JPH11279704A - 耐摩耗性、被削性に優れたプレハードン用高硬度冷間工具鋼 - Google Patents
耐摩耗性、被削性に優れたプレハードン用高硬度冷間工具鋼Info
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Abstract
し状態の被削性の改善が行なわれているが、焼入焼戻し
後の被削性の著しい改善と工程の短縮を可能にする。 【解決手段】 構成成分を限定し、被削性を著しく改善
し、同時に熱処理変寸を最小化させるには、さらに成分
の限定が重要であり、特に、C、Si、Mn、Cr、M
o及びVの限定が重要であるとともに、焼入れ焼戻し処
理条件を限定することが所望の性能改善のためにいっそ
う効果的である。
Description
耗性および被削性に優れた冷間工具鋼として利用可能な
工具鋼に関し、特にJIS G4404に規定されるS
KD11が使用され得るダイス、ゲージ、シャー刃、プ
レス型、パンチ、れんが型、粉末成形型、金型刃物およ
びロール等に関する。
は、特開昭63−183185号公報、特公昭52−1
372号公報に開示されているように、事前に熱処理を
施して硬化させた鋼を直接切削加工などを行い、主にプ
ラスチック用金型の材料として使用するものが知られて
いた。焼入れ焼戻しされた調質鋼は焼なまし状態で粗加
工を施しているため、その後に熱処理による変形やスケ
ールの発生を心配する必要がなく、金型製造納期や経済
性の面でも有利といったメリットがあった。
ドン鋼は、硬度が10〜45HRC前後であり比較的硬
度が低く、耐摩耗性が必要とされるJIS規格のSKD
11が使用されるプレス金型やパンチなどに使用される
ことはなかった。この原因は、このようなプレハードン
鋼は55HRC以上の硬度を出した状態では著しく被削
性が悪く、仮に硬度を下げて被削性を改善しても、製品
として使用した時の耐摩耗性が悪いので、実用化はされ
ていなかった。
るため、特開平8−120333号公報および特開平9
−268010号公報に記載の如く、焼なまし状態での
被削性や熱処理による変寸率を改善した冷間工具鋼を提
案した。
うな先願発明の冷間工具鋼は、JIS規格のSKD11
に比べ、熱処理後の耐摩耗性や焼なまし状態の被削性は
良好であるが、焼入れ焼戻し後の被削性が悪いという問
題点があった。本発明は、このような従来の課題に鑑み
てなされたものであり、構成成分範囲を先願発明、特に
後者の成分範囲よりさらに限定することにより、焼なま
し状態での被削性の著しい改善と同時に熱処理変寸を最
小化でき、さらに熱処理後の靭性や耐摩耗性がJIS規
格のSKD11と同等であり、その上焼入れ焼戻し処理
方法を組み合わせることにより、55〜60HRCの硬
さを発見し、SKD11よりも著しく被削性を改善した
冷間工具鋼を提供することを目的とする。
的を達成するために鋭意検討を重ね、下記の知見を得て
本発明を完成するに至った。焼なまし材の被削性を改善
する成分は、1.10%<C<1.35%、Si<0.
30%、9.0%<Cr<11.0%、6.0%<Cr
/C<10.0%、Mo<1.35%、V<0.45%
を含有し、一層被削性を改善するには0.04%≦S≦
0.17%を添加する必要がある。高硬度でかつ焼なま
し材で被削性を改善するためには、成分範囲をさらに限
定し、1.10%<C<1.35%、0.175%<S
i<0.300%、9.0%<Cr<11.0%、1.
10%<Mo、0.25%<V<1.20%にする必要
がある。
C<1.35%、0.20%<Si<0.35%、9.
0%<Cr<11.5%、1.10%<Mo、0.20
%<Vを含有する必要がある。さらに高硬度での被削性
と耐摩耗性を著しく改善するには、熱処理の限定が必要
である。焼入れ後の焼戻し処理を500℃以上とし、2
回以上繰り返し、熱処理後の硬さをロックウェル硬度で
54.8〜60HRCの範囲内にすることが重要であ
る。さらに著しい改善には、目標硬度を57.5HRC
とし、55.9〜59HRCに制御する必要がある。
%で、C:1.20〜1.35、Si:0.20〜0.
30、Mn:0.3以上、Cr:9.0〜11.0、M
o:1.10〜1.35、V:0.20〜0.45を含
有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、焼入
れ焼戻し実施後のロックウェル硬さが55〜60HRC
に選択されて成り、被削性を優れしめたことを特徴とす
る冷間工具鋼であり、請求項2に記載の発明は、さらに
重量%で、S:0.04〜0.17を含有することを特
徴とする請求項1記載の冷間工具鋼であり、請求項3に
記載の発明は、耐摩耗被削性指数が、次の式:1800
< 25329 − 0.325 ×(ロックウェル
硬さ)3 + 27.05 ×(ロックウェル硬さ)2 +
15.9 ×(残留オーステナイト%)2 − 32
9.9 × 残留オーステナイト%を満足する請求項1
または2記載の冷間工具鋼であり、請求項4に記載の発
明は、焼入れ後の焼戻し処理温度を505℃以上とし、
2回以上繰り返し処理を実施し、ロックウェル硬さを5
5〜60HRCにしたことを特徴とする請求項1または
2記載の冷間工具鋼であり、請求項5に記載の発明は、
前記焼戻し処理温度が510℃以上であり、ロックウェ
ル硬さが56〜59HRCであることを特徴とする請求
項4記載の冷間工具鋼である。
熱処理変寸を最小にし、耐摩耗性を従来のSKD11と
同等にしながら、焼なまし材の被削性を著しく改善した
ものである。本発明は、先願発明の成分範囲をさらに限
定することで、JIS規格のSKD11の焼入れ焼戻し
後の切削加工を可能としたものである。先願発明のよう
に焼入れ後の切削加工が可能となっただけでは、従来の
ように粗加工−熱処理−仕上げ加工と長い工程を必要と
する。本発明に係る鋼は、なされた焼入れ焼戻し後に切
削加工が可能なため、工程の短縮が可能となり、さらに
金型のコストダウンが可能となる。また、熱処理による
変形や変寸などによる金型寸法の狂いが焼入れ焼戻し後
の切削加工を実施することができるため寸法の狂いがな
い。
C<1.35、Si<0.30、9.0<Cr<11.
0、6<Cr/C<10、Mo<1.35、V<0.4
5を含有し、一層被削性を改善するには0.04≦Sを
添加する必要がある。しかし、1.15C−0.15S
i−10Cr−1.0Mo−0.2V−0.08Sで
は、JIS規格のSKD11に比べ、熱処理後の耐摩耗
性や焼なまし状態の被削性は良好であるが、焼入れ焼戻
し後の被削性は悪い。これを1.2C−0.25Si−
10Cr−1.2Mo−0.3V−0.45Sとする
と、耐摩耗性はもとより焼なまし材や焼入れ後の被削性
を著しく改善することが可能である。
耗性を同時に満足する成分範囲は、1.1<C<1.3
5、0.175<Si<0.30、9.0<Cr<1
1.0、1.1<Mo、0.25<V<1.20にする
必要がある。より一層被削性を改善するためには0.0
4≦Sを添加する必要がある。
わちプレハードン鋼の組成を前記の如く限定している理
由について以下に説明する。
となると著しく被削性と耐摩耗性が悪くなる。望ましく
は1.2%とすることで被削性と耐摩耗性を最適にでき
る(図5および6参照)。Siは、0.175以下、
0.30以上となると被削性が悪くなる。また、0.1
75以下、0.35以上となると耐摩耗性が悪くなる。
このことから、最適成分範囲は0.175<Si<0.
30と言える(図7および8参照)。Mnは、0.3未
満では被削性が悪く、0.3以上を確保する必要があ
る。望ましくは、0.35以上である必要がある(図9
および10参照)。Crは、9未満、11以上となると
被削性と耐摩耗性が悪くなる。最適値は、10.5であ
ると言える(図12および13参照)。
耗性が悪くなる。また1.2以上では被削性ならびに耐
摩耗性はそれ以上向上しないから、製造コストを最低に
するためにも最適値は、1.2と言える(図14および
15参照)。Vは、0.25以下、1.2以上となると
被削性が悪くなる。また耐摩耗性は、0.2未満となる
と著しく悪くなる。製造コストを最低にするためにも最
適値は、0.3であると言える(図16および17参
照)。また、Vが0.45を超えると熱処理の時に最大
変寸率が大きくなるため好ましくない。Vは、結晶粒を
微細化し、耐摩耗性を向上させる。そのために必要な下
限量は、0.20重量%以上である。従って、Vは0.
20〜0.45重量%が好ましい。Sは、従来の先願発
明と同様に0.04未満では被削性の改善効果が少ない
(図11参照)。また、0.17以上となると熱間鍛造
性が悪くなるために適切でない。
焼戻しによって残留オーステナイトが完全には分解せ
ず、熱処理条件によってその量は変化するが、大体5〜
30%程度のオーステナイトが残留し、この残留オース
テナイトが非常にゆっくりではあるが、分解することに
よって変寸を生じると思われている(例えば、特開平9
−125204号公報参照)。
処理および硬さは、高硬度での被削性と耐摩耗性を改善
するために限定が必要である。耐摩耗性と被削性を同時
に考慮した耐摩耗被削性指数<(発明鋼の被削性/SK
D11の同一硬度での被削性)×発明鋼の耐摩耗性>の
関係式は、 耐摩耗被削性指数=25329−0.325×(硬さ)
3+27.05×(硬さ)2+15.9×(残留オーステ
ナイト%)2−329.9×残留オーステナイト% の範囲を満足する必要のあることが、表2に示す実験結
果およびその回帰分析による推定式から判明した。な
お、高温焼戻し開発鋼2の硬さと耐摩耗被削性指数の関
係を表わすグラフを図2に示す。この際の実験条件は下
記の通りである。 熱 処 理:真空熱処理(窒素冷却) 被削性評価:超硬コーティングエンドミル(2枚刃)2φ 切削速度23.2m/分、送り量0.006mm/刃 切り込み2mm×0.1mm 乾式 工具寿命は工具が折損するまでの距離で比較した。 本発明の冷間工具鋼(以後発明鋼と略記する)は、従来
鋼SKD11と同等の耐摩耗性を確保し、かつ被削性を
改善するためには耐摩耗被削性指数が1800を越える
必要があり、ロックウェル硬度を52〜60HRCの範
囲内にすることが重要である。さらに、被削性を2.5
倍以上に著しく改善するには、目標を57HRCとし、
55〜59HRCに制御する必要があることは、表3に
示すとおりである。なお、表3に示す性能は、高温焼戻
し2回の熱処理により得た。
ステナイトを2.5%以下に制限することに関して言及
するならば、熱処理および硬さは、高硬度での被削性と
耐摩耗性を改善するために限定が必要である。さらに、
焼入れ後の焼戻し処理を510℃以上とし、2回以上繰
り返し、残留オーステナイト量を2.5%以下にする場
合、耐摩耗性と被削性を同時に考慮した耐摩耗性被削性
指数<(発明鋼の被削性/SKD11の同一硬度での被
削性)×発明鋼の耐摩耗性>が硬さとの関係式: 耐摩耗被削性指数=0.84×(硬さ)3 +134.4
×(硬さ)2−7120×硬さ+12069 を満足する必要があることが、硬さと耐摩耗性および被
削性の関係を表わすグラフを示す図3、およびこれを耐
摩耗被削性指数と硬さの関係のグラフに整理した図4か
ら判明した。発明鋼は従来鋼SKD11と同等の耐摩耗
性を確保し被削性を80%以上改善するためには、ロッ
クウェル硬度を54.8〜60HRCの範囲内にするこ
とが重要である。さらに被削性を2倍以上に著しく改善
するには、目標を55.9〜59HRCに制御する必要
がある。
はこれらの実施例に限定されるものでないことは、いう
までもない。テストピースの準備 表1に示す組成(重量%)および組成比で、被削性試
験、摩耗試験および熱処理変寸の異方性の試験用テスト
ピースを17種類作製し、各試験に供した。
備し、各試験の基準試料とした。
以下の方法で、被削性試験、摩耗性試験および熱処理変
寸の異方性の試験を実施した。
施した後、ハイスエンドミルで側面切削(径方向切り込
み0.5mm×軸方向15mm)を実施し、下記の条件
で被削性評価を行った。 熱処理:真空熱処理(窒素冷却) 1020℃焼入れ、500〜570℃焼戻し2回 被削性評価:超硬コーティングドリル(1.5φ) 切削速度10m/分、送り0.1mm/rev 、深さ4.5mm 切削油 エマルジョン水溶液 工具寿命はSKD11の60HRCでの工具が折損するまでの寿 命を50として比較した。
0.3m/秒で最終荷重6.3kgfで400mm摩耗
させ、その時のSKD11の摩耗量を100として、各
テストピースの摩耗量を測定した。
℃にて真空焼入れし、200〜550℃で焼戻を実施し
て、マイクロメーターにて最も変寸した量を元の大きさ
で割ったものを最大変寸量(%)とした。
よび熱処理変寸試験とも、本発明鋼は基準試料と同等ま
たはそれ以上であるが、本発明の範囲をはずれる比較鋼
では好結果が得られないことが判る。また、図1は、表
1の被削性試験結果をグラフ化して示すものである。さ
らに、図5〜図19は、本発明鋼の元素構成割合または
構成比を限定した根拠が妥当であることを示すものであ
る。
を作製するための金型を作成するのに使用した工具の本
数をSKD11と比較して示した。コネクティングロッ
ドの諸元を工具の本数と共に図20下部に添付一覧表示
した。なお、金型用鋼の熱処理条件および被削性評価方
法は下記に示す通りである。 熱処理:真空熱処理(窒素冷却) 1020℃焼入れ、500〜570℃焼戻し2回 被削性評価:超硬コーティングエンドミル(2枚刃)2φボールエンドミル 工具寿命は金型が製造できるまでの工具本数で比較した。 発明鋼は、SKD11に比べて各硬度において切削加工
が極めて容易であることが判る。
1の切削マシンとしてUX75を使用したエアブロー方
式の高硬度切削試験を、工具と条件を変えて行なった比
較試験を下記に示す。 《No.1》 □工具:超硬TiNコーティングミルφ4−2枚刃 □条件:S12000 F2000 Z切込→4.0 サイド切込→0.2 SKD−11 △切削長→1000mm(0.8cm2 )にて破損 発明鋼 △切削長→1625mm(13cm2 )にて破損 約1.6倍 《No.2》 □工具:超硬TiNコーティングエンドミルφ6−2枚刃 □条件:S3000 F1000 Z切込→4.0 サイド切込→0.1 SKD−11 △切削長→1250mm(0.5cm2 )にて破損 発明鋼 △切削長→10000mm(40cm2 )にて消耗 約80倍 条件によってKD11Sの切削性の良さが変化し何倍
(何%)良いとは言えない。但し上記の結果からH/T
後の切削性はSKD11より良くなるものと確信でき
る。
なったが、試験条件と本発明鋼とSKD11の比較結果
を下記に示す。 試験条件 ・研磨形態:平面研磨 ・砥石材料:WA(アルミナ) ・と 粒:32A(粒度46、結合度J:結合材VB
E) ・砥石径 :205×19.0×31.75 ・加工距離:1.2m ・切削液 :水溶性切削油 試験結果 研磨焼けの黙視結果 切り込み量 0.0025mm 0.0050mm 0.0075mm 0.0100mm 0.0170mm SKD11 ◎ △ × × × 発明鋼 ◎ ◎ ◎ ○ △ ◎:研磨焼けなし、○:研磨焼けわずかにあり △:一部研磨焼け、×:全面研磨焼け
ンドミルの被削性比較結果を図21にグラフ化して示
す。切削条件は、下記の通りである。 被削材:焼きなまし材 送り量:0.012mm/tooth 使用機械:NCフライス 切り込み:6mm 工具:ラフィングエンドミル 6mm 切削幅:6mm溝切削 切削速度:6〜28m/min 切削油:乾式
%で、C:1.20〜1.35、Si:0.20〜0.
30、Mn:0.3以上、Cr:9.0〜11.0、M
o:1.10〜1.35、V:0.20〜0.45を含
有させているので、焼入れ焼戻し後の被削性が良好で、
さらにSを0.04〜0.17重量%含有させているの
で一層改善される。
00〈25329−0.325×(ロックウェル固さ)
3 +27.05×(ロックウェル硬さ)2 +15.9×
(残留オーステナイト%)2 −329.9×残留オース
テナイト%を満足させているので、オーステナイトの残
留があってもSKD11と同等と耐摩耗性を確保すると
共に被削性と最大熱処理変寸が向上する。
5℃以上とし、2回以上繰返し処理を実施し、ロックウ
ェル硬さを55〜60HRCにしたことにより、高硬度
での被削性と耐摩耗性が著しく改善し、前記焼戻し処理
温度が510℃以上であり、ロックウェル硬さが56〜
59HRCであることにより、さらに著しく改善され
る。
の優劣を示すグラフである。
フである。
%以下の発明鋼の被削性および耐摩耗性の硬さとの関係
を示すグラフである。
さの関係に整理したグラフである。
フである。
ラフである。
ラフである。
グラフである。
ラフである。
すグラフである。
ラフである。
グラフである。
すグラフである。
グラフである。
すグラフである。
ラフである。
グラフである。
すグラフである。
示すグラフである。
の斜視図である。ロッドの作製諸元と金型作成に使用し
た工具の本数も併せ示す。
の被削性の比較を示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量%で、C:1.20〜1.35、S
i:0.20〜0.30、Mn:0.3以上、Cr:
9.0〜11.0、Mo:1.10〜1.35、V:
0.20〜0.45を含有し、残部がFeおよび不可避
的不純物からなり、焼入れ焼戻し実施後のロックウェル
硬さが55〜60HRCに選択されて成り、被削性を優
れしめたことを特徴とする冷間工具鋼。 - 【請求項2】 さらに重量%で、S:0.04〜0.1
7を含有することを特徴とする請求項1記載の冷間工具
鋼。 - 【請求項3】 耐摩耗被削性指数が、次の式:1800
< 25329 − 0.325 ×(ロックウェル
硬さ)3 +27.05 ×(ロックウェル硬さ)2 +
15.9 ×(残留オーステナイト%)2 − 329.
9 × 残留オーステナイト%を満足する請求項1また
は2記載の冷間工具鋼。 - 【請求項4】 焼入れ後の焼戻し処理温度を505℃以
上とし、2回以上繰り返し処理を実施し、ロックウェル
硬さを55〜60HRCにしたことを特徴とする請求項
1または2記載の冷間工具鋼。 - 【請求項5】 前記焼戻し処理温度が510℃以上であ
り、ロックウェル硬さが56〜59HRCであることを
特徴とする請求項4記載の冷間工具鋼。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09849398A JP3657110B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 耐摩耗性、被削性に優れたプレハードン用高硬度冷間工具鋼 |
US09/151,469 US6060018A (en) | 1997-09-12 | 1998-09-11 | Cold tool steel featuring high size stability, wear-resistance and machinability |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09849398A JP3657110B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 耐摩耗性、被削性に優れたプレハードン用高硬度冷間工具鋼 |
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JPH11279704A true JPH11279704A (ja) | 1999-10-12 |
JP3657110B2 JP3657110B2 (ja) | 2005-06-08 |
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ID=14221181
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09849398A Expired - Lifetime JP3657110B2 (ja) | 1997-09-12 | 1998-03-26 | 耐摩耗性、被削性に優れたプレハードン用高硬度冷間工具鋼 |
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JP (1) | JP3657110B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6663726B2 (en) | 2000-12-13 | 2003-12-16 | Hitachi Metals, Ltd. | High-hardness prehardened steel for cold working with excellent machinability, die made of the same for cold working, and method of working the same |
JP2004035920A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 疲労寿命に優れた冷間工具鋼およびその熱処理方法 |
US8815147B2 (en) | 2002-12-25 | 2014-08-26 | Hitachi Metals, Ltd. | Cold die steel excellent in characteristic of suppressing dimensional change |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP09849398A patent/JP3657110B2/ja not_active Expired - Lifetime
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