JPH11262681A - 遠心機、特に生体液を遠心分離するためのスライドシ―ルレス流動遠心機 - Google Patents
遠心機、特に生体液を遠心分離するためのスライドシ―ルレス流動遠心機Info
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- JPH11262681A JPH11262681A JP11009967A JP996799A JPH11262681A JP H11262681 A JPH11262681 A JP H11262681A JP 11009967 A JP11009967 A JP 11009967A JP 996799 A JP996799 A JP 996799A JP H11262681 A JPH11262681 A JP H11262681A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
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- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C2900/00—Special features of, or arrangements for combustion apparatus using fluid fuels or solid fuels suspended in air; Combustion processes therefor
- F23C2900/03002—Combustion apparatus adapted for incorporating a fuel reforming device
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Abstract
転数と比較的小さな駆動性能とで運転できる動作騒音の
少ないスライドシールレス遠心機を提供する。 【解決手段】 遠心機、特に生体液を遠心分離するため
のスライドシールレス流動遠心機が架台を有し、この架
台でフレーム(1)が回転可能に支承されている。遠心
室(3)はこの回転フレーム(1)でその軸の周りを回
転可能に支承されている。遠心室(3)はフレーム
(1)と同じ回転方向に倍の回転数で駆動される。遠心
室、もしくは回転フレームにトルクを伝達するために、
継手円板または歯車の態様に構成される磁力で噛み合う
継手要素が使用される。動力の伝達は非接触式に摩耗な
しに行われる。したがって、潤滑が必要でなく、これに
より埃や汚れの集積も減少する。さらに、騒音の発生が
少ない。
Description
液、例えば血液を遠心分離するためのスライドシールレ
ス流動遠心機に関する。
動状態で遠心分離され、液は管路を介して、回転する遠
心室に流入し若しくはそこから流出する。遠心室と管路
の固定接続箇所との間の相対運動の故に管路をガイドす
ることには問題が多い。従来の流動遠心機は、管路の捩
れまたはよじれを防止するために回転管継手を利用して
いる。ドイツ公開公報(DE−A)3242541に述
べられたスライドシールレス血液遠心機では、管路が遠
心室の半分の回転数を有する輪として遠心室の周りに通
される。このために、遠心室に比べて半分の回転数で回
転する回転フレームに管路は結合されている。遠心室お
よび回転フレームを駆動するために、回転フレームを中
空軸に結合し、この中空軸内を延びる駆動軸によって遠
心室の駆動を行うことが提案される。公知の遠心機では
駆動軸から遠心室にトルクを伝達するためにベルト伝動
装置が使用される。ベルト伝動装置を備えた血液遠心機
は米国特許4425112Aからも公知である。国際特
許WO96/40322に述べられた血液遠心機は構造
がきわめてコンパクトである点で優れている。遠心室お
よび管路連行子(line pusher) を遠心室と同じ回転方向
に半分の回転数で駆動することは歯車伝動装置を介して
行われる。欠点として歯車の動作騒音が比較的大きく、
供血者も担当者も不快に感じることになる。更に、歯車
の使用は遠心機を非常に精確に、従って手間と費用をか
けて製造することを要求する。また、歯車には油をささ
ねばならず、それによって遠心機の整備支出が高めるだ
けでなく、埃や汚れを集積させることにもなる。それ故
に、伝動装置は完全密閉にしなくてはならないであろ
う。しかし伝動装置を密閉容器内に配置すると、発生す
る損失熱を排出するとき諸問題も生じる。更に、歯車は
絶えず摩耗を受けている。WO96/04996に述べ
られた遠心機の遠心室が電動機の回転子として構成され
ている。しかしこの公知の遠心機では管路の捩れまたは
よじれの問題を生じる流動遠心機は重要ではない。
駆動装置が殆ど整備不要であり、高い回転数と比較的小
さな駆動性能とで運転することのできる動作騒音の少な
いスライドシールレス遠心機を提供することである。
明によれば、請求項1もしくは17に明示された特徴に
よってなされる。
含み、第1動力伝達系は遠心室にトルクを伝達するのに
役立ち、第2動力伝達系は回転フレームにトルクを伝達
するのに役立つ。遠心室および回転フレームの駆動は共
通の電動機または別々の電動機を介して行うことができ
る。第1および/または第2動力伝達系は、トルクを伝
達するために、磁力でトルクを伝達可能であるような状
態にある相互に離間配置される継手要素を有する。動力
の伝達は非接触式に、しかも摩耗なしに行われる。潤滑
が必要でなく、そのことから埃や汚れの集積も減少す
る。更に、騒音の発生が少ない。液を供給および/また
は排出するための管路を継手要素の間の隙間に通すこと
ができることも有利であり、こうして駆動要素の空間的
配置が簡素になっている。継手要素は遠心室もしくは回
転フレームと一体にしておくことができる。しかしそれ
らは遠心室および回転フレームから空間的に分離してお
くこともでき、各継手要素から遠心室もしくは回転フレ
ームへのトルクの伝達は磁力で噛み合った他の継手要素
を介して、または構成を異にする他の伝動部材を介して
行うことができる。磁石は継手円板の上面または下面に
固着しておくことができるが、しかし継手円板内に組み
込み、もしくは遠心室の一体な構成要素としておくこと
もできる。平滑な表面を達成するために磁石間の隙間は
例えばシーリング材を充填しておくことができる。特
に、1つの継手要素の隣接する磁石の磁極が互いに逆向
きとなるように1つの円周上に配置される磁石を継手要
素が有するときには、比較的大きなトルクを伝達するこ
とができることが実験で判明した。これらの磁石は好ま
しくは永久磁石である。しかし、トルクを伝達するのに
電磁石も原理的には使用することができる。
成しておくことができる。遠心機の好ましい実施態様で
は、共通の軸線の周りを回転可能に支承され、継手円板
の態様にしたがって構成される2つの継手要素が第1お
よび/または第2動力伝達系内に設けられており、磁石
は継手要素の上面または下面上で円周に沿って向き合わ
せて配置されている。このような配置は動力伝達系の軸
が一直線に並んでいるときにトルクを伝達するのに役立
つ。意外なことに、継手円板が2本の平行な軸線の周り
を回転可能に支承され、磁石が継手要素の上面または下
面上で円周の一部に沿ってのみ向き合わせて配置されて
いるときでも、比較的大きなトルクの伝達が可能である
ことが判明した。このような配置は軸が一直線に並んで
いないときにトルクを伝達するのに役立つ。
構成することもできる。好ましい実施態様では、互いに
直交する軸の周りを回転可能に支承される2つの継手要
素が遠心機の第1および/または第2動力伝達系内に設
けられている。その継手要素はその円錐面に磁石が配置
される円錐台体として構成しておくことができ、また
は、継手要素は円板体として構成しておくことができ、
その際磁石はその上面または下面に配置されている。
長辺とを備えた矩形横断面を有する。円板状継手要素に
磁石は、好ましくはその長軸線が半径方向に延びるよう
に配置されている。この配置は、オフセット角が小さい
ときに特別大きなトルクの伝達を可能とする。1つの継
手要素の磁石間の横方向距離は、一方の継手要素の磁石
とこの一方の継手要素が磁力で噛み合っている他方の継
手要素の反対側の磁石との間の距離に横方向距離が実質
的に一致するときに最適である。
づく血液遠心機の選択的な実施態様では、遠心機は、第
1、第2磁界を発生するためのコイル配置を備えた固定
子と、固定子の第1磁界によって回転フレームが駆動可
能であるように回転フレームを磁力で結合するための手
段と、固定子の第2磁界によって遠心室が駆動可能とな
るように遠心室を磁力で結合するための手段とを含む。
固定子の磁界は、遠心室が回転フレームと同じ回転方向
に倍の回転数で駆動されるように構成されている。この
選択的な実施態様の決定的利点は構造が特別コンパクト
であることにある。それは更に、動作騒音が少なく、殆
ど整備不要である点で優れており、高い回転数と比較的
僅かな駆動性能でも運転することができる。
持板と下側支持板とを有し、その遠心室は回転可能に上
側支持板で支承され、その固定子は遠心室と下側支持板
との間に配置されている。遠心室に接続される管路は遠
心室と固定子との間の空隙を通して固定接続箇所へと導
くことができる。回転フレームもしくは遠心室を磁力で
結合するための手段は、好ましくは、回転フレームもし
くは遠心室に配置される永久磁石であり、これらの永久
磁石は遠心室の下面に、もしくは回転フレームの下側支
持板に、円周方向で配設されており、その都度隣接する
磁石の磁極は互いに逆向きである。遠心室もしくは回転
フレームの駆動はコイル要素によって発生される回転磁
界によって行われる。
つかの実施態様を以下に詳しく説明する。図1は、生体
液、特に血液を遠心分離するためのスライドシールレス
遠心機の第1実施態様を略図で示す。この遠心機は、下
側支持板1aと上側支持板1bと2つの横部品1c、1
dとを備えた回転フレーム1を有する。この回転フレー
ム1が電動機2によって駆動され、その出力軸3aは回
転フレームの下側支持板1aに結合されている。回転フ
レーム内に配置される遠心室3がフレーム1の垂直回転
軸線の周りに回転可能である。遠心室3はその上面で回
転フレーム1の上側支持板1bに設けられる軸受5内で
支承されている軸4を有する。しかし遠心室3は上側支
持板1aの上方に配置しておくこともできる。
周りに通されて遠心室3の下面に接続されており、血液
もしくは血液成分を遠心室3に供給し、もしくは遠心室
から排出するための単数または複数のチューブをこの管
路内にまとめて配置することができる。管路7は回転フ
レーム1の中央凹部8内を延びている。回転フレーム1
の横部品1dに取付けられた管路支え9の端部にハト目
(eye) 10が形成され、このハト目内に管路7が固定さ
れている。しかし管路は回転フレームに結合することな
く、緩く通しておくこともできる。
られる軸受11、12内で低い円錐台形の2つの支持円
板13、14が共通の水平軸線の周りに回転可能に支承
されており、それらの円錐面13a、14aに永久磁石
15、16が一定間隔で固着されている。支持円板1
3、14自体は好ましくは強磁性体からなる。磁石1
5、16は支持円板13、14の周面13a、14a
に、1つの支持円板の隣接する磁石の磁極が互いに逆向
きとなるように配置されている。磁石15、16を備え
た支持円板13、14は歯車の様に構成される継手要素
17、18であり、他の継手要素と磁力で噛み合って伝
動装置を形成している。
可能に支承される継手要素17、18は、一方では遠心
室3の下面に固着される第3継手要素19に、他方では
固定架台21に結合される第4継手要素20に、磁力で
噛み合っている。垂直継手要素17、18の支持円板1
3、14がそれぞれ偶数個の磁石を担持する一方、水平
継手要素19、20の強磁性支持円板21、22の円錐
面21a、22aにはそれぞれやはり同じ偶数個の磁石
23、24が一定間隔で円周方向で分布させて固着され
ている。
は以下の如くに作動する。電動機2が回転フレーム1を
回転数nで駆動する。捩り剛性のある水平継手要素20
に磁力で噛み合う垂直継手要素17、18は、回転フレ
ーム1が逆回転方向に回転することによって駆動され
る。垂直継手要素17、18はやはり、遠心室3に結合
される水平継手要素19を同じ回転方向に、但し倍の回
転数で駆動する。回転フレーム1が管路7を遠心室3の
半分の回転数で遠心室の周りを移動させるので、管路の
よじれは避けられる。
す。この実施例が図1を参考に述べた実施態様と相違す
る点は、継手要素の支持円板が円筒形であり、1つの垂
直継手要素のみが回転フレームの横部品で支承されてお
り、その回転フレームは垂直継手要素と反対の側で開口
している。横方向で開口したこの回転フレームは遠心室
内での界面の監視を容易とする。
ーム下半部26とフレーム上半部27とからなり、その
フレーム上半部27は軸の周りを揺動可能にフレーム下
半部26に固着されており、その結果回転フレームは一
方が開放されている。
30の軸29が回転可能に支承されており、この軸が水
平支持円板31に結合されており、この支持円板の円周
面に磁石32が一定間隔で円周方向に分布させて固着さ
れている。フレーム下半部26の軸受35内で回転可能
に支承される垂直継手要素34の支持円板33はその上
面に円周面に沿って一定間隔で磁石36を担持してい
る。垂直継手要素34は、一方では遠心室30に取付け
られる継手要素37と、遠心室30の継手要素37と同
様に構成されて固定架台38に固着される継手要素39
とに磁力で噛み合っている。
は同じ電動機40で行われ、その電動機の出力軸41は
回転フレーム25のフレーム下半部26に固着されてい
る。電動機40が回転フレーム25を回転数nで駆動す
るとき、遠心室30は同じ回転方向に2倍の回転数2n
で回転する。液を遠心室に供給し、もしくはそこから排
出するための管路は図2には示してはない。
ている遠心機駆動装置の原理図である。回転フレーム4
2は垂直軸線の周りを回転可能に図示されていない架台
で支承されている。回転フレーム42の下側支持板42
aに固着される中空軸43がベルトプーリ44を担持し
ており、このベルトプーリから駆動ベルト45が、電動
機47の出力軸46に固着されるベルトプーリ48へと
通じている。図1、図2を参考に述べた実施例における
と同様に、この遠心室49は回転フレーム42の上側支
持板42bに設けられる軸受50aで回転可能に支承さ
れている。遠心室49の下面には円板状支持板50が固
着されており、磁石51は一定間隔で円周方向で分布さ
せて、隣接する磁石の磁極が互いに逆向きとなるように
この支持板に取付けられている。磁石54aを有する同
一構造の第2継手円板54が第1継手円板53に磁力で
噛み合って、駆動軸55に固着されている。
3内を延び、中空軸43に嵌め込まれた軸受56内で回
転フレーム42の軸線の周りを回転可能に支承されてい
る。駆動軸55が担持しているベルトプーリ56から駆
動ベルト57は電動機47の出力軸46に固着されるベ
ルトプーリ58へと通じている。中空軸43のベルトプ
ーリ44が駆動軸55のベルトプーリ56の倍の直径を
有する一方、電動機47の出力軸46に固着されるベル
トプーリ48、58が同じ直径を有し、その結果回転フ
レーム42は継手円板54の駆動軸55の半分の回転数
で同じ回転方向に駆動される。この場合、駆動軸55に
固着される継手円板54は遠心室49に取付けられた継
手円板53に磁力で噛み合って、遠心室をやはり回転フ
レームの倍の回転数で同じ回転方向に駆動する。血液も
しくは血液成分を遠心室に供給し、もしくはそこから排
出するための管路59は継手円板53、54の間の空隙
を通って固定接続箇所59aへと通されている。
1の断面を図4aが示す。図4bは一方の継手円板61
を平面図で示す。上側継手円板60の支持板62の下面
に磁石62a、62bが一定間隔で円周方向に配設され
ており、隣接する磁石の磁極は互いに逆向きである。下
側継手要素61の支持円板63がその上面で磁石63
a、63bを担持している。磁極は図4a,図4bに北
極Nと南極Sで示してある。継手円板60、61が磁力
で噛み合っているとき、両方の継手円板の磁石は逆極性
の磁石がそれぞれ向き合うように配列されている。磁石
が長辺63cと短辺63dとを備えた矩形横断面を有す
るときには、僅かなオフセット角で特別大きなトルクを
伝達することができることが実験で判明した。
中心61aで交差するように円周面に沿って支持円板上
に配置されている。相向き合う継手円板60、61の磁
石間の距離aが継手円板の隣接する磁石間の距離bに実
質的に等しいときには、トルクの伝達は最適である。
様を略図で示す。この血液遠心機は固定架台65とフレ
ーム66とを有し、このフレームは円筒形フレーム下半
部66aとフレーム下半部よりも小さな直径を有する円
筒形フレーム上半部66bとからなる。フレーム下半部
66aは玉軸受72によって垂直軸の周りを回転可能に
固定架台65で支承されている。フレーム上半部66b
が遠心室68を収容しており、この遠心室の軸68aは
回転フレーム66の上側板に設けられた玉軸受70によ
ってフレームの軸の周りを回転可能に支承されている。
継手円板の態様にしたがって構成される継手要素69が
遠心室68の下面に固着されている。この継手円板69
は円筒形強磁性支持板64を有し、偶数の、例えば円板
状の磁石64aは一定間隔で円周方向で交互に極性N、
Sを有してこの支持板の下面に配設されている(図5
b)。血液もしくは血液成分を供給し、もしくは排出す
るための管路71はフレームの横方向開口を通して固定
接続箇所へと通されている。
動軸73は図示しない駆動装置の電動機によって駆動さ
れる。フレーム66の回転軸に対して横にずらして配置
される駆動軸73は、継手円板の態様にしたがって構成
されて、フレーム下半部66a内に配置される第2継手
要素74に結合されている。この第2継手円板74は第
1継手円板69の支持円板64よりも直径の大きい強磁
性支持円板75を有する。その上面にある偶数の磁石7
6はその数が磁石64aの数よりも50%多い。一方で
は第2継手円板74はその円周面の一部にわたって第1
継手円板69に磁力で噛み合っている。他方で第2継手
円板74はその円周面の一部にわたって回転フレーム6
6に磁力で噛み合っており、磁石64aの2倍の数の磁
石77が一定間隔で、その都度隣接する磁石の磁極N、
Sが互いに逆向きとなるようにこの回転フレームの円周
面に固着されている。
る。回転数1.5nで駆動される第2継手円板74は、
一方では遠心室68に結合される第1継手円板69を回
転数2nで駆動し、他方では回転フレーム66を回転数
nで遠心室68と同じ回転方向に駆動する。
様を示す。この血液遠心機は固定架台80とフレーム8
1とを有する。フレーム下半部81aは玉軸受82によ
って垂直軸の周りを回転可能に固定架台80で支承され
ている。フレーム上半部81bは揺動可能にフレーム下
半部81aに固着されており、またはフレーム下半部と
一体であり、遠心室83を収容する。この遠心室の軸8
4aはフレーム81の上側板に設けた軸受けによってそ
の回転軸の周りを回転可能に支承されている。遠心室の
下面に固着される第1継手要素84は偶数の磁石85を
有する継手円板として構成されている。血液もしくは血
液成分を供給し、もしくは排出するための管路86は、
回転フレームの横方向開口を通して固定接続箇所へと通
されている。第1継手円板84と同じ直径の第2継手円
板87が第1継手円板84から距離を置いて、フレーム
の回転軸の周りを回転可能にフレーム81の中間壁81
cで支承されている。第2継手円板87は2つの連結棒
88a、88bによって、同じく継手円板として構成さ
れる第3継手要素89に結合されている。連結棒88
a、88bは、一方では円周の相対する2点で第2継手
円板87に関節式に結合され、他方では同一直径の円周
の相反する2点で第3継手円板89に関節接続されてい
る(図6b)。第3継手円板89はその下面に偶数の磁
石90を有し、その円周面の一部にわたって回転フレー
ム81に磁力で噛み合っている。磁石90の倍の数の磁
石91が一定間隔で円周方向に配設してこの回転フレー
ムの下側板に固着されている。第3継手円板89が駆動
軸92に結合されており、この駆動軸92は図示しない
駆動装置の電動機によって駆動される。
作動する。第3継手円板89に結合される駆動軸92は
回転数2nで駆動される。第3継手円板89は一方では
フレーム81を回転数nで駆動し、他方では連結棒88
a、88bを介して第2継手円板87を回転数2nで駆
動する。第2継手円板自体は遠心室83に結合される第
1継手円板84をフレーム81の倍の回転数2nで同じ
回転方向に駆動する。
図で示す。この血液遠心機は架台130を有し、その架
台に回転フレーム131が回転可能に支承されている。
回転フレーム131は、1つの下側支持板131bおよ
び2つの横壁131c、131dを備えたフレーム下半
部131aと、1つの上側支持板131fおよび2つの
横壁131g、131hを備えたフレーム上半部131
eとからなる。この回転フレームは2つの相対する側で
開口している。回転フレーム131の下側支持板131
bは、架台130からフレーム131内に延びる垂直軸
132で、ころ軸受133によって回転可能に支承され
ている。遠心室135は回転フレーム131の上側支持
板131fでころ軸受134によって回転フレームの軸
の周りを回転可能に支承されている。永久磁石136を
円周上で一定間隔を置いて円周方向で分布させて遠心室
135の下面に固着しており、その際に隣接する磁石の
磁極は互いに逆向きである。その限りではこの遠心室の
構造は前記遠心室と同じである。
遠心室の周りに通され、遠心室の下面で接続されてお
り、血液もしくは血液成分を遠心室135に供給し、も
しくはそこから排出するための単数または複数のチュー
ブをこの撓み管路内にまとめておくことができる。管路
138は横方向で開口した回転フレーム131内を延び
ている。回転フレーム131の横部品131hに取付け
られた管路支え139の端部がハト目140となってお
り、このハト目内で管路が固定されている。しかし管路
138は回転フレーム131に結合することなく、緩く
通しておくこともできる。
141がコイル配置142を担持している。この板14
1の上面に第1コイル142aが固着され、他方では板
の下面に第2コイル142bが固着されている。両コイ
ル142a、142bは電気結線143を介して血液遠
心機の架台130内の制御装置144に接続されてい
る。
転フレーム131の下側支持板131bに他の永久磁石
145が円周上で一定間隔を置いて円周方向で配設され
ており、その都度隣接する磁石の磁極は互いに逆向きで
ある。
第1コイル142aが第1の回転磁界を発生し、その結
果遠心室135が駆動され、他方第2コイル142bは
回転フレーム131を駆動する第2の回転磁界を発生す
る。第1、第2コイル142a、142bは、遠心室1
35が回転フレーム131と同じ回転方向で2倍の回転
数2nで駆動されるように制御装置144によって制御
される。回転フレームから横に引き出される管路138
は遠心室の周りをその半分の回転数でこのまわりを回転
するだけであるので、管路のよじれは防止される。
要素はあたかも歯車の様に構成されている。
要素は歯車の態様にしたがって構成されている。
要素は継手円板の態様にしたがって構成されている。
図である。図4bは、継手円板上の磁石の配置を示す平
面図である。
り、その継手要素は継手円板の態様にしたがって構成さ
れている。図5bは、図5aの遠心機の継手円板上の磁
石の配置を具体的に説明するための原理図である。
り、その継手要素は継手円板の態様にしたがって構成さ
れている。図6bは、図6aの遠心機の継手円板上の磁
石の配置を具体的に説明するための原理図である。
される血液遠心機の実施態様を示す。
Claims (23)
- 【請求項1】 フレーム(1)を回転可能に支承してい
る架台(21)と、この回転フレーム(1)で回転可能
に支承される分離装置(3)と、この分離装置(3)に
トルクを伝達するための第1動力伝達系と、固定接続箇
所(6)から分離装置(3)の周りに通されて分離装置
(3)の固定接続箇所とは反対の側で分離装置(3)に
接続される少なくとも1つの液を供給および/または排
出するための管路(7)と、回転フレーム(1)に第2
トルクを伝達するための第2動力伝達系とを有し、分離
装置(3)が回転フレーム(1)と同じ回転方向に倍の
回転数で回転するように、分離装置(3)と回転フレー
ム(1)が駆動されている遠心機において、 第1および/または第2動力伝達系が、磁力でトルクを
伝達可能であるような状態にある離間配置された継手要
素(17〜20)を有することを特徴とする遠心機。 - 【請求項2】 継手要素が、1つの継手要素の隣接する
磁石の磁極が互いに逆向きとなるように1つの円周上に
配置される磁石(15、16)を有することを特徴とす
る請求項1に記載の遠心機。 - 【請求項3】 継手要素(17〜20)が円板体として
構成されていることを特徴とする請求項1または2に記
載の遠心機。 - 【請求項4】 共通の軸線の周りを回転可能に支承され
る2つの継手要素(53、54)が第1および/または
第2動力伝達系内で磁力で噛み合っており、磁石(5
1、54a)が継手要素の上面または下面に円周に沿っ
て配置されていることを特徴とする請求項3に記載の遠
心機。 - 【請求項5】 2つの平行な軸線の周りを回転可能に支
承される2つの継手要素(69、74)が第1および/
または第2動力伝達系内で磁力で噛み合っており、磁石
(64a、76)が継手要素の上面または下面に円周に
沿って配置されていることを特徴とする請求項3に記載
の遠心機。 - 【請求項6】 互いに直交する2つの軸線の周りを回転
可能に支承される2つの継手要素(17、19)が第1
および/または第2動力伝達系内に設けられており、磁
石(15、23)が継手要素の周面に円周に沿って配置
されていることを特徴とする請求項3に記載の遠心機。 - 【請求項7】 互いに直交する2つの軸線の周りに配置
される2つの継手要素(34、37)が第1および/ま
たは第2動力伝達系内に設けられており、一方の継手要
素(34)の磁石(32)がその周面に、また他方の継
手要素(33)の磁石(37)がその上面または下面
に、円周に沿って配置されていることを特徴とする請求
項3に記載の遠心機。 - 【請求項8】 磁石(64a、76)が円形横断面を有
することを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記
載の遠心機。 - 【請求項9】 磁石(63a、63b)が、短辺(63
c)と長辺(63d)とを備えた矩形横断面を有し、磁
石の長軸線が半径方向に延びるように磁石が継手要素に
配置されていることを特徴とする請求項3〜7のいずれ
か1項に記載の遠心機。 - 【請求項10】 1つの継手要素(60)の磁石(62
a、62b)の間の横方向距離(b)が、一方の継手要
素(60)の磁石(62a)とこの一方の継手要素が磁
力で噛み合っている他方の継手要素(62)の反対側の
磁石(63a)との間の距離(a)に実質的に一致して
いることを特徴とする請求項9に記載の遠心機。 - 【請求項11】 分離装置(3)が、第2継手要素(1
7)に磁力で噛み合う第1継手要素(19)に結合され
ており、回転フレームの軸線を横切って延びる軸線の周
りを回転可能に第2継手要素が回転フレームで支承され
ており、第1継手要素と同軸で架台(21)に固着され
る第3継手要素(20)に第2継手要素が磁力で噛み合
っていることを特徴とする請求項2または3に記載の遠
心機。 - 【請求項12】 第4継手要素(14)が、第2継手要
素とは反対の側で、回転フレーム(1)の軸線を横切っ
て延びる軸線の周りを回転可能に回転フレームで支承さ
れて、第1継手要素(19)と第3継手要素(20)と
に磁力で噛み合っていることを特徴とする請求項11に
記載の遠心機。 - 【請求項13】 回転フレーム(42)が中空軸(4
3)を介して駆動可能であり、第1継手要素(54)に
結合される駆動軸(55)がこの中空軸内で同軸で回転
可能に支承されており、第1継手要素に磁力で噛み合う
分離装置(49)に第2継手要素(53)が結合されて
いることを特徴とする請求項2または3に記載の遠心
機。 - 【請求項14】 分離装置(68)が第1継手要素(6
9)に結合されており、第1継手要素に磁力で噛み合う
第2継手要素(74)が回転フレームの軸線と平行な軸
線の周りを回転可能に回転フレーム(66)内に配置さ
れており、第2継手要素の直径が第1継手要素の直径よ
りも大きく、回転フレームが第3継手要素として構成さ
れて、第2継手要素に磁力で噛み合っていることを特徴
とする請求項2または3に記載の遠心機。 - 【請求項15】 分離装置(83)が第1継手要素(8
4)に結合されており、第1継手要素に磁力で噛み合う
第2継手要素(87)が回転フレームの軸線の周りを回
転可能に回転フレーム(81)内で支承されており、伝
動部材(88a、88b)を介して第2継手要素に結合
される第3継手要素(89)が回転フレームの軸線と平
行な軸線の周りを回転可能に回転フレーム内で支承され
ており、回転フレームが第4継手要素として構成され
て、第3継手要素に磁力で噛み合っていることを特徴と
する請求項2または3に記載の遠心機。 - 【請求項16】 分離装置(3)が回転フレーム(1)
内に配置されていることを特徴とする請求項1〜15の
いずれか1項に記載の遠心機。 - 【請求項17】 フレーム(1)を回転可能に支承して
いる架台(21)と、この回転フレーム(1)で回転可
能に支承される分離装置(3)と、この分離装置(3)
にトルクを伝達するための第1動力伝達系と、固定接続
箇所(6)から分離装置(3)の周りに通されて分離装
置(3)の固定接続箇所とは反対の側で分離装置(3)
に接続される少なくとも1つの液を供給および/または
排出するための管路(7)と、回転フレーム(1)に第
2トルクを伝達するための第2動力伝達系とを有し、分
離装置(3)が回転フレーム(1)と同じ回転方向に倍
の回転数で回転するように、分離装置(3)と回転フレ
ーム(1)が駆動されている遠心機において、 第1および/または第2動力伝達系が、第1および/ま
たは第2コイル配置(142)を備えた少なくとも1つ
の固定子(143)と、磁力でトルクを伝達可能である
ような状態にある磁気結合手段(145/136)とを
有することを特徴とする遠心機。 - 【請求項18】 回転フレーム(131)が上側支持板
(131b)と下側支持板(131f)とを含み、分離
装置(135)が回転可能に上側支持板で支承されてお
り、第1および/または第2コイル配置(142)を備
えた固定子(143)が上側支持板と下側支持板との間
に配置されていることを特徴とする請求項17に記載の
遠心機。 - 【請求項19】 磁気結合手段が、分離装置(135)
に設けられる永久磁石(136)であり、分離装置にト
ルクを伝達するために第1コイル配置(142a)が第
1回転磁界を発生することを特徴とする請求項18に記
載の遠心機。 - 【請求項20】 永久磁石(136)が一定した間隔で
分離装置(135)の下面に周方向で配設されており、
その都度隣接する磁石の磁極が互いに逆向きであること
を特徴とする請求項19に記載の遠心機。 - 【請求項21】 磁気結合手段が、回転フレーム(13
1)に設けられる永久磁石(145)であり、回転フレ
ームにトルクを伝達するために第2コイル配置(142
b)が第2回転磁界を発生することを特徴とする請求項
18に記載の遠心機。 - 【請求項22】 永久磁石(145)が一定した間隔で
回転フレーム(131)の下側支持板(131b)に周
方向で配設されており、その都度隣接する磁石の磁極が
互いに逆向きであることを特徴とする請求項21に記載
の遠心機。 - 【請求項23】 回転フレーム(131)の下側支持板
(131b)が、回転フレーム内を延びる支持体(13
2)で回転可能に支承されており、この支持体に固定子
(143)が固着されていることを特徴とする請求項1
8〜22のいずれか1項に記載の遠心機。
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