JPH11275849A - キャンド・リニアモータの固定子 - Google Patents

キャンド・リニアモータの固定子

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JPH11275849A
JPH11275849A JP9073798A JP9073798A JPH11275849A JP H11275849 A JPH11275849 A JP H11275849A JP 9073798 A JP9073798 A JP 9073798A JP 9073798 A JP9073798 A JP 9073798A JP H11275849 A JPH11275849 A JP H11275849A
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JP
Japan
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guide
winding
stator
armature winding
fixing plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9073798A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Matsuzaki
光洋 松崎
Shinichiro Mukai
真一郎 向
Yoshiyuki Nagamatsu
良之 永松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH11275849A publication Critical patent/JPH11275849A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電機子巻線の傾きがなく、巻線固定板とガイド
間の強度を上げ、電機子巻線の熱をキャンに伝えないキ
ャンド・リニアモータの固定子の提供。 【解決手段】両面に平滑な帯状の電機子巻線2 を装着し
た巻線固定板1 と、巻線固定板1 および電機子巻線2 を
収納し両部材の周囲に冷却液を流すためのキャン5 と、
巻線固定板1 をキャン5 に位置決め固定するために電機
子巻線2 の上部および下部に配設した第1ガイド3 およ
び第2ガイド4 と、キャン5 の底部を嵌合する溝を有す
る固定ベース6 と、からなる固定子7 を備えたキャンド
・リニアモータの固定子において、第1ガイド3 は、キ
ャン5 と対向する電機子巻線2 の側面に設けてあり、電
機子巻線2 、巻線固定板1 、第1ガイド3 および第2ガ
イド4 を樹脂材料により一体モールドしてある。また、
第1ガイド3 は、電機子巻線2 の長手方向に向かって所
定ピッチの長さで不連続に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギャップワインデ
ィング型のリニアモ−タに関し、特に、クリーンルーム
や真空中での半導体製造プロセス等に用いられる超精密
位置決め装置に好適なキャンド・リニアモータの固定子
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ギャップワインディング型のリニ
アモ−タとして、非磁性材よりなる巻線固定板の両面に
平滑な帯状の電機子巻線を装着し、これらの部材を収納
し冷媒を流して冷却するためのキャンを備えた固定子
と、固定子の対向面にギャップを介し、マグネットを有
する可動子を配置したものがある。可動子は固定子をま
たいでギャップを保ちながら移動する(例えば、実開平
6―70484号公報)。また、実開平6―70484
号公報記載のリニアモータと基本的構成を同じにして、
図4に示すように、電機子巻線21をキャン3内で位置
決め固定するために巻線固定板1に第1ガイド31およ
び第2ガイド41を設けたことを特徴とするものが提案
されている。このような構成において、電機子巻線1か
ら発生した熱は、キャン3内の冷媒および第2ガイド4
1を通して第2ガイドの下部に設けた図示しない固定ベ
ースへ伝え、位置決め装置への影響を可能な限り小さく
している。固定子は巻線固定板1に電機子巻線21を絶
縁処理時注型などで一体モールド化されたものに、巻線
固定板1と別部品の第1ガイド31および第2ガイド4
1とを接着してその接着部を31a 、41a とし、巻線
固定板1をキャン3内に挿入固定する構造をとってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の固定
子は、巻線固定板と第1ガイドおよび第2ガイドの接
着、ガイドとキャンとの接着により固定されているた
め、ガイドの加工精度、接着精度の影響が大きい。仮に
ガイドの加工精度、接着精度が悪いと、固定子に対して
可動子のマグネットとの間のギャップが左右で異なるこ
とにより、可動子の移動時にサイドフォースが働き、リ
ニアモータを位置決め装置に組み込んだ際にヨーイング
力が発生し、位置決め精度が落ちるという問題があっ
た。また、リニアモータの推力は、第1ガイドおよび第
2ガイドと巻線固定板、両ガイドとキャンとの間にも反
力が働く。しかし、構成上ガイド寸法を大きくとれない
ため強度上弱いという問題があった。さらに、巻線固定
板がキャン内の頂部と底部に対して垂直でなく、傾きを
持ってキャンにとりつくと電機子巻線が傾くことにな
り、固定子と可動子とのギャップが変化し、特性の劣化
となる。さらにまた、電機子巻線の熱が第1および第2
ガイドを通してキャンへ伝達し、装置全体へ熱の影響を
及ぼすことになる。そこで、本発明は、電機子巻線の位
置の傾きがなく、また、ガイド寸法を大きくすることな
しに強度を高めることができると共に、電機子巻線の熱
をキャンに伝えないようにした高精度のキャンド・リニ
アモータの固定子を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、平滑な帯状の電機子巻線と、両面に前記
電機子巻線を装着した非磁性体の巻線固定板と、前記巻
線固定板および前記電機子巻線を収納し両部材の周囲に
冷却液を流すための非磁性体のキャンと、前記巻線固定
板を前記キャンに位置決め固定するために前記電機子巻
線の上部および下部に配設した第1ガイドおよび第2ガ
イドと、前記キャンの底部を嵌合する溝を有する固定ベ
ースと、からなる固定子を備えたキャンド・リニアモー
タの固定子において、前記第1ガイドは、前記キャンと
対向する前記電機子巻線の側面に設けてあり、前記電機
子巻線、前記巻線固定板、前記第1ガイドおよび前記第
2ガイドを樹脂材料により一体モールドしてあることを
特徴とするものである。また、前記第1ガイドは、前記
電機子巻線の長手方向に向かって所定ピッチの長さで不
連続に設けてあることを特徴とするものである。上記手
段により、第1ガイドを、キャンと対向する電機子巻線
の側面に設け、かつ、電機子巻線、巻線固定板、第1ガ
イドおよび第2ガイドを樹脂材料により一体モールドし
てあるので、巻線固定板と両ガイド間の強度および寸法
精度を向上できるとともに、キャン内の挿入時が容易に
なり、また、固定子の剛性、位置決め精度を確保するこ
とが可能となる。また、第1ガイドを電機子巻線の長手
方向に向かって所定ピッチの長さで不連続に設けるよう
にしたので、第1ガイドとキャンとの接触面積が小さく
なり、電機子巻線の熱がキャンへ伝達することはなく、
装置へ熱の影響をなくすことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
図に基づいて説明する。図1(a) は本発明の実施例を示
すガイドおよび電機子巻線、巻線固定板の一体成形後の
正面図、図1(b) は(a) の側断面図である。(c) は固定
子のキャン取り付け状態の側面図、図2はフランジ取り
付け後の固定子の正面図である。図3は固定子と可動子
を組み立てたときのリニアモータの斜視図である。従来
例と同じ構成要素については、同一符号を付してその説
明を省略する。図1に示す第1 ガイド3に関して、従
来、巻線固定版の上部に設けていたものを本実施例にお
いて、キャン5と対向する電機子巻線2の側面に設けた
ものである。また、電機子巻線2の絶縁処理と巻線固定
板1の固定と同時に第1ガイド3および第2ガイド4を
注型による樹脂材料で一体モールドしたものであること
を特徴とする。さらに、第1ガイド3は、電機子巻線2
の長手方向に向かって所定ピッチの長さで不連続に設け
てあることを特徴とするものである。このようなキャン
は図2に示すように、キャン5の両端に冷媒を供給する
ジャケット121がフランジ12を介して取り付けら
れ、長手方向に向かって冷媒が冷媒供給口122から冷
媒排出123に向かって供給される。このよう構成にお
いて、第1ガイド3を、キャン5と対向する電機子巻線
2の側面に設け、かつ、電機子巻線2を装着した巻線固
定板1を第1ガイド3および第2ガイド4を樹脂材料に
より一体モールドしてあるので、製作工数が少なくなる
と共に巻線固定板と両ガイド間の強度を向上できる。図
3に、固定子7をマグネット10とヨーク9と連結ブロ
ック11からなる可動子8の間にいれてリニアモータを
組み立てた際を考慮すると、キャン5に対する電機子巻
線2の挿入が容易になるため、固定子7と、可動子8の
マグネット10との間のギャップが左右で異なることは
なくなり、可動子8の移動時にサイドフォースが働いた
り、リニアモータを位置決め装置に組み込んだ際にヨー
イング力が発生して位置決め精度が落ちるという問題は
なくなる。さらに、ガイド寸法を気にせずに、固定子7
の剛性を確保することも可能となる。さらにまた、第2
ガイド4は巻線固定板1を確実に包み込み、長手方向に
長くとる構造にし、第1ガイド3は電機子巻線2の絶縁
処理部に小さく設け、長手方向に所定ピッチの必要長さ
だけ不連続に設けるようにしたので、第1ガイド3とキ
ャン5との接触面積が小さくなり、電機子巻線2の熱が
キャン5へ伝達することなく、熱はほとんどキャン5内
の冷媒が取り去ることになり装置全体の熱の影響をなく
すことができる。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば, リ
ニアモータの固定子の一部を構成する第1ガイドを、キ
ャンと対向する電機子巻線の側面に設け、かつ、電機子
巻線、巻線固定板、第1ガイドおよび第2ガイドを樹脂
材料により一体モールドすると共に、また、第1ガイド
を電機子巻線の長手方向に向かって所定ピッチの長さで
不連続に設けるようにしたことで次のような効果があ
る。 (1) 電機子巻線と可動子マグネットとの左右の隙間が同
じになり、サイドフォースが減少する。 (2) 第1ガイドおよび第2ガイドと巻線固定板の強度が
高くなりモータの推力を十分確保できる。 (3) 第2ガイドと巻線固定板間の隙間がなくなり、ガイ
ド自身の強度も高くなるので、電機子巻線の剛性が上が
る。 (4) 第1ガイドおよび第2ガイドの形状が任意にできる
ため、キャンへの伝熱を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明の実施例を示すガイドおよび電機
子巻線、巻線固定板の一体成形後の正面図、(b) は(a)
の側断面図、(c) は固定子のキャン取り付け状態の側面
図である。
【図2】ジャケット取り付け後の固定子の正面図であ
る。
【図3】固定子と可動子を組み立てたときのリニアモー
タの斜視図である。
【図4】従来例を示す即断面図である。
【符号の説明】
1:巻線固定板 2:電機子巻線 3:第1ガイド 4:第2ガイド 5:キャン 6:固定ベース 7:固定子 8:可動子 9:ヨーク 10:マグネット 11:連結ブロック 12:フランジ 121:ジャケット 122:冷媒供給口 123:冷媒排出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平滑な帯状の電機子巻線と、両面に前記電
    機子巻線を装着した非磁性体の巻線固定板と、前記巻線
    固定板および前記電機子巻線を収納し両部材の周囲に冷
    却液を流すための非磁性体のキャンと、前記巻線固定板
    を前記キャンに位置決め固定するために前記電機子巻線
    の上部および下部に配設した第1ガイドおよび第2ガイ
    ドと、前記キャンの底部を嵌合する溝を有する固定ベー
    スと、からなる固定子を備えたキャンド・リニアモータ
    の固定子において、 前記第1ガイドは、前記キャンと対向する前記電機子巻
    線の側面に設けてあり、 前記電機子巻線、前記巻線固定板、前記第1ガイドおよ
    び前記第2ガイドを樹脂材料により一体モールドしてあ
    ることを特徴とするキャンド・リニアモータの固定子。
  2. 【請求項2】前記第1ガイドは、前記電機子巻線の長手
    方向に向かって所定ピッチの長さで不連続に設けてある
    ことを特徴とする請求項1記載のキャンド・リニアモー
    タの固定子。
JP9073798A 1998-03-18 1998-03-18 キャンド・リニアモータの固定子 Pending JPH11275849A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058232A (ja) * 2000-08-09 2002-02-22 Yaskawa Electric Corp コアレスリニアモータ
JP2002247830A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Canon Inc リニアモータ、ステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法

Cited By (3)

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