JPH11271309A - 省電力形検体前処理システム装置 - Google Patents

省電力形検体前処理システム装置

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JPH11271309A
JPH11271309A JP7697598A JP7697598A JPH11271309A JP H11271309 A JPH11271309 A JP H11271309A JP 7697598 A JP7697598 A JP 7697598A JP 7697598 A JP7697598 A JP 7697598A JP H11271309 A JPH11271309 A JP H11271309A
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JP
Japan
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bar code
test tube
unit
sample
power
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JP7697598A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hashimoto
汎 橋本
Nobuhiko Kato
信彦 加藤
Susumu Kai
奨 甲斐
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11271309A publication Critical patent/JPH11271309A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動分析装置の分野では消費電力化は大きな問
題となっていないが、地球温暖化防止の具体的対応のた
め、分析装置の省電力化を行うことにある。 【解決手段】血液自動分析装置の検体前処理システム装
置の構成要素であるバーコードプリンタ,バーコードリ
ーダ等のI/O装置をスタンバイ中及び動作の必要の無
い間中、電源を遮断あるいは電源電流を低減させること
にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動分析装置の検体
前処理システム装置に係り、構成ユニットをスタンバイ
中あるいは動作中以外は構成ユニットの電源を遮断する
ことにより、消費電力を低減させることに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の検体前処理システム装置は構成ユ
ニットのスタンバイ中は電源を遮断することが無く、操
作部のCRTディスプレイ表示の蛍光面のみをイオン焼
けを防止する目的で自動的に消去するか、或いは機構部
の構成部品であるパルスモータの温度上昇防止のために
コイル電流低減を低減させ、結果的にわずかな消費電力
化に役立っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年地球環境問題、特
に地球温暖化が問題視されている。公知の如く、温暖化
防止の為には消費電力の低減化が大きな効果がある。現
在、自動分析装置の分野では消費電力化は大きな問題と
なっていないが、今後、地球温暖化防止の具体的対応の
ため、分析装置の省電力化が必ずやって来るはずであ
る。
【0004】一方、現状の自動分析関連装置は高機能
化,高速処理化,原価低減化等に関して製品開発を行っ
ている傾向があり、省電力化から見ると不十分である。
例えば市販品の構成部品,ユニットは機能,価格が満足
すれば省電力のものを選択使用しているが、装置システ
ムから見ると、スタンバイ状態,停止状態時においても
動作していない構成ユニットに通電しており、無駄な電
力を使用しているのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は動作シーケンス
により、停止中のバーコードプリンタ,バーコードリー
ダ等のI/O機器等の電源等を遮断し、動作する手前に
電源を投入すること、機構部についてはパルスモータコ
イルの駆動電流等は低減、及び電源遮断しても機構系に
問題のないものについては駆動電流の遮断等を積極的に
行い省電力化を積極的に行うことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図1から
図7を用いて詳細に説明する。図1は血液中の構成成分
の定量分析をする血液自動分析装置の検体にするための
省電力形検体前処理システム構成図である。この前処理
装置は試験管2に全血検体4を入れ、検体の蒸発防止用
の蓋5をした試験管5本を検体ラック情報が印字されて
いるバーコードラベル3が貼られている検体ラック1に
セットして、その検体ラック1を多数個を投入ユニット
7にセットする。
【0007】その検体ラック1を移送ライン6により、
次のユニットである遠心分離ユニット8まで移送して、
遠心分離ユニット8に取込み試験管2内の全血検体4を
遠心機により血清と血球に分離する。
【0008】分離の終了した検体ラック1は移送ライン
により次のユニットである開栓ユニット9に導き試験管
2の蒸発防止用の蓋5を取り去る。蓋5を取除かれた検
体ラック1は次の分注ユニット10に導き、試験管2内
の上層部の血清17を本ユニット10に予めセットされ
ている新しい検体ラック1にセットされた試験管内に分
注する。
【0009】血清分注された試験管2のセットされてい
る検体ラック1は次のバーコードラベルユニット11に
導き、試験管2に検体情報が印刷されたバーコードラベ
ル17を自動的に貼付ける。バーコードラベル16を貼
り付けた試験管2をセットされている試験管ラック1は
次の閉栓ユニット12に導き、試験管2に蒸発防止用の
新しい蓋5をする。
【0010】次に検体ラック1は最後の収納ユニット1
3に導かれる。このようにして投入ユニット7にセット
された検体ラック1は次々と各ユニットに導き、検体の
前処理を行い、最終の収納ユニット13に並べられる。
【0011】最終的には図3に示すように試験管2内に
は血清17のみが入れられ、試験管2の外周にはバーコ
ードラベル16が貼られ、試験管2には蒸発防止用の蓋
5がしめられた状態で収納ユニット13に収納される。
【0012】これらの制御はコンピュータ,表示装置,
キーボード等から構成される操作部14により、通信ケ
ーブル15を介して指令してシステム全体が矛盾なく制
御するようになっている。
【0013】又、本検体前処理システム装置は納入され
る顧客により各ユニットが構成される。例えば前処理し
た検体を直ぐ分析装置により分析してしまい、蒸発が問
題にならない場合は閉栓ユニット12を除いたシステム
となる場合がある。
【0014】更に、収納された検体を自動分析で測定す
る場合は、この検体ラックはマニュアルで自動分析装置
に移動して分析するか、ここには記載していないが付属
の分析装置導入ユニットにより自動的に収納ユニットか
ら自動分析装置に移送し分析する。
【0015】本発明の検体前処理装置の一構成ユニット
であるバーコードラベルユニット11を図4から図7に
より詳細に説明する。隣りの分注ユニット10より、移
送ユニット6により移送された検体ラック1はA位置に
来たとき、バーコードラベルユニット内の検体ラック検
出センサにより検出して、B位置に移送して図2に示す
検体ラック1に予め貼られた検体ラック情報(検体ラッ
ク番号等)のバーコードラベル3を非接触形バーコード
リーダ20により読み取り後、検体ラック1をC位置に
移動させ、その結果、検体ラック1の1番目の試験管2
をバーコードラベルの貼付位置Pまで動作させる。
【0016】このP位置の上部には試験管掴み機構33
は上下機構32により下降させ試験管2の上部を掴み、
上昇してバーコードラベル16を貼り付けるために待ち
状態となっている。
【0017】一方、B位置での読んだ検体ラック情報を
図1に示す操作部14に問い合わせて、その検体ラック
情報に該当する5本分の検体情報(患者番号,性別等)
を通信により受信して、その情報を1検体毎に市販のバ
ーコードプリンタ21に指令して検体情報バーコードラ
ベル16を印刷する。
【0018】バーコードプリンタ21は図5に示すよう
に白紙のバーコードラベルが数千枚ロール台紙22に貼
られたロール24は、印字指令を受信するとバーコード
プリンタヘッド27により白紙のバーコードラベル23
に印字され、巻取り機構26により1ラベル分だけ巻取
られる。
【0019】巻取られるとバーコードラベル17は三角
状のラベル剥がし25によりロール台紙から図5に示す
ようにロール台紙から約90%だけ剥がされる。29は
バーコードプリンタの表示部であり、28は操作キーで
ある。
【0020】この市販のバーコードプリンタ21を図5
に示すようにバーコードラベルユニット11に縦置きに
配置させている。印刷されたバーコードラベル16は回
転機構30のアーム先端に取り付けられたラベル掴み機
構31により掴んだ後、上昇させラベル16を剥がし、
回転機構30により掴んだバーコードラベル16をP位
置まで時計方向に回転させた後、ローラ35をP位置の
試験管2の位置までロール機構34により押し付けるよ
うに移動させ上記バーコードラベル16を試験管に押し
つけ、前記試験管掴み機構33を回転させることにより
バーコードラベル16を試験管2の外周に貼り付ける。
【0021】この回転中に非接触形バーコードリーダ3
6により試験管2に貼り付けられたバーコードラベル1
6を読み取り正しく貼られたことをチェックするように
なっている。チェック後、ローラ35を試験管2から離
し、更にラベル掴み機構31を反時計方向に回転させバ
ーコードプリンタ21の上部位置まで戻しておく。
【0022】貼り付けられた試験管2は検体ラック1に
戻し、検体ラック1を2番目の試験管2がP位置まで送
り、同様な動作をさせて次々と5本の試験管2にバーコ
ードラベル16を貼り付けていく。
【0023】5本の試験管に貼付後、検体ラック1はD
位置,E位置を通り、次の分注ユニットである閉栓ユニ
ット12に導かれるようになっている。このようにして
次の検体ラック1にセットされた試験管2は次々とバー
コードラベル16を貼り付けて行く。
【0024】この制御はバーコードラベルユニット11
内に組み込まれている図6に示す制御装置により制御さ
れる。AC電源はブレーカ37,輸出して各国の電圧に
対応するために切換端子を持った絶縁トランス38,ノ
イズフィルタ39を介し、電源部40の入力となってい
る。DC電源41はロジックIC用の出力が5V電源で
あり、DC電源42はパルスモータ等の駆動用の出力が
24V電源である。
【0025】CPUボード43は機構制御ボード44,
機構部のパルスモータ駆動用ドライバ46及び機構部位
置センサの入力回路部からなるボード45を介して機構
部47のパルスモータ48等を制御している。又、CP
Uボードは前記操作部14により通信ケーブル15を介
して指令を受けて、バーコードラベルユニット11を適
宣に制御するようになっている。これらの動作シーケン
スを図7により説明する。
【0026】この動作シーケンスは検体ラック1にセッ
トされている試験管2の5本中2本分の動作を示したも
のである。バーコードプリンタ21で実際に印字してい
るのは2秒,7.5秒,13秒からの0.5秒間であり、
残りの時間は動作していない時間である。又バーコード
リーダ20と21の動作しているのは各々1回当たり
0.5 秒間であり、合計3回となる。
【0027】従来の装置は動作していなくとも電源をO
Nにしていた。本発明は図7の15〜20に示すように
動作する直前、すなわち、動作1秒前に電源をONにし
て0.5 秒後に条件設定のパラメータ,データ等を転送
し、セットして、その後動作させて、動作が終了したら
電源をOFFするようにすると問題無く、消費電力の節
約が出来る。又、機構系を駆動するパルスモータはこの
バーコードラベル11には11個使用しており、パルス
モータ1個当たりの駆動平均電流は約1Aであり、駆動
していない時は電流を1/2にしておくと消費電力を低
減することが出来る。
【0028】具体的には図6に示すようにバーコードプ
リンタ21,バーコードリーダ20,21をリレー4
9,50を動作させることにより実現出来る。又、パル
スモータ48は市販のパルスモータ制御LSI 48を
使用することにより、停止中に駆動電流を低減させるこ
とは容易である。
【0029】一方、システム全体の使用状況から見る
と、一般的な使用方法は朝9時出勤して、システム全体
の電源をONにして、検体を準備したりしてから装置に
セットしてスタートさせ動作させる。5時に装置をOF
Fして帰るまでには約8時間通電していることになる。
通常の施設では処理検体数の関係で、その間中動作を続
けて動作させる必要はなく、平均的に5時間程度であ
る。それ以外の時間はスタンバイ中である。
【0030】このようなスタンバイ時間と動作シーケン
スから、本発明であるバーコードプリンタ,バーコード
リーダの動作中ON機能、及びパルスモータ11個を停
止中に電流を半減することを前提に消費電力の低減値を
試算することにすると次頁の表1となる。
【0031】
【表1】
【0032】上記の試算値はバーコードラベルユニット
のみで年間424kWhの電力を低減出来ることにな
る。検体前処理システム全体で考えると、別なユニット
ではCRT,バーコードリーダ,液晶表示等のI/O機
器等を使用しており、各ユニットでは機構系,構成部品
等が異なるが平均してバーコードラベルと考えられるの
で、7ユニット使用しているので424×7=2,96
8kWh 節減することになる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スタンバ
イ時間と動作シーケンスから、本発明であるバーコード
プリンタ,バーコードリーダの動作中ON機能、及びパ
ルスモータ11個を停止中に電流を半減することによ
り、消費電力を低減することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の検体前処理システム装置を示
す図。
【図2】図1の検体の前処理前の検体ラック部の斜視
図。
【図3】図1の検体の前処理後の検体ラック部の斜視
図。
【図4】図1の構成ユニットであるバーコードラベルの
機能概念図。
【図5】本発明のバーコードプリンタの機能を示す図。
【図6】本発明のバーコードラベルの電気系ブロック
図。
【図7】本発明のバーコードラベルの動作シーケンス
図。
【符号の説明】
1…検体ラック、2…試験管、3…バーコードラベル、
4…全血検体、17…バーコードラベル、20…非接触
形バーコードリーダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験管中の血液を遠心,試験管の閉栓,分
    注,試験管の開栓,バーコードラベルの貼付,試験管の
    収納を自動的に行う、血液自動分析装置の検体前処理シ
    ステム装置に関して、前記の構成要素であるバーコード
    プリンタ,バーコードリーダ等のI/O装置をスタンバ
    イ中及び動作の必要の無い間中、電源を遮断あるいは電
    源電流を低減させることを特徴とする省電力形検体前処
    理システム装置。
JP7697598A 1998-03-25 1998-03-25 省電力形検体前処理システム装置 Pending JPH11271309A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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