JPH11272684A - 情報提供方法および装置 - Google Patents

情報提供方法および装置

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JPH11272684A
JPH11272684A JP10070423A JP7042398A JPH11272684A JP H11272684 A JPH11272684 A JP H11272684A JP 10070423 A JP10070423 A JP 10070423A JP 7042398 A JP7042398 A JP 7042398A JP H11272684 A JPH11272684 A JP H11272684A
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JP
Japan
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topic
unit
information
inter
input
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Application number
JP10070423A
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English (en)
Inventor
Keisuke Watanabe
圭輔 渡邉
Akito Nagai
明人 永井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同定した分野に関する情報のみならず、分野
間の関連を考慮して、同定した分野の関連分野に関する
情報など、ユーザの要求に合致した情報提供を可能にす
る。 【解決手段】 検索語・話題関連知識記憶部3と、話題
間関連知識記憶部4と、検索語を入力とし、検索語・話
題関連知識記憶部3と話題間関連知識記憶部4を参照し
て、前記入力に対する各話題のスコアを計算し、前記各
話題を順位付けてスコアと共に出力する話題スコア計算
部5と、前記出力から話題を選択する話題選択部6と、
前記選択された話題を話題タグとして持つ情報項目を話
題とともに出力する検索結果選択部7と、前記選択され
た情報項目を提示する情報提示部8を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自然言語による
マン・マシン・インタフェースを用いて話題に対応した
適切な情報の提供を行う情報提供方法および装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】大規模データベースに対する情報検索、
特に、所望の情報を得るために、ユーザの検索要求入力
と、システムの検索応答出力を何度か繰り返すような対
話型情報提供装置の重要性が高まっている。このような
対話型情報提供装置においては、ユーザの所望する情報
を速く的確に提供できることが重要であり、従来そのよ
うな目的のために、話題に応じた適切な情報の選択と提
供を自動的に行う方法が提案されている。図43は、特
開平6−236410号公報に示されている従来の自動
情報提供方法を実現する情報提供装置の構成を示す機能
ブロック図である。図43において、22はマイクロフ
ォン、23は音声認識装置、24は形態素解析装置、2
5は分野同定・分野転換検出装置、26は明示的話題転
換候補検出装置、27は話題候補検出装置、28は話題
ユニット同定装置、29は話題・話題転換候補認定装
置、30は話題集合更新装置、31はデータベース検索
装置、32は情報表示装置、33はスピーカ、34はデ
ィスプレイである。
【0003】次に動作について説明する。音声認識装置
23は、対話やプレゼンテーションにおける発話を音声
認識して文字列に変換して出力する。形態素解析装置2
4は、音声認識装置23から入力された文字列を単語毎
に区切って単語列として、各単語の品詞や活用語の活用
形等を同定する。分野同定・分野転換検出装置25は、
図44に示すような辞書25aを用いて形態素解析装置
24の形態素解析結果から分野用語を検出し、最も最近
検出されたn個の分野用語に対応する分野について最も
数の多いものを現在の分野とする。分野転換が検出され
ると、新たに同定した分野を現在の分野とし、同定した
分野でデータベースを予め検索して、今後、検索対象と
するデータベースをその検索結果に限定する。分野転換
が検出されない場合はなにも実行しない。
【0004】明示的話題転換侯補検出装置26は、図4
5に示すような辞書26aを用いて、辞書に登録された
言語表現を音声認識装置23により文字列の単語列の中
から検出することにより話題転換箇所の侯補の検出を行
う。話題侯補検出装置27は、図46に示すような明示
的話題同定用辞書27aを用いて、明示的に話題を導入
する言語表現と形態素解析結果とのマッチングをとっ
て、明示話題の同定と話題侯補の検出を行う。話題ユニ
ット同定装置28は、対話のインタラクション構造等を
用いて、関連する話題が展開する発話文集合である話題
ユニットを同定する。話題・話題転換侯補認定装置29
は、話題ユニット同定装置28により同定された話題ユ
ニットを用いて、話題転換侯補と話題侯補からそれぞれ
正しいものを選択し、話題集合更新装置30により話題
集合の更新を行う。
【0005】分野同定・分野転換検出装置25により分
野で限定されたデータベースに対して、データベース検
索装置31により話題集合による検索を行い、スピーカ
33やディスプレイ34等の情報表示装置32により情
報提供を行うことで、対話の内容に応じた適切な情報を
選択し、その情報を対話遂行者やプレゼンテーション遂
行者に提供することができる。
【0006】なお、特開平6−236410号公報で用
いられている語「話題」は、本明細書中における語「話
題」と異なり、本明細書で用いる語「話題」は特開平6
−236410号公報における語「分野」に相当する。
従って、後述の「発明が解決しようとする課題」におい
ては語「分野」を用いるが、本明細書中の「発明が解決
しようとする課題」以外の箇所においては語「話題」を
用いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報提供方法お
よび装置は以上のように構成されていたので、分野同定
・分野転換検出装置25において、最も最近検出された
n個の分野用語に対応する分野について最も数の多いも
のを現在の分野とするため、出現回数が同一の分野が複
数ある場合、分野を同定できない課題があった。
【0008】また、分野同定・分野転換検出装置25で
の分野同定に用いる辞書25aが、分野用語と分野の対
応辞書であるため、分野間の関連が考慮されていない。
このため、同定した分野の関連分野に関する情報は提供
することができない課題があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、出現回数が同一の分野が複数あ
る場合にも分野を同定し、同定した分野の情報を提供で
きるなどの機能性を向上させた情報提供方法および装置
を得ることを目的とする。
【0010】また、同定した分野に関する情報のみなら
ず、分野間の関連を考慮して、同定した分野の関連分野
に関する情報を提供できるなどの機能性を向上させた情
報提供方法および装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報提供
方法は、検索語との関連度および話題相互間の関連度か
ら話題を選択する話題選択ステップと、該話題選択ステ
ップで選択した話題をもとに前記検索語に応じた情報項
目をデータベースに格納されている情報項目から選別す
る情報項目選別ステップと、該情報項目選別ステップで
選別した情報項目を提示する提示ステップとを備えるよ
うにしたものである。
【0012】この発明に係る情報提供方法は、検索語と
の関連度に応じた各話題毎の検索語関連度レベルを決め
る検索語関連度レベル決定ステップと、話題相互間の関
連度をもとに、話題相互間の関連度を反映させた各話題
毎の話題相互間関連度レベルを決める話題相互間関連度
レベル決定ステップと、前記検索語関連度レベル決定ス
テップで決めた各話題毎の検索語関連度レベルと前記話
題相互間関連度レベル決定ステップで決めた各話題毎の
話題相互間関連度レベルをもとに、各話題毎の調整関連
度レベルを決定する調整関連度レベル決定ステップと、
該調整関連度レベル決定ステップで決定した各話題毎の
調整関連度レベル、または前記調整関連度レベルの大き
さをもとにした各話題毎の順位に対する所定の話題選択
基準を用いて、情報項目選別ステップで情報項目を選別
するための話題を選択する情報項目選別話題選択ステッ
プとを、話題選択ステップが備えるようにしたものであ
る。
【0013】この発明に係る情報提供方法は、調整関連
度レベル決定ステップで決定した各話題毎の調整関連度
レベルを時系列的に記憶する時系列記憶ステップと、該
時系列記憶ステップで記憶した各話題毎の調整関連度レ
ベルと各話題毎の話題相互間関連度レベルをもとに、現
検索語入力までの各関連度レベルの履歴を反映させた各
話題毎の履歴反映関連度レベルを決定する履歴反映関連
度レベル決定ステップとを有し、検索語関連度レベル決
定ステップで決めた各話題毎の検索語関連度レベルと前
記話題相互間関連度レベルと前記履歴反映関連度レベル
をもとに、調整関連度レベル決定ステップで各話題毎の
調整関連度レベルを決定するようにしたものである。
【0014】この発明に係る情報提供方法は、調整関連
度レベル決定ステップで決定した調整関連度レベルの大
きさの順で配列された各話題の列を、前記調整関連度レ
ベルが最大である話題に対する関連度が所定の大きさを
越える話題について話題相互間関連度レベルをもとに再
配列する再配列ステップを備え、前記再配列ステップで
再配列した各話題から所定の話題選択基準を用いて、情
報項目選別話題選択ステップが情報項目選別ステップで
情報項目を選別するための話題を選択するようにしたも
のである。
【0015】この発明に係る情報提供装置は、各情報項
目が見出語と本文からなり、本文に話題タグが付与され
ているデータベースと、入力された検索語により前記デ
ータベースに対して検索を行い、検索結果である情報項
目を出力する検索部と、検索語と話題の関連を規定する
検索語・話題関連知識を記憶する検索語・話題関連知識
記憶部と、話題相互の関連を規定する話題間関連知識を
記憶する話題間関連知識記憶部と、検索語を入力とし、
前記検索語・話題関連知識記憶部と前記話題間関連知識
記憶部を参照して、前記入力に対する各話題のスコアを
計算し、前記各話題を順位付けてスコアと共に出力する
話題スコア計算部と、該話題スコア計算部の出力から話
題を選択して出力する話題選択部と、該話題選択部にお
いて選択された話題と、前記検索部からの情報項目を入
力とし、前記話題を話題タグとして持つ情報項目を選択
して話題とともに出力する検索結果選択部と、該検索結
果選択部から入力された情報項目をユーザに提示する情
報提示部とを備えるようにしたものである。
【0016】この発明に係る情報提供装置は、話題スコ
ア計算部から入力される話題および当該各話題のスコア
を時系列的に記憶する話題推定結果記憶部を有し、前記
話題推定結果記憶部に記憶された話題および当該各話題
のスコアの時系列と、話題間関連知識記憶部を参照し
て、話題スコア計算部が、各話題のスコアを計算し各話
題を順位付けてスコアとともに出力するようにしたもの
である。
【0017】この発明に係る情報提供装置は、話題スコ
ア計算部から入力された話題に対し、話題選択部が話題
間関連知識記憶部を参照して話題を再順序付けして話題
の選択を行うようにしたものである。
【0018】この発明に係る情報提供装置は、検索部か
ら入力された情報項目の個数、選択した情報項目の個
数、および選択に用いた話題を組にして出力する機能を
有した検索結果選択部と、前記検索結果選択部からの前
記組による出力を記憶する検索結果記憶部を備え、前記
検索結果記憶部と話題間関連知識記憶部の記憶内容を参
照して話題選択部が話題を選択するようにしたものであ
る。
【0019】この発明に係る情報提供装置は、情報提示
部によって提示した情報項目のいずれかをユーザが選択
した場合、該選択した項目を検出して出力するユーザ選
択項目検出部と、話題選択部から入力される話題および
前記ユーザ選択項目検出部から入力される情報項目を組
として記憶するユーザ反応記憶部を備え、前記ユーザ反
応記憶部と話題間関連知識記憶部を参照して前記話題選
択部が話題を選択するようにしたものである。
【0020】この発明に係る情報提供装置は、ユーザに
提示した情報項目を出力する機能を有した情報提示部
と、検索語、および前記情報提示部からの情報項目を入
力とし、前記検索語が前記情報項目中に存在する語であ
る場合に、当該検索語を出力する検索語検出部と、話題
選択部から入力される話題、前記検索語検出部から入力
される前記検索語を組として記憶するユーザ反応記憶部
とを有し、前記ユーザ反応記憶部および話題間関連知識
記憶部を参照して話題選択部が話題を選択するようにし
たものである。
【0021】この発明に係る情報提供装置は、検索語の
時間的な入力間隔を計測して出力する入力間隔計測部
と、前記入力間隔と、話題選択部から入力される話題を
組として記憶するユーザ反応記憶部とを有し、前記ユー
ザ反応記憶部と話題間関連知識記憶部を参照して話題選
択部が話題を選択するようにしたものである。
【0022】この発明に係る情報提供装置は、話題スコ
ア計算部から入力される話題の一覧をユーザに提示する
機能を情報提示部が有しており、前記情報提示部によっ
て提示した話題のいずれかをユーザが選択した場合、選
択した話題を検出して出力するユーザ選択話題検出部
と、該ユーザ選択話題検出部から入力される話題を記憶
するユーザ反応記憶部とを備え、話題選択部が、前記ユ
ーザ反応記憶部と話題間関連知識記憶部を参照して話題
を選択するようにしたものである。
【0023】この発明に係る情報提供装置は、検索結果
選択部からの情報項目と話題を入力として、前記情報項
目に前記話題を対応づけて情報提示部がユーザに提示す
るようにしたものである。
【0024】この発明に係る情報提供装置は、話題スコ
ア計算部から入力された話題に関連する話題を、話題間
関連知識記憶部を参照して選択し出力する関連話題選択
部を有し、前記関連話題選択部から入力される話題を情
報提示部がユーザに提示するようにしたものである。
【0025】この発明に係る情報提供装置は、話題スコ
ア計算部から入力された話題に関連する話題を、話題間
関連知識記憶部を参照して選択し出力する関連話題選択
部を有し、前記関連話題選択部から入力される話題を話
題タグとして持つ情報項目を検索結果選択部が選択して
出力するようにしたものである。
【0026】この発明に係る情報提供装置は、話題選択
部からの話題と、関連話題選択部からの話題を入力と
し、該話題を組にして記憶する選択話題記憶部と、該選
択話題記憶部と話題間関連知識記憶部を参照して、前記
話題間関連知識記憶部内の話題間関連知識における話題
相互の関連を修正する話題間関連知識修正部とを備える
ようにしたものである。
【0027】この発明に係る情報提供装置は、話題間関
連知識記憶部が話題間関連知識を複数有しており、話題
スコア計算部から入力される話題と話題のスコアから、
前記話題間関連知識記憶部中の各話題間関連知識に対し
て評価値を計算し、前記話題スコア計算部および話題選
択部が参照する話題間関連知識を該評価値に基づいて話
題間関連知識選択部が限定するようにしたものである。
【0028】この発明に係る情報提供装置は、検索部か
ら入力された情報項目の個数、選択した情報項目の個
数、および選択に用いた話題を組にして出力する機能を
検索結果選択部が有しており、前記検索結果選択部から
の前記組の出力を記憶する検索結果記憶部と、話題間関
連知識選択部から入力される各話題間関連知識に対する
評価値を記憶する評価値記憶部と、前記検索結果記憶部
と前記評価値記憶部を参照して、前記話題間関連知識選
択部が話題間関連知識を選択するために用いる、評価値
に対する基準を決定して出力する話題間関連知識選択基
準決定部とを備え、前記話題間関連知識選択基準決定部
の出力する選択基準に基づいて、話題スコア計算部およ
び話題選択部が参照する話題間関連知識を限定し、計算
した各話題間関連知識に対する評価値を話題間関連知識
選択部が前記評価値記憶部へ出力するようにしたもので
ある。
【0029】この発明に係る情報提供装置は、選択した
話題間関連知識名を出力する機能を話題間関連知識選択
部が有しており、前記話題間関連知識選択部から入力さ
れた前記話題間関連知識名を情報提示部がユーザに提示
するようにしたものである。
【0030】この発明に係る情報提供装置は、選択した
話題のスコアが閾値以上の場合、検索語・話題関連知識
記憶部を参照し、前記選択した話題との関連度が閾値以
上の検索語を出力する機能を話題選択部が有しており、
前記話題選択部から入力される前記検索語を情報提示部
がユーザに提示するようにしたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1の情報
提供方法を実現する情報提供装置の構成を示す機能ブロ
ック図である。図1において、1は各情報項目が見出語
と本文からなり、本文に話題タグが付与されているデー
タベース、2は入力された検索語により前記データベー
ス1に対して検索を行い、検索結果である情報項目を出
力する検索部、3は検索語と話題の関連を規定する検索
語・話題関連知識を記憶する検索語・話題関連知識記憶
部、4は話題相互の関連を規定する話題間関連知識を記
憶する話題間関連知識記憶部、5は検索語を入力とし、
前記検索語・話題関連知識記憶部3と前記話題間関連知
識記憶部4を参照して、前記入力に対する各話題のスコ
アを計算し、各話題を順位付けてスコアとともに出力す
る話題スコア計算部、6は前記話題スコア計算部5から
入力される話題から、話題を選択して出力する話題選択
部、7は前記話題選択部6において選択された話題と、
前記検索部2からの情報項目を入力として、前記話題を
話題タグとして持つ情報項目を選択して出力する検索結
果選択部、8は前記検索結果選択部7から出力された情
報項目をユーザに提示する情報提示部である。
【0032】図2は、データベース1中の情報項目の一
例を示す説明図である。情報項目は、見出語「和菓子」
と見出語に対する本文を持つ。本文は話題単位に分割さ
れており、各話題単位には話題タグが付与されている。
例えば第1番目の話題単位には話題タグ「語義」「原
料」「料理」、第2番目の話題単位には話題タグ「歴
史」「起源」「伝来」、第3番目の話題単位には話題タ
グ「分類」「製法」が付与されている。
【0033】検索語・話題関連知識は、検索語と話題の
関連度合いを規定する知識であり、例えば、検索語と話
題の数値的な関連度として定めることができる。図3は
検索語・話題関連知識の一例を示す説明図であり、例え
ば検索語「米」は話題「語義」に対して関連度0.2が
付与され、話題「原料」に対して関連度0.4が付与さ
れている。話題間関連知識は、話題相互の関連度合いを
規定する知識であり、例えば、話題と話題の数値的な関
連度として定めることができる。図4は話題間関連知識
の一例を示す説明図であり、例えば話題「語義」と話題
「原料」の関連度として0.3が付与され、話題「語
義」と話題「料理」の関連度として0.5が付与されて
いる。
【0034】次に動作について説明する。検索部2は、
入力された検索語によりデータベース1を検索して、検
索結果である情報項目を検索結果選択部7へ出力する。
例えば検索語「米」「麦」が入力されると、検索部2
は、本文中に「米」および「麦」が含まれる情報項目、
例えば「和菓子」「アフリカ」「飢餓」「国連食糧農業
機関」「年貢」「団子」「焼酎」「農林水産省」を検索
結果として得、検索結果選択部7へ出力する。
【0035】検索語が入力されると、話題スコア計算部
5は、(1)検索語・話題関連知識、(2)話題間関連
知識の2種類の知識を用いて各話題のスコアを計算す
る。
【0036】先ず、検索語・話題関連知識を参照する関
数を用いてスコアSF を計算する。これにより、各話題
に検索語との関連度合いを反映したスコアを与えること
ができる。関数としては、例えば、検索語の集合および
話題を引数とし、各検索語の話題に対する関連度の和を
求めるような
【0037】
【数1】
【0038】で示す関数F(話題、検索語集合)を設定
する。なお、T:話題、W:入力された検索語の集合、
N:Wの要素数、r(T,ω):話題Tと検索語ωとの
関連度である。検索語「米」「麦」が入力された場合、
図3に示す検索語・話題関連知識を参照することで、F
(料理、{米、麦})=1.3,F(原料、{米、
麦})=0.9など、各話題に対して図5に示すような
スコアSF を計算する。
【0039】次に、話題間関連知識を参照する関数を用
いてスコアSG を計算する。これにより、各話題のスコ
アに、関連する話題が持つスコアSF を反映させること
ができる。例えば、話題「料理」に強い関連を持つ話題
「製法」が高いスコアSF を持つ場合、話題「料理」の
スコアを高くし、話題「製法」のスコアSF が低い場合
には話題「料理」のスコアを低くする。関数としては、
例えば、
【0040】
【数2】
【0041】に示すような、話題と話題集合を引数と
し、話題集合中の各話題のスコアSF を、話題の関連度
により重み付けして加えるような関数G(話題、話題集
合)を設定する。なお、T:話題、τ:話題の集合、
N:τの要素数、W:入力された検索語の集合、R(T
1 ,T2 ):話題T1 と話題T2 の関連度である。検索
語・話題関連知識により決定された各話題のスコアが図
5の場合、図5および図4に示す話題間関連知識を参照
することで、G(料理、{料理以外の話題})=2.
5,G(原料、{原料以外の話題})=3.1など、各
話題に対して図6に示すようなスコアSG を計算する。
【0042】話題スコア計算部5は、検索語・話題関連
知識によるスコアSF と、話題間関連知識によるスコア
G を用いて最終的なスコアSを決定する。例えば、ス
コアSF に対する重みを1、スコアSG に対する重みを
0.5として、両スコアの和を求めて最終的なスコアS
とする。
【0043】これにより、検索語・話題関連知識により
決定したスコアSF において、上位の話題との関連が低
い話題は、話題間関連知識によるスコアSG を用いるこ
とにより下位に順序付けられる。例えば、スコアSF
図5、スコアSG が図6の場合、話題「料理」のスコア
Sは1.3+0.5×3.1=2.85、話題「原料」
のスコアSは0.9+0.5×2.9=2.35とな
り、各話題のスコアSは図7に示すように決定される。
この結果、図5においては4位である話題「政策」は、
1位の話題である「料理」との関連度が0.01と低い
ため、図7において8位に順位付けられる。
【0044】また、検索語・話題関連知識により決定し
たスコアSF が1位である話題であっても、関連の強い
話題のスコアSF が小さい場合には、話題間関連知識に
よるスコアSG を用いることにより下位に順序付けられ
る。例えば、スコアSF が図8、スコアSG が図9の場
合、話題「起源」のスコアSは1.2+0.5×0.9
3=1.7、話題「分類」のスコアSは0.64+0.
5×2.5=1.9となり、各話題のスコアSは図10
に示すように決定される。この結果、図8において1位
である話題「起源」は、「起源」と関連度の高い話題
「語義」「歴史」がそれぞれ10位、9位であり、その
スコアが低いために、図10において5位に順位付けら
れる。
【0045】全ての話題のスコアSを決定すると、話題
スコア計算部5は話題の列を決定したスコアSとともに
話題選択部6へ出力する。
【0046】話題選択部6は、スコアが付与された話題
の列が入力されると、後述の検索結果選択部7で検索結
果の選択のために用いられる話題を、各話題のスコアに
もとづいて選択し出力する。話題の選択基準としては、
例えば最もスコアが大きい話題を選択する。例えば、図
7に示す話題列が入力されると、最もスコアが大きい話
題「料理」を選択して検索結果選択部7へ出力する。
【0047】検索結果選択部7は、検索部2から入力さ
れた情報項目のうち、話題選択部6から入力された話題
を話題タグとして持つ情報項目のみを選択して出力す
る。例えば、検索語「米」「麦」による検索結果である
情報項目「和菓子」「アフリカ」「飢餓」「国連食糧農
業機関」「年貢」「団子」「焼酎」「農林水産省」が検
索部2から入力され、話題選択部6から話題「料理」が
入力されると、検索結果選択部7は、話題「料理」を話
題タグとして持つ情報項目「和菓子」「団子」のみを選
択して話題「料理」とともに出力する。
【0048】情報提示部8は、検索結果選択部7から入
力された情報項目をユーザに提示する。情報項目の提示
法としては、例えば、入力された情報項目数が規定値以
上の場合には、情報項目の見出語の一覧、規定値未満の
場合には本文の当該話題タグが付与された話題単位の表
示を行う。例えば、情報項目「和菓子」「団子」が入力
されると、規定数が2であれば、ディスプレイ上に見出
語の一覧「和菓子」「団子」を表示する。これにより、
ユーザは、話題「料理」により選択された情報項目の中
から、例えばマウスをクリックすることで所望の情報を
得る。あるいは、例えば情報項目「和菓子」のみが入力
されると、図2に示した本文のうち、話題タグとして
「料理」が付与されている第1の話題単位を表示する。
【0049】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、話題スコア計算部5により、各話題に対して、検索
語との関連度だけでなく話題相互の関連度を反映したス
コアを決定することができ、また話題選択部6における
話題選択の精度を向上できる情報提供方法および装置が
得られる効果がある。
【0050】実施の形態2.図11は、この発明の実施
の形態2の情報提供方法を実現する情報提供装置の構成
を示す機能ブロック図であり、図11において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。図11において、9は話題スコア計算部5か
ら入力された話題と話題のスコアを記憶する話題推定結
果記憶部である。
【0051】話題推定結果記憶部9は、話題スコア計算
部5の出力の時系列を記憶する。記憶に用いるデータ構
造としては、例えばスタックを用いる。話題スコア計算
部5からの入力は常に前記スタックの先頭に積まれ、後
述する話題選択部6により参照される。例えば、話題ス
コア計算部5から図12に示す話題の列が入力された場
合の話題推定結果記憶部9に記憶されたデータの一例を
図13に示す。
【0052】以下、ユーザとシステムが複数回応答を繰
り返し、話題スコア計算部5への検索語の入力が複数回
なされた結果、話題推定結果記憶部9に記憶された話題
の時系列が図13に示すものであるとき、話題スコア計
算部5に検索語「米」「麦」が入力された場合を例に説
明する。
【0053】検索語が入力されると、話題スコア計算部
5は、(1)検索語・話題関連知識、(2)話題間関連
知識、(3)スコアが付与された話題の時系列の三種類
の知識を用いて各話題のスコアを計算する。検索語・話
題関連知識記憶部3によるスコア計算、話題間関連知識
によるスコア計算に関する動作は前記実施の形態1と同
じなので説明を省略する。
【0054】話題スコア計算部5は、次に、話題推定結
果記憶部9と話題間関連知識を参照する関数を用いてス
コアを計算する。これにより、現入力までの各話題のス
コアと各話題の推移、および時系列に出現した話題相互
の関連性を反映したスコアを与えることができる。関数
としては、例えば、規定区間における各話題スコアの平
均値を、各話題間の関連度により重み付けして足し合わ
せる
【0055】
【数3】
【0056】で示す関数H(話題)を設定する。なお、
T:話題、M:全話題数、S ̄(T):話題Tの平均ス
コア、R(T1 ,T2 ):話題T1 と話題T2 の関連度
である。いま、話題推定結果記憶部9が図13、話題間
関連知識記憶部4が図4に示すような構成である場合
に、検索語「米」、「麦」が入力されると、検索語・話
題関連知識によるスコアが図5、話題間関連知識による
スコアが図6のように計算される。さらに式(3)に示
した関数Hにより、H(原料)=4.5、H(料理)=
3.0など、各話題に対して図14に示すようなスコア
が計算される。
【0057】話題スコア計算部5は、検索語・話題関連
知識によるスコアと、話題間関連知識によるスコアと、
話題の時系列によるスコアを用いて最終的なスコアを決
定する。これにより、各話題に対して、検索語および話
題相互の関連度だけでなく、現在までの話題推定結果に
出現した話題相互の関連性を反映したスコアを決定する
ことができる。
【0058】最終スコアの決定は、例えば、それぞれの
スコアに予め規定した重みを乗じて、各スコアの和をと
ることにより行う。これを図6、図8、図14を例に説
明する。例えば、検索語・話題関連知識によるスコアに
対する重みを1、話題間関連知識によるスコアに対する
重みを0.5、話題の時系列によるスコアに対する重み
を0.5とすれば、話題「料理」のスコアは1.3+
0.5×0.014+0.5×3.3=3.0、話題
「原料」のスコアは0.9+0.5×0.55+0.5
×4.5=3.4となる。以上の処理により、各話題の
スコアは図15に示すように決定される。全ての話題の
スコアを決定すると、話題スコア計算部5は話題の列を
決定したスコアとともに話題選択部6へ出力する。
【0059】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、検索語および話題相互の関連度だけでなく、現在ま
での話題推定結果に出現した話題相互の関連性を反映し
たスコアを話題スコア計算部5により各話題に対して決
定でき、また話題選択部6はユーザの現在まで検索要求
履歴に沿った話題を選択することができ、話題推定精度
を向上できる情報提供方法および装置が得られる効果が
ある。
【0060】実施の形態3.図16は、この発明の実施
の形態3の情報提供方法を実現する情報提供装置の構成
を示す機能ブロック図であり、図16において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。図16において、6aは話題スコア計算部5
から話題の列が入力されると、話題間関連知識記憶部4
を参照して話題を再順序付けし、1位から順に規定数個
の話題を選択して出力する話題選択部である。
【0061】ここで話題の再順序付けとしては、例え
ば、関連の強い話題どうしをなるべく上位へ順序付ける
ように、スコア最大の話題T1 との関連度が閾値θr1
上の話題を、話題T1 の次にスコア順に並べる。
【0062】話題スコア計算部5からの出力が図10、
関連度の閾値θr1が0.5の場合を例に説明する。話題
選択部6aは、図10においてスコア最大の話題「分
類」に対して、図4に示す関連度が前記閾値θr1である
0.5以上の話題「語義」「原料」「料理」「製法」
「組織」を選択し、それらを図17に示すように、話題
「分類」の次にスコア順に並べる。話題選択部6aは再
順序付けした話題の列から、例えば上位5つの話題「分
類」「原料」「製法」「料理」「語義」を選択して出力
する。
【0063】以上の操作により、関連の強い話題を選択
して出力することで、検索結果選択部7において互いに
関連の強い情報を選択でき、ユーザに対して話題に合致
した情報を提供することができる。
【0064】また、話題の再順序付けとして、例えば、
関連の弱い話題どうしがなるべく上位へ順序付けられる
ように、スコア最大の話題T1 との関連度が閾値θr2
下でスコアが最大の話題T2 をT1 の次に順序付けるよ
うにしてもよい。さらに、話題T2 との関連度が閾値θ
r2以下でスコアが最大の話題T3 をT2 の次に順序付け
るようにする。以上の動作を繰り返して話題を再順序付
ける。
【0065】話題スコア計算部5からの入力が図10、
関連度の閾値θr2が0.5の場合を例に説明する。話題
選択部6aは、図10においてスコア最大の話題「分
類」に対して、関連度が閾値θr2以下の話題「歴史」
「起源」「伝来」「政策」を選択する。このなかでスコ
ア最大の話題は「歴史」であるので、話題「歴史」を話
題「分類」の次に順位付ける。次に、話題「歴史」との
関連度が閾値以下の話題「料理」「製法」「組織」のう
ち、スコア最大の話題「製法」を話題「歴史」の次に順
序付ける。以下同様に繰り返し、最終的に図18に示す
ように話題を再順序付ける。話題選択部6aは再順序付
けした話題の列から、例えば上位3つの話題「分類」
「歴史」「製法」を選択して出力する。
【0066】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、関連の弱い話題を選択して出力することで、検索結
果選択部7において互いに関連が弱い情報を選択して、
ユーザが気付きにくい発見性の高い情報を提供すること
の可能な情報提供方法および装置が得られる効果があ
る。
【0067】実施の形態4.図19は、この発明の実施
の形態4の情報提供方法を実現する情報提供装置の構成
を示す機能ブロック図であり、図19において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。図19において、6bは話題スコア計算部5
から話題の列が入力されると、検索結果記憶部10を参
照して、予め定めた基準により話題を選択する話題選択
部である。7aは、検索部2から入力された情報項目の
個数、選択した情報項目の個数、および選択に用いた話
題を組にして検索結果記憶部10に出力する検索結果選
択部である。10は検索結果選択部7aが選択に用いた
話題、検索部2から入力された情報項目数、および選択
した情報項目数を、例えば3組の時系列として記憶する
例えばスタックにより構成された検索結果記憶部であ
る。
【0068】次に動作について説明する。検索結果選択
部7aは、検索部2から入力された情報項目の個数、選
択した情報項目の個数、および選択に用いた話題を組に
して検索結果記憶部10に出力する。例えば、検索部2
から「豆腐」「食物アレルギー」「年貢」「アイオワ
州」「調味料」「納豆」の6つの情報項目が入力され、
話題選択部6bから話題「料理」が入力されたとする。
検索結果選択部7aは、話題「料理」を持つ3つの情報
項目「豆腐」「納豆」「調味料」を選択して、情報提示
部8へ出力するとともに、選択に用いた話題「料理」、
検索部2から入力された前記情報項目数“6”、および
選択した前記情報項目数“3”を、例えば(料理、6,
3)のような組にして検索結果記憶部10に出力する。
【0069】検索結果記憶部10は入力された前記組の
時系列を記憶する。記憶に用いるデータ構造としては、
例えばスタックを用いる。前記組の(料理、6,3)が
入力されると、検索結果記憶部10では、前記組が前記
スタックの先頭へ積まれるため検索結果記憶部10のデ
ータ構成は図20に示すようになる。
【0070】話題選択部6bは、話題スコア計算部5か
ら話題の列が入力されると、検索結果記憶部10を参照
して、予め定めた基準により話題を選択する。この基準
としては、例えば、以前の検索結果の選択において情報
項目の絞り込みに有効であった話題を優先して選択す
る。そのために、例えば以下のような基準を満たす話題
Tを選択する。(1)1位の話題Tm とのスコア差S
(Tm )−S(T)が閾値以下であり、(2)1位の話
題Tm との関連度R(T,Tm )が閾値以上であり、
(3)検索結果記憶部10におけるスタックの先頭から
規定区間内でのTに関する3組において、入力情報項目
数Nと選択情報項目数nの比が閾値以下の話題を選択す
る。
【0071】例えば、検索結果記憶部10が図20のと
き、話題スコア計算部5から図7に示す結果が入力され
たとする。スコア差の閾値が0.25、関連度の閾値が
0.5、比の閾値が0.25、スタック先頭から規定区
間が5である場合、1位の話題「料理」と話題「原料」
のスコア差はS(料理)−S(原料)=0.1で閾値以
下である。また、話題「料理」と話題「原料」の関連度
R(料理、原料)の0.6は閾値以上である。さらに、
話題「原料」に対する入力情報項目数“10”と選択情
報項目数“2”の比の0.2は閾値0.25以下であ
る。従って、話題選択部6bは話題「原料」を選択して
出力する。
【0072】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、話題選択部6bにおいて、例えば以前の検索結果選
択において情報項目の絞り込みに有効であった話題を優
先して選択することで、情報選択の精度を高め、ユーザ
に対して話題に合致した情報を提供することのできる情
報提供方法および装置が得られる効果がある。
【0073】実施の形態5.図21は、この発明の実施
の形態5の情報提供方法を実現する情報提供装置の構成
を示す機能ブロック図であり、図21において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。図21において、11は情報提示部8により
提示された情報に対するユーザの情報選択動作およびユ
ーザにより選択された情報を検出するユーザ選択項目検
出部である。12はユーザ選択項目検出部11から入力
された情報項目と、話題選択部6cから入力された話題
を組にして、例えばスタックへ記憶するユーザ反応記憶
部である。6cは話題スコア計算部5から話題の列が入
力されると、ユーザ反応記憶部12を参照して、予め定
めた基準により話題を選択する話題選択部である。
【0074】また検索結果選択部7は、前記実施の形態
4と同様に、話題選択部6cから入力された例えば「料
理」など話題を用いて、「豆腐」「納豆」「調味料」な
どの情報項目を選択して情報提示部8に出力する機能を
有している。また、情報提示部8は、前記実施の形態1
と同様に、情報項目の見出語一覧をユーザに提示する機
能を有している。
【0075】次に動作について説明する。ユーザ選択項
目検出部11は、情報提示部8により提示された情報に
対するユーザの情報選択動作およびユーザにより選択さ
れた情報を検出する。この場合の情報選択の検出には、
例えば、マウスによる情報項目のクリックの有無を用
い、ユーザがマウスで指定した情報項目、例えば「豆
腐」を検出して出力する。ユーザ反応記憶部12は、ユ
ーザ選択項目検出部11から入力された情報項目と、話
題選択部6cから入力された話題を組にしてスタックを
用いて記憶する。図22は、情報項目「豆腐」、話題
「料理」が入力された場合のユーザ反応記憶部12へ組
にして記憶された前記情報項目と前記話題を示す説明図
である。
【0076】話題選択部6cは、話題スコア計算部5か
ら話題の列が入力されると、ユーザ反応記憶部12を参
照して、予め定めた基準により話題を選択する。この基
準としては、例えば、ユーザが選択した情報項目を絞り
込むために用いられた話題のうち最も多いものであり、
これを優先して選択する。そのために、例えば以下のよ
うな基準を満たす話題Tを選択する。(1)1位の話題
m とのスコア差S(Tm )−S(T)が閾値以下であ
り、(2)1位の話題Tm との関連度R(T,Tm )が
閾値以上であり、(3)ユーザ反応記憶部12でのスタ
ックの先頭から規定区間内において最も出現回数が多い
話題を選択する。
【0077】例えばユーザ反応記憶部12の記憶内容が
図22に示すとき、話題スコア計算部5から図7に示す
結果が入力されたとする。スコア差の閾値が0.25、
関連度の閾値が0.5、スタックの規定区間が5である
場合、1位の話題「料理」と話題「原料」のスコア差は
S(料理)−S(原料)=0.1で閾値以下である。ま
た、話題「料理」と話題「原料」の関連度R(料理、原
料)の0.6は閾値以上である。さらに、話題「原料」
はスタックの先頭から5番目以内に2回出現し、最も出
現回数が多い。従って、話題選択部6cは話題「原料」
を選択して出力する。
【0078】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、話題選択部6cにおいてユーザ反応記憶部12を参
照することにより、例えば、情報項目を絞り込むために
用いられた話題のうち、最も多いものを優先して選択す
ることで、情報選択の精度を高め、話題に合致した情報
をユーザに対し提供することのできる情報提供方法およ
び装置が得られる効果がある。
【0079】実施の形態6.図23は、この発明の実施
の形態6の情報提供方法を実現する情報提供装置の構成
を示す機能ブロック図であり、図23において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。図23において、6dは話題スコア計算部5
から話題の列が入力されると、ユーザ反応記憶部12c
を参照して、予め定めた基準により話題を選択する話題
選択部である。8aは検索結果選択部7から入力された
情報項目「農作物」の本文をユーザに提示し、さらに、
ユーザに提示した情報項目の本文を検索語検出部13に
出力する情報提示部である。12cは検索語検出部13
から入力された検索語と、話題選択部6dから入力され
た話題を組にして記憶するユーザ反応記憶部である。1
3は入力される検索語が、情報提示部8aから入力され
る情報項目の本文中に存在するか否かを検査し、存在す
る場合はユーザ反応記憶部12cに出力する検索語検出
部である。
【0080】次に動作について説明する。検索部2から
検索結果選択部7へ、情報項目「農作物」「農耕」「北
海道」「江戸時代」「農具」「精進料理」が入力される
とともに、話題選択部6dから話題「原料」が入力され
た場合、検索結果選択部7は話題「原料」を持つ情報項
目「農作物」を選択して情報提示部8aに出力する。情
報提示部8aは、前記実施の形態1と同様に、検索結果
選択部7から入力された情報項目「農作物」の本文をユ
ーザに提示する。さらに、ユーザに提示した情報項目の
本文を検索語検出部13に出力する。
【0081】検索語検出部13は、入力される検索語
が、情報提示部8aから入力される情報項目の本文中に
存在するか否かを検査し、存在する場合はユーザ反応記
憶部12cに出力する。例えば、情報提示部8aから入
力された情報項目が「農作物」の場合、検索語「米」
「麦」が入力されたとする。検索語検出部13は、検索
語「米」「麦」が情報項目「農作物」の本文に存在する
か否かを検査し、存在する場合は「米」「麦」をユーザ
反応記憶部12cへ出力する。
【0082】ユーザ反応記憶部12cは、検索語検出部
13から入力された検索語と、話題選択部6dから入力
された話題を組にして記憶する。記憶に用いるデータ構
造としては、例えばスタックを用いる。図24に、検索
語「米」「麦」、話題「原料」が入力された場合のユー
ザ反応記憶部12cの記憶内容を示す説明図である。
【0083】話題選択部6dは、話題スコア計算部5か
ら話題の列が入力されると、ユーザ反応記憶部12cを
参照して、予め定めた基準により話題を選択する。基準
としては、例えば、ユーザが検索語として用いた語が提
示した情報に含まれるものであり、各情報を絞り込むた
めに用いられた話題のうち、最も多く用いられた話題を
優先する。
【0084】そのために、例えば以下のような基準を満
たす話題Tを選択する。(1)1位の話題Tm とのスコ
ア差S(Tm )−S(T)が閾値以下であり、(2)1
位の話題Tm との関連度R(T,Tm )が閾値以上であ
り、(3)ユーザ反応記憶部12cでのスタックの先頭
から規定区間内において最も出現回数が多い話題を選択
する。
【0085】例えばユーザ反応記憶部12cの記憶内容
が図24に示すとき、話題スコア計算部5から図7に示
す結果が入力されたとする。スコア差の閾値が0.2
5、関連度の閾値が0.5、スタックの規定区間が5で
ある場合、1位の話題「料理」と話題「原料」のスコア
差はS(料理)−S(原料)=0.1で閾値以下であ
る。また、話題「料理」と話題「原料」の関連度R(料
理、原料)の0.6は閾値以上である。さらに、話題
「原料」はスタックの先頭から5番目以内に2回出現
し、最も出現回数が多い。したがって、話題選択部6d
は話題「原料」を選択して出力する。
【0086】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、話題選択部6dはユーザ反応記憶部12cを参照す
ることにより、例えば、ユーザが検索語として用いた語
が含まれる情報項目を絞り込むために用いられた話題を
優先することで、情報選択の精度を高め、話題に合致し
た情報をユーザに提供することのできる情報提供方法お
よび装置が得られる効果がある。
【0087】実施の形態7.図25は、この発明の実施
の形態7の情報提供方法を実現する情報提供装置の構成
を示す機能ブロック図であり、図25において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。図25において、6eは話題スコア計算部5
から話題の列が入力されると、ユーザ反応記憶部12a
を参照して、予め定めた基準により話題を選択する話題
選択部である。12aはユーザ入力間隔計測部14から
入力された入力間隔と、話題選択部6eから入力された
話題を組にして、例えばスタックを用いて記憶するユー
ザ反応記憶部である。14は、ユーザの検索要求発話の
間隔を計測し出力するユーザ入力間隔計測部(入力間隔
計測部)である。
【0088】次に動作について説明する。情報提示部8
は、検索結果選択部7から情報項目「農作物」が入力さ
れた場合、前記実施の形態1と同様に動作し、情報項目
「農作物」の本文をユーザに提示する。
【0089】ユーザ入力間隔計測部14は、ユーザの検
索要求発話の間隔を計測し出力する。例えば、前回の入
力時刻を記録しておき、現在の入力時刻との差を求める
ことにより、現在の入力と直前の入力との間隔を求め、
ユーザ反応記憶部12aに出力する。検索語「米」
「麦」が入力されたときの時刻が15時43分27秒、
前回の入力時刻が15時40分10秒の場合、入力間隔
197秒を出力する。
【0090】ユーザ反応記憶部12aは、ユーザ入力間
隔計測部14から入力された入力間隔と、話題選択部6
eから入力された話題を組にして記憶する。記憶に用い
るデータ構造としてはスタックを用いる。図26は、検
索語「米」「麦」、話題「原料」が入力された場合のユ
ーザ反応記憶部12aの記憶内容を示す説明図である。
【0091】話題選択部6eは、話題スコア計算部5か
ら話題の列が入力されると、ユーザ反応記憶部12aを
参照して、予め定めた基準により話題を選択する。この
基準としては、例えば、ユーザが最も長く閲覧した情報
を絞り込むために用いた話題を優先する。そのために、
例えば以下のような基準を満たす話題Tが存在する場
合、該話題を選択する。(1)1位の話題Tm とのスコ
ア差S(Tm )−S(T)が閾値以下であり、(2)1
位の話題Tm との関連度R(T,Tm )が閾値以上であ
り、(3)ユーザ反応記憶部12aでのスタックの先頭
から規定区間内において最も入力間隔が大きい話題を選
択する。
【0092】上記の条件を満たす話題が存在しない場合
には、スコア最大の話題を選択する。例えばユーザ反応
記憶部12aの記憶内容が図26に示すとき、話題スコ
ア計算部5から図7に示す結果が入力されたとする。ス
コア差の閾値が0.25、関連度の閾値が0.5、スタ
ックの規定区間が5である場合、1位の話題「料理」と
話題「原料」のスコア差はS(料理)−S(原料)=
0.1で閾値以下である。また、話題「料理」と話題
「原料」の関連度R(料理、原料)の0.6は閾値以上
である。さらに、話題「原料」はスタックの先頭から5
番目以内において、最も入力間隔が大きい。したがっ
て、話題選択部は話題「原料」を選択して出力する。
【0093】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、話題選択部6eはユーザ反応記憶部12aを参照す
ることにより、例えば、ユーザが最も長く閲覧した情報
を絞り込むために用いた話題を優先することで、情報選
択の精度を高め、話題に合致した情報をユーザに対して
提供することのできる情報提供方法および装置が得られ
る効果がある。
【0094】実施の形態8.図27は、この発明の実施
の形態8の情報提供方法を実現する情報提供装置の構成
を示す機能ブロック図であり、図27において図1およ
び図23と同一または相当の部分については同一の符号
を付し説明を省略する。図27において、6fは話題ス
コア計算部5から話題の列が入力されると、ユーザ反応
記憶部12bを参照して、予め定めた基準により話題を
選択する話題選択部である。8bは検索結果選択部7か
ら情報項目が入力され、話題スコア計算部5からスコア
が付与された話題の列が入力されると、ユーザに情報項
目の一覧あるいは情報項目の本文を提示するとともに、
話題の一覧をユーザに提示する情報提示部8bである。
12bはユーザ選択話題検出部15から入力された話題
を、例えばスタックを用いて記憶するユーザ反応記憶部
である。15は情報提示部8bが提示した話題に対する
ユーザの選択動作および選択された話題を検出するユー
ザ選択話題検出部である。
【0095】次に動作について説明する。情報提示部8
bは、検索結果選択部7から情報項目が入力され、話題
スコア計算部5からスコアが付与された話題の列が入力
されると、ユーザに情報項目の一覧あるいは情報項目の
本文を提示するとともに、話題の一覧をユーザに提示す
る。例えば、検索結果選択部7から情報項目「農作物」
が、話題スコア計算部5から図28に示す話題の列が入
力されると、情報項目「農作物」の本文をユーザに提示
するとともに、図28の話題のうち、例えばスコアの大
きい順に5つの話題「料理」「原料」「政策」「歴史」
「製法」を一覧にしてユーザに提示する。
【0096】ユーザ選択話題検出部15は、情報提示部
8bが提示した話題に対するユーザの選択動作および選
択された話題を検出する。例えば、情報提示部8bが話
題「料理」「原料」「政策」「歴史」「製法」を一覧に
してユーザに提示したとき、ユーザがマウスのクリック
により話題「原料」を選択した場合、ユーザ選択話題検
出部15は、マウスクリックの有無を検出し、話題「原
料」を出力する。
【0097】ユーザ反応記憶部12bは、ユーザ選択話
題検出部15から入力された話題を記憶する。記憶に用
いるデータ構造としてはスタックを用いる。図29に、
話題「原料」が入力された場合のユーザ反応記憶部12
bの記憶内容を示す。
【0098】話題選択部6fは、話題スコア計算部5か
ら話題の列が入力されると、ユーザ反応記憶部12bを
参照して、予め定めた基準により話題を選択する。この
基準としては、例えば、ユーザが明示的に選択した話題
のうち最新のものを優先して選択する。そのために、例
えば以下のような基準を満たす話題を選択する。(1)
ユーザ反応記憶部12bでのスタックの先頭要素であ
り、(2)1位の話題Tm とのスコア差S(Tm )−S
(T)が閾値以下であり、(3)1位の話題Tmとの関
連度R(T,Tm )が閾値以上であるとき。これら基準
を満たす話題が存在しない場合には、スコアが最大であ
る話題を選択する。
【0099】例えばユーザ反応記憶部12bの記憶内容
が図29に示す内容であるとき、話題スコア計算部5か
ら図7に示す結果が入力されたとする。スコア差の閾値
が0.25、関連度の閾値が0.5の場合、スタックの
先頭要素である話題「原料」と1位の話題「料理」との
スコア差はS(料理)−S(原料)=0.1で閾値以下
である。従って、話題選択部6fは話題「原料」を選択
して出力する。
【0100】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、話題選択部6fがユーザ反応記憶部12bを参照す
ることにより、例えば、ユーザが明示的に選択した話題
のうち最新のものを優先して選択することで、情報選択
の精度を高め、話題に合致した情報をユーザに対して提
供することができる情報提供方法および装置が得られる
効果がある。
【0101】実施の形態9.次に、この発明の実施の形
態9による情報提供方法および装置について説明する。
この実施の形態9の情報提供方法を実現する情報提供装
置の構成は、図1に示した構成と同様であり、図1に示
した情報提示部8の動作が異なっている。
【0102】情報提示部8は、検索結果選択部7から情
報項目および話題が入力されると、ユーザに対して情報
項目を提示するだけでなく、情報項目に話題を対応付け
て提示する。例えば、検索結果選択部7から情報項目
「和菓子」「団子」、話題「料理」が入力されると、デ
ィスプレイ上に見出語の一覧「和菓子」「団子」を表示
する。このとき、前記情報項目の選択に用いられた話題
が「料理」であることを、例えば、見出語の一覧に付随
してユーザに提示する。
【0103】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、情報提示部8が情報項目と話題を対応づけてユーザ
に提示するため、ユーザは情報項目を絞り込んだ話題を
知ることができ、次の検索要求入力に用いることができ
る情報提供方法および装置が得られる効果がある。
【0104】実施の形態10.図30は、この発明の実
施の形態10の情報提供方法を実現する情報提供装置の
構成を示す機能ブロック図であり、図30において図1
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。図30において、8cは前記実施の形態
1と同様に検索結果選択部7から入力される情報項目を
ユーザに提示するとともに、関連話題選択部16から入
力される関連話題をユーザに提示する情報提示部であ
る。16は話題選択部6から入力された話題に関連する
話題の選択を行う関連話題選択部である。
【0105】次に動作について説明する。関連話題選択
部16は、話題選択部6から入力された話題に関連する
話題の選択を行う。この関連話題の選択は、例えば、以
下のようにして行う。話題間関連知識を参照して、話題
選択部6から入力された話題Tに対して最も関連度の大
きい話題T1 を選択し、話題Tのスコアと関連話題T1
のスコアとの差が、予め定めた閾値θR 以下であれば、
話題T1 を関連話題TR として出力する。また前記閾値
以下でない場合は、話題Tに対して2番目に関連度の大
きい話題T2 を選択し、話題Tとのスコア差が閾値以下
であれば話題T2 を関連話題として出力する。以上の動
作を関連話題が選択されるまで繰り返す。いずれの話題
も関連話題として選択されなかった場合、関連話題は出
力しない。
【0106】例えば、スコア差の閾値θR が0.25、
話題選択部からの入力が話題「料理」、話題スコア計算
部からの入力が図7に示す話題列の場合について説明す
る。関連話題選択部16は、図4に示す話題間関連知識
を参照して、話題「料理」と最も関連度の大きな話題
「製法」を選択する。話題「料理」と話題「製法」のス
コア差は閾値0.25より大きい0.49であるため
に、話題「製法」は関連話題として選択されない。次
に、話題「料理」と2番目に関連度の大きい話題「分
類」が選択されるが、スコア差が0.7であるため関連
話題として選択されない。次に話題「料理」と3番目に
関連度の大きい話題「原料」を選択する。話題「料理」
と話題「原料」のスコア差は0.13であり、閾値以下
であるので話題「原料」を関連話題として出力する。
【0107】情報提示部8cは、前記実施の形態1と同
様に検索結果選択部7から入力される情報項目をユーザ
に提示する。さらに、関連話題選択部16から入力され
る関連話題をユーザに提示する。例えば、検索結果選択
部7から情報項目「和菓子」「団子」、話題「料理」が
入力され、関連話題選択部16から関連話題「原料」が
入力されると、情報提示部8cはディスプレイ上に情報
項目の見出語「和菓子」「団子」を一覧として表示する
とともに、関連話題として「原料」を同時に表示する。
【0108】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、関連話題選択部16が関連話題を選択し、情報提示
部8cが関連話題を提示するので、ユーザは情報項目を
絞り込んだ話題に関連した話題を知ることができ、次の
検索要求入力に用いることが可能な情報提供方法および
装置が得られる効果がある。
【0109】実施の形態11.図31は、この発明の実
施の形態11の情報提供方法を実現する情報提供装置の
構成を示す機能ブロック図であり、図31において図1
および図30と同一または相当の部分については同一の
符号を付し説明を省略する。図31において、7bは検
索部2から入力された情報項目のうち、話題選択部6か
ら入力された話題と、関連話題選択部16から入力され
た関連話題を話題タグとして持つ情報項目のみを選択し
て出力する検索結果選択部である。8cは検索結果選択
部7bから入力される情報項目をユーザに提示する情報
提示部である。
【0110】次に動作について説明する。検索結果選択
部7bは、検索部2から入力された情報項目のうち、話
題選択部6から入力された話題と、関連話題選択部16
から入力された関連話題を話題タグとして持つ情報項目
のみを選択して出力する。例えば、検索部2から情報項
目「和菓子」「アフリカ」「飢餓」「国連食糧農業機
関」「年貢」「団子」「焼酎」「農林水産省」が、話題
選択部6から話題「料理」が、関連話題選択部16から
関連話題「原料」が入力された場合、まず、話題「料
理」を話題タグとして持つ情報項目「和菓子」「団子」
および話題「料理」を出力し、次に関連話題「原料」を
話題タグとして持つ情報項目「焼酎」および関連話題
「原料」を出力する。
【0111】情報提示部8cは、検索結果選択部7bか
ら入力される情報項目をユーザに提示する。この場合、
例えば、検索結果選択部7bから情報項目「和菓子」
「団子」および話題「料理」、さらに情報項目「焼酎」
および関連話題「製法」が入力されると、情報提示部8
cは、ディスプレイ上に話題「料理」と情報項目「和菓
子」「団子」を一覧として表示するとともに、関連話題
「原料」と情報項目「焼酎」を別の一覧として表示す
る。
【0112】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、関連話題選択部16が関連話題を選択し、検索結果
選択部7bが関連話題を話題タグとして持つ情報項目を
選択して出力するため、関連話題に対する情報をユーザ
に提供することができ、利便性の向上が期待できる情報
提供方法および装置が得られる効果がある。
【0113】実施の形態12.図32は、この発明の実
施の形態12の情報提供方法を実現する情報提供装置の
構成を示す機能ブロック図であり、図32において図1
および図30と同一または相当の部分については同一の
符号を付し説明を省略する。図32において、17は話
題選択部6が出力する話題と関連話題選択部16が出力
する関連話題を組にして、その時系列を記憶する選択話
題記憶部である。18は選択話題記憶部17と話題間関
連知識を参照して、話題間関連知識における話題相互の
関連度を修正する話題間関連知識修正部である。
【0114】次に動作について説明する。選択話題記憶
部17は、話題選択部6が出力する話題と関連話題選択
部16が出力する関連話題を組にして、その時系列を記
憶する。この記憶に用いるデータ構造としては、例えば
スタックを用いる。話題選択部6が話題「料理」、関連
話題選択部16が関連話題「原料」をそれぞれ出力する
と、選択話題記憶部17は、それら2つの話題の組を図
33に示すようにスタックの先頭に積んで記憶する。
【0115】話題間関連知識修正部18は、選択話題記
憶部17と話題間関連知識を参照して、話題間関連知識
における話題相互の関連度を修正する。この修正の方法
としては、例えば、選択話題記憶部17におけるスタッ
クの先頭から規定区間内に、話題と関連話題の同一の組
が規定数以上存在する場合、該話題と該関連話題の関連
度に規定値を加えて修正し、さらに、該規定区間内にお
いて該話題と組とはなっていない話題との関連度から規
定値を減じて修正する。
【0116】この修正について、例えば、選択話題記憶
部17の記憶内容が図33、話題間関連知識が図4に示
すものである場合について説明する。いま、スタック先
頭からの規定区間内が“10”、同一の組の存在規定数
が“4”、修正に用いる規定値を修正前の関連度の一割
の値とする。図33の先頭から10区間において、話題
と関連話題の組(料理、原料)は4組存在するので、図
4における話題「料理」と話題「原料」の関連度は、
0.6に0.6の一割である0.06を加え、0.66
に修正する。また、図33の先頭から10区間におい
て、話題「料理」と関連話題となっていない話題は「語
義」「起源」「分類」「組織」「政策」であり、それぞ
れ図4における話題「料理」との関連度から一割を減じ
て修正する。これにより、話題「料理」と話題「語義」
「起源」「分類」「組織」「政策」の関連度はそれぞ
れ、0.45,0.18,0.63,0.027,0.
009となる。
【0117】なお、以上説明した構成および動作は、図
31の機能ブロック図で示す前記実施の形態11に対し
ても適用可能である。
【0118】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、話題間関連知識修正部18が選択話題記憶部17と
話題間関連知識記憶部4を参照して、話題間関連知識に
おける話題相互の関連を修正することで、現在までの検
索対話に出現した話題を考慮して話題間の関連を再設定
することができ、話題推定の精度が向上する情報提供方
法および装置が得られる効果がある。
【0119】実施の形態13.図34は、この発明の実
施の形態13の情報提供方法を実現する情報提供装置の
構成を示す機能ブロック図であり、図34において図1
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。図34において、19は話題スコア計算
部5からスコアが付与された話題の列が入力されると、
話題間関連知識記憶部4中の各話題間関連知識に対して
評価値Eを計算する話題間関連知識選択部である。話題
間関連知識記憶部4には、話題相互の関連として、常に
一つの関連だけではなく異なるさまざまな観点からの関
連を扱うために話題間関連知識が複数設定される。
【0120】次に動作について説明する。話題相互の関
連として、常に一つの関連だけではなく、異なるさまざ
まな観点からの関連を扱うために、話題間関連知識記憶
部4において話題間関連知識を複数設定する。例えば、
話題「料理」と話題「原料」を強く関連付け、話題「料
理」と話題「伝来」を弱く関連付ける「日常生活」とい
う観点からの話題関連知識を図4に示すように設定し、
また話題「料理」と話題「伝来」を強く関連付け、話題
「料理」と話題「原料」を弱く関連付ける「文化史」と
いう観点からの話題関連知識を図35に示すように設定
する。
【0121】話題間関連知識選択部19は、話題スコア
計算部5からスコアが付与された話題の列が入力される
と、話題間関連知識記憶部4中の各話題間関連知識に対
して評価値Eを計算する。この評価値としては、例え
ば、高いスコアを持つ話題どうしが、強い関連度で結び
ついている話題間関連知識に高い評価値を与えるため
に、以下の手順で計算する。
【0122】予め定めた閾値θE 以上のスコアを持つ話
題からなる集合Xを作り、X中の全ての話題の組合わせ
に対する関連度の和Eを、各話題間関連知識毎に求め
る。話題スコア計算部5から図7に示す入力がなされ、
閾値θE が2.0である場合について説明する。話題間
関連知識選択部19は、スコアが閾値以上の話題「料
理」「原料」「歴史」「分類」からなる集合Xを作る。
次に、例えば話題間関連知識「日常生活」を参照して、
話題「料理」「原料」の関連度R(料理,原料)=0.
6などを得て、X中の全ての話題の組合わせに対する関
連度の和E(日常生活)を、E(日常生活)=R(料
理,原料)+R(料理,歴史)+R(料理,分類)+R
(原料,歴史)+R(原料,分類)+R(歴史,分類)
=3.3と計算する。同様に、全ての話題間関連知識に
ついてEを計算し、図36に示す結果を得る。
【0123】話題間関連知識選択部19は、評価値に基
づき話題スコア計算部5および話題選択部6が参照する
話題関連知識を限定する。例えば、現在のユーザの検索
要求に最も合致した話題間関連知識を用いるために、評
価値が最大のものを選択する。例えば、各話題間関連知
識に対する評価値が図36に示す内容である場合、以後
の話題スコア計算部5および話題選択部6の話題間関連
知識に対する参照を、話題間関連知識「日常生活」のみ
に限定する。
【0124】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、話題間関連知識を複数設定し、話題間関連知識選択
部19が、評価値に基づき現在のユーザの検索要求に最
も合致した話題間関連知識を選択するために、話題の推
定精度を向上させた情報提供方法および装置が得られる
効果がある。
【0125】実施の形態14.図37は、この発明の実
施の形態14の情報提供方法を実現する情報提供装置の
構成を示す機能ブロック図であり、図37において図1
および図19と同一または相当の部分については同一の
符号を付し説明を省略する。図37において、19bは
話題スコア計算部5からスコアが付与された話題の列が
入力されると、話題間関連知識記憶部4中の各話題間関
連知識に対して評価値を計算し、該計算した評価値と、
話題間関連知識選択基準決定部21から入力される選択
基準にもとづいて、話題スコア計算部5および話題選択
部6が参照する話題関連知識を限定し、また、前記計算
した評価値を評価値記憶部20に出力する話題間関連知
識選択部である。
【0126】20は話題間関連知識選択部19bが出力
する各話題間関連知識に対する評価値の時系列を記憶す
る評価値記憶部である。21は検索結果記憶部10と評
価値記憶部20を参照して、話題間関連知識選択部19
bが話題間関連知識を選択するときに用いる、評価値に
対する基準を決定して出力する話題間関連知識選択基準
決定部である。
【0127】次に動作について説明する。評価値記憶部
20は、話題間関連知識選択部19bが出力する各話題
間関連知識に対する評価値の時系列を記憶する。この記
憶に用いるデータ構造としては、例えばスタックを用い
る。図38は評価値記憶部20の記憶内容の一例を示す
説明図である。話題間関連知識選択基準決定部21は、
検索結果記憶部10と評価値記憶部20を参照して、話
題間関連知識選択部19bが話題間関連知識を選択する
ときに用いる、評価値に対する基準を決定して出力す
る。この場合の評価値に対する基準の一例としては、話
題による絞り込みが有効に働いており、かつ「評価値最
大」の話題間関連知識が規定回数C以上連続している場
合には、前記「評価値最大」を選択基準とする。これに
より、現在のユーザの検索要求に最も合致した話題間関
連知識を用いることができる。
【0128】話題による絞り込みの効果は、例えば以下
の方法で判定する。検索結果記憶部10のスタックの先
頭から規定区間N内において、入力情報項目数と選択情
報項目数の比が閾値θS より低い要素が規定個数n以上
存在する場合に、絞り込みが有効に働いていると判断す
る。
【0129】例えば、規定回数Cが3、規定区間Nが
5、規定個数nが4、比の閾値θS が0.2であり、検
索結果記憶部10の記憶内容が図39、評価値記憶部2
0の記憶内容が図38の場合について説明する。図39
に示す記憶内容を有した検索結果記憶部10において、
話題「歴史」以外の要素は入力情報項目と選択情報項目
の比が閾値θS 以下であるので、話題による絞り込みは
有効に働いていると判断する。また、図38の評価値記
憶部20において、話題間関連知識「日常生活」は評価
値最大の状態が規定数の3回以上となっている。従っ
て、話題間関連知識選択基準決定部21は「評価値最
大」を選択基準として、話題間関連知識選択部19bに
出力する。
【0130】話題間関連知識選択部19bは、話題スコ
ア計算部5からスコアが付与された話題の列が入力され
ると、話題間関連知識記憶部4中の各話題間関連知識に
対して評価値を計算するが、この動作は前記実施の形態
13で説明した動作と同じである。話題間関連知識選択
部19bは、前記計算した評価値と、話題間関連知識選
択基準決定部21から入力される選択基準にもとづい
て、話題スコア計算部5および話題選択部6が参照する
話題関連知識を限定する。また、前記計算した評価値を
評価値記憶部20に出力する。
【0131】例えば、各話題間関連知識に対する評価値
が図36の場合、話題間関連知識選択基準決定部21か
ら「評価値最大」という選択基準が入力されると、話題
選択部6は、以後の話題スコア計算部5および話題選択
部6の話題間関連知識に対する参照を、話題間関連知識
「日常生活」のみに限定する。さらに、図36に示す評
価値を評価値記憶部20に出力する。
【0132】この結果、現在のユーザの検索要求に最も
合致した話題間関連知識を選択することができ、効果的
な情報項目の絞り込みを行うことができる。
【0133】また、評価値に対する基準の別の一例とし
ては、検索結果の話題による絞り込みが有効に働いてお
らず、かつ「評価値最大」の話題間関連知識が規定回数
C以上連続している場合に、各話題間関連知識に対する
評価値の平均値に最も近い評価値を選択基準とする。こ
れにより、情報項目の絞り込みが有効に行われていない
話題間関連知識以外の話題間関連知識を用いることがで
きる。
【0134】例えば、規定回数Cが3、規定区間Nが
5、規定個数nが4、比の閾値θS が0.2であり、検
索結果記憶部10の記憶内容が図40、評価値記憶部2
0の記憶内容が図38に示す場合について説明する。図
40に示した記憶内容の検索結果記憶部10おいて、全
ての要素は入力情報項目と選択情報項目の比が閾値θS
以上であるので話題による絞り込みは有効に働いていな
いと判断する。
【0135】また、図38に示す記憶内容を有した評価
値記憶部20において、話題間関連知識「日常生活」は
「評価値最大」の状態が規定数の3回以上となってい
る。従って、話題間関連知識選択基準決定部21は、図
38における全ての話題間関連知識の評価値の平均値
1.5に最も近い評価値を選択基準として、話題間関連
知識選択部19bに出力する。
【0136】話題間関連知識選択部19bは、各話題間
関連知識に対する評価値が図36の場合、話題間関連知
識選択基準決定部21から1.5に最も近い評価値を持
つ関連話題知識」が選択基準として入力されると、以後
の話題スコア計算部5および話題選択部6の話題間関連
知識に対する参照を、話題間関連知識「社会学」のみに
限定する。
【0137】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、情報項目の絞り込みが有効に行われていない話題間
関連知識以外の話題間関連知識を用いることができるた
め、ユーザが気が付かない話題の関連から情報を選択す
ることが可能となり、ユーザの情報発見性を高められる
情報提供方法および装置が得られる効果がある。
【0138】実施の形態15.図41は、この発明の実
施の形態15の情報提供方法を実現する情報提供装置の
構成を示す機能ブロック図であり、図41において図1
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。図41において、8dは検索結果選択部
7から入力された情報項目をユーザに提示するととも
に、話題間関連知識選択部19aから入力された話題間
関連知識名をユーザに提示する情報提示部である。
【0139】19aは話題スコア計算部5からスコアが
付与された話題の列が入力されると、話題間関連知識記
憶部4中の各話題間関連知識に対して評価値を計算し、
この評価値に基づき、話題スコア計算部5および話題選
択部6が参照する話題関連知識を限定し、さらに、前記
限定した話題間関連知識名を情報提示部8dに出力する
話題間関連知識選択部である。
【0140】次に動作について説明する。話題間関連知
識選択部19aは、話題スコア計算部5からスコアが付
与された話題の列が入力されると、話題間関連知識記憶
部4中の各話題間関連知識に対して評価値を計算し、こ
の評価値に基づき、話題スコア計算部5および話題選択
部6が参照する話題関連知識を限定するが、その動作は
前記実施の形態13と同じなので説明を省略する。話題
間関連知識選択部19aは、さらに、限定した話題間関
連知識名を情報提示部8dに出力する。例えば、話題ス
コア計算部5および話題選択部6の話題間関連知識に対
する参照を、話題間関連知識「日常生活」のみに限定し
た場合、話題間関連知識名「日常生活」を情報提示部8
dに出力する。
【0141】情報提示部8dは、検索結果選択部7から
入力された情報項目をユーザに提示するとともに、話題
間関連知識選択部19aから入力された話題間関連知識
名をユーザに提示する。例えば、情報項目「和菓子」
「団子」が入力されると、ディスプレイ上に見出語の一
覧「和菓子」「団子」を表示するとともに、話題間関連
知識名「日常生活」を提示する。
【0142】以上のように、この実施の形態15によれ
ば、情報提示部によって話題間関連知識名が提示される
ため、ユーザは情報項目の絞り込みに用いられている話
題間関連の観点を知ることができる情報提供方法および
装置が得られる効果がある。
【0143】なお、以上説明した構成および動作は、前
記実施の形態13および前記実施の形態14にも適用可
能である。
【0144】実施の形態16.図42は、この発明の実
施の形態16の情報提供方法を実現する情報提供装置の
構成を示す機能ブロック図であり、図42において図1
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。図42において、6gは話題スコア計算
部5より話題スコアが付与された話題の列が入力される
と、話題列より話題を選択し、検索結果選択部7へ出力
し、さらに、選択した話題のスコアが予め定めた閾値以
上の場合、検索語・話題関連知識記憶部3を参照し、前
記話題との関連度が閾値以上の検索語を情報提示部8e
に出力する話題選択部である。8eは検索結果選択部7
から入力される惰報項目をユーザに提示するとともに、
話題選択部6gから入力される検索語をユーザに提示す
る情報提示部である。
【0145】次に動作について説明する。話題選択部6
gは、話題スコア計算部5より話題スコアが付与された
話題の列が入力されると、前記実施の形態1の説明と同
様に動作して、話題列より話題を選択し、検索結果選択
部7へ出力する。さらに、選択した話題のスコアが予め
定めた閾値以上の場合、検索語・話題関連知識記憶部3
を参照し、前記話題との関連度が閾値以上の検索語を情
報提示部8eに出力する。
【0146】ここで話題スコア計算部5から図7に示す
話題の列が入力された場合について説明する。話題選択
部6gは前記実施の形態1と同様に話題「料理」を選択
して検索結果選択部7へ出力する。例えば、話題のスコ
アの閾値が2.0、関連度の閾値が0.5の場合、話題
「料理」のスコアは2.5で閾値以上のため、話題選択
部6gは検索語・話題関連知識記憶部3を参照し、関連
度が閾値0.5以上の検索語「米」「麦」「菓子」「大
豆」を情報提示部8eに出力する。
【0147】情報提示部8eは、前記実施の形態1と同
様に検索結果選択部7から入力される惰報項目をユーザ
に提示する。さらに、話題選択部6gから入力される検
索語をユーザに提示する。例えば、前記実施の形態1と
同様に検索結果選択部7から情報項目「和菓子」「団
子」、話題「料理」が入力され、話題選択部6gから検
索語「米」「麦」「菓子」「大豆」が入力されると、デ
ィスプレイ上に見出語の一覧「和菓子」「団子」を表示
すとともに、話題「料理」に関連する検索語として
「米」「麦」「菓子」「大豆」を一覧にして表示する。
【0148】以上のように、この実施の形態16によれ
ば、話題選択部6gが選択した話題と関連度の高い検索
語の一覧が情報提示部8eによって提示され、ユーザは
次の検索要求において提示された検索語を用いることが
できるため、検索効率の向上が期待できる情報提供方法
および装置が得られる効果がある。
【0149】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、検索
語との関連度および話題相互間の関連度から話題を選択
し、該選択した話題をもとに前記検索語に応じた情報項
目をデータベースに格納されている情報項目から選別し
提示するようにしたので、話題選択の精度が向上し、検
索語と話題の関連だけでなく、話題相互の関連性を反映
させた情報項目を提示するなどの機能性を向上できる効
果がある。
【0150】この発明によれば、検索語との関連度に応
じた各話題毎の検索語関連度レベルを決め、話題相互間
の関連度をもとに、話題相互間の関連度を反映させた各
話題毎の話題相互間関連度レベルを決め、前記各話題毎
の検索語関連度レベルと前記話題相互間関連度レベルを
もとに、各話題毎の調整関連度レベルを決定し、該決定
した前記各話題毎の調整関連度レベル、または前記調整
関連度レベルの大きさをもとにした各話題毎の順位に対
する所定の話題選択基準を用いて情報項目を選別するた
めの話題を選択するようにしたので、前記検索語関連度
レベル、前記話題相互間関連度レベル、前記調整関連度
レベルなどによる定量的な処理が可能になり、話題選択
の精度が向上し、検索語と話題の関連性だけでなく、話
題相互の関連性を反映させた情報項目を提示するなどの
機能性を向上できる効果がある。
【0151】この発明によれば、各話題毎の調整関連度
レベルを時系列的に記憶し、該記憶した各話題毎の調整
関連度レベルと各話題毎の話題相互間関連度レベルをも
とに、現検索語入力までの各関連度レベルの履歴を反映
させた各話題毎の履歴反映関連度レベルを決定し、前記
各話題毎の検索語関連度レベルと前記話題相互間関連度
レベルと前記履歴反映関連度レベルをもとに各話題毎の
調整関連度レベルを決定するようにしたので、現ユーザ
入力までの各話題の推移、および時系列に出現した話題
相互の関連性を反映した調整関連度レベルによる定量的
な話題の選択が可能になり、話題選択の精度が向上し、
検索語と話題の関連性だけでなく、話題相互の関連性、
さらに現ユーザ入力までの各話題の推移を反映させた情
報項目を提示するなどの機能性を向上できる効果があ
る。
【0152】この発明によれば、決定した調整関連度レ
ベルの大きさの順で配列された各話題の列を、前記調整
関連度レベルが最大である話題に対する関連度が所定の
大きさを越える話題について話題相互間関連度レベルを
もとに再配列し、該再配列した各話題から所定の話題選
択基準を用いて、情報項目を選別するための話題を選択
するようにしたので、関連の強い話題のみを選択して出
力でき、互いに関連の強い情報項目を選択し、ユーザに
対して話題に合致した情報を提供できる効果がある。
【0153】この発明によれば、検索語と話題の関連を
規定する検索語・話題関連知識を記憶する検索語・話題
関連知識記憶部と、話題相互の関連を規定する話題間関
連知識を記憶する話題間関連知識記憶部と、検索語を入
力とし、前記検索語・話題関連知識記憶部と前記話題間
関連知識記憶部を参照して、前記入力に対する各話題の
スコアを計算し、前記各話題を順位付けてスコアと共に
出力する話題スコア計算部と、該話題スコア計算部の出
力から話題を選択して出力する話題選択部と、該話題選
択部において選択された話題と、前記検索部からの情報
項目を入力とし、前記話題を話題タグとして持つ情報項
目を選択して話題とともに出力する検索結果選択部と、
該検索結果選択部から入力された情報項目をユーザに提
示する情報提示部とを備えるように構成したので、検索
語・話題関連知識および話題間関連知識を参照して各話
題のスコアを計算し、検索語と話題の関連だけでなく、
話題相互の関連を反映したスコアが定量的に決定できる
ため、話題選択部における話題選択の精度が向上し、検
索語と話題の関連性だけでなく、話題相互の関連性を反
映させた情報項目を提示するなどの機能性を向上できる
効果がある。
【0154】この発明によれば、話題スコア計算部から
入力される話題および当該各話題のスコアを時系列的に
記憶する話題推定結果記憶部を有し、該話題推定結果記
憶部に記憶された話題および当該各話題のスコアの時系
列と話題間関連知識記憶部を参照して話題スコア計算部
が各話題のスコアを計算し、各話題を順位付けてスコア
とともに出力するように構成したので、現ユーザ入力ま
での各話題の推移、および時系列に出現した話題相互の
関連性を反映した調整関連度レベルによる定量的な話題
の選択が可能になり、話題選択の精度が向上し、検索語
と話題の関連性だけでなく、話題相互の関連性、さらに
現ユーザ入力までの各話題の推移を反映させた情報項目
を提示できるなどの機能性が向上する効果がある。
【0155】この発明によれば、話題スコア計算部から
入力された話題に対し、話題間関連知識記憶部を参照
し、話題選択部が話題を再順序付けして話題の選択を行
うように構成したので、関連の強い話題のみを選択して
出力でき、互いに関連の強い情報項目を選択し、ユーザ
に対して話題に合致した情報を提供できる効果がある。
あるいはまた、関連の弱い話題のみを選択して出力でき
るため、互いに関連が弱い情報を選択し、ユーザが気付
きにくい、発見性の高い情報を提供できる効果がある。
【0156】この発明によれば、検索部から入力された
情報項目の個数、選択した情報項目の個数、および選択
に用いた話題を組にして出力する機能を検索結果選択部
が有し、前記検索結果選択部からの前記組による出力を
記憶する検索結果記憶部を備え、前記検索結果記憶部と
話題間関連知識記憶部の記憶内容を参照して話題選択部
が話題を選択するように構成したので、前記話題選択部
において前記検索結果記憶部を参照することにより、以
前の検索結果選択において情報項目の絞り込みに有効で
あった話題を優先して選択でき、情報選択の精度を高め
てユーザに対して話題に合致した情報を提供できる効果
がある。
【0157】この発明によれば、情報提示部によって提
示した情報項目のいずれかをユーザが選択した場合、該
選択した項目を検出して出力するユーザ選択項目検出部
と、話題選択部から入力される話題および前記ユーザ選
択項目検出部から入力される情報項目を組として記憶す
るユーザ反応記憶部を備え、前記ユーザ反応記憶部と話
題間関連知識記憶部を参照して前記話題選択部が話題を
選択するように構成したので、前記話題選択部において
前記ユーザ反応記憶部を参照することにより、情報項目
を絞り込むために用いられた話題のうち、最も多いもの
を優先して選択することができ、情報選択の精度を高め
てユーザに対して話題に合致した情報を提供できる効果
がある。
【0158】この発明によれば、ユーザに提示した情報
項目を出力する機能を情報提示部が有し、検索語、およ
び前記情報提示部からの情報項目を入力とし、前記検索
語が前記情報項目中に存在する語である場合に、当該検
索語を出力する検索語検出部と、話題選択部から入力さ
れる話題、前記検索語検出部から入力される前記検索語
を組として記憶するユーザ反応記憶部とを有し、前記ユ
ーザ反応記憶部および話題間関連知識記憶部を参照して
前記話題選択部が話題を選択するように構成したので、
前記話題選択部において前記ユーザ反応記憶部を参照す
ることにより、ユーザが検索語として用いた語が含まれ
る情報項目を、絞り込むために用いられた話題を優先す
ることができ、情報選択の精度を高めてユーザに対して
話題に合致した情報を提供できる効果がある。
【0159】この発明によれば、検索語の時間的な入力
間隔を計測して出力する入力間隔計測部と、前記入力間
隔と、話題選択部から入力される話題を組として記憶す
るユーザ反応記憶部とを有し、前記ユーザ反応記憶部と
話題間関連知識記憶部を参照して話題選択部が話題を選
択するように構成したので、前記話題選択部において前
記ユーザ反応記憶部を参照することにより、ユーザが最
も長く閲覧した情報を絞り込むために用いた話題を優先
することができ、情報選択の精度を高めて、ユーザに対
して話題に合致した情報を提供できる効果がある。
【0160】この発明によれば、話題スコア計算部から
入力される話題の一覧をユーザに提示する機能を情報提
示部が有し、前記情報提示部によって提示した話題のい
ずれかをユーザが選択した場合、選択した話題を検出し
て出力するユーザ選択話題検出部と、該ユーザ選択話題
検出部から入力される話題を記憶するユーザ反応記憶部
とを備え、前記ユーザ反応記憶部と話題間関連知識記憶
部を参照して話題選択部が話題を選択するように構成し
たので、前記話題選択部において前記ユーザ反応記憶部
を参照することにより、ユーザが明示的に選択した話題
のうち最新のものを優先して選択することができ、情報
選択の精度を高めてユーザに対して話題に合致した情報
を提供できる効果がある。
【0161】この発明によれば、検索結果選択部からの
情報項目と話題を入力として、前記情報項目に前記話題
を対応づけて情報提示部がユーザに提示するように構成
したので、前記情報提示部がユーザに提示する情報項目
と話題の対応づけにより、ユーザは情報項目を絞り込ん
だ話題を知ることができ、次の検索要求入力に用いるこ
とができるなどの利便性の向上が期待できる効果があ
る。
【0162】この発明によれば、話題スコア計算部から
入力された話題に関連する話題を、話題間関連知識記憶
部を参照して選択し出力する関連話題選択部を有し、前
記関連話題選択部から入力される話題を情報提示部がユ
ーザに提示するように構成したので、前記関連話題選択
部が関連話題を選択し、前記情報提示部が関連話題を提
示するので、ユーザは情報項目を絞り込んだ話題に関連
した話題を知ることができ、次の検索要求入力に用いる
ことができるなどの利便性の向上が期待できる効果があ
る。
【0163】この発明によれば、話題スコア計算部から
入力された話題に関連する話題を、話題間関連知識記憶
部を参照して選択し出力する関連話題選択部を有し、前
記関連話題選択部から入力される話題を話題タグとして
持つ情報項目を検索結果選択部が選択して出力するよう
に構成したので、前記関連話題選択部が選択した関連話
題を話題タグとして持つ情報項目を、前記検索結果選択
部が選択し、前記関連話題に対する情報をユーザに提供
できる効果がある。
【0164】この発明によれば、話題選択部からの話題
と、関連話題選択部からの話題を入力とし、該話題を組
にして記憶する選択話題記憶部と、該選択話題記憶部と
話題間関連知識記憶部を参照して、前記話題間関連知識
記憶部内の話題間関連知識における話題相互の関連を修
正する話題間関連知識修正部を備えるように構成したの
で、前記選択話題記憶部と前記話題間関連知識記憶部を
参照して、前記話題間関連知識修正部が話題間関連知識
における話題相互の関連を修正することで、現在までの
検索対話に出現した話題を考慮して話題間の関連を再設
定することができ、話題推定の精度が向上する効果があ
る。
【0165】この発明によれば、話題間関連知識記憶部
は話題間関連知識を複数有しており、話題スコア計算部
から入力される話題と話題のスコアから、前記話題間関
連知識記憶部中の各話題間関連知識に対して評価値を計
算し、前記話題スコア計算部および話題選択部が参照す
る話題間関連知識を該評価値に基づいて限定する話題間
関連知識選択部を備えるように構成したので、前記話題
間関連知識選択部が前記評価値にもとづいて複数の話題
間関連知識の中から、現在のユーザの検索要求に最も合
致した話題問関連知識を選択するため、話題の推定精度
が向上する効果がある。
【0166】この発明によれば、検索部から入力された
情報項目の個数、選択した情報項目の個数、および選択
に用いた話題を組にして出力する機能を検索結果選択部
が有し、前記検索結果選択部からの前記組の出力を記憶
する検索結果記憶部と、話題間関連知識選択部から入力
される各話題間関連知識に対する評価値を記憶する評価
値記憶部と、前記検索結果記憶部と前記評価値記憶部を
参照して、前記話題間関連知識選択部が話題間関連知識
を選択するために用いる、評価値に対する基準を決定し
て出力する話題間関連知識選択基準決定部とを備え、前
記話題間関連知識選択基準決定部の出力する選択基準に
基づいて、話題スコア計算部および話題選択部が参照す
る話題間関連知識を限定し、計算した各話題間関連知識
に対する評価値を前記評価値記憶部へ前記話題間関連知
識選択部が出力するように構成したので、前記話題間関
連知識選択基準決定部が、前記検索結果記憶部と前記評
価値記憶部を参照して、前記話題間関連知識選択部が話
題間関連知識を選択するために用いる、評価値に対する
基準を動的に決定するため、例えば、話題による絞り込
みが有効に働いる場合には、現在のユーザの検索要求に
最も合致した話題間関連知識を選択して、効果的な情報
項目の絞り込みを行うことができ、または、情報項目の
絞り込みが有効に行われていない場合には、ユーザの検
索要求と異なる話題間関連知識を選択して、ユーザが気
付かない話題の関連から情報項目の絞り込みを行うこと
ができる効果がある。
【0167】この発明によれば、選択した話題間関連知
識名を出力する機能を話題間関連知識選択部が有し、前
記話題間関連知識選択部から入力された前記話題間関連
知識名を情報提示部がユーザに提示するように構成した
ので、前記情報提示部が、前記話題間関連知識選択部に
より選択された話題間関連知識名をユーザに提示するた
め、ユーザは情報項目の絞り込みに用いられている話題
間関連の観点を容易に知ることができる効果がある。
【0168】この発明によれば、選択した話題のスコア
が閾値以上の場合、検索語・話題関連知識記憶部を参照
し、前記選択した話題との関連度が閾値以上の検索語を
出力する機能を話題選択部が有し、前記話題選択部から
入力される前記検索語を情報提示部がユーザに提示する
ように構成したので、前記話題選択部が選択した話題と
関連度の高い検索語の一覧を前記情報提示部が提示する
ため、ユーザは次の検索要求において前記提示された検
索語を用いることができ、検索効率が向上する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
を示す機能ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
のデータベース中の情報項目の一例を示す説明図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
の検索語・話題関連知識の一例を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
の話題間関連知識の一例を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
の検索語・話題関連知識により決定された各話題のスコ
アの一例を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
の話題間関連知識を参照する関数を用いて計算したスコ
アの一例を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
において検索語・話題関連知識によるスコアと、話題間
関連知識によるスコアを用いて決定された最終的なスコ
アの一例を示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
の検索語・話題関連知識により決定された各話題のスコ
アの他の例を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による情報提供装置
において検索語・話題関連知識によるスコアと、話題間
関連知識によるスコアを用いて決定された最終的なスコ
アの他の例を示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態1による情報提供装
置において検索語・話題関連知識によるスコアと、話題
間関連知識によるスコアを用いて決定された最終的なス
コアの他の例を示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による情報提供装
置を示す機能ブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態2による情報提供装
置において話題スコア計算部から出力された話題の列を
示す説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態2による情報提供装
置における話題推定結果記憶部に記憶されたデータの一
例を示す説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態2による情報提供装
置における話題の時系列によるスコアの一例であり、情
報提供装置における話題スコア計算部で話題推定結果記
憶部を参照して決定したスコアの一例を示す説明図であ
る。
【図15】 この発明の実施の形態2による情報提供装
置において決定された最終スコアを示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態3による情報提供装
置を示す機能ブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態3における話題選択
部で再順序付けされた話題列の一例を示す説明図であ
る。
【図18】 この発明の実施の形態3における話題選択
部で再順序付けされた話題列の他の例を示す説明図であ
る。
【図19】 この発明の実施の形態4による情報提供装
置を示す機能ブロック図である。
【図20】 この発明の実施の形態4による情報提供装
置における検索結果記憶部の記憶内容の一例を示す説明
図である。
【図21】 この発明の実施の形態5による情報提供装
置を示す機能ブロック図である。
【図22】 この発明の実施の形態5による情報提供装
置のユーザ反応記憶部における記憶内容の一例を示す説
明図である。
【図23】 この発明の実施の形態6による情報提供装
置を示す機能ブロック図である。
【図24】 この発明の実施の形態6による情報提供装
置のユーザ反応記憶部における記憶内容の一例を示す説
明図である。
【図25】 この発明の実施の形態7による情報提供装
置を示す機能ブロック図である。
【図26】 この発明の実施の形態7による情報提供装
置のユーザ反応記憶部の記憶内容の一例を示す説明図で
ある。
【図27】 この発明の実施の形態8による情報提供装
置を示す機能ブロック図である。
【図28】 この発明の実施の形態8による情報提供装
置の情報提示部に入力される話題の一例を示す説明図で
ある。
【図29】 この発明の実施の形態8による情報提供装
置のユーザ反応記憶部の記憶内容の一例を示す説明図で
ある。
【図30】 この発明の実施の形態10による情報提供
装置を示す機能ブロック図である。
【図31】 この発明の実施の形態11による情報提供
装置を示す機能ブロック図である。
【図32】 この発明の実施の形態12による情報提供
装置を示す機能ブロック図である。
【図33】 この発明の実施の形態12による情報提供
装置の選択話題記憶部の記憶内容の一例を示す機能ブロ
ック図である。
【図34】 この発明の実施の形態13による情報提供
装置を示す機能ブロック図である。
【図35】 この発明の実施の形態13による情報提供
装置における話題間関連知識の他の例を示す説明図であ
る。
【図36】 この発明の実施の形態13による情報提供
装置における話題間関連知識選択部によって計算された
話題間関連知識に対する評価値の一例を示す説明図であ
る。
【図37】 この発明の実施の形態14による情報提供
装置を示す機能ブロック図である。
【図38】 この発明の実施の形態14による情報提供
装置の評価値記憶部における記憶内容の一例を示す説明
図である。
【図39】 この発明の実施の形態14による情報提供
装置の検索結果記憶部における記憶内容の一例を示す説
明図である。
【図40】 この発明の実施の形態14による情報提供
装置の検索結果記憶部における記憶内容の他の例を示す
説明図である。
【図41】 この発明の実施の形態15による情報提供
装置を示す機能ブロック図である。
【図42】 この発明の実施の形態16による情報提供
装置を示す機能ブロック図である。
【図43】 特開平6−236410号公報に示されて
いる従来の自動情報提供方法を実現する情報提供装置の
構成を示す機能ブロック図である。
【図44】 従来の自動情報提供方法において、分野同
定・分野転換検出装置が形態素解析装置の形態素解析結
果から分野用語を検出する際に使用する辞書を示す説明
図である。
【図45】 従来の自動情報提供方法において、明示的
話題転換侯補検出装置が辞書に登録された言語表現を音
声認識装置により文字列の単語列の中から検出する際に
使用する辞書を示す説明図である。
【図46】 従来の自動情報提供法において、話題侯補
検出装置が明示的に話題を導入する言語表現と形態素解
析結果とのマッチングをとって、明示話題の同定と話題
侯補の検出を行う際に使用する明示的話題同定用辞書を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 データベース、2 検索部、3 検索語・話題関連
知識記憶部、4 話題間関連知識記憶部、5 話題スコ
ア計算部、6,6a,6b,6c,6d,6e,6f,
6g 話題選択部、7,7a,7b 検索結果選択部、
8,8a,8b,8c,8d,8e 情報提示部、9
話題推定結果記憶部、10 検索結果記憶部、11 ユ
ーザ選択項目検出部、12,12a,12b,12c
ユーザ反応記憶部、13 検索語検出部、14 ユーザ
入力間隔計測部(入力間隔計測部)、15 ユーザ選択
話題検出部、16 関連話題選択部、17 選択話題記
憶部、18 話題間関連知識修正部、19,19a,1
9b 話題間関連知識選択部、20 評価値記憶部、2
1 話題間関連知識選択基準決定部。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索語との関連度および話題相互間の関
    連度から話題を選択する話題選択ステップと、 該話題選択ステップで選択した話題をもとに前記検索語
    に応じた情報項目をデータベースに格納されている情報
    項目から選別する情報項目選別ステップと、 該情報項目選別ステップで選別した情報項目を提示する
    提示ステップとを備えた情報提供方法。
  2. 【請求項2】 話題選択ステップは、 検索語との関連度に応じた各話題毎の検索語関連度レベ
    ルを決める検索語関連度レベル決定ステップと、 話題相互間の関連度をもとに、話題相互間の関連度を反
    映させた各話題毎の話題相互間関連度レベルを決める話
    題相互間関連度レベル決定ステップと、 前記検索語関連度レベル決定ステップで決めた各話題毎
    の検索語関連度レベルと前記話題相互間関連度レベル決
    定ステップで決めた各話題毎の話題相互間関連度レベル
    をもとに、各話題毎の調整関連度レベルを決定する調整
    関連度レベル決定ステップと、 該調整関連度レベル決定ステップで決定した各話題毎の
    調整関連度レベル、または前記調整関連度レベルの大き
    さをもとにした各話題毎の順位に対する所定の話題選択
    基準を用いて、情報項目選別ステップで情報項目を選別
    するための話題を選択する情報項目選別話題選択ステッ
    プとを備えたことを特徴とする請求項1記載の情報提供
    方法。
  3. 【請求項3】 調整関連度レベル決定ステップで決定し
    た各話題毎の調整関連度レベルを時系列的に記憶する時
    系列記憶ステップと、 該時系列記憶ステップで記憶した各話題毎の調整関連度
    レベルと各話題毎の話題相互間関連度レベルをもとに、
    現検索語入力までの各関連度レベルの履歴を反映させた
    各話題毎の履歴反映関連度レベルを決定する履歴反映関
    連度レベル決定ステップとを有し、 調整関連度レベル決定ステップは、 検索語関連度レベル決定ステップで決めた各話題毎の検
    索語関連度レベルと前記話題相互間関連度レベルと前記
    履歴反映関連度レベルをもとに各話題毎の調整関連度レ
    ベルを決定することを特徴とする請求項2記載の情報提
    供方法。
  4. 【請求項4】 調整関連度レベル決定ステップで決定し
    た調整関連度レベルの大きさの順で配列された各話題の
    列を、前記調整関連度レベルが最大である話題に対する
    関連度が所定の大きさを越える話題について話題相互間
    関連度レベルをもとに再配列する再配列ステップを備
    え、 情報項目選別話題選択ステップは、 前記再配列ステップで再配列した各話題から所定の話題
    選択基準を用いて、情報項目選別ステップで情報項目を
    選別するための話題を選択することを特徴とする請求項
    2記載の情報提供方法。
  5. 【請求項5】 各情報項目が見出語と本文からなり、本
    文に話題タグが付与されているデータベースと、 入力された検索語により前記データベースに対して検索
    を行い、検索結果である情報項目を出力する検索部と、 検索語と話題の関連を規定する検索語・話題関連知識を
    記憶する検索語・話題関連知識記憶部と、 話題相互の関連を規定する話題間関連知識を記憶する話
    題間関連知識記憶部と、 検索語を入力とし、前記検索語・話題関連知識記憶部と
    前記話題間関連知識記憶部を参照して、前記入力に対す
    る各話題のスコアを計算し、前記各話題を順位付けてス
    コアと共に出力する話題スコア計算部と、 該話題スコア計算部の出力から話題を選択して出力する
    話題選択部と、 該話題選択部において選択された話題と、前記検索部か
    らの情報項目を入力とし、前記話題を話題タグとして持
    つ情報項目を選択して話題とともに出力する検索結果選
    択部と、 該検索結果選択部から入力された情報項目をユーザに提
    示する情報提示部とを備えた情報提供装置。
  6. 【請求項6】 話題スコア計算部から入力される話題お
    よび当該各話題のスコアを時系列的に記憶する話題推定
    結果記憶部を有し、 話題スコア計算部は、 前記話題推定結果記憶部に記憶された話題および当該各
    話題のスコアの時系列と、話題間関連知識記憶部を参照
    して、各話題のスコアを計算し、各話題を順位付けてス
    コアとともに出力することを特徴とする請求項5記載の
    情報提供装置。
  7. 【請求項7】 話題選択部は、 話題スコア計算部から入力された話題に対し、話題間関
    連知識記憶部を参照して話題を再順序付けして話題の選
    択を行うことを特徴とする請求項5記載の情報提供装
    置。
  8. 【請求項8】 検索結果選択部は、 検索部から入力された情報項目の個数、選択した情報項
    目の個数、および選択に用いた話題を組にして出力する
    機能を有し、前記検索結果選択部からの前記組による出
    力を記憶する検索結果記憶部を備え、 話題選択部は、 前記検索結果記憶部と話題間関連知識記憶部の記憶内容
    を参照して話題を選択することを特徴とする請求項5記
    載の情報提供装置。
  9. 【請求項9】 情報提示部によって提示した情報項目の
    いずれかをユーザが選択した場合、該選択した項目を検
    出して出力するユーザ選択項目検出部と、 話題選択部から入力される話題および前記ユーザ選択項
    目検出部から入力される情報項目を組として記憶するユ
    ーザ反応記憶部を備え、 前記話題選択部は、 前記ユーザ反応記憶部と話題間関連知識記憶部を参照し
    て話題を選択することを特徴とする請求項5記載の情報
    提供装置。
  10. 【請求項10】 情報提示部は、ユーザに提示した情報
    項目を出力する機能を有し、 検索語、および前記情報提示部からの情報項目を入力と
    し、前記検索語が前記情報項目中に存在する語である場
    合に、当該検索語を出力する検索語検出部と、 話題選択部から入力される話題、前記検索語検出部から
    入力される前記検索語を組として記憶するユーザ反応記
    憶部とを有し、 前記話題選択部は、 前記ユーザ反応記憶部および話題間関連知識記憶部を参
    照して話題を選択することを特徴とする請求項5記載の
    情報提供装置。
  11. 【請求項11】 検索語の時間的な入力間隔を計測して
    出力する入力間隔計測部と、 前記入力間隔と、話題選択部から入力される話題を組と
    して記憶するユーザ反応記憶部とを有し、 話題選択部は、前記ユーザ反応記憶部と話題間関連知識
    記憶部を参照して話題を選択することを特徴とする請求
    項5記載の情報提供装置。
  12. 【請求項12】 情報提示部は、話題スコア計算部から
    入力される話題の一覧をユーザに提示する機能を有し、 前記情報提示部によって提示した話題のいずれかをユー
    ザが選択した場合、選択した話題を検出して出力するユ
    ーザ選択話題検出部と、 該ユーザ選択話題検出部から入力される話題を記憶する
    ユーザ反応記憶部とを備え、 話題選択部は、 前記ユーザ反応記憶部と話題間関連知識記憶部を参照し
    て話題を選択することを特徴とする請求項5記載の情報
    提供装置。
  13. 【請求項13】 情報提示部は、検索結果選択部からの
    情報項目と話題を入力として、前記情報項目に前記話題
    を対応づけてユーザに提示することを特徴とする請求項
    5記載の情報提供装置。
  14. 【請求項14】 話題スコア計算部から入力された話題
    に関連する話題を、話題間関連知識記憶部を参照して選
    択し出力する関連話題選択部を有し、 情報提示部は、 前記関連話題選択部から入力される話題をユーザに提示
    することを特徴とする請求項5記載の情報提供装置。
  15. 【請求項15】 話題スコア計算部から入力された話題
    に関連する話題を、話題間関連知識記憶部を参照して選
    択し出力する関連話題選択部を有し、 検索結果選択部は、 前記関連話題選択部から入力される話題を話題タグとし
    て持つ情報項目を選択して出力することを特徴とする請
    求項5記載の情報提供装置。
  16. 【請求項16】 話題選択部からの話題と、関連話題選
    択部からの話題を入力とし、該話題を組にして記憶する
    選択話題記憶部と、 該選択話題記憶部と話題間関連知識記憶部を参照して、
    前記話題間関連知識記憶部内の話題間関連知識における
    話題相互の関連を修正する話題間関連知識修正部を備え
    たことを特徴とする請求項14または請求項15記載の
    情報提供装置。
  17. 【請求項17】 話題間関連知識記憶部は話題間関連知
    識を複数有しており、 話題スコア計算部から入力される話題と話題のスコアか
    ら、前記話題間関連知識記憶部中の各話題間関連知識に
    対して評価値を計算し、前記話題スコア計算部および話
    題選択部が参照する話題間関連知識を該評価値に基づい
    て限定する話題間関連知識選択部を備えたことを特徴と
    する請求項5記載の情報提供装置。
  18. 【請求項18】 検索結果選択部は、 検索部から入力された情報項目の個数、選択した情報項
    目の個数、および選択に用いた話題を組にして出力する
    機能を有し、 前記検索結果選択部からの前記組の出力を記憶する検索
    結果記憶部と、 話題間関連知識選択部から入力される各話題間関連知識
    に対する評価値を記憶する評価値記憶部と、 前記検索結果記憶部と前記評価値記憶部を参照して、前
    記話題間関連知識選択部が話題間関連知識を選択するた
    めに用いる、評価値に対する基準を決定して出力する話
    題間関連知識選択基準決定部とを備え、 前記話題間関連知識選択部は、 前記話題間関連知識選択基準決定部の出力する選択基準
    に基づいて、話題スコア計算部および話題選択部が参照
    する話題間関連知識を限定し、計算した各話題間関連知
    識に対する評価値を前記評価値記憶部へ出力することを
    特徴とする請求項17記載の情報提供装置。
  19. 【請求項19】 話題間関連知識選択部は、選択した話
    題間関連知識名を出力する機能を有し、 情報提示部は、 前記話題間関連知識選択部から入力された前記話題間関
    連知識名をユーザに提示することを特徴とする請求項1
    7または請求項18記載の情報提供装置。
  20. 【請求項20】 話題選択部は、 選択した話題のスコアが閾値以上の場合、検索語・話題
    関連知識記憶部を参照し、前記選択した話題との関連度
    が閾値以上の検索語を出力する機能を有し、情報提示部
    は、 前記話題選択部から入力される前記検索語をユーザに提
    示することを特徴とする請求項5記載の情報提供装置。
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