JPH11282908A - 訪問道順組立て方法及び装置 - Google Patents

訪問道順組立て方法及び装置

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JPH11282908A
JPH11282908A JP2196099A JP2196099A JPH11282908A JP H11282908 A JPH11282908 A JP H11282908A JP 2196099 A JP2196099 A JP 2196099A JP 2196099 A JP2196099 A JP 2196099A JP H11282908 A JPH11282908 A JP H11282908A
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JP2196099A
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English (en)
Inventor
Motoyuki Fujino
野 基 之 藤
Kazusumi Watanabe
邉 千 純 渡
Satoru Shibuya
谷 哲 渋
Takanori Shimada
田 孝 徳 島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 訪問業務の道順組立てに関し訪問員の経験、
顧客の都合、等の諸事情と管理センターの訪問道順組立
てデータ等を複合し最適化と臨機応変を図る。 【解決手段】複数の道順組立て方式を備えて現場の事情
や必要状況の重みによって当該複数方式の選択切り替え
応用、複合応用等によって現場の事情に適合した最適の
道順組立てが行なえるようにし、且つ、臨機応変の対応
や、学習機能により現場経験情報の蓄積が図れる様に備
え、また、管理センターと訪問員との間の情報交換や情
報共有、等によって装置の簡便化、利便性の向上、管理
向上等も図れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顧客を訪問して集
金、集荷、配達、販売、契約、勧誘等を行う訪問営業業
務等における訪問道順組立て方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の方法による訪問道順組立ては主と
して訪問員の経験と感によってカード等を用いて手作業
で訪問道順を決める方法、或いは、従来の技術としては
地図情報をコンピュータのデータベースとして用いて配
達道順を算出する方法等が行われているが、手作業のレ
ベルの場合においては訪問員の経験と感の要素は訪問員
の異動があった場合に新任の訪問員には引き継ぎが行な
われないことが多くその場合には新任の訪問員が諸事情
を習得し慣れるまでに日時を要しまた、諸事情から臨時
の訪問員が対応することが必要となった場合などは地域
の特殊事情には通じていないために正しい対応が出来な
いという問題が発生する。 従来の技術による地図情報
を用いたコンピュータによる道順組立てによる場合に
も、訪問員の経験と感によるノウハウを生かしたり、地
域の特殊事情や突発事態への即応を訪問員が行うことは
困難であり、配達の場合は、訪問側の一方的な意志決定
で足りるので従来の技術による地図情報を用いたコンピ
ュータによる道順組立てによる方法でも足りるが契約勧
誘や集金等は顧客の都合やその他多岐に渡る諸事情に大
きく左右されるため従来の道順組立て方法では十分な対
応がらに図れないという問題があり現場の事情と従来の
技術による道順組立てとの乖離は著しいため現場の訪問
員にとっては迷惑であったりする場合あるというのが実
状である。
【0003】また、今後の電子情報システム化の社会的
趨勢において、クライアント・サーバシステムのクライ
アント端末装置としてのパソコンや子機としてのモバイ
ル携帯端末機等の導入が行われる様になっていくことに
なるが、従来手作業の場合に用いられていた顧客管理用
のカードや通帳というような書類を用いたトランプカー
ドの並べ替えの如き方法は訪問員が携帯することになる
モバイル端末機では行い難く、電子情報システム化のロ
ーカルな範囲に於いて生ずるこれらの現地の諸事情に対
して対応可能にして問題を解決するようなシステム装置
の提供が必要となってきているが、従来の方法や従来の
技術による装置では解決出来ないというのが問題であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の方法や従来の技術による装置等での訪問業
務における訪問道順組立てにおける担当者や担当地区が
変わった場合に訪問員の経験と勘によるノウハウ、各担
当地域に関する特殊事情の把握等の引継ぎ継承が出来な
いという問題点の解決が出来るような具体的方法や技術
は従来からないので、このような問題をコンピュータソ
フト上の新方法やコンピュータ搭載のシステム装置によ
って解決しようとすることが本発明の課題である。
【0005】したがって、本発明の目的は顧客を訪問し
て集金等を行なう訪問営業業務等において、効率的な訪
問道順決定が可能となる訪問道順組立て方及び装置を提
供することである。
【0006】本発明の第2の目的は、顧客を訪問して集
金等を行なう訪問営業業務等において、訪問道順を決定
した状況、経緯、或いは道順内容のデータを蓄積し学習
して次回以降の訪問道順決定に活用できるようにした訪
問道順組立て方及び装置を提供することである。
【0007】本発明の第3の目的は、顧客を訪問して集
金等を行なう訪問営業業務等において、過去における訪
問道順の決定仕様を活用して現在の訪問道順決定が効率
的に行なえる訪問道順組立て方式及び装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、訪問道順の組立てに当たって、複数の訪問
道順組立てプログラム方式を備え、現場の事情や必要状
況の重みによって当該複数の訪問道順組立てプログラム
方式の選択切り替え応用、或いは複合応用等を行なわせ
て現場の事情に適合した訪問道順組立てが行なえるよう
にし、且つ、訪問員による対応措置を可能にし、訪問道
順組立ての実行経歴、訪問実行経歴等のデーターを収録
し当該データを用いて学習機能により現場経験情報の蓄
積を図り得るようにしたことを要旨とする。
【0009】このような方法で訪問道順組立てを行なう
ため、訪問道順を決定した状況、経緯、或いは道順内容
のデータを蓄積し学習して次回以降の訪問道順決定に活
用でき、また過去における訪問道順の決定仕様を活用し
て現在の訪問道順決定が効率的に行なえるという作用、
効果が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の訪問道順組立てプログラム方式を備え、現場
の事情や必要状況の重みによって当該複数の訪問道順組
立てプログラム方式の選択切り替え応用、或いは複合応
用等を行なわせて現場の事情に適合した訪問道順組立て
が行なえるようにしたものであり、訪問員による対応措
置を可能にし、訪問道順組立ての実行経歴、訪問実行経
歴等のデータを収録し当該データを用いて学習機能によ
り現場経験情報の蓄積を図ることができるという作用を
有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の訪問道順組立て方法において、管理センターや
事務所等に設けられデータベースを備えた親機と、訪問
員が所持携帯する子機とを備え、当該親機と子機との間
で情報交換や情報共有等を行なって訪問道順組立てを行
うようにしたものであり、データの受け渡し、データの
管理が容易にできるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の訪問道順組立て方法において、前記訪
問道順組立て方法により行った訪問道順組立ての履歴、
訪問組立て方法の選択方法等の各種履歴情報を記憶学習
し学習機能により実施した訪問道順組立ての経験情報を
継承させて訪問道順組立てを行うようにしたものであ
る。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の訪問道順組立て方法において、前記学習機能の
方法の一つとして、過去に訪問道順組立てを行った時の
訪問道順を訪問パターンデータとして記憶登録保存して
おき、今回の訪問先指示リストのデータと比較して類似
の訪問パターンデータを訪問パターン学習ファイルに登
録されている訪問パターンデータの中から検索して最も
近似で最適と思われる訪問パターンデータを選択抽出し
て今回の訪問道順の決定の為に用いて自動的に訪問順序
を決めるようにしたものであり、より最適な訪問道順組
立てが行なえるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3または4記載の訪問道順組立て方法において、前記学
習機能の方法の一つとして、当該訪問順序決定の処理を
行う為に訪問パターンの記憶の際に訪問パターンの評価
も合わせて記憶させておいて、当該評価を用いて複数の
訪問パターン中の最良の訪問パターンを優先選択するよ
うに学習するようにしたものである。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
3記載の訪問道順組立て方法において、前記学習機能の
方法の一つとして、訪問先の住所のコード化を行い、コ
ード化した住所は訪問順序の変更が行われる都度に変更
対象となった訪問先の住所コードの順序値を変更後の前
後の順序の住所コードの間に相当する順序値に設定した
変更登録データとし、次回以降は当該登録データを学習
する方法を学習機能の方法として備えたものである。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
3記載の訪問道順組立て方法において、前記学習機能の
方法の一つとして、過去に訪問道順組立てを行った時の
訪問道順を訪問パターンデータとして記憶登録保存して
おき、今回の訪問先指示リストのデータと比較して類似
の訪問パターンデータを訪問パターン学習ファイルに登
録されている訪問パターンデータの中から検索して最も
近似で最適と思われる訪問パターンデータを選択抽出し
て今回の訪問道順の決定の為に用いて自動的に訪問順序
を決める学習機能と、訪問先の住所のコード化を行って
コード化した住所は訪問順序の変更が行われる都度に変
更対象となった訪問先の住所コードの順序値を変更後の
前後の順序の住所コードの間に相当する順序値に設定し
た変更登録データとし、次回以降は当該登録データを学
習する機能とを併せ持ち、双方の機能を同時に併用し学
習する方法を学習機能の方法として備えたものである。
【0017】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
6または7記載の訪問道順組立て方法において、前記学
習機能の方法の一つとして、同一住所に複数世帯の居住
する場合には重み付けデータを付加して学習する機能を
学習機能の方法として備えたものである。
【0018】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
6乃至8のいずれかに記載の訪問道順組立て方法におい
て、前記学習機能の方法の一つとして、ブロック単位で
訪問先の変更が行われた訪問先のコード化した住所を同
一にし、ブロック内の順番は同一住所コード内での重み
付けデータを付加して判断し学習する機能を学習機能の
方法として備えたものである。
【0019】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項3記載の訪問道順組立て方法において、前記学習機能
の方法の一つとして、特別の理由のある訪問先の理由を
記憶登録し学習する機能を学習機能の方法として備え、
道順組立ての際に当該記憶登録の内容を用いて訪問順序
変更が行えるようにしたものである。
【0020】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項1または2記載の訪問道順組立て方法において、顧客
の都合、現場の特殊事情やその他の必要状況等による道
順組立てにおける情報の優先度の高い度合いに応じて情
報の重み付けを行ない、重み付けの度合いに応じて複数
の訪問道順組立てプログラム方式の選択切り替え応用、
或いは複合応用等を行うことよって現場の事情に適合し
た訪問道順組立てが行なえるようにしたものである。
【0021】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項2記載の訪問道順組立て方法において、親機と子機と
の間において情報交換や情報共有、等によって道順組立
てや情報収集、経歴データの収録を行えるようにするこ
とにより、子機装置の小型化、簡便化、利便性の向上が
図れるようにしてものである。
【0022】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項1または2記載の訪問道順組立て方法において、前記
複数の訪問道順組立てプログラム方式の内の一つとして
前回に実行した訪問道順組立てによる訪問道順の履歴デ
ータを収録記憶し、次回の訪問道順組立てを行う場合に
当該記憶データを呼びだして訪問道順組立て上のデータ
ベースとして用いるようにしたものである。
【0023】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項1または2記載の訪問道順組立て方法において、前記
複数の訪問道順組立てプログラム方式の内の一つとし
て、訪問先の住所地番に依って設定された住所コードと
は別途に訪問先順番決定用の目的のためのコードを設定
し当該コードを、仮想住所コードとして訪問先毎に付与
して当該仮想住所コードに基づいて道順を組み立てるよ
うにしたものである。
【0024】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項1または2記載の訪問道順組立て方法において、前記
複数の訪問道順組立てプログラム方式の内の一つとして
対象となる訪問先が地区や住所に拘わらずに輻輳して訪
問先を設定された場合に過去の訪問記録の中から、今回
の対象訪問先と同様の訪問先を対象として実施された過
去の訪問道順組立てのパターンデータを抽出して当該パ
ターンデータを基にして所要の修正を行い訪問道順組立
をおこなうようにしたものである。
【0025】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項1または2記載の訪問道順組立て方法において、複数
の訪問道順組立てプログラム方式の内の一つとして地図
情報データをデータベースとして備え、当該地図情報デ
ータを用いて訪問道順組立をおこなうようにしたもので
ある。
【0026】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項16記載の訪問道順組立て方法において、訪問道順立
てプログラム方式として地図情報データのデータベース
中のノードデータとリンクデータを用いて二つのノード
間を結ぶリンク上に近い訪問先を当該リンク上における
位置の距離関係の比較によって順位データとして算出
し、当該の二つのノードデータに順位データを加えたも
のを仮想住所コードとして用いて訪問道順組立てをおこ
なうようにしたものである。
【0027】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項1乃至17のいずれかに記載の訪問道順組立て方法に
おいて、訪問業務当日分の訪問道順組立て後において
は、訪問業務開始以降に於いて行われた道順変更の学習
は行わないようにする訪問道順組立てをおこなうように
したものである。
【0028】本発明の請求項19に記載の発明は、請求
項1乃至18のいずれかに記載の訪問道順組立て方法に
おいて、訪問道順組立て動作に加えて、集金等の取り引
き業務、および領収、預かり等の証拠書類発行処理も併
せて行えるようにしたものである。
【0029】本発明の請求項20に記載の発明は、請求
項19記載の訪問道順組立て方法において、訪問道順組
立て後においては、集金等の取り引き業務開始以降に於
いて行われた道順変更の学習は行わないようにする訪問
道順組立てをおこなうようにしたものである。
【0030】本発明の請求項21に記載の発明は、請求
項1乃至18のいずれかに記載の訪問道順組立て方法に
おいて、集金等の取り引き業務を行なえ、また領収、預
かり等の証拠書類発行処理も併せて行えるようにすると
ともに、前記取り引き業務および証拠書類発行処理によ
って取り引きを実施した結果の訪問道順データを用いて
訪問道順組立てと学習を行ない訪問先指示リストのファ
イルを更新するようにしたものである。
【0031】本発明の請求項22に記載の発明は、請求
項1乃至21のいずれかに記載の訪問道順組立て方法に
おいて、訪問道順組立て処理動作を1台の装置中におい
て実行し得るように構成し、訪問道順組立てを行なうよ
うにしたものである。
【0032】本発明の請求項23に記載の発明は、請求
項3記載の訪問道順組立て方法において、学習機能の方
法の一つとして、訪問道順の変更の都度の学習は行なわ
ないで、最終的に変更終了した訪問道順決定後において
学習を行なうようにしたものである。
【0033】本発明の請求項24に記載の発明は、請求
項1乃至3のいずれかに記載の訪問道順組立て方法にお
いて、通信手段を備え、訪問道順組立に従っての訪問業
務の途上において、前記通信手段を経由して送付された
変更情報によって変更訪問道順組立てを行なうようにし
たものであり、センター等から訪問先の変更データを送
付することにより臨機応変に訪問道順を変更することが
できるという作用を有する。
【0034】本発明の請求項25に記載の発明は、請求
項1乃至3のいずれかに記載の訪問道順組立て方法にお
いて、複数の子機間における通信手段を備えて訪問道順
組立に従っての訪問業務の途上において当該通信手段を
経由して訪問先の情報を転送し訪問業務の移管が可能な
ように備え、当該転送情報による変更情報によって変更
訪問道順組立てを行なうようにしたものであり、訪問員
の間で子機(通信手段)を使って連絡を取り合い訪問先
の変更、救援を行なうことができるという作用を有す
る。
【0035】本発明の請求項26に記載の発明は、請求
項1乃至3のいずれかに記載の訪問道順組立て方法にお
いて、訪問業務の途上において訪問道順組立における優
先度の変更を行って当該変更情報によって変更訪問道順
組立てを行うようにしたものであり、業務途中で訪問の
優先度が変わった場合にその変化に応じて訪問道順を変
更して訪問業務を遂行することができるという作用を有
する。
【0036】本発明の請求項27に記載の発明は、請求
項1記載の訪問道順組立て方法において、複数の訪問道
順組立てプログラム方式の内の一つとして地理上の制約
事項、道路交通規制上の制約事項、その他の制約事項デ
ータを記憶させ、当該制約事項を訪問道順組立てを行う
場合に、当該制約事項を訪問道順組立て上に当該制約事
項データを織込んだものとするようにした道順組立てを
行うようにしたものであり、道路工事、交通規制などの
訪問先における現場の状況に応じて最適な訪問道順組立
てを行なうことができるという作用を有する。
【0037】本発明の請求項28に記載の発明は、請求
項1記載の訪問道順組立て方法において、複数の訪問道
順組立てプログラム方式の一つとして地図情報データを
データベースに備えて訪問先への移動交通距離や移動所
要時間等の算出予測を行い当該情報を織込んだ訪問道順
組立てを行なうようにしたものであり、地図データに基
づいて訪問先を回るときの所要時間を加味した訪問道順
組立てが可能となり、時間管理をも組み入れた訪問業務
の計画、立案を行なうことができるという作用を有す
る。
【0038】本発明の請求項29に記載の発明は、請求
項28記載の訪問道順組立て方法において、訪問業務の
途上においてGPSによる現在位置情報を用いて訪問道
順組立に従っての訪問実施状況との比較判定を行い当該
判定情報によって道順組立ての上の修正組み替えを行な
うようにしたものであり、地図上における訪問員の現在
位置を正確に割り出すことができ、また位置を割り出す
ことにより、その位置からの訪問業務の遂行を再検討す
るなど業務の見直しなどが行なえるという作用を有す
る。
【0039】本発明の請求項30に記載の発明は、請求
項1記載の訪問道順組立て方法において、複数の訪問道
順組立てプログラム方式の一つとして、地図情報データ
と配達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置
コード情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行
なうようにしたものであり、地図のデータのみならず郵
便番号、地番等の位置コードによっても訪問先位置を求
めることにより、訪問先の地理的な情報を正確に把握で
きるという作用を有する。
【0040】本発明の請求項31に記載の発明は、請求
項27記載の訪問道順組立て方法において、郵便番号、
地番等の位置コード情報データを光通信、無線通信等の
通信手段により発信する発信器を当該郵便番号の当該地
点に配置して備え、当該情報発信器から送信される配達
区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コード
情報データを受信することによって自己の所在位置を地
図情報データによる地図上に表示する方法を備えて当該
方法を用いて訪問道順組立てを行なうようにしたもので
あり、訪問先でその地域に関するより具体的なデータを
取得することによりその地域に応じた訪問道順組立てが
行なえるという作用を有する。
【0041】本発明の請求項32に記載の発明は、請求
項27記載の訪問道順組立て方法において、路上に設置
した道順組立てに配達区分に応用可能な郵便番号、地番
等の位置コード情報をバーコード、2次元バーコード等
のマーキングコード化して表示した表示手段を読み取る
手段を訪問員や配達員が携帯する携帯端末装置に備え該
手段を読み取ることにより自己の所在位置を地図情報デ
ータによる地図上に表示する方法を備えて当該方法を用
いて訪問道順組立てを行なうようにしたものであり、訪
問先でその地域に関するより具体的なデータをコード化
データにより取得することによりその地域に応じた訪問
道順組立てが行なえるという作用を有する。
【0042】本発明の請求項33に記載の発明は、請求
項27乃至32のいずれかに記載の訪問道順組立て方法
において、位置情報データを光通信、無線通信等の通信
手段により発信する発信器からの郵便番号、地番等の位
置コード情報データによって自己の所在位置を地図情報
データによる地図上に表示する方法を備えて当該方法を
用いて訪問道順組立てを行う方法を用いるとともに、当
該方法における自己の所在位置の情報を、PHSや携帯
電話等の通信手段によって他の係り員の操作する装置に
伝送し、訪問業務の途上における業務引継ぎの為の会合
合流地点への案内、事務所に設置の装置への自己の所在
位置情報の伝送による訪問道順変更に拘わる途上報告や
指示等の要素も織り込んだ訪問道順組み替えを行なうよ
うにしたものであり、訪問業務の遂行に当たって状況の
変化などにより別の訪問員への業務の引き継ぎなどが行
なえ業務へ支障が発生するのを未然に防止できるという
作用を有する。
【0043】本発明の請求項34に記載の発明は、請求
項16、請求項17、または請求項27乃至33のいず
れかに記載の訪問道順組立て方法において、当該方法に
おける道順を地図表示を行うように備え当該表示を参照
しながら道順修正を行なうようにしたものであり、表示
された地図の上で道順指示がなされることにより、訪問
先を誤ることなくかつ迷子などの事態が生じることなく
訪問業務を遂行できるという作用を有する。
【0044】本発明の請求項35に記載の発明は、請求
項1記載の訪問道順組立て方法において、複数の訪問道
順組立てプログラム方式の内の一つとして訪問道順組立
てにおいて訪問開始時刻と訪問終了予定時刻から、各訪
問先の各訪問予定時刻を算出し、時刻指定の訪問先のデ
ータを最適な訪問順の位置に挿入して訪問道順の組み替
え修正を行って適正な訪問道順組立てを行なうようにし
たものであり、訪問業務を遂行するに当たっての必要な
時間管理が効率的に行なえるという作用を有する。
【0045】本発明の請求項36に記載の発明は、請求
項1記載の訪問道順組立て方法において、訪問道順組立
て結果に基づいて訪問実施の途中において発生した訪問
時間の遅延や、訪問先の都合によって、割り込みや訪問
中止等の発生した場合に、残りの訪問先への訪問への所
要残り時間、優先訪問先の抽出、訪問先の重み付けデー
タ等を判定し、残り訪問先への訪問道順の組み替え修正
を行って適正な対応が行える変更訪問道順組立てを行な
うようにしたものであり、訪問業務の遂行に当たって訪
問先の都合の変化などによる突発的な状況の変化などに
より訪問順序の変更などが容易に行なえ時間管理、業務
管理が効率的に行なえるという作用を有する。
【0046】本発明の請求項37に記載の発明は、請求
項1乃至3のいずれかに記載の訪問道順組立て方法にお
いて、時計データ取得手段を備え当該手段による計時デ
ータを訪問道順組立に従っての訪問業務実施上の履歴デ
ータとして記憶させるとともに当該計時データ情報を用
いて次回以降の訪問道順組立てを行う場合に参照データ
として用いるようにしたものであり、計時データなどに
基づいて次回以降の訪問道順組立ての処理作業に役立て
ることによりより効率的な訪問道順組立てが行ない得る
という作用を有する。
【0047】本発明の請求項38に記載の発明は、訪問
道順組立て装置を、顧客等の訪問先の全てのデータを格
納する全訪問先データベースと、訪問先データベースか
ら訪問先を抽出する訪問先抽出手段と、訪問先抽出手段
が訪問先を抽出するための条件の1つである訪問日時を
指定する訪問日時指定ファイルと、訪問先抽出手段が訪
問先を抽出することによって得られる訪問先指示リスト
と、訪問先指示リストを基に訪問道順組立てを行なう訪
問道順組立て手段とにより構成したものであり、大量の
訪問順序データを処理することにより、より一層最適な
訪問道順組立てが行なえるという作用を有する。
【0048】本発明の請求項39に記載の発明は、請求
項38記載の訪問道順組立て装置において、訪問道順組
立て手段は複数のプログラム方式を備え、それぞれ独自
の条件や道順組立て規約に基づいて訪問道順を決定する
ようにしたものである。
【0049】本発明の請求項40に記載の発明は、請求
項38または39記載の訪問道順組立て装置において、
プログラム方式は、このプログラム方式の道順組立て規
約に基づいて訪問先指示リストの訪問先に対して訪問順
序を決定する訪問順序決定手段と、訪問順序決定手段に
よって作成された訪問順序を学習するためのアプリケー
ションが組み込まれた訪問順序学習ファイルと、訪問順
序学習ファイルのプログラム実行によって訪問順序を学
習する訪問順序学習手段とを備えたものである。
【0050】本発明の請求項41に記載の発明は、請求
項38乃至40のいずれかに記載の訪問道順組立て装置
において、訪問道順組立て装置を相互に通信可能な親機
と子機とで構成することにより、センターに親機を設置
する一方で個々の訪問員が子機を所持し、センターと訪
問員との間でデータの送受および共有を図るようにした
ものである。
【0051】本発明の請求項42に記載の発明は、請求
項41記載の訪問道順組立て装置において、親機は、各
種データを格納しデータベースとしての機能を有する補
助記憶装置と、訪問道順組立て処理に関連する各種コマ
ンドや処理データを入力するための入力部と、各種デー
タを表示する表示部と、当該親機が各種処理を実行する
ためのプログラムが格納されるメモリと、子機との間で
通信動作を行なうための通信処理部と、親機におけるデ
ータの管理、演算或いは通信の各動作をコントロールす
る制御手段とを備えたものである。
【0052】本発明の請求項43に記載の発明は、請求
項42記載の訪問道順組立て装置において、補助記憶装
置には全訪問先データベースのみならず、地図情報デー
タもまたデータベースとして格納され、当該地図情報デ
ータを用いて訪問道順組立を行ない得るようにしたもの
である。
【0053】本発明の請求項44に記載の発明は、請求
項41記載の訪問道順組立て装置において、子機は、訪
問道順組立て処理に関連するコマンドや処理データを入
力するための入力部と、各種データを表示する表示部
と、子機が各種処理を実行するためのプログラムが格納
されるメモリと、当該子機において通常の処理プログラ
ムとは異なるプログラムを適宜処理実行するためのメモ
リカードと、親機との間で通信動作を行なうための通信
処理部と、子機におけるデータの管理、演算或いは通信
の各動作をコントロールする制御手段とを備えたもので
ある。
【0054】本発明の請求項45に記載の発明は、請求
項44記載の訪問道順組立て装置において、子機は、取
引業務に関わるデータ入力および証拠書類の発行機能を
有するものである。
【0055】本発明の請求項46に記載の発明は、訪問
道順組立て装置として、1台の装置に訪問道順組立てお
よび学習機能と取引業務に関わるデータ入力および証拠
書類の発行機能を集約して保有するようにしたものであ
る。
【0056】本発明の請求項47に記載の発明は、請求
項39記載の訪問道順組立て装置において、情報通信手
段による訪問先情報変更内容伝送手段を備え、また訪問
道順組立て手段には、前記訪問先情報変更内容伝送手段
により伝送された情報変更内容にしたがって訪問先情報
変更内容を学習するファイルが組み込まれているように
したものであり、センター等から送付された訪問先の変
更データを処理して自己機の中で訪問道順の変更組立て
を行なうことにより臨機応変に訪問道順を変更すること
ができるという作用を有する。
【0057】本発明の請求項48に記載の発明は、請求
項39記載の訪問道順組立て装置において、情報通信手
段として複数の子機が用いられ、この子機により訪問先
の移管変更内容を伝送し、また訪問道順組立て手段に
は、前記訪問先情報変更内容伝送手段により伝送された
情報変更内容にしたがって訪問先情報変更内容を学習す
るファイルが組み込まれているようにしたものであり、
訪問員の間で子機通話により情報のやり取り、訪問先の
変更、救援を行なうことができるという作用を有する。
【0058】本発明の請求項49に記載の発明は、請求
項39記載の訪問道順組立て装置において、訪問道順決
定の優先度を変更する優先度変更手段が備えられ、また
訪問道順組立て手段には、前記優先度を学習するファイ
ルが組み込まれているようにしたものであり、業務途中
で訪問の優先度が変わった場合にその優先度の変化に応
じてデータ処理を行ない訪問道順を変更して訪問業務を
遂行することができるという作用を有する。
【0059】本発明の請求項50に記載の発明は、請求
項39記載の訪問道順組立て装置において、地図情報を
入力する地図情報入力手段が備えられ、また訪問道順組
立て手段には、前記地図情報を格納する地図情報データ
ベースが備えられているようにしたものであり、地図デ
ータを有することによりこの地図に基づいて訪問先を回
るときの所要時間を加味した訪問道順組立てが可能とな
り、時間管理をも組み入れた訪問業務の計画、立案を行
なうことができるという作用を有する。
【0060】本発明の請求項51に記載の発明は、請求
項39または50記載の訪問道順組立て装置において、
GPS位置情報受信手段が備えられ、また訪問道順組立
て手段には、前記GPS位置情報による現在地点位置算
出手段が備えられているようにしたものであり、地図上
における訪問員の現在位置を正確に割り出すことがで
き、また位置を割り出すことにより、その位置からの訪
問業務の遂行を再検討するなど業務の見直しなどが行な
えるという作用を有する。
【0061】本発明の請求項52に記載の発明は、請求
項50記載の訪問道順組立て装置において、郵便番号、
地番等の位置コード情報入力段が備えられ、また訪問道
順組立て手段には、前記郵便番号、地番等の位置コード
情報入力段により入力された郵便番号、地番等の位置コ
ード情報を格納する郵便番号、地番等の位置コード情報
データベースが備えられているようにしたものであり、
地図のデータのみならず郵便番号、地番等の位置コード
によっても訪問先位置を求めることにより、訪問先の地
理的な情報を正確に把握できるという作用を有する。
【0062】本発明の請求項53に記載の発明は、請求
項52記載の訪問道順組立て装置において、郵便番号情
報、地番等の位置コードは路上に設置された郵便番号、
地番等の位置コード路上位置情報発信手段から送付され
るようにしたものであり、訪問先でその地域に関するよ
り具体的なデータを取得することによりその地域に応じ
た訪問道順組立てが行なえるという作用を有する。
【0063】本発明の請求項54に記載の発明は、請求
項52記載の訪問道順組立て装置において、郵便番号、
地番等の位置コード情報は路上に設置された郵便番号、
地番等の位置コード路上設置位置情報マーキングコード
表示手段から表示されるようにしたものであり、訪問先
でその地域に関するより具体的なデータをマーキングコ
ード等のコード化データにより取得することによりその
地域に応じた訪問道順組立てが行なえるという作用を有
する。
【0064】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する
【0065】図1は本発明の第1の実施の形態に係る訪
問道順組立て方式の構成を表すブロック図である。この
図において、1は訪問営業業務において訪問される顧客
等の訪問先のデータを格納する訪問先データベース、2
は訪問先データベース1から実際に訪問すべき訪問先を
抽出する訪問先抽出手段、3は訪問先抽出手段2が訪問
先を抽出するための条件の1つである訪問日時を指定す
る訪問日時指定ファイル、4は訪問先抽出手段2が訪問
先を抽出することによって得られる訪問先指示リストで
ある。この訪問先指示リストの一構成例を図2に示す。
図2に示されているように訪問先指示リスト4は訪問先
(氏名)4aとその住所4bとが対応した形で記述され
たテーブルから構成されている。
【0066】また、5は訪問先指示リスト4を基に訪問
道順組立てを行なうための訪問道順組立てプログラム方
式である。この訪問道順組立てプログラム方式5として
は複数のプログラム方式5a,5b,5c,・・・,5
nが設けられそれぞれ独自の条件や道順組立て規約に基
づいて訪問道順すなわち訪問順序を決定するようになっ
ている。プログラム方式5aは、このプログラム方式5
aの道順組立て規約に基づいて訪問先指示リスト4の訪
問先に対して訪問順序を決定する訪問順序決定手段a1
と、訪問順序決定手段a1によって作成された訪問順序
を学習するためのアプリケーションが組み込まれた訪問
順序学習ファイルa2と、訪問順序学習ファイルa2の
プログラム実行によって訪問順序を学習する訪問順序学
習手段a3とを備えている。またプログラム方式5b
は、このプログラム方式5bの道順組立て規約に基づい
て訪問先指示リスト4の訪問先に対して訪問順序を決定
する訪問順序決定手段b1と、訪問順序決定手段b1に
よって作成された訪問順序を学習するためのアプリケー
ションが組み込まれた訪問順序学習ファイルb2と、訪
問順序学習ファイルb2のプログラム実行によって訪問
順序を学習する訪問順序学習手段b3とを備えている。
以下同様にして、プログラム方式5cは、訪問順序決定
手段c1と、訪問順序学習ファイルc2と、訪問順序学
習手段c3とを備え、またプログラム方式5nは、訪問
順序決定手段n1と、訪問順序学習ファイルn2と、訪
問順序学習手段n3とを備えている。
【0067】さらに6は訪問順序変更手段であり、この
訪問順序変更手段6は外部からの指示入力、或いは訪問
順序決定のための条件変更の入力等によって訪問順序を
変更するものである。この訪問順序変更手段6による変
更データはそれぞれのプログラム方式5a〜5nの各訪
問順序学習手段a3〜n3へ入力される。
【0068】この実施の形態において、訪問道順組立て
の実行経歴、或いは実際に顧客の間を訪問実行した経歴
等のデーターは各訪問順序学習ファイルa2〜n2の中
に収録され当該データを用いて学習機能により現場経験
情報の蓄積を図り得るようになっている。
【0069】請求項2および請求項12に関連する図3
は訪問道順組立ての管理をセンターや事務所で行なうよ
うにした場合の、個々の訪問員とセンターとの間の通信
およびデータの送受を行なうための構成を表すブロック
図である。図3において、センターにはパーソナルコン
ピュータ等で構成された親機7が設置される一方、各訪
問員は上記親機7と通信可能な子機8を所持、携帯する
ようになっている。上記図1に示された訪問道順組立て
装置は、通常親機7そのもので構成され、また各機能の
プログラムは親機7のメモリ12乃至はCPU14の中
に組み込まれているから、親機7はセンター装置として
の地位を持っている。この親機7は、各種データを格納
しデータベースとしての機能を有する補助記憶装置9
と、訪問道順組立て処理に関連する各種コマンドや処理
データを入力するための入力部10と、各種データを表
示する表示部11と、親機7が各種処理を実行するため
のプログラムが格納されるメモリ12と、子機8との間
で通信動作を行なうための通信処理部13と、親機7に
おけるデータの管理、演算或いは通信の各動作をコント
ロールする制御手段としてのCPU14とを備えてな
る。補助記憶装置9にはフロッピーディスク、光磁気デ
ィスク、或いはディジタル・ビデオ・ディスク(DV
D)等、比較的記憶容量の大きい記憶装置が用いられ
る。また、補助記憶装置9には全訪問先データベースの
みならず、地図情報データもまたデータベースとして格
納され、当該地図情報データを用いて訪問道順組立を行
なうことを可能にしている。入力部10にはキーボード
やマウス等が用いられる。プログラム格納用のメモリ1
2には読み出し専用メモリ(ROM)が用いられる。
【0070】子機8は、訪問道順組立て処理に関連する
コマンドや処理データを入力するための入力部15と、
各種データを表示する表示部16と、子機8が各種処理
を実行するためのプログラムが格納されるメモリ17
と、子機8において通常の処理プログラムとは別の特殊
な、或いは特別なプログラムを適宜処理実行するための
メモリカード18と、親機7との間で通信動作を行なう
ための通信処理部19と、子機8におけるデータの管
理、演算或いは通信の各動作をコントロールする制御手
段としてのCPU20とを備えてなる。入力部15には
キーボードやタッチパネル、或いはポインティングデバ
イス等が用いられる。プログラム格納用のメモリ17に
は読み出し専用メモリ(ROM)が用いられる。そして
親機7と子機8との間では、情報交換や情報共有等を行
なって訪問道順組立てを行うことができる。
【0071】かかる構成を有する訪問道順組立て装置の
動作について以下説明する。図4は請求項3に対応する
訪問順序変更処理に基づく学習動作を説明するフロー図
である。図4において、訪問順序変更処理動作が開始さ
れると、処理ステップ(以下、単にステップという)S
T1において訪問順序変更手段6によって訪問順序変更
処理が実行され、次いでステップST2において訪問順
序学習手段を用いて変更履歴等を記憶学習する。そし
て、訪問順序学習手段が動作するとステップST3にお
いて訪問順序学習ファイルが実行され道順組立ての履歴
や訪問道順組立てプログラム方式の選択方法等の経験情
報を蓄積する。さらにステップST4においては、2度
目以降の訪問の場合、訪問順序学習ファイルの経験情報
の継承により訪問順序決定手段を用いて訪問道順組立て
を行ない、その後一連の訪問順序変更、学習動作を終了
する。かかる動作により、プログラム方式5a〜5nの
いずれかによる訪問道順組立て方法により行った訪問道
順組立ての履歴、訪問組立て方法の選択方法等の各種履
歴情報を記憶学習し、学習機能により実施した訪問道順
組立ての経験情報を継承させて訪問道順組立てを行うよ
うにすることができる。
【0072】図5は請求項4および請求項15に対応す
る訪問道順組立てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問
組立て方法の選択方法等の各種履歴情報の学習機能の一
つを説明する図であり、例えばプログラム方式5aによ
る訪問道順組立ておよびその学習機能がこれに対応す
る。この学習機能は、過去に訪問道順組立てを行った時
の訪問道順を訪問パターンデータとして記憶登録保存し
ておき、今回の訪問先指示リスト4のデータと比較して
類似の訪問パターンデータを訪問パターン学習ファイル
に登録されている複数の訪問パターンデータの中から検
索して、最も近似で最適と思われる訪問パターンデータ
を選択抽出して今回の訪問道順の決定の為に用いて自動
的に訪問順序を決めるというものである。
【0073】そのために、親機7の補助記憶装置9に格
納された訪問順序学習ファイルには訪問パターンデータ
d1、訪問パターンデータd2、・・・訪問パターンデ
ータdnというように複数の訪問パターンデータ21が
格納されている。訪問パターンデータd1〜dnのそれ
ぞれには、過去において訪問した訪問先リスト22と各
訪問先の訪問順番23とがテーブル形式で格納されてい
る。
【0074】図6は上記訪問パターンデータ検索方式に
よる訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説明する
フロー図である。この処理動作が開始されるとステップ
ST11において訪問先指示リスト4が読み込まれ、続
くステップST12において訪問パターン学習ファイル
が参照される。そして、ステップST13において類似
の訪問パターンが選択抽出され、さらにステップST1
4において訪問順序が決定される。この訪問順序が決定
されると、ステップST15において訪問先指示リスト
4の更新が行なわれ、ステップST16において訪問順
序を変更するか否かがチェックされる。このチェック動
作において訪問順序を変更しないと判定された場合は上
記一連の訪問道順組立ておよびその学習処理動作を直ち
に終了する一方、訪問順序を変更すると判定された場合
はステップST17において訪問順序の変更が行なわれ
る。次いでステップST18において訪問順序学習手段
を用いて訪問順序の学習が行なわれ、ステップST19
において訪問パターン学習ファイルが更新される。さら
にステップST20において、更新された訪問パターン
が訪問パターン学習ファイルに格納されるとともに、ス
テップST21において訪問先指示リストの更新が行な
われて一連の訪問道順組立ておよびその学習処理動作を
終了する。
【0075】このように、過去に訪問道順組立てを行っ
た時の複数の訪問パターンデータを今回の訪問先指示リ
ストのデータと比較して類似の訪問パターンデータを訪
問パターン学習ファイルに登録されている訪問パターン
データの中から検索して最も近似で最適と思われる訪問
パターンデータを選択抽出して今回の訪問道順を決定す
るようにしているので、勘や経験がなくても効率のよい
訪問道順組立てが短時間でできる。
【0076】さらにこの場合、訪問道順組立ての学習機
能の方法の一つとして、当該訪問順序決定の処理を行う
為に訪問パターンの記憶の際に訪問パターンの評価も合
わせて記憶させておいて、当該評価を用いて複数の訪問
パターン中の最良の訪問パターンを優先選択するように
学習するようにすることもできる。図7は請求項5に対
応する訪問パターンデータ検索方式による訪問道順組立
ておよびその学習処理動作を行なうに当たって、パター
ンの記憶の際に訪問パターンの評価も合わせて記憶させ
るようにした処理動作を説明するフロー図である。この
処理動作が開始されるとステップST22において訪問
先指示リスト4が読み込まれ、次のステップST31に
おいて上記訪問先指示リスト4の読み込みが2回目以降
のものであるか否かがチェックされる。このチェック動
作によって2回目以降のものでないと判断された場合は
ステップST23において訪問パターン学習ファイルが
参照され、その後ステップST24において類似の訪問
パターンが選択抽出され、さらにステップST25にお
いて訪問順序が決定される。
【0077】他方、ステップST31のチェック動作に
よって2回目以降のものであると判断された場合はステ
ップST32において評価情報付きの訪問パターン学習
ファイルが参照され、その後ステップST24において
類似の訪問パターンが選択抽出される。ステップST2
5において訪問順序が決定されると、ステップST26
において訪問先指示リスト4の更新が行なわれ、ステッ
プST27において今回の訪問順序に対する評価が入力
される。ついでステップST28において訪問順序学習
手段を用いて訪問順序の学習が行なわれ、ステップST
29において訪問パターン学習ファイルが更新される。
さらにステップST30において、更新された訪問パタ
ーンが訪問パターン学習ファイルに格納されて一連の訪
問道順組立ておよびその学習処理動作を終了する。
【0078】図8および図9は請求項6に対応する訪問
道順組立てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問組立て
方法の選択方法等の各種履歴情報の学習機能の他の一つ
を説明する図であり、例えばプログラム方式5bによる
訪問道順組立ておよびその学習機能がこれに対応する。
この学習機能は、訪問先の住所のコード化を行い、コー
ド化した住所は訪問順序の変更が行われる都度に変更対
象となった訪問先の住所コードの順序値を変更後の前後
の順序の住所コードの間に相当する順序値に設定した変
更登録データとし、次回以降は当該登録データを学習す
る方法を学習機能の方法とするというものである。
【0079】そのために、親機7の補助記憶装置9に格
納された訪問順序学習ファイルには図8に示されている
ように訪問先(氏名)31と、各訪問先の住所32と、
それぞれの住所をコード化した住所33とが対応付けさ
れたテーブルが格納されている。
【0080】図9は上記住所コード化方式による訪問道
順組立ておよびその学習処理動作を説明するフロー図で
ある。この処理動作が開始されるとステップST34に
おいて訪問先指示リスト4が読み込まれ、続くステップ
ST35において住所コードによる訪問順序学習ファイ
ルが参照される。そして、ステップST36において住
所コードによる訪問順序の並び替えが行なわれ、さらに
ステップST37において訪問順序が決定される。この
訪問順序が決定されると、ステップST38において訪
問順序を変更するか否かがチェックされる。このチェッ
ク動作において訪問順序を変更すると判定された場合は
ステップST39において訪問順序の変更が行なわれ
る。次いでステップST40において変更対象となった
訪問先の順序値が変更後の前後の順序の住所コードの間
に相当する順序値に変更され、ステップST41におい
て住所コードによる訪問順序学習ファイルが更新され
る。さらにステップST42において、更新された住所
コード化テーブルが住所コードによる訪問順序学習ファ
イルに格納されるとともに、ステップST43において
訪問先指示リストの更新が行なわれて一連の訪問道順組
立ておよびその学習処理動作を終了する。また、上記ス
テップST38におけるチェック処理によって訪問順序
を変更しないと判断された場合はステップST43の処
理を実行した後一連の訪問道順組立ておよびその学習処
理動作を終了する。
【0081】このように訪問先の住所をコード化するこ
とにより訪問順序の変更処理、或いは訪問先指示リスト
の並び替え処理が容易に行なえるようになる。
【0082】図10は請求項7に対応する訪問道順組立
てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問組立て方法の選
択方法等の各種履歴情報の学習機能の別の一つを説明す
る図であり、例えばプログラム方式5cによる訪問道順
組立ておよびその学習機能がこれに対応する。この学習
機能は、過去に訪問道順組立てを行った時の訪問道順を
訪問パターンデータとして記憶登録保存しておき、今回
の訪問先指示リストのデータと比較して類似の訪問パタ
ーンデータを訪問パターン学習ファイルに登録されてい
る訪問パターンデータの中から検索して最も近似で最適
と思われる訪問パターンデータを選択抽出して今回の訪
問道順の決定の為に用いて自動的に訪問順序を決める方
法と、訪問先の住所のコード化を行ってコード化した住
所は訪問順序の変更が行われる都度に変更対象となった
訪問先の住所コードの順序値を変更後の前後の順序の住
所コードの間に相当する順序値に設定した変更登録デー
タとし、次回以降は当該登録データを学習する機能とを
併せ持ち、双方の機能を同時に併用し学習するというも
のである。
【0083】そのために、親機7の補助記憶装置9に格
納された訪問順序学習ファイルには図5に示すような訪
問パターンデータ1、訪問パターンデータ2、・・・訪
問パターンデータnというように複数の訪問パターンデ
ータ21が格納されている。訪問パターンデータ1〜n
のそれぞれには、過去において訪問した訪問先リスト2
2と各訪問先の訪問順番23とがテーブル形式で格納さ
れている。また、訪問順序学習ファイルには図8に示さ
れているような訪問先(氏名)31と、各訪問先の住所
32と、それぞれの住所をコード化した住所33とが対
応付けされたテーブルが格納されている。
【0084】図10は上記訪問パターンデータ検索およ
び住所コード化併用方式による訪問道順組立ておよびそ
の学習処理動作を説明するフロー図である。この処理動
作が開始されるとステップST44において訪問先指示
リスト4が読み込まれ、続くステップST45において
住所コードによる訪問順序が決定される。そして、ステ
ップST46において訪問パターンによる訪問順序が決
定され、さらにステップST47において訪問順序変更
手段6を用いた訪問順序の変更が行なわれる。次いで、
ステップST48において住所コードによる訪問順序学
習ファイルの更新が行なわれ、またステップST49に
おいて訪問パターン学習ファイルが更新される。次にス
テップST50において、更新された住所コード化テー
ブルが住所コードによる訪問順序学習ファイルに格納さ
れた後一連の訪問道順組立ておよびその学習処理動作を
終了する。
【0085】このように、訪問パターンデータ検索およ
び住所コード化併用方式による訪問道順組立ておよびそ
の学習処理を行なうことにより、勘や経験がなくても効
率のよい訪問道順組立てが短時間でできる。また、訪問
順序の変更処理、或いは訪問先指示リストの並び替え処
理が容易に行なえるようになる。
【0086】図11および図12は請求項8に対応する
訪問道順組立てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問組
立て方法の選択方法等の各種履歴情報の学習機能の他の
一つを説明する図であり、例えばプログラム方式5a〜
5c以外の所定のプログラム方式による訪問道順組立て
およびその学習機能がこれに対応する。この学習機能
は、訪問先の住所のコード化を行い、コード化した住所
は訪問順序の変更が行われる都度に変更対象となった訪
問先の住所コードの順序値を変更後の前後の順序の住所
コードの間に相当する順序値に設定した変更登録データ
とし、次回以降は当該登録データを学習する方法を前提
とし、さらに同一住所に複数世帯の居住する場合には重
み付けデータを付加して学習する機能を学習機能の方法
とするというものである。
【0087】そのために、親機7の補助記憶装置9に格
納された訪問順序学習ファイルには図11に示すように
訪問先(氏名)31と、各訪問先の住所32と、それぞ
れの住所をコード化した住所33とが対応付けされると
ともに、コード化した住所33には住所部分33aと重
み部分33bとが記述されたテーブルが格納されてい
る。
【0088】図12は上記変更された住所コード化方式
による訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説明す
るフロー図である。この処理動作が開始されるとステッ
プST51において訪問先指示リスト4が読み込まれ、
続くステップST52において住所コードと重みによる
訪問順序学習ファイルが参照される。そして、ステップ
ST53において住所コードによる訪問順序の並び替え
が行なわれ、さらにステップST54において訪問順序
が決定される。この訪問順序が決定されると、ステップ
ST55において訪問順序を変更するか否かがチェック
される。このチェック動作において訪問順序を変更する
と判定された場合はステップST56において訪問順序
の変更が行なわれる。次いでステップST57において
変更対象と変更先の前後の訪問先の住所コードが同一か
否かがチェックされ、これによって同一でないと判断さ
れた場合はステップST58において変更対象となった
訪問先の順序値が変更後の前後の順序の住所コードの間
に相当する順序値に変更され、さらにステップST59
において住所コードと重みによる訪問順序学習ファイル
が更新される。
【0089】他方上記ステップST57におけるチェッ
ク処理によって変更対象と変更先の前後の訪問先の住所
コードが同一であると判断された場合はステップST6
0において変更対象となった訪問先の重みの値が変更後
の前後の順序の重みの間に相当する値に変更され、その
後ステップST59の処理に移行する。次いで、ステッ
プST61において更新された住所コード化テーブルが
住所コードと重みによる訪問順序学習ファイルに格納さ
れるとともに、ステップST62において訪問先指示リ
ストの更新が行なわれて一連の訪問道順組立ておよびそ
の学習処理動作を終了する。また、上記ステップST5
5におけるチェック処理によって訪問順序を変更しない
と判断された場合はステップST62の処理を実行した
後一連の訪問道順組立ておよびその学習処理動作を終了
する。
【0090】このように訪問先の住所をコード化しさら
にコード化された住所に重み付けを行なうことにより訪
問順序の変更処理、或いは訪問先指示リストの並び替え
処理が容易に且つより適切に行なえるようになる。
【0091】図13および図14は請求項9に対応する
訪問道順組立てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問組
立て方法の選択方法等の各種履歴情報の学習機能の他の
一つを説明する図であり、例えばプログラム方式5a〜
5c以外の所定のプログラム方式による訪問道順組立て
およびその学習機能がこれに対応する。この学習機能
は、訪問先の住所のコード化を行い、コード化した住所
は訪問順序の変更が行われる都度に変更対象となった訪
問先の住所コードの順序値を変更後の前後の順序の住所
コードの間に相当する順序値に設定した変更登録データ
とし、次回以降は当該登録データを学習する方法を前提
とし、さらにブロック単位で訪問先の変更が行われた場
合、訪問先のコード化した住所を同一にし、ブロック内
の順番は同一住所コード内での重み付けデータを付加し
て判断し学習するというものである。
【0092】そのために、親機7の補助記憶装置9に格
納された訪問順序学習ファイルには図11に示したのと
同じく訪問先(氏名)31と、各訪問先の住所32と、
それぞれの住所をコード化した住所33とが対応付けさ
れるとともに、コード化した住所33には住所部分33
aと重み部分33bとが記述されたテーブルが格納され
ている。図13はブロック単位で訪問順序を変更する例
を示すもので、図13(a)は変更前における訪問先指
示リスト4aを表し、図13(b)は変更後における訪
問先指示リスト4bを表す図である。この事例では、変
更前において訪問先がA,B,C,・・・,H,I,J
とリストアップされていた内のF,G,H,Iのブロッ
ク63が、変更後ではBとCとの間に変更されている。
このような場合、図11に示された訪問順序学習ファイ
ルでは、変更後においてはF,G,H,Iの住所コード
は全て同一に書換えられ、ブロック63内では同一住所
コード内での重み付けデータを付加して順番が決められ
る。
【0093】図14は住所コード化方式の下でのブロッ
ク単位で訪問順序を変更する場合における訪問道順組立
ておよびその学習処理動作を説明するフロー図である。
この処理動作が開始されるとステップST64において
訪問順序の変更が行なわれ、続くステップST65にお
いてブロック単位の変更を行なうか否かがチェックされ
る。このチェック動作においてブロック単位の変更を行
なわないと判定された場合はステップST66において
変更対象となった訪問先の住所コードの値が変更後の前
後の順序の住所コードの間に相当する値に変更され、そ
の後一連の訪問道順組立ておよびその学習処理動作を終
了する。他方、上記ステップST65におけるチェック
処理によってブロック単位の変更を行なうと判定された
場合はステップST67において変更対象の住所コード
の住所部分33aを全て同一とするとともに、ステップ
ST68において変更対象の住所コードの重み部分33
bに重み付けを行ない、その後一連の訪問道順組立てお
よびその学習処理動作を終了する。
【0094】図15および図16は請求項10に対応す
る訪問道順組立てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問
組立て方法の選択方法等の各種履歴情報の学習機能の他
の一つを説明する図であり、例えばプログラム方式5a
〜5c以外の所定のプログラム方式による訪問道順組立
ておよびその学習機能がこれに対応する。この学習機能
は、特別の理由のある訪問先の理由を記憶登録し学習す
る機能を学習機能の方法として備え、道順組立ての際に
当該記憶登録の内容を用いて訪問順序変更が行えるよう
にするというものである。
【0095】そのために、親機7の補助記憶装置9に格
納された訪問順序学習ファイルには図15に示すように
同じく訪問先(氏名)31と、各訪問先の住所32と、
それぞれの訪問先における特別な理由69とが対応付け
されて記述されたテーブルが格納されている。
【0096】図16は特別の理由のある訪問先の理由を
反映させた訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説
明するフロー図である。この処理動作が開始されるとス
テップST70においてその訪問先が特別な理由のある
訪問先であるか否かがチェックされる。このチェック動
作においてその訪問先が特別な理由のある訪問先でない
と判定された場合は当該処理動作を直ちに終了する。他
方、ステップST70のチェック動作においてその訪問
先が特別な理由のある訪問先であると判定された場合は
ステップST71において特別な訪問先であることを学
習し、さらにステップST72において訪問道順組立て
に反映させ、その後一連の訪問道順組立ておよびその学
習処理動作を終了する。
【0097】図17乃至図19は請求項11に対応する
顧客の都合等の各種条件による道順組立てにおける情報
の優先度の高い度合いに応じて情報の重み付けを行な
い、重み付けの度合いに応じて複数の訪問道順組立てプ
ログラム方式の選択切り替え応用をして訪問道順組立て
を行なうようにした本発明の他の実施の形態を説明する
図である。
【0098】図17は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は図1に示された装置と基本的に同
じ構成を有し、全訪問先データベース1と、訪問先抽出
手段2と、訪問日時指定ファイル3と、複数の訪問道順
組立てプログラム方式5と、訪問順序変更手段6とをそ
なえている。また本実施の形態における訪問道順組立て
装置は、これらの各構成要素に加えて第1のプログラム
方式選択手段75と、第2のプログラム方式選択手段7
6と、プログラム方式選択優先度学習ファイル77とを
備えている。第1のプログラム方式選択手段75は訪問
順序決定処理を行なうに際して複数あるプログラム方式
5a,5b,5c,・・・5nのうちのいずれかのプロ
グラム方式を選択するために設けられたものであり、第
2のプログラム方式選択手段76は訪問順序決定後の学
習動作を行なうに際して複数あるプログラム方式5a,
5b,5c,・・・5nのうちのいずれかのプログラム
方式を選択するために設けられたものである。また、プ
ログラム方式選択優先度学習ファイル77は上記第1お
よび第2のプログラム方式選択手段75、76の動作を
コントロールするためのものであり、顧客の都合、現場
の特殊事情やその他の必要状況等による道順組立てにお
ける情報の優先度の高い度合いに応じて情報の重み付け
を行ない、重み付けの度合いに応じて複数の訪問道順組
立てプログラム方式の選択切り替えを行なわせるように
なっている。
【0099】図18は本実施の形態におけるプログラム
方式の登録動作を説明するフロー図である。この処理動
作が開始されるとステップST81において訪問先の都
合、特殊事情等とそれぞれの場合に適した訪問道順組立
てプログラム方式が登録される。次にステップST82
において訪問員の都合、特殊事情等とそれぞれの場合に
適した訪問道順組立てプログラム方式が登録される。さ
らにステップST83において過去の訪問パターンと、
その訪問の際に、訪問順序を決定した訪問道順組立てプ
ログラム方式が登録され、その後一連のプログラム方式
の登録処理動作を終了する。
【0100】図19は本実施の形態におけるプログラム
方式の選択動作を説明するフロー図である。この処理動
作が開始されるとステップST84において訪問先指定
リストの読み込みが行なわれ、次のステップST85に
おいて訪問先の都合、特殊事情等の入力が行なわれると
ともに、ステップST86において訪問員の都合、特殊
事情等の入力が行なわれる。また、ステップST87に
おいて訪問先、訪問員の都合、特殊事情等と訪問先の比
較による、訪問道順組立てに関する要求事項と優先度の
決定が行なわれ、次いでステップST88において訪問
先指定リストの内容に類似する過去の訪問道順プログラ
ム方式の参照が行なわれ、さらにステップST89にお
いて要求事項と優先度および、過去に採用したプログラ
ム方式を加味した訪問道順組立てプログラム方式の選択
が行なわれ、その後一連のプログラム方式の登録処理動
作を終了する。
【0101】これにより、顧客の都合、現場の特殊事情
やその他の状況等に鑑みて優先度の高い度合いに応じて
情報の重み付けを行ない、重み付けの度合いに応じて複
数の訪問道順組立てプログラム方式の選択、或いは複合
応用等を行なえるから、現場の事情に適合した訪問道順
組立てが可能となる。
【0102】図20は、図3に示された請求項12に対
応するセンターと個々の訪問員との間の通信システムに
よる訪問道順組立てのためのデータ送受動作を示すブロ
ック図である。図20において、センターに設置され且
つ図3において示された親機7の補助記憶装置9、メモ
リ12あるいはCPU14には、訪問先データベース2
001と、訪問先抽出手段2002と、訪問日時指定フ
ァイル2003と、訪問順序決定手段2091と、訪問
順序学習ファイル2092と、訪問順序学習手段209
3とを含む複数の訪問道順組立てプログラム方式5とが
備えられている。また親機7の通信処理部13にはデー
タ通信を行なうために第1のデータ交換手段2094
と、第2のデータ交換手段2095とが備えられてい
る。
【0103】他方、子機8のメモリ17、メモリカード
18、或いはCPU20には訪問先指示リスト2004
と訪問順序変更手段2006と、訪問順序変更履歴20
96とが備えられている。また子機8には、図3に示し
た構成における通信処理部19にデータ通信を行なうた
めに第3のデータ交換手段2097と、第4のデータ交
換手段2098とが備えられている。
【0104】そして、親機7と子機8との間におけるデ
ータ通信動作に当たっては、親機7から第1のデータ交
換手段2094によってデータ交換された訪問先指定リ
スト2004が子機8へ伝送され、またこの訪問先指定
リスト2004は第3のデータ交換手段2097によっ
てデータ交換された後、子機8に受領される。他方、子
機8から第4のデータ交換手段2098によってデータ
交換された訪問順序変更履歴(データ)2096が親機
7へ伝送され、またこの訪問順序変更履歴2096は第
2のデータ交換手段2095によってデータ交換された
後親機7に受領される。
【0105】このように、親機7と子機8との間におい
て情報交換や情報共有等によって道順組立てや情報収
集、経歴データの収録を行えるようにすることにより、
子機8の装置構成の小型化、簡便化、或いは利便性の向
上を図ることができる。また、上に述べた複数の訪問道
順組立てプログラム方式の内の一つとして前回に実行し
た訪問道順組立てによる訪問道順の履歴データ或いはそ
の変更履歴2096を収録記憶し、次回の訪問道順組立
てを行う場合に当該記憶データを読み出して訪問道順組
立てを行なう上でのデータベースとして用いることも可
能となる。
【0106】図21乃至図23は請求項14に対応する
訪問道順組立てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問組
立て方法の選択方法等の各種履歴情報の学習機能の他の
一つを説明する図であり、例えばプログラム方式5a・
・5nの中の所定のプログラム方式による訪問道順組立
ておよびその学習機能がこれに対応する。この学習機能
は、訪問先の住所のコード化を行い、コード化した住所
は訪問順序の変更が行われる都度に変更対象となった訪
問先の住所コードの順序値を変更後の前後の順序の住所
コードの間に相当する順序値に設定した変更登録データ
とし、次回以降は当該登録データを学習する方法を前提
とし、さらに訪問先の住所地番に依って設定された住所
コードとは別途に訪問先順番決定用の目的のためのコー
ドを設定し当該コードを、仮想住所コードとして訪問先
毎に付与して当該仮想住所コードに基づいて道順を組み
立てる方法とするというものである。
【0107】そのために、親機7の補助記憶装置9に格
納された訪問順序学習ファイルには図21に示すように
訪問先(氏名)K31と、各訪問先の住所32と、それ
ぞれの住所をコード化した住所(以下「住所コード」と
いう)K33とが対応付けされるとともに、さらに仮想
住所コードK99が住所データとして付加されたテーブ
ルが格納されている。図22は上記テーブル内における
仮想住所コードK99の付け方の一例を示す図である。
この事例では、通常の住所コードK33は住所K32の
地番にしたがって付与される(例えば住所コードは
(A,B,C,D,E,Fの順に付与される)のに対し
て、所定の地域の事情に即して訪問順序として適切と考
えられる順序に仮想住所コードK99を付与(この場合
ではA,C,B,D,E,Fの順に付与される)してい
る。図23は図22におけるように仮想住所コードK9
9を付与することにより作成される訪問順序を表す図で
ある。図23に示すように道路100などを境界にして
地番が分かれているような場合、上記のような仮想住所
コードを付与することによって、地番にしたがった訪問
順序決定を変更でき、より効率的な客先訪問が可能とな
る。
【0108】図24および図25は請求項15に対応す
る訪問道順組立てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問
組立て方法の選択方法等の各種履歴情報の学習機能の他
の一つを説明する図であり、例えばプログラム方式5a
・・5nの中の所定のプログラム方式による訪問道順組
立ておよびその学習機能がこれに対応する。この学習機
能は、対象となる訪問先が地区や住所に拘わらずに輻輳
して訪問先を設定された場合に過去の訪問記録の中か
ら、今回の対象訪問先と同様の訪問先を対象として実施
された過去の訪問道順組立てのパターンデータを抽出し
て当該パターンデータを基にして所要の修正を行い訪問
道順組立をおこなう方法とするというものである。図2
4は、訪問先が輻輳した訪問先表示リスト4に対して過
去の訪問道順組立てのパターンデータを抽出して今回の
訪問順序を決定する手順を説明する図である。図24に
おいて過去の訪問道順組立てのパターンデータとして訪
問パターン1、訪問パターン2、訪問パターン3が挙げ
られている。そして訪問指示リスト4と各訪問パターン
1、2、3との一致件数をそれぞれ比較し、訪問パター
ン1の場合は一致件数が「5」、訪問パターン2の場合
は一致件数が「2」、訪問パターン3の場合は一致件数
が「1」というようにそれぞれの場合の一致件数を求め
る。そして、最も訪問先の一致件数の多い訪問パターン
(上の場合は訪問パターン1)を用いて訪問道順組立て
を行ない、その結果としての訪問先指示リスト4aが得
られる。
【0109】図25は上記訪問パターンデータ抽出比較
方式による訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説
明するフロー図である。この処理動作が開始されるとス
テップST101において訪問先指示リスト4が読み込
まれ、続くステップST102において訪問パターン学
習ファイルが参照される。そして、ステップST103
において複数の類似の訪問パターンが選択抽出され、さ
らにステップST104において複数の訪問順序組立て
プログラム方式に修正が加えられ、訪問先指示リスト4
と各訪問パターンとの比較が行なわれてそれぞれにおけ
る一致件数が求められる。次にステップST105にお
いてこの一致件数に基づいて、一致件数の多い訪問パタ
ーンを用いて訪問道順組立てを行ない訪問順序が決定さ
れる。この訪問順序が決定されると、ステップST10
6において訪問先指示リスト4の更新が行なわれて変更
した訪問先指示リスト4aが得られ、ステップST10
7において訪問順序を変更するか否かがチェックされ
る。このチェック動作において訪問順序を変更しないと
判定された場合は上記一連の訪問道順組立ておよびその
学習処理動作を直ちに終了する一方、訪問順序を変更す
ると判定された場合はステップST108において訪問
順序の変更が行なわれる。次いでステップST109に
おいて訪問順序学習手段を用いて訪問順序の学習が行な
われ、ステップST110において訪問パターン学習フ
ァイルが更新される。さらにステップST111におい
て、更新された訪問パターンが訪問パターン学習ファイ
ルに格納されるとともに、ステップST112において
訪問先指示リストの更新が行なわれて一連の訪問道順組
立ておよびその学習処理動作を終了する。
【0110】このように、訪問先が地区や住所に拘わら
ずに輻輳して訪問先を設定された場合、過去に訪問道順
組立てを行った時の複数の訪問パターンデータを今回の
訪問先指示リストのデータと比較して一致件数の多い訪
問パターンデータを選択抽出して今回の訪問道順を決定
するようにしているので、勘や経験がなくても効率のよ
い訪問道順組立てが楽に、且つ短時間でできる。
【0111】図26および図27は請求項17に対応す
る訪問道順組立てと、その訪問道順組立ての履歴、訪問
組立て方法の選択方法等の各種履歴情報の学習機能の他
の一つを説明する図であり、例えばプログラム方式5a
・・5nの中の所定のプログラム方式による訪問道順組
立ておよびその学習機能がこれに対応する。この学習機
能は、地図情報データをデータベースとして備え、当該
地図情報データを用いて訪問道順組立をおこなうととも
に、地図情報データのデータベース中の道路の分岐点で
あるノードデータと、ノードとノードとの接続関係を表
すリンクデータとから生成された仮想住所コードを用い
て訪問道順組立てをおこなう方法とするというものであ
る。
【0112】図26はこの実施の形態において、地図情
報データ上のノードデータとリンクデータから仮想住所
コードを生成する動作を説明する図である。図26にお
いて白丸はノードを表し、ノード1、ノード2、ノード
3、ノード4と4個のノードが表されている。またノー
ドとノードを結ぶ線はリンクを表し、ノード1とノード
2とを結ぶリンク1−2と、ノード2とノード4とを結
ぶリンク2−4と、ノード1とノード3とを結ぶリンク
1−3と、ノード3とノード4とを結ぶリンク3−4と
4個のリンクが表されている。そして、地図情報データ
上において訪問先として訪問先Aと訪問先Bとがリンク
3−4の近辺に存在しているとすると、それぞれの訪問
先AまたはBと各ノード1〜4との間の距離を求める。
すなわち、訪問先Aについては、訪問先Aとノード1と
の間の距離A−1と、訪問先Aとノード2との間の距離
A−2と、訪問先Aとノード3との間の距離A−3と、
訪問先Aとノード4との間の距離A−4とを求める。ま
た訪問先Bについては、訪問先Bとノード3との間の距
離A−3と、訪問先Bとノード4との間の距離B−4と
を求める。こうして求められた距離データから、二つの
ノード間を結ぶリンク上に近い訪問先を当該リンク上に
おける位置の距離関係の比較によって順位データとして
算出する。そして、上記リンクに関わる二つのノードデ
ータに順位データを加えたものを仮想住所コードとし、
仮想住所コードを有するテーブルを作成する。
【0113】図27は図21および図22に示された仮
想住所コードを有する住所コードテーブルと類似のテー
ブルであり、訪問先(氏名)31と、各訪問先の住所3
2と、それぞれの住所をコード化した住所33とが対応
付けされるとともに、さらに仮想住所コード99が住所
データとして付加された構成を有する。仮想住所コード
99はリンク115と距離116のデータからなってい
る。この例では訪問先Aの仮想住所コードとして、リン
ク3−4、距離A−3が、また訪問先Bの仮想住所コー
ドとして、リンク3−4、距離B−3が格納されてい
る。ノードデータとリンクデータを用いて二つのノード
間を結ぶリンク上に近い訪問先を当該リンク上における
位置の距離関係を求め比較する処理はCPUで高速演算
が可能であるので人手を煩わすことがなく、且つ迅速に
処理できる。
【0114】このように地図情報データを基に上記のよ
うな仮想住所コードを付与することによって、効率的な
訪問道順組立てを簡単に、且つ迅速に行なうことが可能
となる。
【0115】また訪問業務に関して、訪問業務当日分の
訪問道順組立て後においては、訪問業務開始以降に於い
て行われた道順変更の学習は行わないようにする訪問道
順組立てをおこなうこともできる。図28はそのような
上記のような条件の下における訪問道順組立て動作を説
明するフロー図である。この処理動作が開始されるとス
テップST121において訪問順序変更の必要があるか
否かがチェックされる。このチェック動作において訪問
順序変更の必要があると判断された場合はステップST
122において訪問順序を変更し、次のステップST1
23においてこの訪問順序変更が訪問開始前のものであ
るか否かがチェックされる。このチェック動作において
訪問順序変更が訪問開始前のものであると判断された場
合はステップST124において訪問順序学習ファイル
が更新され、その後ステップST125において訪問終
了か否かがチェックされる。このチェック動作において
訪問終了であると判断された場合は一連の訪問道順組立
ておよびその学習処理動作を終了する一方、訪問終了で
ないと判断された場合はステップST121の処理に戻
る。なお、ステップST121のチェック処理において
訪問順序変更の必要なしと判断された場合はステップS
T125に移行して訪問終了か否かのチェック処理を行
なう。またステップST123のチェック処理において
訪問開始前でないと判断された場合もまたステップST
125に移行して訪問終了か否かのチェック処理を行な
う。
【0116】また、上記非学習処理の類似の態様とし
て、訪問道順組立て後においては、集金等の取り引き業
務開始以降に於いて行われた道順変更の学習は行わない
ようにする訪問道順組立てをおこなうこともできる。図
29は請求項20の発明態様を説明するものであり、上
記のような条件の下における訪問道順組立て動作を説明
するフロー図である。この処理動作が開始されるとステ
ップST126において訪問開始フラグが「0」に設定
され、次のステップST127において訪問順序変更の
必要があるか否かがチェックされる。このチェック動作
において訪問順序変更の必要があると判断された場合は
ステップST128において訪問順序を変更し、次のス
テップST129において訪問開始フラグは「0」であ
るか否かがチェックされる。このチェック動作において
訪問開始フラグは「0」であると判断された場合はステ
ップST130において訪問順序学習ファイルが更新さ
れ、その後ステップST131において集金等の取引が
あったか否かがチェックされる。
【0117】このチェック動作において集金等の取引が
なかったと判断された場合はステップST132におい
て訪問終了か否かがチェックされ、訪問終了であると判
断された場合は一連の訪問道順組立ておよびその学習処
理動作を終了する一方、訪問終了でないと判断された場
合はステップST127の処理に戻る。また、ステップ
ST131のチェック処理において集金等の取引があっ
たと判断された場合はステップST133において訪問
開始フラグが「1」に設定され、その後ステップST1
32の処理に移行する。なお、ステップST127のチ
ェック処理において訪問順序変更の必要なしと判断され
た場合はステップST131に移行して集金等の取引が
あったか否かのチェック処理を行なう。またまたステッ
プST129のチェック処理において訪問開始前でない
と判断された場合もまたステップST131に移行して
集金等の取引があったか否かのチェック処理を行なう。
【0118】また、上記各プログラム方式の何れかによ
り訪問道順組立てを行なうとともに、訪問業務に関し
て、集金等の取り引き業務、および領収、預かり等の証
拠書類発行処理も併せて行えるようにすることもでき
る。図30は請求項19の発明態様を説明するものであ
り、訪問先指示リストに基づいて訪問した訪問先におい
て集金等の取引を行なう場合の処理手順を説明するフロ
ー図である。この処理動作が開始されるとステップST
133において訪問先指示リストに基づいて訪問し、次
のステップST134において訪問先にて領収や預かり
等の取引が行なわれる。そして取引が成立すると、ステ
ップST135において証拠書類等の印字発行が行なわ
れ、さらにステップST136において訪問終了か否か
がチェックされる。このチェック処理において訪問終了
であると判断された場合は一連の訪問、取引処理動作を
終了する一方、訪問終了でないと判断された場合はステ
ップST133の処理に戻る。
【0119】また、上記各プログラム方式の何れかによ
り訪問道順組立てを行なうとともに、訪問業務に関し
て、集金等の取り引き業務を行なえ、また領収、預かり
等の証拠書類発行処理も併せて行えるようにするととも
に、前記取り引き業務および証拠書類発行処理によって
取り引きを実施した結果の訪問道順データを用いて訪問
道順組立てと学習を行ない訪問先指示リストのファイル
を更新することもできる。図31は請求項23の発明態
様を説明するものであり、訪問先において集金等の取引
を行なった場合の作業履歴に基づいた訪問道順組立てと
学習処理手順を説明するフロー図である。この処理動作
が開始されるとステップST137において訪問先指示
リスト4が読み込まれ、続くステップST138におい
て訪問道順組立てプログラム方式による訪問道順組立て
処理が実行され、さらにステップST139において訪
問順序が決定される。この訪問順序が決定されると、ス
テップST140において訪問先指示リスト4の更新が
行なわれ、続くステップST141において集金等の訪
問先での作業が行なわれ、さらにステップST142に
おいて集金等の訪問先での作業を作業履歴ファイルに記
録する。これにより、ステップST143において作業
履歴ファイルが更新作成され、次のステップST144
において作業履歴に基づき訪問順序学習手段を用いて訪
問順序を学習する。そしてステップST145において
取引履歴に基づいた訪問順序学習ファイルの更新が行な
われることにより、ステップST146において取引履
歴に基づいた訪問順序学習ファイルが作成されるととも
に一連の訪問道順組立ておよびその学習処理動作を終了
する。
【0120】また、上記プログラム方式の全てによる訪
問道順組立てのための機能を1台の装置に集約して訪問
道順組立て、学習動作、各種ファイルの作成、更新、取
引業務および証拠書類発行処理ができるようにすること
もできる。図32は請求項46の発明態様を説明するも
のであり、上記のような機能を有する訪問道順組立て装
置の構成を示すブロック図である。この訪問道順組立て
装置は、各種データを格納しデータベースとしての機能
を有する補助記憶装置3209と、訪問道順組立て処
理、或いは取引業務に関連するコマンドや処理データを
入力するための入力部3215と、各種データを表示す
る表示部3216と、当該装置が各種処理を実行するた
めのプログラムが格納されるメモリ3217と、当該装
置において通常の処理プログラムとは別の特殊な、或い
は特別なプログラムを適宜処理実行するためのメモリカ
ード3218と、当該装置全体におけるデータの管理或
いは演算の各動作をコントロールする制御手段としての
CPU3220とを備えてなる。入力部3215にはキ
ーボードやタッチパネル、或いはポインティングデバイ
ス等が用いられる。プログラム格納用のメモリ3217
には読み出し専用メモリ(ROM)が用いられる。訪問
道順組立てのためのプログラムは補助記憶装置3209
に格納されて動作の度に読み出されるか、またはメモリ
カードに格納されていて外付けの形でデータ読み込みが
行なわれる。
【0121】図33および図34は請求項23の発明態
様を説明するものであり、道順組立て処理において、学
習機能の方法の一つとして、訪問道順の変更の都度の学
習は行なわないで、最終的に変更終了した訪問道順決定
後において学習を行なうこともできる。図33は上記の
ような機能を有する訪問道順組立て方法の構成を示すブ
ロック図である。この訪問道順組立て方法は図1に示さ
れた方法と基本的に同じ構成を有し、全訪問先データベ
ース1と、訪問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル
3と、複数の訪問道順組立てプログラム方式5と、訪問
順序変更手段6とをそなえている。また本実施の形態に
おける訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素間の
接続に関して訪問順序変更手段6における変更結果を各
プログラム方式5へ供給することはしないで、訪問先指
示リスト4のデータを各プログラム方式5へ供給する接
続構成を有している。
【0122】図34は本実施の形態における訪問道順組
立ておよび学習処理動作を説明するフロー図である。こ
の処理動作が開始されるとステップST151において
訪問先指示リスト4が読み込まれ、続くステップST1
52において訪問道順組立てプログラム方式による訪問
道順組立て処理が実行され、さらにステップST153
において訪問順序が決定される。この訪問順序が決定さ
れると、ステップST154において訪問先指示リスト
4の更新が行なわれ、続くステップST155において
変更後の訪問先リストに基づき訪問順序学習手段を用い
て訪問順序を学習が行なわれ、さらにステップST15
6において変更後の訪問先リストに基づいた訪問順序学
習ファイルの更新が行なわれることにより、ステップS
T157において変更後の訪問先リストに基づいた訪問
順序学習ファイルが作成されるとともに一連の訪問道順
組立ておよびその学習処理動作を終了する。
【0123】この場合において、学習処理の簡略化と並
行して、学習機能の方法の一つとして、訪問先の住所の
コード化を行い、コード化した住所は訪問順序の決定、
変更のためのデータとして用いられ、その上で訪問道順
変更手段による訪問道順の変更の都度の学習は行なわな
いで、最終的に変更終了した訪問道順決定後において学
習を行なうようにしてもよい。
【0124】このようにして学習処理の簡略化を図るこ
とにより、訪問道順組立てにより得られた訪問順序デー
タの陳腐化を防止しつつ訪問道順組立て装置の負荷を軽
減することが可能となる。
【0125】図35および図36は、通信手段を備え、
訪問道順組立に従っての訪問業務の途上において、前記
通信手段を経由して送付された変更情報によって変更訪
問道順組立てを行なうようにした本発明の他の実施の形
態を説明する図である。
【0126】図35は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。な
お、この図において、図1、或いは図17と同じ機能部
には同じ符号を付けてある。この訪問道順組立て装置
は、全訪問先データベース1と、訪問先抽出手段2と、
訪問日時指定ファイル3と、訪問先指定リスト4と、複
数の訪問道順組立てプログラム方式5(プログラム方式
5a、プログラム方式5b、プログラム方式5c、・・
・プログラム方式5N、プログラム方式5A)とをそな
えている。また本実施の形態における訪問道順組立て装
置は、これらの各構成要素に加えて、上記複数の訪問道
順組立てプログラム方式5に含まれるそれぞれの訪問順
序決定手段を選択する訪問順序決定手段選択手段130
と、訪問先を訪れる日時のデータを入力するための指定
訪問日時入力手段131と、通信手段により取得された
訪問先情報或いは変更情報などの各種データを伝送する
訪問先情報変更内容伝送手段132とを備えている。ま
た、複数あるプログラム方式5のうちの少なくともいず
れか1つ(この実施の形態ではプログラム方式5A)に
は、上記訪問先情報変更内容伝送手段132から伝送さ
れた訪問先情報変更内容を学習するための訪問先情報変
更内容学習ファイル133が備えられている。
【0127】図36は本実施の形態における訪問業務の
途上において、前記通信手段を経由して送付された変更
情報によって訪問道順組立てを行なう動作を説明するフ
ロー図である。この処理動作が開始されると、ステップ
ST160において訪問先指定リストの読み込みが行な
われる。次にステップST161において訪問道順組立
プログラム方式による訪問道順組立てが行なわれる。次
にステップST162において組み立てられた訪問道順
が訪問道順組立て結果ファイルに登録される。他方、情
報通信による変更訪問道順組立ての処理が開始される
と、ステップST163において他の装置からの情報通
信手段経由による訪問先情報変更内容の伝送が受信され
る。そして、ステップST164において訪問先情報変
更内容学習ファイルへ訪問先情報変更内容が登録され
る。ステップST162および164の処理が終わる
と、ステップST165において訪問道順組立結果ファ
イルの内容と情報通信手段によって受信伝送された訪問
先情報変更内容とを合わせた状態で訪問道順組立プログ
ラム方式による訪問道順組立てを行ない、訪問道順の修
正変更を行なう。次に、ステップST166において訪
問順序を決定し、さらにステップST167において訪
問順序学習ファイルの更新を行なう。さらにステップS
T168において決定した訪問順序による修正済の訪問
先リストを表示部に表示して、その後一連の変更訪問道
順組立て処理動作を終了する。
【0128】これにより、訪問業務の途上においても、
センターなどからの変更指令などによって、通信手段を
経由して変更情報を送付し、変更した後の情報によって
変更訪問道順組立てを行なうことができ、その時々の状
況の変化に柔軟に対処して訪問道順組立てを行なうこと
が可能となる。
【0129】図37および図38は、通信手段として複
数の子機を備え、これら複数の子機間における通信手段
により訪問道順組立に従っての訪問業務の途上において
当該通信手段を経由して訪問先の情報を転送し訪問業務
の移管が可能なようにし、当該転送情報による変更情報
によって変更訪問道順組立てを行なうようにした本発明
の他の実施の形態を説明する図である。
【0130】図37は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5B)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、複数
子機間の通信手段により取得された訪問先情報或いは訪
問先を移管するための情報(一種の変更情報)などの各
種データを伝送する訪問先移管変更内容伝送手段134
とを備えている。また、複数あるプログラム方式5のう
ちの少なくともいずれか1つ(この実施の形態ではプロ
グラム方式5B)には、上記訪問先移管変更内容伝送手
段134から伝送された訪問先情報変更内容を学習する
ための訪問先情報変更内容学習ファイル133が備えら
れている。
【0131】図38は本実施の形態における訪問業務の
途上において、前記複数の子機間における通信手段を経
由して訪問先の情報を転送し訪問業務の移管変更情報に
よって変更訪問道順組立てを行なう動作を説明するフロ
ー図である。この処理動作が開始されると、ステップS
T170において訪問先指定リストの読み込みが行なわ
れる。次にステップST171において訪問道順組立プ
ログラム方式による訪問道順組立てが行なわれる。次に
ステップST172において組み立てられた訪問道順が
訪問道順組立て結果ファイルに登録される。他方、子機
間の情報通信による訪問先移管処理が開始されると、ス
テップST173において他の子機からの情報通信手段
経由による訪問先移管情報内容の伝送が受信される。そ
して、ステップST174において訪問先情報変更内容
学習ファイルへ訪問先情報変更内容が登録される。ステ
ップST172および174の処理が終わると、ステッ
プST175において訪問道順組立結果ファイルの内容
と情報通信手段によって受信伝送された訪問先情報変更
内容とを合わせた状態で訪問道順組立プログラム方式に
よる訪問道順組立てを行ない、訪問道順の修正変更を行
なう。次に、ステップST176において訪問順序を決
定し、さらにステップST177において訪問順序学習
ファイルの更新を行なう。さらにステップST178に
おいて決定した訪問順序による修正済の訪問先リストを
表示部に表示して、その後一連の変更訪問道順組立て処
理動作を終了する。
【0132】これにより、訪問業務の途上においても、
訪問員の都合等により、同じ区域を担当して訪問業務を
行なっている他の訪問員のへ子機を使って訪問先の移管
の要請、および訪問先情報の転送を行なうことができる
上、移管された側では、移管した後の情報によって変更
訪問道順組立てを行なうことができ、その時々の状況業
務の進捗具合などの変化に柔軟に対処して訪問道順組立
てを行なうことが可能となる。
【0133】図39および図40は、変更情報を入力す
るためのデータ入力手段を操作することにより訪問道順
組立に従っての訪問業務の途上において訪問道順組立に
おける優先度の変更を行って当該変更情報によって変更
訪問道順組立てを行うようにした本発明の他の実施の形
態を説明する図である。
【0134】図39は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5C)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
業務の途上における訪問道順決定上の優先度を変更する
ための優先度変更手段135とを備えている。この優先
度変更手段135は、例えば持ち運びに便利なように小
型化されたキーボード、テンキー、バーコード読取機、
マウスなどの各種データ入力手段により構成される。ま
た、複数あるプログラム方式5のうちの少なくともいず
れか1つ(この実施の形態ではプログラム方式5C)に
は、上記優先度変更手段135から伝送された訪問先情
報変更内容を学習するための訪問道順決定上の優先度学
習ファイル136が備えられている。
【0135】図40は本実施の形態における訪問業務の
途上において訪問道順組立における優先度の変更を行っ
て当該変更情報によって変更訪問道順組立てを行なう動
作を説明するフロー図である。この処理動作が開始され
ると、ステップST180において訪問先指定リストの
読み込みが行なわれる。次にステップST181におい
て訪問道順組立プログラム方式による訪問道順組立てが
行なわれる。次にステップST182において組み立て
られた訪問道順が訪問道順組立て結果ファイルに登録さ
れる。他方、訪問業務の途上において訪問道順組立にお
ける優先度の変更処理が開始されると、ステップST1
83において訪問業務の途上において訪問道順決定上の
優先度の変更入力が訪問員によって行なわれる。そし
て、ステップST184において訪問道順決定上の優先
度学習ファイル136へ優先度情報の変更内容が登録さ
れる。ステップST182および184の処理が終わる
と、ステップST185において訪問道順組立結果ファ
イルの内容に対して優先度変更後のルールにしたがった
訪問道順組立プログラム方式による訪問道順組立てを行
ない、訪問道順の修正変更を行なう。次に、ステップS
T186において訪問順序を決定し、さらにステップS
T187において訪問順序学習ファイルの更新を行な
う。さらにステップST188において決定した訪問順
序による修正済の訪問先リストを表示部に表示して、そ
の後一連の変更訪問道順組立て処理動作を終了する。
【0136】これにより、訪問業務の途上においても、
訪問員の判断により、或いはセンター等からの通知に基
づいて訪問道順決定上の優先度の変更情報が入力され、
その変更された優先度にしたがって変更訪問道順組立て
の修正、変更を行なうことができ、その時々の優先度の
変化に柔軟に対処して訪問道順組立てを行なうことが可
能となる。
【0137】図41および図42は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の内の一つとして地理上の制約事
項、道路交通規制上の制約事項、その他の制約事項デー
タを記憶させ、当該制約事項を訪問道順組立てを行う場
合に、当該制約事項を訪問道順組立て上に当該制約事項
データを織込んだものとするようにした道順組立てを行
なうようにした本発明の他の実施の形態を説明する図で
ある。
【0138】図41は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5D)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
業務の途上における訪問道順決定上の各種制約事項を入
力するための制約事項入力手段137とを備えている。
この制約事項入力手段137は、例えば持ち運びに便利
なように小型化されたキーボード、テンキー、バーコー
ド読取機、マウスなどの各種データ入力手段により構成
される。また、複数あるプログラム方式5のうちの少な
くともいずれか1つ(この実施の形態ではプログラム方
式5D)には、上記制約事項入力手段137から伝送さ
れた訪問先情報変更内容を学習するための訪問道順決定
上の制約事項学習ファイル138が備えられている。
【0139】図42は本実施の形態における訪問業務の
途上において訪問道順組立における優先度の変更を行っ
て当該変更情報によって変更訪問道順組立てを行なう動
作を説明するフロー図である。この処理動作が開始され
ると、ステップST190において訪問先指定リストの
読み込みが行なわれる。次にステップST191におい
て訪問道順組立プログラム方式による訪問道順組立てが
行なわれる。次にステップST192において組み立て
られた訪問道順が訪問道順組立て結果ファイルに登録さ
れる。他方、訪問業務の途上において道路状況などの事
前登録処理が開始されると、ステップST193におい
て訪問業務の途上に地理上の制約、道路交通規制上等の
制約事項情報の事前入力が行なわれる。そして、ステッ
プST194において地理上の制約、道路交通規制上等
の制約事項情報が制約事項学習ファイル138へ登録さ
れ、その後制約事項の事前登録処理は終了する。ステッ
プST192および194の処理が終わると、ステップ
ST195において訪問道順組立結果ファイルの訪問先
に関連する地理上等の制約事項を読み込む。次にステッ
プST196において制約事項情報にしたがって訪問道
順組立プログラム方式による訪問道順組立てを行ない、
訪問道順の修正変更を行なう。次に、ステップST19
7において訪問順序を決定し、さらにステップST19
8において訪問順序学習ファイルの更新を行なう。さら
にステップST199において決定した訪問順序による
修正済の訪問先リストを表示部に表示して、その後一連
の変更訪問道順組立て処理動作を終了する。
【0140】これにより、訪問業務の途上においても、
訪問員の判断により、或いはその時、その場所の状況の
変化に基づいて地理上の制約、道路交通規制上等の制約
事項情報の事前入力が行なわれ、その制約事項にしたが
って変更訪問道順組立ての修正、変更を行なうことがで
き、その時々の状況の変化に柔軟に対処して訪問道順組
立てを行なうことが可能となる。
【0141】図43および図44は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の一つとして地図情報データをデー
タベースに備えて訪問先への移動交通距離や移動所要時
間等の算出予測を行い当該情報を織込んだ訪問道順組立
てを行なうようにした本発明の他の実施の形態を説明す
る図である。
【0142】図43は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5E)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
道順組立て装置に地図情報データを入力する地図情報デ
ータ入力手段139とを備えている。この地図情報デー
タ入力手段139は、例えば通信動作により地図データ
を取得するデータ通信手段などの各種データ入力手段に
より構成される。また、複数あるプログラム方式5のう
ちの少なくともいずれか1つ(この実施の形態ではプロ
グラム方式5E)には、上記入力された地図データを格
納する地図情報データベース140と、地図データベー
ス140からのデータに基づいて移動交通距離や所要時
間等を算出する算出予測手段141が備えられている。
【0143】図44は本実施の形態における地図情報デ
ータをデータベースに備えて訪問先への移動交通距離や
移動所要時間等の算出予測を行い当該情報を織込んだ訪
問道順組立てを行なう動作を説明するフロー図である。
この処理動作が開始されると、ステップST200にお
いて訪問先指定リストの読み込みが行なわれる。次にス
テップST201において訪問道順組立プログラム方式
による訪問道順組立てが行なわれる。次にステップST
202において組み立てられた訪問道順が訪問道順組立
て結果ファイルに登録される。他方、訪問業務の途上に
おいて地図データなどの事前登録処理が開始されると、
ステップST203において地図情報データの事前入力
が行なわれる。そして、ステップST204において地
図情報データが地図情報データファイルへ登録され、そ
の後地図データの事前登録処理は終了する。ステップS
T202および204の処理が終わると、ステップST
205において訪問道順組立結果ファイルの訪問先に関
連する地図情報データを読み込む。次にステップST2
06において訪問道順組立結果ファイルに登録されてい
る訪問先への移動交通距離、移動所要時間等を訪問先に
関連する地図情報データを用いて算出予測し、その結果
によって訪問道順を修正して訪問道順の変更を行なう。
次に、ステップST207において訪問順序を決定し、
さらにステップST208において訪問順序学習ファイ
ルの更新を行なう。さらにステップST209において
決定した訪問順序による修正済の訪問先リストを表示部
に表示して、その後一連の変更訪問道順組立て処理動作
を終了する。
【0144】これにより、訪問先への移動交通距離、移
動所要時間等を訪問先に関連する地図情報データを用い
て算出予測し、その結果によって訪問道順を修正して訪
問道順の修正、変更を行なうことができ、地理的な条件
を織り込んだ効率的な訪問道順組立てを行なうことが可
能となる。
【0145】図45および図46は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の一つとして地図情報データをデー
タベースに備えて訪問先への移動交通距離や移動所要時
間等の算出予測を行い当該情報を織込んだ訪問道順組立
てを行なうとともに、訪問業務の途上においてGPSに
よる現在位置情報を用いて訪問道順組立に従っての訪問
実施状況との比較判定を行い当該判定情報によって道順
組立ての上の修正組み替えを行なうようにした本発明の
他の実施の形態を説明する図である。
【0146】図45は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5F)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
道順組立て装置に地図情報データを入力する地図情報デ
ータ入力手段139と、GPSにより現在位置情報を取
得するGPS位置情報受信手段142とを備えている。
この地図情報データ入力手段139は、例えば通信動作
により地図データを取得するデータ通信手段などの各種
データ入力手段により構成される。また、複数あるプロ
グラム方式5のうちの少なくともいずれか1つ(この実
施の形態ではプログラム方式5F)には、上記入力され
た地図データを格納する地図情報データベース140
と、地図情報データベース140からのデータに基づい
て移動交通距離や所要時間等を算出する算出予測手段1
41と、GPS位置情報受信手段142に接続されGP
S位置情報による現在地点位置算出手段143とが備え
られている。
【0147】図46は本実施の形態における地図情報デ
ータをデータベースに備えて訪問先への移動交通距離や
移動所要時間等の算出予測を行なうとともに、訪問業務
の途上においてGPSによる現在位置情報を用いて訪問
道順組立に従っての訪問実施状況との比較判定を行い当
該判定情報によって道順組立ての上の修正組み替えを行
なう動作を説明するフロー図である。この処理動作が開
始されると、ステップST210において訪問先指定リ
ストの読み込みが行なわれる。次にステップST211
において訪問道順組立プログラム方式による訪問道順組
立てが行なわれる。次にステップST211aにおいて
組み立てられた訪問道順が訪問道順組立て結果ファイル
に登録される。その後ステップST212において訪問
業務が進行され、次のステップST213において業務
進行途上でGPS情報による道順変更を行なうか否かが
チェックされる。
【0148】ここで、GPS情報による道順変更を行な
う場合はGPSによる現在位置計測算出処理が開始され
る。このGPSによる現在位置計測算出処理が開始され
ると、ステップST217においてGPS位置情報受信
が行なわれ、次にステップST218においてGPS位
置情報による現在地点位置算出が実行される。他方、訪
問業務の途上において地図データなどの入力処理が開始
されると、ステップST214において地図情報データ
の事前入力が行なわれる。そして、ステップST215
において地図情報データが地図情報データファイルへ登
録され、その後地図データの事前登録処理は終了する。
ステップST215の処理が終わると、ステップST2
16において訪問道順組立結果ファイルの訪問先に関連
する地図情報データを読み込む。次にステップST21
6および218の処理が終わると、ステップST219
において訪問道順組立結果ファイルに登録されている訪
問先への移動交通距離、移動所要時間等を訪問先に関連
する地図情報データとGPSによる現在位置データとを
用いて既実行分以降の分を算出予測し、その結果によっ
て訪問道順を修正して訪問道順の変更を行なう。次に、
ステップST220において訪問順序を決定し、さらに
ステップST221において訪問順序学習ファイルの更
新を行なう。さらにステップST222において決定し
た訪問順序による修正済の訪問先リストを表示部に表示
して、その後一連の変更訪問道順組立て処理動作を終了
する。
【0149】これにより、訪問先への移動交通距離、移
動所要時間等を訪問先に関連する地図情報データとGP
Sによる現在位置データを用いて正確に算出予測し、そ
の結果によって訪問道順を修正して訪問道順の修正、変
更を行なうことができ、地理的な条件を織り込んだ効率
的な訪問道順組立てを行なうことが可能となる。
【0150】図47および図48は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の一つとして、地図情報データと配
達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コー
ド情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なう
ようにした本発明の他の実施の形態を説明する図であ
る。
【0151】図47は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5G)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
道順組立て装置に地図情報データを入力する地図情報デ
ータ入力手段139と、郵便番号、地番等の位置コード
情報を入力するための郵便番号等情報入力手段144と
を備えている。この地図情報データ入力手段139は、
例えば通信動作により地図データを取得するデータ通信
手段などの各種データ入力手段により構成される。郵便
番号等情報入力手段144は、例えば持ち運びに便利な
ように小型化されたキーボード、テンキー、バーコード
読取機、マウスなどの各種データ入力手段により構成さ
れる。或いはデータ通信手段などの各種データ入力手段
により構成されていてもよい。また、複数あるプログラ
ム方式5のうちの少なくともいずれか1つ(この実施の
形態ではプログラム方式5G)には、上記入力された地
図データを格納する地図情報データベース140と、入
力された郵便番号、地番等の位置コード情報を格納する
郵便番号等情報データベース145と、地図情報データ
ベース140からのデータおよび郵便番号等情報データ
ベース145からのデータを複合させて訪問道順の修
正、変更情報を生成する情報複合化手段146とが備え
られている。
【0152】図48は本実施の形態における複数の訪問
道順組立てプログラム方式の一つとして、地図情報デー
タと配達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位
置コード情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを
行なう動作を説明するフロー図である。この処理動作が
開始されると、ステップST230において訪問先指定
リストの読み込みが 行なわれる。次にステップST2
31において訪問道順組立プログラム方式によ る訪問
道順組立てが行なわれる。次にステップST231aに
おいて組み立てられた訪問道順が訪問道順組立て結果フ
ァイルに登録される。さらに、ステップST232にお
いて訪問業務が進行せしめられる。この間に、訪問業務
の途上において地図データなどの入力操作が開始される
と、ステップST233において地図情報データの事前
入力が行なわれる。そして、ステップST234におい
て地図情報データが地図情報データファイルへ登録さ
れ、その後地図データの事前登録処理は終了する。ま
た、同様にして、訪問業務の途上において郵便番号、地
番等の位置コード情報の入力操作が開始されると、ステ
ップST235において郵便番号情報データの事前入力
が行なわれる。そして、ステップST236において郵
便番号、地番等の位置コード情報データが郵便番号情報
データファイルへ登録され、その後郵便番号、地番等の
位置コード情報データの事前登録処理は終了する。ステ
ップST234および236の処理が終わるとステップ
ST237において訪問道順組立結果ファイルに登録さ
れている訪問先に関連する地図情報データおよび郵便番
号、地番等の位置コード情報データを読み込んで、当該
両情報を複合化して用い訪問先への訪問旅程、位置等の
算出を行なって訪問道順の補正、変更を行なう。次に、
ステップST238において訪問順序を決定し、さらに
ステップST239において訪問順序学習ファイルの更
新を行なう。さらにステップST240において決定し
た訪問順序による修正済の訪問先リストを表示部に表示
して、その後一連の変更訪問道順組立て処理動作を終了
する。
【0153】これにより、地図情報データと配達区分に
応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コード情報デ
ータとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なうことがで
き、郵便番号による位置割り出し機能を加味した地理的
な条件を織り込んだ効率的な訪問道順組立てを行なうこ
とが可能となる。
【0154】図49および図50は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の一つとして、地図情報データと配
達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コー
ド情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なう
一方で、当該方法における郵便番号、地番等の位置コー
ド情報データを光通信、無線通信等の通信手段により発
信する発信器を当該郵便番号、地番等の位置コードに相
当する該当地点に配置し、当該情報発信器から送信され
る配達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置
コード情報データを受信することによって自己の所在位
置を地図情報データによる地図上に表示する方法を用い
て訪問道順組立てを行なうようにした本発明の他の実施
の形態を説明する図である。
【0155】図49は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5H)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
道順組立て装置に地図情報データを入力する地図情報デ
ータ入力手段139と、郵便番号、地番等の位置コード
の路上位置情報を入力するための郵便番号等路上位置情
報入力手段147とを備えている。上記地図情報データ
入力手段139は、例えば通信動作により地図データを
取得するデータ通信手段などの各種データ入力手段によ
り構成される。郵便番号等路上位置情報入力手段147
もまたデータ通信手段などの各種データ入力手段により
構成されている。他方、路上或いはビルなどの建屋には
郵便番号、地番等の位置コードの路上位置に関する情報
をデータ送信する郵便番号等路上位置情報発信手段15
0が設置されている。また、複数あるプログラム方式5
のうちの少なくともいずれか1つ(この実施の形態では
プログラム方式5H)には、上記入力された地図データ
を格納する地図情報データベース140と、郵便番号等
路上位置情報入力手段147から入力された郵便番号、
地番等の位置コードの路上位置情報を格納する郵便番号
等位置情報データベース148と、地図情報データベー
ス140からのデータおよび郵便番号等位置情報データ
ベース148からのデータを複合させる情報複合化手段
149と、上記郵便番号等路上位置情報発信手段150
からの信号を受信する郵便番号等路上位置情報受信手段
151と、上記情報複合化手段149からの信号と上記
郵便番号等路上位置情報受信151からの信号により、
自己の位置を算出し、自己位置の地図情報上への重ねと
ポジショニングを行なう表示手段152とが設けられて
いる。
【0156】図50は本実施の形態における複数の訪問
道順組立てプログラム方式の一つとして、地図情報デー
タと配達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位
置コード情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを
行なう一方で、当該方法における郵便番号、地番等の位
置コード情報データを光通信、無線通信等の通信手段に
より発信する発信器を当該郵便番号の該当地点に配置
し、当該情報発信器から送信される配達区分に応用可能
に備えた郵便番号情報データを受信することによって自
己の所在位置を地図情報データによる地図上に表示する
方法を用いて訪問道順組立てを行なう動作を説明するフ
ロー図である。この処理動作が開始されると、ステップ
ST250において訪問先指定 リストの読み込みが行
なわれる。次にステップST251において別の訪問道
順組立プログラム方式による訪問道順組立てが行なわれ
る。次にステップST252において組み立てられた訪
問道順が訪問道順組立て結果ファイルに登録される。こ
の間に、地図データなどの入力操作が開始されると、ス
テップST253において地図情報データの事前入力が
行なわれる。そして、ステップST254において地図
情報データが地図情報データファイルへ登録され、これ
によって地図データの事前登録処理が実行される。ま
た、同様にして、郵便番号、地番等の位置コード情報の
入力操作が開始されると、ステップST255において
郵便番号、地番等の位置コード情報データの事前入力が
行なわれる。そして、ステップST256において郵便
番号、地番等の位置コード情報データが郵便番号情報デ
ータファイルへ登録され、これによって郵便番号、地番
等の位置コード情報データの事前登録処理が実行され
る。ステップST254および256の処理が終わるこ
とにより事前登録処理が終了する。またステップST2
52、ST254および256の処理が終了すると,ス
テップST257において訪問道順組立結果ファイルに
登録されている訪問先に関連する地図情報および郵便番
号、地番等の位置コード情報を読み込んで、当該両情報
を複合化して用い訪問先への訪問旅程、位置等の算出を
行なって訪問道順の補正、変更を行なう。
【0157】次に、ステップST258において訪問順
序を決定し、さらにステップST259において訪問順
序学習ファイルの更新を行なう。さらにステップST2
60において決定した訪問順序による修正済の訪問先リ
ストを表示部に表示する。さらにステップST261に
おいて訪問業務の進行が行なわれる。これによりステッ
プST262において業務進行途上で郵便番号、地番等
の位置コードでの位置情報による道順変更を行なうか否
かをチェックし、道順変更を行なわない場合はステップ
ST261の訪問業務の進行処理に戻る。他方、道順変
更を行なう場合は、ステップST262aにおいて郵便
番号、地番等の位置コードによる路上位置情報発信手段
150に対する質問データ(コマンド)を発信する。こ
れにより、ステップST263において郵便番号、地番
等の位置コードによって路上位置情報発信手段150か
らは応答メッセージが発信される。訪問道順組立て装置
は、ステップST264において郵便番号、地番等の位
置コードによる路上位置情報発信手段150からの応答
を受信し、次のステップST265において表示手段1
52により自己の位置を算出し、自己位置の地図情報上
への重ねとポジショニングおよび表示を行なう。次にス
テップST266において自己位置情報と地図情報とか
ら残り訪問先に関する訪問の道順、所要時間等を評価算
定し、見直し訪問道順訪問時間等の補正、変更を行な
う。さらに、ステップST267において残り訪問先の
訪問順序の決定を行ない、さらにステップST268に
おいて訪問順序学習ファイルの更新を行なう。さらにス
テップST269において決定した訪問順序による修正
済の訪問先リストを表示部に表示する。さらにステップ
ST270において残り訪問先の訪問業務の進行が行な
われた後、一連の変更訪問道順組立て処理動作を終了す
る。
【0158】これにより、地図情報データと配達区分に
応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コード情報デ
ータとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なうことがで
き、郵便番号、地番等の位置コードによる位置割り出し
機能を加味した地理的な条件を織り込んだ効率的な訪問
道順組立てを行なう一方で、当該方法における郵便番
号、地番等の位置コード情報データを光通信、無線通信
等の通信手段により発信する発信器を当該郵便番号、地
番等の位置コードの該当地点に配置し、当該情報発信器
から送信される配達区分に応用可能に備えた郵便番号、
地番等の位置コード情報データを受信することによって
自己の所在位置を地図情報データによる地図上に表示し
ながら、より正確に且つ効率的に訪問道順組立てを行な
うことが可能となる。
【0159】図51および図52は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の一つとして、地図情報データと配
達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コー
ド情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なう
一方で、路上に設置した道順組立てに配達区分に応用可
能な郵便番号、地番等の位置コード情報をバーコード、
2次元バーコード等のマーキングコード化して表示した
表示手段を読み取る手段を訪問員や配達員が携帯する携
帯端末装置に備え該手段を読み取ることにより自己の所
在位置を自己の所在位置を地図情報データによる地図上
に表示する方法を備えて当該方法を用いて訪問道順組立
てを行なうようにした本発明の他の実施の形態を説明す
る図である。
【0160】図51は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5I)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
道順組立て装置に地図情報データを入力する地図情報デ
ータ入力手段139と、郵便番号、地番等の位置コード
路上位置情報を入力するための郵便番号、地番等の位置
コード路上位置情報入力手段147とを備えている。上
記地図情報データ入力手段139は、例えば通信動作に
より地図データを取得するデータ通信手段などの各種デ
ータ入力手段により構成される。郵便番号、地番等の位
置コード路上位置情報入力手段147もまたデータ通信
手段などの各種データ入力手段により構成されている。
【0161】他方、路上或いはビルなどの建屋には郵便
番号、地番等の位置コード路上位置に関する情報をマー
キングコードなどで表示する郵便番号等路上設置位置情
報マーキングコード表示手段153が設置されている。
マーキングコードとしてはバーコード、ステルスコード
などが用いられる。また、複数あるプログラム方式5の
うちの少なくともいずれか1つ(この実施の形態ではプ
ログラム方式5I)には、上記入力された地図データを
格納する地図情報データベース140と、入力された郵
便番号、地番等の位置コードの路上位置情報を格納する
郵便番号等位置情報データベース148と、地図情報デ
ータベース140からのデータおよび郵便番号等位置情
報データベース148からのデータを複合させる情報複
合化手段149と、上記郵便番号等路上設置位置情報マ
ーキングコード表示手段153により表示された情報を
読み取るマーキングコード認識読み取り手段154と、
上記情報複合化手段149からの信号と上記マーキング
コード認識読み取り手段154からの信号により、自己
の位置を算出し、自己位置の地図情報上への重ね表示す
る表示手段155とが設けられている。
【0162】図52は本実施の形態における複数の訪問
道順組立てプログラム方式の一つとして、地図情報デー
タと配達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位
置コード位置情報データとを合わせ用いて訪問道順組立
てを行なう一方で、路上に設置した道順組立てに配達区
分に応用可能な郵便番号、地番等の位置コード位置情報
をバーコード、2次元バーコード等のマーキングコード
化して表示した表示手段を読み取る手段を訪問員や配達
員が携帯する携帯端末装置に備え該手段を読み取ること
により自己の所在位置を自己の所在位置を地図情報デー
タによる地図上に表示する方法を備えて当該方法を用い
て訪問道順組立てを行なう動作を説明するフロー図であ
る。この処理動作が開始されると、ステップST280
において訪問先指定リストの読み込みが行なわれる。次
にステップST281において別の訪問道順組立プログ
ラム方式による訪問道順組立てが行なわれる。次にステ
ップST282において組み立てられた訪問道順が訪問
道順組立て結果ファイルに登録される。この間に、地図
データなどの入力操作が開始されると、ステップST2
83において地図情報データの事前入力が行なわれる。
そして、ステップST284において地図情報データが
地図情報データファイルへ登録され、これによって地図
データの事前登録処理が実行される。また、同様にし
て、郵便番号、地番等の位置コードによる位置情報の入
力操作が開始されると、ステップST285において郵
便番号、地番等の位置コードによる情報データの事前入
力が行なわれる。そして、ステップST286において
郵便番号、地番等の位置コードによる位置情報データが
郵便番号、地番等の位置コードによる位置情報データフ
ァイルへ登録され、これによって郵便番号、地番等の位
置コードによる位置情報データの事前登録処理が実行さ
れる。
【0163】ステップST284および286の処理が
終わることにより事前登録処理が終了する。またステッ
プST282、ST284および286の処理が終了す
ると、ステップST287において訪問道順組立結果フ
ァイルに登録されている訪問先に関連する地図情報およ
び郵便番号、地番等の位置コードによる位置情報を読み
込んで、当該両情報を複合化して用い訪問先への訪問旅
程、位置等の算出を行なって訪問道順の補正、変更を行
なう。次に、ステップST288において訪問順序を決
定し、さらにステップST289において訪問順序学習
ファイルの更新を行なう。さらにステップST290に
おいて決定した訪問順序による修正済の訪問先リストを
表示部に表示する。さらにステップST290aにおい
て訪問業務の進行が行なわれる。これによりステップS
T290bにおいて業務進行途上で郵便番号、地番等の
位置コードによる路上設置位置情報マーキングコード表
示読み取り認識による道順変更を行なうか否かをチェッ
クし、道順変更を行なわない場合はステップST290
aの訪問業務の進行処理に戻る。他方、道順変更を行な
う場合は、ステップST291において郵便番号、地番
等の位置コードによる路上設置位置情報マーキングコー
ド表示読み取り操作を行なう。これにより、ステップS
T293において表示手段155により自己の位置を算
出し、自己位置の地図情報上への重ねとポジショニング
および表示を行なう。次にステップST294において
自己位置情報と地図情報とから残り訪問先に関する訪問
の道順、所要時間等を評価算定し、見直し訪問道順訪問
時間等の補正、変更を行なう。さらに、ステップST2
95において残り訪問先の訪問順序の決定を行ない、さ
らにステップST296において訪問順序学習ファイル
の更新を行なう。さらにステップST297において決
定した訪問順序による修正済の訪問先リストを表示部に
表示する。さらにステップST298において残り訪問
先の訪問業務の進行が行なわれた後、一連の変更訪問道
順組立て処理動作を終了する。
【0164】これにより、地図情報データと配達区分に
応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コードによる
情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なう一
方で、路上に設置した道順組立てに配達区分に応用可能
な郵便番号情報をバーコード、2次元バーコード等のマ
ーキングコード化して表示した表示手段を読み取る手段
を訪問員や配達員が携帯する携帯端末装置に備え該表示
手段を読み取ることにより自己の所在位置を自己の所在
位置を地図情報データによる地図上に表示するようにし
ているから、訪問道順組立てを行なう地図情報データと
配達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コ
ードによる情報データとを合わせ用いて訪問道順組立て
を行なうことができ、郵便番号による位置割り出し機能
を加味した地理的な条件を織り込んだ効率的な訪問道順
組立てを行なうことが可能となる。
【0165】図53乃至図55は、複数の訪問道順組立
てプログラム方式の一つとして、地図情報データと配達
区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コード
による情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行
なう一方で、当該方法における位置情報データを光通
信、無線通信等の通信手段により発信する発信器からの
郵便番号情報データによって自己の所在位置を地図情報
データによる地図上に表示する方法を備えて当該方法を
用いて訪問道順組立てを行う方法を用いるとともに、当
該方法における自己の所在位置の情報を、PHSや携帯
電話等の通信手段によって他の係り員の操作する装置に
伝送し、訪問業務の途上における業務引継ぎの為の会合
合流地点への案内、事務所に設置の装置への自己の所在
位置情報の伝送による訪問道順変更に拘わる途上報告や
指示等の要素も織り込んだ訪問道順組み替えを行なうよ
うにした本発明の他の実施の形態を説明する図である。
【0166】図53は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5J)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
道順組立て装置に地図情報データを入力する地図情報デ
ータ入力手段139と、その他のマッピング情報を入力
するためのデータマッピングデータ入力手段156とを
備えている。上記地図情報データ入力手段139は、例
えば通信動作により地図データを取得するデータ通信手
段などの各種データ入力手段により構成される。その他
のマッピングデータ入力手段156もまた、例えばデー
タ通信手段などの各種データ入力手段により構成されて
いる。
【0167】他方、路上、街角或いはビルなどの建屋に
は郵便番号、地番等の位置コードによる路上位置に関す
る情報を提供する郵便番号等路上設置位置情報提供手段
159と、他の係員のデータ受信手段を備えた業務用装
置160とが設置されている。また、複数あるプログラ
ム方式5のうちの少なくともいずれか1つ(この実施の
形態ではプログラム方式5J)には、上記入力された地
図データを格納する地図情報データベース140と、入
力されたその他のマッピング情報を格納するその他のマ
ッピング情報データファイル157と、地図情報データ
ベース140からのデータおよびその他のマッピング情
報データファイル157からのデータを複合させる情報
複合化手段158と、上記郵便番号等路上設置位置情報
提供手段159により提供された位置情報を入手するた
めの郵便番号等路上設置位置情報入手手段161と、上
記業務用装置160との間でデータの送受信を行なう情
報データ送受信手段162と、上記情報複合化手段15
8からの信号と上記郵便番号等路上設置位置情報入手手
段161からの信号および情報データ送受信手段162
からの信号により、自己の位置を算出し、自己位置の地
図情報上への重ね表示する表示手段163とが設けられ
ている。
【0168】図54および図55は本実施の形態におけ
る複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つとして、
地図情報データと配達区分に応用可能に備えた郵便番
号、地番等の位置コードによる情報データとを合わせ用
いて訪問道順組立てを行なう一方で、当該方法における
位置情報データを光通信、無線通信等の通信手段により
発信する発信器からの郵便番号情報データによって自己
の所在位置を地図情報データによる地図上に表示する方
法を備えて当該方法を用いて訪問道順組立てを行う方法
を用いるとともに、当該方法における自己の所在位置の
情報を、PHSや携帯電話等の通信手段によって他の係
り員の操作する装置に伝送し、訪問業務の途上における
業務引継ぎの為の会合合流地点への案内、事務所に設置
の装置への自己の所在位置情報の伝送による訪問道順変
更に拘わる途上報告や指示等の要素も織り込んだ訪問道
順組み替えを行なう動作を説明するフロー図である。
【0169】この処理動作が開始されると、ステップS
T300において訪問先指定リストの読み込みが行なわ
れる。次にステップST301において別の訪問道順組
立プログラム方式による訪問道順組立てが行なわれる。
次にステップST302において組み立てられた訪問道
順が訪問道順組立て結果ファイルに登録される。この間
に、地図データなどの入力操作が開始されると、ステッ
プST303において地図情報データの事前入力が行な
われる。そして、ステップST304において地図情報
データが地図情報データファイルへ登録され、これによ
って地図データの事前登録処理が実行される。また、同
様にして、その他のマッピング情報の入力操作が開始さ
れると、ステップST305においてその他のマッピン
グ情報データの事前入力が行なわれる。そして、ステッ
プST306においてその他のマッピング情報データが
その他のマッピング情報データファイルへ登録され、こ
れによってその他のマッピング情報データの事前登録処
理が実行される。ステップST304および306の処
理が終わることにより事前登録処理が終了する。またス
テップST302、ST304および306の処理が終
了すると,ステップST307において訪問道順組立結
果ファイルに登録されている訪問先に関連する地図情報
および郵便番号、地番等の位置コードによる情報を読み
込んで、当該両情報を複合化して用い訪問先への訪問旅
程、位置等の算出を行なって訪問道順の補正、変更を行
なう。次に、ステップST308において訪問順序を決
定し、さらにステップST309において訪問順序学習
ファイルの更新を行なう。さらにステップST310に
おいて決定した訪問順序による修正済の訪問先リストを
表示部に表示する。さらにステップST311において
訪問業務の進行が行なわれる。
【0170】これによりステップST312において業
務進行途上で自己位置データ入手による道順変更を行な
うか否かをチェックし、道順変更を行なわない場合はス
テップST311の訪問業務の進行処理に戻る。他方、
道順変更を行なう場合は、ステップST313において
自己位置データ情報入手手段の作動操作を行なう。これ
により、ステップST314において自己位置データ情
報入手手段が作動し、次いでステップST315におい
て表示手段163により自己の位置を算出し、自己位置
の地図情報上への重ねとポジショニングおよび表示を行
なう。次にステップST316において業務進行途上で
自己位置データ業務データ等の情報を他の係員の装置に
伝送するか否かをチェックし、伝送する場合はステップ
ST317において情報伝送操作を行ない、次いでステ
ップST318において自己位置データ、業務データ等
の情報伝送が通信手段により行なわれ、情報伝送元の訪
問道順組立て装置においては、一連の処理動作が終了す
る。そして情報伝送を受けた側においては、引き継ぎの
形で訪問道順組立て処理動作が行なわれる(後出のステ
ップST330以降)。
【0171】他方、ステップST316において情報の
伝送を行なわない場合は、次にステップST319にお
いて自己位置情報と地図情報とから残り訪問先に関する
訪問の道順、所要時間等を評価算定し、見直し訪問道順
訪問時間等の補正、変更を行なう。さらに、ステップS
T320において残り訪問先の訪問順序の決定を行な
い、さらにステップST321において訪問順序学習フ
ァイルの更新を行なう。さらにステップST322にお
いて決定した訪問順序による修正済の訪問先リストを表
示部に表示する。さらにステップST323において残
り訪問先の訪問業務の進行が行なわれた後、一連の変更
訪問道順組立て処理動作を終了する。
【0172】ここで、先のステップST318以降にお
ける引き継ぎによる訪問道順組立て処理動作について図
55を参照して説明する。引き継ぎ側では、他の係員か
らの引継要請通信があった場合ステップST330にお
いて業務進行途上の他の係員の位置データと引継訪問先
情報等の引継データ入手による道順変更を行なうか否か
をチェックし、道順変更を行なわない場合はステップS
T331において引継受入否定回答の通信操作を行な
う。他方、道順変更を行なう場合はステップST332
において引継情報入手通信手段の作動操作および自己位
置データ入手手段の作動操作を行なう。次にステップS
T333において業務進行途上の他の係員の位置データ
と引継訪問先情報等の引継データを受信し、さらにステ
ップST334において自己位置データ情報入手手段を
作動させる。そしてステップST335において表示手
段163により自己の位置を算出し、自己位置の地図情
報上への重ねとポジショニングおよび表示を行なう。次
にステップST336において業務進行途上の他の係員
の位置データと引継訪問先情報等の引継データと自己位
置情報と自己の訪問先および地図情報とから残り訪問先
に関する訪問の道順、所要時間等を評価算定し、見直し
訪問道順訪問時間等の補正、変更を行なう。さらに、ス
テップST337において残り訪問先の訪問順序の決定
を行ない、さらにステップST338において訪問順序
学習ファイルの更新を行なう。さらにステップST33
9において決定した訪問順序による修正済の訪問先リス
トを表示部に表示する。さらにステップST340にお
いて残り訪問先の訪問業務の進行が行なわれた後、一連
の変更訪問道順組立て処理動作を終了する。
【0173】これにより、地図情報データと配達区分に
応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コードによる
情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なう一
方で、当該方法における位置情報データを光通信、無線
通信等の通信手段により発信する発信器からの郵便番号
情報データによって自己の所在位置を地図情報データに
よる地図上に表示する方法を備えて当該方法を用いて訪
問道順組立てを行う方法を用いるとともに、当該方法に
おける自己の所在位置の情報を、PHSや携帯電話等の
通信手段によって他の係り員の操作する装置に伝送し、
訪問業務の途上における業務引継ぎの為の会合合流地点
への案内、事務所に設置の装置への自己の所在位置情報
の伝送による訪問道順変更に拘わる途上報告や指示等の
要素も織り込んだ訪問道順組み替えを行なうようにして
いるから、訪問道順組立てを行なう地図情報データと配
達区分に応用可能に備えた郵便番号情報データとを合わ
せ用いて訪問道順組立てを行なうことができる。また、
係員同士の間で通信によって業務の引き継ぎを行ないな
がら業務を遂行して行くことができるから、全体として
の処理が早くなる等の効果が得られる。
【0174】図56および図57は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の一つとして、地図情報データとそ
の他のマッピング情報データとを合わせ用いて訪問道順
組立てを行なう一方で、当該方法における道順を地図表
示し、この表示地図を参照しながら道順修正を行えるよ
うにして訪問道順組立てを行なうようにした本発明の他
の実施の形態を説明する図である。
【0175】図56は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5K)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、訪問
道順組立て装置に地図情報データを入力する地図情報デ
ータ入力手段139と、その他のマッピング情報を入力
するためのデータマッピングデータ入力手段156とを
備えている。上記地図情報データ入力手段139は、例
えば通信動作により地図データを取得するデータ通信手
段などの各種データ入力手段により構成される。その他
のマッピングデータ入力手段156もまた、例えばデー
タ通信手段などの各種データ入力手段により構成されて
いる。
【0176】他方、路上、街角或いはビルなどの建屋に
は郵便番号、地番等の位置コードによる路上位置に関す
る情報をはじめとする各種の情報を入手するための情報
データ入手手段164が設置されている。また、複数あ
るプログラム方式5のうちの少なくともいずれか1つ
(この実施の形態ではプログラム方式5K)には、上記
入力された地図データを格納する地図情報データベース
140と、入力されたその他のマッピング情報を格納す
るその他のマッピング情報データファイル157と、地
図情報データベース140からのデータおよびその他の
マッピング情報データファイル157からのデータを複
合させる情報複合化手段158と、上記情報データ入手
手段164により入手された各種情報を入手して自己の
位置を算出し、自己位置の地図情報上への重ねとポジシ
ョニングを行なう表示手段152と、訪問道順の修正操
作を行なう道順修正手段167と、道順地図を表示する
道順地図表示手段165と、訪問道順を地図情報の上へ
重ねる訪問道順を地図情報の上へ重ね表示手段166と
が設けられている。
【0177】図57は本実施の形態における複数の訪問
道順組立てプログラム方式の一つとして、地図情報デー
タとその他のマッピング情報データとを合わせ用いて訪
問道順組立てを行なう一方で、当該方法における道順を
地図表示し、この表示地図を参照しながら道順修正を行
えるようにして訪問道順組立てを行なう動作を説明する
フロー図である。この処理動作が開始されると、ステッ
プST400において訪問先指定リストの読み込みが行
なわれる。次にステップST401において別の訪問道
順組立プログラム方式による訪問道順組立てが行なわれ
る。次にステップST402において組み立てられた訪
問道順が訪問道順組立て結果ファイルに登録される。こ
の間に、地図データなどの入力操作が開始されると、ス
テップST403において地図情報データの事前入力が
行なわれる。そして、ステップST404において地図
情報データが地図情報データファイルへ登録され、これ
によって地図データの事前登録処理が実行される。
【0178】また、同様にして、その他のマッピング情
報の入力操作が開始されると、ステップST405にお
いてその他のマッピング情報データの事前入力が行なわ
れる。そして、ステップST406においてその他のマ
ッピング情報データがその他のマッピング情報データフ
ァイルへ登録され、これによってその他のマッピング情
報データの事前登録処理が実行される。ステップST4
04および406の処理が終わることにより事前登録処
理が終了する。またステップST402、ST404お
よび406の処理が終了すると,ステップST407に
おいて訪問先関連情報及び地図関連情報を総合し地図表
示上に訪問先位置をプロットした重ね表示を行なう。次
にステップST408において訪問先が表示された地図
表示を参照しながら道順修正操作手段167を用いて修
正データのグを行なう。さらにステップST409にお
いて地図情報データ及び道順補正手段等を用いて見直し
算出を行なって道順組立てを修正する。次に、ステップ
ST410において訪問順序を決定し、さらにステップ
ST411において訪問順序学習ファイルの更新を行な
う。さらにステップST412において決定した訪問順
序による修正済の訪問先リストを表示部に表示する。さ
らにステップST413において残り訪問先の訪問業務
の進行が行なわれ、一連の処理動作が終了する。
【0179】これにより、地図情報データとその他のマ
ッピング関連情報データとを合わせ用いて訪問道順組立
てを行なう一方で、当該方法における道順を地図表示
し、この表示地図を参照しながら道順修正を行えるよう
にして訪問道順組立てを行なうようにしているから、訪
問道順組立てを行なう地図情報データとその他のマッピ
ング情報を目で見ながら訪問道順組立てを行なうことが
でき、訪問道順組立ての処理操作を行ない易くすること
が可能である。
【0180】図58および図59は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の内の一つとして訪問道順組立てに
おいて訪問開始時刻と訪問終了予定時刻から、各訪問先
の各訪問予定時刻を算出し、時刻指定の訪問先のデータ
を最適な訪問順の位置に挿入して訪問道順の組み替え修
正を行って適正な訪問道順組立てを行なうようにした本
発明の他の実施の形態を説明する図である。
【0181】図58は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5L)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、時刻
指定訪問先データ入力手段168と、訪問開始時刻及び
終了時刻入力手段169とを備えている。上記時刻指定
訪問先データ入力手段168は、訪問時刻が指定されて
いる訪問先のデータを入力するためのものである。また
訪問開始時刻及び終了時刻入力手段169は、訪問時刻
が指定されている訪問先を訪問する開始時刻及び終了予
定の時刻のデータを入力するためのものである。また、
複数あるプログラム方式5のうちの少なくともいずれか
1つ(この実施の形態ではプログラム方式5L)には、
上記時刻指定訪問先データ入力手段168と、訪問開始
時刻及び終了時刻入力手段169からのデータに基づい
て訪問予定時刻を算出し予測する訪問予定時刻サンスツ
予測手段170と、時刻指定訪問先データを挿入し補正
を行なう時刻指定訪問先データ挿入補正手段171とが
設けられている。
【0182】図59は本実施の形態における複数の訪問
道順組立てプログラム方式の一つとして、訪問道順組立
てにおいて訪問開始時刻と訪問終了予定時刻から、各訪
問先の各訪問予定時刻を算出し、時刻指定の訪問先のデ
ータを最適な訪問順の位置に挿入して訪問道順の組み替
え修正を行って適正な訪問道順組立てを行なう動作を説
明するフロー図である。この処理動作が開始されると、
ステップST420において訪問先指定リストの読み込
みが行なわれる。次にステップST421において別の
訪問道順組立プログラム方式による訪問道順組立てが行
なわれる。次にステップST422において組み立てら
れた訪問道順が訪問道順組立て結果ファイルに登録され
る。この間に、訪問時刻データの登録操作が開始される
と、ステップST423において訪問開始時刻及び終了
時刻入力手段169により訪問時刻が指定されている訪
問先を訪問する開始時刻及び終了予定の時刻のデータの
入力が行なわれる。そして、ステップST424におい
て訪問予定時刻を算出予測を行ない、ステップST42
5において時刻指定訪問先があるか否かをチェックす
る。このチェック処理において時刻指定訪問先がある場
合は、ステップST426において時刻指定訪問先デー
タを入力する。他方、ステップST425のチェック処
理において時刻指定訪問先がない場合は、ステップST
427において訪問先リストに訪問予定時刻を表示す
る。この訪問予定時刻を表示した後、および上記ステッ
プST426における時刻指定訪問先データの入力を行
なった後は、ステップST428において時刻指定訪問
先データの挿入による訪問道順組立て変更と訪問予定時
刻の補正を行なう。さらにステップST429において
訪問済み訪問先リストに補正済み訪問予定時刻を表示す
る。次に、ステップST430において訪問順序を決定
し、さらにステップST431において訪問順序学習フ
ァイルの更新を行なう。さらにステップST433にお
いて決定した訪問順序による修正済の訪問先リストを表
示部に表示が行なわれ、一連の処理動作が終了する。
【0183】これにより、訪問道順組立てにおいて訪問
開始時刻と訪問終了予定時刻から、各訪問先の各訪問予
定時刻を算出し、時刻指定の訪問先のデータを最適な訪
問順の位置に挿入して訪問道順の組み替え修正を行って
適正な訪問道順組立てを行なうようにしているから、訪
問道順組立てを行なうに当たって時間管理をも考慮した
訪問道順組立てを行なうことができ、時間的に効率を良
くすることが可能である。
【0184】図60および図61は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の内の一つとして訪問道順組立て結
果に基づいて訪問実施の途中において発生した訪問時間
の遅延や、訪問先の都合によって、割り込みや訪問中止
等の発生した場合に、残りの訪問先への訪問への所要残
り時間、優先訪問先の抽出、訪問先の重み付けデータ等
を判定し、残り訪問先への訪問道順の組み替え修正を行
って適正な対応が行える変更訪問道順組立てを行なうよ
うにした本発明の他の実施の形態を説明する図である。
【0185】図60は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5M)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、現在
時刻測定手段172と、時刻指定訪問先データ変更入力
手段173と、残り訪問先の重み付けデータ付与手段1
74とを備えている。上記現在時刻測定手段172は現
在の時刻を測定するいわゆる時計である。上記時刻指定
訪問先データ変更入力手段173は、訪問時刻が指定さ
れている訪問先に関して何らかの変更があった場合にそ
のデータを変更し入力するためのものである。
【0186】また訪問開始時刻及び終了時刻入力手段1
69は、訪問時刻が指定されている訪問先を訪問する開
始時刻及び終了予定の時刻のデータを入力するためのも
のである。残り訪問先の重み付けデータ付与手段174
は、残っている訪問先について訪問すべき重要度の違い
に応じて重みを付与し訪問道順組立ての際の参考データ
とするためのものである。また、複数あるプログラム方
式5のうちの少なくともいずれか1つ(この実施の形態
ではプログラム方式5M)には、上記現在時刻測定手段
172に接続され訪問業務遂行に関わる時刻の差異判定
を行なう時刻差異判定手段175と、この時刻差異判定
手段175からのデータに基づいて残り訪問先への所要
時刻算出予測を行なう所要時刻算出予測手段176と、
上記時刻指定訪問先データ変更入力手段173からのデ
ータに基づいて時刻指定訪問先データの挿入、補正を行
なう時刻指定訪問先データ挿入補正手段177と、残り
訪問先の重み付けデータ付与手段174と所要時刻算出
予測手段176と時刻指定訪問先データ挿入補正手段1
77とからのデータに基づいて残り訪問先の訪問順序組
み替えを行なう訪問順序組み替え変更手段178とが設
けられている。
【0187】図61は本実施の形態における複数の訪問
道順組立てプログラム方式の一つとして、訪問道順組立
て結果に基づいて訪問実施の途中において発生した訪問
時間の遅延や、訪問先の都合によって、割り込みや訪問
中止等の発生した場合に、残りの訪問先への訪問への所
要残り時間、優先訪問先の抽出、訪問先の重み付けデー
タ等を判定し、残り訪問先への訪問道順の組み替え修正
を行って適正な対応が行える変更訪問道順組立てを行な
う動作を説明するフロー図である。この処理動作が開始
されると、ステップST440において訪問先指定リス
トの読み込みが行なわれる。次にステップST441に
おいて訪問時刻表示付き訪問道順組立てプログラム方式
による訪問道順組立てが行なわれる。次にステップST
442において組み立てられた訪問道順が訪問道順組立
て結果ファイルに登録される。この間に、訪問時刻デー
タの登録操作が開始されると、ステップST443にお
いて訪問開始時刻及び終了時刻のデータの入力が行なわ
れる。そして、ステップST444において訪問予定時
刻を算出予測を行ない、ステップST445において時
刻指定訪問先があるか否かをチェックする。このチェッ
ク処理において時刻指定訪問先がある場合は、ステップ
ST446において時刻指定訪問先データを入力する。
他方、ステップST445のチェック処理において時刻
指定訪問先がない場合は、ステップST456において
訪問先リストに訪問予定時刻を表示する。さらに、上記
処理の流れの間に、訪問進行状況時刻判定の処理操作が
開始されると、ステップST447において現在時刻の
測定を行ない、次にステップST448において訪問道
順組立て上予定時刻と現在の訪問業務進行状況の時刻の
差異判定を行なう。
【0188】次にステップST449において残りの訪
問先への訪問所要時間算定予測を行ない、次のステップ
ST450において時刻指定訪問先のデータの変更があ
るか否かをチェックする。このチェック処理において、
時刻指定訪問先のデータの変更がある場合は、ステップ
ST451において時刻指定訪問先のデータを変更入力
する。他方、時刻指定訪問先のデータの変更がない場合
は、ステップST452において優先訪問先のデータの
抽出による変更が必要か否かをチェックする。このチェ
ック処理において、変更が必要である場合はステップS
T453において優先訪問先データを変更入力する。他
方、変更が必要でない場合はステップST454におい
て訪問先の重み付け判定が必要か否かをチェックする。
重み付け判定が必要である場合は、ステップST455
において優先訪問先データを変更入力する。
【0189】そして、以上の各処理が終了した後、ステ
ップST461において、ステップST446の処理結
果、ステップST449の処理結果、ステップST45
1の処理結果、ステップST453の処理結果、ステッ
プST455の処理結果に基づいて訪問順序組立て変更
と訪問予定時刻補正を行なう。さらにステップST46
2において訪問済み訪問先リストに補正済み訪問予定時
刻を表示する。次に、ステップST463において訪問
順序を決定し、さらにステップST464において訪問
順序学習ファイルの更新を行なう。さらにステップST
465において決定した訪問順序による修正済の訪問先
リストを表示部に表示が行なわれ、一連の処理動作が終
了する。
【0190】これにより、訪問道順組立てにおいて、訪
問道順組立て結果に基づいて訪問実施の途中において発
生した訪問時間の遅延や、訪問先の都合によって、割り
込みや訪問中止等の発生した場合に、残りの訪問先への
訪問への所要残り時間、優先訪問先の抽出、訪問先の重
み付けデータ等を判定し、残り訪問先への訪問道順の組
み替え修正を行って適正な対応が行える変更訪問道順組
立てを行なうようにしているから、訪問道順組立てを行
なうに当たって時間管理、および訪問の重要度に応じた
業務管理をも考慮した訪問道順組立てを行なうことがで
き、時間的及び訪問業務の効率を良くすることが可能で
ある。
【0191】図62および図63は、複数の訪問道順組
立てプログラム方式の内の一つとして訪問道順組立て結
果に基づいて訪問実施するに当たり時計データ取得手段
を備え当該手段による計時データを訪問道順組立に従っ
ての訪問業務実施上の履歴データとして記憶させるとと
もに当該計時データ情報を用いて次回以降の訪問道順組
立てを行う場合に参照データとして用いるようにした本
発明の他の実施の形態を説明する図である。
【0192】図62は本実施の形態を実現するための訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図である。この
訪問道順組立て装置は、全訪問先データベース1と、訪
問先抽出手段2と、訪問日時指定ファイル3と、訪問先
指定リスト4と、複数の訪問道順組立てプログラム方式
5(プログラム方式5a、プログラム方式5b、プログ
ラム方式5c、・・・プログラム方式5N、プログラム
方式5P)とをそなえている。また本実施の形態におけ
る訪問道順組立て装置は、これらの各構成要素に加え
て、上記複数の訪問道順組立てプログラム方式5に含ま
れるそれぞれの訪問順序決定手段を選択する訪問順序決
定手段選択手段130と、訪問先を訪れる日時のデータ
を入力するための指定訪問日時入力手段131と、時刻
計時データを取得する計時データ取得手段179と、決
定訪問順序にしたがった訪問業務の手続を実施する訪問
業務手続実施手段180とを備えている。また、複数あ
るプログラム方式5のうちの少なくともいずれか1つ
(この実施の形態ではプログラム方式5P)には、上記
計時データ取得手段179に接続され訪問順序にしたが
った訪問業務実施履歴に対して、計時データを追加記憶
する計時データ記憶手段181と、訪問業務手続実施手
段180と計時データ記憶手段181とのデータに基づ
いて訪問履歴を学習する訪問履歴学習ファイル182と
が設けられている。
【0193】図63は本実施の形態における複数の訪問
道順組立てプログラム方式の一つとして、訪問道順組立
て結果に基づいて訪問実施するに当たり時計データ取得
手段を備え当該手段による計時データを訪問道順組立に
従っての訪問業務実施上の履歴データとして記憶させる
とともに当該計時データ情報を用いて次回以降の訪問道
順組立てを行う場合に参照データとして用いて訪問道順
組立てを行なう動作を説明するフロー図である。この処
理動作が開始されると、ステップST470において訪
問先指定リストの読み込みが行なわれる。次にステップ
ST471において訪問時刻表示付き訪問道順組立てプ
ログラム方式による訪問道順組立てが行なわれる。次に
ステップST472において組み立てられた訪問道順が
訪問道順組立て結果ファイルに登録される。この間に、
決定訪問道順に従って訪問業務が実施される。また計時
データの取得操作が開始されると、ステップST474
において現在時刻の測定が行なわれる。上記ステップS
T473およびステップST474の処理が終了する
と、ステップST475において決定訪問道順に従って
訪問業務の実施を行なった履歴データに対して計時時刻
データを付加する。その後ステップST475において
訪問履歴学習ファイルに登録する。ステップST472
およびステップST475の処理が終了すると、これら
の処理結果を基にステップST476において訪問順序
組立ての変更と訪問予定時刻の補正を行なう。さらにス
テップST477において訪問済み訪問先リストに補正
済み訪問予定時刻を表示する。次に、ステップST47
8において訪問順序を決定し、さらにステップST47
9において訪問順序学習ファイルの更新を行なう。さら
にステップST480において決定した訪問順序による
修正済の訪問先リストの表示が行なわれ、一連の処理動
作が終了する。
【0194】これにより、訪問道順組立てにおいて、訪
問道順組立て結果に基づいて訪問実施するに当たり時計
データ取得手段を備え当該手段による計時データを訪問
道順組立てに従っての訪問業務実施上の履歴データとし
て記憶させるとともに当該計時データ情報を用いて次回
以降の訪問道順組立てを行う場合に参照データとして用
いるいるから、訪問道順組立てを行なうに当たって学習
機能により時間の効率が良く、また訪問先の重要度に応
じた業務管理をも考慮したより良い訪問道順組立てを行
なうことができ、時間的及び訪問業務の効率を良くする
ことが可能である。
【0195】図64は、複数の訪問道順組立てプログラ
ム方式の一つとして地図情報データをデータベースに備
えて訪問先への訪問道順組立てを行なうようにした本発
明の他の実施の形態に係る訪問道順組立て装置を説明す
るブロック図である。この実施の形態は、図43、図4
5、図47、図49、図51、図53、図56に示され
た各実施の形態に対して地図情報データをデータベース
に備えて訪問先への訪問道順組立てを行なうための基本
となるものである。この訪問道順組立て装置は、全訪問
先データベース1と、訪問先抽出手段2と、訪問日時指
定ファイル3と、訪問先指定リスト4と、複数の訪問道
順組立てプログラム方式5(プログラム方式5a、プロ
グラム方式5b、プログラム方式5c、・・・プログラ
ム方式5N、プログラム方式5Q)とをそなえている。
また本実施の形態における訪問道順組立て装置は、これ
らの各構成要素に加えて、上記複数の訪問道順組立てプ
ログラム方式5に含まれるそれぞれの訪問順序決定手段
を選択する訪問順序決定手段選択手段130と、訪問先
を訪れる日時のデータを入力するための指定訪問日時入
力手段131と、訪問道順組立て装置に地図情報データ
を入力する地図情報データ入力手段139とを備えてい
る。この地図情報データ入力手段139は、例えば通信
動作により地図データを取得するデータ通信手段などの
各種データ入力手段により構成される。また、複数ある
プログラム方式5のうちの少なくともいずれか1つ(こ
の実施の形態ではプログラム方式5Q)には、上記入力
された地図データを格納する地図情報データベース14
0が備えられており、この地図データベース140はプ
ログラム方式5Qの訪問順序決定手段Q1との間でデー
タを送受して訪問道順を決定するようになっている。
【0196】なお、この実施の形態に係る訪問道順組立
て装置の動作は、例えば図43に示した実施の形態の動
作(図44に示されている)とほぼ同じであり、当該図
44のフロー図のステップST206において訪問先へ
の移動交通距離移動所要時間等を算出予測する処理を行
なわずに、地図データから直接訪問道順を決定する動作
を行なう。
【0197】これにより、地図データに基づいて訪問道
順を修正して訪問道順の修正、変更を行なうことがで
き、地理的な条件を織り込んだ効率的な訪問道順組立て
を行なうことが可能となる。
【0198】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
訪問道順の組立てに当たって、複数の訪問道順組立てプ
ログラム方式を備え、現場の事情や必要状況の重みによ
って当該複数の訪問道順組立てプログラム方式の選択切
り替え応用、或いは複合応用等を行なわせて現場の事情
に適合した訪問道順組立てが行なえるようにし、且つ、
訪問員による対応措置を可能にし、訪問道順組立ての実
行経歴、訪問実行経歴等のデーターを収録し当該データ
を用いて学習機能により現場経験情報の蓄積を図り得る
ようにしたため、訪問道順を決定した状況、経緯、或い
は道順内容のデータを蓄積し学習して次回以降の訪問道
順決定に活用でき、また過去における訪問道順の決定仕
様を活用して現在の訪問道順の決定が効率的且つ迅速に
行なえるという効果が得られる。
【0199】また本発明によれば、地図情報データと配
達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コー
ド情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なう
ことができ、郵便番号、地番等の位置コードによる位置
割り出し機能を加味した地理的な条件を織り込んだ効率
的な訪問道順組立てを行なう一方で、当該方法における
郵便番号、地番等の位置コード情報データを光通信、無
線通信等の通信手段により発信する発信器を当該郵便番
号の該当地点に配置し、当該情報発信器から送信される
配達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コ
ード情報データを受信することによって自己の所在位置
を地図情報データによる地図上に表示しながら、より正
確に且つ効率的に訪問道順組立てを行なうことが可能と
なる。
【0200】また本発明によれば、地図情報データと配
達区分に応用可能に備えた郵便番号、地番等の位置コー
ド情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なう
一方で、路上に設置した道順組立てに配達区分に応用可
能な郵便番号、地番等の位置コード情報をバーコード、
2次元バーコード等のマーキングコード化して表示した
表示手段を読み取る手段を訪問員や配達員が携帯する携
帯端末装置に備え該表示手段を読み取ることにより自己
の所在位置を自己の所在位置を地図情報データによる地
図上に表示するようにしているから、訪問道順組立てを
行なう地図情報データと配達区分に応用可能に備えた郵
便番号、地番等の位置コード情報データとを合わせ用い
て訪問道順組立てを行なうことができ、郵便番号、地番
等の位置コードによる位置割り出し機能を加味した地理
的な条件を織り込んだ効率的な訪問道順組立てを行なう
ことが可能となる。
【0201】また、地図情報データとその他のマッピン
グ関連情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを行
なう一方で、当該方法における道順を地図表示し、この
表示地図を参照しながら道順修正を行えるようにして訪
問道順組立てを行なうようにしているから、訪問道順組
立てを行なう地図情報データとその他のマッピング情報
を目で見ながら訪問道順組立てを行なうことができ、訪
問道順組立ての処理操作を行ない易くすることが可能で
ある等種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る訪問道順組立
て装置の構成を表すブロック図
【図2】本発明において用いられる訪問先指示リストの
一構成例を示す図
【図3】前記実施の形態において訪問道順組立ての管理
をセンターで行なうようにした場合の、個々の訪問員と
センターとの間の通信およびデータの送受を行なうため
の構成を表すブロック図
【図4】訪問順序変更処理に基づく学習動作を説明する
フロー図
【図5】訪問道順組立てと、その訪問道順組立ての履
歴、訪問組立て方法の選択方法等の各種履歴情報の学習
機能の一つを説明する図
【図6】訪問パターンデータ検索方式による訪問道順組
立ておよびその学習処理動作を説明するフロー図
【図7】訪問パターンデータ検索方式による訪問道順組
立ておよびその学習処理動作を行なうに当たって、パタ
ーンの記憶の際に訪問パターンの評価も合わせて記憶さ
せるようにした処理動作を説明するフロー図
【図8】住所コード化方式による訪問道順組立ておよび
その学習処理動作を説明するための、訪問先と、各訪問
先の住所と、それぞれの住所をコード化した住所とが対
応付けされたテーブルを示す図
【図9】住所コード化方式による訪問道順組立ておよび
その学習処理動作を説明するフロー図
【図10】住所コード化方式とパターン検索方式との併
用による訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説明
するフロー図
【図11】住所コード化方式で住所コードに重み付けを
した訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説明する
ためのテーブルを示す図
【図12】住所コード化方式で住所コードに重み付けを
した訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説明する
フロー図
【図13】(a)住所コード化方式による訪問道順組立
ておよびその学習処理方法においてブロック単位で訪問
順序を変更する場合の変更前における訪問先指示リスト
を表すテーブル構成図 (b)住所コード化方式による訪問道順組立ておよびそ
の学習処理方法においてブロック単位で訪問順序を変更
する場合の変更後における訪問先指示リストを表すテー
ブル構成図
【図14】住所コード化方式による訪問道順組立ておよ
びその学習処理方法の下でのブロック単位で訪問順序を
変更する場合における訪問道順組立ておよびその学習処
理動作を説明するフロー図
【図15】特別の理由のある訪問先の理由を記憶登録し
学習する機能を学習機能の方法を説明するための記憶登
録の内容を示すテーブル構成図
【図16】特別の理由のある訪問先の理由を反映させた
訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説明するフロ
ー図
【図17】道順組立てにおける情報の優先度の高い度合
いに応じて情報の重み付けを行ない、重み付けの度合い
に応じて複数の訪問道順組立てプログラム方式の選択切
り替え応用する訪問道順組立方式の構成を示すブロック
【図18】図17に示す訪問道順組立て方式におけるプ
ログラム方式の登録動作を説明するフロー図
【図19】図17に示す訪問道順組立て方式におけるプ
ログラム方式の選択動作を説明するフロー図
【図20】図20は、図3に示されたセンターと個々の
訪問員との間の通信システムによる訪問道順組立てのた
めのデータ送受動作を示すブロック図
【図21】住所コード化方式および住所仮想コード化方
式併用による訪問道順組立ておよびその学習処理動作を
説明するテーブル構成図
【図22】住所コード化方式および住所仮想コード化方
式併用による訪問道順組立ておよびその学習処理動作を
説明するための具体的なデータが書き込まれたテーブル
構成図
【図23】住所コード化方式および住所仮想コード化方
式併用による訪問道順組立て方式での道順組立ての例を
示す図
【図24】訪問先が輻輳した場合における訪問パターン
による訪問道順組立て動作を説明する図
【図25】訪問先が輻輳した場合における訪問パターン
による訪問道順組立ておよびその学習処理動作を説明す
るフロー図
【図26】地図データ利用による訪問道順組立ておよび
その学習処理動作において地図情報データ上のノードデ
ータとリンクデータから仮想住所コードを生成する動作
を説明する図
【図27】地図データ利用による訪問道順組立ておよび
その学習処理動作において地図情報データ上のノードデ
ータとリンクデータから仮想住所コードを生成して得ら
れた住所コードテーブルの構成図
【図28】訪問業務に関して、訪問業務当日分の訪問道
順組立て後においては、訪問業務開始以降に於いて行わ
れた道順変更の学習は行わないようにする訪問道順組立
て動作を説明するフロー図
【図29】訪問道順組立て後においては、集金等の取り
引き業務開始以降に於いて行われた道順変更の学習は行
わないようにする訪問道順組立て動作を説明するフロー
【図30】訪問先指示リストに基づいて訪問した訪問先
において集金等の取引を行なう場合の処理手順を説明す
るフロー図
【図31】訪問先において集金等の取引を行なった場合
の作業履歴に基づいた訪問道順組立てと学習処理手順を
説明するフロー図
【図32】訪問道順組立てのための機能を1台の装置に
集約して訪問道順組立て、学習動作、各種ファイルの作
成、更新、取引業務および証拠書類発行処理ができるよ
うにした訪問道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図33】訪問道順の変更の都度の学習は行なわない
で、最終的に変更終了した訪問道順決定後において学習
を行なうようにした訪問道順組立て方法の構成を示すブ
ロック図
【図34】訪問道順の変更の都度の学習は行なわない
で、最終的に変更終了した訪問道順決定後において学習
を行なうようにした訪問道順組立ておよび学習処理動作
を説明するフロー図
【図35】通信手段を備え、訪問道順組立に従っての訪
問業務の途上において、前記通信手段を経由して送付さ
れた変更情報によって変更訪問道順組立てを行なうよう
にした訪問道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図36】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図37】通信手段として複数の子機を備え、これら複
数の子機間における通信手段により訪問道順組立に従っ
ての訪問業務の途上において当該通信手段を経由して訪
問先の情報を転送し訪問業務の移管が可能なようにし、
当該転送情報による変更情報によって変更訪問道順組立
てを行なう訪問道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図38】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図39】変更情報を入力するためのデータ入力手段を
操作することにより訪問道順組立に従っての訪問業務の
途上において訪問道順組立における優先度の変更を行っ
て当該変更情報によって変更訪問道順組立てを行う訪問
道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図40】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図41】複数の訪問道順組立てプログラム方式の内の
一つとして地理上の制約事項、道路交通規制上の制約事
項、その他の制約事項データを記憶させ、当該制約事項
を訪問道順組立てを行う場合に、当該制約事項を訪問道
順組立て上に当該制約事項データを織込んだものとする
ようにした道順組立てを行なうようにした訪問道順組立
て装置の構成を示すブロック図
【図42】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図43】複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つ
として地図情報データをデータベースに備えて訪問先へ
の移動交通距離や移動所要時間等の算出予測を行い当該
情報を織込んだ訪問道順組立てを行なうようにした訪問
道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図44】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図45】複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つ
として地図情報データをデータベースに備えて訪問先へ
の移動交通距離や移動所要時間等の算出予測を行い当該
情報を織込んだ訪問道順組立てを行なうとともに、訪問
業務の途上においてGPSによる現在位置情報を用いて
訪問道順組立に従っての訪問実施状況との比較判定を行
い当該判定情報によって道順組立ての上の修正組み替え
を行なう訪問道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図46】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図47】複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つ
として、地図情報データと配達区分に応用可能に備えた
郵便番号情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを
行なう訪問道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図48】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図49】複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つ
として、地図情報データと配達区分に応用可能に備えた
郵便番号情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを
行なう一方で、当該方法における郵便番号情報データを
光通信、無線通信等の通信手段により発信する発信器を
当該郵便番号の該当地点に配置し、当該情報発信器から
送信される配達区分に応用可能に備えた郵便番号情報デ
ータを受信することによって自己の所在位置を地図情報
データによる地図上に表示する方法を用いて訪問道順組
立てを行なう訪問道順組立て装置の構成を示すブロック
【図50】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図51】複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つ
として、地図情報データと配達区分に応用可能に備えた
郵便番号情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを
行なう一方で、路上に設置した道順組立てに配達区分に
応用可能な郵便番号情報をバーコード、2次元バーコー
ド等のマーキングコード化して表示した表示手段を読み
取る手段を訪問員や配達員が携帯する携帯端末装置に備
え該手段を読み取ることにより自己の所在位置を自己の
所在位置を地図情報データによる地図上に表示して訪問
道順組立てを行なう訪問道順組立て装置の構成を示すブ
ロック図
【図52】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図53】複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つ
として、地図情報データと配達区分に応用可能に備えた
郵便番号情報データとを合わせ用いて訪問道順組立てを
行なう一方で、当該方法における位置情報データを光通
信、無線通信等の通信手段により発信する発信器からの
郵便番号情報データによって自己の所在位置を地図情報
データによる地図上に表示する方法を備えて当該方法を
用いて訪問道順組立てを行う方法を用いるとともに、当
該方法における自己の所在位置の情報を、PHSや携帯
電話等の通信手段によって他の係り員の操作する装置に
伝送し、訪問業務の途上における業務引継ぎの為の会合
合流地点への案内、事務所に設置の装置への自己の所在
位置情報の伝送による訪問道順変更に拘わる途上報告や
指示等の要素も織り込んだ訪問道順組み替えを行なう訪
問道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図54】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図55】前記実施の形態において図54のフロー図に
引き続き訪問道順組立て装置の処理動作を説明するフロ
ー図
【図56】複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つ
として、地図情報データとその他のマッピング情報デー
タとを合わせ用いて訪問道順組立てを行なう一方で、当
該方法における道順を地図表示し、この表示地図を参照
しながら道順修正を行えるようにして訪問道順組立てを
行なう訪問道順組立て装置の構成を示すブロック図
【図57】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図58】複数の訪問道順組立てプログラム方式の内の
一つとして訪問道順組立てにおいて訪問開始時刻と訪問
終了予定時刻から、各訪問先の各訪問予定時刻を算出
し、時刻指定の訪問先のデータを最適な訪問順の位置に
挿入して訪問道順の組み替え修正を行って適正な訪問道
順組立てを行なう訪問道順組立て装置の構成を示すブロ
ック図
【図59】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図60】複数の訪問道順組立てプログラム方式の内の
一つとして訪問道順組立て結果に基づいて訪問実施の途
中において発生した訪問時間の遅延や、訪問先の都合に
よって、割り込みや訪問中止等の発生した場合に、残り
の訪問先への訪問への所要残り時間、優先訪問先の抽
出、訪問先の重み付けデータ等を判定し、残り訪問先へ
の訪問道順の組み替え修正を行って適正な対応が行える
変更訪問道順組立てを行なう訪問道順組立て装置の構成
を示すブロック図
【図61】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図62】複数の訪問道順組立てプログラム方式の内の
一つとして訪問道順組立て結果に基づいて訪問実施する
に当たり時計データ取得手段を備え当該手段による計時
データを訪問道順組立に従っての訪問業務実施上の履歴
データとして記憶させるとともに当該計時データ情報を
用いて次回以降の訪問道順組立てを行う場合に参照デー
タとして用いるようにした訪問道順組立て装置の構成を
示すブロック図
【図63】前記実施の形態に係る訪問道順組立て装置の
処理動作を説明するフロー図
【図64】複数の訪問道順組立てプログラム方式の一つ
として地図情報データをデータベースに備えて訪問先へ
の訪問道順組立てを行なうようにした本発明の他の実施
の形態に係る訪問道順組立て装置を説明するブロック図
【符号の説明】
1 全訪問先データベース 2 訪問先抽出手段 3 訪問日時指定ファイル 4 訪問先指示リスト 5 訪問道順組立てプログラム方式 6 訪問順序変更手段 7 親機 8 子機 9 補助記憶装置 10、15 入力部 11、15 表示部 12、17 メモリ 13、19 通信処理部 14、20 CPU 18 メモリカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島 田 孝 徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の訪問道順組立てプログラム方式を
    備え、現場の事情や必要状況の重みによって当該複数の
    訪問道順組立てプログラム方式の選択切り替え応用、或
    いは複合応用等を行なわせて現場の事情に適合した訪問
    道順組立てが行なえるようにし、且つ、訪問員による対
    応措置を可能にし、訪問道順組立ての実行経歴、訪問実
    行経歴等のデータを収録し当該データを用いて学習機能
    により現場経験情報の蓄積を図り得るようにしたことを
    特徴とする訪問道順組立て方法。
  2. 【請求項2】 管理センターや事務所等に設けられデー
    タベースを備えた親機と、訪問員が所持携帯する子機と
    を備え、当該親機と子機との間で情報交換や情報共有等
    を行なって訪問道順組立てを行うようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の訪問道順組立て方法。
  3. 【請求項3】 前記訪問道順組立て方法により行った訪
    問道順組立ての履歴、訪問組立て方法の選択方法等の各
    種履歴情報を記憶学習し学習機能により実施した訪問道
    順組立ての経験情報を継承させて訪問道順組立てを行う
    ようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の訪
    問道順組立て方法。
  4. 【請求項4】 前記学習機能の方法の一つとして、過去
    に訪問道順組立てを行った時の訪問道順を訪問パターン
    データとして記憶登録保存しておき、今回の訪問先指示
    リストのデータと比較して類似の訪問パターンデータを
    訪問パターン学習ファイルに登録されている訪問パター
    ンデータの中から検索して最も近似で最適と思われる訪
    問パターンデータを選択抽出して今回の訪問道順の決定
    の為に用いて自動的に訪問順序を決めるようにしたこと
    を特徴とする請求項3記載の訪問道順組立て方法。
  5. 【請求項5】 前記学習機能の方法の一つとして、当該
    訪問順序決定の処理を行う為に訪問パターンの記憶の際
    に訪問パターンの評価も合わせて記憶させておいて、当
    該評価を用いて複数の訪問パターン中の最良の訪問パタ
    ーンを優先選択するように学習するようにしたことを特
    徴とする請求項3または4記載の訪問道順組立て方法。
  6. 【請求項6】 前記学習機能の方法の一つとして、訪問
    先の住所のコード化を行い、コード化した住所は訪問順
    序の変更が行われる都度に変更対象となった訪問先の住
    所コードの順序値を変更後の前後の順序の住所コードの
    間に相当する順序値に設定した変更登録データとし、次
    回以降は当該登録データを学習する方法を学習機能の方
    法として備えたことを特徴とする請求項3記載の訪問道
    順組立て方法。
  7. 【請求項7】 前記学習機能の方法の一つとして、過去
    に訪問道順組立てを行った時の訪問道順を訪問パターン
    データとして記憶登録保存しておき、今回の訪問先指示
    リストのデータと比較して類似の訪問パターンデータを
    訪問パターン学習ファイルに登録されている訪問パター
    ンデータの中から検索して最も近似で最適と思われる訪
    問パターンデータを選択抽出して今回の訪問道順の決定
    の為に用いて自動的に訪問順序を決める学習機能と、訪
    問先の住所のコード化を行ってコード化した住所は訪問
    順序の変更が行われる都度に変更対象となった訪問先の
    住所コードの順序値を変更後の前後の順序の住所コード
    の間に相当する順序値に設定した変更登録データとし、
    次回以降は当該登録データを学習する機能とを併せ持
    ち、双方の機能を同時に併用し学習する方法を学習機能
    の方法として備えたことを特徴とする請求項3記載の訪
    問道順組立て方法。
  8. 【請求項8】 前記学習機能の方法の一つとして、同一
    住所に複数世帯の居住する場合には重み付けデータを付
    加して学習する機能を学習機能の方法として備えたこと
    を特徴とする請求項6または7記載の訪問道順組立て方
    法。
  9. 【請求項9】 前記学習機能の方法の一つとして、ブロ
    ック単位で訪問先の変更が行われた訪問先のコード化し
    た住所を同一にし、ブロック内の順番は同一住所コード
    内での重み付けデータを付加して判断し学習する機能を
    学習機能の方法として備えたことを特徴とする請求項6
    乃至8のいずれかに記載の訪問道順組立て方法。
  10. 【請求項10】 前記学習機能の方法の一つとして、特
    別の理由のある訪問先の理由を記憶登録し学習する機能
    を学習機能の方法として備え、道順組立ての際に当該記
    憶登録の内容を用いて訪問順序変更が行えるようにした
    ことを特徴とする請求項3記載の訪問道順組立て方法。
  11. 【請求項11】 顧客の都合、現場の特殊事情やその他
    の必要状況等による道順組立てにおける情報の優先度の
    高い度合いに応じて情報の重み付けを行ない、重み付け
    の度合いに応じて複数の訪問道順組立てプログラム方式
    の選択切り替え応用、或いは複合応用等を行うことよっ
    て現場の事情に適合した訪問道順組立てが行なえるよう
    にしたことを特徴とする請求項1または2記載の訪問道
    順組立て方法。
  12. 【請求項12】 親機と子機との間において情報交換や
    情報共有、等によって道順組立てや情報収集、経歴デー
    タの収録を行えるようにすることにより、子機装置の小
    型化、簡便化、利便性の向上が図れる様にしたことを特
    徴とする請求項2記載の訪問道順組立て方法。
  13. 【請求項13】 前記複数の訪問道順組立てプログラム
    方式の内の一つとして前回に実行した訪問道順組立てに
    よる訪問道順の履歴データを収録記憶し、次回の訪問道
    順組立てを行う場合に当該記憶データを呼びだして訪問
    道順組立て上のデータベースとして用いることを特徴と
    する請求項1または2記載の訪問道順組立て方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の訪問道順組立てプログラム
    方式の内の一つとして、訪問先の住所地番に依って設定
    された住所コードとは別途に訪問先順番決定用の目的の
    ためのコードを設定し当該コードを、仮想住所コードと
    して訪問先毎に付与して当該仮想住所コードに基づいて
    道順を組み立てる方法を用いることを特徴とする請求項
    1または2記載の訪問道順組立て方法。
  15. 【請求項15】 前記複数の訪問道順組立てプログラム
    方式の内の一つとして対象となる訪問先が地区や住所に
    拘わらずに輻輳して訪問先を設定された場合に過去の訪
    問記録の中から、今回の対象訪問先と同様の訪問先を対
    象として実施された過去の訪問道順組立てのパターンデ
    ータを抽出して当該パターンデータを基にして所要の修
    正を行い訪問道順組立をおこなう方法を用いることを特
    徴とする請求項1または2記載の訪問道順組立て方法。
  16. 【請求項16】 前記複数の訪問道順組立てプログラム
    方式の内の一つとして地図情報データをデータベースと
    して備え、当該地図情報データを用いて訪問道順組立を
    おこなう方法を用いることを特徴とする請求項1または
    2記載の訪問道順組立て方法。
  17. 【請求項17】 訪問道順立てプログラム方式として地
    図情報データのデータベース中のノードデータとリンク
    データを用いて二つのノード間を結ぶリンク上に近い訪
    問先を当該リンク上における位置の距離関係の比較によ
    って順位データとして算出し、当該の二つのノードデー
    タに順位データを加えたものを仮想住所コードとして用
    いて訪問道順組立てをおこなう方法を用いることを特徴
    とする請求項16記載の訪問道順組立て方法。
  18. 【請求項18】 訪問業務当日分の訪問道順組立て後に
    おいては、訪問業務開始以降に於いて行われた道順変更
    の学習は行わないようにする訪問道順組立てをおこなう
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の
    訪問道順組立て方法。
  19. 【請求項19】 訪問道順組立て動作に加えて、集金等
    の取り引き業務、および領収、預かり等の証拠書類発行
    処理も併せて行えるようにしたことを特徴とする請求項
    1乃至18のいずれかに記載の訪問道順組立て方法。
  20. 【請求項20】 訪問道順組立て後においては、集金等
    の取り引き業務開始以降に於いて行われた道順変更の学
    習は行わないようにする訪問道順組立てをおこなうこと
    を特徴とする請求項19記載の訪問道順組立て方法。
  21. 【請求項21】 集金等の取り引き業務を行なえ、また
    領収、預かり等の証拠書類発行処理も併せて行えるよう
    にするとともに、前記取り引き業務および証拠書類発行
    処理によって取り引きを実施した結果の訪問道順データ
    を用いて訪問道順組立てと学習を行ない訪問先指示リス
    トのファイルを更新することを特徴とする請求項1乃至
    18のいずれかに記載の訪問道順組立て方法。
  22. 【請求項22】 訪問道順組立て処理動作を1台の装置
    中において実行し得るように構成し、訪問道順組立てを
    行なうようにしたことを特徴とする請求項1乃至21の
    いずれかに記載の訪問道順組立て方法。
  23. 【請求項23】 前記学習機能の方法の一つとして、訪
    問道順の変更の都度の学習は行なわないで、最終的に変
    更終了した訪問道順決定後において学習を行なうことを
    特徴とする請求項3記載の訪問道順組立て方法。
  24. 【請求項24】 通信手段を備え、訪問道順組立に従っ
    ての訪問業務の途上において、前記通信手段を経由して
    送付された変更情報によって変更訪問道順組立てを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の訪
    問道順組立て方法。
  25. 【請求項25】 複数の子機間における通信手段を備え
    て訪問道順組立に従っての訪問業務の途上において当該
    通信手段を経由して訪問先の情報を転送し訪問業務の移
    管が可能なように備え、当該転送情報による変更情報に
    よって変更訪問道順組立てを行う方法を用いることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の訪問道順組
    立て方法。
  26. 【請求項26】 訪問業務の途上において訪問道順組立
    における優先度の変更を行って当該変更情報によって変
    更訪問道順組立てを行う方法を用いることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の訪問道順組立て方
    法。
  27. 【請求項27】 複数の訪問道順組立てプログラム方式
    の内の一つとして地理上の制約事項、道路交通規制上の
    制約事項、その他の制約事項データを記憶させ、当該制
    約事項を訪問道順組立てを行う場合に、当該制約事項を
    訪問道順組立て上に当該制約事項データを織込んだもの
    とするようにした道順組立てを行う方法を用いることを
    特徴とする請求項1記載の訪問道順組立て方法。
  28. 【請求項28】 複数の訪問道順組立てプログラム方式
    の一つとして地図情報データをデータベースに備えて訪
    問先への移動交通距離や移動所要時間等の算出予測を行
    い当該情報を織込んだ訪問道順組立てを行う事が可能に
    備え当該データを織込んだものとするようにした道順組
    立てを行う方法を用いることを特徴とする請求項1記載
    の訪問道順組立て方法。
  29. 【請求項29】 訪問業務の途上においてGPSによる
    現在位置情報を用いて訪問道順組立に従っての訪問実施
    状況との比較判定を行い当該判定情報によって道順組立
    ての上の修正組み替えを行うように備えた変更訪問道順
    組立てを行う方法を用いることを特徴とする請求項28
    記載の訪問道順組立て方法。
  30. 【請求項30】 複数の訪問道順組立てプログラム方式
    の一つとして、地図情報データと配達区分に応用可能に
    備えた郵便番号、地番等の位置コード情報データとを合
    わせ用いて訪問道順組立てを行う方法を用いることを特
    徴とする請求項1記載の訪問道順組立て方法。
  31. 【請求項31】 郵便番号、地番等の位置コード情報デ
    ータを光通信、無線通信等の通信手段により発信する発
    信器を当該郵便番号の当該地点に配置して備え、当該情
    報発信器から送信される配達区分に応用可能に備えた郵
    便番号、地番等の位置コード情報データを受信すること
    によって自己の所在位置を地図情報データによる地図上
    に表示する方法を備えて当該方法を用いて訪問道順組立
    てを行う方法を用いることを特徴とする請求項27記載
    の訪問道順組立て方法。
  32. 【請求項32】 路上に設置した道順組立てに配達区分
    に応用可能な郵便番号、地番等の位置コード情報をバー
    コード、2次元バーコード等のマーキングコード化して
    表示した表示手段を読み取る手段を訪問員や配達員が携
    帯する携帯端末装置に備え該手段を読み取ることにより
    自己の所在位置を地図情報データによる地図上に表示す
    る方法を備えて当該方法を用いて訪問道順組立てを行う
    方法を用いることを特徴とする請求項27記載の訪問道
    順組立て方法。
  33. 【請求項33】 位置情報データを光通信、無線通信等
    の通信手段により発信する発信器からの郵便番号、地番
    等の位置コード情報データによって自己の所在位置を地
    図情報データによる地図上に表示する方法を備えて当該
    方法を用いて訪問道順組立てを行う方法を用いるととも
    に、当該方法における自己の所在位置の情報を、PHS
    や携帯電話等の通信手段によって他の訪問員や配達員の
    操作する装置に伝送し、訪問業務の途上における業務引
    継ぎの為の会合合流地点への案内、事務所に設置の装置
    への自己の所在位置情報の伝送による訪問道順変更に拘
    わる途上報告や指示等の要素も織り込んだ訪問道順組み
    替えを行えるように備えた方法を用いることを特徴とす
    る請求項27乃至32のいずれかに記載の訪問道順組立
    て方法。
  34. 【請求項34】 道順を地図表示し、当該表示を参照し
    ながら道順修正を行えるようにした手段を備え、当該手
    段を用いて訪問道順組立てを行う方法を用いることを特
    徴とする請求項16、請求項17、または請求項27乃
    至33のいずれかに記載の訪問道順組立て方法。
  35. 【請求項35】 複数の訪問道順組立てプログラム方式
    の内の一つとして訪問道順組立てにおいて訪問開始時刻
    と訪問終了予定時刻から、各訪問先の各訪問予定時刻を
    算出し、時刻指定の訪問先のデータを最適な訪問順の位
    置に挿入して訪問道順の組み替え修正を行って適正な訪
    問道順組立てを行う方法を用いることを特徴とする請求
    項1記載の訪問道順組立て方法。
  36. 【請求項36】 訪問道順組立て結果に基づいて訪問実
    施の途中において発生した訪問時間の遅延や、訪問先の
    都合によって、割り込みや訪問中止等の発生した場合
    に、残りの訪問先への訪問への所要残り時間、優先訪問
    先の抽出、訪問先の重み付けデータ等を判定し、残り訪
    問先への訪問道順の組み替え修正を行って適正な対応が
    行える変更訪問道順組立てを行う方法を用いることを特
    徴とする請求項1記載の訪問道順組立て方法。
  37. 【請求項37】 計時手段を備え当該手段による計時デ
    ータを訪問道順組立に従っての訪問業務実施上の履歴デ
    ータとして記憶させるとともに当該計時データ情報を用
    いて次回以降の訪問道順組立てを行う場合に参照データ
    として用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の訪問道順組立て方法。
  38. 【請求項38】 顧客等の訪問先のデータを格納する訪
    問先データベースと、訪問先データベースから訪問先を
    抽出する訪問先抽出手段と、訪問先抽出手段が訪問先を
    抽出するための条件の1つである訪問日時を指定する訪
    問日時指定ファイルと、訪問先抽出手段が訪問先を抽出
    することによって得られる訪問先指示リストと、訪問先
    指示リストを基に訪問道順組立てを行なう訪問道順組立
    て手段とを備えた訪問道順組立て装置。
  39. 【請求項39】 訪問道順組立て手段は複数のプログラ
    ム方式を備え、それぞれ独自の条件や道順組立て規約に
    基づいて訪問道順すなわち訪問順序を決定することを特
    徴とする請求項38記載の訪問道順組立て装置。
  40. 【請求項40】 プログラム方式は、このプログラム方
    式の道順組立て規約に基づいて訪問先指示リストの訪問
    先に対して訪問順序を決定する訪問順序決定手段と、訪
    問順序決定手段によって作成された訪問順序を学習する
    ためのアプリケーションが組み込まれた訪問順序学習フ
    ァイルと、訪問順序学習ファイルのプログラム実行によ
    って訪問順序を学習する訪問順序学習手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項38または39記載の訪問道
    順組立て装置。
  41. 【請求項41】 訪問道順組立て装置を相互に通信可能
    な親機と子機とで構成し、センターに親機を設置する一
    方で個々の訪問員が子機を所持し、センターと訪問員と
    の間でデータの送受および共有を図るようにしたことを
    特徴とする請求項38乃至40のいずれかに記載の訪問
    道順組立て装置。
  42. 【請求項42】 親機は、各種データを格納しデータベ
    ースとしての機能を有する補助記憶装置と、訪問道順組
    立て処理に関連する各種コマンドや処理データを入力す
    るための入力部と、各種データを表示する表示部と、当
    該親機が各種処理を実行するためのプログラムが格納さ
    れるメモリと、子機との間で通信動作を行なうための通
    信処理部と、親機におけるデータの管理、演算或いは通
    信の各動作をコントロールする制御手段とを備えてなる
    ことを特徴とする請求項41記載の訪問道順組立て装
    置。
  43. 【請求項43】 補助記憶装置には全訪問先データベー
    スのみならず、地図情報データもまたデータベースとし
    て格納され、当該地図情報データを用いて訪問道順組立
    を行ない得ることを特徴とする請求項42記載の訪問道
    順組立て装置。
  44. 【請求項44】 子機は、訪問道順組立て処理に関連す
    るコマンドや処理データを入力するための入力部と、各
    種データを表示する表示部と、子機が各種処理を実行す
    るためのプログラムが格納されるメモリと、当該子機に
    おいて通常の処理プログラムとは異なるプログラムを適
    宜処理実行するためのメモリカードと、親機との間で通
    信動作を行なうための通信処理部と、子機におけるデー
    タの管理、演算或いは通信の各動作をコントロールする
    制御手段とを備えてなることを特徴とする請求項41記
    載の訪問道順組立て装置。
  45. 【請求項45】 子機は、取引業務に関わるデータ入力
    および証拠書類の発行機能を有することを特徴とする請
    求項44記載の訪問道順組立て装置。
  46. 【請求項46】 1台の装置に訪問道順組立ておよび学
    習機能と取引業務に関わるデータ入力および証拠書類の
    発行機能を集約して保有することを特徴とする訪問道順
    組立て装置。
  47. 【請求項47】 情報通信手段による訪問先情報変更内
    容伝送手段を備え、また訪問道順組立て手段には、前記
    訪問先情報変更内容伝送手段により伝送された情報変更
    内容にしたがって訪問先情報変更内容を学習するファイ
    ルが組み込まれていることを特徴とする請求項39記載
    の訪問道順組立て装置。
  48. 【請求項48】 情報通信手段として複数の子機が用い
    られ、この子機により訪問先の移管変更内容を伝送し、
    また訪問道順組立て手段には、前記訪問先情報変更内容
    伝送手段により伝送された情報変更内容にしたがって訪
    問先情報変更内容を学習するファイルが組み込まれてい
    ることを特徴とする請求項39記載の訪問道順組立て装
    置。
  49. 【請求項49】 訪問道順決定の優先度を変更する優先
    度変更手段が備えられ、また訪問道順組立て手段には、
    前記優先度を学習するファイルが組み込まれていること
    を特徴とする請求項39記載の訪問道順組立て装置。
  50. 【請求項50】 地図情報を入力する地図情報入力手段
    が備えられ、また訪問道順組立て手段には、前記地図情
    報を格納する地図情報データベースが備えられているこ
    とを特徴とする請求項39記載の訪問道順組立て装置。
  51. 【請求項51】 GPS位置情報受信手段が備えられ、
    また訪問道順組立て手段には、前記GPS位置情報によ
    る現在地点位置算出手段が備えられていることを特徴と
    する請求項39または50記載の訪問道順組立て装置。
  52. 【請求項52】 郵便番号、地番等の位置コード情報入
    力段が備えられ、また訪問道順組立て手段には、前記郵
    便番号、地番等の位置コード情報入力段により入力され
    た郵便番号、地番等の位置コード情報を格納する郵便番
    号、地番等の位置コード情報データベースが備えられて
    いることを特徴とする請求項50記載の訪問道順組立て
    装置。
  53. 【請求項53】 郵便番号、地番等の位置コード情報は
    路上に設置された郵便番号、地番等の位置コード路上位
    置情報発信手段から送付されることを特徴とする請求項
    52記載の訪問道順組立て装置。
  54. 【請求項54】 郵便番号、地番等の位置コード情報は
    路上に設置された郵便番号、地番等の位置コード路上設
    置位置情報マーキングコード表示手段から表示されるこ
    とを特徴とする請求項52記載の訪問道順組立て装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005043434A1 (ja) * 2003-10-31 2005-05-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 担当者采配システム及び担当者采配方法
JP2013069216A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Business Center Okayama Co Ltd 業務支援システム

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