JPH11264724A - 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

画像処理装置および方法、並びに提供媒体

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JPH11264724A
JPH11264724A JP10068154A JP6815498A JPH11264724A JP H11264724 A JPH11264724 A JP H11264724A JP 10068154 A JP10068154 A JP 10068154A JP 6815498 A JP6815498 A JP 6815498A JP H11264724 A JPH11264724 A JP H11264724A
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JP10068154A
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English (en)
Inventor
Takayuki Ashigahara
隆之 芦ヶ原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 距離画像の生成処理を高速化する。 【解決手段】 輝度変化検出部21は、基準カメラにお
いて撮像された現在の画像IB(t)と過去の画像IB
(t−1)とから輝度変化評価値SDiを算出し、探索
範囲決定部22に出力する。探索範囲決定部22は、入
力された輝度変化評価値SDiから、エピポーラライン
上の対応点の探索範囲を決定する。決定された探索範囲
は、ステレオ処理部23に出力される。ステレオ処理部
23は、決定された探索範囲内において対応点の探索を
行い、その探索の結果得られた距離画像R(t)を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、距離画像を生成
する際に求められる対応点の探索を、過去に得られた基
準画像を用いて、距離の変化が小さいか否かを判断し、
その結果、変化が小さいと判断された画素に対しては、
その対応点の探索範囲を限定、または全く探索を行わな
いようにすることにより、距離画像の生成処理の高速化
を可能にする画像処理装置および方法、並びに提供媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】測定対象物の表面の3次元座標、すなわ
ち3次元形状を計測するために、視点の異なる複数のカ
メラで、同一シーンを、同時に撮像した画像を用いて、
その画像間での各画素の対応点を求め、その視差により
物体までの距離情報を得る距離計測装置が知られてい
る。このようにして、距離を計測する方法は一般に、ス
テレオ法と呼ばれている。
【0003】図15は、ステレオ法の概略を説明する図
である。この図が示すように、ステレオ法では、基準カ
メラ1と参照カメラ2の2台のカメラにより、3次元の
シーンを観測し、測定しようとする対象の3次元空間に
おける位置(基準点からの距離)が求められる。
【0004】すなわち、図15に示す例では、3次元シ
ーン中の対象点Pが基準カメラ1により観察される観察
点nbと、参照カメラ2により観察される観察点nrとが
求められる。そして、これらの観測点nb,nrから、対
象点Pの3次元空間内の位置を求めることができる。
【0005】観察点nbに対応する観察点nrを検出する
方法としては、エピポーララインを用いた方法がある。
すなわち、図15に示すように、参照カメラ2の観察点
rは、両カメラの光学中心(光軸)と基準カメラ1の
観察点nbによって決められる平面と、参照カメラ2の
画像面が交わる直線上に存在する。この直線が、エピポ
ーララインと呼ばれる。基準カメラ1と参照カメラ2の
位置関係が概知であれば、基準カメラ1の各観測点毎に
参照カメラ2の画面上のエピポーラライン上での対応点
検索を行うことにより、所望の対応点を検出することが
できる。
【0006】ここで、図16(A)に示した基準画面上
の点nbの対応点を、参照画面上で検出する場合を説明
する。図16(A)のように、nb周辺の小領域Wをテ
ンプレートとし、検出画像上のエピポーラライン上の複
数点(図16(B)の場合、nd1乃至nd6の6点)で相
関値が求められる。このエピポーラライン上の点nd1
至nd6の添字の数字は、それぞれ基準カメラ1からの実
際の距離1m乃至6mに対応して付けられているとす
る。
【0007】この相関値の求め方としては、例えば次式
に示すようにSAD(Sum of Abusolute Difference)が
用いられる。 d(b,d)=Σ |I(xi)−I’(x’i)| この式において、I(xi)は基準画像の輝度値、I’
(x’i)は参照画像の輝度を表し、iは小領域W内の
画素の番号を表す値である。
【0008】上式により求められた相関値をグラフにし
たのが、図17である。このグラフにおいて、最も相関
の低いところであるnd3が対応点となる。この場合、距
離は、nd3が存在する3mとなる。または、最も相関の
低いnb3周辺の値から、サンプリングしたデータを補間
して、最小点を求め、その点を対応点としても良い(図
17の場合、ndm)。
【0009】なお、エピポーラライン上の位置と物体の
距離の関係は、予めキャリブレーションによって求めら
れている。そして、このようにして、各基準画像上の画
素の対応点、およびその距離が求められることにより、
距離画像が生成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図16の例
では、エピポーラライン上の探索点は6点であったが、
通常32乃至64個の探索点により、対応点は探索され
る。さらにこの探索は、基準画像上の各画素、全てに対
して行われる。従って、この対応点探索は、非常に重い
処理であるために、その処理には、時間を要するといっ
た課題があった。
【0011】また、放送局などでは、画質を重視するた
め、画像を構成する画素の数が多い。従って、画像全体
について、上述した対応点探索および距離の算出を行う
には時間を要し、リアルタイムの処理が困難になる。
【0012】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、過去に得られた基準画像を利用し、距離の
変化が小さいと判断された画素に対しては、過去に求め
られた距離画像の画素を用いる、または、エピポーララ
イン上の探索点の探索範囲を限定して探索するようにす
ることにより、距離画像の生成処理を高速化できるよう
にするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、撮像装置から撮像された画像のうち少なくと
も1つを基準画像とし、現在撮像されている基準画像と
過去に撮像された基準画像との輝度の変化を算出する輝
度算出手段と、輝度算出手段により算出された値によ
り、エピポーラライン上の対応点の探索範囲を決定する
決定手段とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の画像処理方法は、撮像装
置から撮像された画像のうち少なくとも1つを基準画像
とし、現在撮像されている基準画像と過去に撮像された
基準画像との輝度の変化を算出する輝度算出ステップ
と、輝度算出ステップで算出された値により、エピポー
ラライン上の対応点の探索範囲を決定する決定ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の提供媒体は、撮像装置か
ら撮像された画像のうち少なくとも1つを基準画像と
し、現在撮像されている基準画像と過去に撮像された基
準画像との輝度の変化を算出する輝度算出ステップと、
輝度算出ステップで算出された値により、エピポーララ
イン上の対応点の探索範囲を決定する決定ステップとを
含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプ
ログラムを提供することを特徴とする。
【0016】請求項1に記載の画像処理装置、請求項5
に記載の画像処理方法、および請求項6に記載の提供媒
体においては、撮像装置から撮像された画像のうち少な
くとも1つが基準画像とされ、現在撮像されている基準
画像と過去に撮像された基準画像との輝度の変化が算出
され、算出された値により、エピポーラライン上の対応
点の探索範囲が決定される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0018】請求項1画像処理装置は、撮像装置から撮
像された画像のうち少なくとも1つを基準画像とし、現
在撮像されている基準画像と過去に撮像された基準画像
との輝度の変化を算出する輝度算出手段(例えば、図1
3のステップS32)と、輝度算出手段により算出され
た値により、エピポーラライン上の対応点の探索範囲を
決定する決定手段(例えば、図13のステップS34,
S35)とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項2に記載の画像処理装置は、輝度算
出手段により算出された値が、設定されたしきい値より
も小さいか否かを判断する判断手段(例えば、図4のス
テップS3)をさらに備え、決定手段は、判断手段によ
り値がしきい値よりも小さいと判断された場合、過去に
求められた対応点により導出された距離情報を用いる
(例えば、図4のステップS4)ことを特徴とする。
【0020】請求項3に記載の画像処理装置は、輝度算
出手段により算出された値が、設定されたしきい値より
も小さいか否かを判断する判断手段(例えば、図13の
ステップS33)をさらに備え、決定手段は、判断手段
により値がしきい値よりも小さいと判断された場合、対
応点の探索範囲を過去に求めた対応点の周辺に限定する
(例えば、図13のステップS34)ことを特徴とす
る。
【0021】請求項4に記載の画像処理装置は、輝度算
出手段により算出された値が、しきい値(例えば、図1
4のSDt1)よりも大きな値として設定された第2のし
きい値(例えば、図14のSDt2)よりも小さいか否か
を判断する第2の判断手段(例えば、図14のステップ
S55)をさらに備え、決定手段は、第2の判断手段に
より値が第2のしきい値よりも小さいと判断された場
合、対応点の探索範囲を過去に求めた対応点の周辺に限
定する(例えば、図14のステップS56)ことを特徴
とする。
【0022】図1は、本発明の画像処理装置20の構成
例を示している。基準カメラ1で撮像された被写体15
の画像データは、フレームメモリ6に、参照カメラ2で
撮像された被写体15の画像データは、フレームメモリ
5に、それぞれデジタル化されて出力され、記憶され
る。フレームメモリ5に記憶された画像データは、距離
画像生成部3に出力される。距離画像生成部3に出力さ
れた画像データは、他のデータとともに、後述する距離
画像の生成に用いられる。
【0023】フレームメモリ6に記憶された画像データ
は、距離画像生成部3と、フレームメモリ7に出力され
る。そして、距離画像生成部3に出力された画像データ
は、他のデータとともに、後述する距離画像の生成に用
いられ、フレームメモリ7に出力された画像データは、
記憶される。
【0024】フレームメモリ7に記憶された画像データ
は、距離画像生成部3に出力される。距離画像生成部3
は、入力された各画像データを基に、距離画像を生成
し、出力する。ここで、距離画像とは、各画素の輝度が
基準点(基準カメラ1)からの距離に対応する値になっ
ている画像を意味する。距離画像生成部3には、フレー
ムメモリ8からの出力も入力される。このフレームメモ
リ8に入力され、記憶されるデータは、距離画像生成部
3において、1フレーム前に出力された距離画像であ
る。
【0025】フレームメモリ7,8は、それぞれ2枚の
メモリから構成されるようにしても良い。そして、それ
ぞれのメモリに書き込みと読み出しを交互に行うように
することにより、各メモリが行っている処理に影響を与
えないようにすること、具体的には、参照している画素
のデータが書き換えられないようにすることができる。
【0026】図2は、図1に示した画像処理装置20を
時間軸に沿って説明するための図であり、基準となる時
刻(t)、その1フレーム前の時刻(t−1)、その1
フレーム後の時刻(t+1)の、各時刻における画像処
理装置20のデータの流れを示している。
【0027】時刻(t−1)における、画像処理装置2
0の基準カメラ1からの画像データは、デジタル化さ
れ、フレームメモリ6に入力され、記憶される。その記
憶されたデータをIB(t−1)とする(以後IBは、
基準カメラ1で撮像された画像データを示し、括弧内
は、そのデータが得られた時刻を示すものとする)。同
様に、参照カメラ2からの画像データは、デジタル化さ
れ、フレームメモリ5に入力され、記憶される。その記
憶されたデータをID(t−1)とする(以後IDは、
参照カメラ2で撮像された画像データを示し、括弧内
は、そのデータの得られた時刻を示すものとする)。
【0028】フレームメモリ7には、時刻(t−1)の
1フレーム前の画像データ(時刻(t−2)で、基準カ
メラ1から出力された画像データ)であるIB(t−
2)が記憶されており、その記憶されているデータが距
離画像生成部3に出力される。フレームメモリ8には、
時刻(t−1)の1フレーム前の距離画像(時刻(t−
2)で、距離画像生成部3が出力した距離画像)である
R(t−2)が記憶されており(以後Rは、距離画像生
成部3が生成した距離画像を示し、括弧内は、その距離
画像が得られた時刻を示すものとする)、その記憶され
ている距離画像を、距離画像生成部3に出力する。
【0029】距離画像生成部3は、入力されたデータを
基に、距離画像R(t−1)を生成し、出力する。この
生成については、後述する。
【0030】時刻(t)において、フレームメモリ5に
は、参照カメラ2からの画像データID(t)が入力さ
れ、記憶される。同様に、フレームメモリ6には、基準
カメラ1からの画像データIB(t)が入力され、記憶
される。それぞれのフレームメモリ5,6に記憶された
画像データID(t),IB(t)は、距離画像生成部
3に入力される。
【0031】フレームメモリ7には、時刻(t−1)の
時にフレームメモリ6から出力された画像データIB
(t−1)が入力され、記憶され、そして、距離画像生
成部3に出力される。フレームメモリ8には、時刻(t
−1)の時に距離画像生成部3から出力された距離画像
R(t−1)が入力され、記憶され、そして、距離画像
生成部3に出力される。
【0032】距離画像生成部3では、入力された各デー
タを基に、時刻(t)における距離画像R(t)を出力
する。
【0033】時刻(t+1)において、フレームメモリ
5には、参照カメラ2からの画像データID(t+1)
が入力され、記憶される。同様に、フレームメモリ6に
は、基準カメラ1からの画像データIB(t+1)が入
力され、記憶される。それぞれのフレームメモリ5,6
に記憶された画像データID(t+1),IB(t+
1)は、距離画像生成部3に入力される。
【0034】フレームメモリ7には、時刻(t)の時に
フレームメモリ6から出力された画像データIB(t)
が入力され、記憶され、そして、距離画像生成部3に出
力される。フレームメモリ8には、時刻(t)の時に距
離画像生成部3から出力された距離画像R(t)が入力
され、記憶され、そして、距離画像生成部3に出力され
る。
【0035】距離画像生成部3では、入力された各デー
タを基に、時刻(t+1)における距離画像R(t+
1)を出力する。
【0036】このようにして、フレームメモリ5,6に
は、その時刻による画像データが記憶され、その時刻よ
りも1フレーム前の時刻に得られた画像データがフレー
ムメモリ7に、距離画像がフレームメモリ8に、それぞ
れ記憶される。
【0037】距離画像生成部3は、図3に示したよう
に、輝度変化検出部21、探索範囲決定部22、および
ステレオ処理部23から構成されている。以下、時刻
(t)の時を例にあげて、説明する。時刻(t)におい
て、輝度変化検出部21には、基準カメラ1からの画像
データIB(t)と、時刻(t−1)における基準カメ
ラ1からの画像データIB(t−1)が入力される。
【0038】輝度変化検出部21は、入力された各デー
タを基に、輝度値の変化評価値SDiを演算し出力す
る。この評価値SDiと時刻(t−1)において距離画
像生成部3(ステレオ処理部23)から出力された距離
画像R(t−1)が、探索範囲決定部22に入力され
る。探索範囲決定部22は、入力されたデータを基に、
エピポーラライン上の対応点の探索範囲を決定する。そ
の決定された探索範囲と、ID(t)に従って、ステレ
オ処理部23は、距離画像R(t)を求める。
【0039】次に、図4のフローチャートを参照して、
距離画像生成部3の動作について説明する。ここで、I
i,IDi,Riはそれぞれ、第i番目の画素におけ
る、基準カメラ1からの画像の輝度、参照カメラ2から
の画像の輝度、距離画像の値(距離)を表し、その後に
付加される括弧内は、時刻を表すものとする。
【0040】距離画像生成部3は、ステップS1におい
て、画素の番号を表すiを0に初期設定する。輝度変化
検出部21は、ステップS2において、次式に示すよう
に、入力されたIB(t)の第i番目の画素のデータI
i(t)と、IB(t−1)の第i番目の画素のデー
タIBi(t−1)との差を演算し、基準画像の輝度の
変化値SDiを求める。 SDi =|IBi(t)−IBi(t−1)|
【0041】この輝度の変化値SDiの算出の仕方とし
ては、それぞれの画素の輝度値の差分の絶対値を取る変
わりに、それぞれの画素の周辺の小領域の相関値を取る
ようにしても良い。
【0042】検索範囲決定部22は、ステップS3にお
いて、入力された輝度変化評価値SDiが予め設定され
ているしきい値SDtよりも小さいか否かを判断する。
輝度変化評価値SDiがしきい値SDtよりも小さいと判
断された場合、ステップS4に進む。輝度変化評価値S
iがしきい値SDtより小さいと言うことは、第i番目
の画素での距離の変化(その画素の時刻(t−1)にお
ける距離と時刻(t)における距離の差)は無視できる
ほど小さいであろうと判断され、時刻(t−1)の時に
得られた第i番目の画素に対応する距離画像Ri(t−
1)を、時刻(t)の第i番目の画素に対応する距離画
像Ri(t)として採用する。
【0043】一方、ステップS3において、輝度変化評
価値SDiがしきい値SDtよりも大きいと判断された場
合、換言すれば、第i番目の画素での距離変化は大きい
であろうと判断された場合、ステップS5に進む。ステ
ップS5において、ステレオ処理部23は、参照カメラ
2の画像データID(t)のエピポーラライン上の対応
点探索および距離の算出の処理を実行する。次に、ステ
ップS5の処理の詳細について、図5のフローチャート
を参照して説明するが、その前に、図6以降を用いて、
射影変換を用いた場合の距離の算出の仕方について説明
する。
【0044】図6に示すように、3次元空間に置かれた
平面を基準カメラ1と参照カメラ2の2台のカメラ(ス
テレオカメラ)で観察した場合、対応点のカメラ座標
は、射影変換により相互に変換可能である。つまり、3
次元空間に置かれた平面上の点Pが、基準カメラ1の画
像(以下、基準画像と適宜略記する)でnbに観察さ
れ、参照カメラ2の画像(以下、参照画像と適宜略記す
る)でnrに観察された場合、nbからnrへの変換を3
×3の射影変換行列をHとすると、次式が成立する。 nr=H・nb (1)
【0045】式(1)の射影変換行列Hは、m0乃至m8
の合計9個のパラメータにより構成されている。しかし
ながら、スケール因子に自由度が残るので、自由度は8
となる。また、射影変換行列Hは、カメラの内部パラメ
ータ、外部パラメータ、および平面の方程式を暗黙的に
含んだ行列である。
【0046】図7は、射影変換を施す対象となるテキス
チャとカメラとの関係を示す図である。この図において
は、基準点(所定の位置に選んで良い)からある距離Z
0だけ離れた位置に設置された1枚の平面を相互に位置
関係が固定された2台のカメラにより撮像されるように
なされている。なお、平面のカメラ側の面には、所定の
テキスチャが形成されている。
【0047】参照カメラ2の画像と、基準カメラ1の画
像とを組み合わせてステレオペアを形成する。この時、
基準カメラ1の画像(基準画像)と、参照カメラ2の画
像(参照画像)は、図8(A)に示すようになる。
【0048】このとき、参照画像に対して所定の射影変
換を施し、これらの画像間の輝度の誤差が最小となるよ
うな射影変換行列Hを算出する。このような射影変換行
列Hを求めることにより、基準画像の任意の点に対応す
る対応点を参照画像から検索することが可能となる。
【0049】変換後の参照画像と、基準画像が一致する
射影変換行列Hの求め方(画像合わせ込みの方法)とし
ては、Levenberg-Marquardt最小化法が用いられる。そ
して、このように求められた射影変換行列Hを用いて、
エピポーララインが求められる。
【0050】図9は、エピポーララインの求め方を説明
するための図である。射影変換行列Hが求められると、
距離Z0における基準画像上の点nbに対応する参照画像
上の点nr0が決定される。点nbは任意であるので、そ
の結果、基準画像上の全ての点に対応する対応点を算出
することができる。同様にして、観察する平面を距離Z
1の位置に、距離Z0の位置に置かれていた平面と平行に
なるようにおかれた場合の射影変換行列H1を求める。
【0051】基準画像上の観察点nbは、対象点が距離
0またはZ1にある場合には、求められた射影変換行列
0,H1により、参照画像上のnr0,nr1にそれぞれ射
影されることがわかる。従って、参照画像上の2点
r0,nr1を結んだ線分がエピポーララインとなる。
【0052】ところで、実際の対象物の距離を測定する
場合には、基準画像上の所定の点に対応する点(対応
点)を、参照画像のエピポーラライン上で探索し、探索
された対応点の位置(視差)を、3次元空間における実
際の距離に変換する必要がある。しかし、例えば射影変
換を用いた場合、視差と実際の距離とは正比例しない。
従って、この視差を距離に変換する変換式を求めるため
に、距離Z0,Z1とは異なる距離Z2に、前述の平面を
再度設置して、nr2を求め、これらnr0,nr1,nr 2
ら複比を用いて視差の距離へ変換を行う。
【0053】図10は、複比を説明するための図であ
る。この図に示すように、3次元空間内の線分Lが画像
画面上に線分L’として投影されているものとする。こ
のとき、線分L上の4点A,B,C,Dは、それぞれ、
線分L’上の点A’,B’,C’,D’に投影されてい
るものとする。また、これらの線分L,L’を観察する
視点Oと、線分L,L’とは同一平面上に配置されてい
る。換言すると、点A,B,C,D,A’,B’,
C’,D’と視点Oとは、同一の平面上に配置されてい
る。これらの平面上における位置関係を書き直すと、図
11に示すようになる。
【0054】この図において、OA=a,OB=b,O
C=c,OD=dとおき、さらに、AOC=α,BOC
=β,AOD=γ,BOD=δとおくと、これらの間の
関係は、以下の式により表すことができる。 AC/BC=△OAC/△OBC (2) △OAC=(1/2)acsinα (3) △OBC=(1/2)bcsinβ (4)
【0055】式(2)乃至(4)により、以下の関係式
が得られる。 AC/BC=asinα/bsinβ (5)
【0056】同様の計算をADとBDに対して施すと、
以下の式が得られる。 AD/BD=asinγ/bsinδ (6)
【0057】式(5)を式(6)により除算することに
より、以下の式(7)が得られる。 (AC/BC)/(AD/BD) =(sinα/sinβ)/(sinγ/sinδ) (7)
【0058】以上の式(2)乃至(7)の計算と同様の
計算を、A’C’,B’C’,A’D’,B’D’に対
して行うことにより、以下の式(8)が得られる。 (A’C’/B’C’)/(A’D’/B’D’) =(sinα/sinβ)/(sinγ/sinδ) (8)
【0059】これら、式(7)と式(8)とから、以下
の式(9)(複比)が得られる。 (AC・BD/BC・AD) =(A’C’・B’D’/B’C’・A’D’) (9)
【0060】以上の複比を用いて、以下のような手順に
より、所望の対象点の3次元空間内における基準点から
の距離が求められる。いま、図11において、線分Lを
基準画像上の点nbの視線に対応させ、また、線分L’
をエピポーララインに対応させるとする。さらに、点
A,B,Dをそれぞれ距離Z0,Z2,Z1の3次元空間
内の点に対応させ、また、点A’,B’,D’を、射影
変換行列H0,H2,H1でそれぞれ求めることができる
参照画像上の点nr0,nr2,nr1に対応させる。これら
の関係を改めて作図し直したのが、図12である。
【0061】いま、距離ZSだけ離れた位置に、対象点
Cが配置されているとする。このとき、エピポーラライ
ンL’上を探索して得られた対応点がnrsであるとする
と、式(9)の各線分の値は以下のようになる。
【0062】 AC=ZS−Z0 , A’C’=nrs−nr0 BC=ZS−Z2 , B’C’=nrs−nr2 AD=Z1−Z0 , A’D’=nr1−nr0 BD=Z1−Z2 , B’D’=nr1−nr2 (10)
【0063】従って、式(10)を式(9)に代入する
ことにより、基準点から対象点Cまでの距離ZSを求め
ることができる。ところで、実際の距離は、線分Lに沿
ったものではないが、別の線分に正射影されているの
で、各距離の比は正比例の関係となるので、大きな問題
は生じない。例えば、図12においては、ADは光軸に
正射影したACCの長さである。
【0064】また、以上の例では、AD間の内挿の場合
(対象点CがADの内側に存在する場合)について説明
したが、外挿の場合(対象点CがADの外側に存在する
場合)においても、同様に、以上の原理を適用すること
が可能であることは言うまでもない。
【0065】以下に、図4のステップS5の処理を、図
12の対象点Cを第i番目の画素に対応する対象点と
し、その対応点と距離を算出する場合を例として、図5
のフローチャートを参照して、説明する。
【0066】この処理が実行されると、ステップS21
において、基準画像上の対象点n(画像上の対象点
C)がステレオ処理部23に入力される。ステップS2
2においては、上述したようにして求められた射影変換
行列H乃至H2を用いて、参照画像上の対応点nr0
至nr2が算出される。そして、ステップS23に進む。
【0067】ステップS23において、ステップS22
において求められたnr0とnr1とを直線で結ぶことによ
り、エピポーララインを生成する。そして、ステップS
24においては、基準カメラ1(図1)から出力された
画像の点nbの近傍の画素群が抽出される。
【0068】ステップS25において、抽出された画素
群をテンプレートとし、マッチ度の高い点mrsがエピポ
ーララインに沿って検索される。すなわち、ステップS
25における処理は、ステップS23において、生成さ
れたエピポーララインに対応するアドレスに応じて、参
照カメラ2から出力されている画素群を読み出し、テン
プレートと照合する処理となる。そして、最も近い(誤
差の少ない)画素群が存在する領域の中心が点nrsとさ
れる。
【0069】ステップS26において、ステップS25
において求められたnrsと、nr0乃至nr2、およびZ0
乃至Z2から、複比を用いて、nrsに対応する距離ZS
算出する。このような処理により、対象点C(第i番目
の画素に対応する対象点)までの距離ZS(第i番目の
画素に対応する距離画像Ri(t))を算出することが
できる。
【0070】このフローチャートの処理は、ステップS
3において、輝度の評価値SDiがしきい値SDtより
も小さいと判断された画素に対しては行われない(従っ
て、全ての画素に対して探索が行われるわけではない)
ので、距離画像の生成に要する時間を短縮することが可
能となる。
【0071】以上のようにして求められた第i番目の画
素に対応する距離画像Ri(t)は、図4のステップS
6において、距離画像R(t)に書き込まれる。
【0072】ステップS7において、画素の番号を表す
iが、画面を構成する画素全てに対して探索されたか否
かが判断される。換言すれば、画面を構成する画素の総
数が、例えば640×480の場合、iの値が640×
480と等しくなったか否かが判断される。ステップS
7において、iの値が画素の総数と等しくはなっていな
いと判断された場合、ステップS8に進み、iの値が1
だけインクリメントされる。そして、ステップS2に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0073】一方、ステップS7において、iの値が画
素の総和と等しくなったと判断された場合、このフロー
チャートの処理は終了される。
【0074】次に、図13のフローチャートを参照し
て、距離画像生成部3の他の動作について説明する。ス
テップS31とS32の処理は、図4のステップS1と
S2の処理と同様の処理なので、その説明は省略する。
【0075】検索範囲決定部22は、ステップS33に
おいて、入力された輝度変化評価値SDiが予め設定さ
れているしきい値SDtよりも小さいか否かを判断す
る。輝度変化評価値SDiがしきい値SDtよりも小さい
と判断された場合、ステップS34に進む。輝度変化評
価値SDiがしきい値SDtより小さいと言うことは、第
i番目の画素での距離の変化(その画素の時刻(t−
1)における距離と時刻(t)における距離の差)は小
さいであろうと判断され、エピポーラライン上の対応点
の探索範囲が、時刻(t−1)に得られた第i番目の画
素に対応する距離画像Ri(t−1)を中心にして、そ
の周辺に設定される。
【0076】一方、ステップS33において、輝度変化
評価値SDiがしきい値SDtよりも大きいと判断された
場合、換言すれば、第i番目の画素での距離変化は大き
いであろうと判断された場合、ステップS35に進む。
ステップS35においては、エピポーラライン上の対応
点の探索範囲が計測レンジ全体に設定される。
【0077】ステップS34またはステップS35にお
いて、設定されたエピポーラライン上の探索範囲の結果
は、探索範囲決定部22からステレオ処理部23に出力
される。ステレオ処理部23は、ステップS36におい
て、入力された探索範囲に基づいて、参照カメラ2の画
像データID(t)のエピポーラライン上の対応点探索
および距離の算出の処理を実行する。以降、ステップS
36乃至S39の処理は、図4のステップS5乃至S8
の処理と同様の処理なので、その説明は省略する。
【0078】上述した実施の形態では、1つのしきい値
SDtのみを用いて対応点の探索範囲を求めたが、2つ
のしきい値SDt1とSDt2を用いて行う場合について、
図14のフロチャートを参照して説明する。
【0079】ステップS51とS52の処理は、図4の
ステップS1乃至S2の処理と同様の処理なので、その
説明は省略する。探索範囲決定部22は、ステップS5
3において、ステップS52で導出された輝度変化評価
値SDiが、しきい値SDt1よりも小さいか否かを判断
する。
【0080】輝度変化評価値SDiがしきい値SDt1
りも小さいと判断された場合、換言すると、その画素で
の距離の変化は無視できる範囲内であると判断された場
合、ステップS54に進む。ステップS54において
は、時刻(t−1)において距離画像生成部3から出力
された第i番目の画素に対応する距離画像Ri(t−
1)を、時刻tにおいて距離画像生成部3から出力する
第i番面の画素に対応する距離画像Ri(t)として採
用し、ステップS59に進む。
【0081】ステップS59において、採用された距離
画像Ri(t)がR(t)に書き込まれる。
【0082】一方、ステップS53において、輝度変化
評価値SDiがしきい値SDt1と等しいか、それよりも
大きいと判断された場合、ステップS55に進む。ステ
ップS55においては、輝度変化評価値SDiがしきい
値SDt2よりも小さいか否かが判断される。このしきい
値SDt2は、しきい値SDt1よりも大きい値とされてい
る。
【0083】輝度変化評価値SDiがしきい値SDt2
りも小さいと判断された場合、換言すれば、その画素で
の距離の変化は小さいであろうと判断された場合、ステ
ップS56に進む。ステップS56においては、エピポ
ーラライン上の対応点の探索範囲が、時刻(t−1)の
時に求めた第i番目の画素に対応する距離画像Ri(t
−1)を中心にし、その周辺のみに設定される。
【0084】一方、ステップS55において、輝度変化
評価値SDiがしきい値SDt2と等しいか、それよりも
大きいと判断された場合、ステップS57に進む。ステ
ップS57において、エピポーラライン上の探索範囲
が、計測レンジ全体に設定される。
【0085】ステップS58においては、ステップS5
6またはステップS57において設定された探索範囲に
応じて、対応点と距離を算出する処理が行われる。以
下、ステップS58乃至ステップS61の処理は、図4
のステップS5乃至ステップS8の処理と同様の処理な
ので、その説明は省略する。
【0086】このように、ステレオ処理を行って距離画
像を求める際に、過去に求めた画像と距離情報を用い
て、エピポーラライン上の探索範囲を限定することによ
り、対応点探索の計算量を減らし、処理の高速化を図る
ことができる。
【0087】上述した実施の形態においては、2台のカ
メラ(基準カメラ1と参照カメラ2)を用いたが、2台
以上の複数のカメラを用いても、本発明を適用すること
ができることはいうまでもない。また、上述したよう
に、1つの距離画像生成部3を用いても良いが、複数の
距離画像生成部3を用いるようにしても良い。複数の距
離画像生成部3を用いる場合、各距離画像生成部3は、
それぞれ割り当てられた画像の一部分を担当し、処理
し、さらに並列に処理が行えるように構成される。この
ように構成されることにより、さらに早く距離画像を求
めることができる。
【0088】なお、本明細書中において、上記処理を実
行するコンピュータプログラムをユーザに提供する提供
媒体には、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の
他、インターネット、デジタル衛星などのネットワーク
による伝送媒体も含まれる。
【0089】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の画像処理
装置、請求項5に記載の画像処理方法、および請求項6
に記載の提供媒体によれば、撮像装置から撮像された画
像のうち少なくとも1つを基準画像とし、現在撮像され
ている基準画像と過去に撮像された基準画像との輝度の
変化を算出し、その算出された値により、エピポーララ
イン上の対応点の探索範囲を決定するようにしたので、
対応点探索に要する時間を短縮することが可能となり、
もって距離画像の生成処理を高速化することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施の形態の構成を
示す図である。
【図2】図1の画像処理装置が行うデータの流れについ
て説明する図である。
【図3】図1の距離画像生成部の構成を示すブロック図
である。
【図4】図1の画像処理装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】図4のステップS8の対応点、距離算出の処理
の詳細を説明するフローチャートである。
【図6】基準カメラと参照カメラの画像面に平面上の対
象点Pが観察される様子を示す図である。
【図7】基準カメラ、参照カメラ、および平面の配置例
を示す図である。
【図8】参照カメラの画像が射影変換され、基準カメラ
の画像と重ね合わされた様子を示す図である。
【図9】対象物が距離Z0とZ1に存在する場合に、参照
カメラの画像面に観察される観察点n0とnr1を示す図
である。
【図10】線分Lが画像面に投影されている場合の様子
を説明する図である。
【図11】図10に示す線分L、線分L’、および視点
Oを1つの平面上に表した図である。
【図12】図11に示す図を、本実施の形態に対応させ
て書き直した場合の図である。
【図13】図1の画像処理装置の他の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図14】図1の画像処理装置のさらに他の動作を説明
するフローチャートである。
【図15】基準カメラと参照カメラの画像、対象点P、
およびエピポーララインの関係を示す図である。
【図16】エピポーララインと探索点との関係を示す図
である。
【図17】図16の各対応点の相関値のグラフである。
【符号の説明】 1 基準カメラ, 2 参照カメラ, 3 距離画像生
成部, 5,6,7,8 フレームメモリ, 21 輝
度変化検出部, 22 探索範囲決定部, 23 ステ
レオ処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮像装置により撮像された画像に
    対して所定の画像処理を施す画像処理装置において、 前記撮像装置から撮像された画像のうち少なくとも1つ
    を基準画像とし、現在撮像されている基準画像と過去に
    撮像された基準画像との輝度の変化を算出する輝度算出
    手段と、 前記輝度算出手段により算出された値により、エピポー
    ラライン上の対応点の探索範囲を決定する決定手段とを
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記輝度算出手段により算出された値
    が、設定されたしきい値よりも小さいか否かを判断する
    判断手段をさらに備え、 前記決定手段は、前記判断手段により前記値が前記しき
    い値よりも小さいと判断された場合、過去に求められた
    対応点により導出された距離情報を用いることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記輝度算出手段により算出された値
    が、設定されたしきい値よりも小さいか否かを判断する
    判断手段をさらに備え、 前記決定手段は、前記判断手段により前記値が前記しき
    い値よりも小さいと判断された場合、対応点の探索範囲
    を過去に求めた対応点の周辺に限定することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記輝度算出手段により算出された値
    が、前記しきい値よりも大きな値として設定された第2
    のしきい値よりも小さいか否かを判断する第2の判断手
    段をさらに備え、 前記決定手段は、前記第2の判断手段により前記値が前
    記第2のしきい値よりも小さいと判断された場合、対応
    点の探索範囲を過去に求めた対応点の周辺に限定するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の撮像装置により撮像された画像に
    対して所定の画像処理を施す画像処理装置の画像処理方
    法において、 前記撮像装置から撮像された画像のうち少なくとも1つ
    を基準画像とし、現在撮像されている基準画像と過去に
    撮像された基準画像との輝度の変化を算出する輝度算出
    ステップと、 前記輝度算出ステップで算出された値により、エピポー
    ラライン上の対応点の探索範囲を決定する決定ステップ
    とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 複数の撮像装置により撮像された画像に
    対して所定の画像処理を施す画像処理装置に、 前記撮像装置から撮像された画像のうち少なくとも1つ
    を基準画像とし、現在撮像されている基準画像と過去に
    撮像された基準画像との輝度の変化を算出する輝度算出
    ステップと、 前記輝度算出ステップで算出された値により、エピポー
    ラライン上の対応点の探索範囲を決定する決定ステップ
    とを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能
    なプログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
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