JPH11265367A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH11265367A
JPH11265367A JP10067977A JP6797798A JPH11265367A JP H11265367 A JPH11265367 A JP H11265367A JP 10067977 A JP10067977 A JP 10067977A JP 6797798 A JP6797798 A JP 6797798A JP H11265367 A JPH11265367 A JP H11265367A
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JP
Japan
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semiconductor integrated
integrated circuit
buffer size
power supply
buffer
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JP10067977A
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English (en)
Inventor
Takanori Yamaguchi
貴徳 山口
Katsuhisa Ota
勝久 太田
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作仕様に合わせて作り直すことなく、事前
の設定あるいは検知により自動的に、バッファ回路を周
波数や電源電圧などの動作仕様に適したバッファサイズ
に変更可能な半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 シングルチップのマイクロコンピュータ
であって、CPU、RAM、ROM、インタフェース装
置などからなり、このインタフェース装置にはPMO
S、NMOSトランジスタM1〜M4からなる出力バッ
ファ回路5などが内蔵され、動作レジスタ6とセレクタ
7とを用いて、動作レジスタ6の設定に対応してセレク
タ7により制御信号CON1〜CON4の論理レベルの
組み合わせを選択し、動作可能とするPMOS、NMO
SトランジスタM1〜M4の数を制御して、動作周波数
のMAXのように高い動作周波数ではバッファサイズを
大きく、MAXの1/2のように低い動作周波数ではバ
ッファサイズを小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置技術に関し、特に周波数や電源電圧などの動作仕様に
適したバッファサイズに変更可能とされるマイクロコン
ピュータなどの半導体集積回路装置に適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、本発明者が検討した技術とし
て、マイクロコンピュータにおいては、チップ上に、C
PU、RAMやROMなどの記憶装置、外部とのインタ
フェース装置などが搭載されて構成され、インタフェー
ス装置にはデータ入出力用のバッファ回路などが設けら
れ、このバッファ回路は一般的に切り替えることができ
ない構成となっている。
【0003】なお、このようなマイクロコンピュータな
どの半導体集積回路装置に関する技術としては、たとえ
ば昭和59年11月30日、株式会社オーム社発行、社
団法人電子通信学会編の「LSIハンドブック」P53
5〜P566などに記載される技術などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なマイクロコンピュータにおいては、周波数や電源電圧
の範囲が広いため、設計時にはスペックのきつい仕様
(周波数−高、電源電圧−低)に合わせてバッファ回路
の設計を行う方法が考えられる。しかし、スペックのゆ
るい仕様(周波数−低、電源電圧−高)のときには、オ
ーバースペックとなり、消費電流やノイズを低減できな
いという問題が生じる。これらを解決するためには、再
度、半導体集積回路装置を作り直す必要がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、動作仕様に合わ
せて作り直すことなく、事前の設定あるいは検知により
自動的に、バッファ回路を周波数や電源電圧などの動作
仕様に適したバッファサイズに変更することができるマ
イクロコンピュータなどの半導体集積回路装置を提供す
るものである。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0008】すなわち、本発明の半導体集積回路装置
は、データ入出力用のバッファ回路に適用されるもので
あり、このバッファ回路は複数のトランジスタからな
り、入力される複数の制御信号により動作可能とするト
ランジスタの数を制御し、この動作可能なトランジスタ
に対応した出力を発生させて、動作仕様に適したバッフ
ァサイズに変更可能とするものである。この動作仕様
は、周波数または電源電圧とするものである。
【0009】具体的に、動作仕様を設定するレジスタ
と、このレジスタの設定信号と入力信号とを論理演算し
て複数の制御信号を生成するセレクタとが設けられ、動
作仕様の周波数または電源電圧の設定に対応して複数の
制御信号の論理レベルの組み合わせを選択して、電源電
圧一定で高い周波数ではバッファサイズを大きく、低い
周波数ではバッファサイズを小さくし、または周波数一
定で低い電源電圧ではバッファサイズを大きく、高い電
源電圧ではバッファサイズを小さくするようにしたもの
である。
【0010】さらに、バッファ回路を発振回路に用い、
この発振回路のリセット信号をセレクタに入力して、発
振回路の発振が安定するまではバッファサイズを大き
く、発振安定後はバッファサイズを小さくするようにし
たものである。
【0011】また、レジスタに代えて、動作仕様を検知
する検出回路が設けられ、この検出回路の検知信号と入
力信号とを論理演算して複数の制御信号を生成し、動作
仕様の周波数または電源電圧の検知に対応して複数の制
御信号の論理レベルの組み合わせを選択して、電源電圧
一定で高い周波数ではバッファサイズを大きく、低い周
波数ではバッファサイズを小さくし、または周波数一定
で低い電源電圧ではバッファサイズを大きく、高い電源
電圧ではバッファサイズを小さくするようにしたもので
ある。
【0012】特に、マイクロコンピュータなどの半導体
集積回路装置に適用するようにしたものである。
【0013】よって、前記半導体集積回路装置によれ
ば、入出力用バッファ回路のバッファサイズを可変にす
ることにより、消費電流やノイズの低減を図ることがで
きる。たとえば、動作周波数を1/nにした場合、半導
体集積回路装置の使用上のスペックも1/nになる。現
状の半導体集積回路装置では、バッファサイズが可変で
きないため、消費電流やノイズは動作周波数に比例して
1/nになる。
【0014】もし、動作周波数の1/nを満足できるよ
うなバッファサイズに可変できたとした場合、消費電流
やノイズは動作周波数に比例するばかりではなく、バッ
ファ回路のドライバビリティが変化するため、バッファ
回路に流れる電流が変化して消費電流を小さくできると
ともに、出力のアンダーシュート、オーバーシュートが
減り、ノイズを小さくすることができる。
【0015】特に、動作周波数や電源電圧範囲の広いマ
イクロコンピュータの製品に効果的であり、さらに半導
体集積回路装置全般に応用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1である半導体集積回路装置を示す概略ブロック図、
図2は本実施の形態の半導体集積回路装置において、バ
ッファ回路とそのバッファサイズの設定・選択回路を示
す回路図である。
【0018】まず、図1により本実施の形態の半導体集
積回路装置の構成を説明する。
【0019】本実施の形態の半導体集積回路装置は、た
とえばシングルチップのマイクロコンピュータとされ、
CPU1と、このCPU1にアドレスバスおよびデータ
バスなどを介して接続されるRAM2、ROM3、イン
タフェース装置4などの一般的な構成からなり、周知の
半導体製造技術によって1個の半導体チップ上に形成さ
れている。
【0020】このマイクロコンピュータのインタフェー
ス装置4には、データ入出力用のバッファ回路などが内
蔵され、特に本実施の形態においては、周波数や電源電
圧などの動作仕様に適したバッファサイズに変更可能と
なっている。たとえば、図2に示すような出力バッファ
回路5においては、動作周波数による動作レジスタ6と
セレクタ7とを用いて、動作可能とするトランジスタの
数を制御し、この動作可能なトランジスタに対応した出
力を発生させてバッファサイズを変更することができ
る。
【0021】図2において、出力バッファ回路5は、P
MOSトランジスタM1およびNMOSトランジスタM
2からなるCMOS回路と、PMOSトランジスタM3
およびNMOSトランジスタM4からなるCMOS回路
とが2段に接続され、各PMOSトランジスタM1,M
3のソースは電源電圧Vddに、各NMOSトランジス
タM2,M4のソースは接地電圧Vssにそれぞれ接続
されている。各PMOS、NMOSトランジスタM1〜
M4のゲートにはセレクタ7からの制御信号CON1〜
CON4が入力され、PMOSトランジスタM1,M3
のドレインとNMOSトランジスタM2,M4のドレイ
ンとの接続ノードから出力信号OUTが取り出されてい
る。
【0022】動作レジスタ6は、所定の動作周波数に対
しては“1”、この半分の1/2動作周波数に対しては
“0”がそれぞれ設定され、この設定信号SETが出力
される。この動作レジスタ6の設定は、たとえばユーザ
などによるプログラム設定によりソフト的に可能となっ
ている。
【0023】セレクタ7は、3つのインバータIV1〜
IV3と、否定論理積ゲートNAND1と、否定論理和
ゲートNOR1とからなり、動作レジスタ6からの設定
信号SETと入力信号INとを論理演算して4つの制御
信号CON1〜CON4を生成し、各制御信号CON1
〜CON4の論理レベルは動作レジスタ6の設定に対応
して組み合わせが選択されるようになっている。
【0024】次に、本実施の形態の作用について、出力
バッファ回路5のバッファサイズの変更に伴う動作を説
明する。
【0025】たとえば、動作周波数をMAX(たとえば
20MHzなど)で動作させる場合には、動作レジスタ
6に“1”を書き込む。これにより、セレクタ7は、動
作レジスタ6からの“1”の設定信号SETを受け、セ
レクタ7を通して出力バッファ回路5の2つのPMOS
トランジスタM1,M3と、2つのNMOSトランジス
タM2,M4とを動作可能とする。
【0026】この状態において、セレクタ7への入力信
号INが“1”の場合には、制御信号CON1〜CON
4が“0”となり、PMOSトランジスタM1とM3が
ONし、“1”が出力される。また、入力信号INが
“0”の場合には、制御信号CON1〜CON4が
“1”となり、NMOSトランジスタM2とM4がON
し、“0”が出力される。よって、動作可能な4つのP
MOS、NMOSトランジスタM1〜M4のうちの2つ
をONさせることができる。
【0027】一方、動作周波数をMAXの1/2(たと
えば10MHzなど)で動作させる場合には、動作レジ
スタ6に“0”を書き込む。これにより、セレクタ7
は、動作レジスタ6からの“0”の設定信号SETを受
け、セレクタ7を通して出力バッファ回路5の1つのP
MOSトランジスタM1と、1つのNMOSトランジス
タM2のみを動作可能とする。
【0028】この状態において、セレクタ7への入力信
号INが“1”の場合には、制御信号CON1,CON
2が“0”となり、PMOSトランジスタM1のみがO
Nし、“1”が出力される。また、入力信号INが
“0”の場合には、制御信号CON1,CON2が
“1”となり、NMOSトランジスタM2のみがON
し、“0”が出力される。よって、動作可能な2つのP
MOS、NMOSトランジスタM1,M2のうちの1つ
をONさせることができる。
【0029】以上のように、動作周波数をMAXの1/
2で動作させる場合には、動作周波数をMAXで動作さ
せる場合に比べて出力バッファ回路5のドライブ能力が
1/2になり、消費電流が減る。また、ドライブ能力が
1/2になるため、オーバーシュート、アンダーシュー
トが減り、ノイズが低減する。
【0030】従って、本実施の形態の半導体集積回路装
置によれば、動作レジスタ6とセレクタ7とを用いて、
動作レジスタ6の設定に対応して制御信号CON1〜C
ON4の論理レベルの組み合わせを選択し、出力バッフ
ァ回路5のバッファサイズを可変することにより、動作
周波数のMAXのように高い動作周波数ではバッファサ
イズを大きく、MAXの1/2のように低い動作周波数
ではバッファサイズを小さくすることができるので、消
費電流やノイズを低減することができる。
【0031】なお、同様に、動作電源電圧に対応させて
バッファサイズを変更することも可能であり、この場合
には動作レジスタ6を電源電圧設定用として用いること
により、たとえば3Vなどの低い電源電圧ではバッファ
サイズを大きく、5Vなどの高い電源電圧ではバッファ
サイズを小さくすることができる。この電源電圧は、基
本的には動作周波数と関連するので、動作周波数の設定
で補うことが可能である。
【0032】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2である半導体集積回路装置において、バッファ回路
とそのバッファサイズの設定・選択回路を示す回路図で
ある。
【0033】本実施の形態の半導体集積回路装置は、前
記実施の形態1と同様にシングルチップのマイクロコン
ピュータとされ、CPU1、RAM2、ROM3、イン
タフェース装置4などから構成され、前記実施の形態1
との相違点は、バッファ回路を発振回路に用い、この発
振回路のリセット信号をセレクタへの入力信号として用
いるようにした点である。
【0034】すなわち、本実施の形態においては、たと
えば図3に示すように、PMOS、NMOSトランジス
タM5〜M8からなるバッファ回路5aが発振回路の帰
還回路として用いられ、このバッファ回路5aの出力端
子と入力端子間に水晶発振子8が接続されている。ま
た、このバッファ回路5aの入力段に接続されるセレク
タ7aは、たとえば1つのインバータIV4からなり、
発振回路のリセット信号RESが入力信号となってい
る。
【0035】本実施の形態のようなマイクロコンピュー
タの場合、発振回路においては、発振安定時間を待って
リセットを解除し、マイクロコンピュータを動作させる
ようになっている。この発振回路の帰還回路は、水晶発
振子8を発振させるためにバッファサイズが大きくなっ
ている。しかし、一度、発振が安定すれば、バッファサ
イズを小さくしても問題ない。
【0036】そこで、セレクタ7aの入力信号としてリ
セット信号RESを入れ、たとえば発振が安定するまで
はリセット信号RESを“1”とし、バッファ回路5a
のPMOSトランジスタM5およびNMOSトランジス
タM6とともに、セレクタ7aを通して制御信号CON
5を“0”、制御信号CON6を“1”として、PMO
SトランジスタM7とNMOSトランジスタM8を動作
可能とする。よって、バッファサイズは大きくなる。
【0037】一方、発振安定後は、リセット信号RES
を“0”とし、セレクタ7aを通して制御信号CON5
を“1”、制御信号CON6を“0”として、バッファ
回路5aのPMOSトランジスタM5およびNMOSト
ランジスタM6のみを動作可能とする。よって、バッフ
ァサイズは小さくなる。
【0038】従って、本実施の形態の半導体集積回路装
置によれば、バッファ回路5aを発振回路に用い、この
発振回路のリセット信号RESをセレクタ7aへの設定
信号として用いてバッファ回路5aのバッファサイズを
可変することにより、発振が安定するまではバッファサ
イズを大きく、発振安定後はバッファサイズを小さくす
ることができるので、消費電流を低減することができ
る。
【0039】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3である半導体集積回路装置において、バッファ回路
とそのバッファサイズの設定・選択回路を示す回路図で
ある。
【0040】本実施の形態の半導体集積回路装置は、前
記実施の形態1と同様にシングルチップのマイクロコン
ピュータとされ、CPU1、RAM2、ROM3、イン
タフェース装置4などから構成され、前記実施の形態1
との相違点は、レジスタなどにユーザが値を入力するの
ではなく、マイクロコンピュータ自身で切り替えられる
ような回路構成の、動作仕様を検知する周波数検出回路
や電源電圧検出回路を用いるようにした点である。
【0041】すなわち、本実施の形態においては、たと
えば図4に示すように、PMOS、NMOSトランジス
タM9〜M12からなる出力バッファ回路5bと、動作
周波数を検知する周波数検出回路9と、前記実施の形態
1と同様の、インバータIV5〜IV7、否定論理積ゲ
ートNAND2、否定論理和ゲートNOR2からなるセ
レクタ7bとが用いられている。この周波数検出回路9
は、たとえばCMOS回路などからなる一般的なハード
構成となっている。
【0042】この構成において、動作仕様の周波数の検
知信号SENに対応して、前記実施の形態1と同様に制
御信号CON7〜CON10の論理レベルの組み合わせ
を選択してバッファサイズを変更することができる。た
とえば、周波数が20MHzなどの高い周波数ではバッ
ファサイズを大きく、周波数が13MHzなどの低い周
波数ではバッファサイズを小さくすることができる。
【0043】なお、図4に示すように、周波数検出回路
9に代えて、動作電源電圧を検知する電源電圧検出回路
10を用いた場合には、動作仕様の電源電圧の検知信号
SENに対応してバッファサイズを変更することがで
き、たとえば電源電圧が3Vなどの低い電源電圧ではバ
ッファサイズを大きく、電源電圧が5Vなどの高い電源
電圧ではバッファサイズを小さくすることができる。
【0044】従って、本実施の形態の半導体集積回路装
置によれば、周波数検出回路9や電源電圧検出回路10
とセレクタ7bとを用いて、周波数検出回路9、電源電
圧検出回路10の検知に対応して制御信号CON7〜C
ON10の論理レベルの組み合わせを選択し、出力バッ
ファ回路5bのバッファサイズを可変することにより、
高い動作周波数または動作電源電圧ではバッファサイズ
を大きく、低い動作周波数または動作電源電圧ではバッ
ファサイズを小さくすることができるので、消費電流や
ノイズを低減することができる。
【0045】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0046】たとえば、前記実施の形態においては、出
力バッファ回路に適用した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、入力バッファ回路などの
他のバッファ回路についても広く適用可能である。
【0047】また、バッファ回路のバッファサイズを2
段階で制御する他に、3段階以上で制御することも可能
であり、この場合には制御信号の論理レベルの組み合わ
せにより動作可能なトランジスタの数を制御すること
で、動作仕様に最適なバッファサイズに変更することが
可能となる。
【0048】さらに、シングルチップのマイクロコンピ
ュータに適用した場合を説明したが、他のロジックの半
導体集積回路装置や、特に動作周波数や電源電圧範囲の
広い半導体集積回路装置全般に広く適用可能である。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0050】(1).バッファ回路の動作可能とするトラン
ジスタの数を制御し、この動作可能なトランジスタに対
応した出力を発生させることで、動作仕様に適したバッ
ファサイズに変更することができるので、バッファ回路
に流れる電流が変化して消費電流を小さくすることが可
能となる。
【0051】(2).前記(1) により、出力のアンダーシュ
ート、オーバーシュートが減るので、ノイズを小さくす
ることが可能となる。
【0052】(3).ソフト的なレジスタへの動作仕様の設
定に対応してセレクタにより複数の制御信号の論理レベ
ルの組み合わせを選択し、電源電圧一定で高い周波数で
はバッファサイズを大きく、低い周波数ではバッファサ
イズを小さくし、または周波数一定で低い電源電圧では
バッファサイズを大きく、高い電源電圧ではバッファサ
イズを小さくするように制御することで、消費電流やノ
イズの低減を図ることが可能となる。
【0053】(4).バッファ回路を発振回路に用い、この
発振回路のリセット信号をセレクタに入力し、発振回路
の発振が安定するまではバッファサイズを大きく、発振
安定後はバッファサイズを小さくするように制御するこ
とで、消費電流の低減を図ることが可能となる。
【0054】(5).ハード的な検出回路による動作仕様の
検知に対応してセレクタの制御信号の論理レベルの組み
合わせを選択し、電源電圧一定で高い周波数ではバッフ
ァサイズを大きく、低い周波数ではバッファサイズを小
さくし、または周波数一定で低い電源電圧ではバッファ
サイズを大きく、高い電源電圧ではバッファサイズを小
さくするように制御することで、消費電流やノイズの低
減を図ることが可能となる。
【0055】(6).前記(1) 〜(7) により、特に動作周波
数や電源電圧範囲の広いマイクロコンピュータなどの半
導体集積回路装置において、動作仕様に合わせて作り直
すことなく、事前の設定あるいは検知により自動的に、
バッファ回路を周波数や電源電圧などの動作仕様に最適
なバッファサイズに変更して消費電流やノイズの低減を
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1の半導体集積回路装置に
おいて、バッファ回路とそのバッファサイズの設定・選
択回路を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態2である半導体集積回路装
置において、バッファ回路とそのバッファサイズの設定
・選択回路を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態3である半導体集積回路装
置において、バッファ回路とそのバッファサイズの設定
・選択回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 インタフェース装置 5 出力バッファ回路 5a バッファ回路 5b 出力バッファ回路 6 動作レジスタ 7 セレクタ 7a セレクタ 7b セレクタ 8 水晶発振子 9 周波数検出回路 10 電源電圧検出回路 M1,M3,M5,M7,M9,M11 PMOSトラ
ンジスタ M2,M4,M6,M8,M10,M12 NMOSト
ランジスタ IV1〜IV7 インバータ NAND1,NAND2 否定論理積ゲート NOR1,NOR2 否定論理和ゲート CON1〜CON10 制御信号 OUT 出力信号 SET 設定信号 IN 入力信号 RES リセット信号 SEN 検知信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入出力用のバッファ回路を有する
    半導体集積回路装置であって、前記バッファ回路は複数
    のトランジスタからなり、入力される複数の制御信号に
    より動作可能とするトランジスタの数を制御し、この動
    作可能なトランジスタに対応した出力を発生させて、動
    作仕様に適したバッファサイズに変更可能とされること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記動作仕様は、周波数または電源電圧であるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記動作仕様を設定するレジスタと、このレジス
    タの設定信号と入力信号とを論理演算して前記複数の制
    御信号を生成するセレクタとが設けられ、前記動作仕様
    の周波数または電源電圧の設定に対応して前記複数の制
    御信号の論理レベルの組み合わせを選択して、電源電圧
    一定で高い周波数ではバッファサイズを大きく、低い周
    波数ではバファサイズを小さくし、または周波数一定で
    低い電源電圧ではバッファサイズを大きく、高い電源電
    圧ではバッファサイズを小さくすることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記バッファ回路を発振回路に用い、この発振回
    路のリセット信号を前記セレクタに入力して、前記発振
    回路の発振が安定するまではバッファサイズを大きく、
    発振安定後はバッファサイズを小さくすることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記動作仕様を検知する検出回路と、この検出回
    路の検知信号と入力信号とを論理演算して前記複数の制
    御信号を生成するセレクタとが設けられ、前記動作仕様
    の周波数または電源電圧の検知に対応して前記複数の制
    御信号の論理レベルの組み合わせを選択して、電源電圧
    一定で高い周波数ではバッファサイズを大きく、低い周
    波数ではバッファサイズを小さくし、または周波数一定
    で低い電源電圧ではバッファサイズを大きく、高い電源
    電圧ではバッファサイズを小さくすることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の半
    導体集積回路装置であって、前記半導体集積回路装置
    は、マイクロコンピュータであることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
JP10067977A 1998-03-18 1998-03-18 半導体集積回路装置 Pending JPH11265367A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62225005A (ja) * 1986-03-27 1987-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発振回路
JPH05211432A (ja) * 1992-01-30 1993-08-20 Hitachi Ltd データ出力回路および半導体集積回路
JPH06112802A (ja) * 1992-09-29 1994-04-22 Toshiba Corp 出力バッファ回路
JPH06196981A (ja) * 1991-07-16 1994-07-15 Samsung Semiconductor Inc プログラマブル出力ドライバ回路とその実現方法

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