JPH11275234A - 自動受付通知抽選システム及びそれを用いた自動受付通知抽選方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】電話応募抽選に於ける電話応募の受付・抽選実
施・当選発表の一連の作業を短時間内に一貫自動処理で
きる抽選システムと抽選方法の提供。 【解決手段】計時手段と、応募電話の発信電話番号情報
を読み取り入力して自動応答する自動受付装置と、当選
者に自動通知する自動ダイヤル装置と、応答・通知のた
めの定型音声情報を選択再生する再生装置を備え、予め
プログラムされたタイムスケジュールの下でこれらを経
時的に作動制御するとともに抽選処理の演算を実行する
自動受付通知抽選システム及びそれを用いた自動受付通
知抽選方法。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は自動受付通知抽選シ
ステム及びそれを用いた自動受付通知抽選方法、さらに
詳しくは、抽選に対する電話応募の受付と抽選実施と当
選者への電話通知を予めプログラムした厳密なタイムス
ケジュールの下でコンピュータ制御により一貫して自動
処理する自動受付通知抽選システム及びそれを用いた自
動受付通知抽選方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】各種商品、サービス、便宜を賞品として
無作為抽出で決定された当選者に提供する抽選の運営・
実施に際して、電話による応募を受け付ける方法が従来
から広く採用されている。これは、主として電話応募に
於ける応募者の負担が葉書・書面の郵送応募や出頭応募
に比して簡便であり、より多くの応募者を募ることが期
待できるためである。元来、抽選による商品やサービス
等の選別提供は、抽選実施を知らしめさらには応募と言
う直接行動を契機として、提供する商品、サービス、提
供者に関する認識と関心を獲得しようとするものである
から、応募方法が簡便でより多くの応募者が参加できる
ことは抽選一般の目的に適うものと言える。例えば、テ
レビやラジオ放送に於ける各種抽選の実施を見ても、商
品提供スポンサーなどが提供商品や自らの知名度を伝搬
させ向上させる手段としてより簡便に応募できる実施方
法を望むこと、及びこれら放送番組と視聴者の関係が日
常的でありながら対面関係にないことなどから、電話応
募による抽選実施も好まれ採用される場合も少なくな
い。

【０００３】しかしながら、応募者にとって簡便な抽選
への電話応募も抽選の運営実施者にとっては決して簡便
なものではなく、葉書・書面の郵送応募や出頭応募に優
るとも劣らない繁雑な作業と経費の負担を強いている。
これは、一つには電話応募の受付が多数のオペレーター
による集中的な電話応答作業とその後の多大な整理・記
録作業が不可避的に伴うためであり、他には電話応募と
いう音声手段による応募と受付が応募者特定ほかに不確
定要素や過誤を含み易く、他の応募手段には伴わない過
大な情報確認作業を求めるためである。例えば、テレビ
やラジオ放送に於いて好まれる電話応募抽選実施に於い
ても、過密なタイムスケジュールに従う放送実施と平行
して抽選を運営・実施することは作業・経費ともに負担
の大きいところで、この負担は商品を提供し或いは制作
費を負担するスポンサーなどが負わねばならず、改善が
強く望まれていた。また、テレビやラジオ放送の視聴中
乃至視聴後に於ける電話による簡便な抽選応募は、応募
者に即時の受付完了を意識させ抽選実施者側の煩雑な作
業に思い至らせるところがないため、迅速な抽選実施と
当選発表（多くは、電話応募をした視聴放送番組時間枠
内での抽選実施と当選発表）を期待させてしまう。しか
し、通常方法での抽選実施より作業負担の多い電話応募
抽選に於いてかかる迅速な運営・実施は到底なし難いと
ころであり、視聴者＝応募者の期待と現実の作業運営の
間には埋め難い乖離が生じてしまっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の問題に鑑み、抽選に対する電話応募の受付と抽選実施
と当選者発表の一連の作業を、コンピュータ制御により
短時間の内に自動処理する抽選システムとその抽選方法
を提供することを課題とするものであり、特にテレビや
ラジオ放送に於ける電話応募抽選の実施に資する厳密な
タイムスケジュールの下で短時間に一貫した自動処理を
行うことができる抽選システムと抽選方法の提供を課題
とする

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、各種抽選に対
する電話応募の応募者特定と受付から抽選さらには当選
者への通知に至る一連の作業処理が応募者の電話番号を
対象とすることにより容易に行うことができ、且つこの
応募者の応募電話番号が日本電信電話株式会社（略称Ｎ
ＴＴ）の発信電話番号表示サービスによって呼び出し信
号の着信時に入手できることに着目したもので、この発
信電話番号情報を用いた応募受付・抽選実施・当選者通
知の一連の作業をコンピュータ制御により予めプログラ
ムした厳密なタイムスケジュールの下で一貫した自動処
理として実施することができる自動受付通知抽選システ
ム及びそれを用いた自動受付通知抽選方法を提供し、こ
れにより課題を解決するものである。即ち、本発明は、
タイムスケジュールされた設定時間を計時する計時手段
と、応募電話の発信電話番号情報を読み取り入力すると
ともに受付応答する自動受付装置と、当選者の電話番号
回線に発信して当選通知を行う自動ダイヤル装置と、応
答・通知の自動通話のための定型音声情報を選択再生す
る再生装置と、これらの装置及び手段を予めプログラム
されたタイムスケジュールに従って経時的に作動制御す
るとともに入力された応募電話番号を記憶して抽選の演
算処理を行う手段とからなる、自動受付通知抽選システ
ム及びそれを用いた自動受付通知抽選方法を提供するも
のである。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明による自動受付通知抽選シ
ステムは、予めタイムスケジュールされた所定の設定時
間を計時して当該時に信号を発信する計時手段（タイ
マ）、回線接続のために交換局から発せられる呼び出し
信号に乗せられた電話応募者の発信電話番号情報を自動
的に読み取って入力する手段と着信回線を自動的に接続
するとともに応募受付の応答通話を行い通話終了後に終
了信号を発信し或いは回線を切断する手段を有してなる
自動受付装置、並びに当選者の電話番号回線に自動的に
ダイヤル発信し接続後に当選通知を行う自動ダイヤル装
置、及び応募受付応答と当選通知の自動通話のために予
め録音された複数種類の定型音声情報を選択再生する再
生装置を備えてなる。

【０００７】これらの装置及び手段の全ては、予めプロ
グラムされた作業の設定時間（応募受付開始時間、応募
受付締切時間、当選発表開始時間、当選発表終了時間）
と手順（応募受付開始とともに受付電話の電話番号を読
み取り入力して受付応答を行い、受付締切とともに着信
電話の電話番号の読み取り入力を停止して締切応答を行
い、記憶蓄積された応募電話番号を抽選実施し、決定さ
れた当選電話番号を出力して自動通知する）に従ってコ
ンピュータにより経時的に作動制御するとともに、併せ
て当該コンピュータによって入力された電話応募者の発
信電話番号情報を記憶・蓄積した上で所定当選者数に照
応する数の電話番号の抽選処理（ランダム抽出の演算）
を行うことを特徴とする。

【０００８】本発明による自動受付通知抽選方法は、所
定の設定時間を計時して信号を発信する計時手段（タイ
マ）、呼び出し信号に乗せられた発信電話番号情報を読
み取り入力する手段と着信回線を自動的に接続し応答通
話する手段からなる自動受付装置、指定電話番号回線に
自動的にダイヤル発信して通話を行う自動ダイヤル装
置、自動通話のための複数種類の定型音声情報を選択再
生する再生装置を設け、予めプログラムされ計時手段
（タイマ）によって計時される作業（応募受付開始、応
募受付締切、当選発表開始、当選発表終了）の設定時間
に基づいて、設定された応募受付開始時間と応募受付締
切時間の間に応募電話が着信したとき、その発信電話番
号情報を読み取り入力して主記憶装置（メモリ）に記憶
するとともに、再生装置を作動させて応募受付の定型音
声情報を再生して自動応答し、応募受付締切時間に至っ
たとき、再生装置の定型音声情報を受付締切の定型音声
情報に切り替えて着信電話に対して締切の自動応答をす
るとともに、着信電話の発信電話番号情報の読み取り入
力を停止し、設定された当選発表開始時間までの間にメ
モリに記憶・蓄積された応募者の電話番号リストから設
定された当選者数に照応する数の電話番号をランダム抽
出して当選電話番号を決定し、設定された当選発表開始
時間に至ったときに、当選電話番号を出力して自動ダイ
ヤル装置を作動させるとともに再生装置を作動させて当
選通知の定型音声情報を再生し当選電話番号回線に自動
発信・通知し、設定された当選発表終了時間を以て一連
の処理を終了することを特徴とする。

【０００９】このように、本発明に係る自動受付通知抽
選システム及びそれを用いた自動受付通知抽選方法は、
予め設定されプログラムされた作業時間と作業手順の厳
密なタイムスケジュールの下で、抽選に対する電話応募
の受付開始から締切までは着信した応募電話の発信電話
番号を自動読み取り入力して記憶するとともに受付の自
動応答を行い、締切以降処理終了までの着信電話に対し
ては受付締切の自動応答を行う一方、当選発表開始まで
に記憶・蓄積された電話番号から当選電話番号を自動抽
選し、当選発表開始とともに当該当選電話番号に自動ダ
イヤルで当選の自動通知を行うものであり、抽選に対す
る電話応募の受付から抽選の実施と当選通知迄に要する
一連の必要な作業の全てをプログラムに基づくコンピュ
ータ制御により一貫して自動処理するものである。

【００１０】さらに、この一連の自動処理は予めプログ
ラムされた時間設定の下で制御されるから、対象となる
抽選の当選者数、テレビ、ラジオ放送と連動実施する際
の放送時間枠などに合わせて任意に設定することがで
き、また同一時間関係で反復実施することも、異なる時
間関係で連続若しくは間欠実施することも任意である。
このような場合、メモリに記憶された電話応募の電話番
号情報（及びこの電話番号リストに書き込むことができ
る当選電話番号情報）は、実施抽選毎に抽選別案件ファ
イルとして外部記憶装置に記憶・蓄積することが好まし
い。

【００１１】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例につ
いて説明する。図３、図４は、テレビ放送と連動しテレ
ビ放送の経時的制御と照応する（或いは同一の）設定時
間の下で利用・実施する本発明の実施例の構成とその処
理手順を示している。本実施例に於いて、本発明に係る
自動受付通知抽選システムは、プログラムされた作業の
設定時間を計時する第２タイマ３、応募電話の発信電話
番号情報を読み取り入力する手段と応募電話に自動応答
する手段からなる自動受付装置５、当選者の電話番号回
線に自動ダイヤル発信して自動通知を行う自動ダイヤル
装置６、この自動応答と自動通知のための定型音声情報
を選択再生する再生装置７を備え、入力された発信電話
番号を記憶・蓄積すべきメモリ２（主記憶装置）と、こ
れら装置及び手段の作動をプログラムされたタイムスケ
ジュールに従って経時的に制御するとともに、メモリ２
に記憶・蓄積された電話応募者の発信電話番号から所定
当選者数に照応する数の電話番号を抽選（ランダム抽出
の演算）するための第２ＣＰＵ１（中央演算装置）と、
上記制御すべき装置及び手段と接続し信号を入出力する
ための入出力インタ・フェイス４を有している。

【００１２】また、本実施例では、出力された当選電話
番号を所定の定型視覚表示にして視認しテレビ放送画面
に出力するためのディスプレイ１０と、当選者への自動
通知時にその郵便番号・住所・氏名の音声応答を得て録
音すべき録音装置９を第２ＣＰＵ１に接続した。（録音
装置９は自動通知時に相手方の音声情報を自動録音する
もので、一連の自動処理に属している。但し、録音され
た郵便番号・住所・氏名などの音声情報は、爾後に再生
・記録して抽選賞品の発送作業時などに資料として用い
るものであり、本発明による一連の自動処理の範囲には
属さない。）さらに、本実施例では、応募電話の着信回
線処理と接続の効率化のために、自動受付装置５の前施
設及び自動ダイヤル装置６の後施設としてＮＴＴの総合
デジタル通信網（ＩＳＤＮ、ＮＴＴ使用名称ＩＮＳ）を
用いるとともに、回線ボード１１とデジタル端末接続器
（ＤＳＵ）１２を付設している。

【００１３】ここで、本実施例に於ては、第２タイマ３
で計時すべきタイムスケジュールを連動するテレビ放送
のタイムスケジュールに厳密に照応させており、放送番
組内で予告された応募受付開始時間（第１設定時間）、
その５分後の応募受付締切時間（第２設定時間）、同じ
くその５０秒後の当選発表開始時間（第３設定時間）、
その５分後の当選発表終了時間（第４設定時間）、の４
種類を設定時間としてプログラムしている。

【００１４】また、再生装置７に内蔵し選択再生すべき
定型音声情報としては、受付応答用の音声（例えば、
「応募を受け付けました。」）、受付締切後の応答用の
音声（例えば、「現在、受付はしていません。」）、当
選通知用の音声（例えば、「おめでとうございます。貴
方が当選されました。貴方の郵便番号・ご住所・お名前
をお聞かせ下さい。どうぞ！」）、の３種類を用意して
いる。

【００１５】本発明は、本実施例に於いて以上のように
構成してなるから、第２タイマ３を作動させ（図４、ス
テップ３１）予めプログラムされた第１設定時間乃至第
４設定時間までの設定時間を順次に計時することで、連
動するテレビ放送によってテレビ受像機２１に放映され
る番組内で予告された応募受付開始時間＝第１設定時間
の到来（ステップ３２）とともに、第２タイマ３が発信
する信号に基づいて自動受付装置５が作動を開始（ステ
ップ３３）し、応募受付締切時間＝第２設定時間迄の５
分間に亘り着信した応募電話の発信電話番号情報を読み
取り入力してメモリ２に記憶させるとともに（ステップ
３５，３６，３８）、再生装置７を作動させて受付応答
用の定型音声「応募を受け付けました。」で自動応答す
る（ステップ３７）。

【００１６】応募受付締切時間＝第２設定時間に至った
場合には、第２タイマ３が発信する信号に基づいて再生
装置７の応答用の定型音声を受付締切用の定型音声「現
在、受付はしていません。」に切り替えて以後の着信電
話に自動応答する（ステップ３４、４５乃至４７）とと
もに、着信電話の発信電話番号情報の読み取り入力を停
止（ステップ４４）し、５０秒後の当選発表開始時間＝
第３設定時間迄の間にメモリ２に記憶・蓄積された応募
電話番号リストから所定の当選者数に照応する数の電話
番号を当選電話番号としてランダム抽出する（ステップ
４０，４１）。ここで、本実施例では、決定された当選
電話番号のリストを作成するとともに、既に作成されて
いる応募電話番号リストに書き込み、これを当該抽選分
のファイルとして外部記憶装置（図面上は省略）に記憶
させている（ステップ４２，４３）。

【００１７】さらに、当選発表開始時間＝第３設定時間
に至ると、第２タイマ３が発信する信号に基づいて、自
動ダイヤル装置６を作動させるとともに演算・決定しリ
ストを作成した当選電話番号を出力し、５分後の当選発
表終了時間＝第４設定時間迄の間に当該当選電話番号へ
自動ダイヤル発信するとともに再生装置７を作動させて
当選通知用の定型音声「おめでとうございます。貴方が
当選されました。」を自動通知する（ステップ４９乃至
５１）。

【００１８】尚、本実施例では、上記の自動当選通知時
の定型音声として「おめでとうございます。貴方が当選
されました。貴方の郵便番号・ご住所・お名前をお聞か
せ下さい。どうぞ！」を用いており、この自動ダイヤル
通知時に再生装置７とともに録音装置９も作動させ、当
選者が口頭で応答・申告する郵便番号・住所・氏名を自
動録音する（ステップ５３）ものとしている。

【００１９】また、本実施例では、出力された当選電話
番号を設定された定型の視覚態様でディスプレイ１０に
も表示（ステップ５２）して確認するとともに、この映
像情報を接続された放送制御用のコンピュータ（第１Ｃ
ＰＵ１５、メモリ１６、タイマ１７）に送ってその制御
の下でテレビ放送し電話応募者などが視聴しているテレ
ビ受像機２１に放映している。

【００２０】以上の一連の処理を行い当選発表終了時間
＝第４設定時間が到来すると、第２タイマ３が発信する
信号に基づき、本発明による自動処理を終了する（ステ
ップ５４）。但し、本発明の構成から明らかなように、
第１設定時間から第４設定時間を１単位として、所望の
時間設定により任意単位数の抽選処理をタイムスケジュ
ールできるから、連続的或いは間欠的に設定して実施で
きることは勿論である。

【００２１】尚、本実施例に於いて用いるべき装置及び
手段のそれぞれ自体は従来公知のもので足りる。即ち、
計時手段である第２タイマ３は、プログラムされた設定
時間に電気信号を発すれば足り、自動受付装置５は少な
くとも着信電話回線を接続乃至開放するとともに呼び出
し信号に乗せられた発信電話番号情報（信号）を受信し
て第２ＣＰＵ１・メモリ２へ送る回路を有するだけでも
よく、自動ダイヤル装置６も出力された当選電話番号の
数のパルス電流を発信して発信電話回線を接続乃至開放
できればよい。同様に、再生装置７も、所定の定型音声
情報を録音した媒体である磁気テープ乃至ＣＤを内蔵
し、選択した定型音声情報を頭出し再生できるものであ
れば足りる。その他、録音装置９、ディスプレイ１０に
ついても同様である。

【００２２】また、本実施例では、連動するテレビ放送
とは分散した制御方法で本発明を実施するものとし、テ
レビ放送の各放送ユニットと放送時間を経時的に制御す
るコンピュータ（第１ＣＰＵ１５、メモリ１６、入出力
インタ・フェイス１８、第１タイマ１７）とは別個の制
御・演算手段（第２ＣＰＵ１、メモリ２、第２タイマ
３、入出力インタ・フェイス４）を設けて分散処理乃至
多重処理を行った。しかし、本発明は予めプログラムさ
れたタイムスケジュールの下でコンピュータによる経時
的な作動制御と抽選のための演算がなされれば足りるか
ら、一台のコンピュータによって放送制御と本発明の実
施を行う実施態様を排除するものではない。

【００２３】さらに、本発明は電話による応募をその対
象とするとともに短時間の間に応募受付から当選発表・
通知迄の一連の作業処理を一貫して自動処理するもので
あるから、本実施例の如くテレビやラジオなどの放送と
連動し同期させて実施する場合に高い実益と効果がある
が、その実施がテレビ・ラジオ放送との連動に限定され
るべき所はなく、その構成も図１の系統図に示す如く、
タイマ３、自動受付装置５、自動ダイヤル装置６、再生
装置７を備え、ＣＰＵ１、メモリ２、入出力インタ・フ
ェイス４などによりこれらを予めプログラムされたタイ
ムスケジュールに従って経時的に制御する手段をが利用
できれば足りる。

【００２４】加えて、本実施例では回線処理と接続の効
率化のためＮＴＴの総合デジタル通信網を用いるものと
し、回線ボード１１とデジタル端末接続器（ＤＳＵ）１
２を付設したが、これらは勿論本発明に必須の構成要素
をなすものではない。

【００２５】併せて、図１、図２に於いて応募電話の発
信手段として在来型の電話機２２を明示したが、これも
応募電話の発信手段を限定するものではなく、自動受付
装置５で発信電話番号情報を読み取り入力して自動応答
できる限りその発信手段の如何は問わない。

【００２６】

【発明の効果】以上のように、本発明に係る自動受付通
知抽選システム及びそれを用いた自動受付通知抽選方法
は、電話応募による抽選の実施に際して応募電話の発信
電話番号情報を用いてその実施作業を制御・運営するか
ら、応募受付から抽選と当選者発表に至る一連の抽選作
業を、予め設定されプログラムされた厳密なタイムスケ
ジュールの下で、極めて短時間の内に、一貫した自動処
理で行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る自動受付通知抽選システムの系統
図。

【図２】本発明に係る自動受付通知抽選システムの一実
施例の系統図。

【図３】本発明に係る自動受付通知抽選システム及びそ
れを用いた自動受付通知抽選方法の一実施例の処理手順
を示すフロー・チャート。

【符号の説明】

１ ＣＰＵ（第２ＣＰＵ） ２ メモリ ３ タイマ（第２タイマ） ４ 入出力インタ・フェイス ５ 自動受付装置 ６ 自動ダイヤル装置 ７ 再生装置 ８ 制御装置 ９ 録音装置 １０ ディスプレイ ２０ 放送装置 ２１ テレビ受像機 ２２ 電話機

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の設定時間を計時する計時手段（タ
   イマ）と、応募電話の呼び出し信号に乗せられた発信電
   話番号情報を読み取り入力する手段並びに当該着信回線
   を接続若しくは開放して応答通話可能とする手段からな
   る自動受付装置と、当選電話番号に発信して通知通話可
   能とする自動ダイヤル装置と、当該応答・通知のための
   定型音声情報を選択再生する再生装置を備えるととも
   に、これら装置及び手段の全てを予めプログラムされた
   作業の手順及び設定時間に従って経時的に制御し、併せ
   て前記自動受付装置により入力され主記憶装置（メモ
   リ）に記憶・蓄積された応募電話の電話番号から所定数
   の当選電話番号をランダム抽出により抽選して自動ダイ
   ヤル装置に出力する手段を有することを特徴とする自動
   受付通知抽選システム。
2. 【請求項２】 出力された当選電話番号を視覚情報とし
   て表示するディスプレイと、自動ダイヤル装置による当
   選電話番号の通知通話時に相手方の音声応答を録音する
   録音装置を備えるとともに、連動して実施するテレビ放
   送若しくはラジオ放送の放送装置若しくはその制御装置
   と接続してなる請求項１に記載の自動受付通知抽選シス
   テム。
3. 【請求項３】 所定の設定時間を計時する計時手段
   （タイマ）と、応募電話の呼び出し信号に乗せられた発
   信電話番号情報を読み取り入力する手段並びに当該着信
   回線を接続若しくは開放して応答通話可能とする手段か
   らなる自動受付装置と、当選電話番号に発信して通知通
   話可能とする自動ダイヤル装置と、当該応答・通知のた
   めの定型音声情報を選択再生する再生装置を設け、予め
   プログラムされ計時手段により計時される作業の設定時
   間（応募受付開始時間、応募受付締切時間、当選発表開
   始時間、当選発表終了時間）に従って、応募受付開始時
   間と応募受付締切時間の間に応募電話が着信したとき、
   その発信電話番号情報を読み取り入力して主記憶装置
   （メモリ）に記憶するとともに、再生装置を作動させて
   応募受付の定型音声情報を再生して自動応答し、応募受
   付締切時間に至ったとき、再生装置の定型音声情報を受
   付締切の定型音声情報に切り替えて着信電話に対して締
   切の自動応答をするとともに、着信電話の発信電話番号
   情報の読み取り入力を停止し、設定された当選発表開始
   時間までの間にメモリに記憶・蓄積された応募者の電話
   番号リストから設定された当選者数に照応する数の電話
   番号をランダム抽出して当選電話番号を決定し、当選発
   表開始時間に至ったときに、当選電話番号を出力して自
   動ダイヤル装置を作動させるとともに再生装置を作動さ
   せて当選通知の定型音声情報を再生し当選電話番号回線
   に自動発信・通知し、設定された当選発表終了時間を以
   て一連の処理を終了することを特徴とする自動受付通知
   抽選方法。
4. 【請求項４】 ディスプレイと録音装置を備えるととも
   に連動して実施するテレビ放送若しくはラジオ放送の放
   送装置若しくはその制御装置と接続してなり、当選電話
   番号を出力して自動ダイヤル装置と再生装置を作動させ
   当選電話番号回線に自動発信・通知するときに、出力さ
   れた当選電話番号を所定の画像形式でディスプレイに表
   示し当該画像を接続されたテレビ放送若しくはラジオ放
   送の放送装置若しくはその制御装置に送るとともに、録
   音装置を作動させて相手方の音声応答を録音する請求項
   ３に記載の自動受付通知抽選方法。