JPH11270429A - 圧力脈動低減装置 - Google Patents

圧力脈動低減装置

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JPH11270429A
JPH11270429A JP10071842A JP7184298A JPH11270429A JP H11270429 A JPH11270429 A JP H11270429A JP 10071842 A JP10071842 A JP 10071842A JP 7184298 A JP7184298 A JP 7184298A JP H11270429 A JPH11270429 A JP H11270429A
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JP
Japan
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fuel
pressure
valve member
valve
sliding
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JP10071842A
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Masahiro Okajima
正博 岡嶋
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Denso Corp
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Publication date
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で圧力脈動を低減し、騒音を低減
することが可能な圧力脈動低減装置を提供する。 【解決手段】 弁部材20の当接部20aよりも燃料流
入口19b側には、弁部材20を弁ボディ19に往復移
動可能に支持するための案内部22が設けられている。
案内部22には弁ボディ19の内周壁との間に燃料通路
を形成するように四箇所面取り23が形成されており、
面取り23と周方向に交互に形成されている摺動部24
が弁ボディ19と摺動する。弁ボディ19と摺動部24
との間のクリアランスLを約5μmに設定し、弁部材2
0と圧縮コイルスプリング30とで構成されるばね−質
量系の固有振動の減衰係数を10Ns/mに設定する。
摺動部24の摺動抵抗を所定値よりも大きくすることに
より、簡単な構成で弁部材20の振動を早期に減衰し、
低圧燃料通路中の圧力脈動を早期に低減することがで
き、騒音を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力脈動低減装置
に関し、特に内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジン
という)の燃料供給システムに用いられる圧力脈動低減
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンクから低圧ポンプで
吸い上げた燃料を高圧ポンプに供給する低圧燃料通路
中、または高圧ポンプに設けた低圧燃料通路中にプレッ
シャレギュレータを配設することにより、高圧ポンプに
供給される燃料圧力を所定圧以下にしている。上記のプ
レッシャレギュレータは、弁部材と弁座との開口部の面
積をスプリングの付勢力により燃料圧力に応じて可変
し、燃料圧力を調整する機構となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高圧ポ
ンプのプランジャが作動し、プレッシャレギュレータの
弁部材が燃料圧力によりリフトし燃料が排出されると、
弁部材と弁座との開口部が負圧になるので燃料中にキャ
ビテーションが発生し、発生したキャビテーションが消
滅する際に大きな圧力波が生じる。プレッシャレギュレ
ータの開閉に伴い圧力波が繰り返し発生すると圧力脈動
を引き起こす。圧力脈動が発生すると、この圧力脈動に
よりプレッシャレギュレータが自励振動し、圧力脈動を
増幅させるという現象を引き起こす。
【0004】プレッシャレギュレータで発生し、さらに
増幅した圧力脈動は高圧ポンプに低圧燃料を供給する燃
料配管中を伝わり、振動音となる。特に、低圧ポンプと
高圧ポンプとを接続する燃料配管中に燃料フィルタを配
設しこの燃料フィルタを車両ボディに装着している場
合、圧力脈動による燃料フィルタの振動がボディに伝わ
り、車内に大きな騒音となって伝わる。
【0005】このような圧力脈動を低減するため、燃料
配管にダイヤフラム式のパルセーションダンパを接続す
ることも考えられるが、プレッシャレギュレータで発生
する圧力脈動の周波数は高いので、ダイヤフラム式では
高周波脈動に追随できない。さらに、圧力脈動の振幅が
大きいと、ダイヤフラムが損傷するという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、簡単な構成で圧力脈動を低減
し、騒音を低減することが可能な圧力脈動低減装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
圧力脈動低減装置によると、所定の摺動抵抗を有して弁
ボディと摺動する摺動部が弁部材に設けられているの
で、摺動部の摺動抵抗を調整することにより、弁部材の
振動を抑制することができる。弁部材の振動を抑制する
ことで、低圧燃料通路中の圧力脈動を低減し、騒音を低
減することができる。
【0008】摺動部の摺動抵抗を所定値よりも大きくす
るには、弁ボディと摺動部とのクリアランスを所定値
よりも小さくする、弁ボディと摺動部とのクリアラン
スを所定値よりも大きくし、弁部材の軸を偏心させて弁
ボディと摺動部とが点で接触するようにする、弁部材
の軸をずらして付勢手段が弁部材を付勢するようにし、
弁部材の軸を偏心させて弁ボディと摺動部とが点で接触
するようにする等の手段を適用することができる。
【0009】本発明の請求項2記載の圧力脈動低減装置
によると、弁ボディと摺動部との間には摺動部の摺動抵
抗を制御可能な程度のクリアランスが設けられているの
で、簡単な構成で摺動部の摺動抵抗を所定値よりも大き
くすることができる。したがって、簡単な構成で弁部材
の振動を抑制することができ、低圧燃料通路中の圧力脈
動を低減し、騒音を低減することができる。
【0010】本発明の請求項3記載の圧力脈動低減装置
によると、弁部材と付勢手段とで構成されるばね−質量
系の固有振動の減衰係数は10Ns/m以上であるの
で、摺動部の摺動抵抗を確実に大きくすることができ
る。したがって、弁部材の振動を確実に抑制することが
でき、低圧燃料通路中の圧力脈動を低減し、騒音を低減
することができる。
【0011】ここで、弁部材と付勢手段とで構成される
ばね−質量系の固有振動の減衰係数は以下の(1) 式を満
たすように定義される。 F=ma+cv+kx ・・・(1) ここに、Fは付勢手段の付勢力であり、mは弁部材の質
量であり、aは弁部材の振動の加速度であり、cは減衰
係数であり、vは弁部材の振動の速度であり、kは付勢
手段のばね定数であり、xは弁部材の変位である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の複数の実施例を図
面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による圧力脈動低減
装置を用いたエンジンの燃料供給システムを図2に示
す。以下に述べる燃料配管2および4、燃料フィルタ
3、高圧ポンプ5、圧力脈動低減装置本体としてのプレ
ッシャレギュレータ7、燃料リターン管13により燃料
供給装置を構成している。
【0013】低圧ポンプ1により燃料タンク6から吸い
上げられた燃料は燃料配管2と燃料配管4との間に配設
された燃料フィルタ3により異物を除去される。燃料フ
ィルタ3を通過した燃料は、高圧ポンプ5の内部のギャ
ラリ室8に供給され、ギャラリ室8から吸入弁11を経
由してプランジャ室14に送られる。プランジャ室14
に送られた燃料は、プランジャ15で加圧され、デリバ
リバルブ9から燃料デリバリパイプ10に取付けた燃料
噴射装置としてのインジェクタ12に供給される。燃料
配管2および4、燃料フィルタ3、ギャラリ室8は低圧
燃料通路を形成している。
【0014】プレッシャレギュレータ7は、高圧ポンプ
5に吸入する燃料圧力を所定圧以下に調圧するものであ
り、高圧ポンプ5内のギャラリ室8に接続されている。
吸入燃料の圧力が所定圧を越えるとプレッシャレギュレ
ータ7が開弁し、余剰燃料を燃料リターン管13を通し
て燃料タンク6にリターンさせる。燃料リターン管13
は低圧燃料通路を形成している。
【0015】次に、プレッシャレギュレータ7の詳細を
図1を用いて説明する。図1は、弁部材20の当接部2
0aが弁座19aから離座している状態を示している。
プレッシャレギュレータ7は、ハウジング17と、弁ボ
ディ19と、弁部材20と、付勢手段としての圧縮コイ
ルスプリング30とから構成される。ハウジング17
は、円筒形状に形成され、一端がかしめあるいは溶接に
より弁ボディ19に接合されており、他端が図2に示す
燃料リターン管13に通じる燃料流出口17aを有して
いる。
【0016】弁ボディ19は、ハウジング17の反燃料
流出口側の一端に設けられ、円筒形状に形成されてい
る。弁ボディ19は、一端が図2に示す高圧ポンプ5内
の低圧燃料通路に通じる燃料孔としての燃料流入口19
bを有しており、他端が内周壁に形成した弁座19aを
有している。弁部材20は、弁ボディ19に往復移動可
能に支持されている。弁部材20に形成した円錐面を有
する当接部20aは、弁ボディ19の弁座19aに着座
可能である。当接部20aが弁座19aに着座すること
により燃料流入口19bが閉塞され、当接部20aが弁
座19aから離座することにより燃料流入口19bが開
口する。当接部20aはテーパ形状となっているので、
当接部20aの弁座19aへの着座性、および当接部2
0aが弁座19aに着座したときの残圧保持特性を確保
している。
【0017】弁部材20の当接部20aよりも燃料流入
口19b側には、弁部材20を弁ボディ19に往復移動
可能に支持するための案内部22が設けられている。案
内部22には弁ボディ19の内周壁との間に燃料通路を
形成するように四箇所面取り23が形成されており、面
取り23と周方向に交互に形成されている摺動部24が
弁ボディ19と摺動する。弁部材20の当接部20aが
弁座19aから離座すると、弁ボディ19の内周壁と弁
部材20の案内部22に形成された四箇所の面取り23
との隙間を燃料が通過することが可能となる。弁ボディ
19と摺動部24との間のクリアランスLは、約5μm
に設定されている。クリアランスLを約5μmに設定す
ることにより、式(1) で定義される弁部材20と圧縮コ
イルスプリング30とで構成されるばね−質量系の固有
振動の減衰係数を10Ns/mに設定することができ
る。すなわち、弁ボディ19と摺動部24との間のクリ
アランスLを調整することにより、摺動部24の摺動抵
抗を所望の値に制御することができる。
【0018】圧縮コイルスプリング30は、ハウジング
17内に挿入され、一端が弁部材20の燃料流出口17
a側の端面20bに当接し、他端がハウジング17の内
底面17bに当接している。圧縮コイルスプリング30
は、弁部材20の当接部20aが弁座19aに着座する
方向に弁部材20を付勢している。次に、プレッシャレ
ギュレータ7の作動について説明する。
【0019】(1) 図2に示す高圧ポンプ5内の低圧燃料
通路の内部の燃料が所定の圧力以下のとき、圧縮コイル
スプリング30の付勢力により、弁部材20の当接部2
0aが弁座19aに着座する。これにより、燃料流入口
19bが閉塞され、図2に示す燃料リターン管13には
燃料が流れない。 (2) 図2に示す高圧ポンプ5内の低圧燃料通路の内部の
燃料が所定の圧力を越えると、圧縮コイルスプリング3
0の付勢力に抗して弁部材20が燃料流出口17a側に
移動し、弁部材20の当接部20aが弁座19aから離
座する。これにより、燃料流入口19bが開口し、弁ボ
ディ19の内周壁と四箇所の面取り23との隙間を通過
し、当接部20aと弁座19aとの開口部からハウジン
グ17内に燃料が流入し、燃料流出口17aから図2に
示す燃料リターン管13に燃料が流出される。このと
き、高圧ポンプ5の吸入弁11が作動し、当接部20a
と弁座19aとの開口部を燃料が通過すると、この開口
部が負圧になるのでキャビテーションが発生する。さら
に発生したキャビテーションが消滅する際に大きな圧力
波が生じる。プレシャレギュレータ7の作動に伴い圧力
波が発生すると圧力脈動を引き起こす。
【0020】上記の(2) において、時間と吸入弁11の
リフト量との関係を図3(A)に示し、時間と弁部材2
0のリフト量との関係を図3(B)に示し、時間とギャ
ラリ室8および燃料流入口19bの圧力との関係を図3
(C)に示す。図3(A)に示すように、吸入弁11が
作動すると、図3(B)に示すように、弁部材20が振
動し、図3(C)に示すように、ギャラリ室8および燃
料流入口19bに圧力脈動が発生する。なお、図3
(A)、図3(B)および図3(C)に示す特性値は数
値解析結果である。
【0021】次に、第1実施例の弁ボディ19と摺動部
24との間のクリアランスLを約10μmに設定した比
較例について、図6を用いて説明する。図1および図2
に示す第1実施例とクリアランスL以外は同一構成であ
るので、同一部分に同一符号を付す。図6に示す比較例
において、図6(A)は時間と吸入弁11のリフト量と
の関係を示し、図6(B)は時間と弁部材20のリフト
量との関係を示し、図6(C)は時間とギャラリ室8お
よび燃料流入口19bの圧力との関係を示す。
【0022】比較例においては、弁ボディ19と摺動部
24との間のクリアランスLを約10μmに設定するこ
とにより、弁部材20と圧縮コイルスプリング30とで
構成されるばね−質量系の固有振動の減衰係数は5Ns
/mに設定される。図6(A)に示すように吸入弁11
が作動すると、図6(B)に示すように、弁部材20が
振動し、図6(C)に示すように、ギャラリ室8および
燃料流入口19bに圧力脈動が発生する。このとき、弁
部材20は自励振動し、弁部材20の振動は発散する。
このため、ギャラリ室8および燃料流入口19bに発生
する圧力脈動も発散し、この圧力脈動は増幅される。し
たがって、燃料供給システムから騒音が発生するという
欠点がある。
【0023】一方、第1実施例においては、弁部材20
と圧縮コイルスプリング30とで構成されるばね−質量
系の固有振動の減衰係数を10Ns/mに設定してお
り、比較例の減衰係数よりも大きい。すなわち、第1実
施例の摺動部24の摺動抵抗は、比較例の摺動抵抗より
も大きく設定されている。このため、図3(A)に示す
ように、吸入弁11が作動しても、図3(B)に示すよ
うに、弁部材20の振動を減衰することができ、図3
(C)に示すように、ギャラリ室8および燃料流入口1
9bに発生する圧力脈動は低減される。したがって、燃
料供給システムから発生する騒音を低減することができ
る。
【0024】(第2実施例)第1実施例の弁ボディ19
と摺動部24との間のクリアランスLを約2μmに設定
した第2実施例について、図4を用いて説明する。図1
および図2に示す第1実施例とクリアランスL以外は同
一構成であるので、同一部分に同一符号を付す。
【0025】図4に示す第2実施例において、図4
(A)は時間と吸入弁11のリフト量との関係を示し、
図4(B)は時間と弁部材20のリフト量との関係を示
し、図4(C)は時間とギャラリ室8および燃料流入口
19bの圧力との関係を示す。第2実施例においては、
弁ボディ19と摺動部24との間のクリアランスLを約
2μmに設定することにより、弁部材20と圧縮コイル
スプリング30とで構成されるばね−質量系の固有振動
の減衰係数は20Ns/mに設定される。すなわち、第
2実施例の摺動部24の摺動抵抗は、第1実施例の摺動
抵抗よりも大きく設定されている。このため、図4
(A)に示すように吸入弁11が作動しても、図4
(B)に示すように、弁部材20の振動を第1実施例よ
りも早期に減衰し、図3(C)に示すように、ギャラリ
室8および燃料流入口19bに発生する圧力脈動を第1
実施例よりも早期に低減することができる。したがっ
て、燃料供給システムから発生する騒音をさらに低減す
ることができる。
【0026】(第3実施例)第1実施例の弁部材20の
軸をずらして圧縮コイルスプリング30が弁部材20を
付勢するようにした第3実施例について、図5を用いて
説明する。図1に示す第1実施例と実質的に同一部分に
同一符号を付す。図5に示すように、圧縮コイルスプリ
ング30は、弁部材20の当接部20aが弁座19aに
着座する方向に、弁部材20の軸をずらして弁部材20
を付勢している。このため、弁部材20の摺動部24
は、接触点24aで点接触して弁ボディ13と摺動す
る。このため、弁部材20の軸と同軸に圧縮コイルスプ
リング30が弁部材20を付勢するようにしたものと比
べて摺動部24の摺動抵抗を大きくすることができる。
【0027】第3実施例においても、高圧ポンプの吸入
弁が作動しても、弁部材20の振動を早期に減衰し、高
圧ポンプのギャラリ室8および燃料流入口19bに発生
する圧力脈動を早期に低減することができる。したがっ
て、燃料供給システムから発生する騒音を低減すること
ができる。以上説明した本発明の複数の実施例において
は、弁部材20の摺動部24の摺動抵抗を所定の値より
も大きくしているので、簡単な構成で弁部材20の振動
を早期に減衰し、低圧燃料通路中の圧力脈動を早期に低
減することができ、騒音を低減することができる。
【0028】上記複数の実施例では、弁部材20の案内
部22に四箇所の面取り23を形成し、弁部材20の当
接部20aが弁座19aから離座したとき、弁ボディ1
9の内周壁と面取り23との隙間を燃料が通過する構成
としたが、本発明では、案内部に面取りを形成せず、弁
ボディの周壁内に燃料通路を形成し、弁部材の側方から
燃料が流入する構成としてもよい。
【0029】また、上記複数の実施例では、燃料配管2
と燃料配管4との間に燃料フィルタ3を配設したが、本
発明では、低圧ポンプに燃料フィルタを接続してもよ
い。また、上記複数の実施例では、高圧ポンプ5にプレ
ッシャレギュレータ7を接続したが、本発明では、低圧
ポンプと高圧ポンプとを接続する燃料配管の燃料フィル
タよりも高圧ポンプ側にプレッシャレギュレータを接続
する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるプレッシャレギュレ
ータを示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による圧力脈動低減装置を
用いた燃料供給システムを示す模式的構成図である。
【図3】本発明の第1実施例による圧力脈動低減装置の
特性を示すものであって、(A)は時間と吸入弁のリフ
ト量との関係、(B)は時間と弁部材のリフト量との関
係、(C)は時間とギャラリ室および燃料流入口の圧力
との関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第2実施例による圧力脈動低減装置の
特性を示すものであって、(A)は時間と吸入弁のリフ
ト量との関係、(B)は時間と弁部材のリフト量との関
係、(C)は時間とギャラリ室および燃料流入口の圧力
との関係を示す特性図である。
【図5】本発明の第2実施例によるプレッシャレギュレ
ータを示す縦断面図である。
【図6】比較例の特性を示すものであって、(A)は時
間と吸入弁のリフト量との関係、(B)は時間と弁部材
のリフト量との関係、(C)は時間とギャラリ室および
燃料流入口の圧力との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
2、4 燃料配管(低圧燃料通路) 3 燃料フィルタ(低圧燃料通路) 5 高圧ポンプ 7 プレッシャレギュレータ(圧力脈動低減装置本
体) 8 ギャラリ室 11 吸入弁 12 インジェクタ(燃料噴射装置) 17 ハウジング 17a 燃料流出口 19 弁ボディ 19a 弁座 19b 燃料流入口(燃料孔) 20 弁部材 20a 当接部 22 案内部 23 面取り 24 摺動部 30 圧縮コイルスプリング
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 59/44 F02M 59/44 E 59/46 59/46 W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射装置に高圧燃料を供給する高圧
    ポンプと、 前記高圧ポンプに低圧燃料を供給する低圧燃料通路に配
    設される筒状のハウジングと、 前記ハウジングの一端に設けられ、弁座および燃料孔を
    有する弁ボディと、 前記弁ボディに往復移動可能に支持され、前記弁座に着
    座可能な当接部を有する弁部材と、 前記ハウジング内に設けられ、前記当接部が前記弁座に
    着座する方向に前記弁部材を付勢する付勢手段と、 前記弁部材に設けられ、所定の摺動抵抗を有して前記弁
    ボディと摺動する摺動部と、 を備えることを特徴とする圧力脈動低減装置。
  2. 【請求項2】 前記弁ボディと前記摺動部との間には、
    前記摺動部の摺動抵抗を制御可能な程度のクリアランス
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の圧力
    脈動低減装置。
  3. 【請求項3】 前記弁部材と前記付勢手段とで構成され
    るばね−質量系の固有振動の減衰係数は10Ns/m以
    上であることを特徴とする請求項1または2記載の圧力
    脈動低減装置。
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