JPH11275019A - 移動体の通信システムのための中継局 - Google Patents

移動体の通信システムのための中継局

Info

Publication number
JPH11275019A
JPH11275019A JP11015708A JP1570899A JPH11275019A JP H11275019 A JPH11275019 A JP H11275019A JP 11015708 A JP11015708 A JP 11015708A JP 1570899 A JP1570899 A JP 1570899A JP H11275019 A JPH11275019 A JP H11275019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
optical
mobile
communication
mobile station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11015708A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Tsumura
俊弘 津村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11015708A priority Critical patent/JPH11275019A/ja
Publication of JPH11275019A publication Critical patent/JPH11275019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体が増加しても良好な通信状態を実現で
きる、移動体の通信システムのための中継局を提供す
る。 【解決手段】 移動可能な中継局50、52は、移動局
10と光通信を行なうための複数個の光通信装置と、当
該光通信装置による移動局10との通信を無線電波など
により地上局54に中継するための中継装置とを持ち、
地上局54が属するネットワーク内の局と、移動体10
との間の通信を中継する。移動体10が多数集合してい
る地域に中継局50、52を移動させることにより多数
の移動体10による通信が発生しても対処することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体のデータ通
信システムに関し、特に、自動車電話等のような、デー
タ通信網と移動体との間のデータ通信を光を利用して行
なう移動体の通信を中継するための中継局に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術として、最近急速に
普及しつつある自動車電話のシステムがある。図14は
そのような従来の移動体のデータ通信システムのブロッ
ク図である。図14を参照して、従来のシステムは、自
己の周囲の限定された領域(セル)にデータ通信用の無
線電波を発信し、またセル内の移動局(自動車)10か
ら発信された無線電波を受信する設備を備えた複数の無
線局58a、58b、58c、58d…と、所定の地区
内の複数の無線局を制御するとともに、各無線局と公衆
回線網との間の通信を中継するための制御局60a、6
0b…と、複数の制御局と接続され、制御局と公衆回線
網とを接続すると同時に、データ通信の端末間の回線の
接続を行なうための交換局62とを含む。
【0003】無線局58a、58b、58c、58dが
受持つ領域はセル56a、56b、56c、56dであ
る。これら各セルにはそれぞれ所定の名称(番号)が割
当てられている。セル56aと56b、セル56bとセ
ル56c、セル56cとセル56dとはそれぞれ一部重
なっている。セルはこのように隣接するもの同士が互い
に重なって広がっており、たとえば日本全国をカバーす
るようになっている。
【0004】図14の場合、制御局60aには無線局5
8a、58b等が接続されている。制御局60bには無
線局58c、58d等が接続されている。交換局62に
は、前述のように回線を接続する機能と、たとえば移動
局10の現在の位置をセル名で記憶するための記憶手段
(図示されない)とが設けられている。
【0005】今、自動車電話の設備を積載した移動局1
0が、セル56aに存在するとする。このとき、移動局
10は無線局58aと無線交信することによって制御局
60a、交換局62を介して公衆回線網に接続される。
移動局10と無線局58aとの間の通信は、互いに周波
数により区別される制御チャネルと通話チャネルとで行
なわれる。
【0006】制御チャネルはさらにたとえばシステム報
知チャネル、呼出チャネル、アクセスチャネル等に周波
数により区分されている。システム報知チャネルは、無
線局がその担当するセル内の移動局に対してそのセルの
番号や、読出チャネル、アクセスチャネル等の周波数を
報知するためのものである。呼出チャネルは公衆回線網
からそのセル内の移動局に対する呼出があったときに、
その局を呼出すために使用されるチャネルである。アク
セスチャネルは、呼出された移動局が応答をしたり、公
衆回線網の1端末に対して接続を希望する移動局が発呼
を行なったりする際に使用するためのチャネルである。
【0007】制御チャネルはたとえば説明ごとに定めら
れたり、あるいは制御局の下のすべての無線局について
共通に、かつ隣接する制御局の制御チャネルと異なって
割当てられたりしている。移動局10は、まず予め定め
られる複数の制御チャネルを順次検査して、自己が存在
するセルの制御チャネルを知り、これに同調する。移動
局10はそれによりアクセスチャネルや呼出チャネルを
知り、自己の各制御用のチャネルをそれに同調させる。
【0008】通話は制御チャネルと別の通話チャネルを
使用して行なわれる。通話チャネルは各無線局ごとに複
数個割当てられている。隣接する無線局間で、混信のお
それがあるために別々の通話チャネルが割当てられる。
各通話チャネルは、移動局10への呼出があったり、移
動局10からの発呼がある度に各移動局10に割当てら
れる。
【0009】今、移動局10がセル56a内にあり、無
線局58aと通信を行なっているものとする。移動局1
0が、隣接する他のセル56bとの境界領域に入ると、
移動局10は無線局58aからの電波と無線局58bか
らの電波とを同時に受信する。制御局60aは無線局5
8a、58bの通信状態を監視する。制御局60aは、
移動局10からの受信信号S/N比を監視し、無線局5
8bによる通信状態の方がより好ましい状態になった時
点で、移動局10への接続回線を無線局58b側に切換
える。この間、移動局10も同様の処理をして、使用す
る電波の周波数を無線局58b側に切換える。
【0010】移動局10がたとえばセル56bとセル5
6cとの境界のように、異なる制御局の配下のセル間を
移動する際には、制御局60が隣接する制御局60bを
選択信号、その旨の情報を交換局62に送信する。交換
局62はその情報を受取って、制御局60a、60bを
介して無線局58b、58cによる移動局10との通信
状態を確認し、回線の接続を制御局60a側から制御局
60b側に切換える。それにより、移動局10はセル5
6c内では無線局58cを介するデータ通信を行なうこ
とができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体データ通
信システムは、上述のように電波を用いたセルラーシス
テムを採用することにより、無線局を介して公衆電話網
と移動体との間のデータ通信を可能とした。しかしなが
ら従来のシステムには、未だ以下のような課題があるこ
とが指摘されている。
【0012】課題の1つは、従来のシステムでは、移動
局の増加に対して十分に対応できないということであ
る。1つの無線局に割当てられた周波数チャネルは限ら
れている。これは隣接するセル間での使用電波の混信を
防ぐために、各セルの周波数チャネルを拡げることがで
きないからである。また、電波法による電波の割当ての
制限もある。一方、一般的に無線局を建設するために
は、多額の費用が必要なため、セルを小さくして多数の
無線局を建設するということもできない。したがって、
1セルにそのセルの処理能力を越えるほど多数の移動局
が集中することがあり、その場合には多数の移動局にお
いてデータ通信が不能になるという問題点がある。その
上自動車電話システム等の場合、加入者数は益々急速に
増加するものと見込まれており、最終的に現状のシステ
ムで完全に対応できるかどうかも疑問である。
【0013】他の課題は、従来のシステムは、電磁的な
ノイズによる影響に弱いということである。特に自動車
電話の場合、大型のトラックやバス等のように、強大な
電磁的ノイズの発生源と並走する場合も多く、通信状態
が良好に保たれないというおそれがある。
【0014】それゆえにこの発明の目的は、移動体の増
加に対しても有効に対処でき、良好な通信状態を実現す
ることができる移動体のデータ通信システムを提供する
ことである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる移動体の
通信システムのための中継局は、データ通信網と、移動
体との間を光通信を用いて中継するための、移動体の通
信システムのための中継局であって、移動可能な本体
と、本体に設けられ、データ通信網と無線通信手段によ
って通信可能な手段と、本体に設けられ、移動体との間
で光通信を行なうための複数個の光通信手段とを含む。
【0016】光通信手段によって移動体との間の通信を
行い、これをさらに無線通信手段によってデータ通信網
に中継することができる。本体が移動できるため、多数
の移動体が通信を行なう可能性のある場所に当該本体を
移動させることにより、一度に局所的に多数の通信が発
生した場合にも各移動体を安定してデータ通信網に中継
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態で用
いられる移動体のデータ通信システムのブロック図であ
る。図1を参照して、このシステムは、相互に光ファイ
バ12で接続され、たとえば道路の両側部の電柱上に設
けられるコーナキューブCC1、CC2、CC3、CC
4等を有する複数の光ステーション22a、22b等
と、光ファイバ12に接続されて、各光ステーションを
制御すると同時に各光ステーションと移動局10との間
で行なわれるデータ通信を中継するための複数の光ステ
ーション制御局16と、所定地域内の光ステーション制
御局16と、公衆回線網とに接続され、移動局10と公
衆回線網との回線の接続を行なうための移動光電話交換
局14とを含む。移動光電話交換局14は、各移動局1
0の現在位置等を管理し、また各移動局10の課金情報
とを管理するためのホームメモリ局18と、それら情報
を記憶するための記憶手段20とを含む。
【0018】光ステーション22a、22b等は一定の
地域(制御地域)ごとに分割されている。光ステーショ
ン制御局16はこの制御地域ごとに設けられており、そ
の地域内の全ての光ステーションに接続されている。各
光ステーションに設けられているコーナキューブCC
1、CC2等は、たとえば鏡やプリズムの全反射面等の
3つの光反射面を互いに垂直に組合わせたものであっ
て、入射光をその入射角にかかわらず入射角と同一の方
向に反射するという性質を有している。また、各コーナ
キューブCC1、CC2等には、後述する光変調装置と
光中継装置とが設けられている。光変調装置は、入射す
るレーザビームをパルス変調して情報を搬送させるため
のものである。光中継装置は、移動局10から送られて
くる、情報を搬送するためのレーザビームを受光して光
ステーション制御局16に送るためのものである。
【0019】図1〜図3を参照して、移動局10の屋根
にはコーナキューブとの間で光通信を行なうための光送
受信アンテナ24が設けられる。光送受信アンテナ24
は7つの光送受装置26a〜26gを有する。各光送受
装置26a〜26gは、各々所定の方向にレーザビーム
を出射し、かつ入射するレーザビームを受光することが
できる。
【0020】移動体10の進行方向を前方と呼ぶことに
すると、光送受装置26aは前方にレーザビームB1を
出射する。光送受装置26bは前方やや上方にレーザビ
ームB2を出射する。光送受装置26cは鉛直上方にレ
ーザビームB3を出射する。送受装置26dは後方やや
上方にレーザビームB4を出射する。光送受装置26e
は後方にレーザビームB5を出射する。光送受装置26
fは移動局10の進行方向に向かって左側やや上方にレ
ーザビームB6を出射する。光送受装置26gは移動局
10の進行方向に向かって右側やや上方にレーザビーム
B7を出射する。これらレーザビームはいずれもやや発
散する傾向を示し、隣接するレーザビームはわずかに重
なるようにされている。
【0021】図1〜図3を参照して、このシステムの概
略動作が述べられる。移動体10は、たとえばレーザビ
ームB3使用してコーナキューブCC2と光通信を行な
っている。一方、移動局10は前方のコーナキューブC
C3ともレーザビームB1を用いて光通信をすることが
可能である。コーナキューブCC2、CC3は移動局1
0との通信内容を光ファイバケーブル12を介して光ス
テーション制御局16に送る。光ステーション制御局1
6は、コーナキューブCC2、CC3の通信情況を監視
しており、どちらか一方のより好ましい通信情況にある
コーナキューブ(この例の場合ではコーナキューブCC
2)を選択し、そのコーナキューブと移動光電話交換局
14とを中継する。移動光電話交換局14は、コーナキ
ューブCC2、光ステーション制御局16を介して移動
局10を公衆回線網に接続する。
【0022】移動局10はさらに前方へ移動して、移動
局10′の位置に達する。このとき、コーナキューブC
C2、CC3による通信状態を比較すると、コーナキュ
ーブCC3による方がより好ましい状態に変化する。光
ステーション制御局16は、たとえば受光信号のS/N
比や信号の誤り発生情況等を監視しており、コーナキュ
ーブCC3による通信情況の方がより良好であることを
検知して、移動局10との接続をコーナキューブCC3
経由に切換える。コーナキューブCC2はその後も暫く
移動局10との接続を維持するが、所定の条件が成立し
たときにその接続が切離され、他の移動局との接続が可
能な状態となる。
【0023】移動局10が或る制御地域から他の制御地
域に移動するときには、複数の光ステーション制御局1
6にまたがって上述の接続の切換が行なわれる。これは
移動光電話交換局14によって管理される。光ステーシ
ョン制御局16より上層の各構成要素の動作は従来のシ
ステムと同様である。
【0024】通常のコーナキューブは、移動局10から
のレーザビームが入射すると、自己の属する制御地域に
関する情報でそのレーザビームを変調しており、自己が
存在している制御地域が変わったら、自己の位置をコー
ナキューブCC2、光ステーション制御局16、移動光
電話交換局14を介してホームメモリ局18に報知す
る。ホームメモリ局18は移動局10ごとにその現在存
在している制御地域を記憶手段20に記憶する。この記
憶された情報は、移動局10に対する呼出の際に用いら
れる。
【0025】移動局10は、常にレーザビームB1〜B
7を出射しており、それらのレーザビームの中で最も通
信情況の良いものを選んで光通信を行なう。移動に伴な
って通信情況が変化するため、使用するレーザビームは
自動的に切換えられる。
【0026】図4は移動局10に備えられる光通信装置
46のブロック図である。図4を参照して、光通信装置
46は、7個の光送受装置26a〜26gと、各受光信
号を入力されて、そのS/N比を比較して最も良い状態
の受光信号を2つ選択して出力すると同時に、どの光送
受装置の信号が選択されたかを示す信号を出力するため
の信号選択手段36と、選択された受光信号および選択
された光送受装置に関する情報を用いてコーナキューブ
CC2との通信を管理するための制御手段38と、制御
手段38に接続され、コーナキューブに送信すべき情報
を入力されて、誤り訂正符号を用いて符号化するための
符号化回路44とを含む。符号化回路44の出力は光送
受装置26a〜26gに接続される。
【0027】光送受装置26aは、符号化回路44から
の信号によってレーザビームを変調させるための変調回
路34aと、34aによって変調されたレーザビームを
出射するためのレーザダイオード(LD)32aと、コ
ーナキューブによって反射されたレーザビームを受光し
て受光電流に変換するためのフォトダイオード(PD)
28aと、受光電流を波形整形するための等化回路30
aとを含む。他の光送受装置26b〜26gも光送受装
置26aと同様の構成を有する。
【0028】制御手段38は、電話機40および表示手
段42に接続されている。表示手段42は通信情況を表
示するためのものである。
【0029】図4を参照して、この光通信装置の動作が
説明される。通常通話状態にないときには、LD32a
はレーザビームを連続的に、あるいは所定の時間間隔を
あけて間欠的に出射する。このレーザビームがコーナキ
ューブによって反射されると、PD28aに入射し、受
光信号に変換される。この際、コーナキューブはレーザ
ビームを受光すると、レーザビームを前述の制御地域情
報を示す信号によって変調する。そのため、PD28a
の出力する受光電流は制御地域情報を表わす信号とな
る。受光電流は等化回路30aにより波形整形され、信
号選択手段36に入力される。
【0030】信号選択手段36は、光送受装置26a〜
26gから入力される受光信号を監視しており、最もS
/N比の高い受光信号を2つ選択する。同時にどの光送
受装置が選択されたかを表わす情報を出力する。制御手
段38は、選択された受光信号から制御地域情報を抽出
し、図示されない記憶手段に書込む。この際、前回書込
まれた制御地域の番号と、今回受取った制御地域の番号
とが異なる場合には、制御手段38は自己の位置をホー
ムメモリ局18に通知するために、符号化回路44に自
己の存在する制御地域の番号と、自己に割当てられてい
る移動局番号とを示す送信情報を出力する。
【0031】符号化回路44は受取った情報を一時スト
アし、誤り訂正のための符号化処理を行なった後、シリ
アルのディジタル信号として26a〜26gに出力す
る。変調回路34a〜34gにより、LD32a〜32
gからは送信情報により変調されたレーザビームが出射
される。レーザビームはコーナキューブにより受光され
て、その表わす信号は光ステーション制御局16、移動
光電話交換局14を介してホームメモリ局18に送られ
る。
【0032】通常の通話処理においては、電話機40に
より音声から電気信号に変換された通信データは、制御
手段38、符号化回路44を経て光通信装置26a〜2
6gからレーザビームに搬送されて出射される。このデ
ータは光ステーション22a、22b等において受光さ
れ、公衆回線網に中継される。公衆回線網からの情報
は、逆にコーナキューブからPD28a〜28gにレー
ザビームによって送られる。この送信は、移動局10か
らコーナキューブに送られたレーザビームを、コーナキ
ューブにおいて光変調しながら反射することにより行な
われる。
【0033】PD28a〜28gに入射したレーザビー
ムは、前述の手順と同様にして制御手段38に送られ、
電話機40において音声信号として再生される。
【0034】公衆回線網から移動局10に対する呼出が
あったときには以下の動作が行なわれる。移動光電話交
換局14はホームメモリ局18に対し呼出された移動局
10の現在位置を照会する。ホームメモリ局18は記憶
手段20より、移動局10の現在存在する制御地域を呼
出し、移動光電話交換局14に返答する。移動光電話交
換局14は、ホームメモリ局18から受取った情報に基
づき、対応する制御地域を統括する光ステーション制御
局16に対し、呼出がある旨と、呼出対象の移動局10
の番号とを通知する。光ステーション制御局16は配下
の全光ステーション22a、22b、…に対して、同様
の情報を与える。
【0035】たとえば光ステーション22aは、前述の
ような移動局に対して制御地域の番号を通知する際に、
それに続けて呼出対象となっている移動局10の番号の
情報を通知する。移動局10は受取った移動局の番号と
自己の番号とを比較する。移動局10は番号が一致した
ときには呼出に対する応答をコーナキューブに送り、そ
うでない場合にはその情報を無視する。
【0036】図5、図6は光ステーションの構成の一例
を示すブロック図である。図5、図6を参照して光ステ
ーション22は、プリズムにより形成されたコーナキュ
ーブ112と、コーナキューブ112の全反射面の1つ
の裏面にシール114を介して貼付けられた電歪性金属
板116と、電歪性金属板116とコーナキューブ11
2との間に封入された封入液120と、電歪性金属板1
16に接続され、変調信号を光ステーション制御局16
から受取って、それに応じて電歪性金属板116を駆動
するための電歪性金属板ドライバ118と、コーナキュ
ーブ112に入射する入射ビームを2つに分割するため
のビームスプリッタBSと、ビームスプリッタBSによ
り分割されたレーザビームを光伝送路(光ファイバ1
2)に中継するための光中継装置122とを含む。ビー
ムスプリッタBSは図示されない駆動装置によってその
位置および角度が変更され、光中継装置122に常にレ
ーザビームが入射するようにされる。
【0037】図5、図6を参照して、光ステーション2
2の動作が説明される。移動局10からのレーザビーム
はビームスプリッタBSにより光中継装置122の方向
とコーナキューブ112の方向の2つのレーザビームに
分割される。光中継装置122に入射するレーザビーム
は中継されて光伝送路に送られる。コーナキューブ11
2に入射するレーザビームは反射面の1つで反射した
後、電歪性金属板116が設けられた反射面に入射す
る。
【0038】電歪性金属板ドライバ118から電歪性金
属板116に電圧がかかっていないときには、電歪性金
属板116は平坦である。封入液120はその封入され
た空間内の一点に集まっている。このときは、この面に
入射したレーザビームの大部分はそのまま反射されて反
射ビームとなり、入射方向と同一の方向に戻る。
【0039】一方、電歪性金属板ドライバ118から電
歪性金属板116に電圧がかけられていると、電歪性金
属板116がコーナキューブ112側に撓むようになっ
ている。その封入されている空間の深さが小さくなるた
めに、封入液120はその封入空間内でコーナキューブ
112の反射面に沿って横に拡がる。この面に入射する
光は、封入液120の存在によって、この面での反射率
が減少し、ほとんど反射されない。
【0040】すなわち、電歪性金属板ドライバ118に
より電歪性金属板116にかける電圧を変化させること
により、このコーナキューブ112からの反射ビームを
変調信号に応じて変調することができる。この場合、レ
ーザビームによる同時双方向の通信はできないが、時分
割により双方向への通信を実現することができる。
【0041】図7は、移動局10による自己の位置登録
の手順を示す。移動局10の光通信装置46は、前述の
ように通話時以外は、連続的にあるいは間欠的にコーナ
キューブ探索のため探索ビームを出射している。コーナ
キューブによって反射された探索ビームは、そのコーナ
キューブの属する光ステーション制御局16の制御地域
の番号を示す信号により変調されている。
【0042】光通信装置46は反射ビームを受取り、記
憶手段48に記憶されている自己の存在している制御地
域の情報と、受取った制御地域の情報とを比較する。も
しも受取った制御地域情報と記憶されている情報とが一
致している場合、光通信装置46は受取った制御地域情
報を無視する。もしも受取った制御地域情報が記憶され
ているものと異なるときには、光通信装置46は自己の
局番号と新しい制御地域情報等を登録依頼の命令ととも
にレーザビームによって光ステーション制御局16に通
知する。
【0043】光ステーション制御局16は、コーナキュ
ーブを介して登録依頼の通知を受取るとそれをそのまま
移動光電話交換局14に転送する。移動光電話交換局1
4はホームメモリ局18にこの情報を与える。ホームメ
モリ局18は記憶手段20において受取った移動局の番
号をキーにして該当する移動局の情報を検索し、その情
報のうち現在その移動局がどの制御地域に位置するかを
示す部分を、受取った情報で更新する。
【0044】ホームメモリ局18は上述の更新が正常に
終了すると、その旨の登録確認情報を移動光電話交換局
14に与える。終了情報は、前述の経路を逆に辿ってコ
ーナキューブから光通信装置46に与えられる。光通信
装置46は、登録確認情報を受取ると、記憶手段48に
自己の存在する制御地域情報を更新登録する。
【0045】上述のように常に移動局10の存在する位
置をホームメモリ局18に登録することにより、公衆回
線網から移動局10に対する呼出があった場合に、該当
する移動局の呼出が効率的に行なわれる。すなわち、該
当する移動局10の存在する制御地域のみに呼出情報を
与えればよく、不必要に広い領域を対象とすることはな
い。また、前回の登録情報を消去せず残しておけば、移
動局10が制御地域の境界位置付近に沿って移動してい
ても、両方の制御地域において呼出を行なうことにより
迅速かつ確実に呼出が行なわれ得る。
【0046】図8は移動局10に対して公衆回線網から
呼出がある場合のこのシステムの動作を示すブロック図
である。図8を参照して、移動光電話交換局14に対し
て公衆回線網から移動局の番号を指定して呼出が行なわ
れる。移動光電話交換局14はホームメモリ局18にこ
の番号を与える。ホームメモリ局18は記憶手段20を
検索して該当する移動局が現在存在している制御地域の
番号を見出す。この制御地域の番号は移動光電話交換局
14に与えられる。
【0047】移動光電話交換局14は、与えられた番号
の制御地域を統括する光ステーション制御局16に対
し、呼出対象となっている移動局の局番と、呼出があっ
た旨の信号を与える。光ステーション制御局16はこの
信号に応答して、移動局10にその旨の情報を与えるよ
うに配下のコーナキューブの変調を行なう。
【0048】移動局10の光通信装置46は、前述のよ
うに自己の制御地域を確認するために常にコーナキュー
ブを探索する探索ビームを出射している。この探索のた
めのビームが前述の光ステーション制御局16の配下の
コーナキューブに入射することにより、その反射光が制
御地域の情報、呼出があることを示す情報、および呼出
されている移動体10の番号を示す情報で変調される。
【0049】移動局10は反射されたレーザビームを受
取って、自己に対する呼出があるかどうかを判断する。
もし自己が呼出されていることを検知すると、光通信装
置46は光ステーション制御局16のコーナキューブに
対して呼出に対する応答をレーザビームにより送信す
る。もしも呼出情報が自己に対するものでなければ光通
信装置46はその情報を捨てる。
【0050】光ステーション制御局16は呼出に対する
応答があれば、その応答を受けたコーナキューブがどれ
かを確定するとともに、移動光電話交換局14に対し応
答があった旨を示す信号を送信する。移動光電話交換局
14はこの信号に応答して、前述のコーナキューブを経
由して公衆回線網と移動局10との回線の接続を行な
う。
【0051】光通信装置46は回線の接続に伴なって電
話機40により呼出音を発生する。この呼出に応答して
電話機40の送受器を取上げれば、通信回線は完全に接
続されて、移動局10と公衆回線網の呼出局との間のデ
ータ通信が行なわれる。この際、移動光電話交換局14
はホームメモリ局18に対して、移動局10の回線接続
が行なわれた旨の情報を与える。ホームメモリ局18は
その情報を受取ると記憶手段20の中の情報を検索し、
該当する移動局の情報について通話中を示す情報を付加
する。これにより、移動局10が通話中には、他局から
の着呼に対しては移動光電話交換局14において自動的
に話し中の信号を返答することが可能となる。
【0052】図9は移動局10からの発呼の手順を示
す、システムのブロック図である。光通信装置46は、
送受器40がオフフック状態になったことを検知する
と、光ステーション制御局16に対しコーナキューブ割
当てを依頼する情報を検索ビームによって発信する。こ
のレーザビームがコーナキューブに入射すると、この情
報は光ステーション制御局16に転送される。光ステー
ション制御局16はこの情報を発信した移動局10の現
在位置と、この情報を中継したコーナキューブの位置と
を考慮して、適切なコーナキューブを選択する。光ステ
ーション制御局16はそれを移動局10に割当て、コー
ナキューブを通じてコーナキューブ割当ての確認信号を
光通信装置46に送信する。光通信装置46はコーナキ
ューブの割当てを確認して光ステーション制御局16に
その旨を通知する。これにより、回線接続の前段階とし
て光通信装置46と光ステーション制御局16との接続
が行なわれ、光通信装置46には光ステーション制御局
16からのキャリアが送信される。
【0053】移動局10の操作者はこのキャリアを確認
すると、電話機40によって、通話相手の番号をダイヤ
ルする。ダイヤルによる発呼信号は光通信装置46から
レーザビーム、コーナキューブを介して光ステーション
制御局16に送られる。この信号はさらに移動光電話交
換局14に転送され、移動光電話交換局14が回線の接
続を行なう。移動光電話交換局14は、移動局10と相
手局との接続が完全に行なわれると、呼出の場合と同様
にホームメモリ局18に対して移動局10の通話中の情
報を与える。ホームメモリ局18はこの情報に応答し
て、記憶手段20中の該当する移動局10の情報に通話
中を示す情報を付加する。もちろん、この通話中を示す
情報は、通話の終了が検知されたときに取消される。
【0054】以上の記述から明らかなように、コーナキ
ューブを用いて光ステーション22をたとえば市街、あ
るいは道路沿いに多数配置することにより、移動局10
と公衆回線網との接続が自由に行なわれ、移動局と公衆
回線網によるデータ通信ネットワークを形成することが
できる。
【0055】このシステムは、コーナキューブと移動局
10との間の通信に電波を用いず光を使用するため、電
波法の規制を受けることがない。また、光同士が悪影響
を及ぼし合っていわゆる混信のような不都合を生じるこ
ともない。したがってこのコーナキューブを用いる光ス
テーションを、互いに近接して多数配置することが可能
となる。その上、光を指向性の高いビームとすれば、従
来のセルラー方式と比較してはるかに柔軟に運用できる
セルラー方式を実現することができる。この場合その使
用による利便性は非常に大きいと言える。
【0056】すなわち、従来のセルラー方式では、1つ
セルの大きさを縮小しようとすれば、そのセルにおいて
用いられている通信のための電波の出力を小さくすると
ともに、周囲の無線局の出力を大きくしてそのセルの縮
小分を補う必要があった。ところが、本発明のシステム
においては、それぞれのコーナキューブがそれぞれ独立
したセルラーを形成する。しかも各セルラーは互いに重
なり合っても何ら不都合はない。そのため、一定地域の
コーナキューブがすべて使用中であるときにも、移動局
10側が自動的にその地域外のコーナキューブを選択す
ることができる。このシステムにおける通信には指向性
が強いレーザビームを用いており、コーナキューブが視
界に入ってさえいれば、事実上その地理的な距離はコー
ナキューブとの接続の上では大きな障害とはならないか
らである。そのため、従来のセルラー方式と比較して個
々の光ステーションが担当できる地域は柔軟に変化でき
る。
【0057】また、上述の実施の形態のシステムにおけ
るように光ステーションにコーナキューブを使用すれ
ば、複雑な機器を光ステーションに設置する必要がな
く、コストを低くすることが可能である。また各光ステ
ーション同士が近接配置されても、電波を使う従来のシ
ステムの場合のように混信という不都合を生じることは
ない。そのため、光ステーションを一定地域内に安いコ
ストで多数配置することが可能である。光ステーション
が多数になれば、通信はより安定して行なうことができ
る。この点で従来のように有限な周波数チャネルを分割
して使用するために一定地域内の無線局の数を無限に拡
大することができないシステムと比較して、将来の加入
者増に対応できる可能性がはるかに高いものと考えられ
る。
【0058】本発明は、上述の実施の形態には限定され
ない。たとえば、コーナキューブによるレーザビーム変
調手段としては、図10に示されるような液晶シャッタ
を用いるものも考えられる。図10を参照して、この光
ステーション22は、コーナキューブ106と、コーナ
キューブ106の一面に取付けられた液晶シャッタ10
8と、液晶シャッタ108を変調信号に従って駆動する
ための液晶ドライバ110と、入射するレーザビームを
2つに分割するためのビームスプリッタBS等を含む。
液晶ドライバ110によって液晶シャッタ108を開閉
することにより、入射するレーザビームの、液晶シャッ
タ108が設置されている面における反射は制御され、
このコーナキューブの反射ビームが変調信号に応じて断
続することになる。したがって、この図10に示される
装置を用いても、本発明にかかるシステムを構築するこ
とができる。
【0059】また、上述の実施の形態においては光ステ
ーションの側にはコーナキューブが設けられ、移動局1
0の方には光ビームを出射する手段および反射される光
ビームを受光する手段が設けられる場合が述べられた。
しかしながら本発明はそれには限定されず、たとえば光
ステーション側に光出射手段が、移動局10側にコーナ
キューブが設けられてもよい。光ステーション側、移動
局10側の双方に光出射手段と受光手段とが別々に2組
設けられてもよい。
【0060】図11は、光ステーション側に光出射のた
めの手段が設けられる場合の光ステーションの概略構成
を示すブロック図である。図12は、そのような光ステ
ーションの設置情況を示す斜視図である。図11、図1
2を参照して、この実施の形態の光ステーション22
は、電柱68にアーム67によって取付けられた複数個
のビームトラッカ64を含む。ビームトラッカ64はレ
ベルビームを出射するレーザ光源70と、レーザビーム
の光路上に設けられ、変調信号に応答してレーザビーム
を断続して変調するための液晶シャッタ72と、液晶シ
ャッタ72を透過したビームの光路上に設けられ、レー
ザ光源70からのレーザビームを透過し、逆方向からの
レーザビームを反射してその進路を90°変更するため
のビームスプリッタ74と、回転軸まわりに回転可能に
設けられ、出射されるレーザビームの方向を変化させ、
またコーナキューブにより反射されたレーザビームを反
射してその進路をビームスプリッタ74側に変更するた
めのスキャナ76と、ビームスプリッタ74により反射
されたレーザビームの光路上に設けられた光センサ78
と、光センサ78に接続され、光センサ78の出力が最
大となるようにスキャナ76の方向を制御するためのモ
ータドライバ80と、モータ82とを含む。光センサ7
8の出力はこの場合は同軸ケーブル66を介して光ステ
ーション制御局16に接続されている。
【0061】図11、図12を参照して、ビームトラッ
カ64から出射されるレーザビームは、スキャナ76の
動作によって空間を走査する。この例の場合、レーザビ
ームはビームトラッカ64の側から移動局10に送出さ
れることになる。ビームトラッカ64は、光センサ78
によって反射光を監視しており、コーナキューブからの
反射ビームが入射した場合、その出力が最大になるよう
にモータドライバ80、モータ82とを用いてスキャナ
76を動作させている。このように制御することによっ
て、ビームトラッカ64と移動局10とのコーナキュー
ブとの間では光通信が行なわれ、たとえば制御地域情
報、呼出情報等を移動局10に与え、接続依頼の信号な
どを移動局10から受取ることができる。
【0062】このビームトラッカ64と特定の移動局1
0とが一旦通信状態に入ると、モータドライバ80によ
ってスキャナ76が操作され、レーザビームは移動局1
0の移動を追尾して接続を維持する。ビームトラッカ6
4が切換えられると、接続を断たれた方のビームトラッ
カ64においてはたとえば液晶シャッタ72が遮断され
る。モータドライバ80、モータ82はスキャナ76を
動作させるための目標を失うが、液晶シャッタ72が再
び開かれることによりまたレーザビームによる空間の走
査を開始する。
【0063】この実施の形態におけるビームトラッカに
よっても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。このシステムでは、移動局10側にコーナキュ
ーブを載せればよいため、移動局のコストを低く抑える
ことができるという効果がある。
【0064】上述のすべての実施の形態を通じて、移動
局と光ステーションとの間の通信はレーザビームにより
行なわれるため、電磁気的なノイズの大きな場所におい
てもその影響を受けず、安定した通信が実現されるとい
う効果もある。
【0065】図13は本発明による移動体のデータ通信
システムの一応用例である。図13を参照して、たとえ
ば1地域に予想を越える数の移動局が集中したときに
は、たとえば飛行船50やヘリコプタ52をその上空に
配置することにより、通信を正常な状態に保つことが容
易にできる。飛行船50やヘリコプタ52の下部には、
複数個のコーナキューブが設けられており、各コーナキ
ューブは、地上の移動局10の1つと交信することがで
きる。飛行船50やヘリコプタ52の光ステーション制
御局は地上に設けられた地上局54とたとえば光ビーム
により、あるいは無線電波により接続され、コーナキュ
ーブによる通信のすべてを地上局54に中継する。
【0066】このように移動可能な光ステーションを設
けることにより、たとえば何らかの行事などにより多数
の移動局が1箇所に集中しても、通信回線を容易に確保
することができる。そのため、通常の光ステーションの
設置にあたっては、そのような異常な数の移動局の集中
を除外して考えることができる。そのため、少ないコス
トで最も効果が大きくなるように光ステーションを配置
することが可能となる。
【0067】なお、上述の実施の形態では、移動局10
と光ステーションとの間で電話通信を行なう場合が説明
された。この場合、通信される音声情報はアナログには
限らず、ディジタル情報でもよい。また、音声以外のた
とえば画像情報であってもよい。
【0068】また、本発明における説明では、1つのコ
ーナキューブが1つの移動体10とのみ交信している場
合が説明された。しかしながら、本発明は、いわゆるコ
ーナキューブと移動局とが1対1の態様で通信をするも
のに限られる、というわけではない。光が互いに干渉す
ることが難しいことを利用して、1つのコーナキューブ
が複数の移動局と通信することも可能である。多くの移
動体との通信を行なうためには、たとえばコーナキュー
ブを時分割で利用すればよい。
【0069】上述の説明から明らかなように、本発明に
かかる移動体のシステムにおいては、移動体に設けられ
る第2の局は、第1の局の光通信施設との間で光通信を
行なう。第1の局を介して、移動体はデータ通信網とデ
ータ通信を行なうことが可能となる。切換手段は、移動
体の移動に追従して、その移動体の第2の局と最も適切
に光通信を行なうことができる第1の局を選択し、その
第1の局の移動体との接続、および第1の局と通信網と
の間の接続経路を切換える。
【0070】第1の局と第2の局との間の通信には光を
用いるため、本発明のシステムは電波法の適用を受ける
ことがない。また、第1の局を近接して多数設けても、
いわゆる混信の生ずるおそれがない。さらに、各第1の
局に電波の場合のように周波数を割当てる手続が不要で
ある。そのため、第1の局を多数配置することにより、
多くの移動体とデータ通信網との接続を有効に行なうこ
とができる。また、光通信そのものは電磁気的ノイズに
強いため、電磁気的ノイズが多量に発生する場所でも安
定した通信を行なうことができる。
【0071】すなわち、移動局の増加に対しても有効に
対処でき、良好な通信状態を実現できる移動体の通信シ
ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる移動体のデータ通信システムの
概略を示すブロック図である。
【図2】移動局に設けられる光送受信アンテナの側面図
である。
【図3】光送受信アンテナの平面図である。
【図4】移動局の光通信装置のブロック図である。
【図5】光ステーションのブロック図の一例である。
【図6】光ステーションのブロック図の一例である。
【図7】移動局による制御地域情報の登録の状態を示す
ブロック図である。
【図8】データ通信網からの呼出があった場合の移動局
10の呼出を示すブロック図である。
【図9】移動局からの発呼がある場合の動作を示すシス
テムのブロック図である。
【図10】光ステーションの他の一例のブロック図であ
る。
【図11】光出射手段を有する光ステーションの一例の
ブロック図である。
【図12】光ステーションの斜視図である。
【図13】移動可能な光ステーションの一例を示す模式
図である
【図14】従来の移動体のデータ通信システムを示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 移動体 14 移動光電話交換局 16 光ステーション制御局 18 ホームメモリ局 22 光ステーション 24 光送受信アンテナ 26 光送受装置 28 フォトダイオード 32 レーザダイオード 34 変調回路 46 光通信装置 64 ビームトラッカ なお、図中同一符号は同一、または相当箇所を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ通信網と、移動体との間を光通信
    を用いて中継するための、移動体の通信システムのため
    の中継局であって、 移動可能な本体と、 前記本体に設けられ、前記データ通信網と無線通信手段
    によって通信可能な手段と、 前記本体に設けられ、前記移動体との間で光通信を行な
    うための複数個の光通信手段とを含む、移動体の通信シ
    ステムのための中継局。
JP11015708A 1999-01-25 1999-01-25 移動体の通信システムのための中継局 Pending JPH11275019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11015708A JPH11275019A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 移動体の通信システムのための中継局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11015708A JPH11275019A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 移動体の通信システムのための中継局

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1228150A Division JP2928279B2 (ja) 1989-09-01 1989-09-01 移動体のための光利用データ通信システムおよびそのための光送受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11275019A true JPH11275019A (ja) 1999-10-08

Family

ID=11896280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11015708A Pending JPH11275019A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 移動体の通信システムのための中継局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11275019A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2389281A (en) * 2002-04-30 2003-12-03 Hewlett Packard Development Co Mobile access points in a lan
JP2007013513A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 National Institute Of Information & Communication Technology 移動体衛星通信システム
JP2007236006A (ja) * 2007-06-15 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd 光無線通信システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2389281A (en) * 2002-04-30 2003-12-03 Hewlett Packard Development Co Mobile access points in a lan
JP2007013513A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 National Institute Of Information & Communication Technology 移動体衛星通信システム
JP2007236006A (ja) * 2007-06-15 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd 光無線通信システム
JP4712002B2 (ja) * 2007-06-15 2011-06-29 本田技研工業株式会社 光無線通信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1471665B1 (en) Seamless switching in a combined long and short distance wireless communication system
US6163691A (en) Caller identification in a radio communication system
CN1732651B (zh) 用于建立无线通信系统中移动装置的直接通信的方法和设备
EP0475348B1 (en) Cordless key telephone system having zone switching function
US6873848B2 (en) Method of call routing and connection
US7224936B2 (en) Portable communication device operable as a relay device only when connected to an external power source
JPH0884369A (ja) 多重モード無線電話
JPH01181340A (ja) 移動体通信方式
JPS60140935A (ja) 移動加入者との接続形成方法
JPH07177557A (ja) 固定セル通信システム
GB2282735A (en) Autorouting system for mobile telephones
EP0682847A1 (en) Method for controlling a subscriber station in a radio system
GB2269723A (en) Mobile radiotelephony combining cellular and local cordless systems
JPH05259956A (ja) 無線中継器
PL181926B1 (pl) Stacja nadawczo-odbiorcza do sieci telekomunikacyjnej i ruchoma stacja nadawczo-odbiorcza do sieci telekomunikacyjnej PL PL PL PL
US5638422A (en) Distributed antenna personal communication networks system
JP2928279B2 (ja) 移動体のための光利用データ通信システムおよびそのための光送受信装置
JPH11275019A (ja) 移動体の通信システムのための中継局
JPS5927636A (ja) 無線通信方式
JP2598321B2 (ja) 移動体通信システム
JPH0847032A (ja) 無線式加入回線の供給方法およびそのシステム
JPH1051846A (ja) 移動体通信システム
JP2615915B2 (ja) 移動通信方式
JP2867049B2 (ja) 移動体通信システムにおける無線ゾーン切替方法
JP2863732B2 (ja) 移動体通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001017