JPH11276602A

JPH11276602A - 電気治療器具

Info

Publication number: JPH11276602A
Application number: JP10125187A
Authority: JP
Inventors: Setsuo Shimoda; 節夫下田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-03-31
Filing date: 1998-03-31
Publication date: 1999-10-12

Abstract

(57)【要約】【課題】自己健康管理可能であり、また人体への違和
感、危険性がなく、携帯でき、時間的人手の要さない電
気治療器具を提供すること。【解決手段】人体の電位、電荷差において治療効果を
高めようとする電気治療器具において、絶縁、誘電双方
の性質をもつ固体を始め、、器内の低誘電液体、気体中
に高誘電微粒子を混入してなる液体、気体はその中へ先
駆放電のための印加及び誘導極を備え、周波数をもつ片
極誘電体破裂放電によりその電位を得て、症状により人
体の適性部位に貼着し続けるだけで、治癒治療効果を得
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚、患部に貼り
着けて治療するに好適な電気治療器具に関する。

【従来の技術】従来、高電位、微弱電流を座した身体に
印加し、慢性症状を対象とした電気治療装置が知られて
いるが医学的論理説明は乏しいものである。そこで好適
な電気治療具として、絶縁体に木草炭，誘電体もしくは
帯電体微粒子を混入し混練り帯電させてなる帯電盤電気
治療具が、特願０８−３３５３３１，０９−２０５６０
２，受付番号２９８０３４００６１３に出願にしてなる
が、安価で取扱性は良いが、その帯電電位が図に示して
あるように経時減少してしまう欠点があり、シール材、
取扱性、保管性、従って、要求との製造日時にその難点
があった。また、その電位値が製造時に比較し、１０時
間程で、極端に自己放電され、せっかくのその効果が引
き出せない場合が生じる結果となった。

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
しようとする第一の課題は、帯電電位が、自己放電によ
る経時減少しない高電位維持効果のある治療効果の優れ
た電気治療器具を提供することである。第二の課題は、
その患部治療状態によって、帯電電位値を高低自在に加
減出来、治癒効果性能を上げることである。第三の課題
は、患部への誘導電圧による皮膚破壊と違和感なきこと
である。尚、特願、受付番号２９８０３７０００４０に
おいて、“先駆放電”の定義を行っているが、新たに、
ここで本文中に出てくる“先駆放電”について定義す
る。「誘電率小なる真空（絶縁）空間中に誘電率を有す
る微粒子が存在している気体に、絶縁体力以上の片極放
電電圧を印加すると誘電体微粒子を貫いてその微粒子に
電荷を蓄積して放電誘導対極へ進む（アーク放電とコロ
ナ放電との狭間域）破裂放電のこと」と定義する。

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、帯電電位を常時補給してやれば解決することになる
が、その本質からして静電気の移動は導電体移動と異な
り困難である。また、前記帯電盤へ先駆放電を印加すれ
ば、誘導極なる人体皮膚への最短距離において、誘電体
破裂放電が行われその後、その破裂放電位置が電気抵抗
の少ない導体化となり帯電盤広域全体への帯電不可能と
なると共にその位置は人体皮膚への印加電圧誘導接点と
なり人体違和感となるものである。そこで、安全性、違
和感等も含み誘電率高低異種を含む液体又は気体の密閉
容器内に先駆放電することによって、その容器内全てが
帯電でき、更に誘電体への帯電電位を電圧主には周波数
にて加減制御する方法特願受付番号２９８０３７０００
４０で行うことによって、全ての課題を解決することに
考えが及び、弱電気電気治療器具として、臨床試験をし
たところ従来の帯電盤に比較して即効果が現れ、更に良
い結果報告を多く得た。

【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図１は本発明の実施形態に係わ
る電気治療器具としての皮膚貼着用帯電盤を示す。本例
は、液体では流動パラフィンに高絶縁性になる竹の微粉
炭を液体流れの可能雰囲気程度混入使用し、また、気体
では、液体同様大気に高絶縁性の竹の微粉炭を容器一杯
充填し使用した。尚、容器は皮膚への柔軟性及び密着性
を加味してポリエチレン０．０２ｍｍ袋を使用した。図
１は試験装置の概略図で、交流電源（１）、周波数変換
器（２）、変圧器（３）、整流器（４）によって、作ら
れた高周波電圧は、ポリエチレン容器（９）内に設けら
れた印加極極針（５）、その誘導極（６）間にある流体
（８）、微粉炭（７）との混合体へ破裂放電になる先駆
放電することによって、電位電荷が微粉炭へ帯電蓄積さ
れ、更に容器内全体の混合体に拡散帯電蓄積され、容器
表面にその透過電位を現すことになる。電位測定は、静
電気測定器測定面を容器の皮膚接触面に接触し測定し
た。図２は印加電圧と帯電電位、図３は印加周波数と帯
電電位であり、これらの結果から印加電圧は容器内部に
充填されている誘電体の破裂放電電圧で良く、容器内の
容積への帯電電荷は周波数によって制御し得ることが実
験から得られた。又図４は高誘電体、高帯電体で破裂、
破壊放電の双方の性質を持った固体の場合の片極印加に
よる高電荷帯電の結線回路概略図を示す。図中（１）〜
（４）は、図１同様であるが、印加極（５）、（６）は
固体（７）に結合結線され、（６）の他端は人体又は大
気への開放結線、（１）の他端は大気開放とする。尚、
電圧、周波数による帯電電位、また臨床試験は同一傾向
のため割愛する。また臨床実験比較結果を表１〜４に示
した。

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、前出願
になる固体帯電盤電気治療具の基本原理で、液体、気体
を用いて、外部から弱電気投入することによって、高帯
電電位持続化、特には周波数による帯電電位制御を計っ
たもので、これに伴って、次のような特有の効果を奏す
る。周波数による帯電が計れ、従って、弱電源高帯電に
よる装置の安価と携帯化、品質の安定化、自己治療効果
の高揚、帯電電位制御による各症状への即対応性を高め
られ、更には、製品の長期在庫保証が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の液体、気体からなる電気治療器具とし
ての試験装置概略図。

【図２】器内試験素材への印加電圧と帯電電位の関係を
示すグラフ。

【図３】器内試験素材への印加周波数と帯電電位の関係
を示すグラフ。

【図４】本発明の固体からなる電気治療器具としての
試験装置概略図。

【表】表１〜４は本電気治療器具で、各臨床試験をした
実施例である。表は本電気治療器具と、従来の固体にな
る電気治療具とで比較した各臨床試験の実施例をも示
す。

【実施例】図１に示すポリエチレン、厚さ０．０２ｍｍ
の容器へ（Ａ）大気と絶縁抵抗∝になる竹の微粉炭充
填、（Ｂ）シリコン油へ上記竹の微粉炭充填、二者同様
帯電電位−５０００ｍＶとし、更に（Ｃ）従来の帯電電
位−２０００ｍＶの帯電盤での比較臨床試験をしたとこ
ろ、各種の症状について良好であると報告を得た。以下
にその報告例を掲る。

【表１】

【表２】

【表３】

【表４】

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】絶縁液体・気体なる低誘電体中へ誘電体
微粒子、特には高誘電率微粒子を浮遊混入してなる密閉
器内流体中へ放電極を設け、先駆放電域において片極高
周波電圧印加し、器内流体微粒子に片極電荷電位を与え
てなる皮膚接触式帯電盤としたことを特徴とする電気治
療器具。
【請求項２】絶縁、誘電双方の性質をもつ固体（誘電
体微粒子成型体、絶縁体木草炭）等への帯電は、印加極
を固体に結合結線し、誘導極は結線回路としない開放回
路誘導とし、片極高周波電圧印加し、皮膚接触式帯電盤
としたことを特徴とする電気治療器具。
【請求項３】請求項１において、器内が液体の場合、
絶縁性液体は、絶縁油、パラフィン油、シリコン油、器
内が気体の場合、気体は、絶縁ガス、空気など低誘電率
流体であり、浮遊混入微粒子は酸化チタン、チタバリ、
フェライト、等のコンデンサー素材高誘電率微粒子、
又、高帯電性微粉炭、などである。
【請求項４】放電は、絶縁体、誘電体を貫く破裂放電
で、先駆放電域放電であることを特徴とした高電荷電位
を得ようとしてなる方法。
【請求項５】請求項１、２において、電荷電位を主に
は周波数制御によってなすことを特徴として得ようとし
てなる方法。
【請求項６】請求項１において、印加極の極針は少な
くも複数本保有してなる事を特徴とする。
【請求項７】請求項１において密閉器は不導体とし、
電位透過率の大なる素材で構成されてなることを特徴と
する。