JPH11267110A - 磁気共鳴イメ―ジング方法および装置 - Google Patents

磁気共鳴イメ―ジング方法および装置

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JPH11267110A
JPH11267110A JP11017858A JP1785899A JPH11267110A JP H11267110 A JPH11267110 A JP H11267110A JP 11017858 A JP11017858 A JP 11017858A JP 1785899 A JP1785899 A JP 1785899A JP H11267110 A JPH11267110 A JP H11267110A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筋肉組織、脂質組織および血液を含む3つの
成分を有するサンプルを磁気共鳴イメージングして、血
液と筋肉組織との間のコントラストを示す像を作成し且
つ脂質組織の像を抑圧する方法および装置を提供する。 【解決手段】 サンプルをほぼ一様な磁界内に配置し
て、筋肉組織、脂質組織および血液の縦磁化を前記磁界
の縦方向に方向付けし、第1の反転パルスを印加して、
前記3つの成分のうちの少なくとも2つの成分の縦磁化
を反転させ、第2の反転パルスを印加して、脂質組織の
縦磁化を反転させ、1つ以上の検出用RFパルスを印加
して、血液の縦磁化の残りの量を測定し、筋肉組織およ
び脂質組織の縦磁化がほぼゼロであるときに前記サンプ
ルの像を取得する。一実施態様では第1および第2の反
転パルスがそれぞれスライス選択性および化学シフト選
択性反転パルスである。別の実施態様では、第1および
第2の反転パルスが共に化学シフト選択性反転パルスで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に血管の医用イ
メージングに関するものであり、更に詳しくはこのよう
なイメージングを実行するために磁気共鳴を使用するこ
とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】血管造影すなわち血管構造のイメージン
グは医学的診断および治療手順に非常に有用である。X
線血管造影法では、液体のX線造影剤を患者の中に注入
するために侵襲性器具が使用される。造影剤が患者内に
ある間、造影剤で強調された一連のX線像が求められ
る。
【0003】X線血管造影法は、患者にとって不快な副
作用などの幾つかの危険を伴う。従来のX線透視検査装
置がX線被爆量を最小にするように設計されているが、
手順によっては時間が非常に長くなって、累積X線被爆
量がかなりのものになることがある。随伴する医療スタ
ッフがこれらの医学的手順に常に参加するので、彼らの
長時間被爆も更に重大な問題である。従って、これらの
手順の間にX線被爆量を低減し又は無くすことが望まし
い。
【0004】X線血管造影法は、典型的には、単一の二
次元投影像を作成する。視野内の物体の深さに関する情
報はオペレータには得られない。この情報は診断および
治療手順の間に得ることがしばしば望ましい。
【0005】血管構造のイメージングのための磁気共鳴
(MR)イメージング手順が近年利用できるようになっ
た。このようなMR血管造影法は様々な方法で実行され
ており、それらは全て2つの基本的な現象の1つを利用
している。第1の現象は、血液が患者の1つの領域から
別の領域へ移動するときにスピンの縦磁化に変化が起こ
ることから生じる。この現象を使用する方法は、イン・
フロー(in−flow)またはタイム・オブ・フライ
ト(time−of−flight)法として知られて
いる。普通に使用されているタイム・オブ・フライト法
はタイム・オブ・フライト血管造影法である。この方法
では、関心のある領域が比較的短い繰返し時間TRおよ
び比較的強い励起無線周波(RF)パルスによりイメー
ジングされる。これにより、視野内のMRスピンが飽和
状態になり、弱いMR応答信号を与える。しかし、視野
内に流入する血液は、完全に緩和された状態で入る。こ
の結果、この血液は飽和状態になるまでに比較的強いM
R応答信号を与える。タイム・オブ・フライト法による
血管検出の性質のため、血管を取り巻く不動の組織は完
全に抑圧することが出来ない。更に、動きの遅い血液お
よびイメージング対象容積内に長時間留まる血液は飽和
して、イメージングされなくなる。
【0006】別の形式のMR血管造影法は横スピン磁化
における位相シフトの誘起に基づくものである。これら
の位相シフトは速度に正比例し、流れ符号化(flow
−encoding)磁界勾配パルスによって誘起され
る。位相検知MR血管造影法はこれらの位相シフトを利
用して、画素(pixel)強度が血液の速度の関数で
ある像を作成するものである。位相検知MR血管造影法
は複雑な幾何形状の血管内のゆっくりとした流れを容易
に検出することが出来るが、視野内にある動きのある組
織をも検出する。その結果として、心臓の位相検知MR
血管造影像は、動いている心筋によるアーティファクト
および心室内の動いている血液プールによるアーティフ
ァクトを有する。
【0007】血管造影像を作成するための侵襲性器具を
使用するMR法が米国特許第5,447,156号明細
書に示されている。別の侵襲性MR法が米国特許第5,
479,925号明細書に示されている。1つの非侵襲
性MR法がが速度および速度の検出に依存する。その方
法は米国特許第5,469,059号明細書に記載され
ている。
【0008】MRイメージングには、サンプルのT1を
測定するための反転回復パルスを使用することが出来
る。サンプルのT1は、RFパルスにより縦磁化を乱し
た後に縦磁化がその平衡値に戻るまでの時間である。近
年、通常の軟組織MRイメージングでT1コントラスト
を与えるために反転回復法が使用されている。高分解能
およびイメージングの両用途では、RFパルスによりサ
ンプル内の核のスピン磁化が反転される。次いで、縦磁
化の量を測定するために、典型的には90°のフリップ
角度を持つ検出用RFパルスが、反転パルスから所定の
時間後に印加される。縦磁化の量は、検出用RFパルス
に応答して形成された像内の信号強度から測定すること
が出来る。多数の所定の遅延時間で検出用RFパルスを
印加することによって、反転後のスピン磁化の定常状態
への指数関数的な戻りを量的に測定することができ、ま
たサンプルのT1を決定することが出来る。
【0009】通常のMRイメージングにおいて所定の組
織を抑圧するためにスライス選択性反転パルスが使用さ
れている。例えば、解剖学的構造の断面像を得るため
に、データ取得の前にスライス選択性反転パルスを印加
して、脂質を抑圧しながら筋肉が比較的影響を受けない
ようにするか、またはその逆を行うようにしている。ま
た、所定の組織を抑圧するために化学シフト選択性反転
パルスも使用されている。しかしながら、これらの2つ
の方法は血管造影像を得るために一緒に使用されてい
ず、また血管像または心臓の像を得るために2つの化学
シフト選択性反転パルスが一緒に使用されることはなか
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、環状
動脈などの非侵襲性MRイメージング方法および装置を
提供することである。本発明の別の目的は、化学シフト
選択性反転パルスを使用して、環状動脈などの非侵襲性
MRイメージング方法および装置を提供することであ
る。本発明の更に別の目的は、スライス選択性反転パル
スおよび化学シフト選択性反転パルスを使用して、環状
動脈などの非侵襲性MRイメージング方法および装置を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、患者の心臓の
磁気共鳴イメージングして、心筋層(筋肉)組織および
脂質組織を抑圧しながら心室内および環状血管内の血液
を示す像を作成する方法および装置を提供する。随意選
択による第1のステップとして、この方法は、ガドリニ
ウムまたは同様なMR造影剤を含む化合物を血液にドー
プすることによって、血液を造影剤で処理する。次いで
被検体をほぼ一様な磁界内に配置して、心筋層組織、脂
質組織および血液の縦磁化を前記磁界の方向に方向付け
する。該方法は2つの逐次的な反転パルスの後に一連の
検出用RFパルスを使用する。反転パルスは、所定の成
分の縦磁化を180°回転させる無線周波(RF)パル
スである。検出用RFパルスは、所定の成分の縦磁化を
90°回転させるRFパルスである。第1の反転パルス
が被検体に印加される。第1の反転パルスは心筋層、脂
質および血液成分のうちの少なくとも2つの成分の縦磁
化を反転させる。第2の反転パルスが、脂質組織の縦磁
化を反転させるために印加される。最後に、1つ以上の
検出用RFパルスが、血液の縦磁化の残りの量を測定す
るために印加される。縦磁化の量は、検出用RFパルス
に応答して取得された1つ以上の像内の信号強度として
表示される。
【0012】本発明の一態様では、第1の反転パルス
は、心筋層組織、脂質組織および血液の縦磁化を反転さ
せるスライス選択性反転パルスである。本発明の別の態
様では、第1の反転パルスは、血液および筋肉組織の縦
磁化を反転させる第1の化学シフト選択性反転パルスで
ある。両態様では、少なくとも2つの成分が第1の反転
パルスによって反転される。両態様では、第2の反転パ
ルスは、像取得操作が開始されるときに脂質および心筋
層組織の縦磁化の両方がゼロになり且つ血液の磁化が正
常な平衡状態に近づいている状態になるようにタイミン
グが取られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の新規と考えられる特徴は
特許請求の範囲に具体的に記載してあるが、本発明自体
の構成、作用並びにその他の目的および利点は、添付の
図面を参照した以下の説明から最も良く理解されよう。
【0014】図1において、被検体100が支持テーブ
ル110上に置かれて、磁石ハウジング120内に収容
された磁石125によって発生された均一な磁界内に配
置される。磁石125および磁石ハウジング120は円
筒対称性を有し、患者被検体100の位置が現れるよう
に半部を断面で示されている。被検体100の関心のあ
る領域は、磁石125の中孔のほぼ中央に位置決めされ
る。被検体100は1組の円筒形磁界勾配コイル130
によって囲まれており、磁界勾配コイル130は所定の
MRパルス系列(後述する)に従った所定の時間に所定
の強度の磁界勾配を作成する。磁界勾配コイル130は
3つの直交方向に磁界勾配を作成する。少なくとも1つ
の外部無線周波(RF)コイル140(図1にはただ1
つしか示していない)がまた被検体100の関心のある
領域を取り囲む。図1において、RFコイル140は円
筒形であり、被検体全体を囲むのに充分な直径を持つ。
代替実施態様では、他の形状、例えば、頭部や四肢をイ
メージングするための一層小さい円筒を使用することが
出来る。面コイルのような非円筒形外部無線周波(R
F)コイルも使用することが出来る。外部RFコイル1
40は所定の時間に所定の周波数の充分な電力で無線周
波エネルギを被検体100に照射して、当業者に周知の
ように被検体100の一群の核磁気スピン(以後、「ス
ピン」と呼ぶ)を章動させる。外部RFコイル140は
また、希望により、章動によって発生されたMR応答信
号を検出する受信コイルとして使用することも出来る。
【0015】スピンの章動により、スピンはラーモア周
波数で共鳴する。各々のスピンについてのラーモア周波
数は、スピンが受ける磁界の強度に正比例する。この磁
界強度は、磁石125により発生される静磁界と磁界勾
配コイル130によって発生される局部磁界との和であ
る。
【0016】図2は、本発明を使用するのに適した磁気
共鳴(MR)イメージング・システムの主要構成部品を
示す簡略ブロック図である。このシステムは汎用ミニコ
ンピュータ2を有し、これはディスク記憶装置2aおよ
びインターフェイス装置2bに機能的に結合されてい
る。無線周波(RF)送信器3、信号平均化装置4並び
に勾配電源5a、5bおよび5cが全て、インターフェ
イス装置2bを介してコンピュータ2に結合されてい
る。勾配電源5a、5bおよび5cは磁界勾配コイル1
30−1、130−2および130−3をそれぞれ付勢
して、イメージング対象の被検体に対してX、Yおよび
Z方向にそれぞれ磁界勾配Gx、GyおよびGzを作成
する。RF送信器3はコンピュータ2からのパルス包絡
線でゲート駆動されて、被検体からMR応答信号を励起
するために必要な変調を持つRFパルスを発生する。R
Fパルスは、RF電力増幅器6内で、イメージング方法
に応じて100ワットから数キロワットまで変化するレ
ベルに増幅されて、RFコイル140に印加される。希
望により、RFコイル140は別々の送信コイル140
−1および受信コイル140−2であってよい。全身用
イメージングにおけるような大きなサンプル容積につい
ては一層高い電力レベルが必要であり、またより大きい
MR周波数帯域幅を励起するには短い持続時間のパルス
が必要である。
【0017】MR応答信号は、受信コイル140−2に
よって検知され、低ノイズ前置増幅器9によって増幅さ
れた後、更に増幅、検出およびフィルタリングのために
受信器10に送られる。次いで信号はディジタル化され
て、信号平均化装置4によって平均化され且つコンピュ
ータ2によって処理される。前置増幅器9および受信器
10は、能動ゲート作用または受動フィルタリングによ
って送信の際のRFパルス保護される。
【0018】コンピュータ2は、MRパルスについての
ゲート駆動および包絡線変調を行い、前置増幅器および
RF電力増幅器についてのブランキングを行い、且つ勾
配電源に対する電圧波形を作成する。コンピュータはま
た、フーリエ変換、像再構成、データ・フィルタリン
グ、イメージング表示および記憶機能のようなデータ処
理も行う(これらは全て通常のものであって、本発明の
範囲外である)。
【0019】希望により、送信コイル140−1および
受信コイル140−2は単一のRFコイル140で構成
してよい。この代わりに、電気的に直交する2つの別々
のコイルを使用してもよい。後者の構成では、パルス送
信中に受信器にRFパルスが入り込むのを低減する利点
がある。いずれの場合でも、これらのコイルは、磁石1
25によって発生される静磁界B0の方向に対して直交
する。磁石、RFコイル、勾配コイルおよびイメージン
グ対象の被検体は、RF遮蔽されたケージ内の囲いによ
ってシステムの残りの構成部品から隔離される。
【0020】磁界勾配コイル130−1、130−2お
よび130−3は、サンプル容積に対して単調で線形で
ある磁界勾配Gx、GyおよびGzをそれぞれ作成する
のに必要である。多値勾配磁界により、MR応答信号デ
ータにエイリアシングとして知られている劣化が生じ、
これは重大な像アーティファクトを招く。非線形勾配に
より、像に幾何学的歪みが生じる。
【0021】図3に概略的に示されているように、磁石
アセンブリ125は、静磁界B0を典型的には軸方向ま
たはデカルト座標系のZ方向に発生する中心の円筒形中
孔125aを持つ。図1のコイル130−1、130−
2および130−3のような1組のコイルが入力接続部
130aを介して電気信号を受けて、中孔125aの容
積内に少なくとも1つの勾配磁界を作成する。中孔12
5a内にはまたRFコイル140も配置されていて、こ
れは少なくとも1つの入力ケーブルを介してRFエネル
ギを受けて、RF磁界B1を典型的にはXY平面内に形
成する。
【0022】ここで図4を参照すると、スピンのラーモ
ア周波数が示されており、これは磁界勾配が印加された
ときスピンの位置にほぼ比例する。磁界勾配コイル(図
1の130)の中心点300に位置するスピンはラーモ
ア周波数f0 で歳差運動する。点300における特定の
タイプの核スピンのラーモア周波数f0 は磁石(図1の
125)によって発生される静磁界によって決定され
る。点301に位置するスピンのラーモア周波数f
1 は、静磁界と、磁界勾配コイル(図1の130)によ
ってその位置に作られる磁界との和によって決定され
る。勾配コイル応答320はほぼ線形(直線)であるの
で、スピンのラーモア周波数は位置にほぼ比例する。ラ
ーモア周波数と位置とのこの関係はMR像を作成するた
めに使用される。
【0023】RFおよび磁界勾配パルスに応答して発生
されたMR応答信号は外部RFコイル140または代わ
りの受信コイルによって検出される。現在好ましいMR
パルス系列およびそのタイミングが図5に示されてい
る。
【0024】イメージングの前に、被検体の血液が、キ
レート化ガドリニウム化合物、典型的にはGd−DTP
Aのような適当な造影剤(コントラスト増強剤)で処理
される。被検体100の心臓サイクルがECGモニタ
(図示していない)によって監視される。ECGモニタ
は、図5に示されているR波のようなR波を検出する。
R波の検出から所定の時間後、MRスキャナはスライス
選択性反転パルスを印加し、続いて化学シフト選択性反
転パルスを印加する。反転パルスは、静磁界B0に揃っ
ている核の磁気モーメントの方向を反転させる。反転パ
ルスの印加時、核スピンが方向を反転して、それらの磁
気モーメントが一時的にB0の方向とは反対の方向に揃
う。スライス選択勾配が第1の反転パルスと同時に印加
される。この方法では、第1すなわちスライス選択性の
パルスが、指定されたスライス内の血液、脂質組織およ
び心筋層組織を含む全ての物質について磁化を反転させ
る。その後の第2すなわち化学シフト選択性のパルス
が、脂質のみのスピン磁化を反転させる。これらの2つ
の反転パルスのタイミングは、脂質および心筋層組織に
縦磁化がイメージング系列の始めにほぼゼロになるよう
に選ばれる。血液は心筋層組織とは異なるT1を持って
いるので、特に血液がGd−DTPAのようなT1緩和
剤と混合されている場合、血液から生じる信号は完全に
抑圧されることはない。さらに、血管が反転スライスに
殆ど直交する向きであるとき、反転してない血液がイメ
ージング系列の開始前にイメージング平面に入り、血液
についてより強度の大きい信号を生じさせる。
【0025】図6は、血液、心筋層および脂質に反転パ
ルスを印加した後の縦スピン磁化の平衡への異なる戻り
速度を例示する。図6に示されているように、ドープさ
れた血液は3つの物質のうちで最も速く平衡状態へ戻
る。脂質は中間の戻り速度を持ち、心筋層は最も遅い戻
り速度を持つ。これらの平衡への戻り速度の相違をスラ
イス選択性反転パルスおよび化学シフト選択性反転パル
スと組み合わせて使用することにより、心筋層に対して
血液の高コントラスト像が作成される。
【0026】図7には、被検体100に印加されたとき
のスライス選択性および化学シフト選択性パルス系列の
効果が示されている。再び、ECGモニタが被検体10
0のR波を検出する。第1の反転パルスがスライス内の
心筋層、脂肪およびGd−DTPA血液の磁化を反転さ
せる。血液の磁化はその平衡状態へ急速に戻る一方、心
筋層の磁化はゆっくりと戻る。第2の化学シフト選択性
反転パルスが脂質の磁化を反転させるが、血液または心
筋層の磁化は反転させない。第2の化学シフト選択性反
転パルスは、脂質および心筋層がイメージング系列部分
の間にほぼゼロの縦磁化を持つようにタイミングが定め
られる。イメージング系列部分は、第2の化学シフト選
択性反転パルスの後で且つ脂質および心筋層の磁化ほぼ
ゼロになるときに生じるように選択される。ここで、イ
メージングの時に、血液の磁化が非常に強くなることに
注意されたい。イメージング系列は1つ尾上の検出用R
Fパルスを含み、その回転角度は特定の実施態様に応じ
て大体20°乃至90°の範囲にあってよい。血液が平
衡状態またはその近くにあり且つ心筋層および脂質がほ
ぼゼロであるので、検出用RFパルスの後の受信信号は
心筋層および脂質に対して血液の高コントラスト像を構
成する。
【0027】本発明の方法はまた、1つ以上の反転パル
スを、180°より小さく且つ90°より大きいRFパ
ルスで置き換え、その後、残留する横磁化を位相はずれ
(dephase)させるために1つ以上の勾配パルス
を印加することを含む。RFパルスとイメージング系列
との間の遅延時間は、磁化のゼロがイメージング系列の
間に生じるように対応的に短縮される。
【0028】ガドリニウムがドープされていない場合、
1.5テスラにおける血液のT1は1200msであ
る。3倍量のGd−DTPAの場合、血液のT1は30
0msに低減される。心筋層のT1もまた、幾分かのG
d−DTPAが筋肉によって保持されるので、Gd−D
TPAの注入後に幾分か低減する。一旦血液プールGd
剤の人体への使用が承認されると、心筋層のT1に悪影
響を与えることなく更にまた血液のT1を低減すること
が可能である。
【0029】急速に印加できるイメージング系列が最も
有用であるが、殆どのイメージング系列を使用すること
が出来る。上記の基本的な方法に加えて、様々な変形も
可能である。これらの変形には例として次のものが挙げ
られる。
【0030】A)スライス選択性反転とイメージング系
列との間の、例えば心臓の動きを補償するために、イメ
ージング・スライスよりも大きいスライスを反転させる
こと。 B)スライス選択性反転とイメージング系列との間の、
例えば心臓の動きを補償するために、イメージング・ス
ライスからずれたスライスを反転させること。
【0031】C)主としてイメージング平面内にある血
管におけるタイム・オブ・フライト効果を考慮するため
に、イメージング・スライスと一致するよりもむしろイ
メージング・スライスに対して直交するスライスを反転
させること。 D)主としてイメージング平面内にある血管におけるタ
イム・オブ・フライト効果を考慮するために、イメージ
ング・スライスに対して直交する複数の平行なスライス
またはスラブを反転させること。
【0032】E)複数の血管中に残されている任意のギ
ャップを除去するために複数のずらしたスラブにより上
記Dを複数回行うこと。 F)スペクトル的および空間的に同時に選択性である反
転パルスを利用すること。 G)冠状動脈をイメージングするために本発明を使用す
ること。
【0033】H)心臓をイメージングしながら、ストレ
ス剤と共に本発明を使用すること。 I)頚部、腹部および四肢における血管造影イメージン
グのために本発明を使用すること。 J)血液のT1を下げるために造影剤を使用しまたは使
用しないで本発明を適用すること。
【0034】K)血液よりもむしろ脂質または心筋層か
らの信号のみを含む像を生じるように別の遅延時間を選
択すること。
【0035】本発明の第2の実施態様が図8および図9
に示されている。本発明の第2の実施態様では、2つの
化学シフト選択性パルスが印加される。第1の化学シフ
ト選択性パルスは水のスピン磁化を反転させる。結果と
して、そのパルスは血液および心筋層の両方について磁
化を反転させる。第2の化学シフト選択性パルスは脂質
組織のスピン磁化を反転させる。この反転パルスのタイ
ミングは、イメージング系列の始めに脂質および心筋層
の縦磁化をほぼゼロにするように選ばれる。しかし、血
液が心筋層とは異なるT1を持っているので、血液から
生じる信号は、特に血液がGd−DTPAのようなT1
緩和剤と混合されている場合は完全に抑圧されない。こ
こで、血液および心筋層組織が図6に示されているよう
に反転パルスに応答することを思い出されたい。図示の
ように、血液波最も速い応答を持ち、心筋層は最も遅い
応答を持つ。真の縦磁化は反転パルス後、破線で示され
ているように負になる。イメージングは、磁化が実線で
示されているように正である時間の間に生じ得る。図9
に示されているように、第1の化学シフト選択性パルス
は心筋層およびGd−DTPAをドープした血液の両方
の磁化を反転させる。血液の磁化はその平衡状態へ急速
に戻る一方、心筋層の磁化はゆっくりと戻る。第2の反
転パルスは、脂質および心筋層がイメージング系列部分
の間にほぼゼロの縦磁化を持つようにタイミングが定め
られる。そのイメージングの時に、血液の磁化が非常に
強くなる。血液が平衡状態またはその近くにあり且つ心
筋層および脂質がほぼゼロであるので、検出用RFパル
スの後の受信信号は心筋層および脂質に対して血液の高
コントラスト像を構成する。第1の実施態様について指
摘したように、ガドリニウムのドーピングは、イメージ
ング操作における血液のT1応答を増強することが出来
る。
【0036】本発明の方法はまた、1つ以上の反転パル
スを、180°より小さく且つ90°より大きいRFパ
ルスで置き換え、その後、残留する横磁化を位相はずれ
させるために1つ以上の勾配パルスを印加することを含
む。RFパルスとイメージング系列との間の遅延時間
は、磁化のゼロ化がイメージング系列の間に生じるよう
に対応的に短縮される。
【0037】急速に時間領域像符号化空間を横切るイメ
ージング系列が最も有用と思われるが、殆どのイメージ
ング系列を使用することが出来る。本発明の方法は幾つ
かの変形が可能である。これらの変形には次のものが挙
げられる。
【0038】A)空間選択性および化学シフト選択性で
ある反転パルスの使用。 B)他のタイプの組織の抑圧のための付加的な反転パル
スの使用。 C)動き(モーション)に起因するアーティファクトを
最小にするために位相符号化順序およびナビゲータ・エ
コーのようなモーション補償方式の組み込み。 D)3つの空間的次元へのパルス系列の拡張。
【0039】E)薄いスライスよりもむしろ投影の像取
得。 F)造影剤の注入を使用した潅流イメージングのための
系列の適応。 G)心臓トリガ無しの系列の使用(定常流状態で有
用)。 H)心臓ストレスを誘起する物質または活動と関連した
系列の使用。 I)エコー・プレーナ・イメージング系列の使用。
【0040】J)セグメント化高速勾配エコー系列の使
用。 K)像内の付加的な不所望な組織を抑圧するための付加
的な反転パルスの組み込みによるこれらの方法の拡張。 L)1つ以上の反転パルスのフリップ角度の変更に続
く、残留する横磁化を位相はずれさせるための1つ以上
の勾配パルスの印加、および反転パルスのゼロ化特性を
維持するための反転後の遅延時間の短縮。
【0041】本発明を特定の好ましい実施態様を、これ
らの実施態様の種々の変形と共に説明したが、当業者に
は特許請求の範囲に記載された本発明の真の精神および
範囲から逸脱せずに更に種々の変形、追加および変更を
なし得ることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】非侵襲性MR冠状動脈イメージング操作を受け
る患者を示す斜視図である。
【図2】本発明を使用するのに適したMRイメージング
・システムの簡略ブロック図である。
【図3】図1の磁石アセンブリのより詳細な斜視図であ
る。
【図4】印加された磁界勾配の存在下での1つの軸に沿
ったMR共鳴対位置のグラフである。
【図5】本発明の第1の実施態様のための選択性RFパ
ルス、磁界勾配パルスおよびイメージング・パルスの間
の関係を示すタイミング図である。
【図6】反転パルスに応答した心筋層、脂質および血液
の相対回復速度を示す。
【図7】スライス選択性および化学シフト選択性反転パ
ルスを印加する本発明の第1の実施態様を示すグラフで
ある。
【図8】本発明の第2の実施態様のためのRFパルス、
磁界勾配パルスおよびイメージング・パルスの間の関係
を示すタイミング図である。
【図9】図8に示された2つの化学シフト反転パルスを
受けた血液、心筋層および脂質についての相対回復時間
を示すグラフである。
【符号の説明】
2 汎用ミニコンピュータ 2a ディスク記憶装置 2b インターフェイス装置 3 無線周波(RF)送信器 4 信号平均化装置 5a、5b、5c 勾配電源 6 RF電力増幅器 9 前置増幅器 10 受信器 100 被検体 110 支持テーブル 120 磁石ハウジング 125 磁石 130 磁界勾配 140 無線周波(RF)コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリカ・シュナイダー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、レック スフォード、ロード・アイランド・コー ト、1番

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筋肉組織、脂質組織および血液を含む3
    つの成分を有するサンプルを磁気共鳴イメージングし
    て、血液と筋肉組織との間のコントラストを示す像を作
    成し且つ脂質組織の像を抑圧する方法において、 前記サンプルをほぼ一様な磁界内に配置して、筋肉組
    織、脂質組織および血液の縦磁化を前記磁界の縦方向に
    方向付けするステップ、 第1の反転パルスを印加して、前記3つの成分のうちの
    少なくとも2つの成分の縦磁化を反転させるステップ、 第2の反転パルスを印加して、脂質組織の縦磁化を反転
    させるステップ、 1つ以上の検出用RFパルスを印加して、血液の縦磁化
    の残りの量を測定するステップ、並びに筋肉組織および
    脂質組織の縦磁化がほぼゼロであるときに前記サンプル
    の像を取得するステップを有していることを特徴とする
    前記方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の反転パルスを印加する前記ス
    テップの前に造影剤が注入される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の反転パルスが、筋肉組織、脂
    質組織および血液の縦磁化を反転させるスライス選択性
    反転パルスである請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の反転パルスが、血液および筋
    肉組織の縦磁化を反転させる第1の化学シフト選択性反
    転パルスである請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 筋肉組織、脂質組織および血液を有する
    被検体を磁気共鳴イメージングして、血液と筋肉組織と
    の間のコントラストを示す像を作成し且つ脂質組織の像
    を抑圧する方法において、 前記サンプルをほぼ一様な縦方向磁界内に配置して、筋
    肉組織、脂質組織および血液の縦磁化を前記磁界の縦方
    向に方向付けするステップ、 第1の反転パルスを印加して、前記被検体の所定のスラ
    イス内の筋肉組織、脂質組織および血液の縦磁化を反転
    させるステップ、 化学シフト選択性である第2の反転パルスを印加して、
    脂質組織の縦磁化を反転させるステップ、 1つ以上の検出用RFパルスを印加して、血液の縦磁化
    の残りの量を測定するステップ、並びに筋肉組織および
    脂質組織の縦磁化がほぼゼロであるときに前記被検体の
    像を取得するステップを有していることを特徴とする前
    記方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の反転パルスを印加する前記ス
    テップの前に造影剤が注入される請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記検出用RFパルスが、筋肉組織、脂
    質組織および血液の縦磁化を90°回転させる請求項5
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の反転パルスから所定の時間後
    に前記第2の反転パルスを印加して、筋肉組織の縦磁化
    がゼロに戻るのとほぼ同時に脂質組織の縦磁化がゼロに
    戻るようにする請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 更に、前記被検体の心臓サイクルを監視
    するステップ、およびR波の検出から所定の時間後に第
    1のスライス選択性パルスを印加するステップを含んで
    いる請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 スライス選択性パルスが前記被検体内
    の血液の流れの方向に対して横切る向きに方向付けされ
    ている請求項5記載の方法。
  11. 【請求項11】 血液がガドリニウムで処理されている
    請求項5記載の方法。
  12. 【請求項12】 筋肉および脂質の縦磁化がほぼゼロに
    なる時に無線周波(RF)イメージング・パルスが前記
    被検体に印加される請求項5記載の方法。
  13. 【請求項13】 更に、前記被検体内の血液の像を表示
    装置上に作成するステップを含んでいる請求項12記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 脂質組織の像が抑圧される請求項13
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記の最後の2つのステップがエコー
    ・プレーナ・イメージング・パルス系列を有している請
    求項5記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記の最後の2つのステップがセグメ
    ント化高速勾配エコー・イメージング・パルス系列を有
    している請求項5記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記の1つ以上の反転パルスが、18
    0°より小さく且つ90°より大きいRFパルスで置き
    換えられ、その後、残留する横磁化を位相はずれさせる
    ために1つ以上の勾配パルスが印加され、この場合、前
    記RFパルスとイメージング系列との間の遅延時間は、
    磁化のゼロ化がイメージング系列の間に生じるように対
    応的に短縮される請求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 筋肉組織、脂質組織および血液を有す
    る被検体を磁気共鳴イメージングして、血液と筋肉組織
    との間のコントラストを示す像を作成し且つ脂質組織の
    像を抑圧する方法において、 前記サンプルをほぼ一様な縦方向磁界内に配置して、筋
    肉組織、脂質組織および血液の縦磁化を前記磁界の縦方
    向に方向付けするステップ、 第1の化学シフト選択性反転パルスを印加して、血液お
    よび筋肉組織の縦磁化を反転させるステップ、 第2の化学シフト選択性反転パルスを印加して、脂質組
    織の縦磁化を反転させるステップ、 1つ以上の検出用RFパルスを印加して、血液の縦磁化
    の残りの量を測定するステップ、並びに筋肉組織および
    脂質組織の縦磁化がほぼゼロであるときに前記被検体の
    像を取得するステップを有していることを特徴とする前
    記方法。
  19. 【請求項19】 更に、血液を造影剤で処理するステッ
    プを含んでいる請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記検出用RFパルスが、筋肉組織、
    脂質組織および血液の縦磁化を90°回転させる請求項
    18記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の反転パルスから所定の時間
    後に前記第2の反転パルスを印加して、筋肉組織の縦磁
    化がゼロに戻るのとほぼ同時に脂質組織の縦磁化がゼロ
    に戻るようにする請求項18記載の方法。
  22. 【請求項22】 更に、前記被検体の心臓サイクルを監
    視するステップ、およびR波の検出から所定の時間後に
    第1のスライス選択性パルスを印加するステップを含ん
    でいる請求項18記載の方法。
  23. 【請求項23】 スライス選択性パルスが前記被検体内
    の血液の流れの方向に対して横切る向きに方向付けされ
    ている請求項18記載の方法。
  24. 【請求項24】 血液がガドリニウムで処理されている
    請求項18記載の方法。
  25. 【請求項25】 筋肉および脂質の縦磁化がほぼゼロに
    なる時に無線周波(RF)イメージング・パルスが前記
    被検体に印加される請求項18記載の方法。
  26. 【請求項26】 更に、前記被検体内の血液の像を表示
    装置上に作成するステップを含んでいる請求項25記載
    の方法。
  27. 【請求項27】 脂質組織の像が抑圧される請求項26
    記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記の最後の2つのステップがエコー
    ・プレーナ・イメージング・パルス系列を有している請
    求項18記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記の最後の2つのステップがセグメ
    ント化高速勾配エコー・イメージング・パルス系列を有
    している請求項18記載の方法。
  30. 【請求項30】 筋肉組織、脂質組織および血液を含む
    3つの成分を有するサンプルを磁気共鳴イメージングし
    て、血液と筋肉組織との間のコントラストを示す像を作
    成し且つ脂質組織の像を抑圧する装置において、 前記サンプルをほぼ一様な磁界内に配置して、筋肉組
    織、脂質組織および血液の縦磁化を前記磁界の縦方向に
    方向付けする手段、 第1の反転パルスを印加して、前記3つの成分のうちの
    少なくとも2つの成分の縦磁化を反転させる手段、 第2の反転パルスを印加して、脂質組織の縦磁化を反転
    させる手段、 1つ以上の検出用RFパルスを印加して、血液の縦磁化
    の残りの量を測定する手段、並びに筋肉組織および脂質
    組織の縦磁化がほぼゼロであるときに前記サンプルの像
    を取得する手段を有していることを特徴とする前記装
    置。
  31. 【請求項31】 筋肉組織、脂質組織および血液を有す
    る被検体を磁気共鳴イメージングして、血液と筋肉組織
    との間のコントラストを示す像を作成し且つ脂質組織の
    像を抑圧する装置において、 前記サンプルをほぼ一様な縦方向磁界内に配置して、筋
    肉組織、脂質組織および血液の縦磁化を前記磁界の縦方
    向に方向付けする手段、 第1の反転パルスを印加して、前記被検体の所定のスラ
    イス内の筋肉組織、脂質組織および血液の縦磁化を反転
    させる手段、 化学シフト選択性である第2の反転パルスを印加して、
    脂質組織の縦磁化を反転させる手段、 1つ以上の検出用RFパルスを印加して、血液の縦磁化
    の残りの量を測定する手段、並びに筋肉組織および脂質
    組織の縦磁化がほぼゼロであるときに前記被検体の像を
    取得する手段を有していることを特徴とする前記装置。
  32. 【請求項32】 筋肉組織、脂質組織および血液を有す
    る被検体を磁気共鳴イメージングして、血液と筋肉組織
    との間のコントラストを示す像を作成し且つ脂質組織の
    像を抑圧する装置において、 前記サンプルをほぼ一様な縦方向磁界内に配置して、筋
    肉組織、脂質組織および血液の縦磁化を前記磁界の縦方
    向に方向付けする手段、 第1の化学シフト選択性反転パルスを印加して、血液お
    よび筋肉組織の縦磁化を反転させる手段、 第2の化学シフト選択性反転パルスを印加して、脂質組
    織の縦磁化を反転させる手段、 1つ以上の検出用RFパルスを印加して、血液の縦磁化
    の残りの量を測定する手段、並びに筋肉組織および脂質
    組織の縦磁化がほぼゼロであるときに前記被検体の像を
    取得する手段を有していることを特徴とする前記装置。
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