JPH11262994A - 手捺染用の補足把手付スケージ補助機具 - Google Patents
手捺染用の補足把手付スケージ補助機具Info
- Publication number
- JPH11262994A JPH11262994A JP11005798A JP11005798A JPH11262994A JP H11262994 A JPH11262994 A JP H11262994A JP 11005798 A JP11005798 A JP 11005798A JP 11005798 A JP11005798 A JP 11005798A JP H11262994 A JPH11262994 A JP H11262994A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 手捺染作業において補足把手をつけたスケー
ジの両端を支持して摺動する事により、そのスケージの
角度と圧力が安定する。 【解決手段】 捺染型枠の両側に装備した摺動枠の、ス
ケージ滑車部出し入れ溝に、スケージ取付板１５、１５
とスケージ補足把手１６をスケージ固定金物１１、１１
に取り付けた補足把手付スケージの滑車部９、１０、
９、１０をはめ込む。
ジの両端を支持して摺動する事により、そのスケージの
角度と圧力が安定する。 【解決手段】 捺染型枠の両側に装備した摺動枠の、ス
ケージ滑車部出し入れ溝に、スケージ取付板１５、１５
とスケージ補足把手１６をスケージ固定金物１１、１１
に取り付けた補足把手付スケージの滑車部９、１０、
９、１０をはめ込む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、手捺染作業にお
いて、補足把手を付けたスケージの両端を支持して、ス
ケージを摺動させる補助機具の構造に関するものであ
る。
いて、補足把手を付けたスケージの両端を支持して、ス
ケージを摺動させる補助機具の構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の手捺染は、図６参照の手捺染用ス
ケージの上部を片手又は、両手で握り図５参照の捺染台
の表面においた捺染型枠内の紗にのっている染色のり
を、かき降ろし又は、つき上げてからかき降ろして、生
地に捺染していたが、その手捺染用スケーシの角度と圧
力は、作業者の経験による勘によって作業されていた。
ケージの上部を片手又は、両手で握り図５参照の捺染台
の表面においた捺染型枠内の紗にのっている染色のり
を、かき降ろし又は、つき上げてからかき降ろして、生
地に捺染していたが、その手捺染用スケーシの角度と圧
力は、作業者の経験による勘によって作業されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の手捺染にあって
は、手捺染用スケージを捺染型枠の紗に当てる角度及び
圧力は作業者の勘によっていたため、その作業は熟練を
要し、かつ重労働であるため、人材の確保が難しくなっ
てきた。また近年、生地巾が広くなった為、スケージで
染色のりを生地に捺染するのに、上の方が届きにくく、
上下の圧力のかけ方が均一になりにくく、品物によって
は熟練工であっても色ムラが出る。
は、手捺染用スケージを捺染型枠の紗に当てる角度及び
圧力は作業者の勘によっていたため、その作業は熟練を
要し、かつ重労働であるため、人材の確保が難しくなっ
てきた。また近年、生地巾が広くなった為、スケージで
染色のりを生地に捺染するのに、上の方が届きにくく、
上下の圧力のかけ方が均一になりにくく、品物によって
は熟練工であっても色ムラが出る。
【０００４】そして手捺染は、オート捺染や機械捺染と
は異なり、捺染する前に捺染型枠を捺染機に装備する必
要がなく、捺染型枠を手で持って捺染型枠のポイント当
てを捺染台の定着ポイントに当てて、染色したい生地の
長さだけ捺染型枠を移し置きながら捺染するので、型合
わせの時間が短くてすみ、小ロット加工の注文に対応で
きるという特長を有する。しかし最近、染色業界も厳し
くなり、不良品を出すと染めの加工代がただになり、そ
の上、その生地を買い取りという負担を背負わされ染色
工場においては死活問題にもなるので、手捺染の特長を
なくさずに捺染型に簡単に装備でき、その上、手で運び
易く更にスケージの角度と圧力を確実に摺動することが
できるスケージ補助機具を各メーカーが研究開発してき
たが、解決しなかった。本発明は、こうした手捺染工場
の強い要望に応える為に発明したものである。
は異なり、捺染する前に捺染型枠を捺染機に装備する必
要がなく、捺染型枠を手で持って捺染型枠のポイント当
てを捺染台の定着ポイントに当てて、染色したい生地の
長さだけ捺染型枠を移し置きながら捺染するので、型合
わせの時間が短くてすみ、小ロット加工の注文に対応で
きるという特長を有する。しかし最近、染色業界も厳し
くなり、不良品を出すと染めの加工代がただになり、そ
の上、その生地を買い取りという負担を背負わされ染色
工場においては死活問題にもなるので、手捺染の特長を
なくさずに捺染型に簡単に装備でき、その上、手で運び
易く更にスケージの角度と圧力を確実に摺動することが
できるスケージ補助機具を各メーカーが研究開発してき
たが、解決しなかった。本発明は、こうした手捺染工場
の強い要望に応える為に発明したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記欠点を補うために、
その構成を説明すると、捺染型枠止め機構５、５の上に
数個の支柱２、２を取り付け、その上に、コ字形のレー
ル部１、１を取り付ける。そのレール部１、１の下部を
補足把手付スケージの滑車部９、１０、９、１０を出し
入れの為、側壁より切り離してスケージ滑車部出し入れ
溝６、６をつくりその少し先を残して上方に曲げたもの
を、捺染型枠１９の両側にレール部１、１の開口部を対
向させて、捺染型枠止め機構５、５をはめ込んで外側の
適所より内側に向かって捺染型枠押さえ板４、４がつい
た止め捻子３、３を締めて捺染型枠の両側に固定する。
その構成を説明すると、捺染型枠止め機構５、５の上に
数個の支柱２、２を取り付け、その上に、コ字形のレー
ル部１、１を取り付ける。そのレール部１、１の下部を
補足把手付スケージの滑車部９、１０、９、１０を出し
入れの為、側壁より切り離してスケージ滑車部出し入れ
溝６、６をつくりその少し先を残して上方に曲げたもの
を、捺染型枠１９の両側にレール部１、１の開口部を対
向させて、捺染型枠止め機構５、５をはめ込んで外側の
適所より内側に向かって捺染型枠押さえ板４、４がつい
た止め捻子３、３を締めて捺染型枠の両側に固定する。
【０００６】そして、スケージ固定金物１１、１１にス
ケージ補足把手１６を取り付けて、スケージ固定金物１
１、１１より突き出た二股杆回転軸１２、１２に、二股
杆１３、１３を軸着し、その二股杆１３、１３の両端に
各々垂直方向に回転する滑車９、９を取り付け、その枝
の先端には、水平方向に回転する滑車１０、１０を取り
付ける。そして、スケージ固定金物１１、１１の前面上
部、又は、後面の場合は、下部の外方向に向かって止杆
１４、１４を突き出して取り付ける。さらに、スケージ
固定金物１１、１１にスケージ取付板１５、１５を取り
付け、そのスケージ取付板１５、１５にスケージゴム１
８を取り付けたスケージ板１７を装備する。
ケージ補足把手１６を取り付けて、スケージ固定金物１
１、１１より突き出た二股杆回転軸１２、１２に、二股
杆１３、１３を軸着し、その二股杆１３、１３の両端に
各々垂直方向に回転する滑車９、９を取り付け、その枝
の先端には、水平方向に回転する滑車１０、１０を取り
付ける。そして、スケージ固定金物１１、１１の前面上
部、又は、後面の場合は、下部の外方向に向かって止杆
１４、１４を突き出して取り付ける。さらに、スケージ
固定金物１１、１１にスケージ取付板１５、１５を取り
付け、そのスケージ取付板１５、１５にスケージゴム１
８を取り付けたスケージ板１７を装備する。
【０００７】そして、回転する二股杆１３、１３と止杆
１４、１４の当たる位置が染色のりを生地２１に捺染す
るときの一番よい角度に止杆１４、１４の高さを合わせ
る。そして、対向して開口したコ字形のレール部１、１
のスケージ滑車部出し入れ溝６、６に補足把手付スケー
ジの滑車部９、１０、９、１０をはめ込む。
１４、１４の当たる位置が染色のりを生地２１に捺染す
るときの一番よい角度に止杆１４、１４の高さを合わせ
る。そして、対向して開口したコ字形のレール部１、１
のスケージ滑車部出し入れ溝６、６に補足把手付スケー
ジの滑車部９、１０、９、１０をはめ込む。
【０００８】発明の実施の形を、実施例にもとづき図面
を参照して説明する。かき降ろしの場合を図７、図８で
説明すると、図７は、スケージ補足把手１６を持ち下げ
てスケージゴム１８で、捺染型枠内の下部にある染色の
りを適量だけすくい、スケージ補足把手１６を持ち上げ
て、その状態で捺染型枠内の上部まで持っていきスケー
ジ補足把手１６を持ち下げて染色のりをおろす。
を参照して説明する。かき降ろしの場合を図７、図８で
説明すると、図７は、スケージ補足把手１６を持ち下げ
てスケージゴム１８で、捺染型枠内の下部にある染色の
りを適量だけすくい、スケージ補足把手１６を持ち上げ
て、その状態で捺染型枠内の上部まで持っていきスケー
ジ補足把手１６を持ち下げて染色のりをおろす。
【０００９】図８で、スケージ補足把手１６を二股杆１
３、１３が止杆１４、１４に当たるまで押し下げて垂直
方向に回転する滑車９、９の下の方の滑車が下部スケー
ジ滑車止７、７に当たるまでかき降ろす。なお、スケー
ジ取付板１５、１５は、染色のりがすくいやすいように
内曲げにする。
３、１３が止杆１４、１４に当たるまで押し下げて垂直
方向に回転する滑車９、９の下の方の滑車が下部スケー
ジ滑車止７、７に当たるまでかき降ろす。なお、スケー
ジ取付板１５、１５は、染色のりがすくいやすいように
内曲げにする。
【００１０】そして、つき上げてからかき降ろす場合
を、図９、図１０で説明すると、図９は、スケージ補足
把手１６を持ち下げてスケージゴム１８で捺染型枠内の
下部にある染色のりを適量だけすくい取り、二股杆１
３、１３が止杆１４、１４に当たるまでスケージ補足把
手１６を押し下げて、その状態で捺染型枠内の上部まで
つき上げて、その補足把手１６を持ち上けて、つき上げ
てきた染色のりの上を越える。
を、図９、図１０で説明すると、図９は、スケージ補足
把手１６を持ち下げてスケージゴム１８で捺染型枠内の
下部にある染色のりを適量だけすくい取り、二股杆１
３、１３が止杆１４、１４に当たるまでスケージ補足把
手１６を押し下げて、その状態で捺染型枠内の上部まで
つき上げて、その補足把手１６を持ち上けて、つき上げ
てきた染色のりの上を越える。
【００１１】図１０で、スケージ補足把手１６を二股杆
１３、１３が止杆１４、１４に当たるまで押し下げて、
そのまま垂直方向に回転する滑車９、９の下の方の滑車
が下部スケージ滑車止７、７に当たるまでかき降ろす。
なお、スケージ取付板１５、１５は、捺染型枠内の上部
の端まで届きやすいように、まっすぐ又は、外曲げにす
る。
１３、１３が止杆１４、１４に当たるまで押し下げて、
そのまま垂直方向に回転する滑車９、９の下の方の滑車
が下部スケージ滑車止７、７に当たるまでかき降ろす。
なお、スケージ取付板１５、１５は、捺染型枠内の上部
の端まで届きやすいように、まっすぐ又は、外曲げにす
る。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００１３】レール部１、１に補足把手付スケージの滑
車部９、１０、９、１０をはめ込んて、二股杆１３、１
３を止杆１４、１４に押し当てて、かき降ろし及び、つ
き上げてからかき降ろすため、圧力及び、角度が一定に
なり、熟練、非熟練者の如何を問わず同じものができ
る。
車部９、１０、９、１０をはめ込んて、二股杆１３、１
３を止杆１４、１４に押し当てて、かき降ろし及び、つ
き上げてからかき降ろすため、圧力及び、角度が一定に
なり、熟練、非熟練者の如何を問わず同じものができ
る。
【００１４】近年、生地巾が広くなり、上の方が届きに
くくなってきたが、スケージ補足把手１６をつけること
により楽に届くようになった。又、スケージ板１７を持
つより、スケージ補足把手１６を握る方が手が疲れにく
い。
くくなってきたが、スケージ補足把手１６をつけること
により楽に届くようになった。又、スケージ板１７を持
つより、スケージ補足把手１６を握る方が手が疲れにく
い。
【００１５】そして、かき降ろしのみの場合、染色のり
をすくいにくいが、スケージ取付板１５、１５を内曲げ
にすることにより、すくい易くなる。
をすくいにくいが、スケージ取付板１５、１５を内曲げ
にすることにより、すくい易くなる。
【００１６】また、つき上げてからかき降ろす場合、ス
ケージ取付板１５、１５を、まっすぐ、又は、外曲げに
することにより捺染型枠の上の端にある染色のりをかき
降ろしやすくなる。
ケージ取付板１５、１５を、まっすぐ、又は、外曲げに
することにより捺染型枠の上の端にある染色のりをかき
降ろしやすくなる。
【００１７】在来の捺染型枠１９にそのまま取り付けら
れるので、別の型枠を作る必要もない為、手捺染補助機
具としては、合理的である。
れるので、別の型枠を作る必要もない為、手捺染補助機
具としては、合理的である。
【図１】本発明の摺動枠の縦断面図
【図２】本発明の摺動枠の斜面図
【図３】本発明の補足把手付スケージの斜面図
【図４】捺染型枠に摺動枠を装着した斜面図
【図５】捺染型枠の斜面図
【図６】手捺染用スケージの斜面図
【図７】本発明の実施例を示す側面図
【図８】本発明の実施例を示す側面図
【図９】本発明の実施例を示す側面図
【図１０】本発明の実施例を示す側面図
１ レール部 ２ 支柱 ３ 止め捻子 ４ 捺染型枠押さえ板 ５ 捺染型枠止め機構 ６ スケージ滑車部出し入れ溝 ７ 下部スケージ滑車止め ８ 上部スケージ滑車止め ９ 垂直方向に回転する滑車 １０ 水平方向に回転する滑車 １１ スケージ固定金物 １２ 二股杆回転軸 １３ 二股杆 １４ 止杆 １５ スケージ取付板 １６ スケージ補足把手 １７ スケージ板 １８ スケージゴム １９ 捺染型枠 ２０ 捺染型枠の紗 ２１ 生地 ２２ 捺染台 ２３ 手捺染用スケージ
Claims (4)
- 【請求項１】 捺染型枠（１９）の両側に、各々別個に
固定できる捺染型枠止め機構（５）（５）を設け、その
上に数個の支柱（２）（２）を取り付け、その上に、コ
字形のレール部（１）（１）の開口部を対向して取り付
け、そのレール部（１）（１）の下部を、側壁より切り
離して、スケージ滑車部出し入れ溝（６）（６）をつく
り、その少し先を残して上方に曲けた摺動枠。 - 【請求項２】 スケージ固定金物（１１）（１１）にス
ケージ補足把手（１６）を取り付ける。そして、スケー
ジ固定金物（１１）（１１）より突き出た二股杆回転軸
（１２）（１２）に二股杆（１３）（１３）を軸着し、
その二股杆（１３）（１３）の両端に各々垂直方向に回
転する滑車（９）（９）を取り付け、その枝の先端には
水平方向に回転する滑車（１０）（１０）を取り付け
る。そして、スケージ固定金物（１１）（１１）の前面
上部又は、後面の場合は下部の外方向に向かって止杆
（１４）（１４）を突き出して取り付ける。さらに、ス
ケージ固定金物（１１）（１１）にスケージ取付板（１
５）（１５）を取り付け、そのスケージ取付板（１５）
（１５）にスケージ板（１７）を装備した補足把手付ス
ケージ。 - 【請求項３】 スケージ固定金物（１１）（１１）に取
り付けた請求項２記載のスケージ補足把手（１６）。 - 【請求項４】 スケージ固定金物（１１）（１１）に取
り付けた請求項２記載のスケージ取付板（１５）（１
５）。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11005798A JPH11262994A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 手捺染用の補足把手付スケージ補助機具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11005798A JPH11262994A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 手捺染用の補足把手付スケージ補助機具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262994A true JPH11262994A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=14526002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11005798A Pending JPH11262994A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 手捺染用の補足把手付スケージ補助機具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11262994A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105058964A (zh) * | 2015-07-31 | 2015-11-18 | 苏州市永津彩印包装有限公司 | 一种刮刀安装机构 |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP11005798A patent/JPH11262994A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105058964A (zh) * | 2015-07-31 | 2015-11-18 | 苏州市永津彩印包装有限公司 | 一种刮刀安装机构 |
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