JPH11270190A - テント - Google Patents
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- JPH11270190A JPH11270190A JP7375098A JP7375098A JPH11270190A JP H11270190 A JPH11270190 A JP H11270190A JP 7375098 A JP7375098 A JP 7375098A JP 7375098 A JP7375098 A JP 7375098A JP H11270190 A JPH11270190 A JP H11270190A
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- Japan
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- tent
- waterproof sheet
- sheet
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- waterproof
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蚊や蠅等が浸入することなく、風通しが良好
で、日除け機能が改善されたテントを提供することであ
る。 【解決手段】 防水シート11からなる上面12と、防
水シート16及び防虫網シート18からなる側面群とに
よって構成され、各側面18を覆う防水シート16が個
々に開閉自在とされたテント10とすることである。ま
た、開かれた防水シート16が、テント上面端部から外
方に向けて延展されて係止可能とされることである。ま
たさらに、上記延展されて係止された防水シート16間
の隙間がカバー部材(38)で覆われるテント10とす
ることである。さらにまた、吊り下げ法によって立設さ
れ、かつ、防虫網シート18が全側面の内側に筒状一体
的に形成されたテント10とすることである。
で、日除け機能が改善されたテントを提供することであ
る。 【解決手段】 防水シート11からなる上面12と、防
水シート16及び防虫網シート18からなる側面群とに
よって構成され、各側面18を覆う防水シート16が個
々に開閉自在とされたテント10とすることである。ま
た、開かれた防水シート16が、テント上面端部から外
方に向けて延展されて係止可能とされることである。ま
たさらに、上記延展されて係止された防水シート16間
の隙間がカバー部材(38)で覆われるテント10とす
ることである。さらにまた、吊り下げ法によって立設さ
れ、かつ、防虫網シート18が全側面の内側に筒状一体
的に形成されたテント10とすることである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアウトドアで用いら
れるレジャー用のテントに関し、より詳しくは、蚊や蠅
等が浸入することなく、風通しが良好で、日除け機能が
改善されたテントに関する。
れるレジャー用のテントに関し、より詳しくは、蚊や蠅
等が浸入することなく、風通しが良好で、日除け機能が
改善されたテントに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、キャンプ等に用
いられるテントは、防水機能だけが重視され、テント内
は通気性が乏しいため蒸し暑く、また、蚊や蠅等の不快
虫が浸入してくる等の問題があった。これに対し、窓を
設けて通気性を改良したり、防虫網を張って蚊や蠅等の
浸入を防いだりする対策がとられてきたが、窓の大きさ
が制限されたり、窓の位置が風向きに対応できなかった
りして、満足できる結果は得られていない。
いられるテントは、防水機能だけが重視され、テント内
は通気性が乏しいため蒸し暑く、また、蚊や蠅等の不快
虫が浸入してくる等の問題があった。これに対し、窓を
設けて通気性を改良したり、防虫網を張って蚊や蠅等の
浸入を防いだりする対策がとられてきたが、窓の大きさ
が制限されたり、窓の位置が風向きに対応できなかった
りして、満足できる結果は得られていない。
【0003】また、従来のキャンプ等に用いられるテン
トは、携帯に便利なように小型であり、寝れる広ささえ
あればよいとされていたため、昼間の休憩や団欒のスペ
ースとしては狭く開放性に欠けていた。このため、開放
的な空間を確保しようとして、直射日光や雨を避けるた
めの、天井面だけに防水シートが張られるタープテント
を別に張設することが、近年盛んに行われるようになっ
てきた。しかしながら、この方法によれば、2個のテン
トを携帯し張設しなければならないので大変面倒であ
り、また、広い張設スペースを必要とする問題があっ
た。
トは、携帯に便利なように小型であり、寝れる広ささえ
あればよいとされていたため、昼間の休憩や団欒のスペ
ースとしては狭く開放性に欠けていた。このため、開放
的な空間を確保しようとして、直射日光や雨を避けるた
めの、天井面だけに防水シートが張られるタープテント
を別に張設することが、近年盛んに行われるようになっ
てきた。しかしながら、この方法によれば、2個のテン
トを携帯し張設しなければならないので大変面倒であ
り、また、広い張設スペースを必要とする問題があっ
た。
【0004】そこで本発明者は、上述の従来技術の問題
点に鑑み、蚊や蠅等が浸入することなく、風通しが良好
で、昼間の休憩や団欒のための開放されたスペースを容
易に確保できるテントについて鋭意研究を重ねた結果、
本発明に至ったのである。
点に鑑み、蚊や蠅等が浸入することなく、風通しが良好
で、昼間の休憩や団欒のための開放されたスペースを容
易に確保できるテントについて鋭意研究を重ねた結果、
本発明に至ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテントの要
旨とするところは、防水シートからなる上面と、外側の
防水シートと内側の防虫網シートとの2重層からなる側
面とによって構成され、各側面の防水シートが個々に開
閉自在とされたことにある。
旨とするところは、防水シートからなる上面と、外側の
防水シートと内側の防虫網シートとの2重層からなる側
面とによって構成され、各側面の防水シートが個々に開
閉自在とされたことにある。
【0006】また、かかるテントにおいて、各側面に設
けられて個々に開閉自在とされた防水シートが、テント
上面端部から外方に向け延展されるように開かれて係止
されることにある。
けられて個々に開閉自在とされた防水シートが、テント
上面端部から外方に向け延展されるように開かれて係止
されることにある。
【0007】さらに、かかるテントにおいて、テント上
面端部から外方に向け延展されて係止された、互いに隣
接する防水シート間が、カバー部材によって覆われるこ
とにある。
面端部から外方に向け延展されて係止された、互いに隣
接する防水シート間が、カバー部材によって覆われるこ
とにある。
【0008】さらにまた、かかるテントにおいて、吊り
下げ法によって立設され、かつ、防虫網シートがテント
の全側面内側に筒状一体的に形成されたことにある。
下げ法によって立設され、かつ、防虫網シートがテント
の全側面内側に筒状一体的に形成されたことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るテントの実施
の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
【0010】図1は、本発明に係わる4角柱状テント1
0の一例を説明するものであるが、同図(b)に示され
るように、防水シート11からなる上面12と、防水シ
ート14と防虫網シート16との2重層からなる側面1
8とによって構成されている。側面18の防水シート1
4は、同図(a)に示されるように、4側面のそれぞれ
が個別に開閉自在とされている。
0の一例を説明するものであるが、同図(b)に示され
るように、防水シート11からなる上面12と、防水シ
ート14と防虫網シート16との2重層からなる側面1
8とによって構成されている。側面18の防水シート1
4は、同図(a)に示されるように、4側面のそれぞれ
が個別に開閉自在とされている。
【0011】防水シート11や防水シート14の材質は
特に限定されず、防水性さえあればよいが、防水加工さ
れたナイロン織物やゴム被覆織物等々の防水性シートを
用いるのが好ましい。防水シート14の上辺はテント1
0の上面12端部と連結され、左辺及び右辺は、隣接す
る防水シート14と、あるいは、テントの四隅に立てら
れた支柱に、ファスナー、ボタン、紐、フック等々の係
止具を介して連結されている。したがって、これらの係
止具を外すことによって、防水シート14はテントの外
側に、下方から上方へと開くことができる。開かれた側
面には、ほぼ全面にわたり防虫網シート16が露出する
のでテント10内の通気性が大幅に改善される。また、
蚊や蠅が浸入することはない。
特に限定されず、防水性さえあればよいが、防水加工さ
れたナイロン織物やゴム被覆織物等々の防水性シートを
用いるのが好ましい。防水シート14の上辺はテント1
0の上面12端部と連結され、左辺及び右辺は、隣接す
る防水シート14と、あるいは、テントの四隅に立てら
れた支柱に、ファスナー、ボタン、紐、フック等々の係
止具を介して連結されている。したがって、これらの係
止具を外すことによって、防水シート14はテントの外
側に、下方から上方へと開くことができる。開かれた側
面には、ほぼ全面にわたり防虫網シート16が露出する
のでテント10内の通気性が大幅に改善される。また、
蚊や蠅が浸入することはない。
【0012】防虫網シート16の材質も特に限定され
ず、蚊や蠅の浸入が防がれ通気性のある材質であればよ
いが、麻や綿からなる蚊帳生地、寒冷紗、レース生地等
々の網目シートを用いるのが好ましい。防虫網シート1
6の上辺はテント10の上面12端部と連結されてい
る。また、その左辺及び右辺は、隣接する防虫網シート
16と、あるいは、テント10の四隅に立てられた支柱
に連結されている。ファスナー等で連結すれば、利用者
の出入りに利用できて便利である。
ず、蚊や蠅の浸入が防がれ通気性のある材質であればよ
いが、麻や綿からなる蚊帳生地、寒冷紗、レース生地等
々の網目シートを用いるのが好ましい。防虫網シート1
6の上辺はテント10の上面12端部と連結されてい
る。また、その左辺及び右辺は、隣接する防虫網シート
16と、あるいは、テント10の四隅に立てられた支柱
に連結されている。ファスナー等で連結すれば、利用者
の出入りに利用できて便利である。
【0013】本例のテントは、図2(a)に示されるよ
うに側面の防水シート14全部を閉じて使用してもよい
し、同図(b)に示されるように全部を開けて使用して
もよい。また、一部の防水シート14だけを開けて使用
してもよい。例えば、同図(c)に示されるように1側
面だけを開けてもよく、同図(d)、同図(e)に示さ
れるように2側面だけを開けてもよく、同図(f)に示
されるように3側面を開けてもよい。
うに側面の防水シート14全部を閉じて使用してもよい
し、同図(b)に示されるように全部を開けて使用して
もよい。また、一部の防水シート14だけを開けて使用
してもよい。例えば、同図(c)に示されるように1側
面だけを開けてもよく、同図(d)、同図(e)に示さ
れるように2側面だけを開けてもよく、同図(f)に示
されるように3側面を開けてもよい。
【0014】防水シート14を開ける目的は、通気性を
高め視野を拡げることにある。したがって、通気性を高
めるためには、風向きを考慮した方向の側面を開放すれ
ばよい。また、視野を拡げるためには、眺めが良好な方
向の側面を開ければよい。開放する側面を増やせば、通
気量が増加し視野が拡がる効果がある。本発明のテント
によれば、個別に開閉自在の防水シート14が全側面に
設けられているので、任意の方向に対して上述の対策を
とることができる。
高め視野を拡げることにある。したがって、通気性を高
めるためには、風向きを考慮した方向の側面を開放すれ
ばよい。また、視野を拡げるためには、眺めが良好な方
向の側面を開ければよい。開放する側面を増やせば、通
気量が増加し視野が拡がる効果がある。本発明のテント
によれば、個別に開閉自在の防水シート14が全側面に
設けられているので、任意の方向に対して上述の対策を
とることができる。
【0015】開かれた防水シート14は適当な形状で係
止される。図1、図2に示されるよう延展されて張り出
した状態に係止されることもできるし、図3に示される
ように、丸めてコンパクトに係止されることもできる。
しかしながら、係止の方法はこれらの例に限定されず、
目的に応じてその他の適切な手段を採用できる。
止される。図1、図2に示されるよう延展されて張り出
した状態に係止されることもできるし、図3に示される
ように、丸めてコンパクトに係止されることもできる。
しかしながら、係止の方法はこれらの例に限定されず、
目的に応じてその他の適切な手段を採用できる。
【0016】本発明のテントは、図1、図2に示される
ような四角柱状の形状に限定されず種々の形状が可能で
あるが、防水シートの開閉のし易さを考慮すれば、四
角、六角、八角等の角形柱状であることが好ましい。ま
た、本発明のテントは種々の方法で立設される。図4に
示される例は、テント10の外側に設けられた支柱20
から、テント10の上面12の角部に備えられた吊り紐
22を介して吊り下げて立設される例である。支柱20
の代わりに、自然木の幹や枝を利用することもできる。
また、図5に示される例は、テントの4隅内側に立てら
れた支柱24によって支持され立設される例である。し
かしながら、立設の方法はこれらの例に限定されず、目
的に応じてその他の適切な手段を採用できる。
ような四角柱状の形状に限定されず種々の形状が可能で
あるが、防水シートの開閉のし易さを考慮すれば、四
角、六角、八角等の角形柱状であることが好ましい。ま
た、本発明のテントは種々の方法で立設される。図4に
示される例は、テント10の外側に設けられた支柱20
から、テント10の上面12の角部に備えられた吊り紐
22を介して吊り下げて立設される例である。支柱20
の代わりに、自然木の幹や枝を利用することもできる。
また、図5に示される例は、テントの4隅内側に立てら
れた支柱24によって支持され立設される例である。し
かしながら、立設の方法はこれらの例に限定されず、目
的に応じてその他の適切な手段を採用できる。
【0017】側面18の防水シート14が開かれて、図
1、図2に示されるよう延展され張り出されて係止され
れば、直射日光が遮られ雨の当たらない広いスペースを
得ることができ、昼間の休憩時や団欒時等に利用するの
に大変便利となる。従来、タープテントを別に立設する
などして、わざわざ用意されたスペースの代わりとなる
ものである。
1、図2に示されるよう延展され張り出されて係止され
れば、直射日光が遮られ雨の当たらない広いスペースを
得ることができ、昼間の休憩時や団欒時等に利用するの
に大変便利となる。従来、タープテントを別に立設する
などして、わざわざ用意されたスペースの代わりとなる
ものである。
【0018】防水シート14を開いて延展し、張り出し
て係止する方法は限定されず、種々の方法が可能であ
る。図6(a)には、防水シート14の下端に設けられ
た棒状部材26を、ほぼ垂直に立てられた支柱28で係
止する例が示されており、同図(b)には、テント10
の外側に設けられた支柱20(図中省略)に、吊り紐2
2を介して棒状部材26を吊るして係止する例が示され
ている。
て係止する方法は限定されず、種々の方法が可能であ
る。図6(a)には、防水シート14の下端に設けられ
た棒状部材26を、ほぼ垂直に立てられた支柱28で係
止する例が示されており、同図(b)には、テント10
の外側に設けられた支柱20(図中省略)に、吊り紐2
2を介して棒状部材26を吊るして係止する例が示され
ている。
【0019】防水シート14を開いて延展し張り出す角
度は、日射の方向、降雨時の風向き等々に応じて適切に
設定される。図7は、この角度調整方法の一例を示し、
支柱28の長さを変更することによって調節するもので
ある。
度は、日射の方向、降雨時の風向き等々に応じて適切に
設定される。図7は、この角度調整方法の一例を示し、
支柱28の長さを変更することによって調節するもので
ある。
【0020】図8(a)に示されるように、隣接する2
側面の防水シート32、34が開かれて延展して張り出
された状態では、防水シート32と防水シート34との
間に略直角に開かれた空所36が形成され、直射日光や
雨が素通りすることになる。図8(b)は、防水性シー
トからなるカバー部材38を用いて空所36を覆った例
を示すが、カバー部材38は防水シート32と防水シー
ト34とに連結されている。このように空所36を覆う
ことにより、直射日光や雨が遮られたスペース拡がり、
その利用性が飛躍的に改善される。
側面の防水シート32、34が開かれて延展して張り出
された状態では、防水シート32と防水シート34との
間に略直角に開かれた空所36が形成され、直射日光や
雨が素通りすることになる。図8(b)は、防水性シー
トからなるカバー部材38を用いて空所36を覆った例
を示すが、カバー部材38は防水シート32と防水シー
ト34とに連結されている。このように空所36を覆う
ことにより、直射日光や雨が遮られたスペース拡がり、
その利用性が飛躍的に改善される。
【0021】カバー部材38には、防水性を有する繊維
製品、ゴムシート、プラスチックシート等々を用いるこ
とができる。遮光性があればなおよい。カバー部材38
は、予め防水シート32又は防水シート34のどちらか
に連結して用意しておき、防水シートを開いてから、他
方の防水シートと連結して固定することもできる。ある
いは、別部材として用意されていてもよい。連結はファ
スナーやボタン、フック等々を用いて行うのが好まし
い。あるいはまた、予め図8(b)に示される状態に、
カバー部材38を防水シート32、34と一体的に形成
しておき、カバー部材38の部分を扇状に畳んでテント
内に収容しておくこともできる。
製品、ゴムシート、プラスチックシート等々を用いるこ
とができる。遮光性があればなおよい。カバー部材38
は、予め防水シート32又は防水シート34のどちらか
に連結して用意しておき、防水シートを開いてから、他
方の防水シートと連結して固定することもできる。ある
いは、別部材として用意されていてもよい。連結はファ
スナーやボタン、フック等々を用いて行うのが好まし
い。あるいはまた、予め図8(b)に示される状態に、
カバー部材38を防水シート32、34と一体的に形成
しておき、カバー部材38の部分を扇状に畳んでテント
内に収容しておくこともできる。
【0022】テントの立設を吊り下げ方式とし、図9
(a)に示されるように防虫網シート16を筒状一体的
に形成して、テント上面12に連結される構造とすれ
ば、テント内には1本の支柱も必要でなくなる。したが
って、側面18の全部の防水シート14を開けば、図9
(b)に示されるように、通常、屋内で用いられる蚊帳
と同様の状態となり、周囲360°が見渡せ、どの方向
にも防虫網シート16を潜って出入りできることにな
る。その結果、解放感が一段と高まり、アウトドアレジ
ャーの喜びをいっそう味わうことができる。ここでいう
吊り下げ方式とは、紐、ロープ、金具等々の部材を介し
てテントを上方から吊るして立設する方式を意味し、支
柱、梁等々の構築物、立木の幹、枝等々から吊り下げら
れる立設方式である。
(a)に示されるように防虫網シート16を筒状一体的
に形成して、テント上面12に連結される構造とすれ
ば、テント内には1本の支柱も必要でなくなる。したが
って、側面18の全部の防水シート14を開けば、図9
(b)に示されるように、通常、屋内で用いられる蚊帳
と同様の状態となり、周囲360°が見渡せ、どの方向
にも防虫網シート16を潜って出入りできることにな
る。その結果、解放感が一段と高まり、アウトドアレジ
ャーの喜びをいっそう味わうことができる。ここでいう
吊り下げ方式とは、紐、ロープ、金具等々の部材を介し
てテントを上方から吊るして立設する方式を意味し、支
柱、梁等々の構築物、立木の幹、枝等々から吊り下げら
れる立設方式である。
【0023】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲内で、テントの形状や構成、防水シートの形状や材
質、防虫網シートの形状や材質、テントの立設方法、防
水シートの開閉方法や固定方法等々につき種々なる改
良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
囲内で、テントの形状や構成、防水シートの形状や材
質、防虫網シートの形状や材質、テントの立設方法、防
水シートの開閉方法や固定方法等々につき種々なる改
良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
【0024】本発明の実施例を、以下に詳しく説明す
る。
る。
【0025】実施例1 図1に示されるのと同様の、床面が1.8m×2.4
m、高さ2.1mの四角柱状テント10を製作した。四
側面18に備えられた防水シート14の各々は、互いに
ファスナー(図中省略)によって開閉自在に連結され、
各々の上辺は、上面12の防水シート11の端部と縫製
によって連結固定されている。また、防虫網シート16
は、図9に示されるのと同様に四角筒状に形成され、そ
の上辺は、テント上面12の防水シート11の端部と縫
製によって連結固定されている。防水シート14及び防
水シート11には、防水加工を施したナイロン織物を用
い、防虫網シート16には、麻とレーヨンを交織した蚊
帳生地を用いた。上面12の四隅には吊り紐22が備え
られている。本テントは、図4に示されるように立設さ
れ、図2に示されるように種々の組み合わせで防水シー
ト14を開き、図6(b)に示されるように、防水シー
ト14を延展して張り出し固定することができた。
m、高さ2.1mの四角柱状テント10を製作した。四
側面18に備えられた防水シート14の各々は、互いに
ファスナー(図中省略)によって開閉自在に連結され、
各々の上辺は、上面12の防水シート11の端部と縫製
によって連結固定されている。また、防虫網シート16
は、図9に示されるのと同様に四角筒状に形成され、そ
の上辺は、テント上面12の防水シート11の端部と縫
製によって連結固定されている。防水シート14及び防
水シート11には、防水加工を施したナイロン織物を用
い、防虫網シート16には、麻とレーヨンを交織した蚊
帳生地を用いた。上面12の四隅には吊り紐22が備え
られている。本テントは、図4に示されるように立設さ
れ、図2に示されるように種々の組み合わせで防水シー
ト14を開き、図6(b)に示されるように、防水シー
ト14を延展して張り出し固定することができた。
【0026】実施例2 4個のカバー部材38を設けた他は、実施例1と同様に
してテント10を製作した。各々のカバー部材38は、
図8(b)に例示されるように1/4円状であり、防水
シートと連結される2辺にはファスナーの片側が備えら
れているので、防水シート同士を連結するために使用さ
れていたファスナーの片側と結合させることにより、防
水シート32及び防水シート34と繋げることができ
た。
してテント10を製作した。各々のカバー部材38は、
図8(b)に例示されるように1/4円状であり、防水
シートと連結される2辺にはファスナーの片側が備えら
れているので、防水シート同士を連結するために使用さ
れていたファスナーの片側と結合させることにより、防
水シート32及び防水シート34と繋げることができ
た。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るテントによれば、防水シー
トからなる上面と、防水シート及び防虫網シートからな
る側面とで構成されているので、防水シートを閉じてい
れば風雨を防ぐことができ、防水シートを開いていれば
蚊や蠅などの不快虫の浸入を防ぎながら風を通すことが
できる。
トからなる上面と、防水シート及び防虫網シートからな
る側面とで構成されているので、防水シートを閉じてい
れば風雨を防ぐことができ、防水シートを開いていれば
蚊や蠅などの不快虫の浸入を防ぎながら風を通すことが
できる。
【0028】また、本発明に係るテントによれば、個別
に開閉自在の防水シートが全部の側面に設けられている
ので、開放する側面の方向や数を任意に選択できる。し
たがって、風向きに合わせた方向の側面を開けて効率よ
く通気性を高めたり、眺めが良好な方向の側面を開けて
風景を楽しむことができる。また、開放する側面の数を
増やすことにより、通気性をさらに向上させたり、視野
をさらに拡げることができる。
に開閉自在の防水シートが全部の側面に設けられている
ので、開放する側面の方向や数を任意に選択できる。し
たがって、風向きに合わせた方向の側面を開けて効率よ
く通気性を高めたり、眺めが良好な方向の側面を開けて
風景を楽しむことができる。また、開放する側面の数を
増やすことにより、通気性をさらに向上させたり、視野
をさらに拡げることができる。
【0029】また、各側面を覆い個々に開閉自在とされ
た防水シートを、テント上面端部から外方に向け延展さ
れるように開いて係止すれば、直射日光が遮られ雨の当
たらない広いスペースを得ることができ、昼間の休憩時
や団欒時等に利用するのに大変便利となる。
た防水シートを、テント上面端部から外方に向け延展さ
れるように開いて係止すれば、直射日光が遮られ雨の当
たらない広いスペースを得ることができ、昼間の休憩時
や団欒時等に利用するのに大変便利となる。
【0030】さらに、テント上面端部から外方に向け延
展されて係止された、互いに隣接する防水シート間の隙
間をカバー部材で覆えば、直射日光が遮られ雨の当たら
ないスペースをさらに拡げることができ、昼間の休憩時
や団欒時等での利用性が飛躍的に向上する。
展されて係止された、互いに隣接する防水シート間の隙
間をカバー部材で覆えば、直射日光が遮られ雨の当たら
ないスペースをさらに拡げることができ、昼間の休憩時
や団欒時等での利用性が飛躍的に向上する。
【0031】またさらに、テントを吊り下げ法によって
立設し、防虫網シートをテントの全側面内側に筒状一体
的に形成すれば、通常、屋内で用いられる蚊帳と同様の
状態となり、周囲360°が見渡せ、どの方向にも防虫
網シートを潜って出入りできることになるので、解放感
が一段と高まり、アウトドアレジャーの喜びをいっそう
味わうことができる。
立設し、防虫網シートをテントの全側面内側に筒状一体
的に形成すれば、通常、屋内で用いられる蚊帳と同様の
状態となり、周囲360°が見渡せ、どの方向にも防虫
網シートを潜って出入りできることになるので、解放感
が一段と高まり、アウトドアレジャーの喜びをいっそう
味わうことができる。
【図1】本発明に係るテントの一例を示すものであり、
同図(a)は全体斜視図、同図(b)はA−A断面図で
ある。
同図(a)は全体斜視図、同図(b)はA−A断面図で
ある。
【図2】本発明に係り、テントの利用方法を説明する全
体斜視図であり、同図(a)は側面の全ての防水シート
が閉じられた状態、同図(b)は側面の全ての防水シー
トが開けられた状態、また、同図(c)は1側面、同図
(d)、(e)は2側面、同図(f)は3側面の防水シ
ートが開けられた状態を示す。
体斜視図であり、同図(a)は側面の全ての防水シート
が閉じられた状態、同図(b)は側面の全ての防水シー
トが開けられた状態、また、同図(c)は1側面、同図
(d)、(e)は2側面、同図(f)は3側面の防水シ
ートが開けられた状態を示す。
【図3】本発明に係り、開かれた防水シートを固定する
方法の一例を示す全体斜視図である。
方法の一例を示す全体斜視図である。
【図4】本発明に係り、テントの立設方法の一例を示す
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図5】本発明に係り、テントの立設方法の他の一例を
示す全体斜視図である。
示す全体斜視図である。
【図6】本発明に係り、開かれて張り出された防水シー
トを固定する方法の例を模式的に説明する斜視図であ
り、同図(a)はほぼ垂直に立てられた支柱による例、
同図(b)は上方から吊り紐を介して吊るされる例を示
す。
トを固定する方法の例を模式的に説明する斜視図であ
り、同図(a)はほぼ垂直に立てられた支柱による例、
同図(b)は上方から吊り紐を介して吊るされる例を示
す。
【図7】本発明に係り、開かれて張り出された防水シー
トの角度を調節する方法の例を模式的に説明する斜視図
である。
トの角度を調節する方法の例を模式的に説明する斜視図
である。
【図8】本発明に係り、開かれて張り出された防水シー
ト間の隙間を覆うカバー部材の例を説明するものであ
り、同図(a)はテントの全体斜視図、同図(b)は全
体上面図である。
ト間の隙間を覆うカバー部材の例を説明するものであ
り、同図(a)はテントの全体斜視図、同図(b)は全
体上面図である。
【図9】本発明に係るテントの他の一例を示すものであ
り、同図(a)は防虫網シートの斜視図、同図(b)は
防水シートが開かれた状態を、支柱を省略して示す側面
図である。
り、同図(a)は防虫網シートの斜視図、同図(b)は
防水シートが開かれた状態を、支柱を省略して示す側面
図である。
10:テント 12:上面 11、14、32、34:防水シート 16:防虫網シート 18:側面 20、24、28:支柱 22:吊り紐 25:ロープ 26:棒状部材 27:杭 36:空所 38:カバー部材
Claims (4)
- 【請求項1】 防水シートからなる上面と、外側の防水
シートと内側の防虫網シートとの2重層からなる側面と
によって構成され、該各側面の防水シートが個々に開閉
自在とされたことを特徴とするテント。 - 【請求項2】 前記各側面に設けられ個々に開閉自在と
された防水シートが、テント上面端部から外方に向け延
展されるように開かれて係止されることを特徴とする前
記請求項1に記載するテント。 - 【請求項3】 テント上面端部から外方に向け延展され
て係止される、互いに隣接する前記防水シート間が、カ
バー部材によって覆われることを特徴とする前記請求項
2に記載するテント。 - 【請求項4】 吊り下げ法によって立設され、かつ、前
記防虫網シートがテントの全側面内側に筒状一体的に形
成されたことを特徴とする前記請求項1〜請求項3に記
載するテント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7375098A JPH11270190A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | テント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7375098A JPH11270190A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | テント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11270190A true JPH11270190A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13527249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7375098A Withdrawn JPH11270190A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | テント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11270190A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016044433A (ja) * | 2014-08-21 | 2016-04-04 | 株式会社ロゴスコーポレーション | テント |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP7375098A patent/JPH11270190A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016044433A (ja) * | 2014-08-21 | 2016-04-04 | 株式会社ロゴスコーポレーション | テント |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |