JPH11262676A - ディスポーザーの取り付け構造 - Google Patents
ディスポーザーの取り付け構造Info
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- JPH11262676A JPH11262676A JP6672798A JP6672798A JPH11262676A JP H11262676 A JPH11262676 A JP H11262676A JP 6672798 A JP6672798 A JP 6672798A JP 6672798 A JP6672798 A JP 6672798A JP H11262676 A JPH11262676 A JP H11262676A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスポーザーによる生ゴミ破砕処理時の震
動によって発生する騒音を抑制するようなディスポーザ
ーの取り付け技術を提供する。 【解決手段】 シンク1底部の排水口2より円筒状止め
具17を突出させ、該円筒状止め具17に螺合する排水
口止め具27により円筒状止め具17を排水口2に取り
付け、排水口2に取り付けられた円筒状止め具17の突
出部分をディスポーザー受入口20に挿入してディスポ
ーザー本体3を接続するディスポーザーの取り付け構造
について、排水口止め具17とシンク1底部の外面部間
に挟持される複数枚の薄シートを重ね合わせた防震シー
ト23を形成し、そして薄シートの厚さが各々約1mm
に設定されているものとした。
動によって発生する騒音を抑制するようなディスポーザ
ーの取り付け技術を提供する。 【解決手段】 シンク1底部の排水口2より円筒状止め
具17を突出させ、該円筒状止め具17に螺合する排水
口止め具27により円筒状止め具17を排水口2に取り
付け、排水口2に取り付けられた円筒状止め具17の突
出部分をディスポーザー受入口20に挿入してディスポ
ーザー本体3を接続するディスポーザーの取り付け構造
について、排水口止め具17とシンク1底部の外面部間
に挟持される複数枚の薄シートを重ね合わせた防震シー
ト23を形成し、そして薄シートの厚さが各々約1mm
に設定されているものとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防震機能を向上させ
たディスポーザーの取り付け構造に関する。
たディスポーザーの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴミ問題は身近な環境問題として
社会的関心を集めている。このゴミ問題の解決を促進す
るため、集合住宅その他の厨房から発生する生ゴミの再
利用を図るとともに汚泥などの排出を抑制し、あわせて
生ゴミの搬送・収集・処理に係わる労力や負担を軽減す
る目的でディスポーザーによる生ゴミリサイクルの開発
が進められている。
社会的関心を集めている。このゴミ問題の解決を促進す
るため、集合住宅その他の厨房から発生する生ゴミの再
利用を図るとともに汚泥などの排出を抑制し、あわせて
生ゴミの搬送・収集・処理に係わる労力や負担を軽減す
る目的でディスポーザーによる生ゴミリサイクルの開発
が進められている。
【0003】このような目的で使用されるディスポーザ
ーは図3に示すように家庭の台所シンク1底部の排水口
2に取り付けられるものである。このディスポーザー本
体3の取り付けは、まずシンク1底部の排水口2に突出
させた円筒状止め具とその円筒状止め具を排水口2に取
り付ける排水口止め具との螺合により、円筒状止め具を
突出した状態で排水口2に取り付ける。そして、排水口
2に取り付けられた円筒状止め具の突出部分をディスポ
ーザー本体3の受入口に挿入し、円筒状止め具が挿入さ
れた受入口の外側から締付具により締め付け円筒状止め
具とディスポーザー本体3の受入口とを接続することで
ディスポーザー本体3が排出口2に取り付けられる。
ーは図3に示すように家庭の台所シンク1底部の排水口
2に取り付けられるものである。このディスポーザー本
体3の取り付けは、まずシンク1底部の排水口2に突出
させた円筒状止め具とその円筒状止め具を排水口2に取
り付ける排水口止め具との螺合により、円筒状止め具を
突出した状態で排水口2に取り付ける。そして、排水口
2に取り付けられた円筒状止め具の突出部分をディスポ
ーザー本体3の受入口に挿入し、円筒状止め具が挿入さ
れた受入口の外側から締付具により締め付け円筒状止め
具とディスポーザー本体3の受入口とを接続することで
ディスポーザー本体3が排出口2に取り付けられる。
【0004】また、ディスポーザー本体3の基本構造
は、円筒内壁4に固定されたスリット状又は円形の固定
刃5と、モータ6で回転する円盤7に取り付けられた可
動式ハンマー8とで構成されている。そして使用に際し
ては、一定量の水9を投入しながらディスポーザー本体
3を稼働させ、水9とともに回転する生ゴミ10を可動
式ハンマー8や固定刃5によりすりつぶすようにして破
砕し、円盤7等に設けられた小穴から排水室11へ押し
流され、排水管12を通して排水処理工程へ送られる。
このような構造のためディスポーザーで生ゴミを破砕処
理する時には、当然に震動や騒音が発生し室内環境へ影
響を及ぼすことになる。従来、シンク底部の排水口へデ
ィスポーザーを取り付ける場合、漏水防止を図るための
シール用パッキンが、円筒状止め具と排水口の間と、排
水口と排水口止め具の間との2箇所に介在させるもので
あった。この従来の取り付け構造では、生ゴミ破砕処理
をすると90dB以上の騒音が発生していた。
は、円筒内壁4に固定されたスリット状又は円形の固定
刃5と、モータ6で回転する円盤7に取り付けられた可
動式ハンマー8とで構成されている。そして使用に際し
ては、一定量の水9を投入しながらディスポーザー本体
3を稼働させ、水9とともに回転する生ゴミ10を可動
式ハンマー8や固定刃5によりすりつぶすようにして破
砕し、円盤7等に設けられた小穴から排水室11へ押し
流され、排水管12を通して排水処理工程へ送られる。
このような構造のためディスポーザーで生ゴミを破砕処
理する時には、当然に震動や騒音が発生し室内環境へ影
響を及ぼすことになる。従来、シンク底部の排水口へデ
ィスポーザーを取り付ける場合、漏水防止を図るための
シール用パッキンが、円筒状止め具と排水口の間と、排
水口と排水口止め具の間との2箇所に介在させるもので
あった。この従来の取り付け構造では、生ゴミ破砕処理
をすると90dB以上の騒音が発生していた。
【0005】また、ディスポーザーが取り付けられる台
所シンクの構造は、シンク底部の排水口形状やシンクを
形成する鋼板厚さが、台所シンクのメーカーにより種々
の相違がある。そのため、排水口形状が異なればそれに
対応するディスポーザー取付具を準備しなければならな
く、取り付け作業の効率化が図れないことが多い。さら
に、シンクを形成する鋼板の厚みが薄い場合には、ディ
スポーザーでの生ゴミ破砕処理時に発生する騒音も大き
くなる傾向となる。
所シンクの構造は、シンク底部の排水口形状やシンクを
形成する鋼板厚さが、台所シンクのメーカーにより種々
の相違がある。そのため、排水口形状が異なればそれに
対応するディスポーザー取付具を準備しなければならな
く、取り付け作業の効率化が図れないことが多い。さら
に、シンクを形成する鋼板の厚みが薄い場合には、ディ
スポーザーでの生ゴミ破砕処理時に発生する騒音も大き
くなる傾向となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はディ
スポーザーによる生ゴミ破砕処理時の震動によって発生
する騒音を抑制するようなディスポーザーの取り付け技
術を提供するとともにシンク構造の相違に対応して容易
にディスポーザーが取り付けられる技術をも提供せんと
するものである。
スポーザーによる生ゴミ破砕処理時の震動によって発生
する騒音を抑制するようなディスポーザーの取り付け技
術を提供するとともにシンク構造の相違に対応して容易
にディスポーザーが取り付けられる技術をも提供せんと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記する課題を解決する
ために本発明では、シンク底部の排水口より円筒状止め
具を突出させ、該円筒状止め具に螺合する排水口止め具
により円筒状止め具を排水口に取り付け、排水口に取り
付けられた円筒状止め具の突出部分をディスポーザー受
入口に挿入してディスポーザー本体を接続するディスポ
ーザーの取り付け構造について、排水口止め具とシンク
底部の外面部間に挟持される複数枚の薄シートを重ね合
わせた防震シートを形成し、そして薄シートの厚さが各
々約1mmに設定されているものとした。このようなデ
ィスポーザーの取り付け構造によると、生ゴミ破砕処理
時に発生する騒音は80dB以下に押さえることができ
る。本発明における排水口止め具とシンク底部の外面部
間に挟持される防震シートは薄シートを重ね合わせて形
成した、いわゆる積層構造となっているため、ディスポ
ーザーから発生する上下左右・斜め方向の複雑な震動を
十分に吸収することができ、その震動を直接シンク底部
へ伝達することを防止する。その結果、本発明によるデ
ィスポーザー取り付け構造とすれば生ゴミ破砕処理時に
発生する騒音を大幅に低下することが可能となる。以上
及び以下において防震シートを形成する薄シートの厚み
が約1mmというのは0.8〜1.2mm範囲の厚さの
ことをいうものである。
ために本発明では、シンク底部の排水口より円筒状止め
具を突出させ、該円筒状止め具に螺合する排水口止め具
により円筒状止め具を排水口に取り付け、排水口に取り
付けられた円筒状止め具の突出部分をディスポーザー受
入口に挿入してディスポーザー本体を接続するディスポ
ーザーの取り付け構造について、排水口止め具とシンク
底部の外面部間に挟持される複数枚の薄シートを重ね合
わせた防震シートを形成し、そして薄シートの厚さが各
々約1mmに設定されているものとした。このようなデ
ィスポーザーの取り付け構造によると、生ゴミ破砕処理
時に発生する騒音は80dB以下に押さえることができ
る。本発明における排水口止め具とシンク底部の外面部
間に挟持される防震シートは薄シートを重ね合わせて形
成した、いわゆる積層構造となっているため、ディスポ
ーザーから発生する上下左右・斜め方向の複雑な震動を
十分に吸収することができ、その震動を直接シンク底部
へ伝達することを防止する。その結果、本発明によるデ
ィスポーザー取り付け構造とすれば生ゴミ破砕処理時に
発生する騒音を大幅に低下することが可能となる。以上
及び以下において防震シートを形成する薄シートの厚み
が約1mmというのは0.8〜1.2mm範囲の厚さの
ことをいうものである。
【0008】そして、本発明における取り付け構造での
防震シートは合成ゴム材にて形成され、防震シートは薄
シートを3〜5枚重ね合わたものであるものが好まし
い。防震シートを形成する薄シートは一般的な合成ゴム
を用いればよく本発明のディスポーザーの取り付け構造
において十分に震動を吸収することができる。また、そ
の合成ゴムの硬さは60度程度のものを用いることが震
動の吸収が良く、安定的にディスポーザーを取り付ける
ことができるものとなる。そして、防震シートを形成す
る約1mm厚の薄シートの重ね合わせる枚数は、1〜2
枚では震動を吸収する機能が十分に働かず騒音が大きく
なり、6枚以上にすると震動を吸収する機能は向上する
もののディスポーザーをシンク排水口へ安定的に取り付
けづらくなる。
防震シートは合成ゴム材にて形成され、防震シートは薄
シートを3〜5枚重ね合わたものであるものが好まし
い。防震シートを形成する薄シートは一般的な合成ゴム
を用いればよく本発明のディスポーザーの取り付け構造
において十分に震動を吸収することができる。また、そ
の合成ゴムの硬さは60度程度のものを用いることが震
動の吸収が良く、安定的にディスポーザーを取り付ける
ことができるものとなる。そして、防震シートを形成す
る約1mm厚の薄シートの重ね合わせる枚数は、1〜2
枚では震動を吸収する機能が十分に働かず騒音が大きく
なり、6枚以上にすると震動を吸収する機能は向上する
もののディスポーザーをシンク排水口へ安定的に取り付
けづらくなる。
【0009】さらに、本発明では排水口より突出させる
円筒状止め具の外形サイズと排水口内径サイズを調整し
て円筒状止め具を排出口に支持するアダプタを備えたも
のであり、複数枚の薄シートを重ね合わせる防震シート
は、その内の上位薄シートがシンク底部の外側面形状に
対応させた凹凸部を備え、ディスポーザー止め具のフラ
ンジ部とシンク底部の外側面間に挟持された状態であっ
て、シンク底部の外側面を密封するものとした。このよ
うなディスポーザーの取り付け構造によれば、シンク排
出口の形状がいびつな場合であっても、シンク底部の外
側面と上位薄シートが確実に密着することになるので漏
水を完全に防止することができる。
円筒状止め具の外形サイズと排水口内径サイズを調整し
て円筒状止め具を排出口に支持するアダプタを備えたも
のであり、複数枚の薄シートを重ね合わせる防震シート
は、その内の上位薄シートがシンク底部の外側面形状に
対応させた凹凸部を備え、ディスポーザー止め具のフラ
ンジ部とシンク底部の外側面間に挟持された状態であっ
て、シンク底部の外側面を密封するものとした。このよ
うなディスポーザーの取り付け構造によれば、シンク排
出口の形状がいびつな場合であっても、シンク底部の外
側面と上位薄シートが確実に密着することになるので漏
水を完全に防止することができる。
【0010】そしてさらに、本発明では上記アダプタと
防震シートの内の上位薄シートとを、各々、シンク形状
に合わせて複数枚用意し、取り付け対象部位に合わせて
選択使用するものとした。このようにすれば、ディスポ
ーザーを取り付けるシンク底部の外側面形状又は排水口
サイズが異なる場合でも、その取り付け対象部位に合う
アダプタと上位薄シートとが予め準備されているので、
それらを取り替えるだけで本発明の取り付け構造にする
ことができ、取り付け作業の効率化が図れるものとな
る。
防震シートの内の上位薄シートとを、各々、シンク形状
に合わせて複数枚用意し、取り付け対象部位に合わせて
選択使用するものとした。このようにすれば、ディスポ
ーザーを取り付けるシンク底部の外側面形状又は排水口
サイズが異なる場合でも、その取り付け対象部位に合う
アダプタと上位薄シートとが予め準備されているので、
それらを取り替えるだけで本発明の取り付け構造にする
ことができ、取り付け作業の効率化が図れるものとな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による一実施形態を図1及
び図2より説明する。尚、従来と同様なところは同一符
号をもって示し、重複説明を省略する。図1はディスポ
ーザーが台所用シンク底部の排水口に取り付けられた状
態の断面図を示している。また、図2はディスポーザー
を台所用シンク底部の排水口に取り付ける際の取り付け
用部材を上下方向に分解した状態を示す概略斜視図であ
る。図1及び図2に示すように台所用シンク1底部の排
水口2の上側には排水口2開口部に沿うように形成した
シール用第1パッキン(3mm厚)13と、排水口2内
径サイズに合わせたアダプター14と、アダプター14
の開口円周凹部15に沿うように形成されたシール用第
2パッキン(3mm厚)16とが配置されており、その
上には円筒状止め具17が配置されている。この円筒状
止め具17はフランジ部18と筒部19により構成され
ている。このフランジ部18はシール用第2パッキン1
6を介し、アダプター14により支持され、筒部19が
排水口2より吊り下げられ突出した状態となる。筒部1
9はディスポーザー本体3の受入口20に挿入できるだ
けの長さを有しており、外側ネジ部21と受入口20へ
挿入された際に受入口20の内側に設けている図示せぬ
凹部と係合する突部22とが形成されている。
び図2より説明する。尚、従来と同様なところは同一符
号をもって示し、重複説明を省略する。図1はディスポ
ーザーが台所用シンク底部の排水口に取り付けられた状
態の断面図を示している。また、図2はディスポーザー
を台所用シンク底部の排水口に取り付ける際の取り付け
用部材を上下方向に分解した状態を示す概略斜視図であ
る。図1及び図2に示すように台所用シンク1底部の排
水口2の上側には排水口2開口部に沿うように形成した
シール用第1パッキン(3mm厚)13と、排水口2内
径サイズに合わせたアダプター14と、アダプター14
の開口円周凹部15に沿うように形成されたシール用第
2パッキン(3mm厚)16とが配置されており、その
上には円筒状止め具17が配置されている。この円筒状
止め具17はフランジ部18と筒部19により構成され
ている。このフランジ部18はシール用第2パッキン1
6を介し、アダプター14により支持され、筒部19が
排水口2より吊り下げられ突出した状態となる。筒部1
9はディスポーザー本体3の受入口20に挿入できるだ
けの長さを有しており、外側ネジ部21と受入口20へ
挿入された際に受入口20の内側に設けている図示せぬ
凹部と係合する突部22とが形成されている。
【0012】排水口2の下側には、約1mm厚で硬さ6
0度である合成ゴム製薄シートを4枚重ねた防震シート
23が配置されており、その内の上位防震シート24は
シンク1底部の外面形状に対応する凹凸が形成されてい
る。そして、この防震シート23を下側から支持する支
持板25と、この支持板25の下には円筒状止め具17
の筒部19にある外側ネジ部20に螺合する内側ネジ部
26を有する排水口止め具27とが配置されている。
0度である合成ゴム製薄シートを4枚重ねた防震シート
23が配置されており、その内の上位防震シート24は
シンク1底部の外面形状に対応する凹凸が形成されてい
る。そして、この防震シート23を下側から支持する支
持板25と、この支持板25の下には円筒状止め具17
の筒部19にある外側ネジ部20に螺合する内側ネジ部
26を有する排水口止め具27とが配置されている。
【0013】排水口2より吊り下げられ筒部19が突出
した状態の円筒状止め具17と排水口止め具27との螺
合により、シンク1底部の外側面と支持板25との間に
防震シート23が挟持された状態で、円筒状止め具17
は排水口2へ取り付けられる。
した状態の円筒状止め具17と排水口止め具27との螺
合により、シンク1底部の外側面と支持板25との間に
防震シート23が挟持された状態で、円筒状止め具17
は排水口2へ取り付けられる。
【0014】そして、排水口2へ取り付けられた円筒状
止め具17の下方に突出する筒部19を、筒部19に形
成してある突部22がディスポーザー本体3の受入口2
0の内側に設けられている図示せぬ凹部と係合するまで
挿入する。この挿入状態で受入口20の外側面くびれ部
28に合うように形成された合成ゴムパッキン29をは
め入れ、その合成ゴムパッキン29の外側からネジ締め
部30を有する締付具31により締め付けることでディ
スポーザー本体3が円筒状止め具17に接続され、シン
ク1底部の排水口2にディスポーザー本体3が取り付け
られることになる。
止め具17の下方に突出する筒部19を、筒部19に形
成してある突部22がディスポーザー本体3の受入口2
0の内側に設けられている図示せぬ凹部と係合するまで
挿入する。この挿入状態で受入口20の外側面くびれ部
28に合うように形成された合成ゴムパッキン29をは
め入れ、その合成ゴムパッキン29の外側からネジ締め
部30を有する締付具31により締め付けることでディ
スポーザー本体3が円筒状止め具17に接続され、シン
ク1底部の排水口2にディスポーザー本体3が取り付け
られることになる。
【0015】以上のようにして取り付けられたディスポ
ーザーの取り付け部分の状態は、図1に示すように防震
シート23の上位薄シート24の形状がシンク1底部の
外側面形状に対応する凹凸が形成されているので、シー
ル用第1パッキン13及びシール用第2パッキン16の
隙間から水が進入したとしても、それ以上外部に水漏れ
しないよう上位薄シート24で完全に封をした状態とな
るように密着している。
ーザーの取り付け部分の状態は、図1に示すように防震
シート23の上位薄シート24の形状がシンク1底部の
外側面形状に対応する凹凸が形成されているので、シー
ル用第1パッキン13及びシール用第2パッキン16の
隙間から水が進入したとしても、それ以上外部に水漏れ
しないよう上位薄シート24で完全に封をした状態とな
るように密着している。
【0016】次に、本発明による騒音防止効果を確認し
た試験結果を表1に示す。
た試験結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1は破砕対象物である2種類の生ゴミを
破砕した時の騒音を騒音計測機[リオン(株)社製NA2
0]により測定し、その破砕時の瞬間最大騒音値を示し
たものである。破砕対象物としての「標準厨芥A」は野
菜類(ニンジン、キャベツ等)、果物類(バナナの皮、
リンゴ、ミカンの皮等)の生ゴミを2cmから5cm程
度におおまかに切り分けたものを合計で200gにした
生ゴミを示しており、「標準厨芥B」は上記野菜類及び
果実類に加えて鶏骨や鶏卵の殻、魚骨を含ませて合計2
00gした生ゴミを示している。
破砕した時の騒音を騒音計測機[リオン(株)社製NA2
0]により測定し、その破砕時の瞬間最大騒音値を示し
たものである。破砕対象物としての「標準厨芥A」は野
菜類(ニンジン、キャベツ等)、果物類(バナナの皮、
リンゴ、ミカンの皮等)の生ゴミを2cmから5cm程
度におおまかに切り分けたものを合計で200gにした
生ゴミを示しており、「標準厨芥B」は上記野菜類及び
果実類に加えて鶏骨や鶏卵の殻、魚骨を含ませて合計2
00gした生ゴミを示している。
【0019】また、表1中「騒音対策」の欄に「従来」
とあるのは、漏水防止を図るためのシール用パッキン
を、円筒状止め具と排水口の間と、排水口と排水口止め
具の間との2箇所に介在させ、防震シートを挟持させな
い状態でディスポーザーを取り付けた従来構造での場合
を示しており、「本発明」とあるのは本発明の一実施形
態で説明した取り付け構造での場合を示している。表欄
外に記載した暗騒音とはディスポーザーを稼働していな
い状態の騒音レベルを示している。試験に用いたディス
ポーザーはアナハイムBF891(アナハイム社製)
で、取り付けた試験用シンクはシンク鋼板厚0.7mm
のサンウェ−ブ1槽式のものを使用した。なお、騒音測
定はシンク底部の排水口中心より正面側に0.6m離
れ、シンクが取付られているキッチン台を設置している
コンクリート床面から1.2mの高さ位置で行った。
とあるのは、漏水防止を図るためのシール用パッキン
を、円筒状止め具と排水口の間と、排水口と排水口止め
具の間との2箇所に介在させ、防震シートを挟持させな
い状態でディスポーザーを取り付けた従来構造での場合
を示しており、「本発明」とあるのは本発明の一実施形
態で説明した取り付け構造での場合を示している。表欄
外に記載した暗騒音とはディスポーザーを稼働していな
い状態の騒音レベルを示している。試験に用いたディス
ポーザーはアナハイムBF891(アナハイム社製)
で、取り付けた試験用シンクはシンク鋼板厚0.7mm
のサンウェ−ブ1槽式のものを使用した。なお、騒音測
定はシンク底部の排水口中心より正面側に0.6m離
れ、シンクが取付られているキッチン台を設置している
コンクリート床面から1.2mの高さ位置で行った。
【0020】表1に示すように、従来の取り付け構造で
は「空転時」で73dB、水だけを流しながらディスポ
ーザーを稼働した場合を示す「流水のみ」の時で86d
B、「標準厨芥A」破砕時で90dBとなり、さらに鶏
骨等を含む「標準厨芥B」破砕時には97dBにも騒音
レベルが上がることが確認された。一方、本発明による
ディスポーザの取り付け構造にした場合では、「空転
時」、「流水のみ」、「標準厨芥A」破砕時と稼働状態
を変化させても騒音レベルは殆ど変わらずおよそ70d
B以下であり、鶏骨等を含む「標準厨芥B」破砕時でも
80dB以下の騒音に押さえらていることが確認され
た。
は「空転時」で73dB、水だけを流しながらディスポ
ーザーを稼働した場合を示す「流水のみ」の時で86d
B、「標準厨芥A」破砕時で90dBとなり、さらに鶏
骨等を含む「標準厨芥B」破砕時には97dBにも騒音
レベルが上がることが確認された。一方、本発明による
ディスポーザの取り付け構造にした場合では、「空転
時」、「流水のみ」、「標準厨芥A」破砕時と稼働状態
を変化させても騒音レベルは殆ど変わらずおよそ70d
B以下であり、鶏骨等を含む「標準厨芥B」破砕時でも
80dB以下の騒音に押さえらていることが確認され
た。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるとシ
ンク底部の排水口にディスポーザーを取り付けて生ゴミ
破砕処理を行っても、その時発生する騒音を大幅に抑制
することできる。また、ディスポーザーを取り付けるシ
ンクの底部形状、排水口サイズが相違していたとして
も、支持板兼用の数種類のアダプターの選択使用と、防
震シートの内の上位薄シートの上側面にシンク底部の外
側面形状に予め対応する凹凸部を形成しておき、これを
数種類用意して選択使用することにより、容易にその構
造の相違にも対応してディスポーザーを取り付けること
が可能となる。
ンク底部の排水口にディスポーザーを取り付けて生ゴミ
破砕処理を行っても、その時発生する騒音を大幅に抑制
することできる。また、ディスポーザーを取り付けるシ
ンクの底部形状、排水口サイズが相違していたとして
も、支持板兼用の数種類のアダプターの選択使用と、防
震シートの内の上位薄シートの上側面にシンク底部の外
側面形状に予め対応する凹凸部を形成しておき、これを
数種類用意して選択使用することにより、容易にその構
造の相違にも対応してディスポーザーを取り付けること
が可能となる。
【図1】本発明の取り付け構造により排水口に取り付け
られたディスポーザーの取り付け部分の断面図。
られたディスポーザーの取り付け部分の断面図。
【図2】本発明の一実施形態におけるディスポーザーの
取り付け構造分解図。
取り付け構造分解図。
【図3】台所シンクに取り付けられたディスポーザーの
概略断面図。
概略断面図。
1 シンク 2 排水口 3 ディスポーザー本体 4 円筒内壁 5 固定刃 6 モーター 7 円盤 8 可動式ハンマー 9 水 10 生ゴミ 11 排水室 12 排水管 13 シール用第1パッキン 14 アダプター 15 凹部 16 シール用第2パッキン 17 円筒状止め具 18 フランジ部 19 筒部 20 受入口 21 外側ネジ部 22 突部 23 防震シート 24 上位薄シート 25 支持板 26 内側ネジ部 27 排水口止め具 28 くびれ部 29 合成ゴムパッキン 30 ネジ締め部 31 締付具
Claims (4)
- 【請求項1】 シンク底部の排水口より円筒状止め具を
突出させ、該円筒状止め具に螺合する排水口止め具によ
り円筒状止め具を排水口に取り付け、排水口に取り付け
られた円筒状止め具の突出部分をディスポーザー受入口
に挿入してディスポーザー本体を接続するディスポーザ
ーの取り付け構造において、 排水口止め具とシンク底部の外面部間に挟持される複数
枚の薄シートを重ね合わせた防震シートを形成し、そし
て薄シートの厚さが各々約1mmに設定されていること
を特徴とするディスポーザーの取り付け構造。 - 【請求項2】 防震シートは合成ゴム材にて形成され、
防震シートは薄シートを3〜5枚重ね合わたものである
請求項1に記載のディスポーザーの取り付け構造。 - 【請求項3】 排水口より突出させる円筒状止め具の外
形サイズと排水口内径サイズを調整して円筒状止め具を
排出口に支持するアダプタを備えたものであり、複数枚
の薄シートを重ね合わせる防震シートは、その内の上位
薄シートがシンク底部の外側面形状に対応させた凹凸部
を備え、ディスポーザー止め具のフランジ部とシンク底
部の外側面間に挟持された状態であって、シンク底部の
外側面を密封するものである請求項1又は2のいずれか
に記載のディスポーザーの取り付け構造。 - 【請求項4】 アダプタと防震シートの内の上位薄シー
トとを、各々、シンク形状に合わせて複数枚用意し、取
り付け対象部位に合わせて選択使用するものである請求
項3記載のディスポーザーの取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6672798A JP2886151B1 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ディスポーザーの取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6672798A JP2886151B1 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ディスポーザーの取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2886151B1 JP2886151B1 (ja) | 1999-04-26 |
JPH11262676A true JPH11262676A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13324226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6672798A Expired - Fee Related JP2886151B1 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ディスポーザーの取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2886151B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006045918A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Nippon Soda Co Ltd | ヌメリ取り容器用スペーサー |
US10806905B2 (en) | 2014-08-05 | 2020-10-20 | Cardiovascular Systems, Inc. | Reformable guidewire tip |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP6672798A patent/JP2886151B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006045918A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Nippon Soda Co Ltd | ヌメリ取り容器用スペーサー |
JP4602712B2 (ja) * | 2004-08-05 | 2010-12-22 | 日本曹達株式会社 | ヌメリ取り容器用スペーサー |
US10806905B2 (en) | 2014-08-05 | 2020-10-20 | Cardiovascular Systems, Inc. | Reformable guidewire tip |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2886151B1 (ja) | 1999-04-26 |
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