JPH11260800A - 半導体装置の製造工程の管理方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造工程の管理方法及び半導体装置

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JPH11260800A
JPH11260800A JP5758198A JP5758198A JPH11260800A JP H11260800 A JPH11260800 A JP H11260800A JP 5758198 A JP5758198 A JP 5758198A JP 5758198 A JP5758198 A JP 5758198A JP H11260800 A JPH11260800 A JP H11260800A
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JP
Japan
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semiconductor device
insulating film
wiring
etching
pattern
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JP5758198A
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English (en)
Inventor
Kouji Eriguchi
浩二 江利口
Takayuki Yamada
隆順 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハレベルでのマイクロローディング効果
の算出手法および検査機能を有する半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 半導体基板3と、ゲート酸化膜7と、ゲ
ート電極6と、ゲート電極6に接続される配線4とを備
えている。ドライエッチング工程において、マイクロロ
ーディング効果によってオープン領域のエッチング終了
後に密集領域におけるエッチング終了していない場合、
密集領域における配線4が孤立する前と孤立した後とで
は、プラズマに暴露される配線4の面積が異なるので、
ゲート酸化膜7を通過する電流Ipzが変化する。この相
違から、ゲート酸化膜7のQbd劣化量,リーク電流量
や、半導体装置のgm劣化量,閾値電圧シフト量などの
変化特性が異なることを利用して、エッチング速度のパ
ターン依存性(マイクロローディング効果など)に起因
するエッチング速度の低下量を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOS構造を有する半
導体装置の製造工程における工程管理方法及びその検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高集積化が大き
く進展してきており、MOS型半導体装置においても、
トランジスタ素子の微細化・高性能化の要求から、ドラ
イエッチング加工工程では、微細で高アスペクト比の形
状を有する加工技術が行われている。特に、加工パター
ンの分布(パターン密度)が複雑化してきており、例え
ばエッチングにより金属膜をパターニングして配線を形
成する工程においても、配線の密集した部分と開口率の
大きいほとんど配線のない部分とが同時に存在するよう
な状況でのエッチングが行われている。また、配線パタ
ーン中の各配線間の距離についても、例えば、0.2μ
mから数100μmの範囲で種々の値が存在しており、
バリエーションが増大してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように配線間の距離のバリエーションが増大すると、そ
の配線間の距離の相違によって、エッチング速度が異な
るという現象が生じる場合もある。以下、その現象につ
いて、図1(a)−(c)を参照しながら説明する。
【0004】図1(a)−(c)は、配線の形成工程を
示す断面図である。同図において、1はエッチングマス
クとなるフォトレジスト膜、2は被エッチング材である
金属膜、3はシリコン基板、4は金属膜2から形成され
た配線、5は層間絶縁膜である。
【0005】まず、図1(a)に示す工程で、金属膜2
の上に配線パターンと同じ形状を有するフォトレジスト
膜1を形成する。このとき、形成しようとする配線が密
な密集領域と、配線が粗なオープン領域とがある。
【0006】次に、図1(b)に示す工程で、ドライエ
ッチングを施すと、金属膜2からパターニングされた配
線4において、その密集領域とオープン領域とでは、エ
ッチングレートの違いが生じる。すなわち、オープン領
域ではフォトレジスト膜1の開口部の金属膜2は完全に
除去されているのに、密集領域ではフォトレジスト膜1
の開口部の金属膜が完全には除去されていないので、各
配線4がまだ孤立していない。
【0007】そこで、図1(c)に示す工程で、オーバ
ーエッチングを行なって、密集領域におけるフォトレジ
スト膜1の開口部にある金属膜を除去することにより、
所望のパターンを有する配線4が形成される。
【0008】このような現象は、マイクロローディング
効果と呼ばれており、一般的には、配線間距離の小さい
領域の方が配線間距離の大きい領域よりもエッチング速
度(エッチングレート)が小さくなる現象のことをい
う。そして、上述のように、現実の半導体装置内におい
て各配線間の距離がすべて共通の値に設定されているの
ではないので、このマイクロローディング効果のため
に、実質的なオーバーエッチング量が配線間距離の値に
応じて異なり、配線同士が電気的にショートした状態
や、過度のオーバーエッチングによる仕上がり形状の異
常など、エッチングトラブルが発生していた。
【0009】また、このマイクロローディング効果を把
握するためには、間隔の極めて狭い配線間における金属
膜の残膜量を求める必要があるので、基本的には断面S
EMよりエッチング量を算出しているのが現状であっ
た。そのため、ウエハレベルでの評価が不可能であるこ
とに加え、時には断面SEM観察に要する時間のため
に、開発効率の低下や装置管理では稼働率の低下を誘発
していた。
【0010】特に、SEM観察のためにはウエハを切断
する必要があるので、その後このウエハ上にデバイスを
完成させてこのデバイスでの電気特性評価を行なうこと
ができず、ウエハを無駄にしていた。
【0011】さらに、SEM観察用のパターンは実際の
微細MOS構造とは異なっているため、オーバーエッチ
ング量の算出においても正確さに問題があった。特に、
このマイクロローディング現象がメインエッチングステ
ップの終点からオーバーエッチングステップ初期段階の
短時間に起こることから、マイクロローディング現象の
機構の正確な把握もできておらず、SEM観察の結果か
ら異なるパターンのオーバーエッチング量まで推定する
ことの正確性には疑問がある。
【0012】このように、従来の技術を用いても、マイ
クロローディングなどのエッチングのパターン依存性の
ある製造工程における管理を行なうことはほとんど困難
であるといえる。
【0013】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、ウエハレベルでマイクロローディング
効果などのエッチングのパターン依存性を正確かつ定量
的に、短時間で把握できる手法を提供し、半導体装置の
製造工程の管理手法及びその検査装置を提供するもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明が講じた手段は、ドライエッチングの際にプ
ラズマから導体膜に注入される電流による電気的ストレ
スによる半導体装置の各部の電気特性の変化に基づき、
半導体装置の製造工程の管理を行ない、あるいは、製造
工程の管理に適した半導体装置を構成するものである。
【0015】本発明の第1の半導体装置の製造工程の管
理方法は、請求項1に記載されているように、半導体ウ
エハ上に設けられた絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された
電極と、該電極に接続される導体膜とを備えた半導体装
置の製造工程の管理方法であって、上記導体膜をドライ
エッチングによりパターニングする工程において、上記
絶縁膜の電気特性の変動にもとづき上記導体膜のエッチ
ング速度のパターン依存性をウエハレベルで算出する方
法である。
【0016】エッチングのパターン依存性があるような
条件下では、形成される導体膜のパターンにおける粗な
領域でのエッチングが終了した後密な領域でのエッチン
グが終了していない間と、密な領域でのエッチングも終
了した後とでは、プラズマからの電流を受ける導体膜の
面積が異なるので、絶縁膜がプラズマから受ける電気的
ストレスが異なる。したがって、ウエハレベルでの絶縁
膜の電気特性の測定により、導体膜パターンの密な領域
でのエッチングが終了した時期を把握でき、全体として
のエッチング速度の低下量を定量的に把握することがで
きる。
【0017】すなわち、この方法により、SEM観察を
行なう場合のごとく半導体ウエハを破壊することなく、
パターン依存性のあるエッチングを行なう際に、半導体
装置の製造工程において製造条件の変化や製造装置の状
態の変化等を迅速に把握して適正なエッチング条件を設
定することが可能になる。
【0018】請求項2に記載されているように、上記第
1の半導体装置の製造工程の管理方法において、上記絶
縁膜の電気特性を絶縁膜の定電流TDDB寿命とするこ
とができる。
【0019】絶縁膜のTDDB寿命は総破壊電荷量Qb
dによって定まり、この総破壊電荷量Qbdは製造工程
における電気的ストレスの量に応じた分だけ低減する。
一方、上述のように、導体膜パターンの粗な領域でエッ
チングが終了した後粗な領域でのエッチングが終了する
前と、全領域でのエッチングが終了した後では、総破壊
電荷量の減少率が異なる。したがって、導体膜のエッチ
ング工程において、マイクロローディング等のパターン
依存性によるエッチング速度の低下量を定量的に把握し
て工程を適正に管理することができる。
【0020】請求項3に記載されているように、上記第
1の半導体装置の製造工程の管理方法において、上記絶
縁膜の電気特性を絶縁膜のリーク電流量とすることがで
きる。
【0021】絶縁膜のリーク電流量は製造工程における
電気的ストレスの量に応じた分だけ増大する。一方、導
体膜パターンの粗な領域と密な領域とではプラズマから
絶縁膜が受ける電気的ストレスが異なるので、導体膜パ
ターンの粗な領域でエッチングが終了した後粗な領域で
のエッチングが終了する前と、全領域でのエッチングが
終了した後では、上述のように、絶縁膜のリーク電流量
の増加率が異なる。したがって、導体膜のエッチング工
程において、マイクロローディング等のパターン依存性
によるエッチング速度の低下量を定量的に把握して工程
を適正に管理することができる。
【0022】本発明の第2の半導体装置の製造工程の管
理方法は、請求項4に記載されているように、半導体ウ
エハ上に設けられたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上
に形成されたゲート電極と、該ゲート電極に接続される
配線とを備えた半導体装置の製造工程の管理方法であっ
て、配線導体膜から上記配線を形成するためのドライエ
ッチングを行なう工程において、上記半導体装置の電気
特性の変動にもとづき上記配線導体膜のエッチング速度
のパターン依存性をウエハレベルで算出する方法であ
る。
【0023】エッチングのパターン依存性があるような
条件下では、形成される配線パターンにおける粗な領域
でのエッチングが終了した後密な領域でのエッチングが
終了していない間と、密な領域でのエッチングも終了し
た後とでは、配線がプラズマから電流を受ける面積が異
なるので、ゲート絶縁膜がプラズマから受ける電気的ス
トレスが異なる。一方、ゲート絶縁膜の電気的ストレス
に応じて、ゲート絶縁膜を部材の一部とする半導体装置
の電気特性が変化する。したがって、ウエハレベルでの
半導体装置の電気特性の測定により、配線パターンの密
な領域でのエッチングが終了した時期を把握でき、全体
としてのエッチング速度の低下量を定量的に把握するこ
とができる。
【0024】すなわち、SEM観察を行なう場合のごと
く半導体ウエハを破壊することなく、パターン依存性の
あるエッチングを行なう際に、半導体装置の製造工程に
おいて製造条件の変化や製造装置の状態の変化等を迅速
に把握して適正なエッチング条件を設定することが可能
になる。
【0025】請求項5に記載されているように、上記第
2の半導体装置の製造工程の管理方法において、上記半
導体装置の電気特性をMOSFETにおける線形領域の
相互コンダクタンスの最大値とすることができる。
【0026】この方法により、MOSFETの相互コン
ダクタンスがゲート絶縁膜が受けた電気的ストレスに応
じて変化することに基づき、エッチングのパターン依存
性に起因するエッチング速度の低下量を定量的に把握し
て、半導体装置の製造工程を適正に管理することができ
る。
【0027】請求項6に記載されているように、上記第
2の半導体装置の製造工程の管理方法において、上記半
導体装置の電気特性をMOSFETにおける閾値電圧シ
フト量とすることができる。
【0028】この方法により、MOSFETの閾値電圧
のシフト量がゲート絶縁膜が受けた電気的ストレスに応
じて変化することに基づき、エッチングのパターン依存
性に起因するエッチング速度の低下量を定量的に把握し
て、半導体装置の製造工程を適正に管理することができ
る。
【0029】本発明の第3の半導体装置の製造工程の管
理方法は、請求項7に記載されているように、半導体ウ
エハ上に設けられた絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された
電極と、該絶縁膜に接続される導体膜と、該導体膜上に
設けられた層間絶縁膜とを備えた半導体装置の製造工程
の管理方法であって、上記層間絶縁膜に上記導体膜に到
達する接続孔を形成するためのドライエッチングを行な
う工程において、上記絶縁膜の電気特性の変動にもとづ
き上記層間絶縁膜のエッチング速度のパターン依存性を
ウエハレベルで算出する方法である。
【0030】エッチングのパターン依存性があるような
条件下では、層間絶縁膜に形成される接続孔パターンに
おける粗な領域でのエッチングが終了しても、密な領域
でのエッチングが終了していない間は当該接続孔が到達
すべき導体膜は電気的なストレスを受けない。したがっ
て、導体膜を経由して絶縁膜が受ける電気的なストレス
による絶縁膜の電気特性の変化から密な領域での接続孔
の貫通時期を把握でき、全体としてのエッチング速度の
低下量を定量的に把握することができる。
【0031】すなわち、SEM観察を行なう場合のごと
く半導体ウエハを破壊することなく、パターン依存性の
あるエッチングを行なう際に、半導体装置の製造工程に
おいて製造条件の変化や製造装置の状態の変化等を迅速
に把握して適正なエッチング条件を設定することが可能
になる。
【0032】請求項8に記載されているように、上記第
3の半導体装置の製造工程の管理方法において、上記絶
縁膜の電気特性を絶縁膜の定電流TDDB寿命とするこ
とができる。
【0033】請求項9に記載されているように、上記第
3の半導体装置の製造工程の管理方法において、上記絶
縁膜の電気特性を絶縁膜のリーク電流量とすることがで
きる。
【0034】本発明の第4の半導体装置の製造工程の管
理方法は、請求項10に記載されているように、半導体
ウエハ上に設けられたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜
上に形成されたゲート電極と、該ゲート電極に接続され
る配線と、該配線の上に設けられた層間絶縁膜とを備え
た半導体装置の製造工程の管理方法であって、上記層間
絶縁膜に上記配線に到達する接続孔を形成するためのド
ライエッチングを行なう工程において、上記半導体装置
の電気特性の変動にもとづき上記層間絶縁膜のエッチン
グ速度のパターン依存性をウエハレベルで算出する方法
である。
【0035】エッチングのパターン依存性があるような
条件下では、層間絶縁膜に形成される接続孔パターンに
おける粗な領域でのエッチングが終了しても、密な領域
でのエッチングが終了していない間は当該接続孔が到達
すべき配線は電気的なストレスを受けない。したがっ
て、配線を経由してゲート絶縁膜が受ける電気的なスト
レスによるゲート絶縁膜の電気特性の変化から密な領域
での接続孔の貫通時期を把握でき、全体としてのエッチ
ング速度の低下量を定量的に把握することができる。
【0036】すなわち、SEM観察を行なう場合のごと
く半導体ウエハを破壊することなく、パターン依存性の
あるエッチングを行なう際に、半導体装置の製造工程に
おいて製造条件の変化や製造装置の状態の変化等を迅速
に把握して適正なエッチング条件を設定することが可能
になる。
【0037】請求項11に記載されているように、上記
第4の半導体装置の製造工程の管理方法において、上記
半導体装置の電気特性をMOSFETにおける線形領域
の相互コンダクタンスの最大値とすることができる。
【0038】請求項12に記載されているように、上記
第4の半導体装置の製造工程の管理方法において、上記
半導体装置の電気特性をMOSFETにおける閾値電圧
シフト量とすることができる。
【0039】本発明の第1の半導体装置は、請求項13
に記載されているように、半導体ウエハと、該半導体ウ
エハ上に設けられドライエッチングの際のプラズマに暴
露される検査用配線パターンとを備え、上記検査用配線
パターンがプラズマに暴露されたときに誘発される電気
的ストレスの変化を利用して上記ドライエッチング工程
でのエッチング速度のパターン依存性を検出するように
構成されている。
【0040】これにより、検査用配線パターンが受ける
電気的ストレスの変化を利用して半導体装置の製造工程
におけるドライエッチングの適正条件からのズレなどを
迅速に把握するのに適した構造となる。しかも、製品に
は影響を与えることがないので、無駄を生じることなく
エッチング条件の評価を行うことができ、スループット
の向上を図ることができる。
【0041】本発明の第2の半導体装置は、請求項14
に記載されているように、半導体ウエハと、上記半導体
ウエハ上に設けられ、配線が密に形成される密集領域と
配線が粗に形成されるオープン領域とからなる配線形成
領域と、上記密集領域に設けられ半導体装置の部材とな
る第1の配線と、上記密集領域における上記第1の配線
の周囲に設けられ電気的ストレスを増幅するための第2
の配線とを備え、上記オープン領域における配線が孤立
した後上記密集領域における第1及び第2の配線が孤立
するまでの間において、上記第1の配線がプラズマに暴
露されることにより誘発される電気的ストレスを上記第
2の配線により増幅することにより、上記ドライエッチ
ング工程でのエッチング速度のパターン依存性を算出す
ることが可能に構成されている。
【0042】これにより、配線が密に形成される密集領
域において、オープン領域におけるエッチングが終了し
て密集領域が周囲から孤立した時点から、密集領域にお
けるエッチングが終了して各配線が孤立するまでの間、
絶縁膜が受ける電気的ストレスを第2の配線を介して増
幅することができる。したがって、半導体装置の製造工
程におけるエッチングのパターン依存性に起因するエッ
チング速度の低下量をより正確に把握するのに適した構
造となる。
【0043】請求項15に記載されているように、上記
第2の半導体装置において、上記第2の配線は電気的に
浮遊していることが好ましい。
【0044】これにより、第2の配線による電気的スト
レスの増幅作用が確実に得られることになる。
【0045】請求項16に記載されているように、上記
第2の半導体装置において、上記配線形成領域は、上記
半導体ウエハ上の検査用半導体装置形成領域に設けられ
ていることが好ましい。
【0046】本発明の第3の半導体装置は、請求項17
に記載されているように、半導体ウエハと、上記半導体
ウエハ上に設けられた金属部と、上記金属部上に設けら
れた層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜を貫通して上記金属
部に到達する接続孔とを備え、上記接続孔形成のための
ドライエッチング工程において上記接続孔が貫通した時
に上記金属部がプラズマに暴露されることにより誘発さ
れる電気的ストレスによって半導体装置の電気特性が変
動することにより上記ドライエッチング工程でのエッチ
ング速度のパターン依存性を算出することが可能に構成
されている。
【0047】これにより、接続孔のエッチングの際にパ
ターン依存性に起因するエッチング速度の低下量を定量
的に把握するのに適した構造となる。
【0048】請求項18に記載されているように、上記
第3の半導体装置において、上記接続孔の面積とその数
との積が一定値になるように構成されていることが好ま
しい。
【0049】これにより、接続孔が貫通された後に金属
部に受ける電気的ストレスを一定とすることができるの
で、エッチング速度の低下量をより正確かつ容易に把握
することが可能となる。
【0050】請求項19に記載されているように、上記
第1〜第3の半導体装置において、上記半導体装置の電
気特性を、ゲート絶縁膜の定電流TDDB寿命またはリ
ーク電流量とすることができる。
【0051】請求項20に記載されているように、上記
第1〜第3の半導体装置において、上記半導体装置の電
気特性を、MOSFETにおける線形領域の相互コンダ
クタンスの最大値または閾値電圧シフト量とすることが
できる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、実施形態により詳細に説明
するが、その前に本発明の基礎となるメカニズムについ
て図を参照しながら説明する。
【0053】図2及び図3は、後述の各実施形態に適用
されるアンテナ配線を有する半導体装置のドライエッチ
ング工程を示す斜視図である。図2及び図3において、
1はフォトレジスト膜、3はシリコン基板、4は金属膜
からパターニングされた配線、5は層間絶縁膜、6はゲ
ート電極、7はゲート酸化膜、8は素子分離のためのフ
ィールド酸化膜、Ipzはプラズマから配線導体膜に注が
れる電流、Igtはプラズマからの電流Ipzによって誘起
されゲート酸化膜7を通過する電流を示す。
【0054】ここで、図2に示す状態になるまでは、金
属膜はウエハ内で全ての部分がつながった状態と考えて
よく、その状態ではプラズマからの電流Ipzはプラズマ
に環流されたり、基板のスクライブラインなどから基板
に流れ込むので、ゲート酸化膜を通過する電流はほとん
どないと考えてよい。つまり、その間においては、ゲー
ト酸化膜の劣化はほとんどないといえる。
【0055】一方、図2に示されるように、オープン領
域におけるエッチングが終了してオープン領域の配線が
孤立した状態になっているのに、マイクロローディング
効果により密集領域ではまだエッチングが終了していな
い状態では、密集領域の配線4に流れる電流は逃げ場が
ないので、ほとんどゲート電極6からゲート酸化膜7に
流れる。一般に、プラズマにより誘起されるゲート酸化
膜を通過する電流Igtの値は、プラズマに暴露されてい
る配線4の面積によって決定され、その面積と比例関係
にある。図2の状態にある時には、配線4のプラズマに
さらされている部分の面積は、3つのアンテナ配線部分
においてそれぞれ露出している側面の面積と底部の面積
との和である。ただし、ここでは、エッチングによる側
面の面積の変化は小さいと仮定している。
【0056】図3は、各配線4が完全に分離された状態
を示している。この時、プラズマにさらされている部分
の面積は、パターン側壁部のみであり、しかもゲート酸
化膜7上のゲート電極6につながる配線4は1つだけで
あり、図2に比べると、ゲート酸化膜7に注入される電
流Igtは大幅に減少している(この図2及び図3のよう
な形状の場合には、約1/4)。
【0057】逆に言うと、図2に示す状態は、加速的に
ゲート電流Igtが大きくなる状態であり、ゲート酸化膜
7の劣化が著しい状態であるといえる。このゲート酸化
膜7の劣化は、例えばゲート酸化膜7の信頼性寿命の指
標である総破壊電荷量測定(Qbd測定)により定量的
に把握できる。すなわち、劣化していないゲート酸化膜
のQbd値と劣化したゲート酸化膜のQbd値との差
が、ドライエッチング中にゲート酸化膜を通過した電荷
量に相当する。つまり、劣化が全く生じていないゲート
酸化膜の場合には、低電流試験などによって注入される
総破壊電荷量Qbdは大きいが、劣化が生じたゲート酸
化膜には、試験前からある程度の電荷が既に注入されて
いるので、総破壊電荷量はそれよりも減少する。したが
って、図2の状態では、図3の状態に比べて加速的にも
ともとゲート酸化膜7が持っていたQbdを消費してい
ることになる。
【0058】そこで、我々はこの現象に着目し、後述す
るように、この加速的に消費されるQbd値の推定か
ら、このマイクロローディング効果を算出する方法を提
案するのである。
【0059】なお、図3に示すオーバーエッチングステ
ップと呼ばれる状態では、ゲート電極に接続された配線
のみがQbd消費に寄与するので、オーバーエッチング
ステップでのQbd消費速度をあげ、マイクロローディ
ング効果を検出しやすくするためには、例えば図4に示
すようなアンテナ配線パターンを採用するか、図5に示
すように加速的に消費される期間でのプラズマ露出面積
を稼ぐことが可能である。
【0060】ただし、図4において図3と同じ符号で示
される部材は既に説明したとおりであり、11は工夫し
た配線パターンを形成するためのフォトレジスト膜であ
る。また、図5において、21は工夫した第1の配線パ
ターン、22は第2の配線パターン、23はゲートに接
続されたアンテナ配線を示し、この場合には、マイクロ
ローディング現象が生じている部分のアンテナ配線の露
出面積を単独の配線の露出面積の約7倍にすることがで
きる。特に、このようなアンテナ配線の場合、プラズマ
から流入する粒子にとっては底部まで到達しにくいの
で、マイクロローディング効果が顕著となる利点があ
る。
【0061】また、MOSFETとして完成した後にお
ける相互コンダクタンスgmの最大値や閾値電圧のシフ
ト量などの電気特性はゲート酸化膜が受けたダメージ量
に応じて変化することが知られている。そこで、このよ
うなMOSFETの電気特性からもマイクロローディン
グ効果によるエッチング速度の低下量を把握することが
可能である。
【0062】さらに、層間絶縁膜にコンタクトホールや
バイヤホールなどの接続孔を形成する工程においても、
マイクロローディング現象が生じる。その詳細につい
て、図6及び図7を参照しながら説明する。
【0063】図6,図7は、シリコン基板3の上に、第
1層間絶縁膜5aと、配線4と、第2層間絶縁膜5bと
を順次堆積し、第2層間絶縁膜5bに配線4に到達する
接続孔20を形成する工程を示す断面図である。この場
合、図6に示す状態では、配線4がまだ露出されていな
いので、プラズマからの電流Ipzは配線4に流れること
はなく、ゲート酸化膜7の劣化はほとんどないと考えて
もよい。ところが、図7に示す状態では、配線4のうち
フォトレジスト膜13の開口部が露出するので、配線4
からゲート電極6を経た電流Igtがゲート酸化膜7に注
入され、ゲート酸化膜7の劣化が生じることになる。し
たがって、後述する実施形態は、このような層間絶縁膜
における接続孔の形成工程にも適用できる。
【0064】(第1の実施形態)まず、TDDB試験の
結果を利用して、マイクロローディング効果に起因する
エッチング速度の低下量を定量的に求める方法である第
1の実施形態の評価方法について説明する。
【0065】本実施形態では、図2に示す配線パターン
を採用している。そして、配線4の長さを0mmから4
0mmまで変化させ、配線間距離も0.18μmから
1.5μmまで変化させた。また、形成されるMOSF
ETのゲート酸化膜7の厚みは5nmであり、ゲート電
極6の面積は1μm2 であり、配線の堆積膜厚は200
nmである。ドライエッチングには、HBr,Cl2
混合ガスを用いて、誘導結合型(ICPタイプ)リアク
ティブイオンエッチング(RIE)方式を採用した。圧
力は10mTorr、ICPソースパワーは300W、バイ
アスパワーは100Wである。エッチング終点の検出
は、プラズマからの発光強度の変化を利用して行った。
【0066】図8は、本実施形態における電気特性評価
(TDDB試験)の結果を示す図である。終点時間は3
8秒であり、エッチング処理終了後、引き続き電気特性
評価を行った。TDDB試験は、ゲート酸化膜にゲート
電極側から電子を注入するモードを採用し、電流密度1
00mA/cm2 、基板温度100℃で、定電流試験を
行なっている。図8において、▲印で示すデータはアン
テナ配線のないMOSFETのゲート酸化膜のQbd
を、●印で示すデータはアンテナ配線の長さが10mm
の場合のQbdを、○印で示すデータはアンテナ配線の
長さが40mmの場合のQbdをそれぞれ示す。同図に
示すように、オーバーエッチング時間の増大とともに、
Qbd値は減少しており、○印のデータをプロットして
得られる直線L40の傾きが●印のデータをプロットして
得られる直線L10の傾きの約4倍であることから、Qb
dの減少率はアンテナ配線の長さに比例していることが
わかる。
【0067】ここで、例えばアンテナ配線の長さが10
mmの場合についてみると、以下のような計算により、
終点検出直後におけるマイクロローディング効果により
加速的にQbdが消費されるときのプラズマに暴露して
いる部分の面積は、配線の分離後にゲート電極につなが
る配線の露出面積の約4倍となることがわかる。
【0068】図3に示す状態: 全面積:0.2×2×10×103 =4000(μm
2 ) 図2に示す状態: 全面積:0.2×10×103 ×2+2×0.2×10
x103 ×2+0.25×10×103 ×2=1700
0(μm2 ) また、上述のように、終点検出時刻までは配線4が全て
つながっていて、プラズマから注入される電流はほとん
どプラズマに環流されるかスクライブラインなどから基
板内に流れるので、ゲート酸化膜の劣化はないと考えら
れる。したがって、図8において、直線Loe10の傾きの
4倍の傾きを有する直線Loe40をエッチング終点の検出
点Aから引き、直線Loe10とこの直線Loe40との交点B
を求めると、この点Bの時刻が図3に示すような配線4
が独立状態になった瞬間である。本実施形態の場合、以
上の説明したQbd測定から点Bの時刻は44秒と求め
られた。そして、38/44=86であることから、エ
ッチング速度は86%まで低下していることが判明し
た。同様に、アンテナ配線の長さが40mmの場合の配
線が分離された点Cを求めることができる。なお、アン
テナ配線の長さが10mmの場合も40mmの場合も配
線の密集度つまり各配線4間の距離は同じであるので、
点B,Cの時刻はほぼ同じとなる。
【0069】図9は、本実施形態及び後述の第2,第3
の実施形態について、種々の配線間距離を有するMOS
FETを形成してマイクロローディング効果に起因する
エッチング速度の低下量を求め、その結果得られた配線
間距離とエッチング速度の低下量との関係を示すデータ
である。同図を参照するとわかるように、配線間距離が
0.5μm以上の領域ではマイクロローディング効果が
生じていない。また、配線間距離が0.5μm以下の領
域において、配線間距離が狭くなるにしたがって、マイ
クロローディング効果によるエッチング速度の低下の程
度が大きくなっている。ただし、○印は第1の実施形態
によるエッチング速度、◇印は第2の実施形態によるエ
ッチング速度、□印は第3の実施形態によるエッチング
速度である。また、図9に示す▲印は断面SEMにより
エッチング残膜を観察した結果得られたエッチング速度
を示し、本実施形態の方法による評価結果とほぼ一致し
ている。
【0070】以上のように、本実施形態の評価方法によ
ると、マイクロローディング効果に起因するエッチング
速度の低下量をウエハレベルの電気特性評価から算出す
ることができる。その結果、デバイスレベルの評価が可
能になり、また、従来のようにSEM観察するためにウ
エハを切断することなく、ウエハを無駄無く活用しなが
ら、製造工程を適正に管理することができる。
【0071】なお、本実施形態の方法は、マイクロロー
ディング効果が生じるようなパターンに接続されたMO
SFETのゲート酸化膜だけでなくMOSキャパシタの
容量絶縁膜など他の半導体装置の絶縁膜にも、同様に適
用することができる。
【0072】(第2の実施形態)次に、ウエハに形成さ
れるデバイスであるMOSFETの電気的特性の評価か
らマイクロローディング効果に起因するエッチング速度
の低下量を求める方法に関する第2の実施形態について
説明する。
【0073】図10は、本実施形態において得られたエ
ッチング時間に対する,MOSFETの特性である相互
コンダクタンスgm(μA/V)の最大値の変化を示す
データである。ただし、図2に示すアンテナ配線パター
ンを採用し、MOSFETはnチャネル型とし、ソース
・ドレイン間電圧Vdsを0.1Vとして、線形領域での
相互コンダクタンスgmの最大値を求めた。
【0074】一般に、ゲート酸化膜にゲート電極側から
電子を注入すると、相互コンダクタンスgmは劣化す
る。この相互コンダクタンスgmの劣化量はストレス電
流密度、および注入電荷量の関数となっている。ここで
は、図9に示す第1の実施形態の実測点(図9の●印の
点)におけるQbdの劣化量から、予めオーバーエッチ
ング時間と注入電荷量の関係を求めておくことができ
る。具体的には、図8の●印で示す各実測点間の相対的
変化から配線が独立していると仮定したときのgm劣化
量を求める。図10の曲線hは、その結果算出されたg
m劣化量と注入電荷量に相当するエッチング時間との関
係を示すが、この曲線hは図8に示す各実測点間の相対
的な変化から導き出されたものであるので、この曲線h
にはアンテナ配線が独立した状態になるまでのマイクロ
ローディング効果によるエッチング速度の低下分は組み
込まれていない。つまり、曲線hは、エッチングの終点
検出後は図3に示す状態でのみエッチングが行なわれて
いると仮定したものに相当するからである。
【0075】一方、図10の□印で示す点は、実際の相
互コンダクタンスgmの測定結果から得られた実測点で
ある。そして、この□印で示される実測点をプロットし
て得られる曲線Lgmは、曲線hがあるgm量K1だけ下
方に平行移動したものにほぼ一致する。そこで、曲線h
のgmの低下量がこの移動量K1に等しくなる時刻をt
k1とすると、終点検出時刻から時刻tk1までの時間の1
/4に相当する時間Δt1(=7sec)がマクロロー
ディング効果によるエッチングの遅れに相当することに
なる。すなわち、図2に示す状態では図3に示す状態よ
りもプラズマにさらされているアンテナ配線の面積が4
倍になるのに対し、曲線hにおけるgmの低下量は図3
に示す状態でエッチングが行なわれているとした場合の
gmの低下量だからである。したがって、この場合に
は、配線がすべて孤立した時刻はΔt1+38=7+3
8=45(sec)となり、エッチングの低下率は、3
8/45=84(%)となった。
【0076】そして、第2の実施形態と同様に配線間距
離を変化させて、各配線間距離についてエッチング速度
と配線間距離との関係を求めた結果、図9の◇印で示す
値を得た。
【0077】第2の実施形態によるgm劣化量からマイ
クロローディング効果を算出する方法によると、測定に
要する時間が大幅に短縮でき、従来の断面SEM観察に
比べ、大幅な開発効率の向上が実現できた。すなわち、
いったん第1の実施形態におけるTDDB試験を行なっ
て、基本的な曲線hを作成しておけば、その後、製造を
進めるうちに相互コンダクタンスgmの最大値の実測点
の位置からエッチングが正常か否かを迅速に判定するこ
とができるので、長時間を要するTDDB試験に比べて
半導体装置の製造工程の管理手法として優れているとい
える。
【0078】なお、電気特性の劣化量が検出しにくい場
合には、周辺に配置する第2の配線パターンを図5のよ
うに工夫すれば、マイクロローディング効果発生時の加
速的な劣化量を実現でき、微少な劣化を見かけ上増幅す
ることができる。
【0079】(第3の実施形態)次に、ゲート酸化膜の
リーク電流の評価に基づきマイクロローディング効果に
起因するエッチング速度の低下量を求める方法に関する
第3の実施形態を説明する。
【0080】図11は、本実施形態において得られたエ
ッチング時間に対するゲート酸化膜のリーク電流ΔJg
leak(A)の変化を示すデータである。ただし、図2に
示すアンテナ配線パターンを採用し、ゲート電圧を−
5.0Vとしている。
【0081】ここでは、図9に示す第1の実施形態の実
測点(図8の●印の点)から予めオーバーエッチング時
間と注入電荷量の関係を求めておくことができ、それか
ら、リーク電流と注入電荷量(あるいはオーバーエッチ
ング時間)の関係を求めた。具体的には、図8の●印で
示す各実測点間の相対的変化から配線が独立していると
仮定したときのリーク電流を求める。図11の曲線g
は、その結果算出されたリーク電流と注入電荷量に相当
するエッチング時間との関係を示すが、この曲線gは図
9に示す各実測点間の相対的な変化から導き出されたも
のであるので、この曲線gにはアンテナ配線が独立した
状態になるまでのマイクロローディング効果によるエッ
チング速度の低下分は組み込まれていない。つまり、曲
線gは、エッチングの終点検出後は図3に示す状態での
みエッチングが行なわれていると仮定したものに相当す
るからである。
【0082】一方、図11の○印で示す点は、実際のゲ
ート酸化膜のリーク電流ΔJgleakの測定結果から得ら
れた実測点である。そして、この○印で示される実測点
をプロットして得られる曲線Lleakは、曲線gがある値
K2だけ上方に平行移動したものにほぼ一致する。そこ
で、曲線gのリーク電流の増加量がこの移動量K2に等
しくなる時刻をtk2とすると、終点検出時刻から時刻t
k2までの時間の1/4に相当する時間Δt2(=7se
c)がマクロローディング効果によるエッチングの遅れ
に相当することになる。すなわち、図2に示す状態では
図3に示す状態よりもプラズマにさらされているアンテ
ナ配線の面積が4倍になるのに対し、曲線gにおけるリ
ーク電流の増加量は図3に示す状態でエッチングが行な
われているとした場合のリーク電流の増加量だからであ
る。したがって、この場合には、配線がすべて孤立した
時刻はΔt2+38=7+38=45(sec)とな
り、エッチングの低下率は、38/45=84(%)と
なった。
【0083】そして、第2の実施形態と同様に配線間距
離を変化させて、各配線間距離についてエッチング速度
と配線間距離との関係を求めた結果、図9の□印で示す
値を得た。
【0084】第3の実施形態によるリーク電流からマイ
クロローディング効果を算出する方法によると、測定に
要する時間が大幅に短縮でき、従来の断面SEM観察に
比べ、大幅な開発効率の向上が実現できた。すなわち、
いったん第1の実施形態におけるTDDB試験を行なっ
て、基本的な曲線hを作成しておけば、その後、製造を
進めるうちにリーク電流ΔJgleakの最大値の実測点の
位置からエッチングが正常か否かを迅速に判定すること
もでき、長時間を要するTDDB試験に比べて半導体装
置の製造工程の管理手法として優れているといえる。
【0085】なお、電気特性の劣化量が検出しにくい場
合には、周辺に配置する第2の配線パターンを図5のよ
うに工夫すれば、マイクロローディング効果発生時の加
速的なリーク電流量の増大を実現でき、リーク電流の微
少な増大量を見かけ上増幅することができる。
【0086】(第4の実施形態)次に、接続孔の形成に
おける電気特性変動からマイクロローディング効果に起
因するエッチング速度の低下量を求める方法に関する第
4の実施形態について説明する。
【0087】本実施形態では、サンプルは図6に示す構
造のものを使用した。ただし、配線部分までの構造は、
図2で示したものと同様であり、図2の構造のものを形
成した後、層間絶縁膜5bを堆積し、接続孔形成用のマ
スクパターン(フォトレジスト膜13)を形成してい
る。また、接続孔の径を種々変化させたものを作製し
た。エッチングは、C26 の混合ガスにより、ICP
方式のRIEを用いて行った。その際、ソースパワーは
2800W、バイアスパワーは1200W、圧力は5m
Torrである。
【0088】図12は、本実施形態における電気特性評
価(TDDB試験)の結果(エッチング時間とQbdと
の関係)を示すデータである。図中、△印で示す点はマ
イクロローディング効果のない接続孔(レファレンスサ
ンプル)の実測点、○印で示す点は0.3μmのコンタ
クト窓を4×105 個配列した試験サンプルの実測点、
■印で示す点は0.6μmのコンタクト窓を105 個配
列した試験サンプルの実測点である。○印で示す実測点
を得たサンプルと、■印で示す実測点を得たサンプルと
は、接続孔の面積×数が同じ値になるようになってい
る。
【0089】図12に示すように、○印で示す実測点を
プロットした直線Lq0.3と■印で示す実測点をプロット
した直線q0.6との傾きは等しいことから、オーバーエッ
チング時間に対するQbdの劣化率は両試験サンプルで
同じであって、プラズマから同じ値の一定電流が注入さ
れていることを示している。ただし、これは両者の接続
孔の面積×数が同じ値となるように形成されているから
であって、接続孔の面積×数の値が異なれば実測点をプ
ロットした直線の傾きも異なることは言うまでもない。
【0090】そして、各直線Lq0.3,Lq0.6とリファレ
ンス直線との交差する点F,Gが、接続孔が下方の配線
まで到達した時刻である。つまり、エッチングの終点検
出時刻から各点F,Gまでの時間Δt3,Δt4が、マ
イクロローディング効果に起因するエッチングの遅れを
示している。
【0091】ここで、半導体ウエハ内に検査用デバイス
形成領域を設けた場合には、製品デバイスに複数種類の
径の接続孔が形成される場合にも、検査用デバイスの接
続孔の面積と数との積を等しくしておくことで、互いに
傾きの等しい直線上に並ぶ実測点が得られるので、解析
に便利である。また、検査用デバイスの接続孔の径につ
いては製品デバイス内の接続孔の径と同じにしておき、
接続孔の数を変えることで、図12に示す直線Lq0.3,
Lq0.6の傾きを大きくすることもできる。その場合、レ
ファレンス直線との交点F,Gの位置をより精度よく求
めることができる。
【0092】図13は、以上の手順で接続孔のサイズを
種々変化させて得られたエッチング速度の低下率に関す
るデータである。図中、●印で示す点が各サイズの接続
孔についてのデータであり、□で示す点はSEM観察よ
り算出したエッチング速度のデータである。同図に示さ
れているように、本実施形態の手法により、マイクロロ
ーディング効果がウエハレベルで精度よく算出できる。
【0093】なお、本実施形態では、図12に示すQb
dの評価結果から接続孔を形成する際のマイクロローデ
ィングに起因するエッチング速度の低下量を求めたが、
第2,第3の実施形態の方法を利用して、図10,図1
1に示されるgm劣化量、リーク電流の増加量を指標と
しても、接続孔の形成の際のエッチング速度の低下量を
求めることができる。
【0094】以上のように、マイクロローディング効果
を、SEM観察することなく、実際のデバイスレベルか
つウエハレベルで定量的に評価することができ、開発効
率の向上とウエハの有効活用が実現できる。特に、ウエ
ハに検査用配線パターンや検査用デバイス領域を設ける
ことで、製造工程の管理に利用することができる。
【0095】また、リーク電流やgm劣化量を指標とす
れば、TDDB試験に比べて短時間でマイクロローディ
ング効果などのパターン依存性を定量的に評価すること
ができる。
【0096】(その他の実施形態)図示は省略するが、
MOSFETの閾値電圧のシフト量もゲート酸化膜のT
DDB劣化量に依存して変化することが知られている。
したがって、上記第2の実施形態におけるgm劣化量に
代えて、エッチング時間の経過に対するMOSFETの
閾値電圧のシフト量の変化を測定することにより、マイ
クロローディング効果に起因するエッチング速度の低下
量を定量的に評価することができる。
【0097】
【発明の効果】本発明の第1の半導体装置の製造工程の
管理方法によれば、半導体ウエハ上に、導体膜をドライ
エッチングする際に、絶縁膜の電気特性の変動にもとづ
き導体膜のエッチング速度のパターン依存性をウエハレ
ベルで算出するようにしたので、SEM観察を行なう場
合のごとく半導体ウエハを破壊することなく、半導体装
置の製造工程における製造条件の変化や製造装置の状態
の変化等を迅速かつ定量的に把握して適正なエッチング
条件を設定することができる。
【0098】本発明の第2の半導体装置の製造工程の管
理方法によれば、MOSFETにおける線形領域の相互
コンダクタンスや閾値電圧のシフト量などの電気特性の
変動にもとづき配線導体膜のエッチング速度のパターン
依存性をウエハレベルで算出するようにしたので、SE
M観察を行なう場合のごとく半導体ウエハを破壊するこ
となく、半導体装置の製造工程における製造条件の変化
や製造装置の状態の変化等を迅速に把握して適正なエッ
チング条件を設定することができる。
【0099】本発明の第3の半導体装置の製造工程の管
理方法によれば、層間絶縁膜に導体膜に到達する接続孔
を形成するためのドライエッチングを行なう工程におい
て、絶縁膜の電気特性の変動にもとづき層間絶縁膜のエ
ッチング速度のパターン依存性をウエハレベルで算出す
るようにしたので、SEM観察を行なう場合のごとく半
導体ウエハを破壊することなく、半導体装置の製造工程
における製造条件の変化や製造装置の状態の変化等を迅
速に把握して適正なエッチング条件を設定することがで
きる。
【0100】本発明の第4の半導体装置の製造工程の管
理方法によれば、層間絶縁膜に配線に到達する接続孔を
形成するためのドライエッチングを行なう工程におい
て、ゲート酸化膜の電気特性の変動にもとづき層間絶縁
膜のエッチング速度のパターン依存性をウエハレベルで
算出するようにしたので、SEM観察を行なう場合のご
とく半導体ウエハを破壊することなく、半導体装置の製
造工程における製造条件の変化や製造装置の状態の変化
等を迅速に把握して適正なエッチング条件を設定するこ
とができる。
【0101】本発明の第1の半導体装置によれば、半導
体ウエハ上に設けられドライエッチングの際のプラズマ
に暴露される検査用配線パターンを設け、検査用配線パ
ターンがプラズマに暴露されたときに誘発される電気的
ストレスの変化を利用してドライエッチング工程でのエ
ッチング速度のパターン依存性を検出するように構成し
たので、製品に影響を与えることなく、検査用配線パタ
ーンが受ける電気的ストレスの変化を利用して半導体装
置の製造工程におけるドライエッチングの適正条件から
のズレなどを迅速に把握することができる。
【0102】本発明の第2の半導体装置によれば、配線
が密に形成される密集領域に半導体装置の部材となる第
1の配線に加えてその周囲に電気的ストレスを増幅する
ための第2の配線を設けたので、半導体装置の製造工程
におけるエッチングのパターン依存性に起因するエッチ
ング速度の低下量をより正確に把握するのに適した半導
体装置の提供を図ることができる。
【0103】本発明の第3の半導体装置によれば、接続
孔形成のためのドライエッチング工程において上記接続
孔が貫通した時に上記金属部がプラズマに暴露されるこ
とにより誘発される電気的ストレスによって半導体装置
の電気特性が変動することにより上記ドライエッチング
工程でのエッチング速度のパターン依存性を算出するよ
うにしたので、接続孔形成のためのエッチングのパター
ン依存性に起因するエッチング速度の低下量をより正確
に把握するのに適した半導体装置の提供を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なマイクロローディング効果を示すため
の半導体装置の断面図である。
【図2】本発明の第1〜第3の実施形態に適用されるア
ンテナ配線を有する半導体装置のドライエッチング工程
のうちオープン領域におけるエッチングが終了した時点
を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1〜第3の実施形態に適用されるア
ンテナ配線を有する半導体装置のドライエッチング工程
のうちアンテナ配線が孤立した状態を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第1〜第3の実施形態に適用されるア
ンテナ配線パターンの変形構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1〜第3の実施形態における配線パ
ターンの変形構造を示す平面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に適用される接続孔の
形成工程におけるマイクロローディング現象の発生状態
を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に適用される接続孔の
形成工程における接続孔が貫通した後のオーバーエッチ
ング状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係るパターニング工
程におけるTDDB試験を利用した半導体装置の製造工
程の管理方法を示す図である。
【図9】第1〜第3の実施形態で得られたエッチング速
度の低下量と配線間距離の関係のデータを示す図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るgm劣化量の
測定データを利用した半導体装置の製造工程の管理方法
を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係るゲート酸化膜
のリーク電流量の測定データを利用した半導体装置の製
造工程の管理方法を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る接続孔形成工
程におけるTDDB試験を利用した半導体装置の製造工
程の管理方法を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施形態で得られたエッチン
グ速度の低下量と接続孔径の関係のデータを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 フォトレジスト膜 2 金属膜 3 シリコン基板 4 配線 5 層間絶縁膜 5a 第1層間絶縁膜 6 ゲート電極 7 ゲート酸化膜 8 素子分離 Igt ゲート電流 Ipz プラズマ電流 11 配線パターン 13 フォトレジスト膜 5b 第2層間絶縁膜 21 第1の配線パターン 22 第2の配線パターン 23 アンテナ配線

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ上に設けられた絶縁膜と、
    該絶縁膜上に形成された電極と、該電極に接続される導
    体膜とを備えた半導体装置の製造工程の管理方法であっ
    て、 上記導体膜をドライエッチングによりパターニングする
    工程において、上記絶縁膜の電気特性の変動にもとづき
    上記導体膜のエッチング速度のパターン依存性をウエハ
    レベルで算出することを特徴とする半導体装置の製造工
    程の管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造工程の
    管理方法において、 上記絶縁膜の電気特性は、絶縁膜の定電流TDDB寿命
    であることを特徴とする半導体装置の製造工程の管理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造工程の
    管理方法において、 上記絶縁膜の電気特性は、絶縁膜のリーク電流量である
    ことを特徴とする半導体装置の製造工程の管理方法。
  4. 【請求項4】 半導体ウエハ上に設けられたゲート絶縁
    膜と、該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、該
    ゲート電極に接続される配線とを備えた半導体装置の製
    造工程の管理方法であって、 配線導体膜から上記配線を形成するためのドライエッチ
    ングを行なう工程において、上記半導体装置の電気特性
    の変動にもとづき上記配線導体膜のエッチング速度のパ
    ターン依存性をウエハレベルで算出することを特徴とす
    る半導体装置の製造工程の管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造工程の
    管理方法において、 上記半導体装置の電気特性は、MOSFETにおける線
    形領域の相互コンダクタンスの最大値であることを特徴
    とする半導体装置の製造工程の管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体装置の製造工程の
    管理方法において、 上記半導体装置の電気特性は、MOSFETにおける閾
    値電圧シフト量であることを特徴とする半導体装置の製
    造工程の管理方法。
  7. 【請求項7】 半導体ウエハ上に設けられた絶縁膜と、
    該絶縁膜上に形成された電極と、該電極に接続される導
    体膜と、該導体膜上に設けられた層間絶縁膜とを備えた
    半導体装置の製造工程の管理方法であって、 上記層間絶縁膜に上記導体膜に到達する接続孔を形成す
    るためのドライエッチングを行なう工程において、上記
    絶縁膜の電気特性の変動にもとづき上記層間絶縁膜のエ
    ッチング速度のパターン依存性をウエハレベルで算出す
    ることを特徴とする半導体装置の製造工程の管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置の製造工程の
    管理方法において、 上記絶縁膜の電気特性は、絶縁膜の定電流TDDB寿命
    であることを特徴とする半導体装置の製造工程の管理方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の半導体装置の製造工程の
    管理方法において、 上記絶縁膜の電気特性は、絶縁膜のリーク電流量である
    ことを特徴とする半導体装置の製造工程の管理方法。
  10. 【請求項10】 半導体ウエハ上に設けられたゲート絶
    縁膜と、該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    該ゲート電極に接続される配線と、該配線の上に設けら
    れた層間絶縁膜とを備えた半導体装置の製造工程の管理
    方法であって、 上記層間絶縁膜に上記配線に到達する接続孔を形成する
    ためのドライエッチングを行なう工程において、上記半
    導体装置の電気特性の変動にもとづき上記層間絶縁膜の
    エッチング速度のパターン依存性をウエハレベルで算出
    することを特徴とする半導体装置の製造工程の管理方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体装置の製造工
    程の管理方法において、 上記半導体装置の電気特性は、MOSFETにおける線
    形領域の相互コンダクタンスの最大値であることを特徴
    とする半導体装置の製造工程の管理方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の半導体装置の製造工
    程の管理方法において、 上記半導体装置の電気特性は、MOSFETにおける閾
    値電圧シフト量であることを特徴とする半導体装置の製
    造工程の管理方法。
  13. 【請求項13】 半導体ウエハと、 該半導体ウエハ上に設けられドライエッチングの際のプ
    ラズマに暴露される検査用配線パターンと、 該検査用配線パターンに接続される絶縁膜とを備え、 上記検査用配線パターンがプラズマに暴露されたときに
    誘発される電気的ストレスの変化を利用して上記ドライ
    エッチング工程でのエッチング速度のパターン依存性を
    検出するように構成されていることを特徴とする半導体
    装置。
  14. 【請求項14】 半導体ウエハと、 上記半導体ウエハ上に設けられ、配線が密に形成される
    密集領域と配線が粗に形成されるオープン領域とからな
    る配線形成領域と、 上記密集領域に設けられ半導体装置の部材となる第1の
    配線と、 上記密集領域における上記第1の配線の周囲に設けられ
    電気的ストレスを増幅するための第2の配線とを備え、 上記オープン領域における配線が孤立した後上記密集領
    域における第1及び第2の配線が孤立するまでの間にお
    いて、上記第1の配線がプラズマに暴露されることによ
    り誘発される電気的ストレスを上記第2の配線により増
    幅することにより、上記ドライエッチング工程でのエッ
    チング速度のパターン依存性を算出することが可能に構
    成されていることを特徴とする半導体装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体装置におい
    て、 上記第2の配線は、電気的に浮遊していることを特徴と
    する半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15記載の半導体装置
    において、 上記配線形成領域は、上記半導体ウエハ上の検査用半導
    体装置形成領域に設けられていることを特徴とする半導
    体装置。
  17. 【請求項17】 半導体ウエハと、 上記半導体ウエハ上に設けられた金属部と、 上記金属部上に設けられた層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜を貫通して上記金属部に到達する接続孔
    とを備え、 上記接続孔形成のためのドライエッチング工程において
    上記接続孔が貫通した時に上記金属部がプラズマに暴露
    されることにより誘発される電気的ストレスによって半
    導体装置の電気特性が変動することにより上記ドライエ
    ッチング工程でのエッチング速度のパターン依存性を算
    出することが可能に構成されていることを特徴とする半
    導体装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の半導体装置におい
    て、 上記接続孔の面積とその数との積が一定値になるように
    構成されていることを特徴とする半導体装置。
  19. 【請求項19】 請求項13〜18のうちいずれか1つ
    に記載の半導体装置において、 上記半導体装置の電気特性は、ゲート絶縁膜の定電流T
    DDB寿命またはリーク電流量であることを特徴とする
    半導体装置。
  20. 【請求項20】 請求項13〜18のうちいずれか1つ
    に記載の半導体装置において、 上記半導体装置の電気特性は、MOSFETにおける線
    形領域の相互コンダクタンスの最大値または閾値電圧シ
    フト量であることを特徴とする半導体装置。
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