JPH11276194A - 建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断する方法、システム、およびこれらに使用される記録媒体 - Google Patents

建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断する方法、システム、およびこれらに使用される記録媒体

Info

Publication number
JPH11276194A
JPH11276194A JP8720398A JP8720398A JPH11276194A JP H11276194 A JPH11276194 A JP H11276194A JP 8720398 A JP8720398 A JP 8720398A JP 8720398 A JP8720398 A JP 8720398A JP H11276194 A JPH11276194 A JP H11276194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
level
relative humidity
temperature
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8720398A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobufusa Yanagisawa
延房 柳沢
Tetsuzan Nakada
鉄山 仲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JDC Corp
Original Assignee
JDC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JDC Corp filed Critical JDC Corp
Priority to JP8720398A priority Critical patent/JPH11276194A/ja
Publication of JPH11276194A publication Critical patent/JPH11276194A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】建物内または室内でカビが生育し易さを、多大
の労力や手間を要することなく、できるだけ精密かつ迅
速に予測診断できる方法およびシステムを提供する。 【構成】建物内または室内の雰囲気の温度および相対湿
度をそれぞれ検出するセンサ(1)、その検出されたデ
−タを記憶する記録装置(3)、温度と相対湿度との範
囲の組み合わせによって予め定められた環境評価レベル
を用いて前記デ−タを演算処理し、そしてその演算処理
された値をカビ発生予測レベルを用いて演算処理するコ
ンピュ−タ本体(5)の演算処理装置(6)、前記環境
評価レベルおよび前記カビ発生予測レベルが記録されて
いる記録媒体(7)、並びに伝達媒体(8)を使用する
方法、前記(1)、(3)、(5)、(6)、(7)お
よび(8)が備えられているシステム、およびこれらの
方法およびシステムで使用される記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美術館、博物館ま
たは食料倉庫等の特にカビの発生が問題となるような建
物や室内でカビが発生するのを予測診断する方法、シス
テムおよびそれらに使用される記録媒体に関し、詳しく
は、建物内または室内の雰囲気の温度および相対湿度を
検出するセンサ、その検出されたデ−タを記憶する記憶
装置、温度と相対湿度との範囲の組み合わせによって予
め定められた環境評価レベルおよび区分された複数の数
値範囲で構成されるカビ発生予測レベルを用いて前記デ
−タを演算処理するコンピュ−タの演算処理装置、並び
にこれらの環境評価レベルおよびカビ発生予測レベルが
記録されている記録媒体を使用する建物内または室内の
カビの生育し易さを予測診断する方法、システムおよび
それらに使用される記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な建物や室内、特に、貴重な展示物
や収蔵物または保存食料等が保存されている美術館、博
物館または食料倉庫等においては、厳重な保存環境が要
求されており、これらの保存品の汚損や劣化または腐敗
の重大な原因となるカビの発生に対しては従来格別の注
意が払われている。このカビの発生は、従来、例えば、
それらの場所における雰囲気の温度と相対湿度を、その
両者の測定値から予測するか、あるいは、その発生を推
定するものとして、調査すべき雰囲気におけるカビの生
育速度を推定するものとして予め作成されている、或る
雰囲気中の温度および相対湿度とカビの生育速度との間
の関係を示すデ−タを、その調査すべき雰囲気の温度お
よび相対湿度と照合することによって、この雰囲気にお
けるカビの生育速度を推定する方法(特開平6−113
886号公報)が提案されていた。
【0003】ところが、このような方法のうち、前者の
方法では、係員が所定の時刻毎に現場を見回りながら温
度と相対湿度を読み取ってそれらを記録する必要がある
という煩わしさがあるばかりでなく、その読み取り値か
らカビの発生し易さを直接かつ精密に予測することはで
きないという問題があった。また、後者の方法では、或
る雰囲気中の温度および相対湿度とカビの生育速度との
関係を示すデ−タを予め作成し、このデ−タを使用する
ことによって、気温と相対湿度の読み取り値からカビの
発生を直接かつ比較的精密に予測できるけれども、やは
り、係員が所定の時刻毎に現場に一々赴いて気温と相対
湿度をその係員自身が読み取ってそれらを記録しなけれ
ばならないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような訳で、建物
または部屋、特に、貴重な展示物や収蔵物または保存食
料等が保管されている美術館、博物館または食料倉庫等
において、これらの内部に保管されている保存品の汚損
や劣化または腐敗につながるカビの発生し易さを予測診
断して、最適な環境管理を実現するという観点から、多
大な労力や手間を要することなく、できるだけ精密かつ
迅速にカビの生育し易さを予測診断できる方法および装
置またはシステムが要望されていた。
【0005】本発明の目的は、従来技術における前述の
不都合が排除された、カビの生育し易さを予測診断する
方法およびシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、 1.建物内または室内の雰囲気の温度および相対湿度を
それぞれ検出するセンサ(1)、その検出されたデータ
を記憶する記録装置(3)、温度と相対湿度との範囲の
組み合わせによって予め定められた環境評価レベル
(A,B,C,・・・)を用いて前記デ−タを演算処理
し、そしてその演算処理された値をカビ発生予測レベル
(K,M,P,Q,・・・)を用いて演算処理するコン
ピュ−タ本体(5)の演算処理装置(6)、前記環境評
価レベルおよび前記カビ発生予測レベルが記録されてい
る記録媒体(7)、並びに伝達媒体(8)を使用する、
建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断する方
法であって、 1) カビの生育し易さを予測診断すべき建物内または室
内の雰囲気の温度および相対湿度を前記センサ(1)に
より所定の期間にわたり断続的にN回検出して、これら
を前記記録装置(3)に記憶させるステップと、 2) 前記演算処理装置(6)により、前記記録装置
(3)に記憶された各回毎の温度とそのときの相対湿度
からなるパラメ−タを、前記記録媒体(7)に記録され
ている前記環境評価レベルと順次照合して、これらのパ
ラメ−タが前記環境評価レベル(A,B,C,・・・)
のどの範囲内に属するかを識別するステップと、 3) 前記2) の識別操作が前記1) の検出操作に応じN
回繰り返されることによって識別される前記環境評価レ
ベル(A,B,C,・・・)のうちの各レベル(A,
B,C,・・・)の頻度(n a ,nb ,nc ,・・・)
を、前記演算処理装置(6)によりそれぞれカウントす
るステップと、 4) 前記の繰り返し回数Nに対する前記頻度(n a ,n
b ,nc ,・・・)の各比の値(n a /N,nb /N,
c /N,・・・)を前記演算処理装置(6)によりそ
れぞれ算出するステップと、 5) 前記比の値(n a /N,nb /N,nc /N,・・
・)のうちから選ばれる少なくとも1種の比の値につい
て、その値の総和値を前記演算処理装置(6)により算
出するステップと、 6) 前記演算処理装置(6)により、前記総和値を、前
記記録媒体(7)に記録されている、区分された複数の
数値範囲で構成されるカビ発生予測レベルと順次照合し
て、これらの総和値が前記カビ発生予測レベル(K,
M,P,Q,・・・)のどれに相当するのかを判定する
ステップと、 7) 前記の判定されたカビ発生予測レベルをカビの生育
し易さの予測診断の目安として、伝達媒体(8)を通じ
て監視者に知らせるステップと、を有することを特徴と
する方法、 2.建物内または室内の雰囲気の温度および相対湿度を
検出するセンサ(1)と、その検出されたデ−タを記憶
する記録装置(3)と、前記記録装置(3)から入力さ
れた前記デ−タを演算処理するコンピュ−タ本体(5)
の演算処理装置(6)と、前記演算処理装置(6)にお
ける処理で用いられる記録媒体(7)と、並びに前記演
算処理装置(6)の処理によって得られた情報を入力し
て、監視者に伝達するための伝達媒体(8)とが備えら
れている、建物内または室内のカビの生育し易さを予測
診断するシステムであって、前記演算処理装置(6)
が、 1) 前記センサ(1)により所定の期間にわたり断続的
にN回検出されて、前記記録装置(3)に記憶された各
回毎の前記温度とそのときの相対湿度からなるパラメ−
タを、前記記録媒体(7)に記録されている前記環境評
価レベルと順次照合して、これらのパラメ−タが前記環
境評価レベル(A,B,C,・・・)のどの範囲内に属
するかを識別し、 2) 前記1) の識別操作がN回繰り返されることによっ
て識別される前記環境評価レベル(A,B,C,・・
・)のうちの各レベル(A,B,C,・・・)の頻度
(n a ,nb ,nc ,・・・)をそれぞれカウントし、 3) 前記の繰り返し回数Nに対する前記頻度(n a ,n
b ,nc ,・・・)の各比の値(n a /N,nb /N,
c /N,・・・)をそれぞれ算出し、 4) 前記比の値(n a /N,nb /N,nc /N,・・
・)のうちから選ばれる少なくとも1種の比の値につい
て、その値の総和値を算出し、 5) 前記総和値を、前記記録媒体(7)に記録されてい
る、区分された複数の数値範囲によって構成されるカビ
発生予測レベルと順次照合して、これらの総和値が前記
カビ発生予測レベル(K,M,P,Q,・・・)のどれ
に相当するのかを判定し、そして 6) 前記の判定されたカビ発生予測レベルをカビの生育
し易さの予測診断の目安として、伝達媒体(8)に出力
する、 機能を有することを特徴とするシステム、および 3.建物内または室内の雰囲気の温度および相対湿度を
それぞれ検出するセンサ(1)、その検出されたデータ
を記憶する記録装置(3)、温度と相対湿度との範囲の
組み合わせによって予め定められた環境評価レベル
(A,B,C,・・・)を用いて前記デ−タを演算処理
し、そしてその演算処理された値をカビ発生予測レベル
(K,M,P,Q,・・・)を用いて演算処理するコン
ピュ−タ本体(5)の演算処理装置(6)、および前記
演算処理装置(6)の処理によって得られた情報をカビ
の生育し易さの予測診断の目安として、監視者に知らせ
る伝達媒体(8)を使用する、建物内または室内のカビ
の生育し易さを予測診断する方法であって、 1) 前記センサ(1)により所定の期間にわたり断続的
にN回検出されて、前記記録装置(3)に記憶された各
回毎の温度とそのときの相対湿度からなるパラメ−タ
を、前記環境評価レベルと順次照合して、これらのパラ
メ−タが前記環境評価レベル(A,B,C,・・・)の
どの範囲内に属するかを識別するステップと、 2) 前記1) の識別操作がN回繰り返されることによっ
て識別される前記環境評価レベル(A,B,C,・・
・)のうちの各レベル(A,B,C,・・・)の頻度
(n a ,nb ,nc ,・・・)をそれぞれカウントする
ステップと、 3) 前記の繰り返し回数Nに対する前記頻度(n a ,n
b ,nc ,・・・)の各比の値(n a /N,nb /N,
c /N,・・・)をそれぞれ算出するステップと、 4) 前記比の値(n a /N,nb /N,nc /N,・・
・)のうちから選ばれる少なくとも1種の比の値につい
て、その値の総和値を算出するステップと、 5) 前記総和値を、区分された複数の数値範囲で構成さ
れるカビ発生予測レベルと順次照合して、これらの総和
値が前記カビ発生予測レベル(K,M,P,Q,・・
・)のどれに相当するのかをを判定するステップと、 6) 前記の判定されたカビ発生予測レベルをカビの生育
し易さの予測診断の目安として、伝達媒体(8)を通じ
て監視者に知らせるステップと、 7) 前記の判定されたカビ発生予測レベルを伝達媒体
(8)に入力させるステップとを有する方法をコンピュ
−タに実行させるためのプログラムおよびデ−タが記録
されている、コンピュ−タ読み取り可能な記録媒体、の
いずれかによって解決される。
【0007】これらの本発明に包含されるその他の有利
な構成要件は従属請求項に記載されている。上述した本
発明のシステムは、モニタリング機能、デ−タ管理機能
及び環境アドバイス機能を有する。次いで、これらの機
能について説明する。 (A)モニタリング機能 建物内または室内の所定の箇所の環境をリアルタイムに
パソコンのディスプレイ上で表示する機能である。重点
監視項目として温度、相対湿度、および後で詳しく説明
される、カビの生育し易さを指標化して導入されたカビ
指数があり、これによってカビの生育し易さの程度を的
確に予測診断するものである。
【0008】ディスプレイ上に表示された監視画面や測
定場所のグラフ表示を通じて、即座に建物内または室内
の環境を的確に把握できる機能を備えている。計測され
た全デ−タはデ−タベ−ス等の記録媒体中に蓄積され、
一括管理される。 (B)デ−タ管理機能 本機能は計測されたデ−タを調査箇所別に自動記録し、
必要に応じて過去のデ−タを検索・抽出する機能であ
る。このデ−タ管理機能の主な機能は次の通りである。
【0009】a) 環境診断 建物内または室内に保管されている保存物等を囲む環境
状況を即座に把握し、的確な環境診断、すなわち本発明
においては、カビの生育し易さの予測診断、をサポ−ト
する機能である。過去および現在の計測デ−タは、それ
らを経時変化や分布図で表示することにより、時間を追
って変化していく環境の状況をいち早く察知できるた
め、保存環境が悪化した場合、それに対して迅速に対処
することができる。
【0010】b) 管理シ−トの作成 美術館等の環境管理作業である、例えば日報や月報を自
動的に作成する機能である。このような日常の作業労務
を軽減することは業務を効率化すると同時に、コンピュ
−タ管理で管理シ−トを作成することによって、手作業
による煩わしい書類の作成等が削減されて、一層の業務
改善を図ることができる。
【0011】c) システム設計 本発明で使用するソフトウェアでは、設定条件の変更に
対して柔軟に対応できるシステム設定機能を導入してい
るため、例えば、建物等の増改築や室内のレイアウト等
の変更または管理シ−トの記載方法の変更等にもフレキ
シブルに対応できる。 (C)環境アドバイス機構 例えば、文化財に関する知識、その保存環境に悪影響を
及ぼす要因、例えば、カビの発生に対する対策等の情報
をブラウザ形式で即時に閲覧できる機能も備えることが
できる。
【0012】すなわち、カビの発生について予測診断さ
れた結果をディスプレイ上に表示するだけでなく、この
機能を活用することにより、環境管理における様々な問
題に対して、より適切な判断に基づく対策を講ずること
が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、本
発明を詳しく説明する。図1は、建物内または室内のカ
ビの生育し易さを予測診断する本発明方法を実施するた
めのシステムを示すシステム構成図である。本発明のシ
ステムは、環境について監視すべき建物内または室内の
所定の測定個所に設置された、例えば、温度センサ1と
湿度センサ1等の各センサ1、入力装置2、デジタル記
録計のような記録装置3、出力装置4、コンピュ−タ本
体5を構成する、例えば、CPU(中央処理装置)とし
ての演算処理装置6およびプログラム並びにデ−タを記
憶するハ−ドディスク、フロッピ−ディスクまたはRA
M等の記録媒体7、並びにコンピュ−タによって得られ
た情報を監視者に伝えるディスプレイまたはプリンタ等
の伝達媒体8から構成される。
【0014】センサ1で計測された温度と相対湿度に相
当するデ−タは入力装置2を経由して記録装置3に送信
され、一時的にそこの内蔵メモリに記録される。これら
のデ−タは、本発明のシステム起動時にコンピュ−タ本
体5上に伝送されて、管理、活用される。したがって、
管理者は、建物または室内等にいなくても、離れた場所
から、その建物または室内のカビの生育し易さの予測診
断の結果を、所望の時間にわたって、例えば、24時間
にわたり、いつでも伝達媒体8を通して知ることができ
る。
【0015】図2は、本発明のカビの生育し易さを予測
診断する方法の処理の流れを示すフロ−チャ−トであ
る。この方法の処理はコンピュ−タ本体5中で実行され
る。このとき使用される環境評価レベル(A,B,C・
・・)は、例えば、建物等内の温度と相対湿度とをそれ
ぞれ座標軸とした1つのマトリックスをさらに小さな複
数のマトリックスに区分した領域によって示されるもの
であり、コンピュ−タ本体5の記録媒体7中には、例え
ば図3に示されるようなテ−ブル型のデ−タとして予め
記録されている。
【0016】これらの環境評価レベル(A,B,C・・
・)は、温度と相対湿度とを任意に設定することによっ
て定義することができる。例えば、温度:25〜35℃
と相対湿度:80〜100%という雰囲気に対してレベ
ルAを、温度:5〜25℃未満と相対湿度:80〜10
0%という雰囲気、および温度:25〜35℃と相対湿
度:60〜80%未満という雰囲気に対してそれぞれレ
ベルBを、そして温度:5〜25℃未満と相対湿度:6
0〜80%未満という雰囲気、および温度:25〜35
℃と相対湿度:60%未満という雰囲気に対してそれぞ
れレベルCを与えるというようにして、この環境評価レ
ベルを定義することができる。
【0017】その他の形態としてこれらの環境評価レベ
ル(A,B,C・・・)を図4に示されるように区分す
ることもできる。このとき使用されるカビ指数とは、カ
ビの生育し易さの程度を表す指数である。これらの指数
は、例えば、建物内または室内の任意の温度と相対湿度
の組み合わせから実験的に規定してもよいし、あるいは
その他の方法で、例えば数式から導かれたものでもよ
い。
【0018】実験的に規定した例として、例えば、予め
決められた栄養状態の下で或る雰囲気中におかれたカビ
の生育速度(カビ指数)と、その雰囲気における任意の
温度と相対湿度の相関関係を以下のように決めていく: 温度:20℃と相対湿度: 70%・・・・・カビ指数:40 温度:20℃と相対湿度:100%・・・・・カビ指数:52 温度:25℃と相対湿度: 70%・・・・・カビ指数:48 温度:25℃と相対湿度:100%・・・・・カビ指数:60 温度:30℃と相対湿度: 70%・・・・・カビ指数:62 温度:30℃と相対湿度:100%・・・・・カビ指数:74 そして、温度と相対湿度とをそれぞれ横座標および縦座
標とする平面上で、その温度と相対湿度とに対応したカ
ビ指数を多数プロットしていき、このプロットされた点
を互いに結び付けて、図4に示されるようなカビ指数L
1 ,L2 ,L3からなる関数曲線を作成し、そしてこれ
らの曲線で区分される領域を各環境評価レベルA,B,
Cとして、その平面上で形成させることもできる。この
ようにして作成されたテ−ブルも、図3に示した温度と
相対湿度とのマトリックスと同様に、デ−タとして記録
媒体7中に予め記録させられる。
【0019】図3と図4では、いずれも環境評価レベル
をA,B,Cの3つに設定しているが、これは勿論その
他の任意の数にも、また任意の範囲にも設定することが
できる。例えば、環境評価レベルの数を多くするによっ
て、カビの生育し易さの予測診断を精密にすることがで
きる。つぎに、本発明のカビの生育し易さを予測診断す
る方法の処理の流れを具体的に図2に示したフロ−チャ
−トに基づき、経時的に説明する。
【0020】先ず初めに、温度センサと相対湿度センサ
から構成されるセンサ1が、カビの発生し易さについて
予測診断すべき建物内または室内の雰囲気の温度および
相対湿度を断続的にN回検出する。ついでコンピュ−タ
本体5内の演算処理装置6が、検出されたそれぞれの温
度とそのときの相対湿度からなるパラメ−タの各々を順
次、前述の環境評価レベルA,B,C,・・・と照合
し、これらのパラメ−タが上記環境評価レベルA,B,
C,・・・のうちのどの範囲内に属するかを識別する。
ついで、この演算処理装置6が、その識別操作を所定の
期間にわたりN回繰返し、このN回の識別操作によって
識別された環境評価レベルA,B,C,・・・の各々の
頻度na ,nb ,nc ,・・・、つまり各レベルごとの
適合回数をそれぞれカウントする。TUいで、演算処理装
置6が、各レベルA,B,C,・・・ごとに求めた頻度
a ,nb ,nc ,・・・の、測定回数Nに対する比
の値、すなわち na /N ,b /N ,c /N ,
・・・をそれぞれ算出する。ついで、演算処理装置6
が、これらの比の値na /N ,b /N ,c
N,・・・のうちから選ばれる少なくとも1種の比の値
について、その総和値を算出し、これらの総和値の大き
さをそれぞれカビの生育し易さを予測診断するための目
安として、ディスプレイ等の伝達媒体8を通じてコンピ
ュ−タ制御により、いつでも監視者に知らせることがで
きる。この予測診断の目安の具体例を図5に基づいて説
明する。
【0021】予測診断の目安として使用されるカビ発生
予測レベルK,M,P,Qを図5に示す。これらのレベ
ルK,M,P,Qは、例えば、前述の環境評価レベル
A,B,Cに対応した評価式: ・0.8<(na /N)+(nb /N)≦1をレベル
K;カビが非常に発生し易い環境、 ・0.2<(na /N)+(nb /N)≦0.8をレベ
ルM;カビがかなり発生し易い環境、 ・0<(na /N)+(nb /N)≦0.2をレベル
P;カビがやや発生し易い環境、 ・(na /N)+(nb /N)=0をレベルQ;カビが
発生しにくい環境、から構成することができる。
【0022】つまり、これらのレベルに相当する離散値
( 0, 0.2, 0.8, 1 等) は予め記録媒体7中に記録して
おき、カビ発生予測レベルを判定する時にコンピュ−タ
本体5中の演算処理装置6(CPU)が上の評価式を実
行して、その結果を記録媒体7から呼出したこれらの離
散値と比較判定して、カビの生育し易さを予測診断して
いる。これらの判定された結果はモニタリング機能によ
って上述のごとく「カビが非常に発生し易い環境」であ
る、等のメッセ−ジとしてディスプレイ等の伝達媒体8
により表示され、必要に応じてデ−タ管理機能または環
境アドバイス機能で利用される。
【0023】なお、処理回数Nの数は任意に設定でき
る。例えば、1日に1時間ごとに測定するとすれば1日
あたり24回となり、これを一週間続けると規定すれば
24×7日=168回測定することになる。上に述べた
本発明のシステムの作動環境は、例えば、既存のオペレ
−ティングシステム(例えば、 Windows 95 )対応であ
り、基本ソフト、通信ソフトおよびデ−タベ−スソフト
も市販のものを使用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べた説明から明らかなように、本
発明によれば、管理者(監視者)が測定個所から遠く離
れ場所にいても、コンピュ−タ制御されているシステム
によって、カビの生育し易さの程度を精密に、かつディ
スプレイ等を通じて容易にいつでも、あるいは常時監視
できるばかりでなく、また、監視結果(環境デ−タおよ
び判定結果)は記録媒体に自動記録されるため、過去の
それらのデ−タさえも随時に、かつ瞬時に検索すること
ができ、したがって、従来、管理者が巡回や手作業に頼
らなければならなかった温度と相対湿度の記録やデ−タ
の整理等の作業の負担が、コンピュ−タの自動的な処理
によって、著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するためのシステムを示す
システム構成図である。
【図2】本発明のカビの生育し易さを予測診断する方法
の処理の流れを示したフロ−チャ−トである。
【図3】本発明で使用する3つの環境評価レベルA,
B,Cに区分した温度と相対湿度のマトリックスの一例
である。
【図4】本発明で使用する3つの環境評価レベルA,
B,Cに区分した温度と相対湿度のマトリックスの別の
一例である。
【図5】本発明で使用するカビの発生し易さを予測診断
するための目安として使用されるカビ発生予測レベル
K,P,Q,Rを説明した図である。
【符号の説明】
1 センサ(温度センサ,湿度センサ) 2 入力装置 3 記録装置 4 出力装置 5 コンピュ−タ本体 6 演算処理装置 7 記録媒体 8 伝達媒体 A〜C 環境評価レベル K〜Q カビ発生予測レベル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内または室内の雰囲気の温度および
    相対湿度をそれぞれ検出するセンサ(1)、その検出さ
    れたデータを記憶する記録装置(3)、温度と相対湿度
    との範囲の組み合わせによって予め定められた環境評価
    レベル(A,B,C,・・・)を用いて前記デ−タを演
    算処理し、そしてその演算処理された値をカビ発生予測
    レベル(K,M,P,Q,・・・)を用いて演算処理す
    るコンピュ−タ本体(5)の演算処理装置(6)、前記
    環境評価レベルおよび前記カビ発生予測レベルが記録さ
    れている記録媒体(7)、並びに伝達媒体(8)を使用
    する、建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断
    する方法であって、 1) カビの生育し易さを予測診断すべき建物内または室
    内の雰囲気の温度および相対湿度を前記センサ(1)に
    より所定の期間にわたり断続的にN回検出して、これら
    を前記記録装置(3)に記憶させるステップと、 2) 前記演算処理装置(6)により、前記記録装置
    (3)に記憶された各回毎の温度とそのときの相対湿度
    からなるパラメ−タを、前記記録媒体(7)に記録され
    ている前記環境評価レベルと順次照合して、これらのパ
    ラメ−タが前記環境評価レベル(A,B,C,・・・)
    のどの範囲内に属するかを識別するステップと、 3) 前記2) の識別操作が前記1) の検出操作に応じN
    回繰り返されることによって識別される前記環境評価レ
    ベル(A,B,C,・・・)のうちの各レベル(A,
    B,C,・・・)の頻度(n a ,nb ,nc ,・・・)
    を、前記演算処理装置(6)によりそれぞれカウントす
    るステップと、 4) 前記の繰り返し回数Nに対する前記頻度(n a ,n
    b ,nc ,・・・)の各比の値(n a /N,nb /N,
    c /N,・・・)を前記演算処理装置(6)によりそ
    れぞれ算出するステップと、 5) 前記比の値(n a /N,nb /N,nc /N,・・
    ・)のうちから選ばれる少なくとも1種の比の値につい
    て、その値の総和値を前記演算処理装置(6)により算
    出するステップと、 6) 前記演算処理装置(6)により、前記総和値を、前
    記記録媒体(7)に記録されている、区分された複数の
    数値範囲で構成されるカビ発生予測レベルと順次照合し
    て、これらの総和値が前記カビ発生予測レベル(K,
    M,P,Q,・・・)のどれに相当するのかを判定する
    ステップと、 7) 前記の判定されたカビ発生予測レベルをカビの生育
    し易さの予測診断の目安として、伝達媒体(8)を通じ
    て監視者に知らせるステップと、を有することを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体(7)が、建物内または室
    内の雰囲気の温度と相対湿度とをそれぞれ座標軸とする
    1つのマトリックスを区分することによって形成される
    複数のマトリックスのうちの少なくとも1つを、前記環
    境評価レベル(A,B,C,・・・)として、前記演算
    処理装置(6)に読み取り可能とした記録媒体である請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体(7)が、建物内または室
    内の雰囲気の温度と相対湿度とをそれぞれ座標軸とする
    1つの領域を、その温度と相対湿度に依存する一定のカ
    ビ指数に対応する少なくとも1つの関数曲線で仕切るこ
    とによって形成される複数の領域のうちの少なくとも1
    つを、前記環境評価レベル(A,B,C,・・・)とし
    て、前記演算処理装置(6)に読み取り可能とした記録
    媒体である請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 建物内または室内の雰囲気の温度および
    相対湿度を検出するセンサ(1)と、その検出されたデ
    −タを記憶する記録装置(3)と、前記記録装置(3)
    から入力された前記デ−タを演算処理するコンピュ−タ
    本体(5)の演算処理装置(6)と、前記演算処理装置
    (6)における処理で用いられる録媒媒体(7)と、並
    びに前記演算処理装置(6)の処理によって得られた情
    報を入力して監視者に伝達するための伝達媒体(8)と
    が備えられている、建物内または室内のカビの生育し易
    さを予測診断するシステムであって、前記演算処理装置
    (6)が、 1) 前記センサ(1)により所定の期間にわたり断続的
    にN回検出されて、前記記録装置(3)に記憶された各
    回毎の前記温度とそのときの相対湿度からなるパラメ−
    タを、前記記録媒体(7)に記録されている前記環境評
    価レベルと順次照合して、これらのパラメ−タが前記環
    境評価レベル(A,B,C,・・・)のどの範囲内に属
    するかを識別し、 2) 前記1) の識別操作がN回繰り返されることによっ
    て識別される前記環境評価レベル(A,B,C,・・
    ・)のうちの各レベル(A,B,C,・・・)の頻度
    (n a ,nb ,nc ,・・・)をそれぞれカウントし、 3) 前記の繰り返し回数Nに対する前記頻度(n a ,n
    b ,nc ,・・・)の各比の値(n a /N,nb /N,
    c /N,・・・)をそれぞれ算出し、 4) 前記比の値(n a /N,nb /N,nc /N,・・
    ・)のうちから選ばれる少なくとも1種の比の値につい
    て、その値の総和値を算出し、 5) 前記総和値を、前記記録媒体(7)に記録されてい
    る、区分された複数の数値範囲によって構成されるカビ
    発生予測レベルと順次照合して、これらの総和値が前記
    カビ発生予測レベル(K,M,P,Q,・・・)のどれ
    に相当するのかを判定し、そして 6) 前記の判定されたカビ発生予測レベルをカビの生育
    し易さの予測診断の目安として、伝達媒体(8)に出力
    する、機能を有することを特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体(7)が、建物内または室
    内の雰囲気の温度と相対湿度とをそれぞれ座標軸とする
    1つのマトリックスを区分することによって形成される
    複数のマトリックスのうちの少なくとも1つを、前記環
    境評価レベル(A,B,C,・・・)として、前記演算
    処理装置(6)に読み取り可能とする記録媒体である請
    求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体(7)が、建物内または室
    内の雰囲気の温度と相対湿度とをそれぞれ座標軸とする
    1つの領域を、その温度と相対湿度に依存する一定のカ
    ビ指数に相当する少なくとも1つの関数曲線で仕切るこ
    とによって形成される複数の領域のうちの少なくとも1
    つを、前記環境評価レベル(A,B,C,・・・)とし
    て、前記演算処理装置(6)に読み取り可能とする記録
    媒体である請求項4に記載のシステム。
  7. 【請求項7】モニタリング機能、デ−タ管理機能および
    環境アドバイス機能のうちのいずれかの機能を少なくと
    も1つが備えられている、請求項4ないし6のいずれか
    1項に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 建物内または室内の雰囲気の温度および
    相対湿度をそれぞれ検出するセンサ(1)、その検出さ
    れたデータを記憶する記録装置(3)、温度と相対湿度
    との範囲の組み合わせによって予め定められた環境評価
    レベル(A,B,C,・・・)を用いて前記デ−タを演
    算処理し、そしてその演算処理された値をカビ発生予測
    レベル(K,M,P,Q,・・・)を用いて演算処理す
    るコンピュ−タ本体(5)の演算処理装置(6)、およ
    び前記演算処理装置(6)の処理によって得られた情報
    をカビの生育し易さの予測診断の目安として、監視者に
    知らせる伝達媒体(8)を使用する、建物内または室内
    のカビの生育し易さを予測診断する方法であって、 1) 前記センサ(1)により所定の期間にわたり断続的
    にN回検出されて、前記記録装置(3)に記憶された各
    回毎の温度とそのときの相対湿度からなるパラメ−タ
    を、前記環境評価レベルと順次照合して、これらのパラ
    メ−タが前記環境評価レベル(A,B,C,・・・)の
    どの範囲内に属するかを識別するステップと、 2) 前記1) の識別操作がN回繰り返されることによっ
    て識別される前記環境評価レベル(A,B,C,・・
    ・)のうちの各レベル(A,B,C,・・・)の頻度
    (n a ,nb ,nc ,・・・)をそれぞれカウントする
    ステップと、 3) 前記の繰り返し回数Nに対する前記頻度(n a ,n
    b ,nc ,・・・)の各比の値(n a /N,nb /N,
    c /N,・・・)をそれぞれ算出するステップと、 4) 前記比の値(n a /N,nb /N,nc /N,・・
    ・)のうちから選ばれる少なくとも1種の比の値につい
    て、その値の総和値を算出するステップと、 5) 前記総和値を、区分された複数の数値範囲で構成さ
    れるカビ発生予測レベルと順次照合して、これらの総和
    値が前記カビ発生予測レベル(K,M,P,Q,・・
    ・)のどれに相当するのかをを判定するステップと、 6) 前記の判定されたカビ発生予測レベルをカビの生育
    し易さの予測診断の目安として、伝達媒体(8)を通じ
    て監視者に知らせるステップと、 7) 前記の判定されたカビ発生予測レベルを伝達媒体
    (8)に入力させるステップとを有する方法をコンピュ
    −タに実行させるためのプログラムおよびデ−タが記録
    されている、コンピュ−タ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記環境評価レベル(A,B,C,・・
    ・)および前記カビ発生予測レベル(K,M,P,Q,
    ・・・)のうちのいずれか一方または双方が記録されて
    いる請求項8記載の記録媒体。
JP8720398A 1998-03-31 1998-03-31 建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断する方法、システム、およびこれらに使用される記録媒体 Pending JPH11276194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8720398A JPH11276194A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断する方法、システム、およびこれらに使用される記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8720398A JPH11276194A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断する方法、システム、およびこれらに使用される記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11276194A true JPH11276194A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13908422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8720398A Pending JPH11276194A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断する方法、システム、およびこれらに使用される記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11276194A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004033713A1 (ja) * 2002-10-11 2004-04-22 Keiko Abe 被調査環境における微小生物の発育可能レベルの調査方法、調査表示装置および調査システム
US7334938B2 (en) 2005-01-03 2008-02-26 Ralph Remsburg Mold and fungus growth warning apparatus and method
US7382269B2 (en) * 2004-01-02 2008-06-03 Ralph Remsburg Mold and fungus growth warning apparatus and method
JP2008176532A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Akebono Brake Ind Co Ltd 文化財状態管理システム
WO2014174158A1 (en) * 2013-04-26 2014-10-30 Happo Solutions Oy Method for indicating a probability of mold growth in a building
JP2017000059A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 鹿島建設株式会社 カビ成長量算出装置及びカビ成長量算出方法
JP6240297B1 (ja) * 2016-11-25 2017-11-29 西日本電信電話株式会社 生活空間メンテナンス装置、生活空間メンテナンス方法及びプログラム
WO2018177745A1 (de) * 2017-03-30 2018-10-04 Techem Energy Services Gmbh Verfahren und vorrichtung zur ermittlung der wahrscheinlichkeit für einen schimmelpilz- und/oder feuchteschaden in einem gebäude
CN112836595A (zh) * 2021-01-15 2021-05-25 珠海市一微半导体有限公司 一种智能检测和处理霉斑的系统及方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004033713A1 (ja) * 2002-10-11 2004-04-22 Keiko Abe 被調査環境における微小生物の発育可能レベルの調査方法、調査表示装置および調査システム
US7382269B2 (en) * 2004-01-02 2008-06-03 Ralph Remsburg Mold and fungus growth warning apparatus and method
US7334938B2 (en) 2005-01-03 2008-02-26 Ralph Remsburg Mold and fungus growth warning apparatus and method
JP2008176532A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Akebono Brake Ind Co Ltd 文化財状態管理システム
WO2014174158A1 (en) * 2013-04-26 2014-10-30 Happo Solutions Oy Method for indicating a probability of mold growth in a building
JP2017000059A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 鹿島建設株式会社 カビ成長量算出装置及びカビ成長量算出方法
JP6240297B1 (ja) * 2016-11-25 2017-11-29 西日本電信電話株式会社 生活空間メンテナンス装置、生活空間メンテナンス方法及びプログラム
WO2018177745A1 (de) * 2017-03-30 2018-10-04 Techem Energy Services Gmbh Verfahren und vorrichtung zur ermittlung der wahrscheinlichkeit für einen schimmelpilz- und/oder feuchteschaden in einem gebäude
CN112836595A (zh) * 2021-01-15 2021-05-25 珠海市一微半导体有限公司 一种智能检测和处理霉斑的系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10353362B2 (en) Method and system for predictive air filter maintenance for sustained indoor air quality
US6604023B1 (en) Managing an environment utilizing a portable data processing system
LeBlanc et al. Logistic regression for school psychologists.
JP2009529684A (ja) 環境モニタリング方法及び装置
JP4294560B2 (ja) 空調機監視システム、および空調機監視方法
AU2021104890A4 (en) System and method for monitoring water quality
US6636808B1 (en) Managing an environment via a universally accessible server system
JPH11276194A (ja) 建物内または室内のカビの生育し易さを予測診断する方法、システム、およびこれらに使用される記録媒体
CN104977922A (zh) 设备监视装置和方法
CN113793693A (zh) 传染病流行趋势预测方法及装置
Jordan et al. Statistical models for fever forecasting based on advanced body temperature monitoring
JP4777941B2 (ja) 需要予測方法および装置
CN114417741A (zh) 一机一档设备数据管理及处理系统
US20170364112A1 (en) System and Method for Monitoring and Reducing Energy Usage in the Home
JP6024510B2 (ja) 消費エネルギー分析装置、消費エネルギー分析方法及びコンピュータプログラム
RU2453912C2 (ru) Унифицированный способ оценки эффективности больших систем и автоматизированное устройство его осуществления
CN113138971A (zh) 一种可视化日志分析方法、装置及系统
JP7435047B2 (ja) 情報管理装置及びプログラム
JP3923773B2 (ja) プラント異常事象診断装置とその診断方法、ならびに記録媒体
JP4855674B2 (ja) 浮遊菌数推定装置及び浮遊菌数推定プログラム
US11243860B2 (en) Trend plot with multiple acquisitions
RU19942U1 (ru) Унифицированное устройство чернякова/петрушина для оценки эффективности организационно-технических систем
US20220230119A1 (en) Computer and measure evaluating method
Sharp et al. Distribution of reported durations of behavior in applied behavioral research
Dissanayake et al. Eloc-Web: Uncertainty Visualization and Real-Time Detection of Wild Elephant Locations

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081104