JPH1126381A - スパッタ方法およびスパッタ装置 - Google Patents
スパッタ方法およびスパッタ装置Info
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- JPH1126381A JPH1126381A JP18236097A JP18236097A JPH1126381A JP H1126381 A JPH1126381 A JP H1126381A JP 18236097 A JP18236097 A JP 18236097A JP 18236097 A JP18236097 A JP 18236097A JP H1126381 A JPH1126381 A JP H1126381A
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- Japan
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- electrode
- electrodes
- sputtering
- reaction gas
- semiconductor wafer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 均一な膜質のスパッタ膜を成膜して、半導体
製品の歩留まりを向上することができ、または動作の信
頼性を向上することができるスパッタ方法およびスパッ
タ装置を提供する。 【解決手段】 隔てて配置された2つの電極13,14
のうち、互いに対向する一方の電極14の表面に半導体
ウエハ17を、他方の電極13の表面にターゲット16
を支持し、電極13,14間に反応ガスを導入しつつ、
半導体ウエハ17にスパッタ成膜するスパッタ方法にお
いて、電極13,14間の電界方向に沿って、反応ガス
を導入する。このように、電極13,14間の電界方向
に沿って反応ガスを導入するので、反応ガスの濃度は電
界方向に垂直な方向に均一に分布する。よって、均一な
厚みおよび組成のスパッタ膜を形成でき、半導体製品の
歩留まりが向上し、または動作の信頼性が向上する。
製品の歩留まりを向上することができ、または動作の信
頼性を向上することができるスパッタ方法およびスパッ
タ装置を提供する。 【解決手段】 隔てて配置された2つの電極13,14
のうち、互いに対向する一方の電極14の表面に半導体
ウエハ17を、他方の電極13の表面にターゲット16
を支持し、電極13,14間に反応ガスを導入しつつ、
半導体ウエハ17にスパッタ成膜するスパッタ方法にお
いて、電極13,14間の電界方向に沿って、反応ガス
を導入する。このように、電極13,14間の電界方向
に沿って反応ガスを導入するので、反応ガスの濃度は電
界方向に垂直な方向に均一に分布する。よって、均一な
厚みおよび組成のスパッタ膜を形成でき、半導体製品の
歩留まりが向上し、または動作の信頼性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子の製造
に用いる半導体ウエハに、スパッタ成膜するためのスパ
ッタ方法およびスパッタ装置に関し、特に2つの電極間
に反応ガスを導きつつ、反応性のスパッタ成膜をするた
めのスパッタ方法およびスパッタ装置である。
に用いる半導体ウエハに、スパッタ成膜するためのスパ
ッタ方法およびスパッタ装置に関し、特に2つの電極間
に反応ガスを導きつつ、反応性のスパッタ成膜をするた
めのスパッタ方法およびスパッタ装置である。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のスパッタ装置を示す断面
図である。スパッタ装置1は、筺体2および電極3,4
を備え、筺体2に導入孔5を有する。電極3および電極
4は、筺体2内に互いに隔てられて配置される。導入孔
5は、筺体2の電極3,4間に臨む部位に1個だけ設け
られる。
図である。スパッタ装置1は、筺体2および電極3,4
を備え、筺体2に導入孔5を有する。電極3および電極
4は、筺体2内に互いに隔てられて配置される。導入孔
5は、筺体2の電極3,4間に臨む部位に1個だけ設け
られる。
【0003】スパッタ装置1を用いてスパッタを行うと
きは、電極4に対向する電極3の表面にターゲット6を
支持し、電極3に対向する電極4の表面に半導体ウエハ
7を支持する。ターゲット6および半導体ウエハ7を支
持した状態で、電極3,4間に所定の電圧を印加させな
がら、導入孔5を通じて筺体2内に反応ガスを導入す
る。これによって、半導体ウエハ7上にスパッタ膜を成
膜する。
きは、電極4に対向する電極3の表面にターゲット6を
支持し、電極3に対向する電極4の表面に半導体ウエハ
7を支持する。ターゲット6および半導体ウエハ7を支
持した状態で、電極3,4間に所定の電圧を印加させな
がら、導入孔5を通じて筺体2内に反応ガスを導入す
る。これによって、半導体ウエハ7上にスパッタ膜を成
膜する。
【0004】スパッタ装置1では、導入孔5が筺体2の
電極3,4間に臨んで設けられているので、反応ガスは
電極3,4間に導入される。また、電極3および電極4
の間に電圧を印加すると、電極3から電極4に向かう方
向に、あるいは電極4から電極3に向かう方向に電界が
形成されるので、反応ガスは電極3,4間の側方から電
界を横切るように導入される。さらに、半導体ウエハ7
上に成膜されるスパッタ膜は、ターゲット6からのスパ
ッタ粒子が反応ガスと反応して形成されるので、ターゲ
ット6の構成元素および反応ガスの構成元素から構成さ
れる。
電極3,4間に臨んで設けられているので、反応ガスは
電極3,4間に導入される。また、電極3および電極4
の間に電圧を印加すると、電極3から電極4に向かう方
向に、あるいは電極4から電極3に向かう方向に電界が
形成されるので、反応ガスは電極3,4間の側方から電
界を横切るように導入される。さらに、半導体ウエハ7
上に成膜されるスパッタ膜は、ターゲット6からのスパ
ッタ粒子が反応ガスと反応して形成されるので、ターゲ
ット6の構成元素および反応ガスの構成元素から構成さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】導入孔5から電極3,
4間に流れ込む反応ガスは、導入孔5から離れて流れて
行くとともに、スパッタ成膜のために使用されてその濃
度を減少させる。つまり、電極3,4間の反応ガスは、
導入孔5から離れるとともに減少するような濃度分布を
示し、電極3,4に平行な方向に不均一に分布する。半
導体ウエハ7は電極4に支持されており、反応ガスの雰
囲気中で半導体ウエハ7表面にスパッタ成膜される。
4間に流れ込む反応ガスは、導入孔5から離れて流れて
行くとともに、スパッタ成膜のために使用されてその濃
度を減少させる。つまり、電極3,4間の反応ガスは、
導入孔5から離れるとともに減少するような濃度分布を
示し、電極3,4に平行な方向に不均一に分布する。半
導体ウエハ7は電極4に支持されており、反応ガスの雰
囲気中で半導体ウエハ7表面にスパッタ成膜される。
【0006】このようなスパッタ装置1において、電極
4上に複数の半導体ウエハ7を支持したとき、半導体ウ
エハ毎に厚みや組成が異なるスパッタ膜が形成されてし
まう。また、同一の半導体ウエハ7であっても、場所に
よって厚みや組成が異なるスパッタ膜が形成されてしま
う。つまり、導入孔5に近い部分では反応ガスの濃度が
高いので、スパッタ粒子と反応ガスとの反応の頻度が高
いが、導入孔5から遠くなるにつれて反応の頻度が乏し
くなり、半導体ウエハ7上に成膜されたスパッタ膜の膜
質が不均一になる。
4上に複数の半導体ウエハ7を支持したとき、半導体ウ
エハ毎に厚みや組成が異なるスパッタ膜が形成されてし
まう。また、同一の半導体ウエハ7であっても、場所に
よって厚みや組成が異なるスパッタ膜が形成されてしま
う。つまり、導入孔5に近い部分では反応ガスの濃度が
高いので、スパッタ粒子と反応ガスとの反応の頻度が高
いが、導入孔5から遠くなるにつれて反応の頻度が乏し
くなり、半導体ウエハ7上に成膜されたスパッタ膜の膜
質が不均一になる。
【0007】スパッタ膜の膜質が不均一であると、スパ
ッタによって導電膜を形成したときに、導電膜の導電性
が不良になることがある。また、電気絶縁膜を形成した
ときでも、その絶縁性が不良になることがある。たとえ
ば、半導体結晶の表面にオーミック電極膜を形成し、該
オーミック電極膜上に電気絶縁膜を介してボンディング
パッドを形成した場合では、電気絶縁膜の膜質が不均一
であると、局所的に絶縁不良な部位が発生し、そこから
絶縁破壊を起こしてしまう。
ッタによって導電膜を形成したときに、導電膜の導電性
が不良になることがある。また、電気絶縁膜を形成した
ときでも、その絶縁性が不良になることがある。たとえ
ば、半導体結晶の表面にオーミック電極膜を形成し、該
オーミック電極膜上に電気絶縁膜を介してボンディング
パッドを形成した場合では、電気絶縁膜の膜質が不均一
であると、局所的に絶縁不良な部位が発生し、そこから
絶縁破壊を起こしてしまう。
【0008】さらに、たとえば電極のパターニングのた
めにスパッタ膜にエッチングを施す場合には、エッチン
グ時間にばらつきが生じ、電極残りまたはオーバーエッ
チングが発生してしまう。すなわち、所望の形状のパタ
ーニングが、非常に困難である。
めにスパッタ膜にエッチングを施す場合には、エッチン
グ時間にばらつきが生じ、電極残りまたはオーバーエッ
チングが発生してしまう。すなわち、所望の形状のパタ
ーニングが、非常に困難である。
【0009】このように、従来のスパッタ法を用いて半
導体製品を製造する場合に、スパッタ膜の膜質が不均一
になり、半導体製品の歩留まりが低下してしまう、ある
いは動作の信頼性が低下してしまう。
導体製品を製造する場合に、スパッタ膜の膜質が不均一
になり、半導体製品の歩留まりが低下してしまう、ある
いは動作の信頼性が低下してしまう。
【0010】本発明の目的は、均一な膜質のスパッタ膜
を成膜して、半導体製品の歩留まりを向上することがで
き、または動作の信頼性を向上することができるスパッ
タ方法およびスパッタ装置を提供することである。
を成膜して、半導体製品の歩留まりを向上することがで
き、または動作の信頼性を向上することができるスパッ
タ方法およびスパッタ装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、隔てて配置さ
れた2つの電極のうち、互いに対向する一方の電極の表
面に半導体ウエハを、他方の電極の表面にターゲットを
支持し、電極間に反応ガスを導入しつつ、半導体ウエハ
にスパッタ成膜するスパッタ方法において、前記電極間
の電界方向に沿って、反応ガスを導入することを特徴と
するスパッタ方法である。
れた2つの電極のうち、互いに対向する一方の電極の表
面に半導体ウエハを、他方の電極の表面にターゲットを
支持し、電極間に反応ガスを導入しつつ、半導体ウエハ
にスパッタ成膜するスパッタ方法において、前記電極間
の電界方向に沿って、反応ガスを導入することを特徴と
するスパッタ方法である。
【0012】本発明に従えば、電界方向に沿って反応ガ
スを導入するので、反応ガスの濃度は電界方向に垂直な
方向に均一に分布する。よって、均一な厚みおよび組成
のスパッタ膜を形成でき、半導体製品の歩留まりが向上
し、または動作の信頼性が向上する。
スを導入するので、反応ガスの濃度は電界方向に垂直な
方向に均一に分布する。よって、均一な厚みおよび組成
のスパッタ膜を形成でき、半導体製品の歩留まりが向上
し、または動作の信頼性が向上する。
【0013】また本発明は、隔てて配置された2つの電
極を備え、互いに対向する一方の電極の表面に半導体ウ
エハを、他方の電極の表面にターゲットを支持し、電極
間に反応ガスを導入しつつ、半導体ウエハにスパッタ成
膜するスパッタ装置において、前記電極は、反応ガスを
導入するための導入孔を有することを特徴とするスパッ
タ装置である。
極を備え、互いに対向する一方の電極の表面に半導体ウ
エハを、他方の電極の表面にターゲットを支持し、電極
間に反応ガスを導入しつつ、半導体ウエハにスパッタ成
膜するスパッタ装置において、前記電極は、反応ガスを
導入するための導入孔を有することを特徴とするスパッ
タ装置である。
【0014】本発明に従えば、反応ガスは電極に設けら
れた導入孔から、2つの電極間に導入されるので、反応
ガスは電極間の電界方向に沿って流れる。よって、2電
極間には電界方向に垂直な方向に均一に反応ガスの濃度
が分布するので、均一な厚みおよび組成のスパッタ膜を
形成でき、半導体製品の歩留まりが向上し、または動作
の信頼性が向上する。
れた導入孔から、2つの電極間に導入されるので、反応
ガスは電極間の電界方向に沿って流れる。よって、2電
極間には電界方向に垂直な方向に均一に反応ガスの濃度
が分布するので、均一な厚みおよび組成のスパッタ膜を
形成でき、半導体製品の歩留まりが向上し、または動作
の信頼性が向上する。
【0015】また本発明は、前記導入孔は、電極全面に
わたって複数個配置されることを特徴とする。
わたって複数個配置されることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、複数個の導入孔が電極全
面にわたって設けられるので、反応ガスの局在が解消さ
れて、反応ガスの電界方向に垂直な方向の分布がさらに
均一になり、均一な厚みおよび組成のスパッタ膜を形成
でき、確実に半導体製品の歩留まりを向上することがで
きる、または確実に動作の信頼性を向上することができ
る。
面にわたって設けられるので、反応ガスの局在が解消さ
れて、反応ガスの電界方向に垂直な方向の分布がさらに
均一になり、均一な厚みおよび組成のスパッタ膜を形成
でき、確実に半導体製品の歩留まりを向上することがで
きる、または確実に動作の信頼性を向上することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
るスパッタ装置を示す断面図である。スパッタ装置10
は、密閉された筺体12内に2つの電極13,14を備
え、電極14に導入孔15を有する。筺体12は、メイ
ンバルブ21を介して主排気用のクライオポンプ22に
接続され、荒引きバルブ23を介して補助排気用の油回
転ポンプ24に接続されている。
るスパッタ装置を示す断面図である。スパッタ装置10
は、密閉された筺体12内に2つの電極13,14を備
え、電極14に導入孔15を有する。筺体12は、メイ
ンバルブ21を介して主排気用のクライオポンプ22に
接続され、荒引きバルブ23を介して補助排気用の油回
転ポンプ24に接続されている。
【0018】電極13,14は、それぞれターゲット1
6および半導体ウエハ17を支持するための部材をも兼
ねている。一方の電極13は図示しない電源に接続さ
れ、電気絶縁部材31によって筺体12とは電気的に絶
縁される。電源は、直流電源でもよいし、高周波の発振
機であってもよい。また、電極13はシールド32によ
って覆われており、電極13自身がスパッタ成膜されな
いようになっている。さらに、電極13内には冷却水が
通され、スパッタ中にターゲット16の温度が過剰に上
昇することを防止している。他方の電極14は、筺体1
2を介して接地される。
6および半導体ウエハ17を支持するための部材をも兼
ねている。一方の電極13は図示しない電源に接続さ
れ、電気絶縁部材31によって筺体12とは電気的に絶
縁される。電源は、直流電源でもよいし、高周波の発振
機であってもよい。また、電極13はシールド32によ
って覆われており、電極13自身がスパッタ成膜されな
いようになっている。さらに、電極13内には冷却水が
通され、スパッタ中にターゲット16の温度が過剰に上
昇することを防止している。他方の電極14は、筺体1
2を介して接地される。
【0019】電極13,14は両方ともに平板であり、
互いに隔てられて平行に配置される。また、使用するタ
ーゲット16は、Alなどの金属から成る平板であり、
半導体ウエハ17も平板である。よって、電極13,1
4間に電圧が印加されると、電極13,14の表面に対
して垂直な方向に電界が形成される。
互いに隔てられて平行に配置される。また、使用するタ
ーゲット16は、Alなどの金属から成る平板であり、
半導体ウエハ17も平板である。よって、電極13,1
4間に電圧が印加されると、電極13,14の表面に対
して垂直な方向に電界が形成される。
【0020】筺体12内には、電極13,14の間をス
ライドするシャッタ41が設けられている。スパッタの
開始および終了にあわせてシャッタをスライドさせ、半
導体ウエハ17上に成膜するスパッタ膜の厚みを制御す
ることができる。
ライドするシャッタ41が設けられている。スパッタの
開始および終了にあわせてシャッタをスライドさせ、半
導体ウエハ17上に成膜するスパッタ膜の厚みを制御す
ることができる。
【0021】図2は、図1の電極14および導入孔15
を示す平面図である。電極14には複数個の導入孔15
が全面にわたって設けられており、電極14の表面に垂
直な方向に沿って反応ガスを電極13,14間に導入で
きる。反応ガスは、たとえば酸素や窒素などである。な
お、図2では半導体ウエハ17は2個であり、導入孔1
5は3個であるが、これに限らず何個でもよい。また、
半導体ウエハ17および導入孔15は、図2では等間隔
で交互に配列されているが、それぞれの配置関係はこれ
に限らず、電極14上に半導体ウエハ17同士、導入孔
15同士が局在しないように、均一に散在していればよ
い。
を示す平面図である。電極14には複数個の導入孔15
が全面にわたって設けられており、電極14の表面に垂
直な方向に沿って反応ガスを電極13,14間に導入で
きる。反応ガスは、たとえば酸素や窒素などである。な
お、図2では半導体ウエハ17は2個であり、導入孔1
5は3個であるが、これに限らず何個でもよい。また、
半導体ウエハ17および導入孔15は、図2では等間隔
で交互に配列されているが、それぞれの配置関係はこれ
に限らず、電極14上に半導体ウエハ17同士、導入孔
15同士が局在しないように、均一に散在していればよ
い。
【0022】以下、図1のスパッタ装置10を用いたス
パッタ方法を説明する。クライオポンプ22および油回
転ポンプ24を用いて、筺体12内を所定の圧力まで減
圧する。このとき、筺体12内には、Arガスなどの希
ガスが微量残るようにする。電極13,14上にターゲ
ット16、半導体ウエハ17を支持した状態で、両電極
13,14間に所定の電圧を印加する。この電圧によっ
て、両電極13,14間のArガスが、プラズマ化され
る。このときに、導入孔15を通じて両電極13,14
間に、酸素ガスや窒素ガスなどの反応ガスを導入する。
このようにすれば、半導体ウエハ17の表面に、ターゲ
ット16および反応ガスの構成元素から成るスパッタ
膜、たとえば酸化アルミニウム膜や窒化アルミニウム膜
などが成膜される。
パッタ方法を説明する。クライオポンプ22および油回
転ポンプ24を用いて、筺体12内を所定の圧力まで減
圧する。このとき、筺体12内には、Arガスなどの希
ガスが微量残るようにする。電極13,14上にターゲ
ット16、半導体ウエハ17を支持した状態で、両電極
13,14間に所定の電圧を印加する。この電圧によっ
て、両電極13,14間のArガスが、プラズマ化され
る。このときに、導入孔15を通じて両電極13,14
間に、酸素ガスや窒素ガスなどの反応ガスを導入する。
このようにすれば、半導体ウエハ17の表面に、ターゲ
ット16および反応ガスの構成元素から成るスパッタ
膜、たとえば酸化アルミニウム膜や窒化アルミニウム膜
などが成膜される。
【0023】特に図2に示したように、導入孔15を電
極14に設けることで、電極13,14間の電界方向に
沿って、反応ガスを導入することができ、電極13,1
4に平行な方向に反応ガス濃度を均等に分布させること
ができる。しかも、導入孔15は複数個あり、電極14
全面にわたって設けられているので、反応ガスの濃度分
布はさらに均一化される。
極14に設けることで、電極13,14間の電界方向に
沿って、反応ガスを導入することができ、電極13,1
4に平行な方向に反応ガス濃度を均等に分布させること
ができる。しかも、導入孔15は複数個あり、電極14
全面にわたって設けられているので、反応ガスの濃度分
布はさらに均一化される。
【0024】なお、導入孔15は必ずしも電極14に設
けられる必要はなく、電極13に設けられてもよい。電
極13に設けられた場合も、電極13に設けられたとき
と同様に、電極13,14に垂直な方向に沿って導入さ
れた反応ガス濃度は、電極13,14に平行な方向に均
一に分布する。
けられる必要はなく、電極13に設けられてもよい。電
極13に設けられた場合も、電極13に設けられたとき
と同様に、電極13,14に垂直な方向に沿って導入さ
れた反応ガス濃度は、電極13,14に平行な方向に均
一に分布する。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、膜質の均
一なスパッタ膜を成膜できるので、半導体製品の歩留ま
りを向上することができ、あるいは半導体製品の動作の
信頼性を向上することができる。
一なスパッタ膜を成膜できるので、半導体製品の歩留ま
りを向上することができ、あるいは半導体製品の動作の
信頼性を向上することができる。
【図1】本発明の一実施形態であるスパッタ装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の電極14および導入孔15を示す平面図
である。
である。
【図3】従来のスパッタ装置を示す断面図である。
10 スパッタ装置 13,14 電極 15 導入孔 16 ターゲット 17 半導体ウエハ
Claims (3)
- 【請求項1】 隔てて配置された2つの電極のうち、互
いに対向する一方の電極の表面に半導体ウエハを、他方
の電極の表面にターゲットを支持し、電極間に反応ガス
を導入しつつ、半導体ウエハにスパッタ成膜するスパッ
タ方法において、 前記電極間の電界方向に沿って、反応ガスを導入するこ
とを特徴とするスパッタ方法。 - 【請求項2】 隔てて配置された2つの電極を備え、互
いに対向する一方の電極の表面に半導体ウエハを、他方
の電極の表面にターゲットを支持し、電極間に反応ガス
を導入しつつ、半導体ウエハにスパッタ成膜するスパッ
タ装置において、 前記電極は、反応ガスを導入するための導入孔を有する
ことを特徴とするスパッタ装置。 - 【請求項3】 前記導入孔は、電極全面にわたって複数
個配置されることを特徴とする請求項2記載のスパッタ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18236097A JPH1126381A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | スパッタ方法およびスパッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18236097A JPH1126381A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | スパッタ方法およびスパッタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1126381A true JPH1126381A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16116961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18236097A Pending JPH1126381A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | スパッタ方法およびスパッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1126381A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009154213A1 (ja) * | 2008-06-19 | 2009-12-23 | 東京エレクトロン株式会社 | マグネトロンスパッタ方法及びマグネトロンスパッタ装置 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP18236097A patent/JPH1126381A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009154213A1 (ja) * | 2008-06-19 | 2009-12-23 | 東京エレクトロン株式会社 | マグネトロンスパッタ方法及びマグネトロンスパッタ装置 |
JP2010001526A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Tohoku Univ | マグネトロンスパッタ方法及びマグネトロンスパッタ装置 |
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