JPH11281180A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH11281180A
JPH11281180A JP8547898A JP8547898A JPH11281180A JP H11281180 A JPH11281180 A JP H11281180A JP 8547898 A JP8547898 A JP 8547898A JP 8547898 A JP8547898 A JP 8547898A JP H11281180 A JPH11281180 A JP H11281180A
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pulse tube
cylindrical portion
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Kimikazu Obara
公和 小原
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IDOTAI TSUSHIN SENTAN GIJUTSU
IDOTAI TSUSHIN SENTAN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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IDOTAI TSUSHIN SENTAN GIJUTSU
IDOTAI TSUSHIN SENTAN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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    • F25D19/00Arrangement or mounting of refrigeration units with respect to devices or objects to be refrigerated, e.g. infrared detectors
    • F25D19/006Thermal coupling structure or interface

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空断熱容器内に蓄冷器及びパルス管をコン
パクトに収容することができると共に、冷凍能力の低下
を防ぐことが可能な冷凍装置を提供する。 【解決手段】 真空断熱容器11内の蓄冷器12にドー
ム部12bを設けてそこに粒状の蓄冷材を収納し、パル
ス管13を、ドーム部12bに続く円筒部12aに連結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空断熱容器内に
蓄冷器とこれに熱移送可能なパルス管とを設け、その蓄
冷器によって真空断熱容器内で被冷却物を冷却する冷凍
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、超伝導体の低損失特性を利用した
高性能のフィルタ回路や増幅器等を移動体通信系の受信
側で利用する研究がなされている。このような超伝導デ
バイスを用いる場合、例えば超伝導フィルタの超伝導状
態を実現するために、真空断熱容器によって外部からの
熱的影響を遮断しつつ所定の低温状態を長期にわたって
維持する必要がある。
【0003】そこで、真空断熱容器内に設けた蓄冷器お
よびパルス管と、真空断熱容器外から前記蓄冷機内の作
動流体に周期的な圧力変動を加える圧縮機と、を含むパ
ルス管冷凍機を構成し、その真空断熱容器内で前記超伝
導体の低損失特性を利用したフィルタ回路や増幅器等を
被冷却物として、これを冷却するようにした冷凍装置が
開発されている。
【0004】また、この種の好ましい冷凍装置として、
例えば図2に示すように、真空断熱容器11の内部に、
冷媒としての作動流体を充填した蓄冷器12とこれに連
通するパルス管13とバッファタンク15とを設けた構
成が知られている。この装置は、パルス管13に絞り通
路を有する細管14を介してバッファタンク15を接続
した構成を有し、図示していない圧縮機により蓄冷器1
2内の作動流体を膨張・圧縮及び変位させ、真空断熱容
器11の内部で、蓄冷器12の低温部12’により被冷
却物(複数の超伝導フィルタ16)を冷却する。また、
真空断熱容器11の内部には、少なくとも超伝導フィル
タ16への熱放射を遮る遮蔽板17が設けられている。
特にこの装置では、真空断熱容器11の強度をその容器
内に配置された支柱状のバッファタンク15によって高
めると共に、バッファタンク15の壁部を被冷却物周辺
部品の支持に利用可能として、装置構成の簡素化による
小型・軽量化を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、図
3(a)に示すように蓄冷器12とパルス管13とが直
線状に連結されているので、真空断熱容器11の対向壁
面部11a,11bの間隔が大きくなり、真空断熱容器
11内に蓄冷器12及びパルス管13をコンパクトに収
容することは難しい。なお、図3(b)に示すようにパ
ルス管13をL字に折り曲げて、連結された蓄冷器12
及びパルス管13を略コの字形に形成し、蓄冷器12上
部にL字形のパルス管13が連結されるように構成する
ことも考えられるが、この場合は、パルス管の曲折部で
冷媒としての作動流体の流れが乱れるため、冷凍装置の
性能が悪くなるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、真空断熱容器内に蓄冷器及びパルス管をコンパクト
に収容することができると共に、冷凍能力の低下を防ぐ
ことが可能な冷凍装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、冷凍装置の真空断熱容器内で、作動流体
が充填され、曲折部が形成された蓄冷器と、前記蓄冷器
に連通するパルス管とを有することを特徴とする。ま
た、前記目的を達成するため、本発明は、冷凍装置の真
空断熱容器内で、作動流体が充填された断面L字状の蓄
冷器と、前記蓄冷器に連通するパルス管とを有すること
を特徴とする。
【0008】さらに、前記蓄冷器には粒状の蓄冷材が収
納されていることを特徴とする。また、前記目的を達成
するため、本発明は、冷凍装置の真空断熱容器内で、作
動流体が充填された蓄冷器と、前記蓄冷器に連通するパ
ルス管とを有し、前記蓄冷器には、ケーシング内にプレ
ート状の蓄冷材が積層された円筒部と、粒状の蓄冷材が
収納されたドーム部とが形成され、前記円筒部かドーム
部の何れかに前記パルス管が連通されたことを特徴とす
る。
【0009】また、前記目的を達成するため、本発明
は、冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体が充填され
た蓄冷器と、前記蓄冷器に連通するパルス管とを有し、
前記蓄冷器は、第1の円筒部及び第1の円筒部の上部に
配置され、第1の円筒部よりも径の大きい第2の円筒部
が形成され、第1の円筒部か第2の円筒部の何れかに前
記パルス管が連通されており、第2の円筒部のケーシン
グ内には、多数の孔が形成されたプレート状の蓄冷材
か、メッシュが形成されたプレート状の蓄冷材の何れか
が積層されたことを特徴とする。
【0010】また、前記目的を達成するため、本発明
は、冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体が充填され
た蓄冷器と、前記蓄冷器に連通するパルス管とを有し、
前記蓄冷器は、第1の円筒部及び第1の円筒部の上部に
配置され、第1の円筒部よりも径の大きい第2の円筒部
が形成され、前記パルス管は、第2の円筒部に連通され
ると共に、第1のパルス管の外周に形成されており、第
2の円筒部のケーシング内には、多数の孔が形成された
プレート状の蓄冷材か、メッシュが形成されたプレート
状の蓄冷材の何れかが積層されたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る冷凍装置の概略構成図であり、本
発明を超伝導フィルタシステムに適用した例を示してい
る。なお、(a)は装置全体の概略構成を示し、(b)
は後述のドーム状の部分12bと円筒状の部分12aの
中間部12cを示す。同図において、11は真空チャン
バを形成する真空断熱容器であり、真空断熱容器11の
内部には、流体通路(詳細は図示していない)を有する
蓄冷器12と、これに連結されたパルス管13と、が設
けられている。蓄冷器12には2箇所の曲折部を有し、
その曲折部下方に円筒部12A,12aが形成され、そ
の円筒部12A,12aの上部にドーム部12bが形成
されている。そして、円筒部12A,12aの円筒状の
ケーシング内に例えばステンレス、銅又は銅合金等から
なる多数枚のプレート状の蓄冷材を積層し、その蓄冷材
にそれぞれ多数形成された孔によって多数(複数)本の
流体通路を形成する。また、ドーム部12bのドーム状
のケーシング内に多数の粒状の蓄冷材を収納し、その蓄
冷材の隙間とドーム状のケーシングによって流体通路を
形成したものである。なお、円筒部12A,12aとド
ーム部12bに挟まれて配置された中間部12cには、
前記粒状の蓄冷材の径より細かいメッシュが形成された
プレート状の蓄冷材を配置している。
【0012】蓄冷器12の流体通路とパルス管13の内
部空間は、一つの作業空間を形成するように連通してお
り、この作業空間内に所定の作動流体(例えば不活性ガ
ス、具体的にはヘリウム、アルゴン又は窒素等)が充填
されている。蓄冷器12の前記流体通路は、真空断熱容
器11の外部に設けた図示しない例えばピストン型の圧
縮機(流体駆動手段)の圧縮室に連通しており、この圧
縮機が蓄冷器12を介して前記作動流体を周期的に圧縮
・膨張および変位させるようになっている。なお、ここ
で作動流体を圧縮・膨張させるとは、作業流体に周期的
な圧力変化を加えて、その体積を周期的に変化させる
(微小空間についてみれば、周期的に加わる圧力変化と
同位相成分の流体変位が生じる)ことをいい、作動流体
を変位させるとは、作業流体をパルス管13の軸方向に
単に移動させる(作動流体の圧縮・膨張に関与しない、
圧力変化と位相の異なる流体変位が生じる)ことをい
う。前記圧縮・膨張及び変位時に、作動流体はドーム部
12bのドーム形状による整流作用を受けるので、蓄冷
器12の曲折部で作動流体の流れが乱れることはない。
【0013】前記蓄冷器12は、作動流体の圧縮時には
作動流体の熱を吸収し、作動流体を等温圧縮させるよう
に機能し、一方、作動流体の膨張時には蓄積した熱を作
動流体に与えて、作動流体を等温膨張させるように機能
する。また、蓄冷器12はいわゆるコールドヘッドとし
ての低温部12’を有し、この低温部12’には、所定
の被冷却物、例えば複数の超伝導フィルタ16がパルス
管13の周りに周方向所定間隔に設置されている。な
お、超伝導フィルタ16は、例えば移動体通信系の基地
局においてアンテナで受けた微弱電波を受信するために
バンドパスフィルタとして使用される。勿論、低雑音増
幅器を含むフィルタモジュールであってもよい。
【0014】前記パルス管13は、例えばステンレス、
チタン等からなる薄肉の金属製パイプによって蓄冷器1
2側で開口する一端開口形状に形成されており、作動流
体の周期的な圧縮・膨張および変位が生じるとき、蓄冷
器12と協働して、その軸方向で蓄冷器12側に向かう
熱移送を行うことができる。すなわち、圧縮過程におけ
る作動流体の変位がパルス管の高温端側に偏り、膨張過
程における作動流体の変位がパルス管の低温端側に偏る
ことと、蓄冷器12が圧縮時には作動流体の熱を吸収し
て等温圧縮を進行させ、膨張時には熱を放出して等温膨
張を進行させることとが相俟って、蓄冷器12側に向か
う熱移送を行うことができるようになっている。また、
パルス管13は内部に絞り通路を有する細管14を介し
てバッファタンク15に接続されており、これにより、
パルス管13内の作動流体の圧縮過程においてはパルス
管13の高温端側への流体変位を増加させ、膨張過程に
おいてはパルス管13の低温端側への流体変位を増加さ
せることにより、前記熱移送を促進するようになってい
る。
【0015】一方、真空断熱容器11は、所定間隔を隔
てて対向する一対の対向壁面部11a,11bと、これ
らの外周を取り囲む周壁部11cとを有しており、これ
ら一対の対向壁面部11a,11bがバッファタンク1
5の両端に連結されている。これにより、バッファタン
ク15は真空断熱容器1内においてパルス管13の近傍
で支柱状に延在しており、支柱状のバッファタンク15
にはステー18を介して遮蔽板17が支持されている。
遮蔽板17は、蓄冷器12の低温部12’上において、
被冷却物である超伝導フィルタ16を取り囲んで外部か
らの放射(少なくとも熱放射として放出された電磁波)
を遮るものであり、輻射熱の発生を抑えるとともに、フ
ィルタ相互の干渉を防止する機能を有している。この遮
蔽板17の形状は、例えば多角形又は円筒状の周壁とそ
の上部に連結された天板とからなる。バッファタンク1
5には、また、パルス管13の高温端部側を支持するス
テー(図示せず)が設けられている。
【0016】なお、21,22は超伝導フィルタ16に
接続された同軸ケーブル等のインターフェース、23は
そのインターフェースを外部に接続するためのコネクタ
である。前記構成を有する本実施形態の冷凍装置におい
ては、蓄冷器12に2箇所の曲折部を有し、その曲折部
を含むドーム部12bを設けてそこに粒状の蓄冷材を収
納し、パルス管13を、一方の曲折部に続く円筒部12
aに連結したので、真空断熱容器11内において蓄冷器
12及びパルス管13をコンパクトに収容すると共に、
蓄冷器12のドーム部12bによる作動流体の整流作用
で冷凍能力の低下を防止することが可能である。すなわ
ち、円筒部12A,12a及びドーム部12bに充填さ
れた作動流体は、曲折部を有さないパルス管13中をス
ムーズに流れるように構成されている。なお、蓄冷器1
2の全体に粒状の蓄冷材を収納してもよく、この場合も
ドーム部12b等にて前述の整流作用がなされる。
【0017】また、バッファタンク15が真空断熱容器
11内に支柱として設けられた構造となっているので、
真空断熱容器11の強度がバッファタンク15によって
大幅に高められる。さらに、支柱状のバッファタンク1
5により、遮蔽板17やパルス管13の上端部等をこれ
らの近傍で支持させると、各部品とバッファタンクの間
に長尺の支持腕等を設ける必要がなくなり、構成の簡素
化が可能になるとともに、周辺部品の位置決めも容易に
なる。勿論、電子デバイスを被冷却物とした場合、他の
放射(電磁波)に対するシールド機能を併せ持つ遮蔽板
にすることができるし、そのデバイスのインターフェー
ス等も被冷却物周辺の部品となる。すなわち、超伝導フ
ィルタ16に接続されるインターフェース等の部品配置
の自由度を高めることもできる。
【0018】なお、本実施形態おいては、複数の超伝導
フィルタ16が縦長形状を有するものであり、遮蔽板1
7がこれら全体を取り囲む形状であったが、例えば図4
に示すように個々の超伝導フィルタ16(被冷却物)が
横幅の広いものである場合には、そのフィルタモジュー
ルを個別に取り囲む形状を有していてもよい。さらに、
図5に示すように、断面L字状で1箇所の曲折部を有す
る蓄冷器12にドーム部12bを設けてそこに粒状の蓄
冷材を収納し、パルス管13をその下部に配置して、蓄
冷器12の円筒部12Aの長さとパルス管13の長さが
ほぼ等しくなるようにしてもよい。このような形状とす
ることにより、大型縦長形状の超伝導フィルタ16にも
対応することができ、蓄冷器12の構成もより簡素で加
工が容易である。なお、1個の超伝導フィルタ16を取
り囲む形状に限らず、任意の形状が採用できることは言
うまでもない。本実施形態においても、真空断熱容器1
1内において蓄冷器12及びパルス管13をコンパクト
に収容すると共に、蓄冷器12のドーム部12b等によ
る作動流体の整流作用で冷凍能力の低下を防止すること
が可能である。
【0019】また、図6に示すように、前記ドーム部1
2bの代わりに、円筒部12A,12a(=第1の円筒
部)よりも径の大きい円筒部12d(=第2の円筒部)
を設けてもよい。この場合、円筒部12dの形状に応
じ、そのケーシング内に、多数の孔が形成されたプレー
ト状の蓄冷材、あるいはメッシュが形成されたプレート
状の蓄冷材を積層してもよい。本実施形態においても、
真空断熱容器11内において蓄冷器12及びパルス管1
3をコンパクトに収容すると共に、蓄冷器12の円筒部
12d等による作動流体の整流作用で冷凍能力の低下を
防止することが可能である。
【0020】また、図7に示すように、前記ドーム部1
2bの代わりに、円筒部12A,12a(=第1の円筒
部)よりも径の大きい円筒部12d(=第2の円筒部)
を設け、さらに、パルス管13が円筒部12dに連通さ
れると共に、円筒部12Aの外周に形成されていてもよ
い。この場合、円筒部12dの形状に応じ、そのケーシ
ング内に、多数の孔が形成されたプレート状の蓄冷材、
あるいはメッシュが形成されたプレート状の蓄冷材を積
層してもよい。本実施形態においては、真空断熱容器1
1内において蓄冷器12及びパルス管13をコンパクト
に収容すると共に、円筒部12Aの外周にパルス管13
を形成することによって、パルス管13から蓄冷器12
側に向かう熱移送を安定させ、冷凍能力の低下を防止す
ることが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パルス管と連通する蓄冷器に曲折部を形成するか、ある
いは、蓄冷器を断面L字状に形成したので、真空断熱容
器内に前記蓄冷器及びパルス管をコンパクトに収容する
ことができる。よって、装置を小型化することが可能で
ある。
【0022】また、前記蓄冷器には、ケーシング内にプ
レート状の蓄冷材が積層された円筒部と、粒状の蓄冷材
が収納されたドーム部と形成し、前記円筒部かドーム部
の何れかに前記パルス管を連通するように構成したの
で、真空断熱容器内に前記蓄冷器及びパルス管をコンパ
クトに収容すると共に、前記ドーム部を含む蓄冷器の形
状と、その蓄冷器に連結された、曲折部を有しないパル
ス管の形状によって蓄冷器の曲折による作動流体の流れ
の乱れを防ぎ、冷凍能力の低下を防止することが可能で
ある。なお、前記蓄冷器に粒状の蓄冷材を収納すること
によっても、作動流体の流れの乱れを防ぐことができ
る。
【0023】また、前記円筒部(=第1の円筒部)の上
部に、ドーム部の代わりに径の大きい円筒部(=第2の
円筒部)を形成することによっても、真空断熱容器内に
前記蓄冷器及びパルス管をコンパクトに収容すると共
に、前記第2の円筒部を含む蓄冷器の形状と、その蓄冷
器に連結された、曲折部を有しないパルス管の形状によ
って蓄冷器の曲折による作動流体の流れの乱れを防ぎ、
冷凍能力の低下を防止することが可能である。なお、第
2の円筒部のケーシング内には、第2の円筒部の形状に
応じて多数の孔が形成されたプレート状の蓄冷材か、メ
ッシュが形成されたプレート状の蓄冷材の何れかが積層
しても、作動流体の流れの乱れを防ぐことができる。
【0024】また、前記パルス管を前記第1の円筒部の
外周に形成することによっても、真空断熱容器内に前記
蓄冷器及びパルス管をコンパクトに収容すると共に、パ
ルス管から蓄冷器側に向かう熱移送を安定させ、冷凍能
力の低下を防止することが可能である。なお、第2の円
筒部のケーシング内には、第2の円筒部の形状に応じて
多数の孔が形成されたプレート状の蓄冷材か、メッシュ
が形成されたプレート状の蓄冷材の何れかが積層して
も、作動流体の流れの乱れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図2】従来の冷凍装置の概略構成図である。
【図3】従来の冷凍装置における蓄冷器とパルス管との
連結形状を示す模式図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る冷凍装置の蓄
冷器とパルス管との連結形状を示す模式図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係る冷凍装置の蓄
冷器とパルス管との連結形状を示す模式図である。
【符号の説明】
11 真空断熱容器 12 蓄冷器 12’ 低温部 12A,12a,12d 円筒部 12b ドーム部 12c 中間部 13 パルス管 14 細管 15 バッファタンク 16 超伝導フィルタ 17 遮蔽板 18,19 ステー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】そこで、真空断熱容器内に設けた蓄冷器お
よびパルス管と、真空断熱容器外から前記蓄冷の作動
流体に周期的な圧力変動を加える圧縮機と、を含むパル
ス管冷凍機を構成し、その真空断熱容器内で前記超伝導
体の低損失特性を利用したフィルタ回路や増幅器等を被
冷却物として、これを冷却するようにした冷凍装置が開
発されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、冷凍装置の真空断熱容器内で、作動流体
が充填され、曲折部が形成された蓄冷器と、前記蓄冷器
に連通する曲折部がないパルス管とを特徴とする。ま
た、前記目的を達成するため、本発明は、冷凍装置の真
空断熱容器内で、作動流体が充填された断面L字状の蓄
冷器と、前記蓄冷器に連通する曲折部がないパルス管と
を有することを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらに、前記蓄冷器の曲折部又はL字状の
部分のみに粒状の蓄冷材が収納されていることを特徴と
する。また、前記目的を達成するため、本発明は、冷凍
装置の真空断熱容器内で、作動流体が充填された蓄冷器
と、前記蓄冷器に連通する曲折部のないパルス管とを有
し、前記蓄冷器には、ケーシング内にプレート状の蓄冷
材が積層された円筒部と、粒状の蓄冷材が収納されたド
ーム部とが形成され、前記円筒部かドーム部の何れかに
前記パルス管が連通されたことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、前記目的を達成するため、本発明
は、冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体が充填さ
、曲折部が形成された蓄冷器と、前記蓄冷器に連通す
曲折部のないパルス管とを有し、前記蓄冷器は、第1
の円筒部及び第1の円筒部の上部に配置され、第1の円
筒部よりも径の大きい第2の円筒部が形成され、第1の
円筒部か第2の円筒部の何れかに前記パルス管が連通さ
れており、第2の円筒部のケーシング内には、多数の孔
が形成されたプレート状の蓄冷材か、メッシュが形成さ
れたプレート状の蓄冷材の何れかが積層されたことを特
徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、前記目的を達成するため、本発明
は、冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体が充填さ
、曲折部が形成された蓄冷器と、前記蓄冷器に連通す
曲折部のないパルス管とを有し、前記蓄冷器は、第1
の円筒部及び第1の円筒部の上部に配置され、第1の円
筒部よりも径の大きい第2の円筒部が形成され、前記パ
ルス管は、第2の円筒部に連通されると共に、第1のパ
ルス管の外周に形成されており、第2の円筒部のケーシ
ング内には、多数の孔が形成されたプレート状の蓄冷材
か、メッシュが形成されたプレート状の蓄冷材の何れか
が積層されたことを特徴とする。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体
    が充填され、曲折部が形成された蓄冷器と、前記蓄冷器
    に連通するパルス管とを有することを特徴とする冷凍装
    置。
  2. 【請求項2】 冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体
    が充填された断面L字状の蓄冷器と、前記蓄冷器に連通
    するパルス管とを有することを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄冷器には粒状の蓄冷材が収納され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の冷凍装
    置。
  4. 【請求項4】 冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体
    が充填された蓄冷器と、前記蓄冷器に連通するパルス管
    とを有し、 前記蓄冷器には、ケーシング内にプレート状の蓄冷材が
    積層された円筒部と、粒状の蓄冷材が収納されたドーム
    部とが形成され、前記円筒部かドーム部の何れかに前記
    パルス管が連通されたことを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】 冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体
    が充填された蓄冷器と、前記蓄冷器に連通するパルス管
    とを有し、 前記蓄冷器は、第1の円筒部及び第1の円筒部の上部に
    配置され、第1の円筒部よりも径の大きい第2の円筒部
    が形成され、第1の円筒部か第2の円筒部の何れかに前
    記パルス管が連通されており、第2の円筒部のケーシン
    グ内には、多数の孔が形成されたプレート状の蓄冷材
    か、メッシュが形成されたプレート状の蓄冷材の何れか
    が積層されたことを特徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 冷凍装置の真空断熱容器内に、作動流体
    が充填された蓄冷器と、前記蓄冷器に連通するパルス管
    とを有し、 前記蓄冷器は、第1の円筒部及び第1の円筒部の上部に
    配置され、第1の円筒部よりも径の大きい第2の円筒部
    が形成され、前記パルス管は、第2の円筒部に連通され
    ると共に、第1の蓄冷器の外周に形成されており、第2
    の円筒部のケーシング内には、多数の孔が形成されたプ
    レート状の蓄冷材か、メッシュが形成されたプレート状
    の蓄冷材の何れかが積層されたことを特徴とする冷凍装
    置。
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