JPH11274842A - アンテナ装置と、送信装置及び/又は受信装置 - Google Patents

アンテナ装置と、送信装置及び/又は受信装置

Info

Publication number
JPH11274842A
JPH11274842A JP7086398A JP7086398A JPH11274842A JP H11274842 A JPH11274842 A JP H11274842A JP 7086398 A JP7086398 A JP 7086398A JP 7086398 A JP7086398 A JP 7086398A JP H11274842 A JPH11274842 A JP H11274842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna device
line
conductor line
antenna
ground plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7086398A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Takahashi
寿征 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP7086398A priority Critical patent/JPH11274842A/ja
Publication of JPH11274842A publication Critical patent/JPH11274842A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型であり、同調回路用のコンデンサなどの
他の回路素子を設けることなくアンテナ単体で共振で
き、かつ、数百MHzないし1GHz程度の高周波数帯
で使用可能で、受信用だけでなく、送信用としても使用
できるアンテナ装置の提供。 【解決手段】 接地板10と、接地板10の一面側にお
いて給電端子10aから接地板10の短絡端子10bに
かけて架設され、全長の電気長が使用周波数の波長の1
以上の整数倍である導体線路12とを具備し、該導体線
路12が、接地板10に対して直交する面であって上記
給電端子10a及び短絡端子10bを含む面F上におい
て形成され、同一電流方向を有する線路部分12aと、
上記面F外に取り出されて形成された線路部分12bと
からなるアンテナ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型であり、アン
テナ単体で共振でき、しかも高周波数帯で使用可能で、
受信用だけでなく、送信用としても使用できるアンテナ
装置と、これを具備した送信装置及び/又は受信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信機器やラジオ放送受信
装置等の小型化が進み、様々な小型携帯無線機器が使用
される機会が増えてきている。これら携帯無線機器は、
人体の極近傍で使用されることが多く、一種の反射板と
みなすことができる人体の表面付近では電界の零点が生
じ、磁界は最大となる。そのため、携帯無線機器に備え
られるアンテナ装置としては、磁界を放射または感知す
るタイプのものが望ましいと考えられており、中波帯ラ
ジオ放送受信装置いわゆるAMラジオ放送受信装置や、
ポケットベルには、通常、磁気型の小型アンテナである
微小ループ構造のアンテナ(以下、微小ループアンテナ
と略記する。)が備えられている。
【0003】図12は、従来の受信装置の概略構成を示
す図である。図中符号90は、この受信装置に備えられ
た微小ループアンテナである。この微小ループアンテナ
90は、棒状の磁性体コア91の外周に導体92が枠形
に巻回されてなるものである。導体92の両端部は、受
信機93に電気的に接続されている。このような微小ル
ープアンテナの代表的なものとしては、AMラジオ放送
受信用のフェライトバーアンテナが挙げられる。上述の
ように携帯無線機器において人体近傍で最大となる磁界
を利用するという原理は、携帯電話や携帯テレビジョン
等にも有効であり、これらの用途に対して微小ループア
ンテナを適用することができれば利便性が増すと考えら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の微
小ループアンテナ90においては、元々放射抵抗が非常
に小さく、放射効率は著しく低いため、送信装置用のア
ンテナとして利用するのは困難であり、また、数百MH
z以上の高周波数帯では波長が短くなるため、AMラジ
オ放送受信用のフェライトバーアンテナと同様の巻線構
造で微小ループを実現するのは困難であった。また、導
体92をアンテナとして動作させるためには、該導体9
2に大きな電流を流す必要があり、そのため、一般に共
振現象が用いられているが、アンテナを共振させるため
には、図12に示すように外部に同調回路用のコンデン
サなどの他の回路素子95を設ける必要があり、アンテ
ナ周辺部の構成が複雑になってしまうという問題があっ
た。また、他の回路素子95を付加することにより、そ
こでの損失が影響して元々低い放射効率がさらに低下し
てしまう恐れがあった。
【0005】さらに、磁性体コア91を構成する従来の
磁性材料は、数百MHz以上の高周波数帯で使用する
と、Q(=1/tanδ=複素透磁率の実数部/複素透
磁率の虚数部)が低下し、磁心損失が大きくなってしま
う。従って、このような磁性体を用いる従来のアンテナ
装置は、数百MHz以下の周波数帯で受信専用に使用さ
れる巻線型の微小ループ構造を有するものが殆どであ
り、数百MHz以上の高周波数帯で送信用としても利用
可能なものは未だ実現されていなかった。なお、上記Q
は、コア材の損失特性を示すものであり、この値が大き
いほど、高周波用材料として優れるものである。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、小型であり、同調回路用のコンデンサなどの他の
回路素子を設けることなくアンテナ単体で共振でき、か
つ、数百MHzないし1GHz程度の高周波数帯で使用
可能で、受信用だけでなく、送信用としても使用できる
アンテナ装置を提供することを課題とする。また、本発
明は、このようなアンテナ装置を具備した送信装置及び
/又は受信装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のアンテナ装置は、接地板と、上記接地板
の一面側において給電端子から上記接地板の短絡端子に
かけて架設され、全長の電気長が使用周波数の波長の1
以上の整数倍である導体線路とを具備し、該導体線路
が、上記接地板に対して直交する面であって上記給電端
子及び短絡端子を含む面上において形成され、同一電流
方向を有する線路部分と、上記面外に取り出されて形成
された線路部分とからなることを特徴とする。上述のよ
うな構成のアンテナ装置において、導体線路の全長の電
気長が使用周波数の波長の1以上の整数倍としたのは、
上記接地板に対して直交する面であって上記給電端子及
び短絡端子を含む面上において形成された線路部分およ
び接地板によって作られる等価的なループ部(ループ部
とみなすことができる部分)を流れる等価的なループ電
流(ループ電流とみなすことができる電流)の分布が一
様なものが得られるからである。また、上記導体線路の
全長の電気長が使用周波数の波長の1以上の整数倍であ
ると、アンテナ単体で共振現象を起こすことができ、上
記導体線路に大きな電流を流すことができるからであ
る。上記導体線路の全長の電気長が使用周波数の波長の
1以上の整数倍とは、例えば、使用周波数の1倍、2
倍、3倍等の長さである。
【0008】本発明のアンテナ装置によれば、上述の構
成としたことにより、小型であり、同調回路用のコンデ
ンサなどの他の回路素子を設けることなくアンテナ単体
で共振でき、インピーダンスの整合性が良好なものが得
られる。上記接地板に対して直交する面であって上記給
電端子及び短絡端子を含む面上において形成された線路
部分が同一電流方向を有しているので、等価的なループ
部が一様な電流分布を有しているものであり、よってル
ープ部内部にループ面に垂直な等価磁流が得られ、ま
た、従来の微小ループアンテナに比べてループ面積を大
きくできるので波源である磁流の増加を期待でき、送信
装置に備えられるアンテナ装置としては放射抵抗を大き
くして放射効率を高めることが可能であり、受信装置に
備えられるアンテナ装置としては実効面積の増加が期待
でき、数百MHzないし1GHz程度の高周波数帯で使
用可能で、受信用だけでなく、送信用としても使用可能
である。
【0009】上述のような構成のアンテナ装置において
は、上記接地板上に磁性体を設け、該磁性体の表面上に
その表面に沿わせて上記導体線路を形成することが、上
記等価磁流の大きさを増加できる点で好ましい。従っ
て、このように磁性体が備えられたアンテナ装置によれ
ば、送信装置に備えられるアンテナ装置としては放射抵
抗を大きくでき、放射効率を高めることができ、また、
受信装置に備えられるアンテナ装置としては実効面積を
増加でき、アンテナ特性が優れる。
【0010】また、本発明のアンテナ装置は、受信装置
又は送信装置から延びる平衡線路に接続する第一と第二
の給電端子間に架設され、全長の電気長が使用周波数の
波長の2以上の整数倍である導体線路を具備し、該導体
線路が、上記第一と第二の給電端子を含む面上において
形成され、同一電流方向を有する線路部分と上記面外に
取り出されて形成された線路部分とからなることを特徴
とするものであってもよい。上述のような構成のアンテ
ナ装置において、導体線路の全長の電気長が使用周波数
の波長の2以上の整数倍としたのは、上記第一と第二の
給電端子を含む面上において形成された線路部分によっ
て作られる等価的なループ部を流れる等価的なループ電
流の分布が一様なものが得られるからである。また、ア
ンテナ単体で共振現象を起こすことができ、上記導体線
路に大きな電流を流すことができるからである。このよ
うな構成のアンテナ装置においても、先に述べたような
構成のアンテナ装置と同様の効果を奏することができ
る。
【0011】上述のような構成のアンテナ装置によれ
ば、第一、第二の給電端子を結ぶ直線上に磁性体を設
け、該磁性体の表面上にその表面に沿わせて上記導体線
路を形成したものであることが、上記等価磁流の大きさ
を増加できる点で好ましい。本発明のアンテナ装置で
は、上記面外に取り出されて形成された線路部分が、上
記接地板に対して平行な面又は上記第一と第二の給電端
子を含む面と直交する面上に形成され、上記同一電流方
向の線路部分を結ぶ環状線路であることを特徴とするも
のであってもよい。
【0012】本発明のアンテナ装置においては、上記磁
性体の上に絶縁性フィルムを形成し、該フィルムの上に
上記導体線路を形成したものであってもよい。このよう
な構成のアンテナ装置は、磁性体の表面にエッチングや
メッキなどにより直接導体線路を形成できない場合に導
体線路を設ける有効な手段であり、また、導体線路に屈
曲などの加工を施す場合と比べて、製造効率が良く、量
産向きである。本発明のアンテナ装置においては、上記
導体線路を覆う保護ケースが設けられていることが、導
体線路が外力により変形したり、破損したりするのを防
止できる点で好ましい。
【0013】また、上記の目的を達成するために、本発
明の送信装置及び/又は受信装置は、本発明のアンテナ
装置を具備したことを特徴とする。本発明の送信装置及
び/又は受信装置によれば、本発明のアンテナ装置が備
えられたことより、高周波特性を向上でき、数百MHz
ないし1GHz程度の高周波数帯で使用可能であり、ま
た、送信時には放射効率を高めることができ、受信時に
は実効面積を増加でき、高性能化を図ることができる。
【0014】本発明で使用される磁性体をなす材料とし
ては、本発明のアンテナ装置が数百MHz以下の周波帯
で使用される受信装置に備えられる場合は、特に限定さ
れないが、数百MHzないし1GHz程度の高周波数帯
で使用される受信装置に備えられる場合や、送信装置
や、送受信装置に備えられる場合には、高周波における
透磁率の低下や損失の増加が抑制され、高周波特性が優
れる点で、高周波用複合材料を用いるのが好ましい。
【0015】ここで用いられる高周波用複合材料は、組
成式がAabc(上記組成式中、Aは、Fe,Co,
Niの群から選ばれた少なくとも一種の元素またはそれ
らの混合物を表し、MはHf,Zr,W,Ti,V,N
b,Mo,Cr,Mg,Mn,Al,Si,Ca,S
r,Ba,Cu,Ga,Ge,As,Se,Zn,C
d,In,Sn,Sb,Te,Pb,Bi,希土類元素
の群から選ばれた少なくとも一種の元素またはそれらの
混合物を表し、DはO,C,N,Bの群から選ばれた少
なくとも一種の元素またはそれらの混合物を表す。)で
示される軟磁性合金粉末と、ポリテトラフルオロエチレ
ン等の合成樹脂とから構成され、軟磁性と誘電性とを有
しているものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳しく説明する。図1は、本発明のアンテナ装置の第
一の実施形態を示す斜視図である。第一の実施形態のア
ンテナ装置は、接地板10と、この接地板10の一面側
において給電端子(給電点)10aから接地板10の短
絡端子(短絡点)10bにかけて架設された導体線路1
2から概略構成されている。なお、図中符号10cは給
電端子用穴である。接地板10および導体線路12をな
す材料としては、銅、アルミニウム、Agなどの良導電
性金属が用いられる。この導体線路12の全長の電気長
は、使用周波数の波長の約1倍の長さとなっている。
【0017】図中符号aないしfは、導体線路12の長
さ方向に沿った位置であり、給電端子10a側から順に
a、b、d、c、e、fとなっている。導体線路12
は、接地板10に対して直交する面であって給電端子1
0a及び短絡端子10bを含む面F上において形成され
た略鎹状の線路部分12aと、上記面F外に取り出され
て形成されたコ字状の線路部分(迂回部分)12bとか
らなるものである。
【0018】導体線路12のa−b間とc−d間とe−
f間は、面F上に形成されている。この実施形態では導
体線路12のa−b間とc−d間とe−f間とを含む略
鎹状の線路部分から線路部分12aが構成されている。
この導体線路12に電流を流したとき、a−b間には+
の電流が+Y向きに流れており、また、c−d間には−
の電流(絶対値がa−b間に流れる電流の絶対値と同じ
大きさ)が−Y向きに流れているので、c−d間はa−
b間に流れる電流と同じ大きさ電流が+Y向きに流れる
のと等価であり、また、e−f間は+の電流(絶対値が
a−b間に流れる電流の絶対値と同じ大きさ)が+Y向
きに流れているので、結果として線路部分12aは同一
電流方向を有するようになる。また、面F上で、かつ、
b−c間とd−e間にはそれぞれギャップδが形成され
ている。
【0019】線路部分12bは、上記同一電流方向を有
する線路部分12aを結ぶ環状線路である。この実施形
態では、導体線路12のb−d間を結ぶコ字状の部分
と、c−e間を結ぶコ字状の部分によりそれぞれ線路部
分(迂回部分)12bが構成されている。すなわち、こ
の第一の実施形態では、線路部分12bが+X方向側と
−X方向側にそれぞれ一つずつ設けられている。このよ
うな同一電流方向を有する鎹状の線路部分12aと、コ
字状の線路部分12bは、導体線路12に屈曲等の加工
を施すことにより形成することができる。
【0020】図1に示す第一の実施形態のアンテナ装置
の具体例としては、動作周波数(第2共振周波数)とし
て2〜3GHz程度、導体線路12の占有空間(体積)
は、30mm×30mm×5mm程度である。また、こ
の第一の実施形態のアンテナ装置の各部寸法の具体例と
しては、接地板10のX方向の長さL1が50mm、Y
方向の長さL2が50mm、線路部分12aのb−d間
の距離L4が12mm、e点からf点の上方の屈曲部ま
での距離L5が8mm、両線路部分(迂回部分)12
b,12bのX方向の長さを合わせた長さL6が30m
m、線路部分12aの高さH1が5.5mmである。こ
のときの動作周波数(第2共振周波数)は、およそ2.
5GHzとなった。
【0021】同一電流方向を有している鎹状の線路部分
12aの長さLLoopとしては、LLo op≦0.92λの条
件を満たすことが接地板10の上側(+Z方向)に大き
く放射する放射特性が得られ易い点で好ましい。また、
導体線路12の全長の電気長が使用周波数の波長λの約
1倍である場合の線路部分12aの長さLLoopとして
は、LLoop≦0.56λの条件を満たすことが一様な電
流分布が得られ易い点で好ましい。ここでの線路部分1
2aの長さLLoopとは、導体線路12のa−b間とc−
d間とe−f間の長さの和に、b−c間のギャップδと
d−e間のギャップδの和を加えた長さである。給電端
子(給電点)10aとしては、例えば、内部導体の外周
に誘電体を介して外部導体が設けられてなるコネクタ等
が用いられ、該内部導体の先端は給電端子用穴10cを
通って接地板10の上面側に導出され、さらに導体線路
12にハンダ付け等により接続されている。この給電端
子10aは、受信装置または送信装置から延びる同軸ケ
ーブル等の線路16に接続されている。
【0022】第一の実施形態のアンテナ装置によれば、
上述の構成としたことにより、小型であり、同調回路用
のコンデンサなどの他の回路素子を設けることなくアン
テナ単体で共振でき、インピーダンスの整合性が良好な
ものが得られる。また、線路部分12aが同一電流方向
を有しているので、等価的なループ部が一様な電流分布
を有しているものであり、よってループ部内部にループ
面に垂直な等価磁流が得られ、また、従来の微小ループ
アンテナに比べてループ面積を大きくできるので波源で
ある磁流の増加を期待でき、送信装置に備えられるアン
テナ装置としては放射抵抗を大きくして放射効率を高め
ることが可能であり、受信装置に備えられるアンテナ装
置としては実効面積の増加が期待でき、数百MHzない
し1GHz程度の高周波数帯で使用可能で、受信用だけ
でなく、送信用としても使用可能である。なお、第一の
実施形態のアンテナ装置においては、導体線路12がコ
ネクタ等を介して同軸ケーブル等の線路16に接続され
る場合について説明したが、導体線路12が線路16の
内部導体であってもよく、その場合、線路16の内部導
体は給電端子用穴10cを通って接地板10の上面側に
導出されて図1に示した導体線路12と同様に架設され
る。
【0023】図2は、本発明のアンテナ装置の第二の実
施形態を示す斜視図である。図2に示した第二の実施形
態のアンテナ装置が、図1に示した第一の実施形態のア
ンテナ装置と異なる点は、接地板10上に磁性体15が
設けられ、該磁性体15の表面上にその表面に沿わせて
導体線路12が形成されている点である。磁性体15を
なす材料としては、この第二の実施形態のアンテナ装置
が数百MHz以下の周波帯で使用される受信装置に備え
られる場合は、特に限定されないが、数百MHzないし
1GHz程度の高周波数帯で使用可能にする場合や、送
信装置や、送受信装置に備えられる場合には、上述のよ
うな軟磁性合金粉末と合成樹脂とからなる高周波用複合
材料を用いるのが高周波における透磁率の低下や損失の
増加を抑制することができ、高周波特性が優れる点で好
ましい。磁性体15の寸法の具体例としては、磁性体1
5のX方向の長さL1が50mm、Y方向の長さL3が3
0mm、厚みが5mmである。
【0024】第二の実施形態のアンテナ装置において
は、特に、接地板10上に磁性体15を設け、該磁性体
15の表面上にその表面に沿わせて導体線路12が形成
されたことにより、送信装置に備えられるアンテナ装置
としては放射抵抗を大きくでき、放射効率を高めること
ができ、また、受信装置に備えられるアンテナ装置とし
ては実効面積を増加でき、アンテナ特性が優れるという
利点がある。また、磁性体15として上記高周波用複合
材料から作製したものを用いたものにあっては、小型軽
量化が可能で、高性能化が可能である。
【0025】図3は、本発明のアンテナ装置の第三の実
施形態を示す斜視図である。図3に示した第三の実施形
態のアンテナ装置が、図2に示した第二の実施形態のア
ンテナ装置と異なる点は、導体線路12の全長の電気長
が使用周波数の波長の2倍の長さであり、かつ、線路部
分(迂回部分)12bが+X方向側と−X方向側にそれ
ぞれ二つずつ設けられている点である。なお、図中符号
δは、上記面F上に形成されたギャップあり、この第三
の実施形態では4箇所設けられている。ここでの線路部
分12aの長さLLoopには、ギャップの長さの和が含ま
れている。第三の実施形態のアンテナ装置によれば、上
述の構成としたことにより、上記第二の実施形態と同様
の作用効果を奏することができる。
【0026】図4は、本発明のアンテナ装置の第四の実
施形態を示す斜視図である。図4に示した第四の実施形
態のアンテナ装置が、図1に示した第一の実施形態のア
ンテナ装置と異なる点は、導体線路12を覆う保護ケー
ス27が接地板10上に設けられた点である。この保護
ケース27をなす材料としては、高周波領域で損失の小
さい材料が用いられ、例えば、高周波用低損失誘電材料
のポリテトラフルオロエチレンなどを用いることができ
る。第四の実施形態のアンテナ装置によれば、導体線路
12を覆う保護ケース27が設けられたことにより、他
の物体が導体線路12に直接接触するを回避でき、導体
線路12が外力により変形したり、破損したりするのを
防止できる。
【0027】図5は、本発明のアンテナ装置の第五の実
施形態を示す斜視図である。図5に示した第五の実施形
態のアンテナ装置が、図2に示した第二の実施形態のア
ンテナ装置と異なる点は、線路部分(迂回部分)12b
の形状が異なる点である。また、この第五の実施形態で
の線路部分(迂回部分)12bは、+X方向側と−X方
向側にそれぞれ一つずつ設けられており、各線路部分1
2bの形状は+Y方向および−Y方向に屈曲するジグザ
グ状のものである。第五の実施形態のアンテナ装置によ
れば、線路部分(迂回部分)12bの形状をジグザグ状
にしたことにより、線路部分(迂回部分)12bの占有
面積を小さくできるので、アンテナ装置の小型化を図る
ことができる。
【0028】図6は、本発明のアンテナ装置の第六の実
施形態を示す斜視図である。図6に示した第六の実施形
態のアンテナ装置が、図2に示した第二の実施形態のア
ンテナ装置と異なる点は、線路部分(迂回部分)12b
の形成される位置が異なる点である。第六の実施形態で
の二つの線路部分(迂回部分)12b,12bは、−X
方向側に形成されている。これら線路部分12b,12
bは立体的に形成されており、すなわち、−X方向側
で、かつ+Z方向の位置が異なるように(高さが異なる
ように)形成されている。第六の実施形態のアンテナ装
置によれば、線路部分12b,12bを立体的に形成し
たことにより、線路部分(迂回部分)12bの占有面積
を小さくできるので、アンテナ装置の小型化を図ること
ができる。また、線路部分12b上の電流の影響を軽減
できる。
【0029】図7は、本発明のアンテナ装置の第七の実
施形態を示す斜視図である。図7に示した第七の実施形
態のアンテナ装置が、図2に示した第二の実施形態のア
ンテナ装置と異なる点は、導体線路12が磁性体15の
表面に直接形成されている点である。導体線路12を磁
性体15の表面に直接形成する方法としては、磁性体1
5の上面に貼り付けた金属箔をエッチングして導体パタ
ーンからなる導体線路12を形成する方法や、磁性体1
5の表面にメッキを施すことにより必要な導体パターン
からなる導体線路12を形成する方法などが挙げられ
る。第七の実施形態のアンテナ装置によれば、特に、導
体線路12と磁性体15とが一体化されているので、コ
ストの低減が可能である。また、第一あるいは第二の実
施形態のアンテナ装置のように導体線路12に屈曲など
の加工を施す場合と比べて、製造効率が良く、量産向き
である。
【0030】図8は、本発明のアンテナ装置の第八の実
施形態を示す分解斜視図である。図8に示した第八の実
施形態のアンテナ装置が、図2に示した第二の実施形態
のアンテナ装置と異なる点は、磁性体15の上に絶縁性
フィルム28が形成され、該絶縁性フィルム28の上に
導体線路12が形成されている点である。絶縁性フィル
ム28をなす材料としては、高周波領域での損失の小さ
い材料が用いられ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン等が用いられる。絶縁性フィルム2
8の上に導体線路12を形成する方法としては、絶縁性
フィルム28の上面に貼り付けた金属箔をエッチングし
て導体パターンからなる導体線路12を形成する方法
や、絶縁性フィルム28の表面にメッキを施すことによ
り必要な導体パターンからなる導体線路12を形成する
方法などが挙げられる。このようにして導体線路12が
形成された絶縁性フィルム28は、貼り付け等の方法に
より磁性体15の上に設けられる。
【0031】第八の実施形態のアンテナ装置によれば、
特に、磁性体15の上に絶縁性フィルム28が形成さ
れ、該フィルム28の上に導体線路12が形成されてい
るので、磁性体15の表面にエッチングやメッキなどに
より直接導体線路12を形成できない場合に導体線路1
2を設ける有効な手段であり、また、第一あるいは第二
の実施形態のアンテナ装置のように導体線路12に屈曲
などの加工を施す場合と比べて、製造効率が良く、量産
向きである。
【0032】図9は、本発明のアンテナ装置の第九の実
施形態を示す斜視図である。図9に示した第九の実施形
態のアンテナ装置が、図7に示した第七の実施形態のア
ンテナ装置と異なる点は、導体パターンからなる導体線
路12が表面に直接形成された磁性体15の上に、これ
ら導体線路12および磁性体15を覆う誘電体層30が
積層された点である。誘電体層30をなす材料として
は、ポリテトラフルオロエチレンなどの高周波用低損失
誘電材料等が用いられる。第九の実施形態のアンテナ装
置によれば、特に、導体線路12が表面に直接形成され
た磁性体15の上に、誘電体層30が積層されたことに
より、該誘電体層30の誘電率による波長短縮効果が加
わるので、アンテナ装置の更なる小型化が可能である。
【0033】図10は、本発明のアンテナ装置の第十の
実施形態を示す斜視図である。この第十の実施形態のア
ンテナ装置は、受信装置又は送信装置から延びる平衡線
路に接続する第一と第二の給電端子31a,31b間に
架設された導体線路32と、磁性体15から概略構成さ
れている。磁性体15は、第一、第二の給電端子31
a,31bを結ぶ直線上に設けられている。この磁性体
15の表面上にその表面に沿わせて導体線路32が形成
されている。導体線路32は、全長の電気長が使用周波
数の波長の2以上の整数倍となっている。
【0034】導体線路32は、第一と第二の給電端子3
1a,31bを含む面F上において形成され、同一電流
方向を有する線路部分32aと、面F外に取り出されて
形成されたコ字状の線路部分(迂回部分)32bとから
なる。線路部分32aは、磁性体15の周囲を取り囲む
ように形成された略C字状のものである。なお、図中符
号δは、面F上に形成されたギャップである。線路部分
(迂回部分)32bは、第一と第二の給電端子31a,
31bを含む面Fと直交する面J1上の+X方向側と−
X方向側にそれぞれ一つずつ設けられており、また、面
Fと直交する面J2上の+X方向側側と−X方向側にそ
れぞれ一つずつ設けられている。なお、第十の実施形態
のアンテナ装置においては、磁性体15の表面に導体線
路32を形成した場合について説明したが、磁性体15
を配置しない場合でもアンテナ装置として使用すること
ができる。
【0035】次に、本発明のアンテナ装置を具備する送
信装置及び/又は受信装置の一実施形態について説明す
る。図11は、本発明を携帯電話等の送受信装置に適用
した実施形態を示すブロック図である。図中、符号40
は本発明のアンテナ装置、45は送受分波器あるいはア
ンテナスイッチ、61は電力増幅器、62は第一の混合
器、63は変調器、64は第一の発振器、70はシンセ
サイザであり、81は低雑音増幅器、82は第二の混合
器、83は帯域フィルタ、84は第三の混合器、85は
帯域フィルタ、86は検波器、87は第二の発振器、6
1ないし64は送信系回路、81ないし87は受信系回
路である。
【0036】送受分波器あるいはアンテナスイッチ45
は、共に、1つのアンテナ装置40を送受信で共用する
ための回路である。ここでの送受分波器は、送受信の各
周波数帯に対応した帯域通過フィルタを内部に有してお
り、送信回路側からの信号は受信回路側には流れずにア
ンテナ装置40側へのみ伝送され、逆に、アンテナ装置
40で受信された受信信号は送信回路側へは流れずに、
受信回路側へのみ伝送されるようになっている。このよ
うな機能によって、一つのアンテナ装置40を送受信に
共用することが可能となる。ただし、送受分波器は、送
受で異なる周波数を用いる場合に利用可能であるが、周
波数の有効利用という観点から、最近は送受で同一周波
数を用いるTDD(Time Division Du
plex)方式が用いられることが多い。このTDD方
式は、例えば、1ms毎に送受を切り換えることで送受
信を同一の周波数で行うものである。従って、アンテナ
装置を送信系回路に接続するか、受信系回路に接続する
かを電気的に切り換えることで、1つのアンテナ装置を
送受で共用することが可能となり、このような回路のこ
とをアンテナスイッチという。
【0037】まず、実施形態の送受信装置の送信時の一
連の動作について説明する。送信時には、第一の発振器
64から出力される搬送波信号を変調器63において変
調する。そして、変調器63において変調された信号
は、第一の混合器62においてシンセサイザ70の出力
信号を用いて周波数変換され、電力増幅器61で所望の
電力レベルまで増幅されたのち、送受分波器あるいはア
ンテナスイッチ45を経由して本発明のアンテナ装置4
0から放射されるようになっている。
【0038】次に、実施形態の送受信装置の受信時の一
連の動作について説明する。受信時には、本発明のアン
テナ装置40で受信された受信信号は送受分波器あるい
はアンテナスイッチ45を経由して低雑音増幅器81に
至り、ここで所望のレベルまで増幅される。そして、低
雑音増幅器81で増幅された受信信号は、第二の混合器
82で周波数変換される。ここでの変換後の周波数は、
中間周波数と呼ばれる。第二の混合器82で変換された
信号は第一の帯域フィルタを経て第三の混合器84で周
波数変換される。さらに、第三の混合器84で変換され
た信号は検波器86に至り、ここで検波されて情報が取
り出されるようになっている。
【0039】実施形態の送受信装置においては、本発明
のアンテナ装置40が備えられたものであるので、高周
波特性を向上でき、数百MHzないし1GHz程度の高
周波数帯で使用可能であり、また、送信時には放射効率
を高めることができ、受信時には実効面積を増加でき、
高性能化を図ることができるという利点がある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアンテナ装
置によれば、上述の構成としたことにより、小型であ
り、同調回路用のコンデンサなどの他の回路素子を設け
ることなくアンテナ単体で共振でき、インピーダンスの
整合性が良好なものが得られる。また、上記接地板に対
して直交する面であって上記給電端子及び短絡端子を含
む面上において形成された線路部分あるいは上記第一と
第二の給電端子を含む面上において形成された線路部分
が同一電流方向を有しているので、等価的なループ部が
一様な電流分布を有しているものであり、よってループ
部内部にループ面に垂直な等価磁流が得られ、また、従
来の微小ループアンテナに比べてループ面積を大きくで
きるので波源である磁流の増加を期待でき、送信装置に
備えられるアンテナ装置としては放射抵抗を大きくして
放射効率を高めることが可能であり、受信装置に備えら
れるアンテナ装置としては実効面積の増加が期待でき、
数百MHzないし1GHz程度の高周波数帯で使用可能
で、受信用だけでなく、送信用としても使用可能であ
る。
【0041】また、上記接地板上に磁性体を設け、該磁
性体の表面上にその表面に沿わせて上記導体線路を形成
したものにあっては、 上記等価磁流の大きさを増加で
きるので、送信装置に備えられるアンテナ装置としては
放射抵抗を大きくでき、放射効率を高めることができ、
また、受信装置に備えられるアンテナ装置としては実効
面積を増加でき、アンテナ特性が優れるという利点があ
る。本発明の送信装置及び/又は受信装置によれば、本
発明のアンテナ装置が備えられたことより、高周波特性
を向上でき、数百MHzないし1GHz程度の高周波数
帯で使用可能であり、また、送信時には放射効率を高め
ることができ、受信時には実効面積を増加でき、高性能
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアンテナ装置の第一の実施形態を示
す斜視図である。
【図2】 本発明のアンテナ装置の第二の実施形態を示
す斜視図である。
【図3】 本発明のアンテナ装置の第三の実施形態を示
す斜視図である。
【図4】 本発明のアンテナ装置の第四の実施形態を示
す斜視図である。
【図5】 本発明のアンテナ装置の第五の実施形態を示
す斜視図である。
【図6】 本発明のアンテナ装置の第六の実施形態を示
す斜視図である。
【図7】 本発明のアンテナ装置の第七の実施形態を示
す斜視図である。
【図8】 本発明のアンテナ装置の第八の実施形態を示
す分解斜視図である。
【図9】 本発明のアンテナ装置の第九の実施形態を示
す斜視図である。
【図10】 本発明のアンテナ装置の第十の実施形態を
示す斜視図である。
【図11】 本発明を携帯電話等の送受信装置に適用し
た実施形態を示すブロック図である。
【図12】 従来の受信装置の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10・・・接地板、10a・・・給電端子(給電点)、10b
・・・短絡端子(短絡点)、12・・・導体線路、12a・・・
線路部分、12b・・・線路部分(迂回部分)、F・・・面、
15・・・磁性体、16・・・線路、27・・・保護ケース、2
8・・・絶縁性フィルム、31a,31b・・・給電端子、3
2・・・導体線路、J1,J2・・・面、32a・・・線路部分、
32b・・・線路部分(迂回部分)、40・・・アンテナ装
置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地板と、前記接地板の一面側において
    給電端子から前記接地板の短絡端子にかけて架設され、
    全長の電気長が使用周波数の波長の1以上の整数倍であ
    る導体線路とを具備し、該導体線路が、前記接地板に対
    して直交する面であって前記給電端子及び短絡端子を含
    む面上において形成され、同一電流方向を有する線路部
    分と、前記面外に取り出されて形成された線路部分とか
    らなることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 受信装置又は送信装置から延びる平衡線
    路に接続する第一と第二の給電端子間に架設され、全長
    の電気長が使用周波数の波長の2以上の整数倍である導
    体線路を具備し、該導体線路が、前記第一と第二の給電
    端子を含む面上において形成され、同一電流方向を有す
    る線路部分と前記面外に取り出されて形成された線路部
    分とからなることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記面外に取り出されて形成された線路
    部分が、前記接地板に対して平行な面又は前記第一と第
    二の給電端子を含む面と直交する面上に形成され、前記
    同一電流方向の線路部分を結ぶ環状線路であることを特
    徴とする請求項1又は2記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記接地板上に磁性体を設け、該磁性体
    の表面上にその表面に沿わせて前記導体線路を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記第一、第二の給電端子を結ぶ直線上
    に磁性体を設け、該磁性体の表面上にその表面に沿わせ
    て前記導体線路を形成したことを特徴とする請求項2記
    載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記磁性体の上に絶縁性フィルムを形成
    し、該フィルムの上に前記導体線路を形成したことを特
    徴とする請求項4又は5記載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記導体線路を覆う保護ケースを設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし6記載のアンテナ装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7記載のアンテナ装置を
    具備したことを特徴とする送信装置及び/又は受信装
    置。
JP7086398A 1998-03-19 1998-03-19 アンテナ装置と、送信装置及び/又は受信装置 Withdrawn JPH11274842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7086398A JPH11274842A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 アンテナ装置と、送信装置及び/又は受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7086398A JPH11274842A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 アンテナ装置と、送信装置及び/又は受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11274842A true JPH11274842A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13443836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7086398A Withdrawn JPH11274842A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 アンテナ装置と、送信装置及び/又は受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11274842A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077715A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Tdk Corp アンテナ及び通信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077715A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Tdk Corp アンテナ及び通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6218992B1 (en) Compact, broadband inverted-F antennas with conductive elements and wireless communicators incorporating same
KR100757506B1 (ko) 안테나 장치 및 무선 통신 장치
EP1290757B1 (en) Convertible dipole/inverted-f antennas and wireless communicators incorporating the same
EP1295358B1 (en) Convertible loop/inverted-f antennas and wireless communicators incorporating the same
US6515625B1 (en) Antenna
JP4966125B2 (ja) アンテナ装置及び無線機
US6040803A (en) Dual band diversity antenna having parasitic radiating element
US6664931B1 (en) Multi-frequency slot antenna apparatus
US6662028B1 (en) Multiple frequency inverted-F antennas having multiple switchable feed points and wireless communicators incorporating the same
KR100690031B1 (ko) 무선통신장치 및 안테나 시스템
US5365246A (en) Transmitting and/or receiving arrangement for portable appliances
JP4574922B2 (ja) ワイヤレス通信機用マルチ周波数帯域分岐アンテナ
US6700540B2 (en) Antennas having multiple resonant frequency bands and wireless terminals incorporating the same
US6229487B1 (en) Inverted-F antennas having non-linear conductive elements and wireless communicators incorporating the same
US6016126A (en) Non-protruding dual-band antenna for communications device
US6184836B1 (en) Dual band antenna having mirror image meandering segments and wireless communicators incorporating same
KR101480555B1 (ko) 휴대용 단말기의 안테나 장치
JP2005535239A (ja) デュアルバンドアンテナシステム
JPH07273688A (ja) 通信機
JPH05243837A (ja) スロットアンテナ
JP2001223519A (ja) 複合アンテナ
JPH11274842A (ja) アンテナ装置と、送信装置及び/又は受信装置
US6980172B2 (en) Multi-band cable antenna
JP2000082914A (ja) マイクロストリップアンテナ、それを用いたアンテナ装置及び無線装置
JPH0878949A (ja) 小形無線機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041130