JPH11271794A - テープキャリアパッケージおよび液晶表示装置 - Google Patents
テープキャリアパッケージおよび液晶表示装置Info
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- JPH11271794A JPH11271794A JP10072496A JP7249698A JPH11271794A JP H11271794 A JPH11271794 A JP H11271794A JP 10072496 A JP10072496 A JP 10072496A JP 7249698 A JP7249698 A JP 7249698A JP H11271794 A JPH11271794 A JP H11271794A
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- liquid crystal
- tape carrier
- carrier package
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Abstract
ースフィルム11と、このベースフィルム上に形成され
た第1および第2のリード線12a,12bと、第1お
よび第2のリード線の各々の一端部が露出するようベー
スフィルムに設けられた穴18と、この穴に搭載されて
露出した第1および第2のリード線の端部と電気的に接
続されるICチップ31と、折り曲げ領域に設けられた
複数のスリット14a,14bと、を備えたことを特徴
とする。
Description
ッケージとこのテープキャリアパッケージを用いた液晶
表示装置に関する。
ン、モニター等に用いられる。液晶表示装置を駆動する
には、予め駆動用ICチップが搭載されたテープキャリ
アパッケージ(以下、TCPともいう)の出力側電極を
液晶セルのガラス基板上に形成された電極に接続し、T
CPの入力側電極はプリント基板上の電極とを接続す
る、TAB(Tape Automated Bonding)実装が通常用い
られる。
晶表示装置に対しては、表示領域を大きくし周辺の非表
示領域である「額縁」を狭くする、いわゆる狭額縁化の
要求が強い。狭額縁化のためには、TCPを折り曲げて
使用すると達成しやすい。
晶表示装置の従来例を図3および図4を参照して説明す
る。
の断面図であり、図4は従来のTCPの平面図である。
図4に示すようにこの従来のTCP10においては、ポ
リイミドからなるテープ状のベースフィルム11上に、
例えばスズメッキされた銅からなるリード電極12a,
12bが形成されている。またベースフィルム11上に
は駆動用ICチップを搭載するための穴33、折り曲げ
部13a,13bのスリット15a,15b、および半
田付けするためのスリット16が形成されている。な
お、折り曲げ部の露出したリード線12a,12bには
電気的短絡を防止するために絶縁性の被膜(図示せず)
が塗布されている。
を行う箇所を除いた一点鎖線で囲まれた領域にはソルダ
ーレジスト21が塗布されている。ICチップ31上の
バンプ32と、TCP10上のリード電極12a,12
bとがインナリードボンディングを行うことにより、I
Cチップ31が搭載される。この後、ICチップ31は
樹脂33により樹脂封止される。
行われる。次いで所望の形状に打ち抜きTCP10が完
成する。
2,44間に挟持された液晶層43を有する液晶セル4
0の一方のガラス基板44上に形成された電極に、TC
P10の出力側リード電極12aを位置合せし、異方性
導電膜36を介して例えば熱圧着法によりアウターリー
ドボンディングを行うことにより電気的に接続する。T
CP10の入力側のリード電極12bは、プリント基板
48上の電極と半田38によって接続する。そして図3
に示すように折り曲げ部13a,13bに沿って折り曲
げることによりプリント基板48を液晶セル40の内側
に折り曲げ、更に図3に示すようにバックライト46を
組込むことにより液晶表示装置の液晶モジュールが完成
する。
P10においては、折り曲げ部13a,13bには各々
1個のスリット15a,15bが設けられている。この
ため、強度的に弱くなり、露出したリード電極12a,
12bが切れ易くなり信頼性が低下するという問題が生
じる。
であって、信頼性の低下を可及的に防止することのでき
るテープキャリアパッケージおよびこのテープキャリア
パッケージを用いた液晶表示装置を提供することを目的
とする。
リアパッケージは、折り曲げ領域を有するベースフィル
ムと、このベースフィルム上に形成された第1および第
2のリード線と、前記第1および第2のリード線の各々
の一端部が露出するよう前記ベースフィルムに設けられ
た穴と、この穴に搭載されて前記露出した第1および第
2のリード線の端部と電気的に接続されるICチップ
と、前記折り曲げ領域に設けられた第1および第2のス
リットと、を備えたことを特徴とする。
リアパッケージによれば、折り曲げ領域には複数のスリ
ットが設けられていることにより従来の場合に比べて曲
げ易く、リード線にかかる負担を低くすることが可能と
なる。これによりリード線は従来の場合に比べて切れに
くくなり信頼性が向上する。また、従来の場合に比べ機
械的強度も高くなる。
ケージの一実施の形態の構成を図1および図2を参照し
て説明する。図1は本実施の形態のテープキャリアパッ
ケージの構成を示す平面図であり、図2はこの実施の形
態のテープキャリアパッケージを用いた液晶表示装置の
断面図である。
1は、ポリイミドからなるベースフィルム11を有して
いる。このテープキャリアパッケージ1を形成する手順
を以下に説明する。まずベースフィルム11に駆動用I
Cチップ31を搭載するための穴18と、プリント基板
48と半田付け接続を行うためのスリット16と、折り
曲げ領域(折り曲げ部ともいう)13a,13bに各々
設けられた複数のスリット14a,14bを予め穿孔し
ておく。折り曲げ領域13a,13bのスリット14
a,14bの幅は例えば0.6mm、スペースも0.6
mm、スリットの本数は例えばそれぞれ4本とした。な
お、ベースフィルム11の膜厚は例えば75μmのもの
を用いた。そしてこのベースフィルム11上に、厚さが
例えば35μmの銅からなるリード線12a,12bが
形成されており、所望の配線パターンが描かれている。
リード線12a,12bの表面にはスズが約4μmの厚
さでメッキされている。なお、リード線12a,12b
は各々の一端が穴18内に入り込むように形成されてい
る。
晶セルと接続を行う領域を除いた、一点鎖線で囲むリー
ド配線部の領域には、ソルダーレジスト21が塗布され
ている。ICチップ31は、このICチップ31のバン
プ32と、穴18内に露出したリード線12a,12b
の各々の端部とをインナーリードボンディングを行うこ
とにより、テープキャリアパッケージ1に搭載され、樹
脂33によって樹脂封止される。次に、テープキャリア
パッケージ1の打ち抜き前に一連のテープキャリアパッ
ケージ1上のアウターリードボンディングすべきリード
電極上に一括して異方性導電膜36を仮圧着しておく。
仮圧着の条件は例えば80℃、3秒である。次に所望の
形状に金型で打ち抜く。打ち抜き後のテープキャリアパ
ッケージ1の形状が図1に示すものである。
ージを用いて液晶表示装置を組立てる場合を説明する。
まず図2に示すように各々に電極が形成された2つのガ
ラス基板42,44間に挟持された液晶層43を有する
液晶セル40の一方のガラス基板44上に形成された電
極と、異方性導電膜36が仮圧着された出力側リード線
12aとの位置合せを行い、キャリアテープパッケージ
1をガラス基板44上に仮付けする。
ることにより行われる。次に熱圧着装置を用いて異方性
導電膜36の本圧着アウターリードボンディングを行
う。熱圧着装置にはヒーターヘッドが具備されている。
加熱方式としては、パルスヒート方式のものを用いた。
本圧着の条件は、例えば170℃、圧力3kg/c
m2、20秒とした。アウターリードボンディング工程
の次に、入力側のリード線12bとプリント基板48上
の電極とを半田38で接続する。半田付けは、別のパル
スヒート方式の半田付け装置にて行った。以上で図2に
示すように、液晶セルの一方のガラス基板44とプリン
ト基板48との接続が終了する。なお、液晶セル40と
しては、12.1″SVGA(Super Video Graphic Ar
ray)のTFT(Thin Film Transistor)駆動のカラー液
晶表示装置を例として用いた。画素数は、800×60
0、液晶セルの表示画面の横方向(X方向)の辺は折り
曲げテープキャリアパッケージを使用し、液晶セルの表
面画面の縦方向(Y方向)の辺は折り曲げない平テープ
キャリアパッケージを使用した。X方向の辺は出力側リ
ード線の数が300本のテープキャリアパッケージを8
個使用しており、Y方向の辺は出力側リード線の数が1
50本のテープキャリアパッケージを4個使用した。な
お、異方性導電膜36を介して行うアウターリードボン
ディングのピッチは、X方向が64μm、Y方向が90
μmである。
ット14a,14bに沿って折り曲げることによりプリ
ント基板48を液晶セルの内側に折り曲げ、図2に示す
ようにバックライト46を組み込む。バックライト46
とプリント基板との固定は、バックライト46を予め装
着した図示しないベゼルとプリント基板48とをネジで
止めることにより行った。バックライト46は導光体方
式のものを用いた。
げ部13a,13bに各々設けられた複数のスリット1
4a,14bは各々平行でかつ折り曲げ方向にほぼ直交
するように形成されている。また折り曲げ領域13a,
13bのリード線12a,12bには短絡防止のためソ
ルダーレジスト21が塗布されているが、このソルダー
レジストの代わりに他の絶縁性被膜が塗布されていても
良い。
を信頼性試験にかけて評価した。機械的信頼性試験とし
ては、衝撃試験、振動試験を行った。また、熱的信頼性
試験としては、高温高湿試験、温湿度サイクル試験、ヒ
ートショック試験を行った。不具合は起こらなかった。
ICチップ31が折り曲げ領域13a,13bの端にあ
る場合につき詳述したが、ICチップ31がプリント基
板48の下側に来ても良いことは云うまでもない。
ット14a,14bの1本の幅は狭い方が機械的強度が
増し、1mm以下であることが良い。
プキャリアパッケージの位置決めのための穴等は省略し
てある。
ば、各折り曲げ領域には複数の細長いスリットが設けら
れていることにより、従来の場合に比べて曲げ易く、リ
ード線12a,12bにかかる負担を少なくすることが
可能となる。これにより、リード線12a,12bは切
れにくくなり、従来の場合に比べて信頼性が高くなって
いる。
液晶モジュールの狭額縁化が達成できる。
複数形成されている。これらのスリットは、プリント基
板との半田付け用のスリット16、穴18等と同時に金
型にて一括して形成されるので、製造工程が簡単でコス
ト安となる。
が塗布されているので、リード線間でショート発生が防
止でき、機械的強度も上昇する。
頼性の高いものを得ることができる。
施の形態の構成を示す平面図。
液晶表示装置の断面図。
表示装置の断面図。
平面図。
Claims (3)
- 【請求項1】折り曲げ領域を有するベースフィルムと、
このベースフィルム上に形成された第1および第2のリ
ード線と、前記第1および第2のリード線の各々の一端
部が露出するよう前記ベースフィルムに設けられた穴
と、この穴に搭載されて前記露出した第1および第2の
リード線の端部と電気的に接続されるICチップと、前
記折り曲げ領域に設けられた第1および第2のスリット
と、を備えたことを特徴とするテープキャリアパッケー
ジ。 - 【請求項2】前記第1および第2のスリットは、各々平
行でかつ折り曲げ方向にほぼ直交するように形成されて
いることを特徴とする請求項1記載のテープキャリアパ
ッケージ。 - 【請求項3】各々に電極が形成された2枚の基板と、こ
の2枚の基板間に挟持された液晶層と、前記2枚の基板
の一方の基板の裏面側に配置されて前記液晶層を駆動す
る駆動回路が形成されたプリント基板と、前記第1のリ
ード線が前記一方の基板と電気的に接続され、前記第2
のリード線が前記プリント基板と電気的に接続され、か
つ前記折れ曲げ領域で折れ曲がるように取付けられた請
求項1乃至2のいずれかに記載のテープキャリアパッケ
ージと、 を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10072496A JPH11271794A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | テープキャリアパッケージおよび液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10072496A JPH11271794A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | テープキャリアパッケージおよび液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11271794A true JPH11271794A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13491008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10072496A Pending JPH11271794A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | テープキャリアパッケージおよび液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11271794A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006090434A1 (ja) | 2005-02-22 | 2006-08-31 | Fujifilm Corporation | 塑性変形を抑制する可撓性基材及び可撓性画像表示装置 |
JP2006313186A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置及び電子機器 |
US9804315B2 (en) | 2014-06-13 | 2017-10-31 | Japan Display Inc. | Display device |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP10072496A patent/JPH11271794A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006090434A1 (ja) | 2005-02-22 | 2006-08-31 | Fujifilm Corporation | 塑性変形を抑制する可撓性基材及び可撓性画像表示装置 |
US7787097B2 (en) | 2005-02-22 | 2010-08-31 | Fujifilm Corporation | Flexible base material and flexible image-displaying device resistant to plastic deformation |
JP2006313186A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置及び電子機器 |
US9804315B2 (en) | 2014-06-13 | 2017-10-31 | Japan Display Inc. | Display device |
US10495803B2 (en) | 2014-06-13 | 2019-12-03 | Japan Display Inc. | Display device |
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