JPH1125924A - 放電容器、無電極メタルハライド放電ランプ、無電極メタルハライド放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

放電容器、無電極メタルハライド放電ランプ、無電極メタルハライド放電ランプ点灯装置および照明装置

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JPH1125924A
JPH1125924A JP17421197A JP17421197A JPH1125924A JP H1125924 A JPH1125924 A JP H1125924A JP 17421197 A JP17421197 A JP 17421197A JP 17421197 A JP17421197 A JP 17421197A JP H1125924 A JPH1125924 A JP H1125924A
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幸三 上村
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彰 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊離ハロゲンを抑制して放電のアーク揺れやア
ークの立ち消えが発生しにくく、始動性が低下しにくい
無電極メタルハライド放電ランプに好適な放電容器、こ
れを用いた無電極メタルハライド放電ランプ、無電極メ
タルハライド放電ランプ点灯装置および照明装置を提供
する。 【解決手段】ハロゲンと金属ハロゲン化物を生成する金
属および金属ハロゲン化物1モルに対して0.0005
モル以上の過剰な金属であって、発光金属および遊離ハ
ロゲンと容易に反応して金属ハロゲン化物を生成するが
気密容器とは反応しにくいハロゲンゲッター性金属を含
む金属を気密容器内に緩衝ガスとともに封入した。遊気
密容器内に遊離ハロゲンが発生すると、ハロゲンゲッタ
ー性金属またはその金属ハロゲン化物が遊離ハロゲンを
ゲットするために、遊離ハロゲンによる従来の問題であ
るアーク揺れやアークの立ち消えが発生しにくいし、始
動性が阻害されるようなことが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ハロゲン化物を
封入した無電極放電ランプ用として好適な放電容器、こ
れを用いた無電極メタルハライド放電ランプ、無電極メ
タルハライド放電ランプ点灯装置および照明装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】有電極のメタルハライドランプにおい
て、ハロゲンに対して過剰な金属を封入して遊離ハロゲ
ンを抑制しつつ所望の作用効果を得ようとすることは、
特開昭55−18919号公報および特開昭55−48
60号公報などに記載されている。
【0003】また、発光金属としてネオジムをハロゲン
化物の形で封入し、かつ低水銀にすることにより、良好
な色、効率および平均演色評価数Raを有する無電極メ
タルハライド放電ランプを得ようとすることが特開平7
−24211号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】有電極のメタルハライ
ドランプの寿命は、主として次の要素によって制限され
る。
【0005】(1)光束維持率の低下 光束維持率の低下は、発光管の黒化および失透によって
発生する。
【0006】黒化は、電極の飛散による発光管内壁への
膜形成および金属ハロゲン化物と電極との反応生成物付
着が主な原因である。
【0007】失透は、金属ハロゲン化物と放電容器を構
成する石英ガラスとの反応によって発生する。
【0008】(2)アークの立ち消えおよび揺れ アークの立ち消えおよびゆれは、ランプ電圧上昇によっ
て発生する。ランプ電圧の上昇は、発光管の黒化、遊離
ハロゲンの発生などに起因する。
【0009】(3)始動不良 始動不良は、発光管への不純ガスの混入、遊離ハロゲン
の発生、電極の変形、電極エミッター枯渇、始動素子ま
たは始動回路の不良などによって発生する。
【0010】(4)発光管の破裂およびリーク 発光管の破裂およびリークは、発光管の失透や封止部の
クラックなどによって発生する。
【0011】(5)光色劣化および色むら 光色劣化は、発光金属であるNa、Liなどの消耗によ
って発生する。
【0012】色むらは、封入物の発光管付着位置が不適
当であったり、アークの色分離発生が原因である。
【0013】以上の要因のうち、(2)〜(5)は設計
および製造を適切に行えば改善できるが、(1)は非常
に困難である。
【0014】(1)を改善した例として、特開昭48−
60484号公報には、ハロゲン化錫を封入するものが
開示されている。
【0015】確かに光束維持率は改善されるものの、発
光効率、始動性および電極寿命などが劣化しやすい。
【0016】したがって、有電極のメタルハライドラン
プにおいては、(2)〜(5)の要因の悪化がない形で
(1)の光束維持率を改善することができなかった。
【0017】これに対して、無電極のメタルハライドラ
ンプにおいては、放電容器に封装した電極がないため
に、放電容器の黒化は本質的に発生しないし、また封入
するハロゲン化物を適切に選択すれば、失透も少なくす
ることができるので、結果として高い光束維持率を容易
に得ることができるという特質を備えている。
【0018】それゆえ、無電極のメタルハライドランプ
においては、前記(2)〜(5)の要因に関連して下記
の事項によって寿命が制限される。
【0019】(2)アークの立ち消えおよび揺れ 遊離ハロゲンの発生に起因する。
【0020】(3)始動不良 不純ガスの混入、遊離ハロゲンの発生および始動回路の
不良などによって発生する。
【0021】(4)発光管の破裂およびリーク 封入物や放電容器の温度が適切でない場合、失透によっ
て発生する。
【0022】(5)光色劣化および色むら 発光金属であるNa、Liなどの消耗によって光色劣化
が発生する。
【0023】封入物の放電容器付着位置が不適当であっ
たり、アークの色分離発生によって発生する。
【0024】上記(2)および(3)において、遊離ハ
ロゲンの発生が原因となる理由は以下のとおりでる。
【0025】すなわち、発生した遊離ハロゲンは、概ね
500〜1000℃であるところのランプの動作温度下
において、完全に蒸発するため、その蒸気圧が高くな
る。蒸発したハロゲンガスとりわけヨウ素ガスは、電子
吸着性が高いために、絶縁破壊電圧を高めたり、グロー
放電からアーク放電への転移をしにくくしたり、アーク
を収縮させてアークの揺れを発生させたり、再点弧電圧
を上昇させてアークを立ち消えしやすくする。
【0026】また、ハロゲンは、始動時の室温において
も比較的高い蒸気圧を示し、始動を困難にする。
【0027】図8は、従来の無電極メタルハライド放電
ランプにおける点灯時間に対する遊離ハロゲンガス濃度
の関係を示すグラフである。
【0028】図において、横軸は点灯時間を、縦軸は相
対遊離ハロゲンガス濃度(%)を、それぞれ示す。
【0029】曲線AおよびBは、ともに異なる金属ハロ
ゲン化物を封入したランプで、いずれも点灯時間の増加
に伴って遊離ハロゲンガスの濃度が増加していることが
分かる。
【0030】(4)の要因は、封入物や放電容器の温度
管理をなるべく低くなるように適切に設計することで抑
制できる。
【0031】(5)の要因は、発光金属の消耗を見越し
て過剰に封入したり、放電容器の最冷部を適切に設計す
ることで回避できる。
【0032】一方、無電極放電ランプにおいては、プラ
ズマが放電容器に接近するので、放電容器と封入金属と
の反応および封入金属の放電容器壁の透過消失は加速さ
れる。
【0033】加えて、誘導結合形の無電極のメタルハラ
イドランプの場合、放電容器に接近して誘導コイルが配
設される関係で、誘導コイルによる強い電界が放電容器
および放電媒体に作用するために、封入金属が金属イオ
ンの形で吸引されるから、封入金属の透過消失は一層加
速される。
【0034】さらに、放電容器に水銀を本質的に封入し
ない場合には、以下の問題がある。第1に、水銀を封入
する場合においては、遊離ハロゲンが水銀に捕捉されて
HgIとなることにより、始動時の室温付近におけるハ
ロゲン特にヨウ素の蒸気圧を低下させる作用があるが、
水銀を封入していない場合には、このような作用を期待
することができないため、始動時のハロゲン蒸気圧が高
くなり、始動を困難にする。
【0035】第2に、放電容器内に水銀が本質的に存在
しないために、点灯時の放電容器内の圧力は、有電極の
メタルハライドランプのように水銀を封入するものに比
較して、はるかに小さい。このため、平均自由行程が大
きくなり、プラズマ中でハロゲン化金属から解離した金
属原子が放電容器壁に到達する確率が増大するから、放
電容器との反応および透過消失が加速される。
【0036】以上の問題の相乗効果によって、無電極の
メタルハライドランプは、有電極のメタルハライドラン
プに比較して、遊離ハロゲンの発生速度が大きくなるの
で、無電極のメタルハライドランプにおいては、遊離ハ
ロゲンが寿命制限要素の最も大きな要素である。
【0037】本発明は、遊離ハロゲンを抑制して、放電
のアーク揺れやアークの立ち消えが発生しにくく、始動
性が低下しない無電極メタルハライド放電ランプ用とし
て好適な放電容器、これを用いた無電極メタルハライド
放電ランプ、無電極メタルハライド放電ランプ点灯装置
および照明装置を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の放電容
器は、耐火性にして放射透過性の気密容器と;気密容器
内に封入されたハロゲンと;ハロゲンと金属ハロゲン化
物を生成する金属および金属ハロゲン化物1モルに対し
て0.0005モル以上のハロゲンに対して過剰な金属
であって、発光金属および遊離ハロゲンと容易に反応し
て金属ハロゲン化物を生成するが気密容器とは反応しに
くいハロゲンゲッター性金属を含み、気密容器内に封入
された金属と;気密容器内に封入された緩衝ガスと;を
具備し、本質的に水銀が封入されていないことを特徴と
している。
【0039】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0040】まず、気密容器について説明する。
【0041】気密容器が耐火性であるとは、放電容器の
通常の作動温度に耐え得る範囲であればよい。
【0042】放射透過性であるとは、放電によって発生
した放射を外部に導出することができればよい。気密容
器のほぼ全体が放射を導出できる必要はなく、所望の部
分から放射を導出できればよい。
【0043】耐火性と放射透過性とを備えている材料と
しては、石英ガラス、透光性アルミナ、YAGなどの透
光性セラミックスやこれらの単結晶などを用いることが
できる。石英ガラスとしては溶融石英および合成石英を
用いることができる。
【0044】気密容器の形状は、電気エネルギー供給手
段によって異なる。
【0045】電気エネルギー供給手段として誘導コイル
が用いられる場合は、誘導コイルがトランスの1次コイ
ルとなり、誘導コイルが発生して気密容器内を貫通する
磁束の回りにリング状の放電アークが形成され、この放
電アークが単巻の2次コイルとして作用する関係で、気
密容器はほぼ楕円球形、またはほぼ球形であるのが一般
的である。なお、ここでほぼ楕円球形とは、楕円球形を
含み、さらに楕円球形に類似する形状を含むという意味
である。同様にほぼ球形とは、球形およびこれに類似す
る形状である。
【0046】これに対して、容量結合の場合には、ほぼ
平行に配設された一対の電極間に放電容器の封入物が誘
電体として介在するから、気密容器は偏平な形状にする
のが一般的である。
【0047】さらに、気密容器には所望により、始動用
の気密な細管すなわち始動用細管を一体に形成おくこと
ができる。この始動用細管の内部には始動用のガスを相
対的に低い圧力で封入しておくものとする。そして、始
動時には、始動用細管に対して始動電圧を印加して、ま
ず始動用ガスを絶縁破壊をさせてプラズマ放電させ、こ
れにより次に気密容器内の緩衝ガスに高電圧を印加させ
て、これを絶縁破壊させてプラズマ放電を発生させるこ
とにより、始動することができる。
【0048】また、始動用細管を利用して放電容器を所
定の位置に支持することができる。
【0049】さらにまた、放電容器を始動用細管を利用
して、これらを包囲する外囲器内に吊持させることもで
きる。この場合、外囲器は放電容器を機械的に保護する
ことができる。
【0050】次に、ハロゲンについて説明する。
【0051】ハロゲンは、ヨウ素、臭素、塩素およびフ
ッ素のいずれか1種または複数種が許容される。
【0052】金属について説明する。
【0053】気密容器に封入される金属は、発光金属お
よびハロゲンゲッター性金属を含むとともに、ハロゲン
と金属ハロゲン化物を生成する金属およびハロゲンに対
して過剰な金属からなる。
【0054】ハロゲンゲッター性金属とハロゲンに対し
て過剰な金属とは、同一であってもよいし、異なってい
てもよい。すなわち、ハロゲンゲッター性金属が金属ハ
ロゲン化物を構成していて、発光金属の一部がハロゲン
に対して過剰な金属であってもよい。なぜなら、後者の
場合でも点灯中ハロゲンゲッター性金属のハロゲン化物
は、遊離ハロゲンをゲットしてさらに多価のハロゲン化
物になるか、解離してハロゲンゲッター性金属となり、
遊離ハロゲンをゲットするように作用することができる
からである。
【0055】発光金属は、所望の放射およびそのアーク
効率に応じてメタルハライド放電ランプの発光金属とし
て既知の全ての金属の中から任意所望に単体または複数
組み合わせて選択して用いることができる。たとえば、
Na、Sc、Nd、Tl、In、Dy、Csなどを用い
ることができる。
【0056】発光金属のハロゲン化物の組み合わせとし
ては、ScI3−NaI、NaI−TlI−InI、D
yI3−NdI3−CsI、NdI3−NaIなどが有用
である。また、その封入量としては、たとえば気密容器
の内容積1cc当たり各ハロゲン化物を0.2〜5mg
程度が推奨される。
【0057】ハロゲンゲッター性金属は、遊離ハロゲン
と容易に反応して金属ハロゲン化物を生成するが、気密
容器とは反応しにくい金属でなければならない。
【0058】ハロゲンゲッター性金属としては、実際的
には元素周期律表の3B、4B、5Bおよび6B族の金
属または半導体から適切なものを得ることが可能であ
る。したがって、本発明において、ハロゲンゲッター性
金属の金属とは、上記のうちの金属および半導体をいう
ものとする。
【0059】これに対して、Sc、Na、DyおよびN
dなどは一応ハロゲンゲッター性を備えているが、これ
らの金属は気密容器の石英と激しく反応するなどの理由
により、不可である。
【0060】本発明において、過剰な金属が金属ハロゲ
ン化物1モルに対して0.0005モル以上の量である
理由は、上記の量封入されていれば、点灯中ハロゲンゲ
ッター性金属が単体で過剰になるか、または金属ハロゲ
ン化物であっても、さらに多価の金属ハロゲン化物にな
って、所要の長期間にわたって遊離ハロゲンをゲットし
て遊離ハロゲンの生成を抑制することができるからであ
る。ハロゲンゲッター性金属のハロゲン化物が、さらに
多価の金属ハロゲン化物になるとは、たとえばSnI2
がSnI4になり、InIがInI3になることなどをい
う。
【0061】なお、ハロゲンゲッター性金属と発光金属
とが同一金属であってもよい。
【0062】ハロゲンゲッター性金属をあまり多く封入
すると、効率が低下したり、特定の封入金属の発光を抑
制するために、演色性劣化や黒体放射に対する色偏差が
大きくなるので、注意する必要がある。
【0063】緩衝ガスについて説明する。
【0064】緩衝ガスとしては、Xe、Ar、Krなど
の希ガスを用いる。ただし、気密容器が石英ガラスから
構成されている場合には、Neは透過しやすいので、緩
衝ガスとして不適当である。
【0065】緩衝ガスの許容される封入圧力は5〜80
KPaである。
【0066】さらに、水銀について説明する。
【0067】本発明において、本質的にHgが封入され
ていないとは、以下のとおりである。Hgが放電容器内
に存在するにしても、放電容器の内容積1cc当たり一
般的には1mg未満であることをいう。また、好ましく
は0.3mg未満、さらに好ましくは0.2mg未満で
ある。すなわち、無電極メタルハライド放電ランプにお
いては、緩衝ガスとしてのHg蒸気は本質的に不要であ
る。
【0068】最後に、作用について説明する。
【0069】放電容器を用いて無電極メタルハライドラ
ンプを構成して、これを点灯中ハロゲンゲッター性金属
は解離状態または少価の金属ハロゲン化物の形で存在す
るが、遊離ハロゲンが発生すると、ハロゲンゲッター性
金属またはその金属ハロゲン化物は、ハロゲンガスを速
やかにゲットして金属ハロゲン化物またはより多価の金
属ハロゲン化物になる。
【0070】その結果、点灯中の遊離ハロゲン発生を抑
制するので、ランプ電圧の上昇を少なくするので、アー
クの立ち消えおよびアークの揺れを低減することができ
る。
【0071】さらに、遊離ハロゲンの抑制により、始動
不良を低減することができる。
【0072】以上により、放電容器および無電極メタル
ハライド放電ランプは長寿命になる。
【0073】請求項2の発明の放電容器は、請求項1記
載の放電容器において、ハロゲンゲッター性金属は、元
素周期律表の3B、4B、5Bおよび6B族からなるグ
ループの中から選択された1種または複数種の金属であ
ることを特徴としている。
【0074】本発明は、ハロゲンゲッター性金属を元素
周期律表の族によりグルーピングして規定したものであ
る。
【0075】請求項3の発明の放電容器は、請求項1ま
たは2記載の放電容器において、ハロゲンゲッター性金
属は、発光金属のハロゲン化物1モル当たり0.58モ
ル以下であることを特徴としている。
【0076】本発明は、ハロゲンゲッター性金属の一般
的な封入量の最大値を規定したものである。
【0077】この最大値は、具体的な金属に応じて上記
の範囲内でさらに異なるから、個々の金属ごとにそれぞ
れさらに選択すればよい。
【0078】請求項4の発明の放電容器は、請求項1な
いし3のいずれか一記載の放電容器において、ハロゲン
ゲッター性金属は、発光金属のハロゲン化物1モル当た
り0.1モル以下であることを特徴としている。
【0079】本発明は、種々のハロゲンゲッター性金属
について好ましい封入量の最大値を規定したものであ
る。
【0080】請求項5の発明の放電容器は、請求項1な
いし4のいずれか一記載の放電容器において、ハロゲン
ゲッター性金属は、Tl、In、Ga、Al、Pb、S
n、Ge、Bi、SbおよびTeからなるグループの中
から選択された1種または複数種であることを特徴とし
ている。
【0081】本発明は、ハロゲンゲッター性金属として
好適な金属を具体的に特定したものである。なお、T
l、Inは発光金属の一部または全部としても用いるこ
とができる。このような場合においても、過剰な金属と
して所定量を封入する。
【0082】請求項6の発明の放電容器は、請求項1な
いし5のいずれか一記載の放電容器において、ハロゲン
ゲッター性金属は、発光金属のハロゲン化物1モルに対
して0.22モル以下のBiであることを特徴としてい
る。
【0083】本発明は、ハロゲンゲッター性金属として
Biを封入する場合の最大値を規定するものである。
【0084】請求項7の発明の放電容器は、請求項1な
いし5のいずれか一記載の放電容器において、ハロゲン
ゲッター性金属は、発光金属のハロゲン化物1モルに対
して0.49モル以下のSbであることを特徴としてい
る。
【0085】本発明は、元素周期律表の5B族に属する
Sbのハロゲンゲッターとして作用させる最大値を規定
するものである。
【0086】請求項8の発明の無電極メタルハライド放
電ランプは、請求項1ないし7のいずれか一記載の放電
容器と;電気エネルギーを放電容器内の封入物に供給し
て、発光アークを発生させる電気エネルギー供給手段
と;を具備していることを特徴としている。
【0087】電気エネルギー供給手段は、容量結合形お
よび誘導結合形のいずれでもよい。
【0088】また、請求項1において述べたように、放
電容器の形状は、電気エネルギー供給手段の形式に応じ
て最適な形状にすればよい。
【0089】請求項9の発明の無電極メタルハライド放
電ランプは、請求項8記載の無電極メタルハライド放電
ランプにおいて、電気エネルギー供給手段は、無線周波
の電気エネルギーを供給する誘導コイルであることを特
徴としている。
【0090】本発明は、誘導結合形の電気エネルギー供
給手段を用いる場合の最適な周波数帯域を規定してい
る。ここで、無線周波とは、0.1〜300MHzの範
囲をいう。
【0091】請求項10の発明の無電極メタルハライド
放電ランプ点灯装置は、請求項8または9記載のメタル
ハライド放電ランプと;電気エネルギー供給手段に電気
エネルギーを出力する電源装置と;を具備していること
を特徴としている。
【0092】本発明は、無電極メタルハライド放電ラン
プと電源装置とを備えて点灯装置を構成している。
【0093】請求項11の発明の照明装置は、照明装置
本体と;照明装置本体に配設された請求項8または9記
載の無電極メタルハライド放電ランプと;を具備してい
ることを特徴としている。
【0094】本発明は、各種照明器具、各種紫外線照射
装置など無電極メタルハライド放電ランプを放射源とし
て、その放射を所定の目的のために用いるあらゆる用途
に適合するものである。
【0095】各種照明器具については、屋内用としてた
とえば天井用照明器具、壁面用照明器具など、また屋外
用として道路照明器具、トンネル照明器具、景観照明器
具特に橋梁照明、ビルディング照明用などメンテナンス
が困難な箇所に設置される照明器具などに適用すること
ができる。
【0096】各種紫外線照射装置については、紫外線硬
化装置、紫外線露光装置、紫外線殺菌装置、紫外線アッ
シング装置などに適用することができる。
【0097】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0098】図1は、本発明の放電容器および無電極メ
タルハライド放電ランプの第1の実施形態を示す断面図
である。
【0099】図において、1は無電極メタルハライド放
電ランプである。
【0100】無電極メタルハライド放電ランプ1は、放
電容器1aおよび電気エネルギー供給手段1bからな
る。
【0101】放電容器1aは、溶融石英ガラスからな
り、直径約30mmのほぼ楕円球状をなす気密容器1a
1および気密容器1a1の上面中央部に一体に形成され
た始動用細管1a2を備えている。
【0102】気密容器1a1内には、ハロゲン、金属お
よび緩衝ガスからなる放電媒体が封入されている。
【0103】金属は、ハロゲンと金属ハロゲン化物を生
成する化学的等量の金属および過剰な金属からなる。ま
た、これらの金属は、その目的から分類すると、発光金
属およびハロゲンゲッター性金属を含んでいる。
【0104】本実施形態においては、発光金属を金属ハ
ロゲン化物として封入し、ハロゲンゲッター性金属を金
属単体で封入した。発光金属としては、ScI3−Na
Iを用いた。
【0105】ハロゲンゲッター性金属および発光金属の
ハロゲン化物1モルに対する封入量を表1に示す。
【0106】
【表1】 No. ハロケ゛ンケ゛ッター性金属 封入量(モル) 1 In 0.14 2 Sn 0.6 3 Pb 0.043 4 Ge 0.12 5 Sb 0.12 6 Bi 0.12 緩衝ガスは、Xeを26.7KPa封入した。
【0107】始動用細管1a2は、内部にArを2.7
KPa(20torr)を封入した。
【0108】電気エネルギー供給手段1bは、平板状の
金属板を2ターン巻回してなる誘導コイルからなり、放
射をなるべく遮断しないように板面を放射方向と平行に
揃えている。したがって、本実施形態の電気エネルギー
供給手段1bは誘導コイルである。
【0109】図において、2は放電アークを概念的に示
しており、誘導コイルからなる電気エネルギー供給手段
1bと同心のリング状に形成される。
【0110】以上の放電容器1aに300Wを入力して
1000時間点灯後に行った試験結果ついて以下説明す
る。
【0111】実施例1においては、遊離ヨウ素の発生は
見られず、気密容器1a1の失透もなかった。発光効率
はInを封入しない場合の45%であった。これは添加
したInが青色の発光をするために効率が低下したもの
と考えられる。しかし、Inが特定発光金属の発光を抑
制する現象は小さかった。
【0112】図2は、Inの添加量に対する発光効率の
関係を示すグラフである。
【0113】図において、横軸は金属ハロゲン化物1モ
ルに対する過剰Inのモル数を、縦軸は相対発光効率
(%)を、それぞれ示す。
【0114】この種のランプの実用最低限の発光効率
は、60%程度であるので、図からInの添加量は金属
ハロゲン化物1モルに対して0.1モル以下が適当であ
る。
【0115】実施例2においては、遊離ヨウ素の発生は
見られず、失透もなかった。発光効率はSnを添加しな
い場合の92%であったが、Scの発光が弱まり、橙色
の発光になり、平均演色評価数Raは、添加しない場合
の平均演色評価数Raを100%としたときの58%に
低下した。
【0116】図3は、Snの添加量に対する平均演色評
価数Raの関係を示すグラフである。
【0117】図において、横軸は金属ハロゲン化物1モ
ルに対する過剰Snのモル数を、縦軸は相対Ra変化
(%)を、それぞれ示す。
【0118】図からSnを添加しないときの平均演色評
価数Raを100%とした場合に、その60%以上を確
保するためには、Snの添加を0.58モル以下にすれ
ばよい。
【0119】実施例3および4のPb、Geにおいて
も、実施例2と同様に橙色の発光になり、平均演色評価
数Raが低下した。そして、Snと同様な理由により、
添加量を0.58モル以下にすれば、良好な平均演色評
価数Raが得られる。
【0120】実施例2〜4の各実施例においては、発光
効率の低下は少ないので、これらの金属については、主
として平均演色評価数Raの観点から添加量を決定する
ことができる。
【0121】実施例5においては、遊離ヨウ素の発生は
見られず、失透もなかった。発光効率はBiを封入しな
い場合の76%であった。平均演色評価数Raの低下は
小さかった。
【0122】実施例6においては、実施例5と同様であ
るが、発光効率はSbを添加しない場合の89%であっ
た。
【0123】図4は、Bi、Sbの添加量に対する発光
効率の関係を示すグラフである。
【0124】図において、横軸は金属ハロゲン化物1モ
ルに対する過剰Bi、Sbのモル数を、縦軸は相対発光
効率(%)を、それぞれ示す。
【0125】各曲線にはそれぞれの該当する元素記号を
付してある。
【0126】図から実用的な添加量は、Biが0.22
モル以下、Sbが0.49モル以下である。
【0127】図5は、本発明の無電極メタルハライド放
電ランプ点灯装置における電源の一例を示す回路図であ
る。
【0128】3は直流電源、4はインバータ装置、5は
点灯回路である。
【0129】直流電源3は、交流電源を整流して得る
か、電池などから得ることができる。
【0130】インバータ装置4は、直流電源3を入力端
に接続し、無線周波出力端に点灯回路5を接続してい
る。
【0131】インバータ装置4の回路構成としては、た
とえば一対のスイッチング手段4a、4bを直列接続し
てなるハーフブリッジ形のインバータ回路を用いてお
り、各スイッチング手段4a、4bをドライブ回路4c
によって交互にオン、オフさせて、出力端に13.56
MHzの無線周波を出力する。
【0132】なお、スイッチング手段4a、4bには無
線周波領域においても優れたスイッチング特性を示す電
界効果トランジスタを用いている。また、出力端に直列
接続されたコンデンサ4dはインバータ装置側のインピ
ーダンス整合用である。
【0133】点灯回路5は、点灯主回路5aおよび始動
回路5bから構成されている。
【0134】点灯主回路5aは、入力端間に並列接続さ
れたインピーダンス整合用のコンデンサ5a1およびこ
れと並列に接続された誘導コイルからなる電気エネルギ
ー供給手段1bから構成されている。 始動回路5b
は、点灯主回路5aと並列接続されており、コンデンサ
5b1、並列共振回路5b2およびスイッチ5b3の直
列回路から構成されている。
【0135】並列共振回路5b2は、インダクタL、コ
ンデンサCおよび抵抗器Rを並列接続して構成されてお
り、並列共振回路5b2の共振電圧を放電容器1aに一
体に形成された始動用細管1a2に印加する。なお、抵
抗器Rは、並列共振回路5b2のQを制御して始動電圧
を所望値に調整する。
【0136】そうして、放電容器1aおよび電気エネル
ギー供給手段1bからなる無電極メタルハライド放電ラ
ンプ1を点灯するには、最初に始動回路5bのスイッチ
5b3を閉成する。すると、並列共振回路5b2が並列
共振を起こすので、その両端に高電圧が発生する。この
高電圧は始動用細管1a2に装着された外部電極1a3
に印加される。
【0137】外部電極1a3から印加された高電圧によ
り、始動用細管1a2内の希ガスが絶縁破壊されて、ま
ず、プラズマ放電を開始する。始動用細管1a2内のガ
スがプラズマ放電すると、始動用細管と電気エネルギー
供給手段1bとの間に位置する放電容器に高電圧が印加
されて放電容器内の放電媒体が絶縁破壊されてプラズマ
放電を開始する。この状態で誘導コイル1bには無線周
波の電流が流れて磁束が発生する。この磁束は放電容器
内のプラズマを貫通するので、磁束の回りにプラズマ中
を2次電流が流れる。これにより、アーク放電が磁束を
取り巻いてリング状に発生し、アーク放電から発光金属
の特性スペクトルの放射が行われる。
【0138】そして、放電容器1aから取り出した放射
を所望により、制光して照明に利用することができる。
【0139】図6は、本発明の照明装置の一実施形態を
示す道路用照明器具を示す一部切欠側面図である。
【0140】図において、6はポール、7は照明装置本
体である。
【0141】ポール6は基端が道路面から起立してい
る。
【0142】照明装置本体は、ポール6の先端に装着さ
れている。
【0143】図7は、本発明の照明装置の一実施形態で
ある道路用照明器具における照明装置本体を示す概念図
である。
【0144】図において、図1および図6と同一部分に
ついては同一符号を付して説明は省略する。
【0145】7aはハウジング、7bは透光性下面カバ
ー、7cは反射板、7dは第1の箱体、7eは第2の箱
体である。
【0146】第1の箱体7dは、図1におけるインピー
ダンス整合用のコンデンサ5a1を収納するとともに、
誘導コイル1bをその端子1b1を支持することによっ
て支持している。
【0147】第2の箱体7eは、図1における始動用回
路を収納するとともに、細管1a2を支持することによ
って、放電容器1を支持している。
【0148】したがって、以上の説明から理解できるよ
うに、図5におけるインバータ装置4は、照明装置本体
7からは離間した場所たとえばポール6の下端部内に収
納されるか、または別置きの電源ボックス(図示しな
い。)内に収納される。
【0149】
【発明の効果】請求項1ないし7の各発明によれば、金
属ハロゲン化物を生成する金属の他に過剰な金属を金属
ハロゲン化物1モルに対して0.0005モル以上封入
し、封入金属には発光金属の他にハロゲンゲッター性金
属を含んでいることにより、遊離ハロゲンが発生する
と、速やかに遊離ハロゲンをゲットするので、放電のア
ーク揺れやアークの立ち消えが発生しにくいとともに、
始動性が低下しにくい無電極メタルハライド放電ランプ
用として好適な放電容器を提供することができる。
【0150】請求項2の発明によれば、加えて元素周期
律表3B、4B、5bおよび、6B族からハロゲンゲッ
ター性金属を選択することにより、遊離ハロゲン発生に
伴う問題を低減するのに効果的な放電容器を提供するこ
とができる。
【0151】請求項3の発明によれば、加えてハロゲン
ゲッター性金属の封入量を発光金属のハロゲン化物1モ
ルに対して0.58モル以下に規定したことにより、一
般的な効果を有する放電容器を提供することができる。
【0152】請求項4の発明によれば、加えてハロゲン
ゲッター性金属の封入量を発光金属のハロゲン化物1モ
ルに対して0.1モル以下に規定したことにより、好ま
しい効果を有する放電容器を提供することができる。
【0153】請求項5の発明によれば、加えてハロゲン
ゲッター性金属を具体的に規定したことにより、効果的
な放電容器を提供することができる。
【0154】請求項6の発明によれば、加えてハロゲン
ゲッター性金属としてBiを効果的な量封入した放電容
器を提供することができる。
【0155】請求項7の発明によれば、加えてハロゲン
ゲッター性金属としてSbを効果的な量封入した放電容
器を提供することができる。
【0156】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
7の効果を有する無電極メタルハライド放電ランプを提
供することができる。
【0157】請求項9の発明によれば、加えて電気エネ
ルギー供給手段が無線周波の電気エネルギーを供給する
誘導コイルである無電極メタルハライド放電ランプを提
供することができる。
【0158】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し7の効果を有する無電極メタルハライド放電ランプ点
灯装置を提供することができる。
【0159】請求項11の発明によれば、請求項1ない
し7の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電容器および無電極メタルハライド
放電ランプの第1の実施形態を示す断面図
【図2】Inの添加量に対する発光効率の関係を示すグ
ラフ
【図3】Snの添加量に対する平均演色評価数Raの関
係を示すグラフ
【図4】Sb、Biの添加量に対する発光効率の関係を
示すグラフ
【図5】本発明の無電極メタルハライド放電ランプ点灯
装置における電源の一例を示す回路図
【図6】本発明の照明装置の一実施形態を示す道路用照
明器具を示す一無切欠側面図
【図7】本発明の照明装置の一実施形態を示す道路用照
明器具における照明装置本体を示す概念図
【図8】従来の無電極メタルハライド放電ランプにおけ
る点灯時間に対する遊離ハロゲンガス濃度の関係を示す
グラフ
【符号の説明】
1…無電極メタルハライド放電ランプ 1a…放電容器 1a…気密容器 1a2…始動用細管 1a3…外部電極 1b…電気エネルギー供給手段 2…放電アーク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐火性にして放射透過性の気密容器と;気
    密容器内に封入されたハロゲンと;ハロゲンと金属ハロ
    ゲン化物を生成する金属および金属ハロゲン化物1モル
    に対して0.0005モル以上のハロゲンに対して過剰
    な金属であって、発光金属および遊離ハロゲンと容易に
    反応して金属ハロゲン化物を生成するが気密容器とは反
    応しにくいハロゲンゲッター性金属を含み、気密容器内
    に封入された金属と;気密容器内に封入された緩衝ガス
    と;を具備し、本質的に水銀が封入されていないことを
    特徴とする放電容器。
  2. 【請求項2】ハロゲンゲッター性金属は、元素周期律表
    の3B、4B、5Bおよび6B族からなるグループの中
    から選択された1種または複数種の金属であることを特
    徴とする請求項1記載の放電容器。
  3. 【請求項3】ハロゲンゲッター性金属は、発光金属のハ
    ロゲン化物1モル当たり0.58モル以下であることを
    特徴とする請求項1または2記載の放電容器。
  4. 【請求項4】ハロゲンゲッター性金属は、発光金属のハ
    ロゲン化物1モルに対して0.1モル以下であることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の放電容
    器。
  5. 【請求項5】ハロゲンゲッター性金属は、Tl、In、
    Ga、Al、Pb、Sn、Ge、Bi、SbおよびTe
    からなるグループの中から選択された1種または複数種
    であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一
    記載の放電容器。
  6. 【請求項6】ハロゲンゲッター性金属は、発光金属のハ
    ロゲン化物1モルに対して0.22モル以下のBiであ
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載
    の放電容器。
  7. 【請求項7】ハロゲンゲッター性金属は、発光金属のハ
    ロゲン化物1モルに対して0.49モル以下のSbであ
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載
    の放電容器。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれか一記載の放電
    容器と;電気エネルギーを放電容器内の封入物に供給し
    て、発光アークを発生させる電気エネルギー供給手段
    と;を具備していることを特徴とする無電極メタルハラ
    イド放電ランプ。
  9. 【請求項9】電気エネルギー供給手段は、無線周波の電
    気エネルギーを供給する誘導コイルであることを特徴と
    する請求項8記載の無電極メタルハライド放電ランプ。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載のメタルハライド
    放電ランプと;電気エネルギー供給手段に電気エネルギ
    ーを出力する電源装置と;を具備していることを特徴と
    する無電極メタルハライド放電ランプ点灯装置。
  11. 【請求項11】照明装置本体と;照明装置本体に配設さ
    れた請求項8または9記載の無電極メタルハライド放電
    ランプと;を具備していることを特徴とする照明装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100348610B1 (ko) * 2000-01-19 2002-08-13 엘지전자주식회사 금속 할로겐 무전극 램프
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JP2009517851A (ja) * 2005-11-30 2009-04-30 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 無水銀ハロゲン化金属放電ランプ
US7777418B2 (en) * 2008-04-08 2010-08-17 General Electric Company Ceramic metal halide lamp incorporating a metallic halide getter
JP2013206780A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Ushio Inc 高圧放電ランプ
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CN111554562A (zh) * 2015-12-11 2020-08-18 李昆达 无电极灯

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