JPH11276666A - 電動式パチンコ機における操作レバーの回動軸構造 - Google Patents

電動式パチンコ機における操作レバーの回動軸構造

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JPH11276666A
JPH11276666A JP7841598A JP7841598A JPH11276666A JP H11276666 A JPH11276666 A JP H11276666A JP 7841598 A JP7841598 A JP 7841598A JP 7841598 A JP7841598 A JP 7841598A JP H11276666 A JPH11276666 A JP H11276666A
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JP
Japan
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operation lever
rotating shaft
shaft
pachinko machine
rotation
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JP7841598A
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English (en)
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Mitsuru Oyama
満 大山
Yoshinobu Yamaguchi
佳伸 山口
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Adachi Light Inc
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Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーの回動軸を合成樹脂により形成し
て製作コストを安くすると共に、抜止め用のEリングを
嵌め易くする。 【解決手段】 前面枠の前面側に操作レバーを回動自在
に設けると共に、前面枠の裏面側に打球杆の弾発力を調
節するワイヤーの一端を連結した巻取りプーリを回転可
能に設け、前面枠の前面側から操作レバーの回動軸の後
端を巻取りプーリの軸孔に嵌合することにより操作レバ
ーの回動軸と巻取りプーリとを一体に結合してなる電動
式パチンコ機において、前記操作レバーの回動軸を合成
樹脂により形成すると共に、該回動軸の先端と後端部分
に廻止め用の平面部を形成し、該平面部の形成位置を互
いに所定角度異ならせるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動式パチンコ機に
おける操作レバーの回動軸構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動式パチンコ機は、前面枠の前
面側に操作レバーが回動自在に設けられ、前面枠の裏面
側には打球杆、発射用モーター、打球杆を発射方向へ付
勢するばね調節器、該ばね調節器に一端を接続したワイ
ヤの他端が止着される回転自在な巻取りプーリ等を取付
プレートに集約して組付けた発射装置が設けられてお
り、操作レバーの回動軸の後端を巻取りプーリの軸孔に
嵌合することによって操作レバーの回動軸と巻取りプー
リとが一体に結合されている。そして、操作レバーを回
動操作して巻取りプーリに止着されたワイヤを引くこと
によりばね調節器を介して打球の弾発力が調節し得るよ
うに構成されている。
【0003】このような構成からなる電動式パチンコ機
において操作レバーと回動軸とは、操作レバーの中心部
に筒孔を設けると共に、回動軸の先端部分に廻止め用の
平面部と周溝を形成し、その平面部を筒孔に挿入した後
周溝にEリングを嵌めて抜止めを施すことにより回動軸
を操作レバーに固定するようにしている。また、回動軸
と巻取りプーリとは、巻取りプーリの中心部に軸孔を形
成すると共に、回動軸の後端部分に廻止め用の平面部を
形成し、その平面部を巻取りプーリの軸孔に嵌合して一
体に結合するようにされている。
【0004】ところで、従来の電動式パチンコ機の操作
レバーは、遊技者が握り易いように外周に指掛け部が突
出形成されている。このため、回動軸の周溝にEリング
を嵌める場合、その指掛け部が邪魔にならない方向から
Eリングを嵌めることができるように回動軸の先端部分
の平面部の形成位置を設定するのが好ましいとされてい
る。
【0005】一方、巻取りプーリは発射装置の取付プレ
ートに固着された中空状のケース体内に回転自在に収納
されていてその中心部の軸孔に対する回動軸の後端の嵌
合位置が決められているため、必然的にその嵌合位置に
合わせて回動軸の後端部分の平面部を形成する必要があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電動式
パチンコ機の回動軸は、その先端と後端部分の平面部が
同じ角度位置に形成されているため、これら平面部の形
成位置によってはEリングを嵌めるのに困難であった
り、操作レバーの指掛け部が握りにくい位置になったり
するような事態が起こり得るという問題点を有する。
【0007】このような問題点は、回動軸の先端と後端
部分の平面部の形成位置をそれぞれ所定角度異ならせる
か、或いは巻取りプーリの回転位置を変更することによ
って簡単に解決することができる。
【0008】しかし、従来の電動式パチンコ機の回動軸
は金属で形成されており、しかもその平面部の形成は旋
盤等の工作機械による切削加工によるものであるから、
前者のように回動軸の先端と後端部分の平面部の形成位
置をそれぞれ所定角度異ならせることは困難かつ非常に
手間が掛かり必然的にコスト高になってしまう。また、
後者の場合は巻取りプーリに止着されるワイヤの長さや
該ワイヤのガイドローラーの取付け位置等を変更する必
要があってこれとても容易なことではない。
【0009】さらに、回動軸が金属製で重量が嵩むた
め、例えば積載量の制限等から一度に大量に運ぶことが
困難であったり、保管する場合に棚上への上げ下ろしの
不便さと棚自体の強度の問題もあってどうしても床に置
いた状態での保管となり、広い保管場所を必要とする等
の種々の問題点があった。
【0010】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、製作コストを
大幅に安くすると共に、全体重量を軽量化し、さらに操
作レバーの指掛け部に関係なく抜止め用のEリングを容
易に嵌めることができるような電動式パチンコ機におけ
る操作レバーの回動軸構造を提供しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の電動式パチンコ機における操作レバー
の回動軸構造は、前面枠の前面側に操作レバーを回動自
在に設けると共に、前面枠の裏面側に打球杆の弾発力を
調節するワイヤーの一端を連結した巻取りプーリを回転
可能に設け、前面枠の前面側から操作レバーの回動軸の
後端を巻取りプーリの軸孔に嵌合することにより操作レ
バーの回動軸と巻取りプーリとを一体に結合してなる電
動式パチンコ機において、前記操作レバーの回動軸を合
成樹脂により形成すると共に、該回動軸の先端と後端部
分に廻止め用の平面部を形成し、該平面部の形成位置を
互いに所定角度異ならせるようにしたものである。
【0012】このように構成することにより、操作レバ
ーの指掛け部や巻取りプーリの回転位置に関係なく回動
軸に対して抜止め用のEリングを容易に嵌めることが可
能となる。
【0013】また、操作レバーの筒孔及び巻取りプーリ
の軸孔に回動軸をスムーズに挿入し得るようにするた
め、回動軸のパーティングライン部分にバリよけのため
の平面部を設けるのが好ましい。
【0014】前記回動軸は、硬度を高めると共に、成形
時にヒケないようにするため、合成樹脂とガラス繊維の
混合物により形成するのが好ましい。
【0015】また、合成樹脂は代表的なものを例示すれ
ばポリアミド66樹脂,ポリカーボネイト樹脂,ABS
樹脂等である。とりわけポリアミド66樹脂が硬度性に
優れているので好ましい。
【0016】さらに、合成樹脂に対するガラス繊維の混
合比率は、通常50%〜60%、好ましくは55%が最
適である。
【0017】また、回動軸に導電性を備えさせる場合
は、合成樹脂とガラス繊維の混合物に少量のカーボンを
加えればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の一実
施の形態について説明する。図1は電動式パチンコ機の
正面図、図2は図1の電動式パチンコ機の打球発射装置
部分の斜視図である。図において、1は機枠、2は機枠
1の前面に開閉自在に装着される前面枠で、その前面に
はガラス扉枠3と前面板4とが開閉自在に設けられてい
る。ガラス扉枠3の後方には遊技盤5が配設されてお
り、該遊技盤5の前面には発射装置を有する発射レール
6が設けられている。また、前面板4の前面には打球供
給皿7が設けられ、前面枠2の下部には下部球受皿8と
ハンドル部材9がそれぞれ設けられている。
【0019】10は前面枠2の裏面にビスにより固着さ
れる打球発射装置の取付プレート、11はこの取付プレ
ート10のほぼ中央部後面に軸12により回動自在に支
持された打球杆で、該打球杆11にはローラー13を有
するアーム14が固着されている。この打球杆11の先
端部は発射レール6の発射位置に臨まされている。15
は取付プレート10に固着されたモーターで、該モータ
ー15のモーター軸16に取り付けられたカム17が前
記アーム14のローラー13と係合離脱して打球杆11
を弾発駆動するようになっている。
【0020】18は取付プレート10の後面に固着され
た中空状のケース体で、内部に巻取りプーリ19が回転
自在に収納されている。20はばね調節器で、このばね
調節器20は取付プレート10の後面側に突出した支持
軸21に回動自在に遊挿したガイドローラー22と、係
合により一体となって回転し、かつその係合状態を離脱
することができるようにした2つの第1円状盤23及び
第2円状盤24とで構成されている。そして、打球杆1
1に一端を連結したコイルばね25をガイドローラー2
2の外周面に巻きつけてその他端を第1円状盤23に連
結し、前記巻取りプーリ19に一端を連結したワイヤ2
6の他端がガイドローラー27を介して第2円状盤24
に連結されている。
【0021】前記ハンドル部材9は、図3及び図4に示
すように前握持部28と保持筒29を有する後握持部3
0との間に操作レバー31が回動自在に設けられてお
り、該操作レバー31の回動軸32をケース体18の軸
筒部33に挿通してその先端を巻取りプーリ19の軸孔
34に嵌合させている。35は操作レバー31の外周に
設けられた凹凸形状の指掛け部である。
【0022】このように構成された電動式パチンコ機
は、遊技者が操作レバー31を回動すると巻取りプーリ
19が回転し、該巻取りプーリ19の回転によってワイ
ヤ26が引かれてばね調節器20の第1円状盤23及び
第2円状盤24が一体となって回転し、この第1円状盤
23の回転によりコイルばね25がガイドローラー22
に巻きつけられながら伸ばされてその引張力が強められ
るもので、操作レバー31の回動度合によって打球の弾
発力が自由に調節される。
【0023】しかして本発明では、前記操作レバー31
の回動軸32を合成樹脂により形成すると共に、該回動
軸32の先端と後端部分に廻止め用の平面部36及び3
7を形成し、該平面部36及び37の形成位置を操作レ
バー31の中心部の筒孔38及び巻取りプーリ19の軸
孔34に合わせて互いに所定角度異ならせるようにした
ものである。
【0024】前記合成樹脂は、例えばポリアミド66樹
脂,ポリカーボネイト樹脂,ABS樹脂等であり、また
回動軸32に硬度と捩れ強度を備えさせると共に、樹脂
成形時にヒケないようにするため、前記合成樹脂にガラ
ス繊維を混合させるとよい。そして、合成樹脂中に占め
るガラス繊維の割合は50%〜60%の範囲にあること
が必要であり、好ましい混合割合は55%である。
【0025】前記操作レバー31の筒孔38及び巻取り
プーリ19の軸孔34は、回動軸32の平面部36及び
37の形成部分と一致するD型断面形状を有している。
また、操作レバー31の筒孔38は、図5(イ)に示す
ように回動軸32の先端部分に形成された周溝39に抜
止め用のEリング40を指掛け部35が存在しない下方
から嵌めることができるようなD型断面形状として形成
されている。そして、回動軸32の先端部分の平面部3
6と後端部分の平面部37とは本実施の形態の場合、図
5(ロ)に示すように操作レバー31の筒孔38と巻取
りプーリ19の軸孔34にそれぞれ対応するように互い
に90度位置を異ならせて形成されている。
【0026】このように、回動軸32の前端と後端部分
の平面部36及び37の形成位置を操作レバー31の筒
孔38及び巻取りプーリ19の軸孔34に対応させて所
定角度異ならせることによって巻取りプーリ19の回転
位置に関係なく回動軸32の周溝39に抜止め用のEリ
ング40を操作レバー31の指掛け部35が邪魔になら
ない方向から容易に嵌めることができる。
【0027】また、回動軸32を合成樹脂により形成す
ることによって、当然なことではあるが金属製の回動軸
の重さ48.5gに対して8.7gと非常に軽量とする
ことができるので、従来に較べて軸自体を組み立て工場
等へ運搬する際の積載量を大幅に増加することができる
と共に、棚上での保管が可能となって場所をとらず、し
かも棚上への上げ下ろしが楽に行えて作業性を高めるこ
とができる。
【0028】なお、図6は回動軸32のパーティングラ
イン41部分にばりよけのための平面部42を設けたも
のである。このように回動軸32のパーティングライン
41部分に平面部42を設けることによって、樹脂成型
時におけるばりの発生に関係なく回動軸32の先端と後
端部分を操作レバー31の筒孔38及び巻取りプーリ1
9の軸孔34にそれぞれスムーズに挿入することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作レバーの回動軸を合成樹脂により形成することによっ
て製作コストを大幅に安くすることができると共に、回
動軸の先端と後端部分に形成される廻止め用の平面部の
形成位置を操作レバーの筒孔及び巻取りプーリの軸孔に
対応させて自由に設定することができる。従って、操作
レバーの指掛け部に関係なく回動軸の周溝に抜止め用の
Eリングを容易に嵌めることができ、ハンドル部材の組
立て作業を至極容易にすることができる。
【0030】また、回動軸を合成樹脂とガラス繊維の混
合物により形成することによって回動軸の硬度と捩り強
度を著しく高めることができると共に、樹脂成形時にヒ
ケないようにすることができ、しかも軽量化により運搬
或いは保管するのに好都合となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動式パチンコ機の正面図である。
【図2】図1の電動式パチンコ機の打球発射装置部分の
斜視図である。
【図3】ハンドル部材の分解斜視図である。
【図4】ハンドル部材の取付け状態を示す側面断面図で
ある。
【図5】(イ),(ロ)は抜止め用のEリングの装着状
態を示す説明図である。
【図6】回動軸の他の実施の形態の斜視図である。
【符号の説明】
2 前面枠 11 打球杆 19 巻取りプーリ 26 ワイヤ 31 操作レバー 32 回動軸 34 軸孔 36,37 平面部 38 筒孔 41 パーティングライン 42 平面部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面枠の前面側に操作レバーを回動自在
    に設けると共に、前面枠の裏面側に打球杆の弾発力を調
    節するワイヤーの一端を連結した巻取りプーリを回転可
    能に設け、前面枠の前面側から操作レバーの回動軸の後
    端を巻取りプーリの軸孔に嵌合することにより操作レバ
    ーの回動軸と巻取りプーリとを一体に結合してなる電動
    式パチンコ機において、 前記操作レバーの回動軸を合成樹脂により形成すると共
    に、該回動軸の先端と後端部分に廻止め用の平面部を形
    成し、該平面部の形成位置を互いに所定角度異ならせる
    ようにしたことを特徴とする電動式パチンコ機における
    操作レバーの回動軸構造。
  2. 【請求項2】 前記回動軸のパーティングライン部分に
    バリよけのための平面部を設けてなる請求項1記載の電
    動式パチンコ機における操作レバーの回動軸構造。
  3. 【請求項3】 前記回動軸がポリアミド66樹脂とガラ
    ス繊維の混合物である請求項1又は2記載の電動式パチ
    ンコ機における操作レバーの回動軸構造。
  4. 【請求項4】 前記回動軸がポリカーボネイト樹脂とガ
    ラス繊維の混合物である請求項1又は2記載の電動式パ
    チンコ機における操作レバーの回動軸構造。
  5. 【請求項5】 前記回動軸がABS樹脂とガラス繊維の
    混合物である請求項1又は2記載の電動式パチンコ機に
    おける操作レバーの回動軸構造。
  6. 【請求項6】 前記ガラス繊維の混合比率が全体の50
    %〜60%の範囲内である請求項3,4又は5記載の電
    動式パチンコ機における操作レバーの回動軸構造。
JP7841598A 1998-02-02 1998-03-10 電動式パチンコ機における操作レバーの回動軸構造 Pending JPH11276666A (ja)

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