JPH11267825A - ロウ付け方法および装置 - Google Patents

ロウ付け方法および装置

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JPH11267825A
JPH11267825A JP6745298A JP6745298A JPH11267825A JP H11267825 A JPH11267825 A JP H11267825A JP 6745298 A JP6745298 A JP 6745298A JP 6745298 A JP6745298 A JP 6745298A JP H11267825 A JPH11267825 A JP H11267825A
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JP
Japan
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brazed
brazing
chamber
halogen
gas
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JP6745298A
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English (en)
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Yoshiaki Mori
義明 森
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラックスを用いることなくロウ付けを行な
うことができるとともに、ロウ付け後に腐食などを生じ
ないようにする。 【解決手段】 ハロゲン化部12の放電ユニット18
は、放電によりCFと水蒸気とを反応させて反応性フ
ッ化ガスを含む処理ガス28を生成し、ハロゲン化処理
室26に配置した被ロウ付け部材30の半田付け対象面
をフッ化する。フッ化された被ロウ付け部材30は、還
元処理部14の真空容器34に搬入される。ヒータ38
は、減圧された真空容器34内の被ロウ付け部材30を
加熱し、フッ素を離脱させて被ロウ付け部材を還元す
る。還元された被ロウ付け部材30は、部品42が搭載
されたのちにリフロー炉40に搬入され、部品42が半
田付けされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田付けなどのロ
ウ付け方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体装置の製造分野などにおい
ては、ロウ付けである半田付けを行なう場合、半田付け
の前に、半導体チップやプリント回路基板の半田(ロウ
材)面をハロゲン化処理、特にフッ化処理をして半田の
濡れ性を向上し、フラックスを用いずに半田付けが行な
えるようにしている。そして、米国のMCNC社は、真
空プラズマによりラジカルなフッ素あるいはフッ素イオ
ンを生成し、これらをロウ材に接触させてフッ化処理を
することを提案している。また、本願出願人は、少なく
ともフッ素を含むガスを大気圧下での放電により分解
し、フッ化水素(HF)などの反応性フッ化ガス(中間
生成物)を形成し、その後、被ロウ付け部材の表面で反
応性フッ化ガスと水との再反応でフッ素系イオンを生成
し、このフッ素系イオンによって被ロウ付け部材のロウ
付け対象面となる半田付けする金属または半田をフッ化
する方法を提案している。
【0003】これらはいずれも半田付け対象面が酸化物
となっているために半田の濡れが悪いとされている原因
となっている酸素を、ハロゲンであるフッ素と置換して
半田付け対象面をフッ化するものであって、従来のハロ
ゲンを含んだフラックスを用いた湿式方を乾式方に替え
たものと言い換えることができる。そして、フッ化処理
した被ロウ付け部材(被半田付け部材)は、フラックス
を用いることなく良好な半田付けを行なうことができ
る。しかも、フッ化処理した効果は、1週間から1ヵ月
程度は保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
被半田付け部材をフッ化処理して半田付けを行なうと、
フッ化した半田付け対象面のみならず被半田付け部材の
全体にフッ素が残留し、この残留フッ素が製品のマイグ
レーションや腐食を生ずるという問題があるばかりでな
く、被半田付け部材に残留しているフッ素または被半田
付け部材から放出されるフッ素の人体に対する安全性の
面についても注意を要する。
【0005】そこで、ハロゲンを使用せずに酸化物から
酸素を除去するため、還元性ガスである水素ガスを放電
させて用い、酸化された金属を還元する方法が提案され
ている。しかし、この水素放電を用いる方法は、水素自
体が爆発、発火の可能性のある極めて可燃性の強いガス
であり、危険で取り扱いが容易でない。また、処理の効
果がフッ化処理に比較して劣るばかりでなく、処理速度
も遅い。しかも、酸化の進んだ金属に対しては、さほど
効果が得られない欠点がある。
【0006】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、フラックスを用いることなくロ
ウ付けを行なうことができるとともに、ロウ付け後に腐
食などを生ずることがないようにすることを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】酸化された金属の表面を
完全に還元してピュアな状態にすると、半田の濡れ性が
よいことが知られている。そして、本発明は、ピュアな
金属は半田の濡れ性がよいこと、酸素よりハロゲンの方
が還元しやすいことに着目してなされたもので、酸化物
を一度ハロゲン化処理をしたのち、還元してハロゲンを
離脱させることを基本にしている。
【0008】すなわち、上記の目的を達成するために、
本発明に係るロウ付け方法は、被ロウ付け部材のロウ付
け対象面をハロゲン化処理したのち、前記ロウ付け対象
面に取り込まれたハロゲンを離脱させ、その後、前記被
ロウ付け部材のロウ付けを行なう構成となっている。
【0009】このように構成した本発明は、被ロウ付け
部材のロウ付け対象面をハロゲン化することにより、ロ
ウ付け対象面に酸化物の形で存在している酸素を、酸素
より容易に金属から離脱させることができるハロゲンに
置換する。その後、ロウ付け対象面を還元してハロゲン
を離脱させることにより、ロウ付け対象面を酸素が存在
しないピュアな状態にすることができ、酸化膜を除去し
たと同様に、フラックスを用いずに容易にロウ付けをす
ることができる。しかも、還元処理をした直後の金属
は、非常に活性であってロウ材に対して良好な濡れ性を
示す。これは、酸素と結合していた表面の金属結合手が
フリーであるためと考えられる。このため、ハロゲンを
離脱させたのち、すなわち還元処理をしたのちは、速や
かに時間をおかずにロウ付けをすることが望ましい。
【0010】そして、ハロゲンを離脱させてロウ付けを
した場合、被ロウ付け部材にハロゲンが残存しないた
め、ロウ付け後にマイグレーションや腐食を生ずること
がなく、また残存ハロゲンが人体に与える影響を考慮す
る必要がない。かりに、還元処理後にハロゲンの一部が
残ったとしても、このようなハロゲンは金属と強固に結
合しており、腐食などの製品にダメージを与えたり、安
全性に問題を生ずることがない。
【0011】ハロゲン化処理としてフッ素イオンやフッ
素ラジカルに晒してフッ化処理を行なうと、金属表面の
酸素がフッ素と容易に置換する。これは、フッ素が酸素
より電気陰性度が大きいためと思われる。そして、フッ
素と反応して気体となる物質が多いため、被ロウ付け部
材からフッ素を離脱させる還元処理を容易に行なうこと
ができる。
【0012】ハロゲンを離脱させる処理、すなわち還元
処理は、真空中に配置した被ロウ付け部材を加熱して行
なってもよいし、また窒素などの不活性ガス中に配置し
た被ロウ付け部材を加熱して行なってもよいし、さらに
被ロウ付け部材を還元性のガスに晒すことにより行なっ
てもよい。
【0013】ハロゲン化処理とハロゲンの離脱とは、被
ロウ付け部材を搬送しつつ行なうことができる。そし
て、ハロゲンを離脱した被ロウ付け部材を順次ロウ付け
部に搬送してロウ付けするとよい。このようにすると、
ロウ付けの前処理からロウ付けを連続して行なうことが
でき、前処理のインライン化を図ることができ、金属の
活性なうちにロウ付けが可能となり、ロウ付けの強度を
向上することができる。また、被ロウ付け部材をチャン
バ内に配置し、このチャンバ内においてハロゲン化処理
とハロゲンを離脱させる処理とを連続的に行なうことが
できる。これにより、多数の被ロウ付け部材を一度に処
理するいわゆるバッチ処理をすることができる。
【0014】また、本発明に係るロウ付け方法は、少な
くとも最表面にハロゲン化合物が形成されている被ロウ
付け部材のハロゲンを離脱させたのち、前記被ロウ付け
部材のロウ付けを行なう構成にしてある。これにより、
ハロゲンを含んだ被ロウ付け部材からハロゲンを除去し
たロウ付けをフラックスを用いずに行なうことができる
とともに、ロウ付け後の腐食などを防止でき、安全性へ
の影響も避けることができる。そして、この場合におい
ても、ハロゲンの離脱は、被ロウ付け部材を真空中や不
活性ガス中に配置して加熱したり、被ロウ付け部材を還
元性ガス(例えば、水素の活性種、アルカリ金属の活性
な状態のガス、活性状態のアンモニアガスなど)に晒し
て行なうことができる。また、ハロゲンの離脱は、被ロ
ウ付け部材を搬送しつつ行なうことができ、ハロゲンを
離脱した被ロウ付け部材を順次ロウ付け部に搬送してロ
ウ付けを行なうことができる。
【0015】上記のロウ付け方法を実施するためのロウ
付け装置は、被ロウ付け部材のロウ付け対象面をハロゲ
ン化処理するハロゲン化処理手段と、ハロゲン化処理し
た前記ロウ付け対象面からハロゲンを離脱させる還元化
手段と、前記ハロゲンを離脱させた前記被ロウ付け部材
のロウ付けを行なうロウ付け手段とを有する構成となっ
ている。これにより、ロウ付け対象面の酸素をより容易
に還元できるハロゲンに置換することができ、還元して
ロウ付け対象面を容易にピュアにすることができる。
【0016】還元手段は、ハロゲン化処理した被ロウ付
け部材を配置するチャンバと、このチャンバ内を減圧す
る真空ポンプと、チャンバに設けられ、減圧されたチャ
ンバ内の前記被ロウ付け部材を加熱する加熱部とを有す
る構成にできる。このように構成した本発明は、チャン
バ内に被ロウ付け部材を配置したのち、チャンバ内を減
圧して加熱することにより、被ロウ付け部材に取り込ま
れたハロゲンを容易に離脱させることができる。そし
て、ハロゲン化処理手段を、チャンバに接続したハロゲ
ン化ガス供給源を有するように構成すると、チャンバに
ハロゲン化ガスを供給してチャンバに配置した被ロウ付
け部材のロウ付け対象面をハロゲン化処理したのち、チ
ャンバ内を真空にして被ロウ付け部材を加熱することに
より、ハロゲン化処理とハロゲンの離脱とを連続的に行
なうことができ、被ロウ付け部材のバッチ処理を容易に
行なうことができる。
【0017】還元手段は、ハロゲン化処理した被ロウ付
け部材の表面に不活性ガスを供給する不活性ガス供給源
と、被ロウ付け部材を加熱する加熱部とを有するように
構成してもよいし、さらにハロゲン化処理した被ロウ付
け部材の表面に還元性ガスを供給する還元ガス供給源
と、被ロウ付け部材を加熱する加熱部とを有するように
構成してもよい。
【0018】また、本発明に係るロウ付け装置は、被ロ
ウ付け部材を配置するチャンバと、このチャンバ内を排
気可能な排気手段と、前記チャンバに接続され、チャン
バ内に配置した被ロウ付け部材のロウ付け対象面をハロ
ゲン化処理するハロゲン化ガスを供給するハロゲン化ガ
ス供給源と、前記チャンバに接続されてチャンバ内に不
活性ガスを供給する不活性ガス供給源と、前記チャンバ
に設けられ、チャンバ内の前記被ロウ付け部材を加熱す
る加熱部とを有する構成となっている。
【0019】さらに、本発明に係るロウ付け装置は、被
ロウ付け部材を配置するチャンバと、このチャンバ内を
排気可能な排気手段と、前記チャンバに接続され、チャ
ンバ内に配置した被ロウ付け部材のロウ付け対象面をハ
ロゲン化処理するハロゲン化ガスを供給するハロゲン化
ガス供給源と、前記チャンバに接続されてチャンバ内に
還元ガスを供給する還元ガス供給源とを有する構成にし
てある。
【0020】また、本発明に係るロウ付け装置は、被ロ
ウ付け部材を搬送する搬送手段と、この搬送手段により
搬送されつつある前記被ロウ付け部材にハロゲン化ガス
を供給し、被ロウ付け部材のロウ付け対象面をハロゲン
化処理するハロゲン化処理手段と、前記搬送手段の前記
ハロゲン化処理手段より下手側に設けられ、搬送手段に
より搬送されつつある前記被ロウ付け部材のハロゲン化
処理された前記ロウ付け対象面を還元する還元化手段
と、前記搬送手段の前記還元化手段より下手側に設けら
れ、搬送手段により搬送されてきた前記被ロウ付け部材
をロウ付けするロウ付け手段とを有する構成となってい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係るロウ付け方法および
装置の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に
説明する。
【0022】図1は、本発明の第1実施の形態に係るロ
ウ付け装置の説明図である。図1において、ロウ付け装
置10は、ハロゲン化処理手段であるハロゲン化部12
と、還元手段である還元処理部14と、ロウ付け手段と
なる半田付け部16とを有している。
【0023】ハロゲン化部12は、放電ユニット18に
原料ガス供給源20と水蒸気供給源22とが接続してあ
る。そして、放電ユニット18には、原料ガス供給源2
0からフッ素や塩素などのハロゲンを含む原料ガス(こ
の実施形態の場合、CF)が供給され、水蒸気供給源
22から水蒸気(HO)が供給される。放電ユニット
18は、CFと水蒸気との混合ガスが通る電極間に例
えば20kHz、15kVの電圧が印加されていて、C
と水蒸気とを反応させて反応性フッ化ガスを含む処
理ガスを生成する。また、放電ユニット18の流出側に
は、処理ガス供給配管24を介してハロゲン化処理室2
6が接続してあって、放電ユニット18において生成さ
れた処理ガス28をハロゲン化処理室26に導入し、処
理室26に配置してある被ロウ付け部材30の半田部等
のロウ付け対象面のフッ化処理をできるようになってい
る。
【0024】還元処理部14は、矢印32のように、フ
ッ化処理を終了した被ロウ付け部材30が搬入されるチ
ャンバである真空容器34と、この真空容器34内を減
圧する真空ポンプ36とを備えている。また、真空容器
34には、加熱部であるヒータ38が設けてあって、真
空容器34内の被ロウ付け部材30を所定の温度、例え
ば150℃に加熱することができるようにしてある。そ
して、還元処理部14において還元処理をされた被ロウ
付け部材30は、矢印39のように、還元処理部14に
隣接して設けた半田付け部16に搬送される。
【0025】半田付け部16は、リフロー炉40を有し
ているとともに、図示しない部品搭載機が設けてあっ
て、電子部品などの部品42を被ロウ付け部材30のロ
ウ付け対象面(半田付け面)に搭載し、部品42を搭載
した被ロウ付け部材30をリフロー炉40に搬入するよ
うにしてある。このリフロー炉40は、被ロウ付け部材
30の酸化を防止するために内部が窒素雰囲気となって
いるとともにヒータ44を備えていて、被ロウ付け部材
30を所定の温度に加熱してロウ材である半田を溶融
し、被ロウ付け部材30と部品42とを接合する。
【0026】このように構成した第1実施形態の作用
は、次のとおりである。放電ユニット18には、原料ガ
スであるCFと水蒸気とが大気圧状態で供給される。
そして、このCFと水蒸気との混合ガスは、放電ユニ
ット18の放電により、
【0027】
【化1】CF+e→CF +F
【0028】
【化2】 CF +F+HO→COF+2HF のように反応し、反応性フッ化ガスであるCOFとH
Fとを生じる。この反応性フッ化ガスを含む処理ガス2
8は、処理ガス供給配管24を介してハロゲン化処理室
26に導入される。
【0029】ハロゲン化処理室26に導入された処理ガ
ス28は、処理室26に導入された水(水蒸気)と反応
し、
【0030】
【化3】COF+HO→CO+2HF となり、さらにHFは、
【0031】
【化4】HF+HO→F+H
【0032】
【化5】2HF+HO→HF +H となって、反応性の強いF、HF が生成される。
そして、これらのフッ素系のイオンが半田金属を構成し
ている錫の酸化物である酸化錫(SnO)と反応し、
酸素と置換されて半田部をフッ化する。
【0033】フッ化処理を終了した被ロウ付け部材30
は、矢印32のように真空容器34内に搬入する。その
後、真空ポンプ36を駆動して真空容器34内を被ロウ
付け部材30が酸化されない程度、例えば100Tor
r以下の圧力に減圧するとともに、ヒータ38によって
被ロウ付け部材30をフッ素が離脱する温度、例えば1
50〜200℃に加熱する。この真空加熱により、被ロ
ウ付け部材30は還元され、被ロウ付け部材に取り込ま
れたフッ素が被ロウ付け部材30から離脱し、被ロウ付
け部材30の半田部の表面が金属元素だけのピュアの状
態となる。
【0034】この真空加熱によりフッ素が離脱する理由
は定かでないが、酸素と置換したフッ素が金属と完全に
結合していないためと思われる。なお、真空加熱処理の
時間は、被ロウ付け部材に取り込まれたフッ素の量に依
存(比例)する。
【0035】上記の還元処理した被ロウ付け部材30
は、矢印39のように半田付け部16に搬送し、部品4
2を搭載したのち、ヒータ44によって所定の温度に加
熱してあるリフロー炉40に搬入する。そして、被ロウ
付け部材30は、半田部が溶融し、部品42と接合され
る。
【0036】なお、還元処理した被ロウ付け部材30
は、速やかにリフロー炉40に搬入して半田付けを行な
うことが望ましい。これは、還元直後の金属は酸素(フ
ッ素)と結合していた金属結合手がフリーであって非常
に活性であり、この状態が長時間持続しないことによ
る。従って、還元処理後数分以内、できれば1分以内に
リフロー炉40に搬入することが望ましい。
【0037】このように、実施の形態においては、被ロ
ウ付け部材30の半田付け対象面を一度フッ化したの
ち、還元処理によってフッ素を離脱させるようにしてい
るため、半田面を容易にピュアな状態にすることがで
き、フラックスを使用せずに半田付けを行なうことがで
きる。しかも、半田付け部16に搬入された被ロウ付け
部材30にフッ素が残存していないため、半田付け後に
製品が腐食したりするのを防ぐことができるとともに、
安全面への影響をなくすことができる。
【0038】なお、前記実施の形態においては、放電ユ
ニット18によって反応性フッ化ガスを生成した場合に
ついて説明したが、反応性フッ化ガスは、CFなどを
熱分解や光分解などによって生成してもよいし、ボンベ
からハロゲン化処理室26に直接供給するようにしても
よい。また、前記実施の形態においては、ハロゲン化処
理がフッ化処理である場合について説明したが、塩化水
素ガスなどを用いて塩化処理などをしてもよい。そし
て、前記実施の形態においては、ハロゲン化部12のハ
ロゲン化処理室26と、還元処理部14の真空容器34
とを別々に設けた場合について説明したが、ハロゲン化
処理室26を真空容器によって形成し、ハロゲン化処理
室26において大気圧下で被ロウ付け部材30のフッ化
処理をし、その後減圧して還元処理を行なうようにして
もよい。これにより、フッ化処理と還元処理とを連続的
に行なえるとともに、装置と工程との簡素化を図ること
ができる。
【0039】図2は、第2実施の形態に係るロウ付け装
置の要部説明図であって、半田付け部が省略してある。
この第2実施の形態のロウ付け装置50は、ハロゲン化
部12が第1実施の形態と同様に形成してある。そし
て、ロウ付け装置50の還元処理部52は、真空容器3
4に還元ガスである水素ガスを供給する水素ガス源(還
元ガス供給源)54が接続してあるとともに、放電用電
源56に接続した放電電極58が接続してある。
【0040】このように構成した第2実施の形態におい
ては、ハロゲン化部12においてフッ化処理をした被ロ
ウ付け部材30を真空容器34に搬入したのち、真空ポ
ンプ36を駆動して真空容器34の内部を減圧する。そ
して、真空容器34内を所定の圧力に減圧したならば、
水素ガス源54から水素ガス(H)を真空容器34に
供給するとともに、放電電極58に高周波電圧を印加し
て水素ガスを介して放電を発生させ、水素プラズマ60
を生成した被ロウ付け部材30に照射する。これによ
り、被ロウ付け部材30に取り込まれたフッ素は、被ロ
ウ付け部材30の表面に衝突する水素プラズマと反応
し、フッ化水素(HF)となって被ロウ付け部材30か
ら離脱し、被ロウ付け部材30が還元される。還元され
た被ロウ付け部材30は、前記の実施形態と同様に半田
付け部に搬送される。
【0041】この第2実施形態のように一度フッ化した
のちに水素プラズマにより還元を行なうと、被ロウ付け
部材30の残留フッ素を大幅に低減することができ、フ
ッ化処理をしないで直接酸素離脱(還元)を行なうより
還元性がよく、良好な半田付けを行なうことができる。
【0042】なお、この実施形態においては、真空にお
いて水素プラズマを生成する場合について説明したが、
大気圧状態でプラズマを発生させてもよい。そして、前
記実施の形態においては、真空容器43に水素ガスを供
給して水素プラズマを生成する場合について説明した
が、水素を含む安全なガスを用いて水素プラズマを生成
してもよい。ただし、被ロウ付け部材30の還元処理後
に、被ロウ付け部材30が再酸化されたり、再ハロゲン
化されるようなガスを避ける。
【0043】また、前記実施の形態においては、放電に
よって水素プラズマを生成した場合について説明した
が、水素プラズマを用いる趣旨は、真空容器34に導入
したガスをフッ素と反応する活性な状態にするためであ
って、放電によらずに紫外線の照射などによって水素ガ
スを活性な状態にしてもよい。さらに、還元ガスは、水
素系に限らず、フッ素と結合する還元性を有するガスで
あればよい。
【0044】図3は、第3実施の形態に係る還元処理部
の説明図である。この還元処理部62は、ヒータ64を
備えた恒温槽66を有していて、恒温槽66に配置した
被ロウ付け部材を所定の温度に加熱できるようになって
いる。そして、恒温槽66には、還元ガス供給源68が
接続してあって、アンモニアガス(NH)などの還元
性ガス70を導入できるようにしてある。
【0045】この第3実施の形態においては、フッ化処
理をした被ロウ付け部材30を恒温室66に配置して例
えば100℃以上に加熱し、恒温槽66にアンモニアガ
スを導入すると、
【0046】
【化6】3NH+F→N+H+NHF の反応を生じ、被ロウ付け部材30に取り込まれたフッ
素が大気圧下でも揮発性であるフッ化アンモニウムとな
って被ロウ付け部材30から離脱する。
【0047】この第3実施に形態においては、被ロウ付
け部材30を加熱しなくとも被ロウ付け部材30の還元
を行なうことができる。そして、被ロウ付け部材30を
加熱することにより、還元反応を促進することができ
る。
【0048】なお、恒温槽66に大気圧状態の窒素ガス
(N)を導入してフッ化された被ロウ付け部材30を
150〜200℃に加熱したところ、被ロウ付け部材3
0を還元することができた。また、前記した真空容器3
4にアルゴン(Ar)などの希ガスを導入し、減圧状態
または大気圧状態でプラズマを生成し、フッ化処理した
被ロウ付け部材30に照射したところ、フッ素が離脱し
て被ロウ付け部材30が還元された。
【0049】これらによって還元される理由は定かでな
いが、被ロウ付け部材30をフッ化処理して酸素とフッ
素とを置換したときに、被ロウ付け部材に取り込まれた
フッ素が金属元素と完全な結合をしていないことによる
ものと思われる。なお、半田付けを窒素雰囲気のリフロ
ー炉を用いて行なう場合、そのリフロー炉を還元用のの
チャンバとしてよい。このようにすると、装置の小型化
を図ることができる。
【0050】図4は、第4実施の形態に係るロウ付け装
置の説明図である。この実施の形態に係るロウ付け装置
72は、コンベヤなどの搬送手段74を有していて、被
ロウ付け部材30を矢印76のように順次連続的に搬送
できるようになっている。そして、搬送手段74の上部
には、ハロゲン化部12を構成している処理ガス照射部
78が配設してある。この処理ガス照射部78は、処理
ガス供給配管24を介してハロゲン化ガス供給源となる
放電ユニット18に接続してあって、放電ユニット18
において生成された処理ガス28を、搬送手段に76よ
って搬送されつつある被ロウ付け部材30に吹き付け、
被ロウ付け部材30の半田付け対象面をフッ化できるよ
うにしてある。また、移動する被ロウ付け部材30のハ
ロゲン化部12の下手側には、還元処理部80が設けて
ある。
【0051】この還元処理部80は、移動しつつあるフ
ッ化処理された被ロウ付け部材30に還元性ガスである
アンモニアガスを照射する還元ガス照射部82と、アン
モニアガス源(還元ガス供給源)84とを有し、これら
が配管86によって接続してある。そして、配管86に
は、ヒータ88が設けてあって、アンモニアガスを所定
の温度に加熱できるようにしてある。
【0052】還元処理部80の下手側には、半田付け部
90が設けてある。この半田付け部90は、搬送手段7
4によって搬送されている還元処理された被ロウ付け部
材30に部品42を搭載する搭載ロボット92と、被ロ
ウ付け部材30と部品42とを接合する接合処理部94
とを有している。接合処理部94は、搬送手段74を跨
いで配置した加熱部96を備えており、加熱部96を通
過する被ロウ付け部材30と部品42とを半田が溶融す
る温度に加熱できるようにしてある。そして、加熱部9
6には、配管98を介して窒素ガス源100が接続して
あり、加熱部96内に窒素ガスが供給されて被ロウ付け
部材30と部品42との酸化防止が図られている。
【0053】この第4実施の形態においては、被ロウ付
け部材30の半田付け対象面が搬送手段74によって搬
送されつつハロゲン化部12においてフッ化処理された
のち、還元処理部80によって還元処理される。そし
て、還元処理された被ロウ付け部材30は、搬送手段7
4によって順次半田付け部90に搬送され、搭載ロボッ
ト92によって部品42が搭載され、加熱部96に搬入
されて部品42が半田付けされる。
【0054】このように、この実施の形態においては、
被ロウ付け部材30を移動させた状態でフッ化処理、還
元処理、半田付けが行なわれるため、半田付けの前処理
のインライン化が可能であるとともに、前処理と半田付
けとを1つのラインで連続的に行なうことができ、半田
付け工程の簡素化とコスト削減とを行なうことができ
る。そして、還元処理した被ロウ付け部材30を速やか
に半田付けすることができるため、接合強度が向上す
る。なお、部品42についても、フッ化処理、還元処理
を行なっておくことが望ましい。
【0055】なお、還元処理部80における還元処理
は、水素プラズマや活性な水素を被ロウ付け部材30に
照射して行なってもよい。
【0056】
【実施例】《実施例1》安定なCFを水にバブリング
して水蒸気とともに放電ユニットに供給した。放電ユニ
ットへのCFの供給量は100CCMである。そし
て、放電ユニットの電極間に20kHz、15kVの電
圧を印加してCOFとHFとを含む処理ガスを生成し
た。放電により生成されたCOFとHFの量は、処理
ガスを中和滴定したところ、COFが2.5CC/m
inであり、HFが5CC/minであると思われる。
【0057】放電ユニットにおいて生成した処理ガスを
1SLMのエアで希釈して被ロウ付け部材を配置したハ
ロゲン化処理室に水蒸気とともに供給した。水蒸気の供
給量は、10CCMである。また、被ロウ付け部材とし
て、錫80%、鉛20%の半田メッキをした銅板を用い
た。
【0058】この半田合金を上記の処理ガスと水蒸気と
の混合したガス雰囲気中に1分間晒してフッ化処理を行
なった。そして、半田メッキ銅板のフッ化処理前とフッ
化処理後の表面の元素分析を行なったところ、処理前に
比較して処理後の方が酸素が減少してフッ素が多く検出
され、銅板にメッキした半田合金がフッ化されているこ
とが確認された。
【0059】次に、フッ化処理をした半田メッキ銅板を
真空容器に入れ、真空容器を100Torrに減圧して
水素プラズマを発生させ、銅板を水素プラズマに30分
間晒して半田の還元処理を行なった。その後、還元処理
後の銅板の表面の元素分析を行なったところ、銅板に残
留しているフッ素を大幅に低減し、半田が還元されてい
ることが確認された。そして、還元処理をした2枚の半
田メッキ銅板を還元処理後1分以内に窒素雰囲気のリフ
ロー炉に入れて半田付けを行なったところ、良好な半田
付けをすることができた。
【0060】なお、この実施例においては、水素ガス1
00%により水素プラズマを発生させたが、アルゴン9
7%、水素ガス3%の状態、すなわち水素ガスの爆発限
界以下の濃度の混合ガスによりプラズマを生成してもよ
い。ただし、この場合、アルゴンによるスパッタリング
の影響を防止するようにする。
【0061】《実施例2》実施例1と同様にフッ化処理
した半田メッキ銅板を恒温槽に入れ、アンモニアガスの
雰囲気中で100℃に加熱し、10分間保持した。その
後、恒温槽から取り出して元素分析を行なったところ、
半田メッキ銅板に残存しているフッ素が大幅に減少して
いた。また、半田付けも良好に行なうことができた。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、被ロウ付け部材を一度ハロゲン化処理したのち、還
元処理をしてハロゲンを離脱させるようにしているた
め、酸化した金属を容易にピュアな状態にすることがで
き、フラックスを用いずにロウ付けをすることができる
とともに、還元処理した被ロウ付け部材にハロゲンが残
留しないため、ロウ付け後に製品にマイグレーションや
腐食が発生するのを防ぐことができ、また安全性に与え
る影響をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るロウ付け装置の
説明図である。
【図2】本発明の第2実施の形態に係るロウ付け装置の
要部説明図である。
【図3】本発明の第3実施の形態に係る還元処理部の説
明図である。
【図4】本発明の第4実施の形態に係るロウ付け装置の
説明図である。
【符号の説明】
10 ロウ付け装置 12 ハロゲン化部 14 還元処理部 16 半田付け部 18 放電ユニット 26 ハロゲン化処理室 28 処理ガス 30 被ロウ付け部材 34 真空容器 36 真空ポンプ 38 ヒータ 40 リフロー炉 42 部品 50、72 ロウ付け装置 52、80 還元処理部 54 還元ガス供給源(水素ガス源) 58 放電電極 60 水素プラズマ 62 還元処理部 64 ヒータ 66 チャンバ(恒温槽) 68 還元ガス供給源 70 還元性ガス 84 還元ガス供給源(アンモニアガス源) 88 ヒータ 90 半田付け部 92 搭載ロボット 94 接合処理部 96 加熱部 100 窒素ガス源

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被ロウ付け部材のロウ付け対象面をハロ
    ゲン化処理したのち、前記ロウ付け対象面に取り込まれ
    たハロゲンを離脱させ、その後、前記被ロウ付け部材の
    ロウ付けを行なうことを特徴とするロウ付け方法。
  2. 【請求項2】 前記ハロゲン化処理は、フッ化処理であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のロウ付け方法。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲンの離脱は、ハロゲン化処理
    した前記被ロウ付け部材を真空中で加熱して行なうこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のロウ付け方法。
  4. 【請求項4】 前記ハロゲンの離脱は、ハロゲン化処理
    した前記被ロウ付け部材を不活性ガス中で加熱して行な
    うことを特徴とする請求項1または2に記載のロウ付け
    方法。
  5. 【請求項5】 前記ハロゲンの離脱は、ハロゲン化処理
    した前記被ロウ付け部材を還元性ガスの雰囲気に晒して
    行なうことを特徴とする請求項1または2に記載のロウ
    付け方法。
  6. 【請求項6】 前記ハロゲン化処理と前記ハロゲンの離
    脱とは、前記被ロウ付け部材を搬送しつつ行なうことを
    特徴とする請求項1、2、4、5のいずれかに記載のロ
    ウ付け方法。
  7. 【請求項7】 前記ハロゲンを離脱した前記被ロウ付け
    部材を順次ロウ付け部に搬送してロウ付けを行なうこと
    を特徴とする請求項6に記載のロウ付け方法。
  8. 【請求項8】 前記ハロゲン化処理と前記ハロゲンの離
    脱とは、同一のチャンバ内で行なうことを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載のロウ付け方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも最表面にハロゲン化合物が形
    成されている被ロウ付け部材のハロゲンを離脱させたの
    ち、前記被ロウ付け部材のロウ付けを行なうことを特徴
    とするロウ付け方法。
  10. 【請求項10】 前記ハロゲンの離脱は、前記被ロウ付
    け部材を真空中で加熱して行なうことを特徴とする請求
    項9に記載のロウ付け方法。
  11. 【請求項11】 前記ハロゲンの離脱は、前記被ロウ付
    け部材を不活性ガス中で加熱して行なうことを特徴とす
    る請求項9に記載のロウ付け方法。
  12. 【請求項12】 前記ハロゲンの離脱は、前記被ロウ付
    け部材を還元性ガスの雰囲気に晒して行なうことを特徴
    とする請求項9に記載のロウ付け方法。
  13. 【請求項13】 前記ハロゲンの離脱は、前記被ロウ付
    け部材を搬送しつつ行なうことを特徴とする請求項9、
    11、12のいずれかに記載のロウ付け方法。
  14. 【請求項14】 前記ハロゲンを離脱した前記被ロウ付
    け部材を順次ロウ付け部に搬送してロウ付けを行なうこ
    とを特徴とする請求項13に記載のロウ付け方法。
  15. 【請求項15】 被ロウ付け部材のロウ付け対象面をハ
    ロゲン化処理するハロゲン化処理手段と、ハロゲン化処
    理した前記ロウ付け対象面からハロゲンを離脱させる還
    元化手段と、前記ハロゲンを離脱させた前記被ロウ付け
    部材のロウ付けを行なうロウ付け手段とを有することを
    特徴とするロウ付け装置。
  16. 【請求項16】 前記還元手段は、前記ハロゲン化処理
    した前記被ロウ付け部材を配置するチャンバと、このチ
    ャンバ内を減圧する真空ポンプと、前記チャンバに設け
    られ、減圧されたチャンバ内の前記被ロウ付け部材を加
    熱する加熱部とを有していることを特徴とする請求項1
    5に記載のロウ付け装置。
  17. 【請求項17】 前記ハロゲン化処理手段は、前記チャ
    ンバに接続されてチャンバ内にハロゲン化ガスを供給す
    るハロゲン化ガス供給部を有していることを特徴とする
    請求項16に記載のロウ付け装置。
  18. 【請求項18】 前記還元手段は、前記ハロゲン化処理
    した前記被ロウ付け部材の表面に不活性ガスを供給する
    不活性ガス供給源と、前記被ロウ付け部材を加熱する加
    熱部とを有することを特徴とする請求項15に記載のロ
    ウ付け装置。
  19. 【請求項19】 前記還元手段は、前記ハロゲン化処理
    した前記被ロウ付け部材の表面に還元性ガスを供給する
    還元ガス供給源と、前記被ロウ付け部材を加熱する加熱
    部とを有することを特徴とする請求項15に記載のロウ
    付け装置。
  20. 【請求項20】 被ロウ付け部材を配置するチャンバ
    と、このチャンバ内を排気可能な排気手段と、前記チャ
    ンバに接続され、チャンバ内に配置した被ロウ付け部材
    のロウ付け対象面をハロゲン化処理するハロゲン化ガス
    を供給するハロゲン化ガス供給源と、前記チャンバに接
    続されてチャンバ内に不活性ガスを供給する不活性ガス
    供給源と、前記チャンバに設けられ、チャンバ内の前記
    被ロウ付け部材を加熱する加熱部とを有することを特徴
    とするロウ付け装置。
  21. 【請求項21】 被ロウ付け部材を配置するチャンバ
    と、このチャンバ内を排気可能な排気手段と、前記チャ
    ンバに接続され、チャンバ内に配置した被ロウ付け部材
    のロウ付け対象面をハロゲン化処理するハロゲン化ガス
    を供給するハロゲン化ガス供給源と、前記チャンバに接
    続されてチャンバ内に還元ガスを供給する還元ガス供給
    源とを有することを特徴とするロウ付け装置。
  22. 【請求項22】 被ロウ付け部材を搬送する搬送手段
    と、この搬送手段により搬送されつつある前記被ロウ付
    け部材にハロゲン化ガスを供給し、被ロウ付け部材のロ
    ウ付け対象面をハロゲン化処理するハロゲン化処理手段
    と、前記搬送手段の前記ハロゲン化処理手段より下手側
    に設けられ、搬送手段により搬送されつつある前記被ロ
    ウ付け部材のハロゲン化処理された前記ロウ付け対象面
    を還元する還元化手段と、前記搬送手段の前記還元化手
    段より下手側に設けられ、搬送手段により搬送されてき
    た前記被ロウ付け部材をロウ付けするロウ付け手段とを
    有することを特徴とするロウ付け装置。
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