JPH1126485A - 樹脂パッケージ型半導体装置の成形用金型装置 - Google Patents

樹脂パッケージ型半導体装置の成形用金型装置

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JPH1126485A
JPH1126485A JP17427797A JP17427797A JPH1126485A JP H1126485 A JPH1126485 A JP H1126485A JP 17427797 A JP17427797 A JP 17427797A JP 17427797 A JP17427797 A JP 17427797A JP H1126485 A JPH1126485 A JP H1126485A
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JP
Japan
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cavity
lead frame
thickness
metal mold
mold
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JP17427797A
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English (en)
Inventor
Yasunori Aoki
泰憲 青木
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Rohm Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の特性および外観体裁を損なうこ
となくバリ処理を行うことができる成形用金型装置を提
供する。 【解決手段】 内方側に延出するようにして複数の端子
リード12,13が打ち抜き形成されたリードフレーム
1の厚み対応して表面が段下げされているとともにこの
段下げ表面32から凹入してキャビティ30が形成され
た1の金型3と、この1の金型3のキャビティ30に対
応してキャビティ20が形成された他の金型2と、を備
えた成形用金型装置において、上記リードフレーム1を
挟持するようにして上記各金型2,3が型締めされた状
態においては、上記端子リード12,13の延出方向と
平行に延びるようにして、かつ上記各金型2,3のキャ
ビティ20,30によって規定されるキャビティ空間4
と連通する空気流路40を形成するとともに、この空気
流路40のキャビティ空間4側の高さをリードフレーム
1の厚みより小さく設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、たとえばIC、
LSI、ある種のゲートアレイなどの半導体装置の樹脂
パッケージを行うために用いられる成形用金型装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体電子部品の樹脂パッケ
ージングを行う場合には、1回の成形工程によって複数
個の電子部品の樹脂パッケージング作業を行わせること
により、生産効率の向上を図ることが望まれる。そこ
で、従来より、相互に近接離間させられる上下の金型に
半導体チップを搭載させたリードフレームを挟持するよ
うにして型締めし、各金型のキャビティによって規定さ
れる空間内に樹脂材料を注入して硬化させる金型装置が
用いられている。より具体的には、図9および図10に
良く表れているように、リードフレーム1の厚み分だけ
表面が段下げされるとともにこの段下げ表面32に凹入
するキャビティ30が形成された下金型3と、この下金
型3に形成されたキャビティ30に対応するキャビティ
20が形成された上金型2とを備えた成形用金型装置1
Aなどが用いられる。
【0003】ところで、図10および図11に示したよ
うな樹脂パッケージ15の側面から延出するようにして
2本の端子リード12,13が形成された樹脂パッケー
ジ型半導体装置の樹脂パッケージングを行う場合には、
図12に良く表れているように、端子リード12上に搭
載された半導体チップ14が上記下金型3のキャビティ
30に対応する部位に位置するようにして上記下金型3
の段下げ表面32上に上記リードフレーム1を載置して
上記各金型2,3を型締めし、各金型2,3の各キャビ
ティ20,30によって規定されるキャビティ空間4内
に樹脂材料を注入することにより行われる。この樹脂材
料の注入作業は、図12に示すように、上金型2に上下
方向に延びるようにして形成された円柱状貫通孔21と
この円柱状貫通孔21の形成位置に対応して形成された
下金型3の皿部31とによって型締め状態において形成
されるプランジャポット42内に固体樹脂材料43を装
填して加熱溶融させ、樹脂材料43が溶融した状態にお
いてプランジャ44によって加圧することにより行われ
る。
【0004】図12に良く表れているように、型締め状
態においては、上記端子リード12の延出方向と平行に
延びるようにして、かつ上記各金型2,3のキャビティ
20,30によって規定されるキャビティ空間4と連通
する空気流路40が形成されるとともに、上記上金型2
に形成された凹溝24によって空気抜き穴41が形成さ
れている。このため、上記キャビティ空間4内に溶融樹
脂の注入が行われた場合には、上記空気流路40および
空気抜き穴41を介して上記キャビティ空間4内の空気
が外部に排出されるようになされており、上記キャビテ
ィ空間4内の隅々まで溶融樹脂を行き渡せることができ
る。すなわち、上記キャビティ空間4内の空気を排出さ
せることによって、成形が終了した半導体装置の樹脂パ
ッケージ15内にボイドやピンホールが生成されてしま
うことが回避されるように工夫されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記空
気流路40および空気抜き穴41を形成するれば上記キ
ャビティ空間4内の空気を排出して良好に上記キャビテ
ィ空間4内に溶融樹脂を注入することができるが、外部
に放出される空気の流れに追従して溶融樹脂も外部に流
出しようとする。ところが、溶融樹脂は粘度が高い上に
硬化しつつあるために、上記空気抜き穴41から外部に
流出することができず、結局、上記空気流路40内にお
いて硬化してしまい、上記半導体装置の樹脂パッケージ
の側面から上記端子リード12とともに延出するバリ5
として生成されてしまう。このようにして生成されたバ
リ5は、たとえば端子リード12,13を切断してリー
ドフレーム1から半導体装置を得る工程において上記端
子リード12,13の切断と同様にして切断処理するこ
とができるが、バリ5の厚みが大きいために、以下のよ
うな不具合が生じる。
【0006】すなわち、バリ5の厚みが大きいためにバ
リ5の切断をスムースに行うことができず、バリ5を切
断するというよりもむしろ上方からバリを押し切るよう
な恰好となってしまう。このため、バリ5の部分ばかり
でなく有用な樹脂パッケージ15の部分まで削除されて
しまうことがあり、この場合には樹脂パッケージ15に
樹脂カケが生じて半導体装置の外観が損なわれ、特に、
製品形状が小さい場合には外観上の不体裁さが顕著に表
れる。また、上述したように、バリ5を上方から押し切
るような恰好となるため、バリ処理時の衝撃が端子リー
ド12に搭載された半導体チップ14にも伝えられ半導
体チップ14の特性が損なわれてしまうなどの不具合が
生じてしまう。
【0007】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、半導体装置の特性および外観体裁
を損なうことなくバリ処理を行うことができる成形用金
型装置を提供することをその課題とする。
【0008】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願発明によれば、内方側に延
出するようにして複数の端子リードが打ち抜き形成され
たリードフレームの厚み対応して表面が段下げされてい
るとともにこの段下げ表面から凹入してキャビティが形
成された1の金型と、この1の金型のキャビティに対応
してキャビティが形成された他の金型と、を備えた成形
用金型装置であって、上記リードフレームを挟持するよ
うにして上記各金型が型締めされた状態においては、上
記端子リードの延出方向と平行に延びるようにして、か
つ上記各金型のキャビティによって規定されるキャビテ
ィ空間と連通する空気流路が形成されるとともに、この
空気流路のキャビティ空間側の高さが、リードフレーム
の厚みより小さく設定されていることを特徴とする、成
形用金型装置が提供される。
【0010】好ましくは、上記各金型の少なくとも一方
には、上記リードフレームの厚みよりもその高さが低い
突起が形成されており、この突起によって上記空気流路
のキャビティ空間側の高さがリードフレームの厚みより
も小さくなるようになされている。
【0011】上記構成によれば、従来の成形用金型装置
と同様に上記リードフレームを挟持した型締め状態にお
いて上記キャビティ空間と連通する空気流路が形成され
ているため、上記キャビティ空間内に溶融樹脂を注入し
た場合には、キャビティ空間内の空気が排出されるよう
になされている。このため、上記キャビティ空間内の隅
々まで溶融樹脂を行き渡せることができ、成形が終了し
た半導体装置の樹脂パッケージ内にボイドやピンホール
が生成されてしまうことが回避される。なお、上記空気
流路に排出された空気は、従来の成形用金型装置と同様
に外部と連通する空気抜き穴などによって外部に排出さ
れるように構成することができる。
【0012】また、上記キャビティ空間内に注入された
樹脂の一部は、空気流路を介して排出される空気に追従
して上記キャビティ空間内から流出しようとするのであ
るが、上記空気流路のキャビティ空間側の高さがリード
フレームの厚みよりも小さく、すなわち従来の成形用金
型装置の空気流路の高さよりも小さく設定されているた
めに、キャビティ空間からの樹脂の流出量を低減するこ
とができる。言い換えれば、上記空気流路を介して空気
を優先的に排出することができ、より有効にキャビティ
空間内に溶融樹脂を行き渡らせることができる。
【0013】さらに、たとえキャビティ空間内から溶融
樹脂が流出して上記空気流路内で硬化してバリが生成さ
れたとしても、上記空気流路のキャビティ空間側の高さ
がリードフレームの厚みよりも小さく設定されているた
めに、半導体装置の樹脂パッケージの側面から延出する
バリの基端側の厚みが従来のものと比べて小さいものと
なっている。したがって、このようなバリは、極めて容
易に切断あるいは除去することができ、しかもその処理
に際して上記樹脂パッケージの有用な部分が一緒に除去
されてしまうことはない。また、バリの厚みが小さく切
断容易であるために、バリ切断時の衝撃がリードフレー
ムに搭載された半導体チップに伝えられることもなく、
半導体チップの特性が損なわれることもない。
【0014】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0016】図1は、本願発明に係る成形用金型装置1
Aの上金型2の一例を底面から見た斜視図、図2は、上
記成形用金型装置1Aの下金型3の一例を表す斜視図、
図3は、上記各金型2,3によって半導体チップ14が
搭載されたリードフレーム1を挟持しようとする状態の
断面図、図4は、図3のIV− IV 線に沿う断面図、図5
は、図3の要部拡大図である。なお、従来例に係る成形
用金型装置1Aを説明するために参照した図面に表され
た部材および部位と同一のものには同一の符号を付して
ある。
【0017】上記成形用金型装置1Aの基本的な構成
は、従来既知の成形用金型装置と同様である。すなわ
ち、上記成形用金型装置1Aは、上下の金型2,3を備
えて構成されており、たとえば上記下金型3が油圧力な
どによって可動する可動盤に取り付けられており、上記
可動盤とともに上記下金型3を上動させることにり上記
各金型2,3の型締めが行われるように構成されてい
る。なお、本実施形態においては、図2に良く表れてい
るようなリードフレーム1に形成された端子リード12
上に搭載された半導体チップ14の樹脂パッケージング
を行える成形用金型装置1Aについて説明する。このた
め、まず、上記リードフレーム1について図2を参照し
ながら説明する。
【0018】図2に示すように、上記リードフレーム1
は、幅方向の両側において長手方向に延びる1対のサイ
ドフレーム10,10を有し、これらのサイドフレーム
10,10間を架け渡すようにして上記リードフレーム
1の幅方向に延出するとともに、上記サイドフレーム1
0,10とによって複数の長矩形領域を形成するクロス
フレーム11が複数本延出形成されている。上記各長矩
形領域には、上記各サイドフレーム10,10から上記
クロスフレーム11と同方向に互いに対向するようにし
て延出する一対の端子リード12,13がそれぞれ打ち
抜き形成されている。
【0019】図1に示すように、上記上金型2は、全体
として直方体状とされており、その下面には、矩形開口
面を有するとともに、上方に凹入するようにして、たと
えば3個のキャビティ20が形成されている。これらの
各キャビティ20の開口面の一側縁の近傍には、突起2
5が形成されているとともに、これらの各突起25のそ
れぞれの軸線上には、長手状に延びる凹溝24が上記上
金型2の側面に達するようにして形成されており、凹溝
24が形成された部位の反対側には、上下に貫通する円
柱状貫通孔21が形成されている。
【0020】上記突起25は、上記各金型2,3を上記
リードフレーム1を挟持して型締めした場合に上記端子
リード12とクロスフレーム11の間に位置するように
して形成されており、キャビティ空間4側の高さが上記
リードフレーム1の厚みよりも小さく設定されている。
すなわち、上記突起25によって、上下の金型2,3を
型締めしたときに形成される空気流路40(詳細につい
ては後述する)の上下方向の高さをリードフレーム1の
厚みよりも小さくなるようになされている。
【0021】図2に示すように、上記下金型3もまた、
全体として直方体状とされており、その上面が上記リー
ドフレーム1の厚みに対応して分だけ段下げされてい
る。この段下げ表面32には、上記上金型2に形成され
たキャビティ20に対応して下方に凹入する3個のキャ
ビティ30が形成されているとともに、これらの各キャ
ビティ30と連通するゲート溝33が形成されている。
また、上記上金型2の上面の側部には、上記各ゲート溝
33と連通するランナ溝32が形成されており、これら
の各ランナ溝32の基端側には、型締め状態において上
記上金型2に形成された円柱状貫通孔21とによってプ
ランジャポット42を形成する皿部31が形成されてい
る。
【0022】図3に示すように、上記下金型3の段下げ
表面32に載置するようにして上記各金型2,3を型締
めした場合には、上記各金型2,3に形成されたキャビ
ティ20,30によってキャビティ空間4が形成され、
このキャビティ空間4内には上記端子リード12に搭載
された半導体チップ14が収容配置されている。また、
図4および図5に良く表れているように、上記リードフ
レーム1の端子リード12の基端部とこの端子リード1
2に隣接するクロスフレーム11,11との間の領域
は、上記各金型2,3の表面によって閉じられて上記キ
ャビティ空間4と連通する空気流路40とされ、上記上
金型2に形成された凹溝24が上記各金型2,3の外部
と連通する空気抜き穴41とされる。上述したように、
上記上金型2には、上記空気流路40が形成される部位
に対応して突起25が形成されており、この突起25に
よって上記空気流路40のキャビティ空間4側の高さが
上記リードフレーム1の厚みよりも小さくなるようにな
されている。さらに、上記したように、上記上金型2に
形成された円柱状貫通孔21と上記下金型3に形成され
た皿部31とによって固体樹脂材料43が装填されるプ
ランジャポット42が形成され、このプランジャポット
42がランナ溝32およびゲート溝33を介して上記各
キャビティ空間4と連通している。
【0023】上記構成の成形用金型装置1Aにおいて
は、上記リードフレーム1を挟持して型締めした状態に
おいて、上記プランジャポット42内に、たとえば熱硬
化性樹脂であるエポキシ樹脂などの固体樹脂材料43が
装填される。この固体樹脂材料43は、加熱溶融される
とともに、プランジャ44によって加圧されてランナ溝
32およびゲート溝33を通って上記キャビティ空間4
内に注入されていく。
【0024】このようにして、上記キャビティ空間4内
に溶融樹脂が注入された場合には、キャビティ空間4内
の空気が上記空気流路40および空気抜き穴41を介し
て外部に排出される。このとき、外部に放出される空気
の流れに追従して上記キャビティ空間4内に注入された
溶融樹脂も上記空気流路40に流出しようとするのであ
るが、上記空気流路40の高さが上記リードフレーム1
の厚みよりも小さく設定されており、しかも上記溶融樹
脂の粘度が空気よりも大きいために、空気を優先的に排
出してより有効にキャビティ空間内に溶融樹脂を行き渡
らせることができる。すなわち、上記構成の成形用金型
装置1Aにおいては、上記キャビティ空間4内の隅々ま
で溶融樹脂を行き渡せることができ、成形が終了した半
導体装置の樹脂パッケージ15内にボイドやピンホール
が生成されてしまうことが回避されている。
【0025】また、外部に放出される空気の流れに追従
して上記キャビティ空間4内に注入された溶融樹脂の一
部が上記空気流路40に流出するのであるが、溶融樹脂
は粘度が高い上に硬化しつつあるために、上記空気抜き
穴41から外部に流出することができず、結局、上記空
気流路40内において硬化してしまう。このようにして
上記空気流路40において硬化した樹脂は、図6および
図7に良く表れているように、上記半導体装置の樹脂パ
ッケージの側面から上記端子リード12とともに延出す
るバリ5として生成されてしまう。
【0026】上述したように、本願発明に係る成形用金
型装置1Aは、上記上金型2に突起25が形成されて上
記空気流路40のキャビティ空間4側の高さが上記リー
ドフレーム1の厚みよりも小さくなるようになされてい
る。すなわち、上記空気流路40に流出した樹脂によっ
て形成されたバリ5は、キャビティ空間4側の部位がリ
ードフレーム1よりも小さく、言い換えれば、従来の成
形用金型装置1Aに形成されるバリ5に比べてキャビテ
ィ空間4側の部位の厚みが小さくなっている。したがっ
て、このようなバリ5は、極めて容易に切断あるいは除
去することができ、しかもその処理に際して上記樹脂パ
ッケージ15の有用な部分が一緒に除去されてしまうこ
とはない。また、バリ5の厚みが小さく切断容易である
ために、バリ切断時の衝撃がリードフレーム1に搭載さ
れた半導体チップ14に伝えられることもなく、半導体
チップ14の特性が損なわれることもない。なお、上記
したバリ処理は、上記リードフレーム1から端子リード
12,13を切断して半導体装置を得る工程と同じ工程
において行うことができる。
【0027】なお、上述した実施形態においては、上金
型2の表面に突起25が形成されて空気流路40のキャ
ビティ空間4側の高さがリードフレーム1の厚みよりも
小さくなるようになされていたが、図8に示すように、
上記突起25を下金型3に形成して空気流路40のキャ
ビティ空間4側の高さがリードフレーム1の厚みよりも
小さくなるようにしてもよい。もちろん、この場合にも
上記リードフレーム1を挟持して上記各金型2,3を型
締めした状態では、上記突起25は、リードフレーム1
の端子リード12とクロスフレーム11の間に位置する
部位に形成される。このようにして上記突起25を下金
型5Bの上述した部位に形成した場合には、図8および
図9に良く表れているように、上記突起25が上記リー
ドフレーム1を下金型5Bの段下げ表面32上に載置す
る際の位置決め部として作用する。すなわち、上述した
実施形態の効果に加えて、上記突起25を下金型5Bの
所定部位に設けることによって、下金型5Bの段下げ表
面32上にリードフレーム1を載置する際の位置決め作
業が容易となるといった効果を享受することができる。
【0028】また、上記突起25の形状は、上記実施形
態を説明するために参照した図面に描かれている形状に
は限定されず、様々に設計変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る成形用金型装置の上金型の一例
を表す斜視図である。
【図2】上記成形用金型装置の下金型の一例を表す斜視
図である。
【図3】上記各金型によって半導体チップが搭載された
リードフレームを挟持しようとする状態の断面図であ
る。
【図4】図3のIV− IV 線に沿う断面図である。
【図5】図3の要部拡大図である。
【図6】樹脂パッケージングされた上記リードフレーム
を金型から取り外した状態の斜視図である。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う断面図である。
【図8】上記下金型の変形例を表す斜視図である。
【図9】上記各金型によって上記リードフレームを挟持
しようとする状態の要部断面図である。
【図10】成形用金型装置を用いた樹脂パッケージング
工程を表す斜視図である。
【図11】従来例に係る成形用金型装置から樹脂パッケ
ージングされたリードフレームを取り外した状態の要部
断面斜視図である。
【図12】図10のXII −XII 線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム 1A 成形用金型装置 2 上金型 3 下金型 4 キャビティ空間 12 端子リード(半導体チップが搭載された) 13 端子リード 20 キャビティ(上金型の) 30 キャビティ(下金型の) 32 段下げ表面(下金型の) 40 空気流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内方側に延出するようにして複数の端子
    リードが打ち抜き形成されたリードフレームの厚み対応
    して表面が段下げされているとともにこの段下げ表面か
    ら凹入してキャビティが形成された1の金型と、この1
    の金型のキャビティに対応してキャビティが形成された
    他の金型と、を備えた成形用金型装置であって、 上記リードフレームを挟持するようにして上記各金型が
    型締めされた状態においては、上記端子リードの延出方
    向と平行に延びるようにして、かつ上記各金型のキャビ
    ティによって規定されるキャビティ空間と連通する空気
    流路が形成されるとともに、この空気流路のキャビティ
    空間側の高さが、リードフレームの厚みより小さく設定
    されていることを特徴とする、成形用金型装置。
  2. 【請求項2】 上記各金型の少なくとも一方には、上記
    リードフレームの厚みよりもその高さ低い突起が形成さ
    れており、この突起によって上記空気流路のキャビティ
    空間側の高さがリードフレームの厚みよりも小さくなる
    ようになされている、請求項1に記載の成形用金型装
    置。
JP17427797A 1997-06-30 1997-06-30 樹脂パッケージ型半導体装置の成形用金型装置 Pending JPH1126485A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370258A (ja) * 2001-06-18 2002-12-24 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002370258A (ja) * 2001-06-18 2002-12-24 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型

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