JPH11275536A - 情報送信装置および方法、情報受信装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents
情報送信装置および方法、情報受信装置および方法、並びに提供媒体Info
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- JPH11275536A JPH11275536A JP7378598A JP7378598A JPH11275536A JP H11275536 A JPH11275536 A JP H11275536A JP 7378598 A JP7378598 A JP 7378598A JP 7378598 A JP7378598 A JP 7378598A JP H11275536 A JPH11275536 A JP H11275536A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 視聴者のインタラクティブな操作に対応して
付加情報を表示する。 【解決手段】 付加情報エンコーダ４１は、付加情報を
符号化して付加情報エレメンタリストリームを生成し、
多重化装置１３に出力する。多重化装置１３は、ビデオ
信号、オーディオ信号、および付加情報のエレメンタリ
ストリームを多重化する。付加情報エンコーダ４２は、
システムコントローラ３４の制御により、多重分離装置
３２から供給された付加情報エレメンタリストリームを
復号する。モデム４３は、視聴者の付加情報に対するイ
ンタラクティブな操作に対応し、公衆網を介して所定の
サーバと情報を通信する。メモリ４４は、復号された付
加情報を記憶する。
付加情報を表示する。 【解決手段】 付加情報エンコーダ４１は、付加情報を
符号化して付加情報エレメンタリストリームを生成し、
多重化装置１３に出力する。多重化装置１３は、ビデオ
信号、オーディオ信号、および付加情報のエレメンタリ
ストリームを多重化する。付加情報エンコーダ４２は、
システムコントローラ３４の制御により、多重分離装置
３２から供給された付加情報エレメンタリストリームを
復号する。モデム４３は、視聴者の付加情報に対するイ
ンタラクティブな操作に対応し、公衆網を介して所定の
サーバと情報を通信する。メモリ４４は、復号された付
加情報を記憶する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、情報送信
装置および方法、情報受信装置および方法、並びに提供
媒体に関し、特に、視聴者のインタラクティブな操作に
対応したコマーシャルを実現する情報送信装置および方
法、情報受信装置および方法、並びに提供媒体に関す
る。
装置および方法、情報受信装置および方法、並びに提供
媒体に関し、特に、視聴者のインタラクティブな操作に
対応したコマーシャルを実現する情報送信装置および方
法、情報受信装置および方法、並びに提供媒体に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】最近のテレビジョン放送においては、地
上放送、衛星放送、およびケーブルテレビ等の伝送媒体
の多様化とともに、映像情報のデジタル化が進められて
いる。このことにより、視聴者に供給される情報量（チ
ャンネル数）は、急激に増加している。
上放送、衛星放送、およびケーブルテレビ等の伝送媒体
の多様化とともに、映像情報のデジタル化が進められて
いる。このことにより、視聴者に供給される情報量（チ
ャンネル数）は、急激に増加している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、視聴者
に供給されるチャンネル数がいくら増加しても、依然と
して視聴者が情報に対して受け身であることには変わり
無く、例えば、「視聴している放送についてさらに詳し
い情報を知りたい」等の視聴者の要求を実現できない課
題があった。
に供給されるチャンネル数がいくら増加しても、依然と
して視聴者が情報に対して受け身であることには変わり
無く、例えば、「視聴している放送についてさらに詳し
い情報を知りたい」等の視聴者の要求を実現できない課
題があった。
【０００４】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、映像情報に付加情報を多重化させて送信す
ることにより、視聴者のインタラクティブな操作に対応
して付加情報を提供することを可能にするものである。
ものであり、映像情報に付加情報を多重化させて送信す
ることにより、視聴者のインタラクティブな操作に対応
して付加情報を提供することを可能にするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載に記載の
情報送信装置は、画像信号と音声信号からなる主信号
と、それに対応する付加情報を符号化する符号化手段
と、符号化手段が符号化した付加情報のエレメンタリス
トリームと、主信号のエレメンタリストリームを多重化
してトランスポートストリームを生成する多重化手段と
を備えることを特徴とする。
情報送信装置は、画像信号と音声信号からなる主信号
と、それに対応する付加情報を符号化する符号化手段
と、符号化手段が符号化した付加情報のエレメンタリス
トリームと、主信号のエレメンタリストリームを多重化
してトランスポートストリームを生成する多重化手段と
を備えることを特徴とする。
【０００６】請求項４に記載の情報送信方法は、画像信
号と音声信号からなる主信号と、それに対応する付加情
報を符号化する符号化ステップと、符号化ステップで符
号化した付加情報のエレメンタリストリームと、主信号
のエレメンタリストリームを多重化してトランスポート
ストリームを生成する多重化ステップとを含むことを特
徴とする。
号と音声信号からなる主信号と、それに対応する付加情
報を符号化する符号化ステップと、符号化ステップで符
号化した付加情報のエレメンタリストリームと、主信号
のエレメンタリストリームを多重化してトランスポート
ストリームを生成する多重化ステップとを含むことを特
徴とする。
【０００７】請求項５に記載の提供媒体は、画像信号と
音声信号からなる主信号と、それに対応する付加情報を
符号化する符号化ステップと、符号化ステップで符号化
した付加情報のエレメンタリストリームと、主信号のエ
レメンタリストリームを多重化してトランスポートスト
リームを生成する多重化ステップとを含む処理を実行さ
せるプログラムを提供することを特徴とする。
音声信号からなる主信号と、それに対応する付加情報を
符号化する符号化ステップと、符号化ステップで符号化
した付加情報のエレメンタリストリームと、主信号のエ
レメンタリストリームを多重化してトランスポートスト
リームを生成する多重化ステップとを含む処理を実行さ
せるプログラムを提供することを特徴とする。
【０００８】請求項６に記載の情報受信装置は、受信し
たトランスポートストリームから、画像信号とそれに付
随する音声信号からなる主信号のエレメンタリストリー
ムと、前記主信号に対応する付加情報のエレメンタリス
トリームを分離する分離手段と、分離手段により分離さ
れた付加情報を記録する記録手段と、視聴者の操作を受
け付ける受付手段と、受付手段により受け付けられた視
聴者の操作に対応して、分離手段により分離された主信
号、または記憶手段に記憶されている付加情報を選択し
て出力する選択手段とを備えることを特徴とする。
たトランスポートストリームから、画像信号とそれに付
随する音声信号からなる主信号のエレメンタリストリー
ムと、前記主信号に対応する付加情報のエレメンタリス
トリームを分離する分離手段と、分離手段により分離さ
れた付加情報を記録する記録手段と、視聴者の操作を受
け付ける受付手段と、受付手段により受け付けられた視
聴者の操作に対応して、分離手段により分離された主信
号、または記憶手段に記憶されている付加情報を選択し
て出力する選択手段とを備えることを特徴とする。
【０００９】請求項７に記載の情報受信方法は、受信し
たトランスポートストリームから、画像信号とそれに付
随する音声信号からなる主信号のエレメンタリストリー
ムと、主信号に対応する付加情報のエレメンタリストリ
ームを分離する分離ステップと、分離ステップにより分
離された付加情報を記録する記録ステップと、視聴者の
操作を受け付ける受付ステップと、受付ステップにより
受け付けられた視聴者の操作に対応して、分離ステップ
により分離された主信号、または記憶ステップに記憶さ
れている付加情報を選択して出力する選択ステップとを
含むことを特徴とする。
たトランスポートストリームから、画像信号とそれに付
随する音声信号からなる主信号のエレメンタリストリー
ムと、主信号に対応する付加情報のエレメンタリストリ
ームを分離する分離ステップと、分離ステップにより分
離された付加情報を記録する記録ステップと、視聴者の
操作を受け付ける受付ステップと、受付ステップにより
受け付けられた視聴者の操作に対応して、分離ステップ
により分離された主信号、または記憶ステップに記憶さ
れている付加情報を選択して出力する選択ステップとを
含むことを特徴とする。
【００１０】請求項８に記載の提供媒体は、受信したト
ランスポートストリームから、画像信号とそれに付随す
る音声信号からなる主信号のエレメンタリストリーム
と、主信号に対応する付加情報のエレメンタリストリー
ムを分離する分離ステップと、分離ステップにより分離
された付加情報を記録する記録ステップと、視聴者の操
作を受け付ける受付ステップと、受付ステップにより受
け付けられた視聴者の操作に対応して、分離ステップに
より分離された主信号、または記憶ステップに記憶され
ている付加情報を選択して出力する選択ステップとを含
む処理を情報受信装置に実行させるプログラムを提供す
ることを特徴とする。
ランスポートストリームから、画像信号とそれに付随す
る音声信号からなる主信号のエレメンタリストリーム
と、主信号に対応する付加情報のエレメンタリストリー
ムを分離する分離ステップと、分離ステップにより分離
された付加情報を記録する記録ステップと、視聴者の操
作を受け付ける受付ステップと、受付ステップにより受
け付けられた視聴者の操作に対応して、分離ステップに
より分離された主信号、または記憶ステップに記憶され
ている付加情報を選択して出力する選択ステップとを含
む処理を情報受信装置に実行させるプログラムを提供す
ることを特徴とする。
【００１１】請求項１に記載に記載の情報送信装置、請
求項４に記載に記載の情報送信方法、および請求項５に
記載に記載の提供媒体においては、画像信号と音声信号
からなる主信号と、それに対応する付加情報が符号化さ
れ、符号化された付加情報のエレメンタリストリーム
と、主信号のエレメンタリストリームが多重化されてト
ランスポートストリームが生成される。
求項４に記載に記載の情報送信方法、および請求項５に
記載に記載の提供媒体においては、画像信号と音声信号
からなる主信号と、それに対応する付加情報が符号化さ
れ、符号化された付加情報のエレメンタリストリーム
と、主信号のエレメンタリストリームが多重化されてト
ランスポートストリームが生成される。
【００１２】請求項６に記載に記載の情報受信装置、請
求項７に記載に記載の情報受信方法、および請求項８に
記載に記載の提供媒体においては、受信したトランスポ
ートストリームから、画像信号とそれに付随する音声信
号からなる主信号のエレメンタリストリームと、主信号
に対応する付加情報のエレメンタリストリームが分離さ
れ、分離された付加情報が記録される。また、視聴者の
操作が受け付けられ、受け付けられた視聴者の操作に対
応して、分離された主信号、または記憶されている付加
情報が選択されて出力される。
求項７に記載に記載の情報受信方法、および請求項８に
記載に記載の提供媒体においては、受信したトランスポ
ートストリームから、画像信号とそれに付随する音声信
号からなる主信号のエレメンタリストリームと、主信号
に対応する付加情報のエレメンタリストリームが分離さ
れ、分離された付加情報が記録される。また、視聴者の
操作が受け付けられ、受け付けられた視聴者の操作に対
応して、分離された主信号、または記憶されている付加
情報が選択されて出力される。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態（但し一例）を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態（但し一例）を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
【００１４】すなわち、請求項１に記載に記載の情報送
信装置は、画像信号と音声信号からなる主信号と、それ
に対応する付加情報を符号化する符号化手段（例えば、
図８の付加情報エンコーダ４１）と、符号化手段が符号
化した付加情報のエレメンタリストリームと、主信号の
エレメンタリストリームを多重化してトランスポートス
トリームを生成する多重化手段（例えば、図８の多重化
装置１３）とを備えることを特徴とする。
信装置は、画像信号と音声信号からなる主信号と、それ
に対応する付加情報を符号化する符号化手段（例えば、
図８の付加情報エンコーダ４１）と、符号化手段が符号
化した付加情報のエレメンタリストリームと、主信号の
エレメンタリストリームを多重化してトランスポートス
トリームを生成する多重化手段（例えば、図８の多重化
装置１３）とを備えることを特徴とする。
【００１５】また、請求項６に記載の情報受信装置は、
受信したトランスポートストリームから、画像信号とそ
れに付随する音声信号からなる主信号のエレメンタリス
トリームと、前記主信号に対応する付加情報のエレメン
タリストリームを分離する分離手段（例えば、図８の多
重分離装置３２）と、分離手段により分離された付加情
報を記録する記録手段（例えば、図８のメモリ４４）
と、視聴者の操作を受け付ける受付手段（例えば、図８
のリモートコントローラ３５）と、受付手段により受け
付けられた視聴者の操作に対応して、分離手段により分
離された主信号、または記憶手段に記憶されている付加
情報を選択して出力する選択手段（例えば、図８のシス
テムコントローラ３４）とを備えることを特徴とする。
受信したトランスポートストリームから、画像信号とそ
れに付随する音声信号からなる主信号のエレメンタリス
トリームと、前記主信号に対応する付加情報のエレメン
タリストリームを分離する分離手段（例えば、図８の多
重分離装置３２）と、分離手段により分離された付加情
報を記録する記録手段（例えば、図８のメモリ４４）
と、視聴者の操作を受け付ける受付手段（例えば、図８
のリモートコントローラ３５）と、受付手段により受け
付けられた視聴者の操作に対応して、分離手段により分
離された主信号、または記憶手段に記憶されている付加
情報を選択して出力する選択手段（例えば、図８のシス
テムコントローラ３４）とを備えることを特徴とする。
【００１６】但し勿論この記載は、各手段を記載したも
のに限定することを意味するものではない。
のに限定することを意味するものではない。
【００１７】本発明を適用した付加情報送信システムに
ついて説明する前に、デジタル多チャンネル放送システ
ムについて、図１を参照して説明する。なお、本明細書
においてシステムの用語は、複数の装置、手段などによ
り構成される全体的な装置を意味するものである。
ついて説明する前に、デジタル多チャンネル放送システ
ムについて、図１を参照して説明する。なお、本明細書
においてシステムの用語は、複数の装置、手段などによ
り構成される全体的な装置を意味するものである。
【００１８】放送局の放送装置１において、MPEGビデオ
エンコーダ１１−１乃至１１−Ｎ、およびMPEGオーディ
オエンコーダ１２−１乃至１２−Ｎは、それぞれ、各チ
ャネルのプログラム（番組）を構成するビデオ信号、ま
たはオーディオ信号を圧縮符号化し、ビデオエレメンタ
リーストリーム、またはオーディオエレメンタリストリ
ームを生成して、対応する多重化装置１３−１乃至１３
−Ｎに出力するようになされている。多重化装置１３−
１乃至１３−Ｎは、ビデオエレメンタリーストリーム、
およびオーディオエレメンタリストリームを多重化し、
単一のプログラムを構成するトランスポートストリーム
を生成する。EPGデータ作成装置１４は、電子的な番組
案内を行うためのEPG（Electric Program Guide）デー
タを生成する。
エンコーダ１１−１乃至１１−Ｎ、およびMPEGオーディ
オエンコーダ１２−１乃至１２−Ｎは、それぞれ、各チ
ャネルのプログラム（番組）を構成するビデオ信号、ま
たはオーディオ信号を圧縮符号化し、ビデオエレメンタ
リーストリーム、またはオーディオエレメンタリストリ
ームを生成して、対応する多重化装置１３−１乃至１３
−Ｎに出力するようになされている。多重化装置１３−
１乃至１３−Ｎは、ビデオエレメンタリーストリーム、
およびオーディオエレメンタリストリームを多重化し、
単一のプログラムを構成するトランスポートストリーム
を生成する。EPGデータ作成装置１４は、電子的な番組
案内を行うためのEPG（Electric Program Guide）デー
タを生成する。
【００１９】多重化装置１５は、Ｎ個のプログラムのト
ランスポートストリームと、EPGデータを１本のトラン
スポートストリームに多重化し、変調装置１６に出力す
る。変調装置１６は、入力されたトランスポートストリ
ームを伝送メディア２に対応した変調方法で変調する。
トランスポートストリームは、一般に、伝送メディア２
が衛星波である場合はPSK(phase shift keying)変調方
式、地上波である場合はOFDM(orthogonal frequency di
vision multiplex)あるいはVSB(vestigial sideband mo
dulation)変調方式、ケーブルである場合はQAM(quadrat
ure amplitudemodulation)変調方式によってそれぞれ変
調され、伝送メディア２を介して受信装置３に送信され
る。
ランスポートストリームと、EPGデータを１本のトラン
スポートストリームに多重化し、変調装置１６に出力す
る。変調装置１６は、入力されたトランスポートストリ
ームを伝送メディア２に対応した変調方法で変調する。
トランスポートストリームは、一般に、伝送メディア２
が衛星波である場合はPSK(phase shift keying)変調方
式、地上波である場合はOFDM(orthogonal frequency di
vision multiplex)あるいはVSB(vestigial sideband mo
dulation)変調方式、ケーブルである場合はQAM(quadrat
ure amplitudemodulation)変調方式によってそれぞれ変
調され、伝送メディア２を介して受信装置３に送信され
る。
【００２０】受信装置３の復調装置３１は、入力された
信号を復調し、多重分離装置３２に出力する。多重分離
装置３２は、入力されたトランスポートストリームをエ
レメンタリストリームに分離する。EPGデータデコーダ
３３は、視聴者からのチャネル選択を促すために、EPG
データを復号して、電子番組ガイドをテレビジョン受像
機４に出力する。
信号を復調し、多重分離装置３２に出力する。多重分離
装置３２は、入力されたトランスポートストリームをエ
レメンタリストリームに分離する。EPGデータデコーダ
３３は、視聴者からのチャネル選択を促すために、EPG
データを復号して、電子番組ガイドをテレビジョン受像
機４に出力する。
【００２１】この電子番組ガイドに従って、視聴者はリ
モートコントローラ（以下、リモコンと記述する）３５
によってチャネルを選択する。このチャンネル選択の情
報は、リモコン３５からシステムコントローラ３４に赤
外線を利用して供給される。
モートコントローラ（以下、リモコンと記述する）３５
によってチャネルを選択する。このチャンネル選択の情
報は、リモコン３５からシステムコントローラ３４に赤
外線を利用して供給される。
【００２２】システムコントローラ３４は、このチャネ
ル選択の情報を受付け、選択されたチャネルに対応した
ビデオストリーム、およびオーディオストリームを分離
するように、多重分離装置３２を制御する。ビデオスト
リームは、MPEGビデオデコーダ３６によりビデオ信号に
復号される。オーディオストリームは、MPEGオーディオ
デコーダ３７によりオーディオ信号に復号される。復号
されたビデオ信号、およびオーディオ信号は、テレビジ
ョン受像機４に出力されて再生される。
ル選択の情報を受付け、選択されたチャネルに対応した
ビデオストリーム、およびオーディオストリームを分離
するように、多重分離装置３２を制御する。ビデオスト
リームは、MPEGビデオデコーダ３６によりビデオ信号に
復号される。オーディオストリームは、MPEGオーディオ
デコーダ３７によりオーディオ信号に復号される。復号
されたビデオ信号、およびオーディオ信号は、テレビジ
ョン受像機４に出力されて再生される。
【００２３】放送装置１において生成されるトランスポ
ートストリームについて、図２乃至図５を参照して説明
する。
ートストリームについて、図２乃至図５を参照して説明
する。
【００２４】図２は、入力されたビデオ信号、およびオ
ーディオ信号が変換されるPES（Packetized Elementary
Stream）ストリームを説明する図である。ビデオ信号
は、一般にMPEG1(ISO/IEC11172)、またはMPEG2(ISO/IEC
13818)等の方式に従って圧縮符号化され、図示するよう
なビデオビットストリームに符号化される。同様に、オ
ーディオ信号もMPEG1(ISO/IEC11172)、MPEG2(ISO/IEC13
818)、もしくはドルビー社のAC-3等の方法によって圧縮
符号化され、オーディオビットストリームに符号化され
る。ビデオ信号、およびオーディオ信号は、それぞれア
クセスユニットという単位で符号化される。例えば、ビ
デオ信号では１フレームが、またオーディオ信号では10
24サンプルが、それぞれ１個のアクセスユニットとされ
る。
ーディオ信号が変換されるPES（Packetized Elementary
Stream）ストリームを説明する図である。ビデオ信号
は、一般にMPEG1(ISO/IEC11172)、またはMPEG2(ISO/IEC
13818)等の方式に従って圧縮符号化され、図示するよう
なビデオビットストリームに符号化される。同様に、オ
ーディオ信号もMPEG1(ISO/IEC11172)、MPEG2(ISO/IEC13
818)、もしくはドルビー社のAC-3等の方法によって圧縮
符号化され、オーディオビットストリームに符号化され
る。ビデオ信号、およびオーディオ信号は、それぞれア
クセスユニットという単位で符号化される。例えば、ビ
デオ信号では１フレームが、またオーディオ信号では10
24サンプルが、それぞれ１個のアクセスユニットとされ
る。
【００２５】各アクセスユニットは、復号時に同期あわ
せをするために時間情報を同時に記録しておく必要があ
る。この情報は、PTS（Presentation Time Stamp）と呼
ばれる。ビデオビットストリームにおいては、符号化順
序を入れ替える場合があるために復号のための時間情報
も必要とされる。この情報は、DTS(Decoding Time Stam
p)と呼ばれる。これらのPTSとDTSをアクセスユニットに
付随した情報として扱うために、ビデオビットストリー
ム、オーディオビットストリームをパケット化し、この
パケットのヘッダにPTSとDTSを記録している。このパケ
ット化されたストリームは、それぞれビデオPES（Packe
tized Elementary Stream）ストリーム、またはオーデ
ィオPESストリームと呼ばれる。
せをするために時間情報を同時に記録しておく必要があ
る。この情報は、PTS（Presentation Time Stamp）と呼
ばれる。ビデオビットストリームにおいては、符号化順
序を入れ替える場合があるために復号のための時間情報
も必要とされる。この情報は、DTS(Decoding Time Stam
p)と呼ばれる。これらのPTSとDTSをアクセスユニットに
付随した情報として扱うために、ビデオビットストリー
ム、オーディオビットストリームをパケット化し、この
パケットのヘッダにPTSとDTSを記録している。このパケ
ット化されたストリームは、それぞれビデオPES（Packe
tized Elementary Stream）ストリーム、またはオーデ
ィオPESストリームと呼ばれる。
【００２６】図３は、各プログラムのビデオPESストリ
ーム、およびオーディオPESストリームを一本のトラン
スポートストリームに多重化する処理を示している。こ
の処理において、ビデオPESストリーム、およびオーデ
ィオPESストリームは、188バイトを単位とするトランス
ポートパケットに分割されて、１本のトランスポートス
トリームに多重化される。トランスポートパケットは、
トランスポートヘッダとペイロードから構成される。ペ
イロードには、ビデオPESストリーム、またはオーディ
オPESストリームが挿入される。なお、単一のペイロー
ドには、複数の種類のストリームを挿入することはでき
ない。
ーム、およびオーディオPESストリームを一本のトラン
スポートストリームに多重化する処理を示している。こ
の処理において、ビデオPESストリーム、およびオーデ
ィオPESストリームは、188バイトを単位とするトランス
ポートパケットに分割されて、１本のトランスポートス
トリームに多重化される。トランスポートパケットは、
トランスポートヘッダとペイロードから構成される。ペ
イロードには、ビデオPESストリーム、またはオーディ
オPESストリームが挿入される。なお、単一のペイロー
ドには、複数の種類のストリームを挿入することはでき
ない。
【００２７】トランスポートヘッダには、ペイロードに
挿入されているPESストリームの種別を示すための情報
であるPID(Program Identifier)と、受信装置３におい
て復号される時に必要な参照クロックPCR(Program Cloc
k reference)が書き込まれる。
挿入されているPESストリームの種別を示すための情報
であるPID(Program Identifier)と、受信装置３におい
て復号される時に必要な参照クロックPCR(Program Cloc
k reference)が書き込まれる。
【００２８】図４は、チャネルｉ，ｊ，ｋの３本のプロ
グラムに対応したトランスポートストリームを１本のト
ランスポートストリームに多重化する処理を示してい
る。ここで、各チャネルは、例えばチャネルｉが、PID=
Viで指定されるビデオストリームとPID=Aiで指定される
オーディオストリームから構成されるものとする。他の
チャネルも同様である。
グラムに対応したトランスポートストリームを１本のト
ランスポートストリームに多重化する処理を示してい
る。ここで、各チャネルは、例えばチャネルｉが、PID=
Viで指定されるビデオストリームとPID=Aiで指定される
オーディオストリームから構成されるものとする。他の
チャネルも同様である。
【００２９】これらの単一プログラムを含んだトランス
ポートストリームと一緒に、図示するようにPSI(Progra
m Specific Information)が、１本のトランスポートパ
ケットとして多重化される。PSIは、PAT(Program Assoc
iation Table)、PMT（Program Map Table）等から構成
されており、PATおよびPMTがチャネルとPIDの対応付け
を示している（詳細は図５を参照して後述する）。PSI
には、そのほかにもネットワークの特性など放送を受信
するために必要な色々な情報が含まれている。
ポートストリームと一緒に、図示するようにPSI(Progra
m Specific Information)が、１本のトランスポートパ
ケットとして多重化される。PSIは、PAT(Program Assoc
iation Table)、PMT（Program Map Table）等から構成
されており、PATおよびPMTがチャネルとPIDの対応付け
を示している（詳細は図５を参照して後述する）。PSI
には、そのほかにもネットワークの特性など放送を受信
するために必要な色々な情報が含まれている。
【００３０】図５は、チャネル選択の際に参照されるPS
Iの内容を示している。PATは、必ずPID=0をもつトラン
スポートパケットに書かれており、このPATには、各チ
ャネルに対応したPMTのPIDが書かれているので、受信時
においては、PID=0のパケットからPATを探しだし、その
PATを参照すれば、選択したいチャネルに対応したPMTの
PIDを見つけだすことができる。さらに、見つけたPIDか
らPMTを探し出すと、それぞれのPMTには、各プログラム
を構成するビデオ、オーディオが書かれたストリームの
PIDが書かれている。したがって、受信時においては、
受信したいチャネルに対応するPMTを見つけだし、このP
MTの情報から、復号すべきビデオ、オーディオのデータ
のPIDを調べて、そのPIDのビデオ、オーディオストリー
ムを取り出し復号する。このようにPSIを用いることに
より、番組が選択的に受信される。
Iの内容を示している。PATは、必ずPID=0をもつトラン
スポートパケットに書かれており、このPATには、各チ
ャネルに対応したPMTのPIDが書かれているので、受信時
においては、PID=0のパケットからPATを探しだし、その
PATを参照すれば、選択したいチャネルに対応したPMTの
PIDを見つけだすことができる。さらに、見つけたPIDか
らPMTを探し出すと、それぞれのPMTには、各プログラム
を構成するビデオ、オーディオが書かれたストリームの
PIDが書かれている。したがって、受信時においては、
受信したいチャネルに対応するPMTを見つけだし、このP
MTの情報から、復号すべきビデオ、オーディオのデータ
のPIDを調べて、そのPIDのビデオ、オーディオストリー
ムを取り出し復号する。このようにPSIを用いることに
より、番組が選択的に受信される。
【００３１】EPGデータ作成装置１４が作成するEPGデー
タについて、図６を参照して説明する。図６は、電子番
組ガイド（EPG）がテレビジョン受像機４の画面に表示
された例を示している。例えば、現在の時刻が１８時で
ある場合、図に示すように、現在の時刻以降に受信可能
な番組が表示され、リモコン３５によって、各チャネル
の番組が選択可能となっている。選択された番組（チャ
ネルｋのニュース）は、図のように強調されて表示され
る。このようなEPGによって、ユーザは簡単に多数のチ
ャネルの中から所望の番組を選択することが可能とな
る。このEPGデータは、１つのチャネル（チャネルＡ）
が使用されて伝送される。
タについて、図６を参照して説明する。図６は、電子番
組ガイド（EPG）がテレビジョン受像機４の画面に表示
された例を示している。例えば、現在の時刻が１８時で
ある場合、図に示すように、現在の時刻以降に受信可能
な番組が表示され、リモコン３５によって、各チャネル
の番組が選択可能となっている。選択された番組（チャ
ネルｋのニュース）は、図のように強調されて表示され
る。このようなEPGによって、ユーザは簡単に多数のチ
ャネルの中から所望の番組を選択することが可能とな
る。このEPGデータは、１つのチャネル（チャネルＡ）
が使用されて伝送される。
【００３２】EPGを用いた番組選択処理について、図７
のフローチャートを参照して説明する。受信装置３の電
源がオンとされたり、あるいは、視聴者が視聴中の番組
を切り替えるためにEPGを表示させる操作を行うと、ス
テップＳ１において、システムコントローラ３４は、復
調装置３１と多重分離装置３２を制御して、復調装置３
１にEPGデータが含まれるチャンネルＡのトランスポー
トストリームを復調させ、そのトランスポートストリー
ムからチャネルＡを分離させ、EPGデータデコーダ３３
に出力させる。入力されたチャネルＡのトランスポート
ストリームは、EPGデータデコーダ３３で復号され、テ
レビジョン受像機４に出力され、表示される。
のフローチャートを参照して説明する。受信装置３の電
源がオンとされたり、あるいは、視聴者が視聴中の番組
を切り替えるためにEPGを表示させる操作を行うと、ス
テップＳ１において、システムコントローラ３４は、復
調装置３１と多重分離装置３２を制御して、復調装置３
１にEPGデータが含まれるチャンネルＡのトランスポー
トストリームを復調させ、そのトランスポートストリー
ムからチャネルＡを分離させ、EPGデータデコーダ３３
に出力させる。入力されたチャネルＡのトランスポート
ストリームは、EPGデータデコーダ３３で復号され、テ
レビジョン受像機４に出力され、表示される。
【００３３】ステップＳ２において、システムコントロ
ーラ３４は、リモコン３５を用いた視聴者の番組選択操
作を受け付ける。例えば、視聴者がチャネルｘを選択し
たとすると、ステップＳ３において、システムコントロ
ーラ３４は、多重分離装置３２を制御して、PATが書か
れているPID=0のトランスポートパケット（TSパケッ
ト）を抽出させる。
ーラ３４は、リモコン３５を用いた視聴者の番組選択操
作を受け付ける。例えば、視聴者がチャネルｘを選択し
たとすると、ステップＳ３において、システムコントロ
ーラ３４は、多重分離装置３２を制御して、PATが書か
れているPID=0のトランスポートパケット（TSパケッ
ト）を抽出させる。
【００３４】ステップＳ４において、システムコントロ
ーラ３４は、PID=0のパケットからPATを読み出し、その
PATを参照して、チャネルｘに対応するPMTのPID(=Mx)を
抽出する。ステップＳ５において、システムコントロー
ラ３４は、MxのPIDを有するパケットからPMTを読み出
し、そのPMTを参照して、チャネルｘに対応するビデオ
のPID(=Vx)と、オーディオのPID(=Ax)を抽出させ、それ
ぞれのPIDを有するパケットを、MPEGビデオデコーダ３
６、またはMPEGオーディオデコーダ３７に出力させる。
ーラ３４は、PID=0のパケットからPATを読み出し、その
PATを参照して、チャネルｘに対応するPMTのPID(=Mx)を
抽出する。ステップＳ５において、システムコントロー
ラ３４は、MxのPIDを有するパケットからPMTを読み出
し、そのPMTを参照して、チャネルｘに対応するビデオ
のPID(=Vx)と、オーディオのPID(=Ax)を抽出させ、それ
ぞれのPIDを有するパケットを、MPEGビデオデコーダ３
６、またはMPEGオーディオデコーダ３７に出力させる。
【００３５】ステップＳ６において、MPEGビデオデコー
ダ３６はVxのPIDを有するパケットのデータ（ビデオス
トリーム）を復号し、MPEGオーディオデコーダ３７は、
AxのPIDを有するパケットのデータ（オーディオストリ
ーム）を復号して、それぞれをテレビジョン受像機４に
出力する。ステップＳ７において、テレビジョン受像機
４は、入力されたビデオ信号とオーディオ信号を再生す
る。
ダ３６はVxのPIDを有するパケットのデータ（ビデオス
トリーム）を復号し、MPEGオーディオデコーダ３７は、
AxのPIDを有するパケットのデータ（オーディオストリ
ーム）を復号して、それぞれをテレビジョン受像機４に
出力する。ステップＳ７において、テレビジョン受像機
４は、入力されたビデオ信号とオーディオ信号を再生す
る。
【００３６】上述した処理により、デジタル多チャンネ
ル放送システムが実現される。
ル放送システムが実現される。
【００３７】次に、本発明を適用した付加情報送信シス
テムの構成について、図８を参照して説明する。この付
加情報送信システムは、図１に示したデジタル多チャン
ネル放送システムに、付加情報エンコーダ４１−１乃至
４１−Ｎ、付加情報デコーダ４２、およびモデム４３を
追加したものであり、デジタル多チャンネル放送システ
ムにおいて放送されるプログラム（番組）に、さらにプ
ログラム（番組）に関連する付加情報を多重化して放送
するシステムである。
テムの構成について、図８を参照して説明する。この付
加情報送信システムは、図１に示したデジタル多チャン
ネル放送システムに、付加情報エンコーダ４１−１乃至
４１−Ｎ、付加情報デコーダ４２、およびモデム４３を
追加したものであり、デジタル多チャンネル放送システ
ムにおいて放送されるプログラム（番組）に、さらにプ
ログラム（番組）に関連する付加情報を多重化して放送
するシステムである。
【００３８】付加情報エンコーダ４１−１乃至４１−Ｎ
は、付加情報を符号化して付加情報エレメンタリストリ
ームを生成し、多重化装置１３−１乃至１３−Ｎに出力
するようになされている。付加情報デコーダ４２は、多
重分離装置３２から供給された付加情報エレメンタリス
トリームを復号し、テレビジョン受像機４に出力するよ
うになされている。モデム４３は、視聴者の付加情報に
対するインタラクティブな操作に対応し、公衆網（電話
回線）を介して所定のサーバ（図８の例では、通信販売
センタ５１）と情報を通信するようになされている。そ
の他の構成は、図１に示したデジタル多チャンネル放送
システムと同様であるので、その説明は省略する。
は、付加情報を符号化して付加情報エレメンタリストリ
ームを生成し、多重化装置１３−１乃至１３−Ｎに出力
するようになされている。付加情報デコーダ４２は、多
重分離装置３２から供給された付加情報エレメンタリス
トリームを復号し、テレビジョン受像機４に出力するよ
うになされている。モデム４３は、視聴者の付加情報に
対するインタラクティブな操作に対応し、公衆網（電話
回線）を介して所定のサーバ（図８の例では、通信販売
センタ５１）と情報を通信するようになされている。そ
の他の構成は、図１に示したデジタル多チャンネル放送
システムと同様であるので、その説明は省略する。
【００３９】ここで、付加情報について説明する。ビデ
オ信号およびオーディオ信号（主信号）として送信され
る情報には、例えば、商品宣伝用のコマーシャル（Ｃ
Ｍ）が含まれている。しかしながら、ＣＭの放送時間は
数秒間であるので視聴者に伝えることができる情報量に
は限りがある。そこで、ＣＭに関連する詳細な情報を付
加情報として送信し、視聴者の要求に応じて表示するよ
うにする。
オ信号およびオーディオ信号（主信号）として送信され
る情報には、例えば、商品宣伝用のコマーシャル（Ｃ
Ｍ）が含まれている。しかしながら、ＣＭの放送時間は
数秒間であるので視聴者に伝えることができる情報量に
は限りがある。そこで、ＣＭに関連する詳細な情報を付
加情報として送信し、視聴者の要求に応じて表示するよ
うにする。
【００４０】上述したように、ＣＭの放送中にＣＭの付
加情報を表示させるためには、ＣＭの放送が開始される
までに、対応する付加情報が送信されていることが必要
となる。そこで、図９に示すように、ＣＭ１の放送が開
始される（ＣＭ１のビデオストリームおよびオーディオ
ストリームが受信装置３で受信される）前に、対応する
ＣＭ１の付加情報が受信装置３で受信されるように、デ
ータストリームの多重化のスケジューリングが制御され
る。さらに、受信装置３にメモリ４４を設け、そのメモ
リ４４にＣＭの付加情報を記憶させる。これにより、Ｃ
Ｍの放送が終了した後においても、ＣＭの付加情報の表
示が可能となる。
加情報を表示させるためには、ＣＭの放送が開始される
までに、対応する付加情報が送信されていることが必要
となる。そこで、図９に示すように、ＣＭ１の放送が開
始される（ＣＭ１のビデオストリームおよびオーディオ
ストリームが受信装置３で受信される）前に、対応する
ＣＭ１の付加情報が受信装置３で受信されるように、デ
ータストリームの多重化のスケジューリングが制御され
る。さらに、受信装置３にメモリ４４を設け、そのメモ
リ４４にＣＭの付加情報を記憶させる。これにより、Ｃ
Ｍの放送が終了した後においても、ＣＭの付加情報の表
示が可能となる。
【００４１】図１０は、付加情報が多重化されたトラン
スポートストリームのPMTを示している。各PMTには、プ
ログラム（いまの場合、ＣＭ）を構成するビデオ、オー
ディオが書かれたストリームのパケットのPIDに加え
て、付加情報ストリームを含むパケットのPIDが書かれ
ている。
スポートストリームのPMTを示している。各PMTには、プ
ログラム（いまの場合、ＣＭ）を構成するビデオ、オー
ディオが書かれたストリームのパケットのPIDに加え
て、付加情報ストリームを含むパケットのPIDが書かれ
ている。
【００４２】次に、付加情報送信システムの付加情報表
示処理について、ＣＭの付加情報を例とし、図１１のフ
ローチャートを参照して説明する。ステップＳ１１にお
いて、受信装置３のシステムコントローラ３４は、ＣＭ
付加情報を受信すると、その付加情報をメモリ４４に記
憶させる。
示処理について、ＣＭの付加情報を例とし、図１１のフ
ローチャートを参照して説明する。ステップＳ１１にお
いて、受信装置３のシステムコントローラ３４は、ＣＭ
付加情報を受信すると、その付加情報をメモリ４４に記
憶させる。
【００４３】ステップＳ１２において、システムコント
ローラ３４は、付加情報の存在を視聴者に通知するた
め、図１２(A)に示すように、例えば、「詳細な情報が
あります。［詳細］ボタンを押して下さい」のようなメ
ッセージを発生し、これをMPEGデコーダ３６に出力し、
ステップＳ１１で受信したＣＭ付加情報に対応したＣＭ
の画像に重畳させて、テレビジョン受像機４に出力し、
表示させる。
ローラ３４は、付加情報の存在を視聴者に通知するた
め、図１２(A)に示すように、例えば、「詳細な情報が
あります。［詳細］ボタンを押して下さい」のようなメ
ッセージを発生し、これをMPEGデコーダ３６に出力し、
ステップＳ１１で受信したＣＭ付加情報に対応したＣＭ
の画像に重畳させて、テレビジョン受像機４に出力し、
表示させる。
【００４４】この表示を見た視聴者により、リモコン３
５に設けられた「詳細ボタン」を押下されると、その操
作信号がリモコン３５からシステムコントローラ３４に
出力される。ステップＳ１３において、システムコント
ローラ３４は、リモコン３５からの操作信号を受け付け
る。
５に設けられた「詳細ボタン」を押下されると、その操
作信号がリモコン３５からシステムコントローラ３４に
出力される。ステップＳ１３において、システムコント
ローラ３４は、リモコン３５からの操作信号を受け付け
る。
【００４５】ステップＳ１４において、付加情報デコー
ダ４２は、システムコントローラ３４の制御により、メ
モリ４４からＣＭ付加情報を読み出して復号し、テレビ
ジョン受像機４に出力する。これにより、テレビジョン
受像機４は、例えば、図１２(B)に示すように、付加情
報のメニュー画面を表示する。
ダ４２は、システムコントローラ３４の制御により、メ
モリ４４からＣＭ付加情報を読み出して復号し、テレビ
ジョン受像機４に出力する。これにより、テレビジョン
受像機４は、例えば、図１２(B)に示すように、付加情
報のメニュー画面を表示する。
【００４６】ステップＳ１５において、システムコント
ローラ３４は、メニュー画面を見た視聴者によるリモコ
ン３５への選択操作を受け付ける。ステップＳ１６にお
いて、システムコントローラ３４は、ステップＳ１５で
受け付けた視聴者の選択操作に対応して、メモリ４４か
らさらに必要なデータを読み出し、復号、表示させ、さ
らに必要な処理を実行する。
ローラ３４は、メニュー画面を見た視聴者によるリモコ
ン３５への選択操作を受け付ける。ステップＳ１６にお
いて、システムコントローラ３４は、ステップＳ１５で
受け付けた視聴者の選択操作に対応して、メモリ４４か
らさらに必要なデータを読み出し、復号、表示させ、さ
らに必要な処理を実行する。
【００４７】例えば、ステップＳ１５でリモコン３５の
「１ボタン」が押下された場合、テレビジョン受像機４
には、図１２(C)に示すように、商品の詳細な説明が表
示され、さらに画面下側に「商品を購入しますか？[Y/
N]」と表示される。ここで、視聴者がリモコン３５に設
けられている「Ｙボタン」を押下すると、その情報がシ
ステムコントローラ３４に受け付けられ、商品購入情報
（商品名、クレジットカード番号等）が、モデム４３に
より公衆網を介して通信販売センタ５１に送信される。
「１ボタン」が押下された場合、テレビジョン受像機４
には、図１２(C)に示すように、商品の詳細な説明が表
示され、さらに画面下側に「商品を購入しますか？[Y/
N]」と表示される。ここで、視聴者がリモコン３５に設
けられている「Ｙボタン」を押下すると、その情報がシ
ステムコントローラ３４に受け付けられ、商品購入情報
（商品名、クレジットカード番号等）が、モデム４３に
より公衆網を介して通信販売センタ５１に送信される。
【００４８】また、ステップＳ１５でリモコン３５の
「２ボタン」が押下された場合、テレビジョン受像機４
には、図１２(D)に示すように、「カタログ請求中」と
表示され、モデム４３により公衆網を介して通信販売セ
ンタ５１にカタログの送付を要求する情報が送信され
る。
「２ボタン」が押下された場合、テレビジョン受像機４
には、図１２(D)に示すように、「カタログ請求中」と
表示され、モデム４３により公衆網を介して通信販売セ
ンタ５１にカタログの送付を要求する情報が送信され
る。
【００４９】さらに、ステップＳ１５でリモコン３５の
「３ボタン」が押下された場合、テレビジョン受像機４
には、図１２(E)に示すように、ＣＭの内容に関する問
い合わせ先として、商品販売元の住所や電話番号が表示
される。
「３ボタン」が押下された場合、テレビジョン受像機４
には、図１２(E)に示すように、ＣＭの内容に関する問
い合わせ先として、商品販売元の住所や電話番号が表示
される。
【００５０】上述したように、ＣＭ放送中に視聴者の操
作に対応して、ＣＭに関連する情報を表示し、さらには
商品の発注等を自動的に行うことができる。
作に対応して、ＣＭに関連する情報を表示し、さらには
商品の発注等を自動的に行うことができる。
【００５１】なお、上記各処理を行うコンピュータプロ
グラムは、磁気ディスク、CD-ROM等の情報記録媒体より
なる提供媒体のほか、インターネット、デジタル衛星な
どのネットワーク提供媒体を介してユーザに提供するこ
とができる。
グラムは、磁気ディスク、CD-ROM等の情報記録媒体より
なる提供媒体のほか、インターネット、デジタル衛星な
どのネットワーク提供媒体を介してユーザに提供するこ
とができる。
【００５２】
【発明の効果】以上のように、請求項１に記載に記載の
情報送信装置、請求項４に記載の情報送信方法、および
請求項５に記載の提供媒体によれば、付加情報と主信号
が多重化されてトランスポートストリームが生成されよ
うにし、請求項６に記載に記載の情報受信装置、請求項
７に記載の情報受信方法、および請求項８に記載の提供
媒体によれば、受信されたトランスポートストリームか
ら付加情報が分離されて記憶され、視聴者の操作に対応
して読み出されるようにしたので、視聴者のインタラク
ティブな操作に対応して付加情報を表示させることが可
能となる。
情報送信装置、請求項４に記載の情報送信方法、および
請求項５に記載の提供媒体によれば、付加情報と主信号
が多重化されてトランスポートストリームが生成されよ
うにし、請求項６に記載に記載の情報受信装置、請求項
７に記載の情報受信方法、および請求項８に記載の提供
媒体によれば、受信されたトランスポートストリームか
ら付加情報が分離されて記憶され、視聴者の操作に対応
して読み出されるようにしたので、視聴者のインタラク
ティブな操作に対応して付加情報を表示させることが可
能となる。
【図１】デジタル多チャンネル放送システムの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図２】ビデオ、およびオーディオビットストリームの
パケット化を説明する図である。
パケット化を説明する図である。
【図３】PESストリームからトランスポートストリーム
へのパケット化を説明する図である。
へのパケット化を説明する図である。
【図４】複数のチャンネルのトランスポートストリーム
とPSIとの多重化を説明する図である。
とPSIとの多重化を説明する図である。
【図５】PSIを説明する図である。
【図６】EPGの例を示す図である。
【図７】EPGを用いた番組選択処理を説明するフローチ
ャートである。
ャートである。
【図８】本発明を適用した付加情報送信システムの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図９】付加情報が多重化されるタイミングを説明する
図である。
図である。
【図１０】PSIを説明する図である。
【図１１】図８の受信装置３の付加情報表示処理を説明
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図１２】付加情報の例を示す図である。
１ 放送装置， ２ 伝送メディア， ３ 受信装置，
４ テレビジョン受像機， １１ MPEGビデオエンコ
ーダ， １２ MPEGオーディオエンコーダ，１３ 多重
化装置， １４ EPGデータ作成装置， １５ 多重化
装置， １６変調装置， ３１ 復調装置， ３２ 多
重分離装置， ３３ EPGデータデコーダ， ３４ シ
ステムコントローラ， ３５ リモートコントローラ，
３６ MPEGビデオデコーダ， ３７ MPEGオーディオ
デコーダ， ４１ 付加情報エンコーダ， ４２ 付加
情報デコーダ， ４３ モデム
４ テレビジョン受像機， １１ MPEGビデオエンコ
ーダ， １２ MPEGオーディオエンコーダ，１３ 多重
化装置， １４ EPGデータ作成装置， １５ 多重化
装置， １６変調装置， ３１ 復調装置， ３２ 多
重分離装置， ３３ EPGデータデコーダ， ３４ シ
ステムコントローラ， ３５ リモートコントローラ，
３６ MPEGビデオデコーダ， ３７ MPEGオーディオ
デコーダ， ４１ 付加情報エンコーダ， ４２ 付加
情報デコーダ， ４３ モデム
Claims (8)
- 【請求項１】 符号化された画像信号とそれに付随する
音声信号を送信する情報送信装置において、 前記画像信号と前記音声信号からなる主信号と、それに
対応する付加情報を符号化する符号化手段と、 前記符号化手段が符号化した前記付加情報のエレメンタ
リストリームと、前記主信号のエレメンタリストリーム
を多重化してトランスポートストリームを生成する多重
化手段とを備えることを特徴とする情報送信装置。 - 【請求項２】 前記多重化手段は、前記付加情報が、対
応する前記主信号よりも先に送信されるように多重化す
ることを特徴とする請求項１に記載の情報送信装置。 - 【請求項３】 前記主信号はＣＭの信号であり、前記付
加情報は、視聴者が、前記ＣＭにより宣伝される商品に
関連するサービスの提供を受けるための情報であること
を特徴とする請求項２に記載の情報送信装置。 - 【請求項４】 符号化された画像信号とそれに付随する
音声信号を送信する情報送信方法において、 前記画像信号と前記音声信号からなる主信号と、それに
対応する付加情報を符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップで符号化した前記付加情報のエレメ
ンタリストリームと、前記主信号のエレメンタリストリ
ームを多重化してトランスポートストリームを生成する
多重化ステップとを含むことを特徴とする情報送信方
法。 - 【請求項５】 符号化された画像信号とそれに付随する
音声信号を送信する情報送信装置に、 前記画像信号と前記音声信号からなる主信号と、それに
対応する付加情報を符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップで符号化した前記付加情報のエレメ
ンタリストリームと、前記主信号のエレメンタリストリ
ームを多重化してトランスポートストリームを生成する
多重化ステップとを含む処理を実行させるプログラムを
提供することを特徴とする提供媒体。 - 【請求項６】 受信したトランスポートストリームか
ら、画像信号とそれに付随する音声信号からなる主信号
のエレメンタリストリームと、前記主信号に対応する付
加情報のエレメンタリストリームを分離する分離手段
と、 前記分離手段により分離された前記付加情報を記録する
記録手段と、 視聴者の操作を受け付ける受付手段と、 前記受付手段により受け付けられた前記視聴者の操作に
対応して、前記分離手段により分離された前記主信号、
または前記記憶手段に記憶されている付加情報を選択し
て出力する選択手段とを備えることを特徴とする情報受
信装置。 - 【請求項７】 受信したトランスポートストリームか
ら、画像信号とそれに付随する音声信号からなる主信号
のエレメンタリストリームと、前記主信号に対応する付
加情報のエレメンタリストリームを分離する分離ステッ
プと、 前記分離ステップにより分離された前記付加情報を記録
する記録ステップと、 視聴者の操作を受け付ける受付ステップと、 前記受付ステップにより受け付けられた前記視聴者の操
作に対応して、前記分離ステップにより分離された前記
主信号、または前記記憶ステップに記憶されている付加
情報を選択して出力する選択ステップとを含むことを特
徴とする情報受信方法。 - 【請求項８】 受信したトランスポートストリームか
ら、画像信号とそれに付随する音声信号からなる主信号
のエレメンタリストリームと、前記主信号に対応する付
加情報のエレメンタリストリームを分離する分離ステッ
プと、 前記分離ステップにより分離された前記付加情報を記録
する記録ステップと、 視聴者の操作を受け付ける受付ステップと、 前記受付ステップにより受け付けられた前記視聴者の操
作に対応して、前記分離ステップにより分離された前記
主信号、または前記記憶ステップに記憶されている付加
情報を選択して出力する選択ステップとを含む処理を情
報受信装置に実行させるプログラムを提供することを特
徴とする提供媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7378598A JPH11275536A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 情報送信装置および方法、情報受信装置および方法、並びに提供媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7378598A JPH11275536A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 情報送信装置および方法、情報受信装置および方法、並びに提供媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11275536A true JPH11275536A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13528209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7378598A Pending JPH11275536A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 情報送信装置および方法、情報受信装置および方法、並びに提供媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11275536A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2002091990A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-03-29 | Sony Corp | オンデマンド画像配信サーバ、画像資源データベース、クライアント端末、及び検索結果表示方法 |
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-
1998
- 1998-03-23 JP JP7378598A patent/JPH11275536A/ja active Pending
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