JPH11276975A - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
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- JPH11276975A JPH11276975A JP10087037A JP8703798A JPH11276975A JP H11276975 A JPH11276975 A JP H11276975A JP 10087037 A JP10087037 A JP 10087037A JP 8703798 A JP8703798 A JP 8703798A JP H11276975 A JPH11276975 A JP H11276975A
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- writing instrument
- ink
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Abstract
端孔から対象物までの距離が約5mmである位置から吐
出したばあい、吐出パターンの大きさが所定の大きさに
なりうる筆記具を提供すること。 【解決手段】 対象物と接触しなくても細かな意匠(文
字や線、図形など)を書くことができる筆記具であっ
て、該筆記具の吐出量が0.05g/秒以下で、該筆記
具の先端孔から対象物までの距離が約5mmである位置
から吐出したばあい、対象物におけるパターンが楕円ま
たは円錐の截断面の形状を呈し、該パターンの大きさが
0.5〜5mmであることを特徴としている。
Description
くとも細かな意匠を書くことができる筆記具に関する。
来、対象物と接触せずに塗料や絵の具等を噴射する装置
にエアブラシ、エアスプレーなどがある。これらは圧縮
空気を用いて塗料などを霧状に吹きつける装置であり、
広範囲にわたって噴射するには適しているが、文字や線
を書くといった細かな作業はできなかった。また塗料な
どを吹きつけるための圧縮空気を供給する装置が必要で
あり、装置自体大がかりなものとなる。
にインクジェットプリンターがあるが、インクを噴射さ
せるためにインクに熱を加え、インクの中で発生した気
泡の圧力でインクを押しだしたり、電気を通すと変形す
る圧電素子を使って機械的にインクを押しだしている。
かかる装置は細かな文字などを書くことは可能である
が、インクを押しだすための装置が必要であり、片手で
操作ができ、しかも独立した装置ではない。
置として図10に示されるように、塗料やインクなどを
配合した原液と噴射剤を耐圧性容器内に充填し、一般の
筆記具と同じように使用できるエアゾール製品が開示さ
れている(実公平5−10933号)。
ル内容物が噴射剤とともに充填されたエアゾール缶1
と、エアゾール缶1の一端の中央に設けられたステム2
と、エアゾールバルブと、エアゾールバルブのステム2
に取りつけられたスパウト4と、エアゾール缶1の一端
の外周に取り付けられたキャップ5と、キャップ5にヒ
ンジ部8によって連結され、スパウト4を挟むように対
向するてこ部材6とから構成されている。
噴孔の加工精度上、最小噴射量は0.1g/秒が限界で
あり、対象物と接触させずに使用すると内容物が出す
ぎ、噴射の勢いによってインクなどが飛び散ったり、文
字などが滲むという問題がある。
象物と接触させなくても細かな意匠(文字、線、図形な
ど)を書くことができ、インクなどの滲みのない筆記具
を提供することを目的としている。
に、本発明の筆記具は、対象物と接触させなくても細か
な意匠(文字や線など)を書くことができ、該筆記具の
吐出量が0.05g/秒以下で、該筆記具の先端孔から
対象物までの距離が約5mmである位置から吐出したば
あい、対象物におけるパターンが楕円または円錐の截断
面の形状を呈し、該パターンの大きさが0.5〜5mm
であることを特徴としている。そのため、対象物と接触
せずに使用してもインクが飛び散ったり、滲むことがな
い。
独立した製品であるので、取り扱いやすく、便利であ
る。
離だけ離間するためのガイド手段を備えると、対象物に
おける吐出パターンの大きさを一定にしうるので、均一
な太さや濃さの文字、記号等を描くことができ、さらに
噴孔と対象物が接触していないので、インク等がにじむ
心配がない。
離を変えることによって対象物における吐出パターンの
大きさを変えることができるので、必要に応じてたとえ
ば設計図を描くときなど線の太さを容易に変えることが
できる。また文字や記号等を消去するばあいでも、消去
したい線よりも太くなるように距離を変えてやることに
よって、不必要な箇所を消すことなく正確に修正するこ
とができる。
吐出剤とが充填されてなることが好ましい。
記具について以下に詳細に説明する。
記具の一例を示す斜視図、図2は図1の筆記具の使用時
の状態を示す断面説明図、図3は図1の筆記具の使用し
ていない状態を示す断面説明図、図4は本発明の他の実
施の形態にかかわる筆記具の要部断面説明図、図5は本
発明の他の実施の形態にかかわる筆記具の要部断面説明
図、図6は本発明の筆記具に適用される押しボタン部構
造の一例の要部拡大図、図7は本発明の筆記具に適用さ
れる押しボタン構造の他の一例の要部拡大図、図8は本
発明の筆記具の吐出パターンの一例を示す説明図、図9
は本発明の筆記具に用いられる容器の断面説明図であ
る。
形態にかかわる筆記具Aは、容器1と、押しボタン構造
20と、押しボタン構造20に係合された弁棒2と、押
しボタン構造20の先端部であるノズル4と、容器1の
一端に嵌着されたキャップ5と、キャップ5にヒンジ部
8により連結された、梃として機能するレバー部6とか
らなる。
通常の耐圧性容器が採用されうるが、図9に示されるよ
うな2重構造を有するものも採用されうる。なお、図9
に示された容器1は、底栓のないものである。このばあ
い、容器1内への原液などの充填方法としては、圧縮ガ
スを上部室UCおよび下部室LCに弁棒(図示されてい
ない)より充填する。圧縮ガスの充填圧力によってピス
トンRの容器内面との接触する部分がたわんで、下部室
LCに圧縮ガスが充填される。つぎに上部室UCの圧縮
ガスをパージすると、ピストンRの容器内面との接触す
る部分が逆止弁としての機能を果すので、下部室LC内
の圧縮ガスは残る。こののち、原液を充填する。なお、
容器1に底栓を設けてもよいことはいうまでもない。
れる部材は、レバー部6の力点として機能する指押部で
あり、参照符号10で示される部材は、レバー部6の作
用点として機能する弁棒押下部である。なお図2〜3に
示されたレバー部6は一例にすぎず、これらの構造に限
られるものではない。
造20は、図2に示されるように構造体20aと、構造
体20aの内部に設けられた通路21と、通路21にた
とえば図6に示されたような圧縮ばね32を介して挿入
されたプランジャ31から構成されている。図1〜3に
示された実施の形態のばあい、通路21の容器側に径大
部が形成されており、この径大部に、図2および3に示
される弁棒2が挿入される。
体20およびヒンジ部8は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリアミド、ポリアセタールなどある程度可撓性
を有する合成樹脂材料が好適に採用される。
は、図1および2に示されているように、親指と人指指
によってレバー部6の指押部9を摘むと、押下部10が
押しボタン構造20aを介して弁棒2を押し下げ、これ
によって弁が開放される。
20aのばあい、プランジャ31と通路21の内面との
あいだの隙間Cから圧縮ばね32の部分を除いた螺旋状
の空間C1が内容物の実質的な通路して機能する(図6
参照)。
示されたプランジャ31と圧縮ばね32の代わりに図7
に示されるような、長手方向に連続的に形成され複数の
孔が形成されたプランジャ31pを通路21に挿入する
構成でもよい。要は流路に狭窄された箇所が設けられた
構造であればよく、特定の構造に限られることはない。
と実質的に同一の方向に延びる突出部の先端に回転自在
に設けられた球体SPからなるガイド手段Gを備えてい
ると、先端孔APと対象物Sとのあいだの距離を一定に
保って筆記操作を行うことができ、ひいては本発明の製
品で描く文字や記号の大きさや太さを一定に揃えること
ができる。また図5に示したように、ガイド手段Gが摺
動可能なばあいには、先端孔と対象物とのあいだの距離
を自由に変えることができ、文字等の太さを容易に変え
ることができる。ガイド手段を摺動可能にする手段とし
ては、図5のネジ式以外にスライド式などとくに限定は
なく、エアゾール製品に別途取り付けられるものでもよ
い。図4〜5のようにガイド手段を設けたばあいには、
弁棒に横からの力が加わると弁孔が開口するティルトタ
イプの弁を設けることが好ましい。このばあいには、ガ
イド手段を対象物に押し付けるだけで文字等を描くこと
ができ、従来のペンと同じように使用することができ
る。
ルの構造によるが、図8の(a)に示されるように先端
孔APから対象物Sに吐出されたインクの吐出は、通常
円錐形状となるので、対象物Sにおける吐出パターンP
は図8の(b)に示されるような円錐の裁断面の形状ま
たは楕円形状を呈する。なお、本発明の筆記具は上記記
載のとおり、対象物と接触させずに文字や線などを書く
ことが可能であるが、従来の筆記具と同様、接触させて
もよい。
脂5〜50重量%、有機溶剤20〜70重量%、着色顔
料0.1〜10重量%含有しさらに可塑剤、分散剤、沈
殿防止剤などの添加剤を0.01〜3重量%含有して、
全体として100重量%としたものを用いることができ
る。
クリル樹脂、アルキット樹脂、ウレタン樹脂、ブチラー
ル樹脂、スチロール樹脂、天然樹脂またはこれら樹脂か
ら適宜選択した混合樹脂があげられる。
水素系、エーテル系、エステル系溶剤またはこれら溶剤
から適宜選択された混合溶剤があげられる。
料に大別される。
ド、クレーなどの天然物、黄鉛、バリウム黄などのクロ
ム酸塩、紺青などのフェロシアン化合物、カドミウム
黄、銀珠、硫化亜鉛などの硫化物、硫酸バリウムなどの
硫酸塩、亜鉛華、チタン白、酸化クロム、ベンガラなど
の酸化物、炭酸カルシウムなどの炭酸塩、水酸化アルミ
ニウムなどの水酸化物、珪酸カルシウム、群青などの珪
酸塩、カーボンブラック、グラファイト、松煙などの炭
素などの合成品、アルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛末
などの金属粉があげられる。
ロソ系顔料、ニトロ系顔料、アゾ系顔料、フタロシアニ
ン系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料、建染染
料系顔料、媒染染料系顔料などがあげられる。
は、ジメチルエーテル、液化石油ガス、各種フロン類な
どの液化ガス、炭酸ガス、窒素、圧縮空気、亜酸化窒素
などの圧縮ガスまたはこれら液化ガス、圧縮ガスから適
宜選択した混合ガスがあげられる。
90〜0.5重量%を前記容器内に充填することによっ
て、本発明の筆記具を製造することができる。
さらに詳細に説明する。なお、本発明はこれらによって
限定されることはない。
量%と、酢酸エチル10重量%、トリオール35重量%
およびブチルセルソルブ5重量%からなる溶剤と、着色
顔料としてのカーボンブラック5重量%と、可塑剤とし
てのカンファー2重量%とからなる原液40重量%およ
びジメチルエーテル35重量%および液化石油ガス25
重量%からなる吐出剤を耐圧性容器に充填し、本発明の
筆記具をえた。この筆記具を距離5mmの位置から垂直
下方に使用すると、約2.1mmの太さの黒色の線を引
くことができた。
重量%と、キシロール40重量%およびトリオール25
重量%らなる溶剤と、顔料としてのアルミニウム粉末3
重量%と、添加剤としての大豆油2重量%とからなる原
液を、図9に示した、ピストンRにより上部室UCと下
部室LCとに分けられる容器1の上部室UCに9.9g
充填し、下部室LCには、上部室UCに充填された原液
(インク)を押し出すための窒素ガスを0.1g充填
し、本発明の筆記具を得た。
向に使用すると約2.6mmの太さの銀色の線を引くこ
とができた。
用いて、対象物からの距離5mmの位置から、垂直下方
に吐出した。
しなくとも細かな意匠を書くことができる。さらには取
り扱いやすく、先端孔と吐出面とのあいだの距離を一定
に保って筆記操作を行うことができ、ひいては本発明の
製品で描く文字や記号の大きさや太さを一定に揃えるこ
とができる。
を示す斜視図である。
である。
説明図である。
部断面説明図である。
部断面説明図である。
の一例の要部拡大図である。
の他の一例の要部拡大図である。
ある。
断面説明図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 対象物と接触させることなく細かな意匠
を書くことができる筆記具。 - 【請求項2】 前記筆記具の吐出量が0.05g/秒以
下で、該筆記具の先端孔から対象物までの距離が約5m
mである位置から吐出したばあい、対象物におけるパタ
ーンが楕円または円錐の截断面の形状を呈し、該パター
ンの大きさが0.5〜5mmである請求項1記載の筆記
具。 - 【請求項3】 前記筆記具が片手で操作可能で、かつ独
立したものであることを特徴とする請求項1または2記
載の筆記具。 - 【請求項4】 前記先端孔と対象物とのあいだを所定の
距離だけ離間するためのガイド手段を備えてなる請求項
2記載の筆記具。 - 【請求項5】 前記所定の距離が可変であることを特徴
とする請求項4記載の筆記具。 - 【請求項6】 前記筆記具内に、顔料を配合した原液
と、吐出剤とが充填されてなる請求項1、2、3、4ま
たは5記載の筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10087037A JPH11276975A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10087037A JPH11276975A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11276975A true JPH11276975A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13903757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10087037A Pending JPH11276975A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11276975A (ja) |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10087037A patent/JPH11276975A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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