を吐出する希釈水ノズル２４ａ、炭酸水を吐出する
炭酸水ノズル２４ｂ、温水を吐出するホットノズル２４
ｃ、シロップを吐出するシロップノズル２４ｄが設けら
れている。主扉３には、ブザー音を出力するブザー２５
が設けられている。
商品販売口１２の上部には、各種のノズル、例えば、希
釈水を吐出する希釈水ノズル２４ａ、炭酸水を吐出する
炭酸水ノズル２４ｂ、温水を吐出するホットノズル２４
ｃ、シロップを吐出するシロップノズル２４ｄが設けら
れている。主扉３には、ブザー音を出力するブザー２５
が設けられている。
【００１３】図４は、本自動販売機１の制御係の主要部
を示す。自動販売機１は、自動販売機１の各部を制御す
る制御部４０を有し、この制御部４０に、上記カップデ
ィスペンサ２０、第１および第２の火気センサ２２Ａ，
２２Ｂ、およびブザー２５を各々接続するとともに、第
１のシャワーノズル２３Ａから水道水を吐出させる第１
のシャワー電磁弁４１Ａ、第２のシャワーノズル２３Ｂ
から水道水を吐出させる第２のシャワー電磁弁４１Ｂ、
希釈水ノズル２４ａから希釈水を吐出させる希釈水ソレ
ノイド４２、炭酸水ノズル２４ｂから炭酸水を吐出させ
る炭酸水ソレノイド４３、ホットノズル２４ｃから温水
を吐出させる温水電磁弁４４、シロップノズル２４ｄか
らシロップを吐出させるシロップ電磁弁４５、アイスメ
ーカ２１のアイス供給口２１ａからアイスを吐出させる
アイスゲートソレノイド４６、および制御部４０からの
火災が発生したことを示す火災発生信号をアナログ信号
に変換して電話回線４７を介して警備会社，消防署等の
中央局に送信するモデム４８を各々接続している。
を示す。自動販売機１は、自動販売機１の各部を制御す
る制御部４０を有し、この制御部４０に、上記カップデ
ィスペンサ２０、第１および第２の火気センサ２２Ａ，
２２Ｂ、およびブザー２５を各々接続するとともに、第
１のシャワーノズル２３Ａから水道水を吐出させる第１
のシャワー電磁弁４１Ａ、第２のシャワーノズル２３Ｂ
から水道水を吐出させる第２のシャワー電磁弁４１Ｂ、
希釈水ノズル２４ａから希釈水を吐出させる希釈水ソレ
ノイド４２、炭酸水ノズル２４ｂから炭酸水を吐出させ
る炭酸水ソレノイド４３、ホットノズル２４ｃから温水
を吐出させる温水電磁弁４４、シロップノズル２４ｄか
らシロップを吐出させるシロップ電磁弁４５、アイスメ
ーカ２１のアイス供給口２１ａからアイスを吐出させる
アイスゲートソレノイド４６、および制御部４０からの
火災が発生したことを示す火災発生信号をアナログ信号
に変換して電話回線４７を介して警備会社，消防署等の
中央局に送信するモデム４８を各々接続している。
【００１４】制御部４０は、図示しない主制御部から販
売信号が入力されると、販売信号に基づいて飲料を生成
する制御を行うものである。すなわち、希釈水ソレノイ
ド４２、炭酸水ソレノイド４３、温水電磁弁４４、シロ
ップ電磁弁４５およびアイスゲートソレノイド４６を制
御して希釈水ノズル２４ａ、炭酸水ノズル２４ｂ、ホッ
トノズル２４ｃ、シロップノズル２４ｄ、アイス供給口
２１ａからカップステージ１２ａ上のカップＣ内に希釈
水、炭酸水、温水、シロップ、アイスを吐出させ、カッ
プＣ内に販売信号に応じた飲料を生成する。また、制御
部４０は、一定周期（例えば、２４時間）毎に図示しな
い主制御部から洗浄信号が入力されると、第１のシャワ
ー電磁弁４１を制御して図示しないシスターンタンクに
貯留されている水道水を商品販売口１２の上部に設けら
れた第１のシャワーノズル２３から洗浄水として吐出さ
せて商品販売口１２内部を洗浄する。また、制御部４０
は、火気センサ２２Ａ，２２Ｂが火気を検出すると、後
述するように消火制御を行うものである。
売信号が入力されると、販売信号に基づいて飲料を生成
する制御を行うものである。すなわち、希釈水ソレノイ
ド４２、炭酸水ソレノイド４３、温水電磁弁４４、シロ
ップ電磁弁４５およびアイスゲートソレノイド４６を制
御して希釈水ノズル２４ａ、炭酸水ノズル２４ｂ、ホッ
トノズル２４ｃ、シロップノズル２４ｄ、アイス供給口
２１ａからカップステージ１２ａ上のカップＣ内に希釈
水、炭酸水、温水、シロップ、アイスを吐出させ、カッ
プＣ内に販売信号に応じた飲料を生成する。また、制御
部４０は、一定周期（例えば、２４時間）毎に図示しな
い主制御部から洗浄信号が入力されると、第１のシャワ
ー電磁弁４１を制御して図示しないシスターンタンクに
貯留されている水道水を商品販売口１２の上部に設けら
れた第１のシャワーノズル２３から洗浄水として吐出さ
せて商品販売口１２内部を洗浄する。また、制御部４０
は、火気センサ２２Ａ，２２Ｂが火気を検出すると、後
述するように消火制御を行うものである。
【００１５】次に、本自動販売機１の消火動作を説明す
る。商品販売口１２内で火災が発生すると、商品販売口
１２近傍に設けられた第１の火気センサ２２Ａは、その
火気を検出して火気検出信号を制御部４０に出力する。
制御部４０は、第１のシャワー電磁弁４１Ａを制御して
商品販売口１２近傍に設けられた第１のシャワーノズル
２３Ａから水道水を予め定められた時間吐出させて火災
の消火を行うとともに、ブザー２５を鳴らして周辺にい
る者に知らせ、さらに、モデム４８によって火災発生信
号をアナログ信号に変換して電話回線４７を介して警備
会社，消防署等の中央局に出力して火災が発生したこと
を通報する。このようにして商品販売口１２内に対する
消火動作が行われる。また、透明パネル３１にライタ
ー，たばこ等で火が付けられ、透明パネル３１で火災が
発生すると、第２の火気センサ２２Ｂは、その火気を検
出して火気検出信号を制御部４０に出力する。制御部４
０は、第２のシャワー電磁弁４１Ｂを制御して第２のシ
ャワーノズル２３Ｂから水道水を予め定められた時間吐
出させて火災の消火を行うとともに、ブザー２５を鳴ら
し、さらに、モデム４８によって火災発生信号を中央局
に出力して火災が発生したことを通報する。このように
して透明パネル３１に対する消火動作が行われる。
る。商品販売口１２内で火災が発生すると、商品販売口
１２近傍に設けられた第１の火気センサ２２Ａは、その
火気を検出して火気検出信号を制御部４０に出力する。
制御部４０は、第１のシャワー電磁弁４１Ａを制御して
商品販売口１２近傍に設けられた第１のシャワーノズル
２３Ａから水道水を予め定められた時間吐出させて火災
の消火を行うとともに、ブザー２５を鳴らして周辺にい
る者に知らせ、さらに、モデム４８によって火災発生信
号をアナログ信号に変換して電話回線４７を介して警備
会社，消防署等の中央局に出力して火災が発生したこと
を通報する。このようにして商品販売口１２内に対する
消火動作が行われる。また、透明パネル３１にライタ
ー，たばこ等で火が付けられ、透明パネル３１で火災が
発生すると、第２の火気センサ２２Ｂは、その火気を検
出して火気検出信号を制御部４０に出力する。制御部４
０は、第２のシャワー電磁弁４１Ｂを制御して第２のシ
ャワーノズル２３Ｂから水道水を予め定められた時間吐
出させて火災の消火を行うとともに、ブザー２５を鳴ら
し、さらに、モデム４８によって火災発生信号を中央局
に出力して火災が発生したことを通報する。このように
して透明パネル３１に対する消火動作が行われる。
【００１６】上記構成の第１の実施の形態によれば、商
品販売口１２内における放火のみならず、透明パネル３
１に対する放火があっても、その火気を検出して消火動
作を行えるので、延焼を防止できる。また、中央局にも
通報しているので、火災による被害を最小限に抑えるこ
とができる。また、火気センサ２２Ａ，２２Ｂ、シャワ
ーノズル２３Ａ，２３Ｂ等を付加するだけの安価な改造
費で消火機能を備えることができる。
品販売口１２内における放火のみならず、透明パネル３
１に対する放火があっても、その火気を検出して消火動
作を行えるので、延焼を防止できる。また、中央局にも
通報しているので、火災による被害を最小限に抑えるこ
とができる。また、火気センサ２２Ａ，２２Ｂ、シャワ
ーノズル２３Ａ，２３Ｂ等を付加するだけの安価な改造
費で消火機能を備えることができる。
【００１７】図５は、本発明の第２の実施の形態に係る
カップ式自動販売機を示す。このカップ式自動販売機１
は、第３の火気センサ２２Ｃおよび第３のシャワーノズ
ル２３Ｃを取付板２６によって販売機本体２の外部にも
設けたものであり、他は第１の実施の形態と同様に構成
されている。これにより、販売機本体２の外部に第３の
火気センサ２２Ｃおよび第３のシャワーノズル２３Ｃを
設けたことにより、スプリンクラーの代用となり得るた
め、スプリンクラーの設置を省略でき、その設置費用を
削減できる。
カップ式自動販売機を示す。このカップ式自動販売機１
は、第３の火気センサ２２Ｃおよび第３のシャワーノズ
ル２３Ｃを取付板２６によって販売機本体２の外部にも
設けたものであり、他は第１の実施の形態と同様に構成
されている。これにより、販売機本体２の外部に第３の
火気センサ２２Ｃおよび第３のシャワーノズル２３Ｃを
設けたことにより、スプリンクラーの代用となり得るた
め、スプリンクラーの設置を省略でき、その設置費用を
削減できる。
【００１８】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々に変形実施が可能である。例えば、上記実施
の形態では、消火剤として洗浄水を用いた場合について
説明したが、固体や気体を用いてもよく、液体，固体，
気体の混合物を用いてもよい。すなわち、飲料の原料に
添加する添加物や炭酸水を生成するための炭酸ガスを消
化剤として用いてもよい。これにより、消火剤として特
別に設けなくて済むため、構成の複雑化を防げる。ま
た、市販の消火器に用いられているような消火剤を用い
てもよい。これにより、消火能力の向上を図れる。ま
た、上記実施の形態では、可燃性部材として透明パネル
について説明したが、選択ボタンや商品販売口の扉等が
可燃性材料からなる場合は、本発明を上述したのと同様
に適用できる。また、消火動作は、火気センサが火気を
検出しなくなるまで、行うようにしてもよい。また、商
品販売口内で火災が発生した場合に、第１のシャワーノ
ズルのみならず、第２のシャワーノズルから消火水を放
出してもよく、透明パネルで火災が発生した場合に、第
２のシャワーノズルのみならず、第１のシャワーノズル
から消火水を放出してもよい。これにより、延焼をより
防ぐことが可能になる。また、上記実施の形態では、火
災の発生をブザーによって可聴表示したが、ランプ等を
点滅させる等して可視表示してもよい。
れず、種々に変形実施が可能である。例えば、上記実施
の形態では、消火剤として洗浄水を用いた場合について
説明したが、固体や気体を用いてもよく、液体，固体，
気体の混合物を用いてもよい。すなわち、飲料の原料に
添加する添加物や炭酸水を生成するための炭酸ガスを消
化剤として用いてもよい。これにより、消火剤として特
別に設けなくて済むため、構成の複雑化を防げる。ま
た、市販の消火器に用いられているような消火剤を用い
てもよい。これにより、消火能力の向上を図れる。ま
た、上記実施の形態では、可燃性部材として透明パネル
について説明したが、選択ボタンや商品販売口の扉等が
可燃性材料からなる場合は、本発明を上述したのと同様
に適用できる。また、消火動作は、火気センサが火気を
検出しなくなるまで、行うようにしてもよい。また、商
品販売口内で火災が発生した場合に、第１のシャワーノ
ズルのみならず、第２のシャワーノズルから消火水を放
出してもよく、透明パネルで火災が発生した場合に、第
２のシャワーノズルのみならず、第１のシャワーノズル
から消火水を放出してもよい。これにより、延焼をより
防ぐことが可能になる。また、上記実施の形態では、火
災の発生をブザーによって可聴表示したが、ランプ等を
点滅させる等して可視表示してもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、商
品展示室の前面に設けられた透明パネル等の可燃性部材
が放火されても、その火気を検出して消火剤を供給でき
るので、延焼を防止することができる。また、販売機本
体の外部で火災が発生しても、その火気を検出して消火
剤を外部に供給できるので、スプリンクラーの代用が可
能になる。
品展示室の前面に設けられた透明パネル等の可燃性部材
が放火されても、その火気を検出して消火剤を供給でき
るので、延焼を防止することができる。また、販売機本
体の外部で火災が発生しても、その火気を検出して消火
剤を外部に供給できるので、スプリンクラーの代用が可
能になる。
【図１】(a) は本発明の第１の実施の形態に係るカップ
式自動販売機の正面図、(b) はその側面図である。
式自動販売機の正面図、(b) はその側面図である。
【図２】第１の実施の形態に係る販売機本体の正面図で
ある。
ある。
【図３】第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機の
断面図である。
断面図である。
【図４】第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機の
制御系の主要部を示すブロック図である。
制御系の主要部を示すブロック図である。
【図５】本発明の第２の実施の形態に係るカップ式自動
販売機の要部側面図である。
販売機の要部側面図である。
１ カップ式自動販売機 ２ 販売機本体 ３ 主扉 ４ サンプルカップ ５ サブパネル ６ 選択ボタン ７ 紙幣挿入口 ８ 硬貨投入口 ９ 返却レバー １０ 釣銭返却口 １１ 表示器 １２ 商品販売口 １２ａ カップステージ １３ ドアロック ２０ カップディスペンサ ２０ａ 大カップ供給口 ２０ｂ 中カップ供給口 ２０ｃ 小カップ供給口 ２１ アイスメーカ ２１ａ アイス供給口 ２２Ａ 第１の火気センサ ２２Ｂ 第２の火気センサ ２３Ａ 第１のシャワーノズル ２３Ｂ 第２のシャワーノズル ２４ａ 希釈水ノズル ２４ｂ 炭酸水ノズル ２４ｃ ホットノズル ２４ｄ シロップノズル ２５ ブザー ２６ 取付板 ３０ 看板 ３１ 透明パネル ３２ 展示スペース ３３ サンプル台 ４０ 制御部 ４１Ａ 第１のシャワー電磁弁 ４１Ｂ 第２のシャワー電磁弁 ４２ 希釈水ソレノイド ４３ 炭酸水ソレノイド ４４ 温水電磁弁 ４５ シロップ電磁弁 ４６ アイスゲートソレノイド ４７ 電話回線 ４８ モデム Ｃ カップ
Claims (9)
- 【請求項１】商品展示室の前面に設けられた透明パネル
等の可燃性部材を有し、購入者の操作に基づいて商品を
販売口に放出する自動販売機において、 前記可燃性部材の火気を検出する火気検出手段と、 前記可燃性部材に消火剤を供給する消火手段と、 前記火気検出手段が前記火気を検出したとき、前記消火
手段を制御して前記消火剤を供給させる制御手段とを備
えたことを特徴とする自動販売機。 - 【請求項２】購入者の販売機本体に対する操作に基づい
て商品を販売口に放出する自動販売機において、 前記販売機本体の外部で火気を検出する火気検出手段
と、 前記販売機本体の外部に消火剤を供給する消火手段と、 前記火気検出手段が前記火気を検出したとき、前記消火
手段を制御して前記消火剤を供給させる制御手段とを備
えたことを特徴とする自動販売機。 - 【請求項３】前記自動販売機は、原料に希釈水，炭酸
水，氷等の添加物を添加して前記商品の中身飲料を生成
する飲料生成手段と、前記販売口を洗浄水で洗浄する洗
浄手段とを備え、 前記消火手段は、前記添加物あるいは前記洗浄水を前記
消火剤として供給する構成の請求項１又は２記載の自動
販売機。 - 【請求項４】前記制御手段は、警報音を発生する警報音
発生部を備え、前記火気検出手段が前記火気を検出した
とき、前記警報音発生部を制御して前記警報音を発生さ
せる構成の請求項１又は２記載の自動販売機。 - 【請求項５】前記制御手段は、火災が発生したことを示
す火災発生信号を外部に出力する信号出力部を備え、前
記火気検出手段が前記火気を検出したとき、前記信号出
力部を制御して前記火災発生信号を出力させる構成の請
求項１又は２記載の自動販売機。 - 【請求項６】商品展示室の前面に設けられた透明パネル
等の可燃性部材を有し、購入者の操作に基づいて商品を
販売口に放出する自動販売機において、 前記販売口内の火気を検出する第１の火気検出手段と、 前記販売口内に消火剤を供給する第１の消火手段と、 前記可燃性部材の火気を検出する第２の火気検出手段
と、 前記可燃性部材に消火剤を供給する第２の消火手段と、 前記第１の火気検出手段あるいは前記第２の火気検出手
段が前記火気を検出したとき、前記第１の消火手段およ
び前記第２の消火手段を制御して前記消火剤を供給させ
る制御手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。 - 【請求項７】前記自動販売機は、原料に希釈水，炭酸
水，氷等の添加物を添加して前記商品の中身飲料を生成
する飲料生成手段と、前記販売口を洗浄水で洗浄する洗
浄手段とを備え、 前記消火手段は、前記添加物あるいは前記洗浄水を前記
消火剤として供給する構成の請求項６記載の自動販売
機。 - 【請求項８】前記制御手段は、警報音を発生する警報音
発生部を備え、前記第１の火気検出手段あるいは前記第
２の火気検出手段が前記火気を検出したとき、前記警報
音発生部を制御して前記警報音を発生させる構成の請求
項６記載の自動販売機。 - 【請求項９】前記制御手段は、火災が発生したことを示
す火災発生信号を外部に出力する信号出力部を備え、前
記第１の火気検出手段あるいは前記第２の火気検出手段
が前記火気を検出したとき、前記信号出力部を制御して
前記火災発生信号を出力させる構成の請求項６記載の自
動販売機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8482498A JPH11283112A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8482498A JPH11283112A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 自動販売機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11283112A true JPH11283112A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13841514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8482498A Withdrawn JPH11283112A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 自動販売機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11283112A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE202010005024U1 (de) * | 2010-03-18 | 2010-09-30 | Drießnack, Ralph | Sicherheitsvorrichtung für Warenverkaufsautomaten insbesondere für Heißgetränkeautomaten |
| CN102270364A (zh) * | 2010-06-02 | 2011-12-07 | 冲电气工业株式会社 | 自动交易装置 |
| KR20180077619A (ko) * | 2016-12-29 | 2018-07-09 | 롯데알미늄 주식회사 | 화재 감지 기능이 구비된 자동판매기 제어방법 |
| CN109308764A (zh) * | 2018-11-01 | 2019-02-05 | 邓军 | 一种打火机售卖终端 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8482498A patent/JPH11283112A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE202010005024U1 (de) * | 2010-03-18 | 2010-09-30 | Drießnack, Ralph | Sicherheitsvorrichtung für Warenverkaufsautomaten insbesondere für Heißgetränkeautomaten |
| CN102270364A (zh) * | 2010-06-02 | 2011-12-07 | 冲电气工业株式会社 | 自动交易装置 |
| KR20180077619A (ko) * | 2016-12-29 | 2018-07-09 | 롯데알미늄 주식회사 | 화재 감지 기능이 구비된 자동판매기 제어방법 |
| CN109308764A (zh) * | 2018-11-01 | 2019-02-05 | 邓军 | 一种打火机售卖终端 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060927 |