JPH11267106A - 生体活動検知センサと、このセンサを用いた就寝具、および生体活動異常発生検知装置 - Google Patents

生体活動検知センサと、このセンサを用いた就寝具、および生体活動異常発生検知装置

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JPH11267106A
JPH11267106A JP10096705A JP9670598A JPH11267106A JP H11267106 A JPH11267106 A JP H11267106A JP 10096705 A JP10096705 A JP 10096705A JP 9670598 A JP9670598 A JP 9670598A JP H11267106 A JPH11267106 A JP H11267106A
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Akira Akimoto
▲あきら▼ 秋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 心音等の生体反応が正確に検出できる生体活
動検知センサ、またひとり暮らしの老人、病人等がベッ
ドまたは布団に入った後、事故、病気等により異常事態
に陥った際、これを簡易に検知できる就寝具、および生
体活動異常発生検知装置を提供する。 【解決手段】 水や空気等の流体を封入した流体封入体
の外表面または内部に生体活動検出用センサを設けた手
段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体活動検知セン
サと、このセンサを用いた就寝具、および生体活動異常
発生検知装置に係り、より詳細には、例えば、ひとり暮
らしの老人、病人等がベッドまたは布団に入った後、事
故、病気等により異常事態に陥ったとき、これを簡易に
検知できる生体活動検知センサと、このセンサを用いた
就寝具と生体活動異常発生検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、在宅医療システムとよばれ
る、中央医療サービス機関等と電話回線等を利用して、
患者が自宅で生活しながらその健康状態を監視できるシ
ステムが知られている。このシステムは、体温、脈拍、
血圧、心電図などの医療データを定期的に測定し、電話
回線等の通信回線で患者の自宅に設けた医療データ採取
・管理装置と中央医療サービス機関の集中監視装置とを
接続している。かかる在宅医療システムは、健康状態を
監視するということから、測定データが多くなるととも
に、それらのデータの採取は患者が行うかまたは介助す
る者が行わねばならない。また、病院、老人ホーム等の
施設において、病人や老人等が事故、病状悪化等の原因
によって異常状態に陥り、しかも緊急事態の発生を報知
するボタンを本人が操作することができない状態のとき
に、病人等が異常状態にあることを検出し、これを自動
的に医師等に報知する病人等の異常発生検知装置も提案
されている。
【0003】かかる病人等の異常発生検知装置は、異常
検知装置、例えば、転倒検出装置を病人等が携帯し、転
倒などの異常事態が発生すると、検出装置の発信装置が
作動して、異常事態の発生を電波で報知する。そして、
この検出装置の発信装置で発信した電波を受信装置で受
信し、集中監視装置において、この受信した電波に応じ
て警報装置を作動させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
在宅医療システムは、患者が自分で操作したり、介助者
の助けを借りて操作する必要があると共に、装置が大が
かりで高価である。さらに、病人等の異常発生検知装置
は、病院とか老人ホーム等の施設で使用できるものであ
り、被観察者が携帯するものであり、携帯を忘れたら役
に立たないというものである。
【0005】そこで、本発明者はこのような問題に鑑
み、ひとり暮らしの老人や病人等がベッドまたは布団で
異常が発生した場合の検出装置について研究し、先に、
『ウォーターベッド、あるいはエアーベッドと呼ばれて
いる就寝具に生体活動検出用センサを設けた構成』(特
願平8−277216号、同9−275319号明細書
参照)を提案した。この就寝具によれば、簡易に生体活
動状態を検出することができると共に、該就寝具と、検
出信号伝達装置、および生体活動異常判定装置を組み合
わせることで、ひとり暮らしの老人や病人等の異常発生
を容易に監視することができるという利点を有する。
【0006】本発明は、心音等の生体反応が正確に検出
できる生体活動検知センサ、またひとり暮らしの老人、
病人等がベッドまたは布団に入った後、事故、病気等に
より異常事態に陥った際、これを簡易に検知できる就寝
具、および生体活動異常発生検知装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するための手段としての本発明の生体活動検知センサ
は、水や空気等の流体を封入した流体封入体の外表面ま
たは内部に生体活動検出用センサを設けてなることを特
徴とする。また本発明の生体活動検知センサは、前記生
体活動検知センサにおいて、前記生体活動検出用センサ
が、加速度型心音センサ又は空気伝導型心音センサであ
ること、また該生体活動検出用センサが、前記流体封入
体に着脱自在に取り付けてあること、も特徴とする。
【0008】また本発明の就寝具は、前記発明の生体活
動検知センサをベッドや布団等の就寝具に配してなるこ
とを特徴とする。また本発明の就寝具は、前記発明の就
寝具において、前記流体封入体が長尺体あるいはシー
ト体で、該長尺体またはシート体を前記就寝具に折り返
し配置あるいは複数個配置してなる構成、前記生体活
動検出用センサが、加速度型心音センサまたは空気伝導
型心音センサである構成、も特徴とする。
【0009】本発明の生体活動異常発生検知装置は、水
や空気等の流体を封入した流体封入体をベッドや布団等
の就寝具に配し、該流体封入体の外表面または内部に生
体活動検出用センサを設けてなる就寝具を用いた就床者
の生体活動を検出する活動検出装置と、該活動検出装置
で検出した活動信号から就床者に異常があるか否かを判
定する判定装置と、異常があるという判定のときに作動
し、これを報知する警報装置とを備えていることを特徴
とする。また本発明の生体活動異常発生検知装置は、前
記発明の生体活動異常発生検知装置において、前記活
動検出装置で検出した活動信号を発信する発信装置と該
発信装置で発信した信号を受信する受信装置とを設け、
受信装置から判定装置に情報を入力する構成、前記活
動検出装置の検出で、検出値の低下、不検出および/ま
たは就床検出装置の長時間の不作動で異常を判定し、警
報を発生するようにした構成、も特徴とする。
【0010】本発明の生体活動検知センサは、生体反応
を検出しようとする部位に、取り付けることによって、
身体を動かしても、その位置が若干ずれても、流体封入
体を介して生体反応が検出できる。また前記流体封入体
上に寝る(あるいは横たわる)ことによって、該流体封
入体に接触する部位の生体反応が全体として検出するこ
ともできる。これによって、部分的な生体反応だけでな
く、トータル的に生体反応の検出ができ、病気等の検査
がスムーズに行えることになる。また就寝具は、就寝者
が就寝具に就寝すると、水や空気等の流体を封入した流
体封入体を通じて、該流体封入体の外表面または内部に
設けてある生体活動検出用センサによって生体反応が検
出できる。この生体反応には、心音、呼吸音、脈拍その
他の反応があり、該生体活動検出用センサは、これらの
生体反応を検出できるセンサからなる。そして、この生
体活動検出用センサとしては、加速度型心音センサ、空
気伝導型心音センサ等の心音センサ、体温を検出する温
度検出センサ、その他の各種のセンサを用いることがで
きる。またこれらのセンサを組み合わせて設けてもよ
い。例えば、心音を検出する各種の心音センサと、被観
察者の声や、呼吸音を集音する集音マイクの複数種類の
センサを設けることができる。ここで、前記センサとし
ての加速度型心音センサとしては、例えば、日本光電株
式会社製の加速度型心音センサ(TA−601T)を用
いることができる。加速度型心音センサは、水等の液体
が封入された流体封入体を用いる場合に適している。ま
た空気伝導型心音センサとしては、例えば、日本光電株
式会社製の空気伝導型心音センサトランスデューサ(T
C−601T)を用いることができる。空気伝導型心音
センサは、空気等の気体が封入された流体封入体を用い
る場合に適している。また体温検出には、サーミスタ温
度計を用いることができる。また前記流体封入体は、水
や空気を封入した長尺体、シート体を用いることができ
る。また、水を用いる場合は、該水中に音波の伝播性を
良好にする媒体を入れることが好ましい。そして、長尺
体を用いる場合は、就寝具の表面に、平面状に折り返し
配置することで、生体反応を検出し易くしている。また
シート体を用いる場合は、複数個に分割されているシー
ト体を用いることが好ましい。これにより、特定部位に
おける生体反応を正確に検出できる。そして、本発明の
生体活動異常発生検知装置では、就寝者が就寝具に入る
ことによって生体活動検出装置のスイッチがオン状態と
なり、この状態で該就寝者の心音や、呼吸音、あるいは
脈拍等の生活反応を検出し、これを電話回線等を通じ
て、予め定めていた電話、装置に送信し、該生活活動反
応に異常があるか否を判定する。または、該生活反応信
号を判定装置によって異常の有無を検定し、異常を認め
た場合は、これを電話回線等を通じて、予め定めていた
電話、装置に送信する。
【0011】
【発明の効果】本発明の生体活動検知センサは、生体反
応を検出しようとする部位に、取り付けることによっ
て、身体を動かしても、その位置が若干ずれても、流体
封入体を介して生体反応が検出でき、生体活動検出用セ
ンサが流体封入体に取り付けてあるので、該生体活動検
出用センサを患者等の所定の部位に装着脱する際、該生
体活動検出用センサが壊れるおそれを軽減できるという
効果を有する。従って、携帯用心電計のセンサとして利
用することができる。また前記生体活動検出用センサ
が、加速度型心音センサ又は空気伝導型心音センサであ
る場合は、S/N比の向上した生体反応を検出し易くな
る。更に前記流体封入体がウォーターベットである場合
は、該ベッドに横たわる(寝た状態等)ことによって、
該ベットに接触した部位からの全ての生体反応をトータ
ル的に検出することができる。これ対して、従来の生体
活動検知センサにあっては、部分的な生体反応の検出が
できるのみであり、総合的な生体反応を見過ごすことが
あるが、本発明の場合、身体が接触している部分からの
生体反応を少ないセンサ(1個のセンサでもよい)で検
出できる。本発明の就寝具によれば、水や空気等の流体
を封入した流体封入体をベッドや布団等の就寝具に配
し、該流体封入体の外表面または内部に生体活動検出用
センサを設けてなるので、その取り扱いが簡便になると
共に、心音等の生体反応が、流動体を介して伝達される
ことから、生体活動を正確に検出でき、更に既存のベッ
ドや布団を、簡単に生体活動検知機能を備えた就寝具と
することができるという効果を有する。また前記流体封
入体が長尺体やシート体で、該長尺体やシート体を前記
就寝具に折り返し配置してなる場合は、生体活動検出用
センサの取り付けが正確に行え、安定した生体反応を検
出することができる。また本発明の生体活動異常発生検
知装置によれば、ひとり暮らしの老人、病人等がベッド
または布団に入った後、事故、病気等により異常事態に
陥ったとき、これを簡易に検知できるという効果を有す
る。また前記活動検出装置で検出した活動信号を発信す
る発信装置と該発信装置で発信した信号を受信する受信
装置とを設け、受信装置から判定装置に情報を入力する
場合は、遠隔地で観察することができるという効果を有
する。また前記活動検出装置の検出で、検出値の低下、
不検出および就床検出装置の長時間の不作動で異常を判
定し、警報を発生するようにした場合は、あらゆる異常
事態に速やかに対応することができるという効果を有す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を具体化した好ましい実施の形態について説明する。
ここに、図1〜図5は本発明の一実施形態を示し、図1
は本発明に係る生体活動検知センサの概略図、図2は就
寝具での異常発生検知装置の概略構成を示すブロック
図、図3は本発明の判定装置の構成例を示すブロック
図、図4は警報を発する場合のフローチャート、図5は
就寝具の平面図と断面図である。
【0013】本実施形態の生体活動検知センサは、概略
すると、図1に示すように、携帯用心電計のセンサとし
て使用することができ、水や空気等の流体を封入した流
体封入体aと、流体封入体aに設ける生体活動検出用セ
ンサbを備えている。この流体封入体aは、患者等の身
体に巻き付け装着できる形態からなり、その一部に生体
活動検出用センサbが設けてあり、その厚みが、1mm
〜10mm程度の袋状のシート状流体封入体からなる。
この流体封入体aは、パッド状、あるいは複数個のブロ
ックに分離されたシート状流体封入体からなる。そし
て、この流体封入体aに封入されている流体としては、
音伝播性が良好な水が好ましい。例えば、ウォーターベ
ット状のものを用いることができる。ここで、生体活動
検出用センサbとしては、前述した加速度型心音セン
サ、空気伝導型心音センサ等の心音センサ、体温を検出
する温度検出センサ、その他の各種のセンサを用いるこ
とができる。そして、本実施形態の生体活動検知センサ
は、通常の形態用心電計等におけるセンサと同じく、生
体反応(心音)を検出する部位に、流体封入体aを介し
て生体活動検出用センサbを取り付けることができる。
従って、従来と異なり、身体に接着テープで生体活動検
出用センサbを取り付けることがなくなるので、その装
着や取り外しが簡単に行え、また装着位置のずれによる
間違った生体反応を検出することが解消できる。また、
その際に、高価な生体活動検出用センサbや配線等を壊
すおそれを軽減できる。
【0014】図5は、この生体活動検知センサを就寝具
に適用した実施形態からなる。この就寝具は、ベッドや
布団等の就寝具本体cと、就寝具本体cに配置する水や
空気等の流体を封入した流体封入体a、および流体封入
体aに設ける生体活動検出用センサbを備えている(図
5a,b参照)。就寝具本体cは、ベッドや布団等の就
寝具であって、この就寝具本体cには流体封入体aを嵌
め込むための凹部dが設けてある。この凹部dは折り返
し(屈曲・蛇行)溝として形成してあり、この溝の内部
に流体封入体aが嵌め込まれている。ここでは、この流
体封入体aは、凹部dに適合するように長尺状の袋体か
らなる。これによって、凹部dに確実に装着でき、かつ
幅広く生体反応を検出できる。また、図5の形態は、流
体封入体aが長尺体からなる形態であるが、これに代え
てシート体を用いることもできる。シート体を用いる場
合は、ベッドや布団等の就寝具本体cの上に敷設するこ
とで使用できる(図5c参照)。このシート体に生体活
動検出用センサbが着脱自在あるいは固定的に取り付け
てある。そして、このシート体に接触している部位から
の生体反応を全体として検出することができる。
【0015】図2〜図4は、前記した図5に示す形態の
就寝具を用いた異常発生検知装置であって、この異常発
生検知装置は、就床検出装置1と、この就床検出装置1
が働いた後に就床者の生体活動を検出する活動検出装置
2と、この活動検出装置2で検出した活動信号から就床
者に異常がある否かを判定する判定装置3と、異常であ
るいう判定のときに作動し、これを報知する警報装置4
とを有している。また、ベッド等に入ったことを検出し
た信号および活動検出装置2で検出した活動信号を送信
する送信装置5と、この送信装置5で送信した信号を受
信する受信装置6とを備えている。そして、就床検出装
置1は、対象者が使用するベッド、布団等の寝具に形成
している流体封入体に取り付ける。そして、この流体封
入体に、該検査対象者の身体の接触した部位からの生体
反応を検出できる。従って、部分的な生体反応だけでな
く、身体全体としての生体反応を検出できる。
【0016】就床検出装置1は、圧電センサ、ロードセ
ル等の荷重がかかったときにオンして、荷重がなくなっ
たときにオフする作動を開始するスイッチからなり、ベ
ッドや布団Bの下に設け、人間が就床するためにベッド
や布団に入ると、就床検出装置1がオンし、異常発生検
知装置が作動を開始し、起床や所要でベッドを離れる
と、オフし、異常発生検知装置が作動を停止する。この
就床検出装置1は、猫、犬などのペットがベッドに入っ
ても、誤作動しないように、充分に大きな荷重で作動す
るように構成している。そして、就床検出装置1がオン
すると、異常発生検知装置が作動を開始すると共に、活
動検出装置2が検出の作動をしていることを表示する。
【0017】活動検出装置2は、就床者の肉体から発す
る検知しやすいと同時に、異常時に変化を容易に把握す
ることができる、心音、脈拍、血圧、呼吸等の生体活動
から発生する物理量を検出する装置で、例えば、加速度
型心音センサ、空気伝導型心音センサ等のような心音測
定装置、脈拍測定装置、血圧測定装置、あるいは心音ま
たは脈拍の音を集める集音マイク等のセンサを用いるこ
とができる。活動検出装置2で検出した活動検出情報
に、他の雑音の混じるのを少なくするように、就床検出
装置1と組み合わせてベッドや布団Bに設ける。
【0018】判定装置3は、図3に示すように、異常発
生検知装置の各部を制御する制御部31と、メモリ部3
2と、このメモリ部32から読み出したデータと検出し
たデータとを処理、比較し、また表示部7に表示させる
データ等を処理するデータ処理部33と、表示の仕方の
指示や被観察者のデータを入力する入力部34、日時の
データや時間のデータを出力する時計部35等を有して
いる。そして、制御部31は、メモリ部32から、活動
検出装置2で検出した活動情報から就床者に異常がある
かどうかの判定を行う制御のためのプログラムやデータ
等を呼出し、プログラムに基づいて被観察者の心音、脈
拍、血圧または呼吸等の通常のデータや、前回の活動情
報等の記録データを処理、比較し、就床者に異常がある
かどうかの判定を行い、異常ありと判断した場合は、警
報装置に異常信号を報知するように指令を出し、報知さ
せると共に、データ処理部33に指令をして表示部7に
表示させる。また、異常なしと判断した場合は、データ
処理部33に指令を出して表示部7に、通常活動の表示
をさせる。ここで、異常があると判定する場合として
は、被観察者の心音、脈拍、血圧または呼吸等の通常の
データや、前回の活動情報等の記録データを処理、比較
し、就床者に異常がある場合の他に、被観察者(就床
者)が、一日のうち、ベッドあるいは布団から出た回数
が、極端に少ない場合(一回も起き上がっていない場
合)、また所定時間あるいは所定日数のうちに一回も就
床、起床の反応がない場合がある。また、夜間等におい
て、就寝途中で起床し、再度就寝する場合、該起床と再
度就寝する間の時間が、所定時間(例えば、15分程
度)経過しても、活動検出装置2が生体反応を検出しな
い場合がある。そして、このような場合は、異常状態と
して、警報を発する。
【0019】メモリ部32は、異常発生検知装置に必要
なデータを制御部31との信号の入出力で記憶し、書換
え、読み出し、読み取りを行われる。例えば、監視プロ
グラムで、標準の就床時刻、離床時刻、一日の起床・就
床回数、起床の有無、就床の有無、寝返り回数、これら
からのずれの許容範囲、注意範囲、警報報知時点等の基
準や、また活動検出装置2で心音を検出するとした場
合、被観察者の通常の脈拍数(心音数)、強さ、心音の
変化等の個人情報等を記憶する。そして、記憶するのに
必要なデータの処理は、制御部31の指令による信号の
入出力でデータ処理部33で行われる。データ処理部3
3は、記憶データの処理や活動情報の信号の処理や表示
データを制御部31の制御により処理して、これらのデ
ータを記憶、表示、制御等に処する。
【0020】送信装置5は、活動検出装置2で検出した
活動情報を集中監視センタまたは親戚等の保護する者が
監視している判定装置3への、活動情報の信号を発信す
る装置で、電話回線でデータをやり取りする場合はアダ
プタで構成され、受信装置6の間で信号の授受が行われ
るように、通信用インターフェースとモデムとを備え、
無線装置では発信器と受信機等を備えて、受信も可能に
して保護者から被観察者へのメッセージが受けれるよう
に構成するのが好ましい。この送信装置5で、判定部側
と前部のデータのやり取りをしなくても良いように検知
側制御部8を設け、就床検出装置1が作動したら、活動
検出装置2を作動させるようにしていると共に、活動検
出装置2で検出したデータを信号に変換して発信装置3
に送るように構成している。そして、異常発生監視装置
の就床検出装置1、活動検出装置2がベッドに設けられ
た場合(本実施形態では、予め、一体的に取り付けられ
ている)、ベッドが使用されると、就床検出装置1がオ
ンし、異常検知装置2がオンし、このオンした信号が送
信装置5に入り、ここから送信されて受信装置6で受信
され、制御部31に送られ、この制御部31による指令
に基づき、活動情報の処理、監視が開始するようになっ
ている。この送受信装置5,6は、通常、電話(有線回
線でも無線回線でもよい)回線を用いている。
【0021】このように、本実施形態のベッドまたは布
団は、該ベッドまたは布団に、流体封入体を設けてあ
り、この流体封入体にはには、活動検出装置2として呼
吸音や心音を検知する集音マイクその他のセンサ2aが
設けてある。またベッドの中央部の下面側には、ベッド
に被観察者が入床したか否を検出するための圧電センサ
1が設けてある。そして、本実施形態の異常発生検出装
置を使用するには、事前に、これらのセンサ2a、圧電
センサ1を検知側制御部8に接続しておくことが必要で
ある。そして、図4に示すように、異常発生検知装置を
オンし(ステップS1)、時刻の設定、注意時間の設
定、警報時間の設定、被観察者のデータの設定等各種の
設定を行う(ステップS2)。圧電センサ1がオンして
いないと、集音マイクや心音センサ等のセンサ2a、判
定装置3、警報装置4、送信装置5、受信装置6は待機
状態で作動しない。被観察者がベッドに入り、圧電セン
サ1がオンし(ステップS3)、センサ2aがオンし
(ステップS4)、判定装置3、警報装置4、送信装置
5、受信装置6がオンし、集音、観察を開始する。この
場合、集音開始を圧電センサ1がオンした後、5分とか
10分の一定時間後にして、就床当初の雑音をカットす
るようにしてもよい。センサ2aにより検出される音の
情報は送信装置5から送られ、受信装置6で受信されて
判定部3の制御部31に取り込まれ、メモリー部32よ
りのプログラムに基づき、異常か否か判断され(ステッ
プS5)、異常なければ表示装置7にそれが表示され
(ステップS6)、ステップS5にもどり、次の情報に
ついて異常か否か判断される。異常ありと判断される
と、警報が発せられ(ステップS7)、表示装置7にそ
れが表示される(ステップS8)。この判定に基づき、
監視者は救急車を手配するか、駆けつけるかして就床者
をベッドから連れ出し、圧電センサ1がオフする(ステ
ップS9)か、異常発生検知装置をオフするまで繰り返
す。
【0022】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で
変形実施できるものを含む。因みに、上述においては、
監視する者が異常の判断に対して、処置をする例で説明
したが、メモリーに記憶されているデータと測定された
情報とを比較し、特定保護者に連絡し、同時に消防署に
救急車の依頼を発するような構成としてもよい。また火
災報知センサ、施錠センサ等を加えて安全管理システム
とした構成としてもよい。
【0023】また前述した実施形態においては、図2に
示すように、生体反応を検出した後、この検出データを
送受信装置5,6に送受信して、該受信した側で、被観
察者に異常があるか否を判定する構成で説明したが、検
知側制御部8から該データを送信する前に、被観察者に
異常があるか否を判定する判定装置3を設けた構成とし
てもよい。そして、異常がある場合にのみ、観察者側に
電話回線等によって検出する構成としてもよい。また前
述した実施形態では、流体封入体としては、水等の液体
を封入した袋体の場合で説明したが、空気等の気体を用
いたエアーマット状の袋体を用いた構成としてもよい。
また前述した実施形態においては、流体封入体をベッド
や布団の一部に形成した構成で説明したが、該流体封入
体自体でもってベッドや布団を形成した構成としてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る生体活動検知センサの概略図で
ある。
【図2】 本発明に係るベッドまたは布団での異常発生
検知装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 判定装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】 異常発生検知装置の作動のフローチャートで
ある。
【図5】 本実施形態の就寝具の平面図と断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・就床検出装置(圧電センサ)、2・・・活動検
出装置、2a・・・センサ(心音センサ、集音マイ
ク)、3・・・判定装置、4・・・警報装置、5・・・
送信装置、6・・・受信装置、7・・・表示装置、8・
・・検知側制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A47C 31/00 A47C 31/00 A61G 7/05 A61G 7/06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水や空気等の流体を封入した流体封入体
    の外表面または内部に生体活動検出用センサを設けてな
    ることを特徴とする生体活動検知センサ。
  2. 【請求項2】 前記生体活動検出用センサが、加速度型
    心音センサ又は空気伝導型心音センサである請求項1に
    記載の生体活動検知センサ。
  3. 【請求項3】 前記生体活動検出用センサを、前記流体
    封入体に着脱自在に取り付けてなる請求項1または2に
    記載の生体活動検知センサ。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3の生体活動検知センサ
    をベッドや布団等の就寝具に配してなることを特徴とす
    る生体活動検知機能を備えた就寝具。
  5. 【請求項5】 前記生体活動検知センサの流体封入体が
    長尺体またはシート体で、該長尺体またはシート体を前
    記就寝具に折り返し配置、あるいは複数個配置してなる
    請求項4に記載の生体活動検知機能を備えた就寝具。
  6. 【請求項6】 前記請求項4または5の生体活動検知機
    能を備えた就寝具を用いた就床者の生体活動を検出する
    活動検出装置と、該活動検出装置で検出した活動信号か
    ら就床者に異常があるか否かを判定する判定装置と、異
    常があるという判定のときに作動し、これを報知する警
    報装置とを備えていることを特徴とする生体活動異常発
    生検知装置。
  7. 【請求項7】 前記活動検出装置で検出した活動信号を
    発信する発信装置と該発信装置で発信した信号を受信す
    る受信装置とを設け、受信装置から判定装置に情報を入
    力する請求項6に記載の生体活動異常発生検知装置。
  8. 【請求項8】 前記活動検出装置の検出で、検出値の低
    下、不検出および/または就床検出装置の長時間の不作
    動で異常を判定し、警報を発生するようにした請求項6
    または7に記載の生体活動異常発生検知装置。
JP10096705A 1998-03-24 1998-03-24 生体活動検知センサと、このセンサを用いた就寝具、および生体活動異常発生検知装置 Pending JPH11267106A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001149185A (ja) * 1999-10-19 2001-06-05 Thomas Hilfen Hilbeg Gmbh & Co Kg 横臥している人体からの値を測定する装置および方法、および圧力センサー
JP2005237684A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 France Bed Co Ltd ベッド装置
JP2006512112A (ja) * 2002-11-20 2006-04-13 ホアナ メディカル、インコーポレイテッド 受動患者監視装置及び方法
CN105212914A (zh) * 2015-11-10 2016-01-06 贵州大自然科技股份有限公司 一种具有睡眠质量监测功能的植物纤维床垫及监测方法
CN108992069A (zh) * 2018-07-27 2018-12-14 新纳传感系统有限公司 传感装置以及人体生命检测装置

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