JPH11263209A - 車両のブレーキ制御装置 - Google Patents

車両のブレーキ制御装置

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JPH11263209A
JPH11263209A JP7078998A JP7078998A JPH11263209A JP H11263209 A JPH11263209 A JP H11263209A JP 7078998 A JP7078998 A JP 7078998A JP 7078998 A JP7078998 A JP 7078998A JP H11263209 A JPH11263209 A JP H11263209A
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Tetsuya Tatehata
哲也 立畑
Haruki Okazaki
晴樹 岡崎
Toshiaki Tsuyama
俊明 津山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常時には後輪のスリップを抑制して安定性を
向上させ、緊急ブレーキ制御装置の作動時には制動性能
を向上する。 【解決手段】ステップS94又はS96で緊急ブレーキ
制御装置の作動時に後輪ABS制御開始閾値D0を大き
くなる方向に補正して後輪ABS制御に介入しにくくす
る。また、後輪ABS制御閾値D0の補正値D0A、D0
B、D0Cの大きさをD0A>D0B>D0Cに設定すること
で、高速走行中及び/又は低μ路走行中は、後輪ABS
制御の介入の抑制度合を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の自動車には、ブレーキペダルの踏
み込みにより発生する制動力を補助する倍力装置(ブー
スタ)が搭載されている。ここで、特に初心者等では、
緊急時に十分な踏み込みを行うことができないことがあ
る。そこで、この倍力装置を助勢して更に強い制動力を
得るための緊急ブレーキ装置が提案されている。
【0003】一方、最近の自動車には、運転者のブレー
キ操作において、車輪のスリップ率から車輪がロックし
そうな状態か否かを検出し、この状態を検出すると車輪
のブレーキ液圧を解放して制動力を減少させることで車
輪のロックを抑制するABS(アンチスキッド・ブレー
キ・システム)装置が搭載されている。
【0004】特開平4−135958号には、車両の旋
回走行時のABS制御に関して、ブレーキペダルの踏込
状態に応じて目標スリップ率を変更するものが開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常制
動時には後輪に比して前輪への荷重が大きくなるため、
前輪より後輪がスリップしやすい状態となる。このた
め、ABS作動時には前輪のブレーキ液圧に比べて後輪
のブレーキ液圧を減圧するように制御して後輪のスリッ
プを抑制している。ところが、緊急ブレーキ装置が作動
してABSが作動した場合には、ブレーキ液圧の減圧に
より逆に制動距離が長くなってしまう虞がある。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、そ
の目的は、通常時には後輪のスリップを抑制して安定性
を向上させ、緊急ブレーキ装置の作動時には制動性能を
向上できる車両のブレーキ制御装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の車両のブレーキ制御装置
は、以下の構成を備える。即ち、ブレーキ状態量が所定
量以上の時に車輪の制動力を増大させる制動力助勢手段
と、車輪のスリップ率が所定値以上の時に車輪の制動力
を減少させて車輪のスリップを抑制するスリップ抑制手
段とを備える車両のブレーキ制御装置であって、前記ス
リップ抑制手段は、制動力が加えられた時に後輪のスリ
ップを抑制するべく、後輪の制動力を減少させる後輪ス
リップ抑制手段を含み、前記ブレーキ状態量が所定量以
上となった場合に、前記後輪スリップ抑制手段の作動を
抑制する。
【0008】また、好ましくは、前記スリップ抑制手段
は、前記ブレーキ状態量が所定量以上となった場合に、
前記所定値が大きくなるように変更する。
【0009】また、好ましくは、前記スリップ抑制手段
は、前記ブレーキ状態量が所定量以上となった場合に、
前記後輪スリップ抑制手段の制動力の増加率を増加方向
に変更する。
【0010】また、好ましくは、前記スリップ抑制手段
は、車体の減速度が所定減速度以上の場合に前記後輪ス
リップ抑制手段を作動させ、前記ブレーキ状態量が所定
量以上となった場合に該所定減速度が大きくなるように
変更する。
【0011】また、好ましくは、前記スリップ抑制手段
は、高速走行中又は摩擦係数の低い路面を走行中は、前
記後輪スリップ抑制手段の作動の抑制度合を小さくす
る。
【0012】また、好ましくは、前記ブレーキ状態量が
所定量以上の時に、前記制動力を増大することが必要な
緊急時と判定する判定手段を更に具備する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態について
添付の図面を参照して詳細に説明する。 [ABS制御装置の機械的構成]図1は、本実施形態に
係るABS制御装置の機械的構成を示すブロック図であ
る。
【0014】図1に示すように、本実施形態の車両は、
左右の前輪11、12が従動輪、左右の後輪13、14
が駆動輪とされ、エンジン15の出力トルクが自動変速
機16からプロペラシャフト17、差動装置18及び左
右の駆動軸19、20を介して左右の後輪13、14に
伝達されるようになっている。
【0015】各車輪11〜14には、これら車輪と一体
的に回転するディスク21a〜24aと、制動圧の供給
を受けてディスク21a〜24aの回転を制動するキャ
リパ21b〜24bとを備えたブレーキ装置21〜24
が設けられている。
【0016】ブレーキ装置21〜24を作動せしめるた
めのブレーキ制御システムは、運転者によるブレーキペ
ダル26の踏込力を増大させるメインブースタ27とサ
ブブースタ47と、これらブースタ27、47により増
大された踏力圧に応じて制動圧を発生させるマスタシリ
ンダ28とを有する。マスタシリンダ28から延設され
た前輪用制動圧供給ライン29は左前輪用制動圧供給ラ
イン29aと右前輪用制動圧供給ライン29bとに分岐
され、各ブレーキ装置21、22のキャリパ21a、2
2bに接続されている。左前輪用制動圧供給ライン29
aには、電磁式開閉弁30aと電磁式リリーフ弁30b
とからなる第1バルブユニット30が設けられ、右前輪
用制動圧供給ライン29bには、電磁式開閉弁31aと
電磁式リリーフ弁31bとからなる第2バルブユニット
31が設けられている。
【0017】マスタシリンダ28から延設された後輪用
制動圧供給ライン32には、電磁式開閉弁33aと電磁
式リリーフ弁33bとからなる第3バルブユニット30
が設けられている。そして、この後輪用制動圧供給ライ
ン32は、第3バルブユニット33の下流側で左後輪用
制動圧供給ライン32aと右後輪用制動圧供給ライン3
2bとに分岐し、各ブレーキ装置23、24のキャリパ
23a、24bに接続されている。
【0018】本実施形態では、第1バルブユニット30
の作動により左前輪11のブレーキ装置21の制動圧を
調節する第1チャンネルと、第2バルブユニット31の
作動により右前輪12のブレーキ装置22の制動圧を調
節する第2チャンネルと、第3バルブユニット33の作
動により左右の後輪13、14のブレーキ装置23、2
4の制動圧を調節する第3チャンネルとを備え、これら
各チャンネルは互いに独立して制御されるようになって
いる。そして、第1〜第3バルブユニット30、31、
33が制動圧を調節する。
【0019】第1〜第3チャンネルを制御するコントロ
ール34は、ブレーキペダル26が踏まれているか否
か、ブレーキペダルの踏込量及び踏込速度を検出するブ
レーキセンサ35からのブレーキ状態信号と、各車輪1
1〜14の回転速度を検出する車輪速センサ37〜40
からの車輪速信号と、舵角センサ41からの舵角信号
(転舵量、転舵速度)とを入力され、ABS制御を各チ
ャンネル毎に並行して行うようになっている。
【0020】コントロールユニット34は、各車輪11
〜14の車輪速に基づいて、所定のABS制御開始閾値
に従って第1〜第3バルブユニット30、31、33に
より各車輪11〜14の制動圧を増減制御し、このAB
S制御開始閾値を補正或いは補正を禁止し、第1〜第3
バルブユニット30、31、33の開閉弁30a、31
a、33aとリリーフ弁30b、31b、33bとをデ
ューティ制御によって開閉制御するようになっている。
尚、リリーフ弁30b、31b、33bから排出された
ブレーキ液は、不図示のドレンラインを介してマスタシ
リンダ28のリザーバタンク28aに戻される。 [緊急ブレーキ制御装置の機械的構成]以下では説明の
便宜上、通常時の倍力装置(メインブースタ)によるブ
レーキ制御を「倍力制御」と呼び、緊急時の倍力装置に
対する助勢制御を「緊急ブレーキ制御」と呼ぶことにす
る。
【0021】図2は、本発明に係る実施形態の車両の緊
急ブレーキ制御装置の機械的構成を示すブロック図であ
る。
【0022】図2に示すように、本実施形態の車両の緊
急ブレーキ制御装置は、直列に連結されたメインブース
タ27とサブブースタ47を備える。これらメインブー
スタ27とサブブースタ47は、ブレーキペダル26と
マスタシリンダ28との間に設けられている。
【0023】メインブースタ27は、シェル内にリター
ンスプリングによって図中左方向に付勢されたダイヤフ
ラム27aを備え、このダイヤフラム27aによって仕
切られたダイヤフラム室27bには、エンジンの吸気マ
ニホールド内のバキューム圧又はバキュームポンプから
のバキューム圧がチェックバルブ59を介して供給され
るようになっている。
【0024】同様に、サブブースタ47は、シェル内に
リターンスプリングによって図中左方向に付勢されたダ
イヤフラム47aを備え、このダイヤフラム47aによ
って仕切られたダイヤフラム室47bにはエアチャンバ
57が接続されている。
【0025】エアチャンバ57には、チェックバルブ5
9及びバキュームバルブ55を介してバキューム圧が供
給されると共に、大気圧が大気圧バルブ49を介して供
給されるようになっている。これらバキュームバルブ5
5と大気圧バルブ49はデューティソレノイドバルブか
らなり、各バルブ49、55の開度はコントロールユニ
ット34によりデューティ制御される。後述するが、コ
ントロールユニット34は、各バルブの開度を制御する
ことでサブブースタ47によるメインブースタへのブー
スト倍率を変更する。コントロールユニット34は、一
般的な中央演算処理装置(CPU)、制御プログラム等
を格納するROM、車速やブレーキ踏み込み量等を格納
するRAM、計時タイマ等からなる。
【0026】ブレーキペダル26とマスタシリンダ28
とは、メインブースタ27とサブブースタ47に設けら
れた各ダイヤフラム27a、47aの中心部を貫通して
伸びるロッド28aにより連結されており、このロッド
28aには両ダイヤフラム27a、47aの中心部が係
合されている。
【0027】従って、両ダイヤフラム室27b、47b
が負圧になると、各ダイヤフラム室27b、47bの中
心部が各リターンスプリングの付勢力に抗して図中右方
向に変位され、この変位によりブレーキペダル26の踏
力圧に加えて緊急ブレーキ圧がロッド28aに付加され
る。
【0028】ブレーキペダルの踏力圧は、メインブース
タ27のブースト圧とサブブースタ47の緊急ブレーキ
圧とが相乗されてマスタシリンダ28のピストンに印加
され、かつサブブースタ47による緊急ブレーキ圧を可
変にすることによって、全体としてのブースト圧が変更
される。
【0029】マスタシリンダ28から延設された前輪用
制動圧供給ライン29は左前輪用制動圧供給ライン29
aと右前輪用制動圧供給ライン29bとに分岐され、各
ブレーキ装置21、22のキャリパ21b、22bに接
続されている。
【0030】マスタシリンダ28から延設された後輪用
制動圧供給ライン32は左後輪用制動圧供給ライン32
aと右後輪用制動圧供給ライン32bとに分岐され、各
ブレーキ装置23、24のキャリパ23b、24bに接
続されている。
【0031】その他、図1のABS制御装置と共通な構
成には同一番号を付して説明を省略する。
【0032】コントロールユニット34には、ブレーキ
センサ35からのブレーキ状態信号、エアチャンバ57
内の圧力を検出する圧力センサ58からのチャンバ圧信
号、車速を検出する車速センサ71からの車速信号及び
アクセルペダル73の踏込量を検出するアクセルストロ
ークセンサ74からのアクセル踏込量信号とが入力され
る。また、コントロールユニット34からは、バキュー
ムバルブ55と大気圧バルブ49に対してデューティソ
レノイドを制御するためのバキューム圧制御信号と大気
圧制御信号が出力される。
【0033】尚、ブレーキセンサとしては、ストローク
センサ以外に、ペダル踏力圧センサ等を適用してもよ
い。
【0034】コントロールユニット34は、ブレーキペ
ダルのブレーキ状態信号に基づいてブレーキペダルの踏
込量及び踏込速度を算出する。そして、これらペダル踏
込量、ペダル踏込速度が、所定の閾値より大きくなると
サブブースタ47におけるブースト倍率(緊急ブレーキ
圧)を決定し、このブースト倍率を得るためにエアチャ
ンバ57内の目標圧力値を設定し、この目標圧力値から
バキュームバルブ55と大気圧バルブ49に出力するバ
キューム圧制御信号と大気圧制御信号のデューティ比を
算出し、エアチャンバ57内の圧力値が目標圧力値に近
づくようにバキュームバルブ55と大気圧バルブ49を
デューティ制御する。このデューティ制御は、バキュー
ム圧及び大気圧を用いて目標圧力値に近づけるフィード
バック制御の形態を採る。
【0035】また、本実施形態の空気圧式アクチュエー
タを用いた装置以外に、油圧式アクチュエータを用いた
構成にすることもできる。この場合には、バキュームバ
ルブ、大気圧バルブ、サブブースタ及びエアチャンバの
代わりに緊急ブレーキ用油圧バルブをマスタシリンダの
下流に介在させればよい。 [緊急ブレーキ制御装置の制御手順]次に、本実施形態
の緊急ブレーキ制御装置による制御手順について説明す
る。
【0036】図3は、本実施形態に係る緊急ブレーキ制
御装置の制御手順を示すフローチャートである。
【0037】図3に示すように、処理が開始されると、
ステップS2では、コントロールユニット34は、ブレ
ーキセンサ35からブレーキ状態信号を取り込む。ステ
ップS4では、ブレーキ状態信号から運転者によるブレ
ーキペダル26の踏込量と踏込速度とを演算する。ステ
ップS6では、フラグFBAがリセットされているか否か
判定する。このフラグFBAは緊急ブレーキ制御中か否か
を表わし、FBAがセットされていると(FBA=1)緊急
ブレーキ制御状態、FBAがセットされていないと(FBA
=0)緊急ブレーキ非制御状態を表わす。ステップS6
でフラグFBAがリセットならばステップS8に進み、緊
急ブレーキ制御開始条件が成立したか否かを判定する。
この緊急ブレーキ制御開始条件は、ブレーキペダル26
の踏込量と踏込速度が所定閾値以上となったか否かによ
り判定する。ステップS8で緊急ブレーキ制御開始条件
が成立したならば、ステップS10でフラグFBAをセッ
トし、ステップS12、S14で大気圧バルブとバキュ
ームバルブの開度を所定のブースト倍率になるよう設定
する。
【0038】また、ステップS6でフラグFBAがセット
されているならば、ステップS16に進み、緊急ブレー
キ制御終了条件が成立したか否かを判定する。この緊急
ブレーキ制御終了条件は、ブレーキペダル26の踏込量
と踏込速度が所定閾値以下となったか否かにより判定す
る。ステップS16で緊急ブレーキ制御終了条件が成立
したならば、ステップS18、S20で大気圧バルブと
バキュームバルブを閉じ、ステップS22でフラグFBA
をリセットする。
【0039】更に、ステップS8で緊急ブレーキ開始条
件が成立していないならばステップS24、S26で大
気圧バルブとバキュームバルブを閉じる。 [ABS制御装置の制御手順]次に、ABS制御装置に
よる制御手順について説明する。
【0040】図4乃至図5は、本実施形態に係るABS
制御装置の制御手順を示すフローチャートである。
【0041】図4と図5に示すように、処理が開始され
ると、ステップS32では、各センサから信号を取り込
む。ステップS34では、路面の摩擦係数μを演算す
る。ステップS36では各車輪のスリップ率を演算す
る。ステップS38では、ABS制御開始閾値Saと目
標スリップ率Sbを演算する。ステップS40では、フ
ラグFBAがセットされているか否かを判定する。ステッ
プS40でフラグFBAがセットされているならばステッ
プS41に進み、リセットされているならばステップS
46に進む。ステップS41では、車速Vが所定値V0
以上か否かを判定することにより、高速走行中か否かを
判定する。ステップS41で車速Vが所定値V0以上な
らばステップS43に進み、所定値V0を下回るならば
ステップS42に進む。ステップS42では、ステップ
S34で演算された摩擦係数μが所定閾値μ1以下か否
か判定することにより低μ路走行中か否かを判定する。
ステップS42で摩擦係数μが所定閾値μ1以下ならば
ステップS44に進み、摩擦係数μが所定閾値μ1を超
えるならばステップS43に進む。
【0042】ステップS43では、高速走行中の場合で
あり、ABS制御開始閾値Saに所定値Aを加算してA
BS制御に介入しにくくなる方向に補正する。ステップ
S44では、低μ路走行中の場合であり、ABS制御開
始閾値Saに所定値Bを加算してABS制御に介入しに
くくなる方向に補正する。ここで、所定値Bは所定値A
より大きな値とし(B>A)、高速走行中よりも低μ路
走行中にABS制御に介入しにくく設定されている。
【0043】ステップS46では、フラグFABSがリセ
ットされているか否かを判定する。このフラグFABSは
ABS制御中か否かを表わし、FABSがセットされてい
ると(FABS=1)ABS制御状態、FABSがリセットさ
れていると(FABS=0)ABS非制御状態を表わす。
ステップS46でフラグFABSがリセットならばステッ
プS48に進み、車輪のスリップ率SがABS制御開始
閾値Sa以上か否かを判定する。この車輪のスリップ率
Sは、例えば、各車輪のスリップ率の平均値により演算
される。ステップS48で車輪のスリップ率SがABS
開始閾値Sa以上ならばステップS50に進みフラグF
ABSをセットして、ステップS52では第1〜第3バル
ブユニット30、31、33により各ブレーキ装置21
〜24への制動圧を減圧してスリップ率Sを目標スリッ
プ率Sbに収束させる。
【0044】ステップS46でフラグFABSがセットさ
れているならばステップS54に進み、車輪のスリップ
率Sが目標スリップ率Sb以下か否かを判定する。ステ
ップS54で車輪のスリップ率Sが目標スリップ率Sb
以下ならばステップS56に進み、第1〜第3バルブユ
ニット30、31、33により各ブレーキ装置21〜2
4への制動圧を増圧してスリップを目標スリップ率Sb
に収束させる。
【0045】ステップS58では、増圧連続時間tが所
定時間t1以上経過したか否かを判定する。ステップS
58で増圧連続時間tが所定時間t1以上経過していな
いならばリターンし、ステップS58で増圧連続時間t
が所定時間t1以上経過したならばステップS60でフ
ラグFABSをリセットしてリターンする。
【0046】また、ステップS54で車輪のスリップ率
Sが目標スリップ率Sbを超えるならばステップS62
に進み、ステップS62では車輪のスリップ率Sと目標
スリップ率Sbとの差が所定値α以上であるか否かを判
定する。ステップS62で車輪のスリップ率Sと目標ス
リップ率Sbとの差が所定値α以上ならばステップS6
4で、第1〜第3バルブユニット30、31、33によ
り各ブレーキ装置21〜24への制動圧を減圧してスリ
ップ率Sを目標スリップ率Sbに収束させる。
【0047】更に、ステップS62で車輪のスリップ率
Sと目標スリップ率Sbとの差が所定値αを下回るなら
ば、ステップS66で車輪加速度Δvが第1の値va以
上であるか否かを判定する。ステップS66で車輪加速
度Δvが第1の値va以上ならば、第1〜第3バルブユ
ニット30、31、33により各ブレーキ装置21〜2
4への制動圧を増圧してスリップ率Sを目標スリップ率
Sbに収束させる。
【0048】また、ステップS66で車輪加速度Δvが
第1の値vaを下回るならば、ステップS70に進み、
車輪加速度Δvが第2の値vb以下か否かを判定する。
ステップS70で車輪加速度Δvが第2の値vb以下な
らば、ステップS72で第1〜第3バルブユニット3
0、31、33により各ブレーキ装置21〜24への制
動圧を減圧してスリップ率Sを目標スリップ率Sbに収
束させる。一方、ステップS70で車輪加速度Δvが第
2の値vbを超えるならば、ステップS74で第1〜第
3バルブユニット30、31、33により各ブレーキ装
置21〜24への制動圧を保持する。 [後輪ABS制御手順]次に、後輪ABS制御について
説明する。
【0049】この後輪ABS制御は、前進走行中に通常
にブレーキ操作されると、後輪に比して前輪への荷重が
大きくなるため、後輪の路面に対する接地面積が小さく
なり前輪より後輪がスリップしやすい状態となる。この
ため、図9に示すように、ABS制御時には前輪のブレ
ーキ液圧に比べて後輪のブレーキ液圧を減圧するように
制御して、後輪のブレーキ液圧の増加率を低下させ、後
輪のスリップを抑制している。
【0050】図6乃至図7は、後輪ABS制御手順を説
明するフローチャートである。
【0051】図6、図7に示すように、処理が開始され
ると、ステップS82では、各センサから信号を取り込
む。ステップS84では、車体減速度Dを演算する。ス
テップS86では、フラグFBAがセットされているか否
かを判定する。ステップS86でフラグFBAがセットさ
れているならばステップS88に進み、リセットされて
いるならばステップS92に進む。ステップS92で
は、緊急ブレーキ非制御状態であり、後輪ABS制御開
始閾値D0と後輪目標スリップ率S0を補正する(D0←
D0A、S0←S0A)。
【0052】ステップS88では、車速Vが所定速度V
0以上か否かを判定することにより高速走行中か否かを
判定する。ステップS88で車速Vが所定値V0以上な
らばステップS94に進み、所定値V0を下回るならば
ステップS90に進む。ステップS90では、ステップ
S34で演算された摩擦係数μが所定閾値μ1以下か否
か判定することにより低μ路走行中か否かを判定する。
ステップS90で摩擦係数μが所定閾値μ1以下ならば
ステップS94に進み、摩擦係数μが所定閾値μ1を超
えるならばステップS96に進む。
【0053】ステップS94では、高速走行中で且つ低
μ路走行中の場合であり、後輪ABS制御開始閾値D0
と後輪目標スリップ率S0を補正する(D0←D0B、S0
←S0B)。また、ステップS96では、高速走行中でも
なく、低μ路走行中でもない場合であり、後輪ABS制
御閾値D0と後輪目標スリップ率S0を補正する(D0←
D0C、S0←S0C)。ここで、後輪ABS制御閾値D0の
補正値D0A、D0B、D0Cの大きさはD0A<D0B<D0Cに
設定され、後輪目標スリップ率S0の補正値S0A、S0
B、S0Cの大きさはS0A<S0B<S0Cに設定される。ま
た、後輪ABS制御での後輪目標スリップ率S0と車体
減速度Dとの関係は、図8に示すように、車体減速度D
に比例して目標スリップ率S0が大きくなるように設定
される。
【0054】これにより、図9に示すように、緊急ブレ
ーキ制御装置の作動時に後輪ABS制御開始閾値D0を
大きくなる方向に補正するので、通常時には後輪のスリ
ップを抑制し、緊急ブレーキ制御装置の作動時には後輪
ABS制御に介入しにくくして制動性能を向上できる。
【0055】また、後輪ABS制御閾値D0の補正値D0
A、D0B、D0Cの大きさをD0A<D0B<D0Cに設定する
ことで、高速走行中及び/又は低μ路走行中は、後輪A
BS制御の介入の抑制度合を大きくして、後輪ABS制
御の介入を抑えて制動距離を短くできる。
【0056】図7に示すステップS98では、車体減速
度DがステップS92又はS94又はS96で設定され
た後輪ABS制御開始閾値D0以上であるか否かを判定
する。ステップS98で車体減速度Dが後輪ABS制御
開始閾値D0以上ならばステップS100に進み、車体
減速度Dが後輪ABS制御開始閾値D0を下回るならば
ステップS106に進む。
【0057】ステップS100ではフラグFEBDをセッ
トする。このフラグFEBDは後輪ABS制御中か否かを
表わし、FEBDがセットされていると(FEBD=1)後輪
ABS制御状態、FEBDがセットされていないと(FEBD
=0)後輪ABS非制御状態を表わす。
【0058】ステップS102では、後輪スリップ率S
がステップS92又はS94又はS96で設定された後
輪ABS制御での目標スリップ率S0以上であるか否か
を判定する。ステップS102で車輪のスリップ率Sが
後輪ABS制御での後輪目標スリップ率S0以上ならば
ステップS104に進み、後輪目標スリップ率S0を下
回るならばステップS112に進む。
【0059】ステップS104では、第3バルブユニッ
ト33により後輪ブレーキ装置23、24への制動圧を
減圧して後輪スリップ率Sを目標スリップ率S0に収束
させる。
【0060】ステップS112では、後輪スリップ率S
が後輪目標スリップ率S0から所定値αを減算した値を
下回るか否かを判定する。ステップS112で後輪スリ
ップ率Sが後輪目標スリップ率S0から所定値αを減算
した値を下回るならばステップS114で第3バルブユ
ニット33により後輪ブレーキ装置23、24への制動
圧を減圧して後輪スリップ率Sを目標スリップ率S0に
収束させる。また、ステップS112で後輪スリップ率
Sが後輪目標スリップ率S0から所定値αを減算した値
以上ならばステップS116で第3バルブユニット33
により後輪ブレーキ装置23、24への制動圧を保持す
る。
【0061】一方、ステップS106では、フラグFEB
Dがセットされているか否かを判定する。ステップS1
06でフラグFEBDがセットされているならばステップ
S108に進み、リセットされているならばリターンす
る。
【0062】ステップS108では、車速Vがゼロ(停
止中)又はブレーキ踏込量がゼロ(ブレーキペダルから
足が離れた)か否かを判定する。ステップS108で車
速Vがゼロ又はブレーキ踏込量がゼロならば、後輪AB
S制御の終了条件が成立したと判定して、ステップS1
10に進んでフラグFEBDをリセットする。また、ステ
ップS108で車速Vがゼロ又はブレーキ踏込量がゼロ
でないならばステップS102に進む。
【0063】ステップS111では、後輪の制動圧をブ
レーキ踏込量ゼロに相当する圧力まで徐々に減圧する。
【0064】尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能であ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明のように、請求項1の発明によ
れば、ブレーキ状態量が所定量以上となった場合に、後
輪スリップ抑制手段の作動を抑制することにより、通常
時には後輪のスリップを抑制し、緊急ブレーキ制御装置
の作動時には後輪ABS制御に介入しにくくして制動性
能を向上できる。また、請求項2の発明によれば、スリ
ップ抑制手段は、ブレーキ状態量が所定量以上となった
場合に、所定値が大きくなるように変更することによ
り、ABS制御に介入しにくくして制動性能を向上でき
る。
【0066】また、請求項3の発明によれば、スリップ
抑制手段は、ブレーキ状態量が所定量以上となった場合
に、後輪スリップ抑制手段の制動力の増加率を増加方向
に変更することにより、後輪ABS制御に介入しにくく
して制動性能を向上できる。
【0067】また、請求項4の発明によれば、スリップ
抑制手段は、車体の減速度が所定減速度以上の場合に後
輪スリップ抑制手段を作動させ、ブレーキ状態量が所定
量以上となった場合に該所定減速度が大きくなるように
変更することにより、車体減速度により後輪ABS制御
に介入しにくくして制動性能を向上できる。
【0068】また、請求項5の発明によれば、スリップ
抑制手段は、高速走行中又は摩擦係数の低い路面を走行
中は、後輪スリップ抑制手段の作動の抑制度合を小さく
することにより、走行状態に応じて後輪スリップを抑制
しつつ、制動距離を短くできる。
【0069】また、請求項6の発明によれば、ブレーキ
状態量が所定量以上の時に、制動力を増大することが必
要な緊急時と判定する判定手段を更に具備することによ
り、緊急ブレーキ制御時の制動距離を短くすることがで
きる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るABS制御装置の機械的構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る実施形態の車両の緊急ブレーキ制
御装置の機械的構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る緊急ブレーキ制御装置の制御
手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態に係るABS制御装置の制御手順を
示すフローチャートである。
【図5】本実施形態に係るABS制御装置の制御手順を
示すフローチャートである。
【図6】本実施形態の後輪ABS制御手順を示すフロー
チャートである。
【図7】本実施形態の後輪ABS制御手順を示すフロー
チャートである。
【図8】後輪目標スリップ率と車体減速度との関係を示
す図である。
【図9】後輪ABS制御を説明する図である。
【符号の説明】
21〜24…ブレーキ装置 30…第1バルブユニット 31…第2バルブユニット 33…第3バルブユニット 34…コントロールユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ状態量が所定量以上の時に車輪
    の制動力を増大させる制動力助勢手段と、車輪のスリッ
    プ率が所定値以上の時に車輪の制動力を減少させて車輪
    のスリップを抑制するスリップ抑制手段とを備える車両
    のブレーキ制御装置であって、 前記スリップ抑制手段は、制動力が加えられた時に後輪
    のスリップを抑制するべく、後輪の制動力を減少させる
    後輪スリップ抑制手段を含み、 前記ブレーキ状態量が所定量以上となった場合に、前記
    後輪スリップ抑制手段の作動を抑制することを特徴とす
    る車両のブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スリップ抑制手段は、前記ブレーキ
    状態量が所定量以上となった場合に、前記所定値が大き
    くなるように変更することを特徴とする請求項1に記載
    の車両のブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スリップ抑制手段は、前記ブレーキ
    状態量が所定量以上となった場合に、前記後輪スリップ
    抑制手段の制動力の増加率を増加方向に変更することを
    特徴とする請求項1に記載の車両のブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記スリップ抑制手段は、車体の減速度
    が所定減速度以上の場合に前記後輪スリップ抑制手段を
    作動させ、前記ブレーキ状態量が所定量以上となった場
    合に該所定減速度が大きくなるように変更することを特
    徴とする請求項1に記載の車両のブレーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記スリップ抑制手段は、高速走行中又
    は摩擦係数の低い路面を走行中は、前記後輪スリップ抑
    制手段の作動の抑制度合を小さくすることを特徴とする
    請求項1に記載の車両のブレーキ制御装置。
  6. 【請求項6】前記ブレーキ状態量が所定量以上の時に、
    前記制動力を増大することが必要な緊急時と判定する判
    定手段を更に具備することを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載の車両のブレーキ制御装置。
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