JPH11269706A - 手 袋 - Google Patents
手 袋Info
- Publication number
- JPH11269706A JPH11269706A JP11002798A JP11002798A JPH11269706A JP H11269706 A JPH11269706 A JP H11269706A JP 11002798 A JP11002798 A JP 11002798A JP 11002798 A JP11002798 A JP 11002798A JP H11269706 A JPH11269706 A JP H11269706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glove
- vinyl acetate
- weaving
- gloves
- eva
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gloves (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業に用いるような手袋の繊維をエチレン酢
酸ビニルコポリマー(EVA)とし、手袋の手の内面側
の表面部分に、織りにより多数の突起を形成して滑り難
くした手袋。 【解決手段】 糸状の繊維により編んで形成する手袋で
あって、前記繊維を、ポリエチレン83.5%、ビニル
アセテート14.0%、色素2.5%からなるエチレン
酢酸ビニルコポリマー(EVA)とし、手袋の手の内面
側の表面部分に、織りにより多数の突起を形成した。
酸ビニルコポリマー(EVA)とし、手袋の手の内面側
の表面部分に、織りにより多数の突起を形成して滑り難
くした手袋。 【解決手段】 糸状の繊維により編んで形成する手袋で
あって、前記繊維を、ポリエチレン83.5%、ビニル
アセテート14.0%、色素2.5%からなるエチレン
酢酸ビニルコポリマー(EVA)とし、手袋の手の内面
側の表面部分に、織りにより多数の突起を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業に用いるよう
な手袋に関し、特にその繊維をエチレン酢酸ビニルコポ
リマー(EVA)とし、手袋の手の内面側の表面部分
に、織りにより多数の滑りどめ用の突起を形成した手袋
に関する。
な手袋に関し、特にその繊維をエチレン酢酸ビニルコポ
リマー(EVA)とし、手袋の手の内面側の表面部分
に、織りにより多数の滑りどめ用の突起を形成した手袋
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、糸状の綿あるいはナイロン、ポリ
エステルなどの化学繊維により織って形成される軍手と
称される作業用の手袋が知られている。この軍手には、
作業時において持った荷物や握った対象物が滑りにくく
するために、手袋の手の内面側の表面部分にゴム、化学
塗料などの滑り防止材を塗布あるいは蒸着したものがあ
る。
エステルなどの化学繊維により織って形成される軍手と
称される作業用の手袋が知られている。この軍手には、
作業時において持った荷物や握った対象物が滑りにくく
するために、手袋の手の内面側の表面部分にゴム、化学
塗料などの滑り防止材を塗布あるいは蒸着したものがあ
る。
【0003】上記従来の軍手においては、手袋を織る工
程と、手の内面側の表面部分にゴムや化学塗料などの滑
り防止材を塗布あるいは蒸着し、乾燥する工程とを必要
としている。また、使い古して不要となった手袋は、多
くの場合において焼却処理している。
程と、手の内面側の表面部分にゴムや化学塗料などの滑
り防止材を塗布あるいは蒸着し、乾燥する工程とを必要
としている。また、使い古して不要となった手袋は、多
くの場合において焼却処理している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
に手袋を織る工程と、手の内面側の表面部分にゴムや化
学塗料などの滑り防止材を塗布あるいは蒸着する工程と
の二重の工程を必要とすると、製造時間を多く要し、滑
り防止材を要するなど、製造コストが高くなるという問
題点があった。また、使い古した手袋を焼却処理する場
合には、滑り防止材や化学繊維から有毒ガスが発生す
る、という問題点もあった。
に手袋を織る工程と、手の内面側の表面部分にゴムや化
学塗料などの滑り防止材を塗布あるいは蒸着する工程と
の二重の工程を必要とすると、製造時間を多く要し、滑
り防止材を要するなど、製造コストが高くなるという問
題点があった。また、使い古した手袋を焼却処理する場
合には、滑り防止材や化学繊維から有毒ガスが発生す
る、という問題点もあった。
【0005】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
もので、手袋を織る繊維をエチレン酢酸ビニルコポリマ
ー(EVA)とし、手袋の手の内面側の表面部分に、織
りにより多数の滑り防止のための突起を形成するように
した手袋を提供することを目的とする。
もので、手袋を織る繊維をエチレン酢酸ビニルコポリマ
ー(EVA)とし、手袋の手の内面側の表面部分に、織
りにより多数の滑り防止のための突起を形成するように
した手袋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、糸状の繊維を織ることにより形成する手
袋において、上記繊維を、ポリエチレン83.5%、ビ
ニルアセテート14.0%、色素2.5%からなるエチ
レン酢酸ビニルコポリマー(EVA)とし、手袋の手の
内面側の表面部分に、織りにより多数の突起を形成した
ことを特徴としている。
めに本発明は、糸状の繊維を織ることにより形成する手
袋において、上記繊維を、ポリエチレン83.5%、ビ
ニルアセテート14.0%、色素2.5%からなるエチ
レン酢酸ビニルコポリマー(EVA)とし、手袋の手の
内面側の表面部分に、織りにより多数の突起を形成した
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によって本発明の手袋は、手袋を織
る工程で手の内面側の表面部分に多数の滑り防止用の突
起が形成され、一工程で滑り防止用突起付きの手袋が得
られる。また、不要になった手袋を焼却処理するときに
は、繊維がEVAなので有毒ガスを発生しない。
る工程で手の内面側の表面部分に多数の滑り防止用の突
起が形成され、一工程で滑り防止用突起付きの手袋が得
られる。また、不要になった手袋を焼却処理するときに
は、繊維がEVAなので有毒ガスを発生しない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付の図面に基づいて具体的に説明する。
添付の図面に基づいて具体的に説明する。
【0009】図において、符号1は手袋で、この手袋1
は糸状の繊維2を織る(編む)ことにより形成されるも
のである。この手袋1の繊維は、ポリエチレン(POL
YETHYLENE)83.5%、ビニルアセテート
(VINYL ACETATE)14.0%、色素(P
IBMENT)2.5%からなるエチレン酢酸ビニルコ
ポリマー(略称EVA)からなり、手袋1の手の内面側
の表面部分には、織りにより多数の滑り防止のための突
起3が形成される。手袋1の手の外側(甲)部分は、通
常の織りにより形成するようにしている。
は糸状の繊維2を織る(編む)ことにより形成されるも
のである。この手袋1の繊維は、ポリエチレン(POL
YETHYLENE)83.5%、ビニルアセテート
(VINYL ACETATE)14.0%、色素(P
IBMENT)2.5%からなるエチレン酢酸ビニルコ
ポリマー(略称EVA)からなり、手袋1の手の内面側
の表面部分には、織りにより多数の滑り防止のための突
起3が形成される。手袋1の手の外側(甲)部分は、通
常の織りにより形成するようにしている。
【0010】上記EVAの性質と加工条件は以下の通り
である。 [成形条件] ・射出成形シリンダー温度 ℃ 175〜220 ・射出成形金型温度 ℃ 20〜60 ・射出成形収縮率 % 0.7〜3.5 ・射出成形流動長 L/t 320 ・押出し加工 150〜195
である。 [成形条件] ・射出成形シリンダー温度 ℃ 175〜220 ・射出成形金型温度 ℃ 20〜60 ・射出成形収縮率 % 0.7〜3.5 ・射出成形流動長 L/t 320 ・押出し加工 150〜195
【0011】[二次加工性] ・塗装・印刷 可 ・真空蒸着・スパッタリング 可 ・ホットスタンピング 可 ・超音波溶着 不可
【0012】 [密度] JIS K7112g/cm2 0.922〜0.943 [機械的性質] ・引っ張り強さ JIS K7113kgf/cm2 145〜265 ・伸び JIS K7113 % 300〜750 ・引っ張り弾性モジュラス JIS K7113 103kgf/cm2 0.5〜1.9 ・衝撃強さ(アイゾット) JIS K7110 kgfcm/cm2 破損せず ・硬度(ジュロメータ) JIS K7215 D17〜45
【0013】 [熱的性質] ・融点・結晶融点 ℃ 103〜108 ・線膨張係数 10−5cm/cm/t 16〜20
【0014】 [その他] ・透明性 透明 ・吸水性(24時間) JIS K7209 % 0.05〜0.13
【0015】本発明に使用されるEVAは、上記の性質
及び加工条件を有することにより、繊維強度が強く、手
袋1を織った(編んだ)ときの強度も充分にあるもので
ある。また、突起3は滑りどめ効果が充分にあるもので
ある。
及び加工条件を有することにより、繊維強度が強く、手
袋1を織った(編んだ)ときの強度も充分にあるもので
ある。また、突起3は滑りどめ効果が充分にあるもので
ある。
【0016】また、EVAは、その焼却処理発生成分
が、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)のみであり、
有害成分(有毒ガス)は発生せず、また、燃焼温度が低
く、焼却炉を傷めない。従って、手袋1が使えなくなっ
て、これを焼却するような場合には、安全に焼却処理す
ることができる。
が、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)のみであり、
有害成分(有毒ガス)は発生せず、また、燃焼温度が低
く、焼却炉を傷めない。従って、手袋1が使えなくなっ
て、これを焼却するような場合には、安全に焼却処理す
ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の手袋によれ
ば、手袋を織る(編む)繊維を、ポリエチレン83.5
%、ビニルアセテート14.0%、色素2.5%からな
るエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)とし、手袋
の手の内面側の表面部分に、織りにより多数の突起を形
成したので、手袋を織る工程で手の内面側の表面部分に
多数の滑り防止用の突起を同時に形成することができ、
一工程で滑り防止用の突起付きの手袋が得られる。ま
た、不要になった手袋を焼却処理するときには、繊維が
EVAなので有毒ガスを発生することがなく、その燃焼
温度が低いので焼却炉を傷めることがない。従って、安
全に焼却処理することができる。
ば、手袋を織る(編む)繊維を、ポリエチレン83.5
%、ビニルアセテート14.0%、色素2.5%からな
るエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)とし、手袋
の手の内面側の表面部分に、織りにより多数の突起を形
成したので、手袋を織る工程で手の内面側の表面部分に
多数の滑り防止用の突起を同時に形成することができ、
一工程で滑り防止用の突起付きの手袋が得られる。ま
た、不要になった手袋を焼却処理するときには、繊維が
EVAなので有毒ガスを発生することがなく、その燃焼
温度が低いので焼却炉を傷めることがない。従って、安
全に焼却処理することができる。
【図1】本発明による手袋の手の内側表面部分の平面図
である。
である。
【図2】同手袋の手の外側(甲)部分の平面図である。
1 手袋 2 繊維(エチレン酢酸ビニルコポリマー、略称EV
A) 3 滑り防止用の突起 4 手袋の手の外側(甲)部分
A) 3 滑り防止用の突起 4 手袋の手の外側(甲)部分
Claims (1)
- 【請求項1】 糸状の繊維を織ることにより形成する手
袋において、 上記繊維を、ポリエチレン83.5%、ビニルアセテー
ト14.0%、色素2.5%からなるエチレン酢酸ビニ
ルコポリマー(EVA)とし、手袋の手の内面側の表面
部分に、織りにより多数の突起を形成したことを特徴と
する手袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002798A JPH11269706A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 手 袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002798A JPH11269706A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 手 袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269706A true JPH11269706A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14525268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11002798A Pending JPH11269706A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 手 袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269706A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013123038A1 (en) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Ansell Limited | Seamless ridge reinforced glove |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP11002798A patent/JPH11269706A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013123038A1 (en) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Ansell Limited | Seamless ridge reinforced glove |
CN104270973A (zh) * | 2012-02-13 | 2015-01-07 | 安塞尔有限公司 | 无缝脊部增强手套 |
US9788585B2 (en) | 2012-02-13 | 2017-10-17 | Ansell Limited | Seamless ridge reinforced glove |
US10701992B2 (en) | 2012-02-13 | 2020-07-07 | Ansell Limited | Seamless ridge reinforced glove |
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