JPH11281660A - 車輪速検出装置 - Google Patents

車輪速検出装置

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JPH11281660A
JPH11281660A JP7953898A JP7953898A JPH11281660A JP H11281660 A JPH11281660 A JP H11281660A JP 7953898 A JP7953898 A JP 7953898A JP 7953898 A JP7953898 A JP 7953898A JP H11281660 A JPH11281660 A JP H11281660A
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JP
Japan
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wheel speed
edge
control cycle
time
current
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JP7953898A
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English (en)
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Tetsuya Ishiguro
哲也 石黒
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速時における車輪速の検出精度の向上を安
価に図ること。 【解決手段】 エッジとそのエッジを数えるのに要した
時間とに基づいて車輪速を演算する車輪速演算部bに、
車輪速が低速になって、今回の制御周期に入力される信
号に立ち下がり・立ち上がりいずれのエッジも無い場合
には、見なし演算部cにおいて、現在待っている種類の
エッジが現時点で入力されたものと見なして、待ってい
る種類のエッジが最後に入力されてから現時点までに要
した時間に1つのエッジが入力したとして車輪速を演算
するよう構成した。 【効果】 今回の制御周期においてエッジが入力されな
い場合に、前回の制御周期で得られた車輪速を今回の車
輪速とするよりも車輪速の精度を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動時の車輪ロッ
クを防止するABS装置などの車両用の制御装置に用い
られる車輪速検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−185918号公報記
載のブレーキ装置のように、車輪の近傍に設けた車輪速
センサから入力される周波数信号に基づいて、各車輪速
を求める装置は公知である。このような従来装置では、
車輪速センサからの信号に基づくパルス波の所定の制御
周期間(例えば、10msec)における、この波形のエッ
ジの数とこのエッジのカウントに要した時間とから車輪
速を演算するように構成されている。なお、このエッジ
の数をカウントするにあたり、制御周期内に立ち下がり
エッジがある時は、この立ち下がりエッジの数とそのカ
ウントに要した時間により車輪速を演算し、立ち下がり
エッジが無く、立ち上がりエッジがある時は、この立ち
上がりエッジを用いて同様に演算を行うように構成され
ている。ちなみに、上記たち下がりエッジと立ち上がり
エッジとの関係は逆でも良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の車輪速検
出装置にあっては、低速時のようにパルスのエッジとエ
ッジの間隔が開いた場合、制御周期内に、立ち下がりエ
ッジおよび立ち上がりエッジのいずれも入力されないこ
とがある。このような場合、従来技術では、その制御周
期において車輪速を演算することができなかったため、
前回の車輪速をそのまま保持するか、あるいは0Km/
hとするようにしていた。このため、低速時の検出精度
が悪いという問題があった。本発明は、上述の従来の問
題点に着目してなされたもので、低速時における車輪速
の検出精度の向上を安価に図ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め請求項1記載の発明は、図1のクレーム対応図に示す
ように、車輪と同期回転する回転体の回転速度に応じた
信号を出力する車輪速センサaと、所定の制御周期ごと
に、車輪速センサaからの信号に応じたハイ・ローのデ
ジタル波形の立ち下がりエッジあるいは立ち上がりエッ
ジの数とそのエッジを数えるのに要した時間とに基づい
て車輪速を演算する車輪速演算手段bとを備えた車輪速
検出装置において、前記車輪速演算手段bに、今回の制
御周期内に立ち下がりエッジと立ち上がりエッジとのい
ずれも入力されない場合には、過去の最後のエッジの種
類に基づいて立ち下がりエッジ待ちであるか立ち上がり
エッジ待ちであるかを判断し、待っている種類のエッジ
が最後に発生した時点から現時点までに要した時間に1
つのエッジ信号が入力したと見なして車輪速を演算する
見なし演算部cを設けたことを特徴とする。請求項2記
載の発明は、請求項1記載の車輪速検出装置において、
前記車輪速演算手段bは、今回の制御周期で見なし車輪
速が演算された場合、この見なし車輪速と、前回の制御
周期で得られた車輪速とに基づいて、最終的な今回の車
輪速を決定する車輪速決定部dを有していることを特徴
とする。請求項3記載の発明は、請求項2記載の車輪速
検出装置において、前記車輪速決定部dは、見なし演算
部cにおいて今回得られた見なし車輪速と、前回得られ
た車輪速とを比較し、低い方の値を今回の車輪速として
決定することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明では、車輪速が低速になって、今回の制
御周期に車輪速演算手段bに入力される信号に、立ち下
がり・立ち上がりいずれのエッジも無い場合には、見な
し演算部cにおいて、現在待っている種類のエッジが現
時点で入力されたものと見なして、待っている種類のエ
ッジが最後に入力されてから現時点までに要した時間に
1つのエッジが入力したとして車輪速を演算する。この
場合、実際に待っているエッジが入力されるよりも前に
エッジが入力されたとして演算するから、真の車輪速よ
りも高い値になるが、前回値を用いるよりは精度は高く
なる。
【0006】特に、請求項2および3に記載のように、
見なし演算部cで得られた見なし車輪速と、前回の車輪
速とに基づいて、最終的な今回の車輪速を決定する車輪
速決定部dを設ければ、よりいっそう精度を高めること
ができる。この車輪速決定部dは、請求項3記載のよう
に、見なし車輪速と前回の車輪速とで低い方の値を今回
の値としたり、あるいは、見なし車輪速と前回の車輪速
との中間値を今回の車輪速としたりすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図2は本発明実施の形態の車輪
速検出装置を示すブロック図であって、車輪速センサ
1,1,1,1と、コントロールユニット2とを備えて
いる。
【0008】車輪速センサ1は、各車輪と同軸に設けら
れている図外のロータの外周に設けられた歯の山と谷の
磁気変化に基づいてロータの回転速度に応じた信号を出
力するよう構成されている周知の構造のものである。
【0009】各車輪速センサ1は、それぞれコントロー
ルユニット2に設けられた波形整形回路2aに接続され
ている。これら各波形整形回路2aは、車輪速センサ1
からの入力(電圧)信号を、この入力が所定のしきい値
を越えるとハイ・ローのいずれか一方の出力とし、逆に
しきい値以下ではハイ・ローのいずれか他方の出力とし
て、図4に示すような矩形のデジタル波形に整形するよ
う構成されている。
【0010】これら波形整形回路2aで波形整形された
信号は、マイクロコンピュータ2bに入力されて後述の
処理が成されて、車輪速が演算される。
【0011】また、前記コントロールユニット2には、
電流制御回路2c,2c,2c,2cが設けられてい
る。この電流制御回路2cは、コントロールユニット2
に接続されているアクチュエータ3に出力する電流を制
御して、アクチュエータ3の駆動を制御するものであ
る。なお、本実施の形態では、アクチュエータ3とし
て、ABS制御装置において、ブレーキ液圧を制御する
のに駆動するソレノイドバルブを想定しているが、車輪
速に基づいて制御されるアクチュエータであれば、どの
ようなものでも良い。
【0012】前記マイクロコンピュータ2bは、請求の
範囲の車輪速演算部に相当するもので、このマイクロコ
ンピュータ3が実行する車輪速演算を図3のフローチャ
ートにより説明する。
【0013】ステップ101では、今回の制御周期(本
実施の形態では、1制御周期が10msecとする)内に立
ち下がりエッジが発生したか否かを判断し、エッジが発
生した場合にはステップ102に進み、エッジが発生し
ていない場合にはステップ106に進む。
【0014】今回の制御周期内に立ち下がりエッジが発
生していた場合に進むステップ102では、前回の制御
周期における最後の立ち下がりエッジの発生時間(TD
1)をメモリから読み出す。続くステップ103では、
今回の制御周期における最後の立ち下がりエッジの発生
時間(TD2)をメモリから読み出す。続くステップ1
04では、今回の制御周期内の立ち下がりパルス数(N
D)をメモリから読み出す。そして、ステップ105に
おいて、V=K×ND/(TD2−TD1)の演算式に
基づいて車輪速Vを求める。ちなみに、前記演算式にお
いてKは係数である。
【0015】今回の制御周期内に立ち下がりエッジが発
生していなかった場合に進むステップ106では、今回
の制御周期内に立ち上がりエッジが発生したか否かを判
断して、立ち上がりエッジが発生していた場合はステッ
プ107に進み、立ち上がりエッジも発生していない場
合にはステップ111に進む。
【0016】立ち上がりエッジが発生していた場合に進
むステップ107では、前回の制御周期における最後の
立ち上がりエッジの発生時間(TU1)をメモリから読
み出す。続くステップ108では、今回の制御周期にお
ける最後の立ち上がりエッジの発生時間(TU2)をメ
モリから読み出す。続くステップ109では、今回の制
御周期内の立ち上がりパルス数(NU)をメモリから読
み出す。そして、ステップ110において、V=K×N
U/(TU2−TU1)の演算式に基づいて車輪速Vを
求める。なお、Kは係数である。
【0017】今回の制御周期において立ち下がりエッジ
と立ち上がりエッジとのいずれも発生していない場合に
進むステップ111では、立ち下がりエッジ待ちである
か否かを判断し、立ち下がりエッジ待ちではステップ1
12に進み、立ち上がりエッジ待ちではステップ115
に進む。ちなみに、最後に発生したエッジが立ち上がり
エッジである場合が立ち下がりエッジ待ちであり、逆
に、最後に発生したエッジが立ち下がりエッジである場
合が立ち上がりエッジ待ちである。
【0018】立ち下がりエッジ待ちの場合に進むステッ
プ112では、最後の立ち下がりエッジの発生時間(T
D1)をメモリから読み出す。続くステップ113で
は、現時点の時間をTD3とする。そして、ステップ1
14において、V=K/(TD3−TD1)の演算式に
基づいて車輪速Vを求める。なお、Kは係数である。
【0019】一方、立ち上がりエッジ待ちの場合に進む
115では、最後の立ち上がりエッジの発生時間(TU
1)をメモリから読み出す。続くステップ116では、
現時点の時間をTU3とする。そして、ステップ117
において、V=K/(TU3−TU1)の演算式に基づ
いて車輪速Vを求める。なお、Kは係数である。以上説
明したステップ111〜117の処理を行う部分が、本
発明の見なし演算部に相当する。
【0020】ステップ118では、ステップ114ある
いはステップ117で求めた車輪速が規定値(例えば、
0.06程度の極めて小さな値)以上であるか判断し、
規定値以上であればステップ120に進み、規定値未満
であればステップ119に進んでV=0Km/hと処理す
る。
【0021】ステップ120では、ステップ114ある
いはステップ117で得られた車輪速Vが、前回の制御
周期において得られた前回車輪速V-1未満であるか否か
を判断し、前回車輪速V-1未満であればステップ121
に進んでステップ114あるいはステップ117で得ら
れた車輪速Vを今回の車輪速Vとする。一方、今回の制
御周期のステップ114あるいはステップ117で得ら
れた車輪速Vが前回車輪速V-1以上である場合には、ス
テップ122に進んで前回車輪速V-1を今回の車輪速V
とする。以上説明したステップ120〜122の処理を
行う部分が本発明の車輪速決定部に相当する。
【0022】次に、実施の形態の作用を説明する。図4
は、車両の停止直前における波形整形回路2aからの出
力を示している。図において縦に引かれている点線が各
制御周期の切り替わりを示している。本例にあっては、
A時点までの制御周期では、今回の制御周期の間に、立
ち下がりエッジが3回発生しており、前回の最後の立ち
下がりエッジの発生時間(TD1(A))から、今回の
最後の立ち下がりエッジの発生時間(TD2(A))を
差し引いた値がA’となっている。したがって、図3の
フローチャートにおいて、ステップ101→02→10
3→104→105の流れとなって、V=K×3/A’
の演算式から車輪速Vを求める。
【0023】次に、A時点からB時点までの制御周期に
あっても、今回の制御周期の間に立ち下がりエッジが2
回発生しているため、上記と同様の流れに基づいてV=
K×2/B’の演算式から車輪速Vを求める。
【0024】次に、B時点からC時点までの制御周期で
は、立ち下がりエッジは発生していないが、立ち上がり
エッジは発生しているため、図3のフローチャートにお
いてステップ101→106→107→108→109
→110の流れとなり、この時、立ち上がりエッジの数
が1であり、かつ、前回の立ち上がりエッジが発生した
時点(TU1(C))から今回の立ち上がりエッジが発
生した時点(TU2(C))までの時間がC’であるか
ら、V=K×1/C’の演算式から車輪速Vを求める。
【0025】C時点からD時点までの制御周期では、立
ち下がりエッジが発生しているために、A時点,B時点
と同様に処理を行う。
【0026】D時点からE時点までの制御周期では、立
ち下がりエッジも立ち上がりエッジも発生していない。
この場合、図3のフローチャートにおいてステップ10
1→106→111と進み、前回の制御周期における最
後のエッジが立ち下がりエッジであって今回は立ち上が
りエッジを待っている状態であるので、ステップ111
→115→116→117と進み、最後の立ち上がりエ
ッジの発生時間TU1(E)からE時点の時間TU3
(E)を差し引いた値であるE’を用いて、V=K/
E’の演算式により車輪速Vを求める。そして、この求
めた車輪速Vが、規定値よりも大きく、かつ前回の制御
周期(C〜D)で得られた車輪速V-1よりも小さけれ
ば、このE時点で得られた車輪速Vを現在の車輪速とす
る。ちなみに、車輪速V-1よりも大きい場合には、この
前回の値をそのまま今回の車輪速Vとする。
【0027】E時点からF時点までの制御周期では、立
ち上がりエッジが一回発生しているため、C時点の制御
周期と同様の処理を行って、V=K×1/F’の演算式
から車輪速Vを求める。なお、E時点では、実際に立ち
上がりエッジが発生する前に車輪速演算を行っているた
めに、こうして得られた車輪速Vは、真の車輪速よりも
僅かに高い値となる。すなわち、本例では、実際の立ち
上がりエッジはE〜F時点の制御周期で発生しており、
図中F’で示す時間に基づいて求めた値が真の車輪速と
いえるがEの時点において、そのまま前回値を用いる従
来技術に比べると、より真の車輪速に近い値を検出して
いることになる。
【0028】次に、F時点からG時点の制御周期では、
立ち下がり立ち上がりいずれのエッジも発生しておら
ず、この時、立ち下がりエッジ待ちであるので、図3の
フローチャートにおいてステップ101→106→11
1→112→113→114の流れに基づいてV=K/
G’の演算式から車輪速Vを求める。
【0029】以上説明したように、本実施の形態では、
今回の制御周期の間に、立ち下がり・立ち上がりいずれ
のエッジも発生していない時に、前回値をそのまま用い
るのではなく、その待ち状態、すなわち立ち下がりエッ
ジ待ち、立ち上がりエッジ待ちのそれぞれの状態に応
じ、その待っているエッジと同じエッジの最後の発生時
点(TU1あるいはTD1)から現時点までの時間(T
U3あるいはTD3)に基づいて車輪速を演算するよう
に構成しているため、従来よりも検出精度を高めること
ができる。そして、このように検出精度を向上させるに
あたり、マイクロコンピュータ2b内のプログラムの変
更だけで行っているものであり、よって、安価な手段に
より検出精度を向上させることができるという効果が得
られる。
【0030】さらに、本実施の形態では、図3のフロー
チャートのステップ120〜122の処理により、今回
の制御周期においてエッジが発生していない場合に、演
算により求めた車輪速Vが前回検出した車輪速V-1より
も大きい場合には、前回検出した車輪速V-1を車輪速と
するようにしているため、実際よりも高速と判断するこ
とが無い。
【0031】以上、図面に基づき実施の形態を説明した
が、本発明は、実施の形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更を含むものであ
る。例えば、実施の形態では、コントロールユニット2
に車輪速センサ1が出力する周波数信号をデジタル波形
化する波形整形回路2aを設けた例を示したが、車輪速
センサ自体が波形整形回路の機能を有しデジタル波形の
周波数信号を出力するものを用いた場合は、コントロー
ルユニット2内には、波形整形回路2aは設ける必要は
ない。また、実施の形態では、車輪速決定部として、請
求項3記載の発明のように、今回の制御周期で得られた
車輪速(見なし車輪速)と、前回の車輪速との低い方の
値を今回の値と決定する構成(ステップ120〜12
2)を示したが、この車輪速決定部としては、前回の制
御周期で得られた車輪速と、今回の制御周期で得られた
車輪速とに基づいて、今回の車輪速を決定するものでこ
れに限られないもので、例えば、前回値と今回値の中間
値を今回の車輪速としたり、前回と今回値とを変数とす
る演算式により今回の車輪速を求めるものなどを含むも
のである。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の車輪速
検出装置は、エッジとそのエッジを数えるのに要した時
間とに基づいて車輪速を演算する車輪速演算部に、車輪
速が低速になって、今回の制御周期に入力される信号に
立ち下がりエッジと立ち上がりエッジのいずれのエッジ
も無い場合には、見なし演算部において、現在待ってい
る種類のエッジが現時点で入力されたものと見なして、
待っている種類のエッジが最後に入力されてから現時点
までに要した時間に1つのエッジが入力したとして車輪
速を演算するよう構成したため、今回の制御周期におい
てエッジが入力されない場合に前回の制御周期で得られ
た車輪速を今回の車輪速とするよりも、車輪速の精度を
向上できるもので、プログラムの変更のみでこのように
精度向上を図ることができ、安価な手段で精度の向上を
図ることができるという効果が得られる。
【0033】さらに、請求項2および3記載の発明で
は、見なし演算部で得られた見なし車輪速と前回得られ
た車輪速とに基づいて今回の車輪速を最終決定する車輪
速決定部を設けたため、よりいっそう精度向上を図るこ
とができるという効果が得られるもので、請求項3記載
の発明では、低い方の値を今回の車輪速として決定する
ため、従来よりも精度が落ちることがあり得ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輪速検出装置を示すクレーム対応図
である。
【図2】実施の形態の車輪速検出装置を示す回路図であ
る。
【図3】実施の形態の制御流れを示すフローチャートで
ある。
【図4】実施の形態の動作例を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
a 車輪速センサ b 車輪速演算部 c 見なし演算部 d 車輪速決定部 1 車輪速センサ 2 コントロールユニット 2a 波形整形回路 2b マイクロコンピュータ 2c 電流制御回路 3 アクチュエータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と同期回転する回転体の回転速度に
    応じた信号を出力する車輪速センサと、 所定の制御周期ごとに、車輪速センサからの信号に応じ
    たハイ・ローのデジタル波形の立ち下がりエッジあるい
    は立ち上がりエッジの数とそのエッジを数えるのに要し
    た時間とに基づいて車輪速を演算する車輪速演算手段
    と、を備えた車輪速検出装置において、 前記車輪速演算手段に、今回の制御周期内に立ち下がり
    エッジと立ち上がりエッジとのいずれも入力されない場
    合には、過去の最後のエッジの種類に基づいて立ち下が
    りエッジ待ちであるか立ち上がりエッジ待ちであるかを
    判断し、待っている種類のエッジが最後に発生した時点
    から現時点までに要した時間に1つのエッジ信号が入力
    したと見なして車輪速を演算する見なし演算部を設けた
    ことを特徴とする車輪速検出装置。
  2. 【請求項2】 前記車輪速演算手段c、今回の制御周期
    で見なし車輪速が演算された場合、この見なし車輪速
    と、前回の制御周期で得られた車輪速とに基づいて、最
    終的な今回の車輪速を決定する車輪速決定部を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の車輪速検出装置。
  3. 【請求項3】 前記車輪速決定部は、見なし演算部にお
    いて今回得られた見なし車輪速と、前回得られた車輪速
    とを比較し、低い方の値を今回の車輪速として決定する
    ことを特徴とする請求項2記載の車輪速検出装置。
JP7953898A 1998-03-26 1998-03-26 車輪速検出装置 Pending JPH11281660A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283525A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Railway Technical Res Inst 速度算出方法及び速度算出装置
DE102004062809A1 (de) * 2004-12-27 2006-07-06 Continental Teves Ag & Co. Ohg Verfahren und Vorrichtung zum Ermitteln einer kleinen Geschwindigkeit

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