JPH11281759A - 津波計測用ブイ - Google Patents
津波計測用ブイInfo
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- JPH11281759A JPH11281759A JP8236598A JP8236598A JPH11281759A JP H11281759 A JPH11281759 A JP H11281759A JP 8236598 A JP8236598 A JP 8236598A JP 8236598 A JP8236598 A JP 8236598A JP H11281759 A JPH11281759 A JP H11281759A
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Abstract
度が向上し、必要な特性を得ることができる津波計測用
ブイを提供することを目的とする。 【解決手段】 波の高さの変化を検出する波高検出部A
と、波高検出部Aとは分離した設けられ、波高の検出に
必要な機材が搭載された機材搭載部Bと、波高検出部A
を上下運動自在に支持し、機材搭載部Bに連結された結
合部Cを備えた構成とする。このように、波高検出部A
と機材搭載部Bが分離され、波高検出部Aは機材搭載部
Bによりその運動が制限されないことにより、波高検出
部Aの運動特性の設計自由度が向上し、必要な特性を有
すブイを構成することができる。また波高検出部Aの形
状を最適な形状に維持したまま、機材搭載部Bを大型化
でき、高精度化、長寿命化(動作時間の延長)を図るこ
とができる。
Description
めに海上に浮遊され、津波予測に使用される津波計測用
ブイに関するものである。
すように、浮力を有する箱状の本体1の下部中央に棒状
の部材2を垂設し、この部材2の下端(水面下)にバラ
ンスウェイト3を固定して、本体1が垂直な姿勢を維持
するように構成されている。また本体1に、上下方向の
変化、すなわち波の高さの変化を検出するセンサ、およ
び波高の検出に必要な波高検出用機材(たとえば、セン
サにより検出された高さの変化信号を処理する信号処理
装置、この信号処理装置により処理された波の高さの変
化信号を発信する発信機、電源装置など)からなる検出
部4が内蔵されている。また本体1は、海底に設けた係
留アンカー5に係留ワイヤー6にて係留されている。
下方向(垂直方向)の変動に追従して本体1が上下する
ことにより、ブイに搭載された検出部4により波の高さ
の変化が検出され、その検出信号が発信される。
波計測用ブイの構成では、検出部4としてセンサと波高
検出用機材が一体化して本体1に設けられているため
に、波高検出性能を自由に設計することが困難で、充分
な検出特性を得ることができない場合があった。たとえ
ば、波高検出用機材の信号処理装置の精度を高精度しよ
うとすると、また電源装置の動作を長くし保守の間隔を
延ばそうとすると、検出部4が大きくなり、本体1その
ものが大型化されてしまい、その結果、ブイ(本体1)
の運動特性がゆっくりした変化にしか追従できないもの
となってしまい、変化の速い細かな運動に対応できなく
なり、充分な検出特性を得られなくなる。
の設計自由度が向上し、波高検出性能、特性を改善でき
る津波計測用ブイを提供することを目的としたものであ
る。
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、津波を計
測するために海上に浮遊される津波計測用ブイであっ
て、波の高さの変化を検出する波高検出部と、前記波高
検出部とは分離して設けられ、波高の検出に必要な機材
が搭載された機材搭載部と、前記波高検出部を上下運動
自在に支持し、前記機材搭載部に連結された結合部を備
えた特徴とするものである。
が分離され、波高検出部は結合部により上下運動自在に
支持されて、機材搭載部によりその運動が制限されない
ことにより、波高検出部の運動特性の設計自由度が向上
し、必要な特性を有すブイを構成することが可能とな
る。また、波高検出部の形状を最適な形状に維持したま
ま、機材搭載部を大型化することが可能となり、高精度
化、長寿命化(動作時間の延長)を図ることができる。
記載の発明であって、機材搭載部と結合部を一体化した
ことを特徴とするものである。上記構成により、ブイの
製作を簡略化できる。
1または請求項2記載の発明であって、前記結合部は、
枠体と、この枠体内部に各2本づつ直交して張られた索
体から構成され、前記波高検出部は、前記結合部の索体
により形成された支持隙間に配置されることを特徴とす
るものである。
された支持隙間に波高検出部が上下運動自在に支持され
る。また請求項4記載の発明は、上記請求項1または請
求項2記載の発明であって、前記結合部は、前記結合部
は、外部枠体と、前記外部枠体の内部に配置され、前記
波高検出部を上下運動自在に支持する内部枠体と、前記
外部枠体と内部枠体を連結する索体から形成されたこと
を特徴とするものである。
高検出部が上下運動自在に支持される。
に基づいて説明する。図1に本発明の実施の形態におけ
る津波計測用ブイの構成を示す。
ブイ本体であり、ブイ本体11の下端(水面下)にバラン
スウェイト12が固定されてブイ本体11の姿勢を垂直に維
持しており、さらにブイ本体11の上端部に、上下方向の
変化、すなわち波の高さの変化を検出するセンサ13が内
蔵されている。上記ブイ本体11とバランスウェイト12と
センサ13により、波高検出部Aが形成される。
箱体21は、海底に設けた係留アンカー22に係留ワイヤー
23にて係留されている。また箱体21の内部に、波高の検
出に必要な波高検出用機材24(たとえば、センサ13によ
り検出された高さの変化信号を処理する信号処理装置、
この信号処理装置により処理された波の高さの変化信号
を発信する発信機、電源装置など)が設けられている。
上記箱体21と波高検出用機材24により機材搭載部Bが形
成される。
体31は上記箱体21と揺動自在に複数のリング32により連
結されている。またこの枠体31の内部には、図2(a)
に示すように、各2本づつ直交して支持ワイヤー(索体
の一例)33が張られており、これら支持ワイヤー33によ
りできた支持隙間34に上記ブイ本体11が配置され、上下
運動自在に支持される。上記枠体31とリング32と支持ワ
イヤー33により結合部Cが形成される。
ヤー33によりできた支持隙間34に上下運動自在に支持さ
れ、このブイ本体11の上下方向の運動が、すなわち波の
変化がセンサ13において検出され、この検出信号が箱体
21の波高検出用機材24において処理され、発信される。
このとき、箱体21は係留されることによりある程度拘束
されるが、この拘束がブイ本体11に及ぶことはない。
れ、支持ワイヤー33によりできた支持隙間34に上下運動
自在に支持されて、箱体21(機材搭載部B)によりその
運動が制限されないことにより、ブイ本体11(波高検出
部A)の運動特性の設計自由度が向上し、必要な特性を
有すブイを構成することができる。たとえば、ブイ本体
11を、波の変化の速い細かな変動に対応できる特性とす
るとき、小型化し、また波浪の影響を受けにくい断面積
の小さい形状に設計することができる。また箱体21は、
ブイ本体11の運動を制限することがないことから、大型
化することができ、したがって波高検出用機材24を構成
する装置の高精度化、長寿命化(動作時間の延長)を図
ることができる。
程度拘束されるが、この拘束がブイ本体11に及ぶことは
ないことから、ブイ本体11の運動特性の低下を防ぐこと
ができる。
わせて自由に最適な形状に設計でき、またブイ本体11の
最適な形状を維持したまま、高精度化、長寿命化(動作
時間の延長)を図ることができることから、波高検出性
能、特性を改善することができる。
枠体31の内部に、各2本づつ直交して支持ワイヤー(索
体)33が張って形成しているが、図2(b)に示すよう
に、枠体(外部枠体)31の内部に、ブイ本体11を上下運
動自在に支持する保持リング(内部枠体)35を配置し、
枠体31と保持リング35を複数(図では4本)の支持ワイ
ヤー36により連結して形成してもよい。このとき、ブイ
本体11は保持リング36に上下運動自在に支持される。
結合部Cを別に設けてリング32により連結しているが、
図3に示すように、機材搭載部Bと結合部Cを一体化し
て、これらの機能を有する枠および箱体37を設けてもよ
い。このとき、箱体21と枠体31を同時に製作することが
でき、製作を簡略化できる。
33、あるいは36に代えて、ロープを使用することもでき
る。
検出部を波の特性に合わせて自由に最適な形状に設計で
き、また波高検出部の最適な形状を維持したまま、高精
度化、長寿命化(動作時間の延長)を図ることができ、
波高検出性能、特性を改善することができる。
側面図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 津波を計測するために海上に浮遊される
津波計測用ブイであって、 波の高さの変化を検出する波高検出部と、 前記波高検出部とは分離して設けられ、波高の検出に必
要な機材が搭載された機材搭載部と、 前記波高検出部を上下運動自在に支持し、前記機材搭載
部に連結された結合部を備えた特徴とする津波計測用ブ
イ。 - 【請求項2】 前記機材搭載部と結合部を一体化したこ
とを特徴とする請求項1記載の津波計測用ブイ。 - 【請求項3】 前記結合部は、枠体と、この枠体内部に
各2本づつ直交して張られた索体から構成され、 前記波高検出部は、前記結合部の索体により形成された
支持隙間に配置されることを特徴とする請求項1または
請求項2記載の津波計測用ブイ。 - 【請求項4】 前記結合部は、外部枠体と、前記外部枠
体の内部に配置され、前記波高検出部を上下運動自在に
支持する内部枠体と、前記外部枠体と内部枠体を連結す
る索体から形成されたことを特徴とする請求項1または
請求項2記載の津波計測用ブイ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2427172A (en) * | 2005-06-18 | 2006-12-20 | Terence Halliwell | Tsunami early warning device |
JP2008157642A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Hitachi Zosen Corp | 津波・波浪観測用ブイ |
CN102324168A (zh) * | 2011-06-11 | 2012-01-18 | 无锡同春新能源科技有限公司 | 风力发电系统向图像传感器供电的海啸报警装置 |
CN102324169A (zh) * | 2011-06-08 | 2012-01-18 | 无锡同春新能源科技有限公司 | 太阳能光伏发电系统向图像传感器供电的海啸报警装置 |
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1998
- 1998-03-30 JP JP08236598A patent/JP3512330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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