JPH11264813A - 超音波探傷装置および超音波探傷方法 - Google Patents

超音波探傷装置および超音波探傷方法

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JPH11264813A
JPH11264813A JP10088273A JP8827398A JPH11264813A JP H11264813 A JPH11264813 A JP H11264813A JP 10088273 A JP10088273 A JP 10088273A JP 8827398 A JP8827398 A JP 8827398A JP H11264813 A JPH11264813 A JP H11264813A
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rotor wheel
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Masahiko Kuroki
雅彦 黒木
Takeshi Iyogi
剛 五代儀
Akira Fujii
明 藤井
Shigeo Morimoto
茂雄 森本
Bunji Ishii
文治 石井
Shigeru Harada
茂 原田
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Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/26Scanned objects
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    • G01N2291/2693Rotor or turbine parts

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査における能率を格段に向上させ、しかも
検出感度を良好に保持でき、最適な配置条件を短時間で
確率すること。 【解決手段】 第1の探触子保持器12aおよび第2の
探触子保持器12bはロータホイール2の両側面に当接
して置かれる、2個の超音波探触子11a、11bを保
持している。第1および第2の探触子保持器12a、1
2bはロータホイール2を挟み正確に向き合って配置さ
れている。また、第1および第2の探触子保持器12
a、12bは超音波探触子11a、11bによる走査の
間、それぞれの動きを連動させるために羽根3を超えた
位置でリンク機構13によって互いに結ばれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波探傷装置に係
り、特に蒸気タービンのロータホイールの羽根植込み部
に発生したクラック等の欠陥を検査する際に複数個の超
音波探触子を同時に操作して検出精度を高めるようにし
た超音波探傷装置および超音波探傷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸気タービンではタービン運転中、ロー
タの回転に伴って強大な遠心力等が作用すると、ロータ
ホイールの羽根が植込まれている部分(以下、羽根植込
み部と称する)に過大な応力が生じ、そこにクラックが
発生することがある。このため、ロータホイールの羽根
植込部については定期検査において健全性を確認するた
めに非破壊検査法、特に超音波探傷法による検査が実施
されている。この検査ではロータホイールの全周に羽根
が取り付けられており、超音波探触子の走査は全周にわ
たって行う必要がある。
【0003】検査のためにタービン車室から取り出した
ロータの一例を図10に示している。ロータ1にはそれ
ぞれのロータホイール2に多数の羽根3が環状列をなし
て装着されている。一列の羽根3が植込まれるロータホ
イール2と他の列の羽根3が植込まれるロータホイール
2とは互いに接近し、超音波探触子(図示せず)をロー
タホイール2の側面に接触させて行う走査は羽根3に阻
まれてすべて思いどおりにはできない。
【0004】また、図11はロータホイール2の超音波
探傷のために超音波探触子を全周走査によって操作する
様子を示している。超音波探触子4はロータホイール2
の一方の側面に置かれ、そこから超音波ビームUをロー
タホイール2の羽根植込み部5に向けて入射させる。こ
の超音波ビームUは図12(a)(b)に示すように、
羽根植込み部5に達して、もしそこに軸方向のクラック
6が存在すれば、超音波ビームUがその軸方向のクラッ
ク6で反射され、反射波が超音波ビームUを発した超音
波探触子4に到達することで、欠陥として検知される。
この走査はロータホイール2の全周にわたって行い、ま
た一方の側面での走査と同様な方法で反対側の側面でも
実施する。
【0005】また、反射エコーが検知された場合、さら
に詳細な検査を行うために図13に示すように送波用超
音波探触子4aおよび受波用超音波探触子4bを配置し
て再度全周にわたって走査する。送波用超音波探触子4
aから発せられた超音波ビームUは図14(a)(b)
に示すように、羽根植込み部5に達し、軸方向のクラッ
ク6で反射され、この反射波U´が受波用超音波探触子
4bに到達することにより欠陥として検知される。この
方法はピッチキャッチ法と呼ばれており、高感度で内部
の欠陥を検出することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したロータホイー
ル2の側面に1個の超音波探触子4を配置して全周走査
する場合、手探傷では探触子を植込部コーナー部を安定
してねらうことが難しく、十分な欠陥検出精度を得られ
ない場合がある。また、存在する欠陥の角度によっては
検出が難しい場合があり、欠陥の大きさを特定する際に
も能力上問題がある。
【0007】一方、ロータホイール2の側面に2個の送
波用および受波用超音波探触子4a、4bを配置して全
周走査するものは、特に内側部分のロータホイール2の
走査において羽根3が操作の妨げになるなどして、精密
な配置条件を保ってそれぞれの超音波探触子4a、4b
を置くことができず、望ましい探傷手法でありながら、
十分な検出精度が得られていないという問題がある。
【0008】ロータホイール2の超音波探傷は蒸気ター
ビンの定期点検期間中に、たとえば3本ないし4本ロー
タ1の全段落について検査する必要があるが、能率の面
で劣る現状の装置では点検期間中という限られた時間に
すべて検査できないこともあり、走査に置いて無駄な時
間を費やさず、能率よく作業を進めることが求められて
いる。また、ロータホイール2の直径寸法が変わるのに
応じて超音波探触子4a、4bの配置条件を変更すると
きも、短時間のうちに最適な配置条件を確立することが
可能な極めて簡便な方法が求められている。
【0009】そこで、本発明の目的は走査における能率
を格段に向上させ、しかも検出感度を良好に保持でき、
最適な配置条件を短時間で確立できるようにした超音波
探傷装置および超音波探傷方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明はロータのロータホイールの両側
面にロータホイールを挟んで互いに向き合い、かつロー
タの外周部に沿ってそれぞれ周方向に移動可能に設けら
れ、各々ロータホイールの羽根植込み部に生じた欠陥を
検出する2個の超音波探触子を有する第1および第2の
探触子保持器と、第1および第2の探触子保持器の双方
をロータホイールの羽根を超えた位置で互いに結ぶよう
に設けられ、ロータホイールの両面で第1および第2の
探触子保持器を連動して動作させるリンク機構とを備え
ることを特徴とする。
【0011】上記構成からなる超音波探傷装置において
はリンク機構で互いに結ばれた第1および第2の探触子
保持器をロータホイールの両面で連動して動作させるこ
とができる。これによりロータホイールの両面を同時に
走査することが可能で、ロータホイールの片面づつ走査
する方法と比べて能率を格段に向上させることができ
る。
【0012】さらに、請求項2に係る発明は第1および
第2の探触子保持器が伸縮自在な2本の支持脚と、支持
脚間にわたして設けられ、超音波探触子を横方向に移動
可能に、かつ回動可能に保持するアームとを備え、超音
波探触子がロータホイールの半径方向および周方向に各
々個別に位置を変えられ、しかも超音波ビームの入射方
向および反射波の受波方向をそれぞれ単独に定められる
ようにしたことを特徴とするものである。
【0013】上記構成からなる超音波探傷装置において
は超音波探触子がロータホイールの半径方向および周方
向に各々個別に位置を変えることができ、しかも超音波
ビームの入射方向および反射波の受波方向をそれぞれ単
独に定めることができる。これによりどのような形状の
ロータに対しても最適な配置条件のもとで高い検出感度
を保って探傷することが可能である。
【0014】また、請求項3に係る発明は第1の探触子
保持器の2個の超音波探触子と第2の探触子保持器の2
個の超音波探触子とをロータホイールを挟み互いに向き
合うように設け、一の超音波探触子から超音波ビームを
ロータホイールの羽根植込み部に存在する欠陥に向けて
入射し、反射波を他の超音波探触子で受波するようにし
たことを特徴とするものである。
【0015】上記構成からなる超音波探傷装置において
はロータホイールの羽根植込み部に存在する欠陥を様々
な方向から探傷することにより的確に検出することがで
きる。
【0016】さらに、請求項4に係る発明は第1および
第2の探触子保持器がロータの外周部をまわして装着さ
れたガイドレールを備えると共に、支持脚がそれの下部
にローラを有し、使用時、ローラを前記ガイドレールに
沿って滑らせるようにローラ内側側面をガイドローラの
側面に当て、かつローラの外周部をローラの表面と接す
るように設置したことを特徴とするものである。
【0017】上記構成からなる超音波探傷装置において
は支持脚の各ローラがそれの側面でガイドレールに当
り、外周部でロータの表面と接して滑ることから、第1
および第2の探触子保持器がロータの軸方向にふれなが
ら動くのを防ぐことができ、超音波探触子を常時ロータ
ホイールと接触させることが可能である。
【0018】また、請求項5に係る発明は第1および第
2の探触子保持器が2本の支持脚の外面にそれぞれ設け
られた可動フックおよび固定フックと、固定フックから
可動フックにかけてロータの外周部をまわして巻装さ
れ、互いに間隔をあけて装着される多数のローラを有す
るバンドと、可動フックと連結して設けられ、バンドの
緩みを取り除く緊締手段とを備えることを特徴とするも
のである。
【0019】上記構成からなる超音波探傷装置において
はバンドの各ローラが内側側面でガイドレールあるいは
パッキンに当り、外周部でロータの表面と接して滑るの
で、第1および第2の探触子保持器がロータの軸方向に
ふれながら移動するのを防ぐことができ、超音波探触子
を常にロータホイールと安定して接触させることが可能
である。
【0020】さらに、請求項6に係る発明は第1および
第2の探触子保持器が2本の支柱と、支柱間にわたして
設けられ、それぞれ超音波探触子を横方向に移動可能
に、かつ回動可能に保持するアームとを備えることを特
徴とするものである。
【0021】上記構成からなる超音波探傷装置において
は支持脚に代わる簡素な支柱で構成しているので小形で
しかも安価な装置を提供することができる。
【0022】また、請求項7に係る発明は第1および第
2の探触子保持器が逆Y字状の支柱と、支柱の両側に横
方向に延ばして設けられ、それぞれ超音波探触子を横方
向に移動可能に、かつ回動可能に保持するアームとを備
えることを特徴とするものである。
【0023】上記構成からなる超音波探傷装置において
は支持脚に代わる簡素な支柱で構成しているので、小形
で、しかも安価な装置を提供することができる。
【0024】さらに、請求項8に係る発明は前記超音波
探触子は最適な条件で探傷するためにその位置および角
度を決定する際、別に用意する試験対象ロータの羽根植
込部の形状を模擬した矩形の小型試験片を用いてその小
型試験片に導入された人工欠陥に対してさまざまな条件
で探傷を行い、あらかじめ最適な探傷条件設定を行うこ
とを特徴とするものである。
【0025】上記手法による超音波探傷方法においては
超音波探傷装置を前記ロータに装着する前にロータを使
うことなく、製作が容易な矩形の小型試験片を用いて超
音波探触子の位置、首振り角、探傷感度を調整すること
ができる。
【0026】また、請求項9に係る発明は請求項1記載
の超音波探傷装置を用いて、ロータホイールの両側面の
4方向から同時に羽根植込部に生じた欠陥を検出するこ
とを特徴とするものである。
【0027】上記手法による超音波探傷方法においては
羽根植込部の欠陥が発生すると思われる場所を4方向か
ら同時に探傷することができるので、欠陥の傾き等によ
る見落としがなく、さらに効率よく探傷することができ
る。
【0028】また、請求項10に係る発明は請求項3記
載の超音波探傷装置を用いて、前記4個の超音波探触子
それぞれで送信受信を行う一探触子法と、前記ロータホ
イールをはさんだ両面で送信受信を行うピッチキャッチ
法とを同時に行い欠陥を検出することを特徴とするもの
である。
【0029】上記手法による超音波探傷方法においては
一探触子法とピッチキャッチ法を同時に行うことができ
るので、効率よく探傷することができる。
【0030】さらに、請求項11に係る発明は請求項4
記載のロータシャフトの外周部をまわして装着されたガ
イドレールに沿って請求項1記載の超音波探傷装置を前
記超音波探触子がロータホイール側面から離れないよう
に走査させ、羽根植込部に生じた欠陥を検出することを
特徴とするものである。
【0031】上記手法による超音波探傷方法においては
前記超音波探傷装置はガイドレールに沿って移動し、前
記超音波探触子がロータホイール側面から離れることな
く走査できるので、360度連続して安定した探傷デー
タを得ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1において、超音波探傷装置は
ロータホイール2の両側面に当接して置かれる、2個の
超音波探触子11a、11bを保持するための第1の探
触子保持器12aおよび第2の探触子保持器12bを有
する。この第1および第2の探触子保持器12a、12
bはロータホイール2を挟み正確に向き合って配置され
ている。また、第1および第2の探触子保持器12a、
12bは超音波探触子11a、11bによる走査の間、
それぞれの動きを連動させるために羽根3を超えた位置
でリンク機構13によって互いに結ばれている。
【0033】さらに、超音波探傷装置はロータ1の外周
部をまわして装着される2本のガイドレール14a(他
方の14bは図示せず)を備えている。第1および第2
の探触子保持器12a、12bはこのガイドレール14
a、14b上に搭載されており、走査の間、第1および
第2の探触子保持器12a、12bに備えられる後記の
ローラがそれに沿って滑るように構成されている。
【0034】一方、図2および図3に第1の探触子保持
器12aおよびリンク機構13の詳細を示している。こ
の第1の探触子保持器12aはそれぞれローラ15を備
えた伸縮自在に構成される、2本の入れ子式支持脚16
a、16bと、この2本の支持脚16a、16bの最上
部にわたすブリッジ材17と、支持脚16a、16bの
縦方向のほぼ中間にわたす横方向のアーム18と、この
アーム18に装着される、超音波探触子11a、11b
を保持するためのそれぞれ締結ナット19を備えたホル
ダ20a、20bとから構成されている。
【0035】上記の2本の支持脚16a、16bに装着
したローラ15はそれの内側側面がガイドレール14a
の側面に当たる一方、外周部がロータ1の表面と接して
いる(図2参照)。また、2個のホルダ20a、20b
はアーム18のロータ半径方向に自由に滑らせることが
できると共に、ホルダ20a、20bの枢軸を中心とし
て回動させて任意の角度ψで締結ナット19を用いて固
定することができるようになっている。
【0036】さらに、リンク機構13は図3に示すよう
に第1の探触子保持器12aのブリッジ材17に固定さ
れた第1のリンク部材21と、第2の探触子保持器12
bのブリッジ材17に固定された第2のリンク部材22
と、第1のリンク部材21と第2のリンク部材22との
間にわたす、伸縮自在に構成される横方向の2本の入れ
子式連結部材23とからなる。
【0037】一方、第1の探触子保持器12aとロータ
ホイール2を挟んで向き合う第2の探触子保持器12b
は上記の第1の探触子保持器12aと同様な構成を備え
ている。これらの構成中、アーム18およびホルダ20
a、20bは図3に示すように対称位置に取り付けられ
る。
【0038】本実施の形態は上記構成からなり、ロータ
ホイール2の超音波探傷にあたり、ロータホイール2の
側面に近いロータ1の外面にそれぞれガイドレール14
a、14bを装着する。なお、ロータ1の表面に形成さ
れる、たとえば凸形状のパッキンが利用できるときはこ
の作業は省略することができる。次に、この2本のガイ
ドレール14a、14bに合わせてリンク機構13の連
結部材23の長さを調節しながら、それぞれ支持脚16
a、16bに備えられるローラ15a、15bをガイド
レール14a、14b上に置いてロータホイール2を挟
んで向き合う位置に第1および第2の探触子保持器12
a、12bをセットする。
【0039】このとき、ロータ1の直径寸法がロータホ
イール2の両側で異なるときは寸法の小さい方の支持脚
16aを長く延ばして第1および第2の探触子保持器1
2a、12bの傾きをなくしてロータホイール2の側面
に倣う正しい姿勢を保つようにする。また、この支持脚
16a、16bの長さを調節するとき、第1および第2
の探触子保持器12a、12bのすべての超音波探触子
11a、11bがロータホイール2の半径方向に同じ位
置で揃うように位置決めする。
【0040】次に、羽根植込み部5の頂部に超音波ビー
ムに向ける送波用超音波探触子11aおよび反射波を受
ける受波用超音波探触子11bの位置および角度ψを定
めるべく、超音波探触子11a、11bを支えているホ
ルダ20a、20bを周方向に移動させる。ロータホイ
ール2の直径が小さく、羽根植込み部5までの距離を短
くする必要があるときは互いの位置が近づくように、そ
れぞれホルダ20a、20bを動かし、ロータホイール
2の直径が大きく、羽根植込み部5までの距離を長くし
なければならないときは互いの位置が離れるように、そ
れぞれホルダ20a、20bを周方向に動かす。
【0041】また、ホルダ角度の微妙な調節は枢軸21
a、21bを中心としてホルダ20a、20b自身を回
動させて所定の角度ψを保てるように調節する。超音波
ビームの方向が羽根植込み部5の頂部に正しく向いてい
ることを確かめて締結ナット19を締め付けてホルダ2
0a、20bを固定する。こうして、第1の探触子保持
器12aおよび第2の探触子保持器12bの双方につい
て超音波探触子11a、11bの位置および角度ψを調
節した後、それぞれ2個の超音波探触子11a、11b
をロータホイール2に接触させて走査する。
【0042】この走査中第1および第2の探触子保持器
12a、12bの各ローラ15は、それの側面でガイド
レール14a、14bに当り、外周部でロータ1の表面
と接して滑ることから、第1および第2の探触子保持器
12a、12bがロータ1の軸方向にふれながら動くの
を防ぐことができる。これにより超音波探触子11a、
11bを常時ロータホイール2と接触させることが可能
になる。
【0043】本実施の形態においてはリンク機構13で
互いに結ばれた第1および第2の探触子保持器11a、
11bはロータホイール2の両面で連動して動作させる
ことが可能であって、各探触子保持器11a、11bに
備えられる超音波探触子11a、11bによりロータホ
イール2の両面を同時に全周にわたり走査することがで
き、片面ずつ操作する方法と比べて能率を格段に向上さ
せることが可能である。
【0044】また、送波用超音波探触子11aからの超
音波ビームがクラック等で反射し、その反射波が別の受
波用超音波探触子11bに送波されるので、羽根植込み
部5に存在する微小なクラックを様々な方向から探傷す
ることで、より的確に検出することができる。
【0045】さらに、ロータ1の段落毎にロータホイー
ル2の直径寸法が変わるのに応じて超音波探触子11
a、11bの配置条件を変更するときも、伸縮自在の脚
部16a、16bの長さを調節し、また、超音波探触子
11a、11bを保持するホルダ20a、20bの位置
および角度を調節することで、短時間のうちに最適な配
置条件を確立することが可能である。
【0046】このように本発明の形態によれば、ロータ
ホイール2の両面で第1および第2の探触子保持器12
a、12bを連動して動かすことができ、それぞれの超
音波探触子11a、11bでのロータホイール2の両面
を同時に全周にわたり走査することにより能率を格段に
向上させることができる。
【0047】また、段落毎にロータホイール2の直径寸
法が変わるのに応じて超音波探触子11a、11bの配
置条件を変更するときも、最適な配置条件を短時間で確
立することができる。
【0048】さらに、本発明の望ましい実施の形態を説
明する。図4および図5(a)において、超音波探傷装
置は上記実施の形態と同様なそれぞれ2個の超音波探触
子11a、11bを保持する第1の探触子保持器12a
および第2の探触子保持器12bを有する。この第1お
よび第2の探触子保持器12a、12bの双方はそれの
上部に配置されるリンク機構13によって互いに結ばれ
ている。
【0049】本実施の形態の支持脚16a、16bはそ
れの外面に可動フック24aおよび固定フック24bを
有する。この可動フック24aと固定フック24bとの
間にロータ1の外周部をまわして多数のローラ25を有
するバンド26a、26bが設けられている。このバン
ド26a、26bは可動フック24aをブリッジ材17
側に引き寄せたとき、各ローラ25の内側側面がパッキ
ン27の側面に当たり、外周部がロータ1の表面と接す
るようになっている(図5(b)参照)。可動フック2
4aはバンドの緩みを取り除く緊締手段としてブリッジ
材17にわたす締結ねじ28と、この締結ねじ27と螺
合する締結ナット29とを備えている。
【0050】本実施の形態は上記構成からなり、ロータ
ホイール2の超音波探傷にあたり、2条のパッキン27
に合わせてリンク機構13の長さを調節しながら、それ
ぞれ支持脚16a、16bの各ローラ15をパッキン2
7上に置いてロータホイール2を挟んで向き合う位置に
第1および探触子保持器12a、12bをセットする。
次に、2本のバンド26a、26bをロータ1の外面を
まわして可動フック24aと固定フック24bとの間に
掛けわたす。このとき、バンド26a、26bの各ロー
ラ25をパッキン27上に正しく置く。
【0051】次に、可動フック24aの締結ナット29
を回してバンド26a、26bの緩みを除き、各ローラ
25をロータ1の表面に軽く押し付ける。
【0052】こうして、第1および第2の探触子保持器
12a、12bを固定した後、送波用超音波探触子11
aからの超音波ビームが羽根植込み部5の頂部に、また
欠陥からの反射波が受波用超音波探触子11bにそれぞ
れ向くように、超音波探触子11a、11bの位置およ
び角度を調節する。この調節作業は上記実施の形態のも
のと同様に進めることができる。
【0053】特に、本実施の形態においてはロータディ
スク2の全周走査中、4本の支持脚16a、16bの各
ローラ15a、15bと共に、2本のバンド26a、2
6bに備えられる各ローラ25がそれの側面でパッキン
27に当たり、外周部でロータ1と接して滑るので、第
1および第2の探触子保持器12a、12bがロータ1
の軸方向にふれながら移動するのを防ぐことができる。
これにより超音波探触子11a、11bを常に安定にロ
ータホイール2と接触させることができ、1回の走査に
より正確なデータを得ることが可能になる。
【0054】このように本実施の形態によれば、上記実
施の形態の効果に加えて、第1および第2の探触子保持
器12a、12bがロータ1の軸方向にふれながら移動
するのを防ぐことができ、超音波探触子11a、11b
を常に安定してロータホイール2と接触させることが可
能である。
【0055】さらに、本発明の望ましい他の実施の形態
を説明する。図6において、第1の探触子保持器30は
それぞれローラ15を備えた2本の支柱31a、31b
と、この2本の支柱31a、31bの最上部にわたすブ
リッジ材32と、支柱31a、31bの縦方向のほぼ中
間にわたす横方向のアーム33とから構成されている。
【0056】本実施の形態では超音波探触子11a、1
1bはホルダを介さずに直接アーム32に締結ナット1
9を用いて固定されている。なお、これは上記実施の形
態と同様にホルダを用いてアーム32に固定してもよ
い。
【0057】また、図示しない第2の探触子保持器も第
1の探触子保持器30と同様に構成される。さらに、第
1の探触子保持器30および第2の探触子保持器の双方
はリンク機構13によって互いに結ばれている。
【0058】本実施の形態は上記構成からなるもので、
第1の探触子保持器30および第2の探触子保持器が簡
素な支柱31a、31b等からなり、小形で、しかも安
価な装置を提供することができる。ホルダを用いずに超
音波探触子11a、11bを直接アーム33に保持する
ので、双方が接触しない範囲でぎりぎりまで近づけるこ
とができ、小容量の蒸気タービンの、特に直径寸法が小
さいロータホイール2を探傷する場合にその特徴を活か
し、有効な働きを得ることが可能である。
【0059】さらに、本発明の望ましい他の実施の形態
を説明する。図7において、第1の探触子保持器34は
それぞれローラ15を備えた逆Y字状の支柱35と、こ
の支柱35の縦方向のほぼ中間にあって横方向に延びる
2本のアーム36とから構成されている。本実施の形態
においても超音波探触子11a、11bはホルダを介さ
ずに直接アーム36に締結ナット19を用いて固定され
ている。
【0060】また、図示しない第2の探触子保持器も第
1の探触子保持器34と同様に構成され、第1の探触子
保持器34および第2の探触子保持器の双方はリンク機
構(図示せず)によって互いに結ばれている。
【0061】本実施の形態は上記構成からなるもので、
上記実施の形態(図6参照)と同様に小形で、しかも安
価な探触子保持器を提供することができる。
【0062】また、ホルダを用いずに超音波探触子11
a、11bをアーム36に保持するので、特に直径寸法
の小さいロータホイール2を探傷するような場合にその
特徴を活かし、有効な働きを得ることが可能である。
【0063】さらに、本発明の他の実施の形態を説明す
る。図8において、超音波探触子11a、11bの最適
な配置条件を得る校正用探触子保持器37はそれぞれロ
ーラ38を備えた2本の支柱39と、この支柱39の間
にわたされるアーム40とから構成されている。超音波
探触子11a、11bはアーム40に締結ナット19を
用いて固定されている。さらに、校正用探触子保持器3
7は校正用試験片41を有する。この校正用試験片41
は超音波探触子11a、11bの最適な配置条件を得る
ために探傷対象のロータホイールの羽根植込み部を模擬
して作られている。
【0064】上記構成からなる校正用探触子保持器37
は次のように用いる。欠陥検出の成否の鍵を握るのは超
音波探触子11a、11bの配置条件であり、最適な配
置条件を羽根植込み部を模擬して作る校正用試験片41
を用いた走査によって調べる。超音波ビームを、たとえ
ば超音波探触子11aから校正用試験片41の頂部に向
けて発射する。校正用試験片41の頂部には予め傷(人
工欠陥)が作られており、超音波ビームはその傷で反射
され、この反射波が超音波探触子11bに到達する。
【0065】様々な頂部−超音波探触子間距離L、傷の
位置、深さなどについて予め位置および角度ψをどの値
としたとき感度がよく、他の値では感度が低いかを数多
く調べる等の方法で必要なデータを得てこれを実機にお
けるロータホイールの走査に利用する。
【0066】本実施の形態においては数多くの探傷条件
を模擬した試験により予め得たデータを用いることで、
実機で超音波探触子11a、11bの最適な配置条件を
見出す方法と比べて走査準備のために要する時間を大き
く短縮することができる。
【0067】さらに、本発明の実施の形態を説明する。
図9(a)(b)(c)において超音波探触子11a、
11b、11c、11dはそれぞれロータホイール2の
両側面から羽根植込部に向けられて配置されている。
【0068】本実施の形態は上記構成からなるもので、
羽根植込部に発生する欠陥を4方向から同時に探傷する
ことが可能である。さらに、送信と受信とを異なる超音
波探触子で行うピッチキャッチ法を一探触子法と同時に
行うことが可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明はロータホイ
ールの両側面にロータホイールを挟んで互いに向き合う
第1および第2の探触子保持器を設け、それぞれの探触
子保持器に2個の超音波探触子を横方向に移動可能、か
つ回動可能に装着し、第1および第2の探触子保持器の
双方を羽根を超えた位置でリンク機構で互いに連結する
ようにしたので、第1および第2の探触子保持器をロー
タホイールの両面で連動して動作させることが可能で、
ロータホイールの両面を同時に走査することができる。
したがって、本発明によれば、ロータホイールの片面ず
つ操作する方法と比べて能率を格段に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波探傷装置の実施の形態を示
す斜視図。
【図2】図1に示される超音波探傷装置の正面図。
【図3】図1に示される超音波探傷装置の側面図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す正面図。
【図5】(a)は図4に示されるバンドの詳細を示す側
面図。(b)はローラの詳細を示す側面図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す正面図。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す正面図。
【図8】本発明に係る校正用探触子保持器および試験片
による校正方法を説明するための図。
【図9】(a)(b)(c)は本発明に係る超音波探触
子の配置を示すための図。
【図10】従来のタービンロータの一例を示す斜視図。
【図11】従来のタービンロータの超音波探傷方法を示
す摸式図。
【図12】(a)(b)は従来の走査方法における超音
波ビームの挙動を説明するための図。
【図13】従来の別の超音波探傷方法を示す摸式図。
【図14】(a)(b)は従来の別の走査方法における
超音波ビームの挙動を説明するための図。
【符号の説明】
1 ロータ 2 ロータホイール 11a、11b、11c、11d 超音波探触子 12a、30、34 第1の探触子保持器 12b 第2の探触子保持器 13 リンク機構 16a、16b 支持脚 18、33、36 アーム 26a、26b バンド 31a、31b、35 支柱
フロントページの続き (72)発明者 五代儀 剛 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社エネルギー・環境研究所 内 (72)発明者 藤井 明 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社エネルギー・環境研究所 内 (72)発明者 森本 茂雄 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 石井 文治 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 原田 茂 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータのロータホイールの両側面に該ロ
    ータホイールを挟んで互いに向き合い、かつ前記ロータ
    の外周部に沿ってそれぞれ周方向に移動可能に設けら
    れ、各々前記ロータホイールの羽根植込み部に生じた欠
    陥を検出する2個の超音波探触子を有する第1および第
    2の探触子保持器と、前記第1および第2の探触子保持
    器の双方を前記ロータホイールの羽根を超えた位置で互
    いに結ぶように設けられ、前記ロータホイールの両面で
    前記第1および第2の探触子保持器を連動して動作させ
    るリンク機構とを備えてなる超音波探傷装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の探触子保持器が伸
    縮自在な2本の支持脚と、前記支持脚間にわたして設け
    られ、前記超音波探触子を横方向に移動可能に、かつ回
    動可能に保持するアームとを備え、前記超音波探触子が
    前記ロータホイールの半径方向および周方向に各々個別
    に位置を変えられ、しかも超音波ビームの入射方向およ
    び反射波の受波方向をそれぞれ単独に定められるように
    したことを特徴とする請求項1記載の超音波探傷装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の探触子保持器の2個の超音波
    探触子と前記第2の探触子保持器の2個の超音波探触子
    とを前記ロータホイールを挟み互いに向き合うように設
    け、一の前記超音波探触子から超音波ビームを前記ロー
    タホイールの羽根植込み部に存在する欠陥に向けて入射
    し、反射波を他の前記超音波探触子で受波するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の超音波探傷装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の探触子保持器が前
    記ロータの外周部をまわして装着されたガイドレールを
    備えると共に、前記支持脚がそれの下部にローラを有
    し、使用時、前記ローラを前記ガイドレールに沿って滑
    らせるように該ローラ内側側面を該ガイドローラの側面
    に当て、かつ該ローラの外周部を前記ロータの表面と接
    するように設置したことを特徴とする請求項1記載の超
    音波探傷装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の探触子保持器が2
    本の前記支持脚の外面にそれぞれ設けられた可動フック
    および固定フックと、前記固定フックから前記可動フッ
    クにかけて前記ロータの外周部をまわして巻装され、互
    いに間隔をあけて装着される多数のローラを有するバン
    ドと、前記可動フックと連結して設けられ、前記バンド
    の緩みを取り除く緊締手段とを備えることを特徴とする
    請求項1記載の超音波探傷装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の探触子保持器が2
    本の支柱と、前記支柱間にわたして設けられ、それぞれ
    前記超音波探触子を横方向に移動可能に、かつ回動可能
    に保持するアームとを備えることを特徴とする請求項1
    記載の超音波探傷装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の探触子保持器が逆
    Y字状の支柱と、前記支柱の両側に横方向に延ばして設
    けられ、それぞれ前記超音波探触子を横方向に移動可能
    に、かつ回動可能に保持するアームとを備えることを特
    徴とする請求項1記載の超音波探傷装置。
  8. 【請求項8】 前記超音波探触子は最適な条件で探傷す
    るためにその位置および角度を決定する際、別に用意す
    る試験対象ロータの羽根植込部の形状を模擬した矩形の
    小型試験片を用いてその小型試験片に導入された人工欠
    陥に対してさまざまな条件で探傷を行い、あらかじめ最
    適な探傷条件設定を行うことを特徴とする超音波探傷方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の超音波探傷装置を用い
    て、ロータホイールの両側面の4方向から同時に羽根植
    込部に生じた欠陥を検出することを特徴とする超音波探
    傷方法。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の超音波探傷装置を用い
    て、前記4個の超音波探触子それぞれで送信受信を行う
    一探触子法と、前記ロータホイールをはさんだ両面で送
    信受信を行うピッチキャッチ法とを同時に行い欠陥を検
    出することを特徴とする超音波探傷方法。
  11. 【請求項11】 請求項4記載のロータシャフトの外周
    部をまわして装着されたガイドレールに沿って請求項1
    記載の超音波探傷装置を前記超音波探触子がロータホイ
    ール側面から離れないように走査させ、羽根植込部に生
    じた欠陥を検出することを特徴とする超音波探傷方法。
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