JPH11266529A - マイクロ波回路ユニットの雷サージ保護回路 - Google Patents

マイクロ波回路ユニットの雷サージ保護回路

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JPH11266529A
JPH11266529A JP10068351A JP6835198A JPH11266529A JP H11266529 A JPH11266529 A JP H11266529A JP 10068351 A JP10068351 A JP 10068351A JP 6835198 A JP6835198 A JP 6835198A JP H11266529 A JPH11266529 A JP H11266529A
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impedance line
wavelength
capacitor
circuit unit
microwave circuit
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JP10068351A
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Yoshiki Ono
新樹 大野
Kazuyoshi Inami
和喜 稲見
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/50Structural association of antennas with earthing switches, lead-in devices or lightning protectors

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  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Waveguide Connection Structure (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子制御アンテナにおいて、アンテナ放射素
子に落雷した場合の高電流、高電圧の落雷電流による、
マイクロ波回路ユニット内に構成されている増幅器や移
相器等の半導体素子の破壊から保護する回路を得る。 【解決手段】 アンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニ
ットの間に挿入する保護回路において、1/4波長の高
インピーダンス線路と前記高インピーダンス線路に直列
に接続された第1のキャパシタと、一端が接地された1
/4波長低インピーダンス線路の他の一端が、上記1/
4波長高インピーダンス線路と第一のキャパシタの接続
点に並列に接続する構成とすることを特徴とする保護回
路構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電子制御
アンテナにおけるマイクロ波回路ユニット内に構成され
る半導体素子を落雷電流による破壊から保護するマイク
ロ波回路ユニットの雷サージ保護回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電子制御アンテナを示すブ
ロック構成図である。11はアンテナ放射素子、12は
上記放射素子に接続される給電回路、15は上記給電回
路12に接続される増幅器、移相器、制御回路等の半導
体素子を用いて構成したマイクロ波回路ユニット、18
は上記マイクロ波回路ユニット15から出力される電気
信号である。
【0003】次に作用について説明する。従来の構成で
はアンテナ放射素子11において到来する電波信号を受
信し、上記放射素子で受信された信号は12の給電回路
を伝わり、マイクロ波回路ユニット15に達し、上記マ
イクロ波回路ユニット15において、受信信号を増幅器
や移相器等の半導体素子によって増幅や位相変化をさ
せ、電気信号18を出力する。受信した信号を増幅させ
るため、アンテナ放射素子11からマイクロ波回路ユニ
ット15における損失を小さくなるように構成する必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では放射素
子11に落雷した場合、給電回路12に落雷電流が流れ
る。上記落雷電流は高電流、高電圧であることより給電
回路は焼損する。さらに給電回路を流れた電流は、マイ
クロ波回路ユニット15に達しマイクロ波回路ユニット
内に構成されている、増幅器や移相器等の半導体素子を
破壊するという問題点があった。また、上記半導体素子
は非常に高価であり、また破壊された半導体素子のみを
交換することが不可能であるため、マイクロ波回路ユニ
ットを交換しなければならないという問題点もあった。
また、一般的なツェナーダイオード、バリスタや避雷管
等を用いた雷サージ保護回路により電子回路部品や電子
機器を高電流、高電圧から保護することは知られている
が、このような保護回路は寸法が大きくアンテナ放射素
子とマイクロ波回路ユニット間に挿入すること、及びア
ンテナ受信信号の周波数での受信信号の伝送損失の増大
を招き電子制御アンテナの電子回路に用いることができ
ないという問題点もあった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、増幅器や移相器等の半導体
素子を有するマイクロ波回路ユニットを落雷電流から保
護することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による雷サー
ジ保護回路は、1/4波長の高インピーダンス線路とキ
ャパシタを直列に接続し、一端が接地された低インピー
ダンス線路を1/4波長高インピーダンス線路とキャパ
シタの接続点に並列に接続した回路をアンテナ放射素子
とマイクロ波回路ユニットの間に有する構成としたもの
である。
【0007】また、第2の発明による雷サージ保護回路
は、金線によるヒューズとキャパシタを直列に接続し、
一端が接地された低インピーダンス線路を、金線とキャ
パシタの接続点に並列に接続した回路をアンテナ放射素
子とマイクロ波回路ユニットの間に有する構成としたも
のである。
【0008】また、第3の発明による雷サージ保護回路
は、1/4波長の高インピーダンス線路と第1のキャパ
シタと1/4波長線路と第2のキャパシタを直列に接続
し、一端が接地された低インピーダンス線路を1/4波
長高インピーダンス線路と第1のキャパシタの接続点に
並列に接続した回路をアンテナ放射素子とマイクロ波回
路ユニットの間に有する構成としたものである。
【0009】また、第4の発明による雷サージ保護回路
は、1/4波長の高インピーダンス線路と1/4波長ギ
ャップキャパシタを直列に接続し、一端が接地された低
インピーダンス線路を1/4波長インピーダンス線路と
1/4波長ギャップキャパシタの接続点に並列に接続し
た回路をアンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニットの
間に有する構成としたものである。
【0010】また、第5の発明による雷サージ保護回路
は、1/4波長の高インピーダンス線路とインターデジ
タルキャパシタを直列に接続し、一端が接地された低イ
ンピーダンス線路を1/4波長高インピーダンス線路と
インターデジタルキャパシタの接続点に並列に接続した
回路をアンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニットの間
に有する構成としたものである。
【0011】また、第6の発明による雷サージ保護回路
は、1/4波長の高インピーダンス線路とキャパシタを
直列に接続し、−端が接地された低インピーダンス線路
を1/4波長高インピーダンス線路とキャパシタの接続
点に並列に接続した回路を複数個直列に接続し、アンテ
ナ放射素子とマイクロ波回路ユニットの間に配置した構
成としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す雷サージ保護回路の回路構成図であ
り、図2は電子制御アンテナのブロック図であり、1
1、12、15、18は従来の電子制御アンテナと全く
同一のものである。
【0013】図1において、1は放射素子接続用パッ
ド、2は給電回路12の出力インピーダンス値よりも高
いインピーダンス値である所要周波数の1/4波長高イ
ンピーダンス線路パターン、3はチップキャパシタ、4
はマイクロ波回路ユニット接続用パッド、5はマイクロ
波接続用金線、6は給電回路12の出力インピーダンス
値よりも低いインピーダンス値である所要周波数の1/
4波長低インピーダンス線路パターン、7は接地用グラ
ンドパターン、8はバイアホール、9は誘電体基板、1
0は接地導体である。また図2において、13は所要周
波数の1/4波長の高インピーダンス線路回路、14は
キャパシタ、16は所要周波数の1/4波長の低インピ
ーダンス線路回路、17は低インピーダンス線路16を
接地する接地導体、19は落雷電流からマイクロ波回路
ユニットを保護する雷サージ保護回路である。
【0014】次に作用について説明する。図2において
アンテナ放射素子11で受信した電波信号は、給電回路
12を伝わり1/4波長高インピーダンス線路13に伝
わる。線路長が1/4波長のため、給電回路と高インピ
ーダンス線路間でのインピーダンス不整合による反射成
分は打ち消しあい損失が少ない状態で受信信号を伝送す
る。また、1/4波長低インピーダンス線路16はショ
ートスタブとなり、受信信号は第1のキャパシタ14へ
伝送されキャパシタ14に接続されるマイクロ波回路ユ
ニット15にて増幅器や移相器等の半導体素子により増
幅や位相を変化しマイクロ波回路ユニットから電気信号
18を出力する。この構成において、放射素子11に落
雷した場合、給電回路12を流れた落雷電流は雷サージ
保護回路19へ流れる。図1において、上記落雷電流は
放射素子接続用パッド1を通り、1/4波長高インピー
ダンス線路パターン2に伝送され、パターン幅の細い高
インピーダンス線路パターンを焼損、溶断する。落雷電
流の周波数は電波信号の周波数より十分低いため、落雷
電流はチップキャパシタ3へ流れることなく、1/4波
長の低インピーダンス線路パターン6、接地用グランド
パターン7、バイアホール8を流れ接地導体10へ放電
される。このため、マイクロ波回路ユニット15を保護
する効果が得られる。
【0015】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す構成図であり、金線によるヒューズ20と直
列に接続された第1のキャパシタ3と、一端が接地され
た1/4波長低インピーダンス線路パターン6の他の一
端が、上記金線と第一のキャパシタの接続点に並列に接
続した構成とした場合について説明する。
【0016】この場合、落雷電流は金線ヒューズ20を
溶断し、チップキャパシタ3へ流れることなく、1/4
波長の低インピーダンス線路パターン6、接地用グラン
ドパターン7、バイアホール8を流れ接地導体10ヘ放
電される。このため、マイクロ波回路ユニット15を保
護する効果が得られる。また、金線ヒューズを用いる構
成とすることにより、電波信号の周波数に関わらず、小
型な保護回路構成とする効果も得られる。
【0017】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示す構成図であり、1/4波長の高インピーダン
ス線路パターン2に直列に接続された第1のキャパシタ
3aと、一端が接地された1/4波長低インピーダンス
線路6の他の一端が、上記1/4波長高インピーダンス
線路2と第1のキャパシタ3aの接続点に並列に接続さ
れ、上記第1のキャパシタ3aと直列に1/4波長定イ
ンピーダンス線路21を接続し上記1/4波長定インピ
ーダンス線路21の他端に第2のキャパシタ3bを直列
に接続した構成とした場合について説明する。
【0018】この場合、落雷電流は1/4波長高インピ
ーダンス線路パターン2を溶断し、第一のチップキャパ
シタ3aへ流れることなく、1/4波長の低インピーダ
ンス線路パターン6、接地用グランドパターン7、バイ
アホール8を流れ接地導体10ヘ放電される。このた
め、マイクロ波回路ユニット15を保護する効果が得ら
れる。
【0019】また、第1のキャパシタ3aと1/4波長
定インピーダンス線路21と第2のキャパシタ3bを直
列に接続する構成とすることにより、電波信号の周波数
において、アンテナ入力インピーダンスを補償する効果
も得られる。
【0020】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4を示す構成図であり、1/4波長の高インピーダン
ス線路パターン2と1/4波長ギャップキャパシタ22
を直列に接続し、一端が接地された1/4波長低インピ
ーダンス線路6の他の一端が、上記1/4波長高インピ
ーダンス線路パターン2と1/4波長ギャップキャパシ
タ22の接続点に並列に接続した構成とした場合につい
て説明する。
【0021】この場合、落雷電流は1/4波長高インピ
ーダンス線路パターン2を溶断し、1/4波長ギャップ
キャパシタ22へ流れることなく、1/4波長低インピ
ーダンス線路パターン6、接地用グランドパターン7、
バイアホール8を流れ接地導体10ヘ放電される。この
ため、マイクロ波回路ユニット15を保護する効果が得
られる。また、1/4波長ギャップキャパシタ22を直
列に接続する構成とすることにより、電波信号の周波数
において、アンテナ入力インピーダンスを補償すえる効
果も得られる。
【0022】また、誘電体基板9上にフィルムマスクを
用いるエッチング方法での製造のみでアンテナ装置の特
性を得ることが可能となる。また、本保護回路上に第2
の接地導体を有する第2の誘電体基板を乗せたトリプレ
ート線路構成でも同様の効果が得られる。
【0023】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5を示す構成図であり、1/4波長高インピーダンス
線路パターン2とインターデジタルキャパシタ23を直
列に接続し、一端が接地された1/4波長低インピーダ
ンス線路パターン6の他の一端が、上記1/4波長高イ
ンピーダンス線路パターン2とインターデジタルキャパ
シタ23の接続点に並列に接続した構成とした場合につ
いて説明する。
【0024】この場合、落雷電流は1/4波長高インピ
ーダンス線路パターン2を溶断し、インターデジタルキ
ャパシタ23ヘ流れることなく、1/4波長低インピー
ダンス線路パターン6、接地用グランドパターン7、バ
イアホール8を流れ接地導体10ヘ放電される。このた
め、マイクロ波回路ユニット15を保護する効果が得ら
れる。
【0025】また、インターデジタルキャパシタ23を
接続する構成とすることにより、電波信号の周波数にお
けるアンテナ入力インピーダンス補償帯域を広帯域にす
ることが可能となる効果も得られる。
【0026】実施の形態6.図7はこの発明の実施の形
態6を示す構成図であり、第1の1/4波長の高インピ
ーダンス線路パターン2aとキャパシタ3aを接続用金
線5にて直列に接続し、一端が接地された1/4波長低
インピーダンス線路6の他の一端が、上記1/4波長高
インピーダンス線路パターン2とキャパシタ3aの接続
点に並列に接続して構成された回路を複数直列に接続し
た構成とした場合について説明する。
【0027】この場合、落雷電流は第1の1/4波長高
インピーダンス線路パターン2aを溶断し、第1の1/
4波長低インピーダンス線路パターン6a、接地用グラ
ンドパターン7a、バイアホール8aを流れ接地導体1
0ヘ放電される。落雷電流が大きい場合、落雷電流の一
部は第1のキャパシタ3aヘ流れ、第2の1/4波長高
インピーダンス線路パターン2bを溶断し、第2の1/
4波長低インピーダンス線路パターン6b、接地用グラ
ンドパターン7b、バイアホール8aを流れ接地導体1
0ヘ放電される。各々の保護回路で落雷電流の放電を繰
り返すことにより、マイクロ波回路ユニット15を保護
する効果が得られる。
【0028】また、1/4波長の高インピーダンス線路
とキャパシタを直列に接続し、一端が接地された1/4
波長低インピーダンス線路の他の一端が、上記1/4波
長高インピーダンス線路とキャパシタの接続点に並列に
接続して構成された保護回路を複数直列に構成とするこ
とにより、落雷電流への耐電力を向上する効果も得られ
る。
【0029】
【発明の効果】第1の発明によれば、1/4波長の高イ
ンピーダンス線路と前記高インピーダンス線路に直列に
接続された第1のキャパシタと、一端が接地された1/
4波長低インピーダンス線路の他の一端が、上記1/4
波長高インピーダンス線路と第一のキャパシタの接続点
に並列に接続することを特徴とする回路構成とすること
により、1/4波長の高インピーダンス線路より入力さ
れる落雷電流を地導体へ放電する。さらに、この回路を
アンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニットの間に有す
ることにより半導体素子を有するマイクロ波回路ユニッ
トを保護する効果がある。
【0030】また、第2の発明によれば、金線によるヒ
ューズと前記金線ヒューズに直列に接続された第1のキ
ャパシタと、一端が接地された1/4波長低インピーダ
ンス線路の他の一端が、上記金線ヒューズと第一のキャ
パシタの接続点に並列に接続することを特徴とする回路
構成とすることにより、1/4波長の高インピーダンス
線路より入力される落雷電流を地導体へ放電する。さら
に、この回路をアンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニ
ットの間に有することにより半導体素子を有するマイク
ロ波回路ユニットを保護する効果がある。また、電波信
号の周波数に関わらず、小型な保護回路構成とする効果
もある。
【0031】また、第3の発明によれば、1/4波長の
高インピーダンス線路と前記高インピーダンス線路に直
列に接続された第1のキャパシタと、一端が接地された
1/4波長低インピーダンス線路の他の一端が、上記1
/4波長高インピーダンス線路と第1のキャパシタの接
続点に並列に接続され、上記第1のキャパシタと直列に
1/4波長線路を接続し上記1/4波長線路の他端に第
2のキャパシタを直列に接続して構成されたことを特徴
とする回路構成とすることにより、1/4波長の高イン
ピーダンス線路より入力される落雷電流を地導体へ放電
する。さらに、この回路をアンテナ放射素子とマイクロ
波回路ユニットの間に有することにより半導体素子を有
するマイクロ波回路ユニットを保護する効果がある。ま
た、電波信号の周波数において、アンテナ入力インピー
ダンスを補償する効果もある。
【0032】また、第4の発明によれば、1/4波長の
高インピーダンス線路と前記高インピーダンス線路に直
列に接続された第1の1/4波長ギャップキャパシタ
と、一端が接地された1/4波長低インピーダンス線路
の他の一端が、上記1/4波長高インピーダンス線路と
第一の1/4波長ギャップキャパシタの接続点に並列に
接続して構成されたことを特徴とする回路構成とするこ
とにより、1/4波長の高インピーダンス線路より入力
される落雷電流を地導体へ放電する。さらに、この回路
をアンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニットの間に有
することにより半導体素子を有するマイクロ波回路ユニ
ットを保護する効果がある。また、電波信号の周波数に
おいて、アンテナ入力インピーダンスを補償する効果も
ある。また、誘電体基板上にフィルムマスクを用いるエ
ッチング方法による製造のみで電子制御アンテナの特性
を得る効果もある。また、本保護回路上に第2の接地導
体を有する第2の誘電体基板を乗せたトリプレート線路
構成でも同様の効果がある。
【0033】また、第5の発明によれば、1/4波長の
高インピーダンス線路と前記高インピーダンス線路に直
列に接続された第1のインターデジタルキャパシタと、
一端が接地された1/4波長低インピーダンス線路の他
の一端が、上記1/4波長高インピーダンス線路と第一
のインターデジタルキャパシタの接続点に並列に接続し
て構成されたことを特徴とする回路構成とすることによ
り、1/4波長の高インピーダンス線路より入力される
落雷電流を地導体へ放電する。さらに、この回路をアン
テナ放射素子とマイクロ波回路ユニットの間に有するこ
とにより半導体素子を有するマイクロ波回路ユニットを
保護する効果がある。また、電波信号の周波数におい
て、アンテナ入力インピーダンスを広帯域で補償する効
果もある。また、誘電体基板上にフィルムマスクを用い
るエッチング方法による製造のみで電子制御アンテナの
特性を得る効果もある。
【0034】また、第6の発明によれば、1/4波長の
高インピーダンス線路と前記高インピーダンス線路に直
列に接続された第1のキャパシタと、一端が接地された
1/4波長低インピーダンス線路の他の一端が、上記1
/4波長高インピーダンス線路と第一のキャパシタの接
続点に並列に接続して構成された回路を複数直列に接続
したことを特徴とする回路構成とすることにより、1/
4波長の高インピーダンス線路より入力される落雷電流
を地導体へ放電する。さらに、この回路をアンテナ放射
素子とマイクロ波回路ユニットの間に有することにより
半導体素子を有するマイクロ波回路ユニットを保護する
効果がある。また、落雷電流への耐電力を向上する効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す雷サージ保護
回路の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す電子制御アン
テナのブロック構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す雷サージ保護
回路の構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す雷サージ保護
回路の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す雷サージ保護
回路の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す雷サージ保護
回路の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す雷サージ保護
回路の構成図である。
【図8】 従来の電子制御アンテナのブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1 放射素子接続用パッド、2 1/4波長高インピー
ダンス線路パターン、3 チップコンデンサ、4 マイ
クロ波回路ユニット接続用パッド、5 接続用金線、6
1/4波長低インピーダンス線路パターン、7 接続
用グランドパターン、8 バイアホール、9 誘電体基
板、10 接地導体、11 アンテナ放射素子、12
給電回路、13 高インピーダンス線路回路、14 キ
ャパシタ、15 マイクロ波回路ユニット、16 低イ
ンピーダンス線路回路、17 接地導体、18 出力電
気信号、19 雷サージ保護回路、20 金線ヒュー
ズ、21 定インピーダンス線路パターン、22 1/
4波長ギャップキャパシタ、23 インターデジタルキ
ャパシタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニ
    ットとの間に挿入する雷サージ保護回路において、1/
    4波長の高インピーダンス線路と、前記高インピーダン
    ス線路に直列に接続されたキャパシタと、一端が接地さ
    れ、他の一端が、上記1/4波長高インピーダンス線路
    とキャパシタの接続点に接続された1/4波長低インピ
    ーダンス線路とを具備したことを特徴とするマイクロ波
    回路ユニットの雷サージ保護回路。
  2. 【請求項2】 アンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニ
    ットとの間に挿入する雷サージ保護回路において、金線
    によるヒューズと、前記金線ヒューズに直列に接続され
    たキャパシタと、一端が接地された他の一端が、上記金
    線とキャパシタの接続点に接続された1/4波長低イン
    ピーダンス線路とを具備したことを特徴とするマイクロ
    波回路ユニットの雷サージ保護回路。
  3. 【請求項3】 アンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニ
    ットとの間に挿入する雷サージ保護回路において、1/
    4波長の高インピーダンス線路と、前記高インピーダン
    ス線路に直列に接続された第1のキャパシタと、一端が
    接地され、他の一端が、上記1/4波長高インピーダン
    ス線路と第1のキャパシタの接続点に接続された1/4
    波長低インピーダンス線路と、上記第1のキャパシタと
    直列に接続された1/4波長定インピーダンス線路と上
    記1/4波長定インピーダンス線路の他端に直列に接続
    された第2のキャパシタとを具備したことを特徴とする
    マイクロ波回路ユニットの雷サージ保護回路。
  4. 【請求項4】 アンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニ
    ットとの間に挿入する雷サージ保護回路において、1/
    4波長の高インピーダンス線路と、前記高インピーダン
    ス線路に直列に接続された1/4波長ギャップキャパシ
    タと、一端が接地され、他の一端が、上記1/4波長高
    インピーダンス線路と1/4波長ギャップキャパシタの
    接続点に接続された1/4波長低インピーダンス線路と
    を具備したことを特徴とするマイクロ波回路ユニットの
    雷サージ保護回路。
  5. 【請求項5】 アンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニ
    ットとの間に挿入する雷サージ保護回路において、1/
    4波長の高インピーダンス線路と、前記高インピーダン
    ス線路に直列に接続されたインターデジタルキャパシタ
    と、一端が接地され、他の一端が、上記1/4波長高イ
    ンピーダンス線路とインターデジタルキャパシタの接続
    点に接続された1/4波長低インピーダンス線路とを具
    備したことを特徴とするマイクロ波回路ユニットの雷サ
    ージ保護回路。
  6. 【請求項6】 アンテナ放射素子とマイクロ波回路ユニ
    ットとの間に挿入する雷サージ保護回路において、1/
    4波長の高インピーダンス線路と、前記高インピーダン
    ス線路に直列に接続されたキャパシタと、一端が接地さ
    れ、他の一端が、上記1/4波長高インピーダンス線路
    とキャパシタの接続点に接続された1/4波長低インピ
    ーダンス線路とを具備した回路を複数直列に接続したこ
    とを特徴とするマイクロ波回路ユニットの雷サージ保護
    回路。
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