JPH11276553A - 固形製剤の製造方法およびそのための製造装置 - Google Patents

固形製剤の製造方法およびそのための製造装置

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JPH11276553A
JPH11276553A JP7910398A JP7910398A JPH11276553A JP H11276553 A JPH11276553 A JP H11276553A JP 7910398 A JP7910398 A JP 7910398A JP 7910398 A JP7910398 A JP 7910398A JP H11276553 A JPH11276553 A JP H11276553A
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cleaning
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JP7910398A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yanagihara
原 勉 柳
Toshio Kojiya
谷 利 雄 糀
Kenichi Ozeki
関 謙 一 大
Seibu Shimizu
水 征 武 清
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JGC Corp
Original Assignee
JGC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的な操業が可能であり、しかも、各工程
の装置、および各工程の装置の間を接続する配管等を、
製品の品種切替、メンテナンス等の際に洗浄する場合に
も、クリーンルームを設けて配管等を分解する必要もな
く、自動的に洗浄作業が可能で、粉体などが周囲に飛散
したり、周囲の塵埃などが混入するなど相互汚染が発生
することのない固形製剤の製造方法、そのための固形製
剤の製造装置、およびその運転方法、ならびに、その移
送配管の洗浄方法、移送配管、および移送配管の洗浄シ
ステムを提供する。 【解決手段】 原料を、造粒、乾燥、打錠などの各工程
の装置を介して処理して最終製品である固形製剤を得る
ようにした固形製剤を製造するための製造装置であっ
て、各工程の装置を上下に配設するとともに、各工程の
装置の間を周囲環境から密閉閉鎖した移送配管にて接続
して、各工程の装置において処理して得られた各工程品
を、移送配管を介して重力の作用によって落下させるこ
とによって、次工程の装置に送出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、医薬内服
製剤などの固形製剤を製造するための固形製剤の製造方
法、そのための固形製剤の製造装置、およびその運転方
法、ならびに、その移送配管の洗浄方法、移送配管、お
よび移送配管の洗浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、医薬内服製剤などの固形製剤を
製造する場合、その原料、副原料として、粉状、粒状等
の固体の材料を取り扱うのが主であり、これらの原料、
副原料を粉砕、混合、造粒、乾燥、打錠、必要に応じて
コーティング等の各工程を経て最終製品を製造してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、医薬品の製
造においては、GMP規格が適用されており、異物汚
染、クロスコンタミネーション(相互汚染)が厳しく規
制されている。
【0004】このため、医薬品製造工場では、製品の品
種切替、メンテナンス等の際に、各工程での運転終了毎
に洗浄を行っている。この洗浄においては、各工程の装
置自体については、装置に対応した自動的な洗浄方法が
検討され、採用もされている。例えば、特開平5−22
8353号公報には、造粒乾燥機についてノズル洗浄を
行うなどの自動的な洗浄方法が示されている。
【0005】しかしながら、これらの各工程を接続する
配管等では、作業員によって、配管を分解して洗浄を行
った後に再組立を行うという洗浄作業を実施しているの
が現状である。このような洗浄作業においては、配管等
の分解を行うために、粉体などが周囲に飛散したり、周
囲の塵埃などが混入するなど製品に汚染をもたらす原因
を伴っている。そのため、従来は、製造工場内(全体)
をクリーンルーム化して、各工程に間仕切りを設けて作
業をする必要があり、工場建設費およびクリーンな環境
維持のための運転費が高くなった。また、洗浄作業に多
くの人員を必要としたり、配管の分解、組立などの作業
を実施しなければならないために、設備稼働率が低くな
り、その結果、生産効率が低下することとなっていた。
【0006】一方、医薬品製造は、従来は、連続的では
なく、バッチ式に行われていたが、昨今では、生産性の
向上が求められている。そのため、例えば、生産効率を
上げるために、各工程の装置間を空気輸送配管にて接続
して連続化する製造装置を採用している工場もある。し
かしながら、この製造装置では、空気輸送配管の上流側
に供給ホッパー等の供給装置を配設するとともに、空気
輸送配管の下流側に捕集ホッパーと集塵装置を設ける必
要があるため、この場合も、洗浄の際にこれらの装置を
取り外して、分解するなどの作業が必要であり、定置洗
浄が困難であり、クリーンルームを設ける必要があるな
ど同様な問題があった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、連続的
な操業が可能であり、製品の品種切替やメンテナンス等
の際に洗浄する場合にも、各工程の装置間を接続する配
管等を分解する必要もなく自動的な洗浄作業が可能であ
り、従来必要とされた大規模なクリーンルームを設ける
ことなく製品汚染を防止でき、生産効率の向上が期待さ
れる固形製剤の製造方法、そのための固形製剤の製造装
置、およびその運転方法、ならびに、その移送配管の洗
浄方法、移送配管、および移送配管の洗浄システムを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
されたものであって、本発明の固形製剤の製造方法は、
第1の工程に原料を供給して処理し、この工程で得られ
た工程品を次の工程で処理して、以後同様にして、前の
工程で得られた工程品を順次後の工程で処理することに
より最終製品である固形製剤を製造するに際して、第1
の工程から最終工程までを上下に配設し、各工程間を周
囲環境から密閉閉鎖した移送配管にて接続して、各工程
で得られた工程品を移送配管を介して重力の作用によっ
て落下させることによって次の工程に移送するようにし
たことを特徴とする。
【0009】また、本発明の固形製剤の製造装置は、第
1の工程の装置に原料を供給して処理し、この工程で得
られた工程品を次の工程の装置で処理して、以後同様に
して、前の工程で得られた工程品を順次後の工程の装置
で処理することにより最終製品である固形製剤を得るよ
うにした固形製剤を製造するための製造装置であって、
各工程の装置を上下に配設するとともに、各工程の装置
の間を周囲環境から密閉閉鎖した移送配管にて接続し
て、各工程の装置で処理して得られた工程品を、移送配
管を介して重力の作用によって落下させることによっ
て、次工程の装置に送出するようにしたことを特徴とす
る。
【0010】このように構成することによって、各工程
で得られた工程品を円滑に、次工程へと移送することが
できるので、連続的な操業が可能であり、しかも装置全
体を縦方向に配置することができるので、設備スペース
が少なくてすみ、設備費を大幅に削減することができ
る。
【0011】また、各工程間を移送配管にて接続するこ
とにより一連の工程を周囲環境から密閉閉鎖することが
できるので、外部環境からの製造系内への汚染および製
造系内からの外部環境への汚染を良好に防ぐことができ
る。
【0012】さらに、本発明の固形製剤の製造方法にお
いて、移送配管に開閉手段を備え、移送終了後に開閉手
段により移送配管を閉止することによって各工程(の装
置)間を閉鎖して、各工程(の装置)毎に所定の操作を
実施することによって、各工程の装置間での異物混入、
汚染を有効に防止することができる。
【0013】また、本発明の固形製剤の製造装置では、
移送配管にはそれぞれ、上流側と下流側に開閉手段が備
えられていることを特徴とする。これによって、各工程
の実施の際におよび洗浄操作の際に、次工程の装置に誤
って、材料等が移送されるのを防止することができる。
【0014】また、本発明の固形製剤の製造方法では、
開放が必要な工程内の装置には、清浄化設備を具備させ
ることにより、あるいは緊急時にクリーンブースを設置
するようにする。
【0015】このように、必要な箇所にのみ洗浄化設備
を設けるだけで、解放時や緊急時に際しても全工程の装
置への周辺環境からの汚染あるいは装置からの周辺環境
への汚染を防止することが可能であり、従来必要とされ
た大規模なクリーンルームは不要となる。
【0016】さらに、本発明の固形製剤の製造装置で
は、移送配管にはそれぞれ、開閉手段によって閉止して
密閉状態となった移送配管内を洗浄、乾燥するための洗
浄装置が接続されていることを特徴とする。
【0017】これによって、移送配管内の洗浄操作を外
部環境と密閉した状態で実施することができるので、外
部環境からの異物の混入、外部環境への粒子などの漏洩
汚染などを防止できる。さらに、クリーンルームを設け
る必要もなく、しかも配管の分解、組立作業を実施する
ことなく自動的に洗浄することが可能となる。
【0018】また、本発明の固形製剤の製造装置の運転
方法では、第1の工程の装置に原料を供給して処理し、
この工程で得られた工程品を次の工程の装置で処理し
て、以後同様にして、前の工程で得られた工程品を順次
後の工程の装置で処理することにより最終製品である固
形製剤を得るようにした固形製剤を製造するための製造
装置であって、各工程の装置を上下に配設するととも
に、各工程の装置の間を周囲環境から密閉閉鎖した移送
配管にて接続して、各工程の装置で処理して得られた工
程品を、移送配管を介して重力の作用によって落下させ
ることによって、次工程の装置に送出するようにした固
形製剤の製造装置において、各工程の装置間において、
材料供給、工程実施、洗浄操作を、順次時間をずらして
行うことによって、連続的な操業を行うようにしたこと
を特徴とする。
【0019】すなわち、例えば、第1の工程の装置に材
料を供給して、第1の工程を実施した後、第1の工程品
を次の工程である第2の工程の装置に供給して、第2の
工程を実施する。第2の工程の装置に工程品を供給した
後(あるいは第2の工程を実施している際に)、第1の
工程の装置では、洗浄と、続いて乾燥の洗浄操作が行わ
れる。第1の工程の装置の洗浄操作が終了すると、新た
な材料を供給し、再び第1の工程を実施する。一方、第
2の工程が終了すると、第2の工程品を次の工程である
第3の工程の装置に供給して、第3の工程を実施する。
第3の工程の装置に工程品を供給した後、第2の工程の
装置の洗浄操作が実施され、洗浄操作終了後に、第1の
工程品を供給して再び第2の工程を実施する。第3の工
程の装置においても、工程終了後、次の工程の装置に工
程品を供給し、続いて洗浄操作を開始する。第3以降の
工程の装置も同様に、材料供給、工程実施、洗浄操作が
実施される。
【0020】このようにして、各工程の装置間におい
て、材料供給、工程実施、洗浄操作を、順次時間をずら
して行い、材料(工程品)が各工程の装置間を移送配管
を介して自然落下により連続的に順次流れるようにする
ことにより、連続的な操業を可能にしている。
【0021】これによって、品種の切替、メンテナンス
などに対しても、装置の連続的な運転が可能であるとと
もに、外部環境と密閉されているので、外部環境への汚
染または外部環境からの汚染を防止することができる。
【0022】さらに、本発明の固形製剤の製造装置の運
転方法では、各工程の装置間を連結する移送配管におけ
る洗浄操作を、前工程又は後工程の各工程の洗浄操作と
同時に行うことによって、連続的な操業を行うようにし
たことを特徴とする。
【0023】これによって、装置の運転を開始する際に
は、移送配管の洗浄は完了しており、直ぐに材料を移送
できる状態にあるので、装置の運転がスムーズに行われ
る。また、本発明の固形製剤の製造装置の運転方法で
は、移送配管にはそれぞれ、上流側と下流側に開閉手段
が備えられるとともに、移送配管内を洗浄、乾燥するた
めの洗浄装置が接続されており、移送配管の洗浄操作の
際に、開閉手段を閉止することによって、移送配管内を
密閉状態として、移送配管の洗浄、乾燥を実施すること
を特徴とする。
【0024】さらに、本発明の移送配管の洗浄方法は、
第1の工程の装置に原料を供給して処理し、この工程で
得られた工程品を次の工程の装置で処理して、以後同様
にして、前の工程で得られた工程品を順次後の工程の装
置で処理することにより最終製品である固形製剤を得る
ようにした固形製剤を製造するための製造装置であっ
て、各工程の装置を上下に配設するとともに、各工程の
装置の間を周囲環境から密閉閉鎖した移送配管にて接続
して、各工程の装置で処理して得られた工程品を、移送
配管を介して重力の作用によって落下させることによっ
て、次工程の装置に送出するようにした固形製剤の製造
装置において、移送配管にはそれぞれ、上流側と下流側
に開閉手段が備えられるとともに、移送配管内を洗浄、
乾燥するための洗浄装置が接続されており、移送配管の
洗浄操作の際に、開閉手段を閉止することによって、移
送配管内を密閉状態として、移送配管の洗浄、乾燥を実
施することを特徴とする。
【0025】また、本発明における移送配管は、固体を
移送するための移送配管であって、配管内の通路を開閉
するための開閉手段を備え、配管内を洗浄、乾燥するた
めの洗浄装置との接続が可能な接続部を有することを特
徴とする。
【0026】さらに、本発明の移送配管の洗浄システム
は、配管内の通路を開閉するための開閉手段を備えた固
体を移送するための移送配管と、開閉手段を閉止して密
閉状態になった移送配管内を洗浄、乾燥するために移送
配管に接続された洗浄装置を有することを特徴とする。
【0027】これによって、移送配管内の洗浄操作を外
部環境と密閉した状態で実施するので、外部環境からの
異物の混入、外部環境への粒子などの漏洩による汚染な
どを防止できるとともに、クリーンルームを設ける必要
もなく、しかも配管の分解、組立作業を実施することな
く自動的に洗浄することが可能であり、その結果、設備
費が低減でき、作業性、稼働率が大幅に向上する。
【0028】本発明は、上記のように、複数の工程から
なる固形製剤の製造に際して、各工程を上下に配設し
て、各工程の(装置の)間を周囲環境から密閉閉鎖した
移送配管で接続して、各工程の装置で得られた工程品を
移送配管を介して自然落下によって次の工程に移送する
ようにしたことにより、第1の工程から最終工程までの
全装置を取り巻く周辺環境から密閉閉鎖した状態で製剤
の製造を行うことができる製造方法、製造装置、運転方
法、洗浄方法である。
【0029】また、本発明は、これらの製造方法、製造
装置、運転方法、洗浄方法に適した固体移送用の移送配
管およびその洗浄システムである。本発明における固形
製剤としては、医薬内服製剤などの医薬品の製剤に限ら
ず、例えば、健康食品などの食品分野における製剤や、
化粧品分野や、ファインケミカル、セラミックス分野に
おける粉体加工物、粉体成形物等、その他特に汚染を嫌
う分野における粉体の加工や成形等により形成される固
体品も含まれる。
【0030】本発明においては、最終製品として上記固
形製剤を得るものであり、例えば、医薬内服製剤につい
て例示すれば、錠剤、粒状剤、カプセル充填剤など、所
定の形状の製品を得るものである。従って、複数の工程
(の装置)からなる固形製剤の製造に際しての最終工程
(の装置)としては、これらの所定の形状の製品が得ら
れる段階の工程(の装置)を含むものであればよく、本
発明における複数の工程(の装置)として、第1の工程
(の装置)から所定の形状の製品が得られる工程(の装
置)までを対象とする以外に、第1の工程(の装置)か
ら、所定の形状の製品が得られた後に続く、検査工程
(の装置)や包装工程(の装置)までを対象としてもよ
い。できるだけ後段の工程(の装置)までを対象とする
ことが、作業性、製造効率等の面から好ましい。
【0031】固形製剤の製造のための複数の工程として
は、例えば、医薬内服製剤の製造について例示すれば、
図9の工程図に示したように、目的とする製剤により必
要とする工程の種類や、その順序が異なるので、本発明
における各工程の装置としては、製品に応じて適宜選定
することができる。
【0032】また、例えば、混合→造粒→乾燥→整粒→
打錠→コーティング→検査→包装の各工程を実施する場
合、本発明における第1の工程(の装置)として、混合
工程(の装置)を採用してもよいし、混合後の原料を造
粒工程(の装置)用供給容器に導入して造粒工程(の装
置)を第1の工程(の装置)として実施してもよい。ま
た、さらに前の工程(の装置)あるいは後の工程(の装
置)等、他の工程(の装置)を第1の工程として行うこ
ともできる。
【0033】第1の工程(の装置)として、造粒工程
(の装置)、混合工程(の装置)等、できるだけ製造に
おける初期の工程(の装置)を採用することが、作業
性、製造効率や製品汚染防止に要する設備費の面から好
ましい。
【0034】本発明において、第1の工程(の装置)に
供給される原料としては、第1の工程として選定される
工程(の装置)に応じて、適宜の材料、中間品(工程
品)等を用いることができる。
【0035】例えば、第1の工程(の装置)として、混
合工程(の装置)を選定する場合、その原料は、薬効成
分を有する主原料、その他製剤のために使用される副原
料などであり、紛状、粒状等の固体を主体とするもので
ある。また、第1の工程(の装置)として、造粒工程
(の装置)を選定する場合には、混合工程で混合された
ものが原料となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、医薬内服製剤の製造を例に
挙げて、図面を参照しながら本発明の実施の形態(実施
例)について説明する。
【0037】図1は、本発明の固形製剤の製造装置の第
1の実施例を示す全体概略図である。図1において、1
は全体で本発明の固形製剤の製造装置を示している。
【0038】この固形剤の製造装置は、図9の工程図に
示したように、湿式造粒方法のうち、図9の左側の工
程、すなわち、混合→造粒乾燥→整粒→打錠→検査→包
装の各工程を連続的に実施するための固形製剤の製造装
置の一例を示している。
【0039】図2に示したように、固形製剤の製造装置
1と別個に設けられた原料秤量用のクリーンルーム2内
に設けられた複数の秤量装置3,3によって、薬効成分
を有する主原料や副原料など(以下、単に「原料」と言
う)の粉状、粒状などの固体が、一定の割合に秤量され
て、原料容器4の内部に導入される。そして、原料容器
4の蓋を閉めて密閉した後、自走式の搬送トラックなど
の搬送装置5にて、次工程の混合工程に搬送されるよう
になっている。なお、この秤量、密閉などの操作は、作
業員が行ってもよく、また自動的な装置で行ってもよ
い。また、搬送装置5は、自走式以外にも作業員によっ
て運転する搬送装置であってもよい。
【0040】このように一定量の原料が秤量されて密閉
された原料容器4は、搬送装置5にて、混合工程まで搬
送され、そこで搬送装置5から、固形製剤の製造装置1
の混合工程の混合装置6に装着される。原料容器4の構
造は、混合装置6の回転軸に装着でき、混合装置6のモ
ータの駆動によって原料容器4自体が回転して、原料容
器4内に収容した原料が撹拌混合されるようになってい
る。
【0041】なお、この場合、原料容器4に蓋をした後
は、原料容器4は密閉状態にあるので、これらの搬送、
混合工程の作業はクリーンルームで行う必要はない。混
合装置6での混合工程が終了した後、原料容器4の下部
に設けられた排出口4aに、図3に示したように、移送
配管7を接続する。この移送配管7には、バタフライバ
ルブ(例えば、フラップ型バルブ)、ダンパーなどの開
閉手段8,9が設けられており、移送配管7の下流側
は、原料などを一次的に貯留させておく原料供給容器1
0に接続されている。
【0042】この場合、原料容器4の下部に移送配管を
接続するまでは、これらの開閉手段8,9を閉止してお
き、移送配管7内に異物が混入しないようにしておく。
原料容器4に移送配管7を接続した後、これらの開閉手
段8,9を開けて、移送配管7を介して、原料容器4か
ら原料供給容器10内に原料を重力の作用によって落下
(自然落下)させる。
【0043】原料容器4から原料容器10へ原料を供給
した後、これらの開閉手段8,9を閉止し、原料容器4
を移送配管7から取り外した後、混合装置6から取り外
される。取り外された空の原料容器4は、搬送装置5と
同様な搬送装置11によって、別途設けられた容器洗浄
工程である原料容器洗浄装置12に搬送される。原料容
器洗浄装置12は、図4に示したように、洗浄室13と
乾燥室14から構成され、乾燥室14はクリーンブース
となっており、原料容器4がこれらの洗浄室13,乾燥
室14を通過する間に、一連の洗浄、乾燥操作が行われ
るようになっている。
【0044】原料供給容器10の下部には、供給ホッパ
ー15が形成されており、供給ホッパー15から、移送
配管16を介して、原料供給容器10の位置よりも下方
に導入口17aを有する造粒乾燥工程を行う流動層式の
造粒乾燥装置17に原料を、重力の作用によって落下さ
せて導入されるようになっている。
【0045】なお、この移送配管16にも開閉手段1
8,19が設けられており、原料容器4から原料供給容
器10へと混合された原料を供給する際には、これらの
開閉手段は閉止されており、造粒乾燥工程が終了する前
の稼働中の造粒乾燥装置17内に原料が誤って供給され
ないようになっている。また、原料供給容器10から造
粒乾燥装置17へ原料が供給されると、開閉手段18,
19は閉じられる。
【0046】この原料供給の際に、原料供給容器10か
ら造粒乾燥装置17へ原料を供給しやすくするために、
後述の空気導入ライン24から造粒乾燥装置17の底部
に空気を導入してもよい。
【0047】なお、移送配管7,16にそれぞれ設けら
れている上流側と下流側の開閉手段は必ずしも同時に開
放又は閉止の状態である必要はない。上記目的を達成す
るならば、いずれか一方が開放又は閉止の状態であって
もよい。また、開閉手段は、上記のように通常2箇所設
けることが好ましいが、上記目的を達成するならば、適
宜箇所に一つ設けるようにしてもよい。後述の移送配管
における開閉手段も同様である。
【0048】流動層式の造粒乾燥装置17では、図1に
示したように、略円筒形状の流動層容器本体17の側部
から、移送配管16を介して原料を供給して、流動層容
器本体17の底部から加温された空気を空気導入ライン
24から多孔板20を介して吹き込むことによって流動
層を形成させるとともに、流動層容器本体17内の上方
に配設した噴霧ノズル21を介して、造粒のための結合
剤を噴霧して造粒、乾燥を同時に行うように構成されて
いる。なお、図中、22は、流動層容器本体上部に設け
られたバグフィルターであり、流動層容器本体17の頂
部に設けた排気管23から造粒原料が外部に排出される
のを防止するためのものである。
【0049】この造粒乾燥装置17の底部の側方には、
その排出口17bに移送配管25が接続されており、こ
の移送配管25を介して、排出口17bの位置より下方
に配設された次の整粒工程の整粒装置26に接続されて
いる。この移送配管25にも、開閉手段27,28が設
けられており、造粒乾燥工程の際に、これらの開閉手段
27,28が閉止されて、未造粒乾燥の原料が誤って、
整粒装置26に供給されないように構成されている。
【0050】造粒乾燥装置17内において、一回分の原
料に対して、造粒乾燥工程が終了した後、空気導入ライ
ン24からの空気の吹き込み、ならびに噴霧ノズル21
からの結合剤の噴霧を停止する。そして、移送配管25
の開閉装置27,28を開いて、造粒乾燥装置17にて
造粒乾燥された造粒物を整粒装置26内へ、移送配管2
5を介して、重力の作用による落下によって導入する。
なお、この際、造粒乾燥装置17から整粒装置26内へ
の排出を容易にするため、移送配管25の傾斜角度が低
い場合には、図示しないが、整粒装置26と移送配管2
5との間に、真空吸引装置を設けてもよい。
【0051】また、造粒乾燥装置の底部から造粒物を取
り出せる方式の場合は、略垂直に移送配管25を設けて
造粒物をスムーズに整粒装置26内へ導入できるので、
真空吸引装置は設ける必要がない。
【0052】整粒装置26では、篩により所定の大きさ
の造粒物に整えられ、整粒された造粒物が、整粒装置2
6の下方に接続された移送配管29を介して、整粒装置
26の下方位置に配設された整粒済の造粒物を一次的に
貯留させておく整粒物供給容器30に、重力の作用によ
る落下によって導入されるようになっている。なお、こ
の移送配管29にも開閉手段31,32が設けられてい
る。この開閉手段31,32は、整粒された造粒物が整
粒物供給容器30内に導入された後閉じるようにしても
よいし、あるいは後述するように移送配管29の洗浄作
業を実施する場合以外は開いた状態にし、整粒装置26
で整粒された造粒物が整粒物供給容器30内へと常時導
入されるようにしてもよい。
【0053】この整粒物供給容器30は、前述した原料
供給容器10と同様な構造の容器であり、その下部に供
給ホッパー33が形成されており、供給ホッパー33の
下方には、移送配管34を介して、打錠工程を行う打錠
装置35が接続されている。この移送配管34にも開閉
手段36,37が設けられているが、整粒された造粒物
が打錠装置35に導入された後に閉じるようにして、あ
るいは移送配管34の洗浄作業を実施する場合以外は開
けておいて、整粒装置26で整粒された造粒物が、整粒
物供給容器30で一時貯留された後、連続的に打錠装置
35内へと重力の作用による落下によって導入されるよ
うになっている。
【0054】打錠装置35では、整粒された造粒物にス
テアリン酸マグネシウムなどの賦形剤を添加し、必要に
応じて刻印を伴って、プレスして、一定の寸法形状の、
例えば、錠剤状などの固形製剤として成形する。
【0055】この打錠装置35において、打錠された錠
剤は、打錠装置35の側部に付設された錠剤の重量検定
などを実施するための付属装置38に導入される。その
後、付属装置38の下方に接続された移送配管39を介
して、重力の作用による落下によって打錠装置35の下
方に配設された検査工程を行う検査装置40に連続的に
導入されるようになっている。
【0056】この場合、打錠装置35と付属装置38と
の間、および移送配管39にもそれぞれ、開閉手段4
1,42,43がそれぞれ設けられている。この場合に
も、付属装置38の開閉手段41、および移送配管39
の開閉手段42,43は、錠剤が通過した後閉じるよう
にして、あるいは洗浄作業を実施する場合以外は開けて
おいて、打錠装置35で形成された錠剤が検査装置40
内へと連続的に導入されるようになっている。
【0057】なお、移送配管39は、図1に模式的に示
したように、例えば、その通路を螺旋形状に形成して、
錠剤が移送配管39を介して検査装置40へ導入される
際に、錠剤が落下によって、欠けるなどして破損しない
ように、通路内をすべらせるようにするのが好ましい。
【0058】検査装置40では、例えば、刻印の状態や
錠剤の形状を検査するための装置であって、例えば、錠
剤が欠けて破損していないか、錠剤に製品種別などのマ
ークが正確に付されているかなどを、光センサー等によ
って検査する。なお、この検査装置を通過する際に、不
良品であると判断された錠剤は、検査装置40内に配設
された分別装置(図示せず)を介して、検査装置に設け
られた排出口(図示せず)から排出される。
【0059】さらに、この検査装置40で検査されて、
良品と判断された錠剤は、検査装置に接続された移送配
管44を介して、重力の作用により落下されて、検査装
置40の下方に設置された包装工程を行う包装装置45
へと供給されるようになっている。
【0060】この場合、移送配管44にもそれぞれ、開
閉手段がそれぞれ設けられており、これらの開閉手段4
6,47は、錠剤が包装装置45内に導入された後に閉
じるようにして、あるいは洗浄作業を実施する場合以外
は開いたままにし、検査装置40で良品と判断された錠
剤が包装装置45内へと連続的に導入されるようになっ
ている。
【0061】なお、移送配管44も、移送配管39と同
様に、図1に模式的に示したように、例えば、その通路
を螺旋形状に形成して、錠剤が移送配管44を介して包
装装置45へ導入される際に、錠剤が落下により欠ける
などして破損しないように、通路内をすべらせるように
するのが好ましい。
【0062】包装装置45は、形成された錠剤をPTP
(Push Tablet Product)包装、ビン詰め包装、袋詰め
包装などの包装を行うものであり、包装が終了した最終
製品である固形製剤は、包装装置45の排出口(図示せ
ず)から取り出され、連続的に搬出され、箱詰等(図示
せず)が行われるようになっている。
【0063】なお、本実施例の場合には、例えば、図1
に示したように、この混合工程の混合装置6は、工場建
屋(図示せず)の上方階、例えば、5階に設置されるよ
うにし、以下後の工程にいくほど下方階にいくように、
最終工程である包装装置45を1階になるようにすれ
ば、設置スペースが少なくて済むとともに、工程間の安
定移送が可能となる。
【0064】ところで、製品の品種切替、メンテナンス
等の際に、各工程での運転終了毎に洗浄を行う必要があ
るが、各工程の装置およびそれらを接続する移送配管の
洗浄は下記のように実施される。
【0065】これらの各工程の装置を連結する移送配管
には、製品の品種切替、メンテナンス等の際に、各工程
での運転終了毎に定置洗浄を行うための洗浄装置が接続
されている。
【0066】具体的には、例えば、原料容器4と原料供
給容器10を接続する移送配管7を例にとれば、図5に
示したように、下部の開閉手段9の上方の部位に、導入
ライン50が設けられており、この導入ライン50にそ
れぞれ、水、温水(例えば、室温〜80℃)、洗剤、薬
剤含有液などの洗浄液を供給する洗浄液供給装置51、
水、温水などのリンス・仕上げ洗浄液供給装置52,空
気などの気体を供給する気体供給装置53、および温風
供給装置54が接続されている。また、開閉手段9の直
ぐ上方の部位には、水抜き用のドレイン63が設けら
れ、上部の開閉手段8の近くの部位には、気液分離タン
ク55が接続されている。そして、洗浄の際には、開閉
手段8,9を閉じて、抜出しライン60のバルブ61を
開け、洗浄液供給装置51と気体供給装置53のそれぞ
れのバルブ56,58を開けて導入ライン50を介し
て、例えば、温水を用いる場合等には数十キロ程度の圧
力の気液混相流として移送配管7内に流して洗浄する。
移送配管7内を流通した気液混相流は、抜出しライン6
0から導出され、気液分離タンク55内で気液分離さ
れ、それぞれ排水、排気として排出される。バルブ5
6,58を閉止して気液混相流の導入を停止して洗浄を
終了させた後、移送配管7内に溜まっている洗浄液は、
バルブ62を開けてドレイン63を介して排出される。
【0067】続いて、バルブ62を閉じ、リンス・仕上
げ洗浄液供給装置52のバルブ57を開けて、導入ライ
ン50を介して移送配管内にリンス・仕上げ洗浄液を導
入し、管内を通過した液を抜出しライン60からタンク
55に導出して、リンス・仕上げ洗浄を行う。リンス・
仕上げ洗浄後は、バルブ57を閉じ、バルブ62を開い
て、移送配管内に溜まっている洗浄液をドレイン63を
介して排出する。洗浄液排出後、バルブ62を閉じ、温
風供給装置54のバルブ59を開けて、導入ライン50
を介して温風を移送配管7内に吹き込んで乾燥させるこ
とによって、一連の洗浄、乾燥からなる洗浄操作が終了
する。なお、移送配管7の機能中、すなわち、原料を原
料容器4から原料供給容器10への移送中は、これらの
バルブ56〜59,61,62は閉じておく。なお、洗
浄の際には、上記のように、洗浄、リンス・仕上げ洗
浄、乾燥を行うのが好ましい。
【0068】また、上記のように、洗浄、乾燥するため
の洗浄装置と接続するために移送配管に設けられる接続
部は、洗浄装置を脱着自在に接続できる形態であっても
よく、あるいは、溶接等により洗浄装置に固着するよう
な形態であってもよい。
【0069】また、上記において、洗浄のための流体と
して気液混相流を用い、リンス・仕上げ洗浄のための流
体として液体を用いた例を示したが、洗浄のための流体
として液体のみを用いたり、リンス・仕上げ洗浄用流体
として気液混相流を用いてもよい。
【0070】さらに、洗浄のための洗浄液として水や温
水を使用し、しかもリンス・仕上げ洗浄に際してもその
洗浄液と同じものを使用する場合等には、リンス・仕上
げ洗浄液供給装置52を洗浄液供給装置51と兼用する
ことができる。また、気液混相流を用いない場合には、
気液分離タンク55を設ける必要がない。抜出しライン
60から抜出され、気液分離タンクからの排出された
液、気体およびドレイン63から排出された液は、適宜
処理して必要に応じてリサイクルしてもよい。
【0071】以上は、移送配管7を例にして、洗浄装置
を示したが、図示しないが、それ以外の各工程の装置を
接続する移送配管16、25、29、34、39および
44についても、同様である。その場合、洗浄液供給装
置51、リンス・仕上げ洗浄液供給装置52、気体供給
装置54および気液分離タンク55を必要に応じて兼用
するようにしてもよい。
【0072】また、原料供給容器10、整粒物供給容器
30については、これらの容器を取り外すことなく、移
送配管の洗浄装置を兼用して移送配管の洗浄作業ととも
に行う等により、定置洗浄をしてもよい。
【0073】例えば、整粒物供給容器30の定置洗浄に
おいては、移送配管29の上部の開閉手段31と移送配
管34の下部の開閉手段37とを閉じて、移送配管29
の下部の開閉手段32と移送配管34の上部の開閉手段
36とを開いて、開閉手段37の上方に設けられた導入
ライン(図示せず)から洗浄液(例えば、気液混相流)
を導入して、移送配管34内、整粒物供給容器30内お
よび移送配管29内を流通させ、流通後の気液混相流を
開閉手段31の下方に設けられた抜出しライン(図示せ
ず)から抜出すことにより洗浄する。洗浄後、開閉手段
37の近くに設けられたドレイン(図示せず)を介し
て、移送配管29,34内および整粒物供給容器30内
に溜まった洗浄液を排出し、続いて、リンス・仕上げ洗
浄液を開閉手段37の上方に設けられた導入ラインから
導入して、リンス・仕上げ洗浄を行う。リンス・仕上げ
洗浄終了後、系内に溜まった液を排出し、次に、温風を
導入して、移送配管34内、整粒物供給容器30内およ
び移送配管29内を乾燥させるようにすることもでき
る。
【0074】しかしながら、洗浄の容易性、洗浄効率の
面からは、容器10,30と移送配管の洗浄は、洗浄装
置を別個に設けて行うことが好ましい。また、容器1
0,30を原料容器4と同様に、取り外し可能として、
搬送装置にて搬送して、図4の容器洗浄装置12と同様
な洗浄装置にて洗浄後に取り付けて再使用することもで
きる。
【0075】各容器を適当数用意し、使用後のものを取
外して清浄なものと交換し、使用後の容器を図4のよう
な容器洗浄装置12で洗浄するようにすれば、洗浄によ
る品種切換え等がスムーズに行えるので、設備稼働率が
高まり、生産効率を向上させることができる。さらに、
原料供給容器10、整粒物供給容器30として、原料容
器4と同様の容器を用いるようにすれば、操作性が向上
し、容器等に係る費用の低下も図られ好ましい。
【0076】造粒乾燥装置17については、造粒乾燥装
置17内に別途設けた高圧洗浄液噴射ノズル(図示せ
ず)から、数十キロ程度の水、温水(例えば、室温〜8
0℃)を噴射することによって、造粒乾燥装置17内を
洗浄し、次いでリンス・仕上げ洗浄した後、流動用温風
供給ライン24から空気(温風)を導入して乾燥すれば
よい。なお、バグフィルター22を含めた装置全体を定
置洗浄することが難しい場合には、フィルターを取り外
して洗浄を行うが、この場合には、クリーンブースを設
けて、その中で分解、清掃作業を行えば汚染が防止でき
る。なお、この際、特開平5−228353号に開示さ
れるように、バグフィルターを昇降可能に構成し、三次
元回転ノズル、二次元回転ノズルを用いて、洗浄するよ
うにしてもよい。また、整粒装置26を洗浄する場合に
は、整粒装置から篩を取り外して、通常の部屋で作業員
が洗浄を行い、整粒装置本体は定置のまま又は取り外し
て、洗浄や清掃を行えばよく、リンス・仕上げ洗浄、乾
燥は、洗浄等後の整粒装置26に篩を組み込んだ後に、
移送配管25と移送配管29との間に取り付けた状態
で、自動的に行うことができる。図6に示したように、
移送配管25の開閉手段27を閉じ、開閉手段28を開
けるとともに、移送配管29の開閉手段31を閉じ、移
送配管25から気液分離タンク72への抜出しラインの
バルブ(図示せず)を開け、整粒装置26に設けられた
排水ドレイン73のバルブを閉じて、移送配管25に設
けられた導入ライン71からリンス・仕上げ洗浄液(液
流、気液混相流)を導入して、移送配管25内および整
粒装置26内を流通させ、流通後の洗浄液を気液分離タ
ンク72に抜き出すことによりリンス・仕上げ洗浄を行
う。リンス・仕上げ洗浄終了後は、導入ライン71から
の洗浄液の導入を停止し、排水ドレイン73のバルブを
開いて内部に溜まっている洗浄液を排出する。その後、
排水ドレイン73のバルブを閉じて、導入ライン71か
ら温風を吹き込んで乾燥を行えばよい。
【0077】このように整粒装置26のリンス・仕上げ
洗浄および乾燥は、移送配管に組み込んだ後、周囲環境
から密閉閉鎖した状態で行うことができるので、洗浄の
ための作業はクリーンルーム外での一般的な部屋での作
業となる。従って、以前のようなクリーンルームでの取
扱を必要とすることなく、装置内の清浄化を図ることが
できるとともに、操作の一部が自動化できることにより
洗浄作業の効率化が期待できる。
【0078】なお、その他の打錠装置35、検査装置4
0、包装装置45についても、一部の部品を除き造粒乾
燥装置17と同様な高圧洗浄ノズル、温風供給ラインを
用いて洗浄操作を行えばよい。しかしながら、水などの
洗浄液による洗浄が構造上適さない場合には、自動吸引
装置による吸引清掃を用いて行えばよい。
【0079】このように構成される本実施例の固形製剤
の製造装置を運転するには、例えば、図7に示したよう
に操業すればよい。なお、図7では、説明の便宜上混合
工程を省略してある。
【0080】すなわち、図7(a)に示したように、造
粒乾燥装置17にて一回分の造粒乾燥が終了した後、造
粒乾燥装置17の運転を停止し、移送配管25を介して
次工程の整粒装置26に造粒物を移送する。移送終了
後、製品の品種切替、メンテナンス等のために、移送配
管25の開閉手段27,28を閉止して、造粒乾燥装置
17の洗浄操作を実施する(洗浄操作箇所を斜線で図に
示す)。この洗浄操作の際に、整粒装置26にて整粒工
程を実施する。
【0081】次に、図7(b)に示したように、整粒装
置26において整粒された造粒物は、移送配管29を介
して整粒物供給容器30に導入される。一回分の整粒工
程が終了した後、整粒装置26の稼働を停止し、移送配
管29の開閉装置31,32を閉止して、移送配管29
の洗浄操作を実施するとともに、移送配管25の洗浄操
作と整粒装置26の洗浄操作を行う(洗浄操作箇所を斜
線で図に示す)。この洗浄の際、洗浄が既に終了した造
粒乾燥装置17には、原料供給容器10から次の原料が
導入されて、造粒乾燥工程が行われるようになってい
る。
【0082】なお、この場合、各工程の装置の間を連結
する移送配管25,29の洗浄を、これらの移送配管の
中間に位置する工程の装置(整粒装置26)の洗浄と同
時に行ったが、移送配管25の洗浄を前工程の装置(造
粒乾燥装置17)と同時に行ったり、移送配管29の洗
浄を後工程の装置(整粒物供給容器30)の洗浄と同時
に行うことも勿論可能である。
【0083】このようにして、各工程の装置間におい
て、材料供給、工程実施、洗浄操作を、順次時間をずら
して行うとともに、各工程の装置間を連結する移送配管
における洗浄操作を、前工程又は後工程の各工程の洗浄
操作と同時に行うことによって、より効率的に連続的な
操業を行うことができる。なお、図7には省略したが、
以下の打錠工程、検査工程、包装工程においても同様な
操作が行われる。
【0084】また、上記実施例では、混合装置6で混合
した後の原料容器4に原料供給容器10への移送配管7
を接続したが、図8の第2の実施例に示したように、混
合装置6で撹拌混合が終了した後、原料容器4を取り外
して、搬送装置80によって、原料供給容器10まで搬
送し、この原料容器4自体を原料供給容器10のコンテ
ナとして用いることも可能である。
【0085】さらに、本実施例では、秤量した原料を原
料容器4に導入し、これを搬送装置5を用いて、混合装
置6まで搬送したが、図示しないが、秤量装置3,3を
自動的に秤量可能な装置として、秤量装置3から直接混
合装置6に秤量済みの原料を移送配管を介して移送する
とともに、この混合装置6自体を容器回転式ではなく
て、例えば、撹拌翼回転式などとして、自動的に混合さ
れた原料を、移送配管7を介して原料供給容器10に供
給するように構成することも勿論可能である。
【0086】また、この実施例では、造粒工程、乾燥工
程を流動層式の造粒乾燥装置17において一度に実施し
たが、造粒工程と乾燥工程を別々の装置で行うこともで
きる。この場合には造粒工程は、流動層を用いることな
く、撹拌機を備えた装置で実施できる。乾燥工程は、空
気を吹き込んで行う流動層式のもの以外に、棚式の乾燥
装置を用いることも可能である。また、図9の工程図の
右側の工程に示したように、造粒、コーティング、乾燥
を一度に実施することもできる。この場合には、原料を
造粒容器内に配設した撹拌機で撹拌しながら、その上方
から噴霧ノズルを介して結合剤を噴霧するとともに、別
個の噴霧ノズルを介してコーティング剤を噴霧して、少
量の空気を下方から導入して粒同士が結着しないように
流動化させることにより行えばよい。
【0087】また、図9の工程図の左側の工程に示した
ように、打錠工程の後にコーティング工程を実施する場
合には、図10の第3の実施例に示したように、打錠装
置35の下方に移送配管81、錠剤供給容器82、移送
配管83を介してコーティング装置84を接続するとと
もに、コーティング装置84の下方に、移送配管85、
コーティング錠剤供給容器86、移送配管87を介して
検査装置40に接続すればよい。この場合にも移送配管
には開閉手段を設けておくが、打錠、コーティング、検
査の各工程間に容器82,86を介して行う以外は前述
した第1の実施例と同様に実施することができる。な
お、コーティング錠剤に印刷を施す際には、検査装置4
0で印刷と検査を行うようにしてもよい。
【0088】また、移送配管81,83,85,87内
は、第1の実施例と同様にらせん状の通路とすることが
好ましい。なお、図示しないが、前述した第1の実施例
の打錠工程、検査工程、包装工程の間にも、一次貯留し
ておく容器を介在させることによって実施することも勿
論可能である。
【0089】また、本発明は、図9に示したような、湿
式造粒方法に適用可能であるが、図11に示したよう
な、例えば、ローラコンパクターによる造粒などを用い
た乾式造粒方法にも適用でき、また、押出造粒装置を用
いる湿式造粒方法にも適用できることは勿論である。
【0090】
【発明の効果】本発明の固形製剤の製造方法および製造
装置では、各工程の装置の間を周囲環境から密閉閉鎖し
た移送配管にて接続して、各工程の装置において得られ
た各工程品を、移送配管を介して重力の作用によって落
下させることによって、次工程の装置に送出するように
したので、各工程品を円滑に、次工程へと移送すること
ができるので、連続的な操業が可能であり、しかも装置
全体を縦方向に配置することができるので、設備スペー
スが少なくてすみ、設備費を大幅に削減することができ
る。
【0091】さらに、装置全体を周囲環境から密閉閉鎖
することができるので、外部環境からの製造系内への汚
染および製造系内からの外部環境への汚染を良好に防ぐ
ことができる。
【0092】また、本発明の固形製剤の製造方法および
製造装置では、移送配管にはそれぞれ、上流側と下流側
に開閉手段が備えられているので、各工程の実施の際
に、次工程の装置に誤って、材料が移送されるのを防止
することができる。
【0093】さらに、本発明の移送配管は、配管内の通
路を開閉するための開閉手段と、配管内を洗浄、乾燥す
るための洗浄装置との接続部を備えており、また、本発
明の固形製剤の製造装置および移送配管の洗浄システム
では、移送配管にはそれぞれ、開閉手段を閉止して密閉
状態となった移送配管内を洗浄、乾燥するための洗浄装
置が接続されているので、移送配管が外部環境と密閉し
た状態で、洗浄操作を実施することができるので、外部
環境からの異物の混入、外部環境への粒子などの漏洩汚
染などを防止できるとともに、クリーンルームを設ける
必要もなく、しかも配管の分解、組立作業を実施するこ
となく自動的に洗浄が可能であり、その結果、設備費、
運転費および人件費が低減でき、作業性、稼働率が大幅
に向上する。
【0094】また、本発明の固形製剤の製造装置の運転
方法では、各工程の装置間において、材料供給、工程実
施、洗浄操作を、順次時間をずらして行うことによっ
て、連続的な操業を行うようにしたので、品種の切替、
メンテナンスなどに対しても、装置の連続的な運転が可
能であるとともに、外部環境と密閉されているので、外
部環境への汚染または外部環境からの汚染を防止するこ
とができる。
【0095】さらに、本発明の固形製剤の製造装置の運
転方法では、各工程の装置間を連結する移送配管におけ
る洗浄操作を、前工程又は後工程の各工程の洗浄操作と
同時に行うことによって、連続的な操業を行うようにし
たので、装置の運転を阻害することなく、品種の切替、
メンテナンスのために、移送配管の洗浄が可能となる。
【0096】このように、本発明によれば、従来のよう
な各工程毎に常に設けられた大規模なクリーンルームは
不要となり、各工程のうち開放が必要な装置には、その
箇所にのみ清浄装置を設けたり、緊急時用のクリーンブ
ースを設けるだけでよく設備費の大幅な低減が図れると
ともに、外部環境への汚染および外部環境からの汚染を
防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の固形製剤の製造装置の第1の
実施例を示す全体概略図である。
【図2】図2は、原料秤量工程を示す概略図である。
【図3】図3は、混合装置と原料供給容器の接続状態を
説明する概略拡大図である。
【図4】図4は、容器洗浄工程を説明する概略図であ
る。
【図5】図5は、移送配管の洗浄装置の概略図である。
【図6】図6は、整粒装置の洗浄方法を説明する概略図
である。
【図7】図7は、本発明の固形製剤の製造装置の運転方
法を説明する概略工程図である。
【図8】図8は、本発明の固形製剤の製造装置の第2の
実施例の概略図である。
【図9】図9は、湿式造粒法の工程図である。
【図10】図10は、本発明の固形製剤の製造装置の第
3の実施例の部分概略図である。
【図11】図11は、乾式造粒法の工程概略図である。
【符号の説明】
1・・・・固形製剤の製造装置 2・・・・クリーンルーム 3・・・・秤量装置 4・・・・原料容器 5・・・・搬送装置 6・・・・混合装置 7、16、25、29、34、39、44・・・・移送配管 8、9、18、19、27、28、31、32、36、
37、41、42、43、46、47・・・・開閉手段 10・・・・原料容器 12・・・・原料容器洗浄装置 17・・・・造粒乾燥装置 20・・・・多孔板 21・・・・噴霧ノズル 22・・・・バグフィルター 24・・・・空気導入ライン 26・・・・整粒装置 30・・・・整粒物供給容器 35・・・・打錠装置 40・・・・検査装置 45・・・・包装装置
フロントページの続き (72)発明者 清 水 征 武 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3− 1 日揮株式会社横浜本社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の工程に原料を供給して処理し、こ
    の工程で得られた工程品を次の工程で処理して、以後同
    様にして、前の工程で得られた工程品を順次後の工程で
    処理することにより最終製品である固形製剤を製造する
    に際して、 第1の工程から最終工程までを上下に配設し、各工程間
    を周囲環境から密閉閉鎖した移送配管にて接続して、 各工程で得られた工程品を移送配管を介して重力の作用
    によって落下させることによって次の工程に移送するよ
    うにしたことを特徴とする固形製剤の製造方法。
  2. 【請求項2】 移送配管に開閉手段を備え、移送終了後
    に開閉手段により移送配管を閉止することによって各工
    程の間を閉鎖して、各工程毎に所定の操作を実施するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の固形製剤の製造方法。
  3. 【請求項3】 開放が必要な工程内の装置には、清浄化
    設備を具備させることにより、あるいは緊急時にクリー
    ンブースを設置するようにしたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の固形製剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1の工程の装置に原料を供給して処理
    し、この工程で得られた工程品を次の工程の装置で処理
    して、以後同様にして、前の工程で得られた工程品を順
    次後の工程の装置で処理することにより最終製品である
    固形製剤を得るようにした固形製剤を製造するための製
    造装置であって、 各工程の装置を上下に配設するとともに、各工程の装置
    の間を周囲環境から密閉閉鎖した移送配管にて接続し
    て、各工程の装置で処理して得られた工程品を、移送配
    管を介して重力の作用によって落下させることによっ
    て、次工程の装置に送出するようにしたことを特徴とす
    る固形製剤の製造装置。
  5. 【請求項5】 移送配管にはそれぞれ、上流側と下流側
    に開閉手段が備えられていることを特徴とする請求項4
    に記載の固形製剤の製造装置。
  6. 【請求項6】 移送配管にはそれぞれ、開閉手段を閉止
    して密閉状態となった移送配管内を洗浄、乾燥するため
    の洗浄装置が接続されていることを特徴とする請求項5
    に記載の固形製剤の製造装置。
  7. 【請求項7】 第1の工程の装置に原料を供給して処理
    し、この工程で得られた工程品を次の工程の装置で処理
    して、以後同様にして、前の工程で得られた工程品を順
    次後の工程の装置で処理することにより最終製品である
    固形製剤を得るようにした固形製剤を製造するための製
    造装置であって、 各工程の装置を上下に配設するとともに、各工程の装置
    の間を周囲環境から密閉閉鎖した移送配管にて接続し
    て、各工程の装置で処理して得られた工程品を、移送配
    管を介して重力の作用によって落下させることによっ
    て、次工程の装置に送出するようにした固形製剤の製造
    装置において、 各工程の装置間において、材料供給、工程実施、洗浄操
    作を、順次時間をずらして行うことによって、連続的な
    操業を行うようにしたことを特徴とする固形製剤の製造
    装置の運転方法。
  8. 【請求項8】 各工程の装置間を連結する移送配管にお
    ける洗浄操作を、前工程又は後工程の各工程の洗浄操作
    と同時に行うことによって、連続的な操業を行うように
    したことを特徴とする請求項7に記載の固形製剤の製造
    装置の運転方法。
  9. 【請求項9】 移送配管にはそれぞれ、上流側と下流側
    に開閉手段が備えられるとともに、移送配管内を洗浄、
    乾燥するための洗浄装置が接続されており、移送配管の
    洗浄操作の際に、開閉手段を閉止することによって、移
    送配管内を密閉状態として、移送配管の洗浄、乾燥を実
    施することを特徴とする請求項8に記載の固形製剤の製
    造装置の運転方法。
  10. 【請求項10】 第1の工程の装置に原料を供給して処
    理し、この工程で得られた工程品を次の工程の装置で処
    理して、以後同様にして、前の工程で得られた工程品を
    順次後の工程の装置で処理することにより最終製品であ
    る固形製剤を得るようにした固形製剤を製造するための
    製造装置であって、 各工程の装置を上下に配設するとともに、各工程の装置
    の間を周囲環境から密閉閉鎖した移送配管にて接続し
    て、各工程の装置で処理して得られた工程品を、移送配
    管を介して重力の作用によって落下させることによっ
    て、次工程の装置に送出するようにした固形製剤の製造
    装置において、 移送配管にはそれぞれ、上流側と下流側に開閉手段が備
    えられるとともに、移送配管内を洗浄、乾燥するための
    洗浄装置が接続されており、 移送配管の洗浄操作の際に、開閉手段を閉止することに
    よって、移送配管内を密閉状態として、移送配管の洗
    浄、乾燥を実施することを特徴とする固形製剤の製造装
    置の移送配管の洗浄方法。
  11. 【請求項11】 固体を移送するための移送配管であっ
    て、配管内の通路を開閉するための開閉手段を備え、配
    管内を洗浄、乾燥するための洗浄装置との接続が可能な
    接続部を有することを特徴とする移送配管。
  12. 【請求項12】 配管内の通路を開閉するための開閉手
    段を備えた固体を移送するための移送配管と、開閉手段
    を閉止して密閉状態になった移送配管内を洗浄、乾燥す
    るために移送配管に接続された洗浄装置を有することを
    特徴とする移送配管の洗浄システム。
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